【8】ドラクエの名作はどっち?【5】

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125名前が無い@ただの名無しのようだ
7は全体としては意外とまとまってると思う。
ただ、何もかもが詰め込みすぎで一周目からすべて理解しきるのは難しいってのが問題。

戦闘の難易度は高いし、転職プランは職歴も絡んでよく練らなきゃならないし、
短編はそれぞれ良く出来てて現代にも繋がっていて凝った出来になっているけど
そのほとんど単発設定で延々と続くもんだから感覚が段々マヒしてくるし、
長期的にも現代イベントがちょこちょこ挟まれていてそっちにも着いていかなきゃならないし、
そのくせこんな密度を維持したままとんでもないほどの長さを持っているし…

それ以外にアイディア的にも必要以上に密度が高くて、開始数時間延々と平和を見せつけたり、
ヒロインの性格が特殊だったり、DQでは他に類をみないようなキャラ離脱があったり、
移民やパーク・図鑑・モンスター職なんかのやりこみ要素が大量にあったり、
エンディングではこれほどの冒険をした主人公が普通の一般人に戻る事を謳歌していたり…

もうね、そんなに一気に消化できるわけねーっての。
それで途中からはオーバーフロー状態になって考える事をやめ、ただ先へ進む事しか
頭になくなった人も少なくないんではないかと思う。
どんなに美味しい料理でも満腹で食べちゃ美味しくない。

かなり前からよく「7は一気に進めずゆっくり進めるほうがいい」とか言われてるのは、
進めてない間にも内容の消化が適度に進むから、っていうのもあるんじゃないかと思う。
単発設定のエピソード一つとっても、余韻に浸る間もなく連続でこなし続けるのと、
間を置いてそれぞれじっくり楽しむのとでは、受け止め方に大きな違いがあるはず。

「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉がぴったりくる作品、それが7。
俺は小分けに消化していく事さえできれば、十分人に勧めるにも足りる内容だと思うけどね。