3主「俺たちが住む世界の扉について話したい」
5主「今更何を語る事がある?」
3主「時代は進化している、なのに扉の開けかたはいつまで経っても変わらない」
5主「次は回転ドアをとでも言うつもりか?」
3主「惜しいが違う、自動ドアの方だ、特に道具屋あたりに設置すれば便利だと思わないか?」
5主「なるほどな、道具を買いすぎて両手が塞がっている時には使えるかもしれん」
3主「とりあえず、7主のからくり技術を使って作った場合を想定してみた」
1主「これとこれを貰おうか」
7主「ありがとうございます、30Gになります」
1主「少し多く買いすぎて両手が塞がっちまった・・・ってドアが開かない」
7主「お客様、どうかいたしましたか?」
1主「センサーでもイかれたんじゃないか?開かないんだが」
7主「あ、申し訳ありません、すぐに動くよう用意致しますので、しばらくの間お待ちください」
1主「頼んだ」
がーっばたん!がーっばたん!
1主「お、動き出したって・・・うおおお!凄い速度で開いたり閉じたりしている!」
7主「大変お待たせいたしました」
1主「すまん、残像が見えるぐらい開閉早すぎて通れないんだが」
7主「しまった、つい癖でぜんまい最後まで巻いちゃった」
5主「ってそれ自動じゃないだろ!」
3主「お前がそう突っ込む事まで含めて想定の範囲内だ」