女3主「それはともかく、さっさと行って来る」
1主「それはいいけどさ、俺らに頼らずに自分からも探せよ」
2主「そういや仲間の賢者や盗賊は結構男前だしな。手近にいるじゃないか」
女3主「幾ら男前でも元遊び人はいつ浮気されるか分からないし、あびらーが亭主ってのも嫌よ」
1主「我侭だな」
女3主「ロトの血なんだから相手は選ばないと貴方達にも響いてくるからね」
2主「3主は偉いな。俺らの事まで考えてくれてるなんて」
1主「単に安い男が嫌なだけだと思うが」
女3主「いいから行って来なさい。見つけるまで帰ってきちゃダメだからね」
1主「へいへい」
2主「何とか探してくるよ」
1主「連れてきたぞ」
女3主「おっ、お帰り〜」
竜王「勇者よ。貢ぎ物とはこの娘の事か?」
女3主「って何でラスボス連れてくるのよ!」
1主「いや、こいつ結果的に嫁候補に逃げられた訳だし、丁度いいかなって」
女3主「あんた竜王の血をひく事になってもいい訳?」
竜王「勇者よ、我に貢ぐ心意義や良しだが、この娘はワシの好みでは無い。残念だが…」
1主「でも処女だぞ」
竜王「フッ、娘よ、我の妃になる事を心から喜ぶがいい」
女3主「あんたら…」
1主「不満そうだな」
女3主「当たり前でしょ!」
1主「竜王を過去の世界に送れば俺も旅立たずに済むし、と言う事は地雷も踏まないから万々歳なんだが」
女3主「アンタの都合だけで連れてくるな!」
1主「仕方ない。竜王、帰るぞ」
竜王「帰るのは構わんが、その前にこの娘を一晩遣せ」
女3主「ギガデインされたくなかったらさっさと帰りなさい」
竜王「フッ、まあ今日の所はこのくらいで勘弁しておいてやろう」
女3主「私は吉本じゃないからズッコケたりしないわよ」