【幸薄き】ビアンカお嬢さんのその後【美女】

１２月３日（＊曜日）
リュカとフローラさんが結婚。結婚式に招待される。
フローラさんは綺麗だった。リュカもなかなかカッコよかったかな。
結婚式終了後、邪魔してもなんなので、サラボナの町で買い物をして帰宅。
今日はベロゴンの肉が安かった。野菜は自家栽培しているので、それを少し使う。
夕食をお父さんと一緒に食べた。お父さんはわたしの顔を見ては、心配そうな顔をしていた。
多分、わたしの顔が寂しそうに写ったからだろう。心配かけてごめんなさい、お父さん。わたしは大丈夫よ。
リュカのことは大好きだったけど、仕方がないことだもんね。でも、やっぱりちょっと寂しいな。
その後はすぐにお父さんが横になった。わたしは洗い物をしながら時間を潰した。
リュカ……もう泣かないよ。わたし、もう……結婚できないかもしれないけど、たまにはここに来てね。待ってるから。
明日はお母さんにも報告することにするわ。今日はもう寝ます。おやすみ、リュカ。

ここはＤＱＶ主人公とフローラが結婚した場合のビアンカのその後について語るスレです。
それにしてもビアンカを選ばなかったら後味悪いですね。

>>1
最後の一行さえなければ名スレになったかもしれないが……。

ここは第二のビアフロ論争スレでも、女の幸せは結婚か否か議論スレでもありません。フローラ派が集うスレでもありません。
リュカたんにフラれちゃったビアンカたんに萌えるスレです。

と一応書いておく。

>>2
すいません。その通りです。萌えるスレですので、あしからず。

確かに後味は悪い。
かといって、他の男と結ばれるのも嫌だ…

結婚しない＝幸薄いなのか；
ついでに>>1に禿同
結婚しなくても明るいビアンカが好きなのに。僻みスレっぽいぞ。

とりあえず>>1、その日記の続き書いてくれ。
主人公が子供つれて訪れるまで１０数年あるから
その間の日記見たい。

試合終了後、ライタイの天井の上から突然
ガーゴイルのようなモノが襲来、「ギシャアアアッッ」
バキ「なんだこいつら！？」寂「ついに来たか・・・魔界からの軍隊が！」
バキ「範！あぶないッ！」ズギャアアアアアアン
勇次郎がガーゴイルの爪に刺されているバキ「親父ィィイイイイイイイッ」
勇次郎、刺されつつもガーゴイルの首を折る
勇次郎「ヘッ、ざまあねぇ　後は頼んだぜ」
範、バキ「おとうさあああああああああああああん！！」
烈「二人とも悲しんでいる暇はない！さあ、勇次郎の血に触れろ！」
すると二人の背中に鬼のカオが
烈「魔界に行けるのは範馬の血を引くものだけ、さあ行け！」
ジャック「オレモワスレテモラッチャアコマルゼ」
三人「うおおおお！なんだこの体のそこからみなぎってくるパワーは！」

渋川「地上のコトは」　花山「俺たちに」　独歩・克己「まかせておけ！」
最大トーナメント出場者、そしてそれぞれの海王達が範馬一族を見送る
バキ「行ってくるぜ！」　３人、空を飛び暗雲の中へ

バキ、誰かと戦っているシーン　苦戦している
バキ「ヘッ・・俺を誰だと思ってるんだ　俺は」

グラップラー刃牙だぜ！

長い間ご声援ありがとうございました！板垣先生の次回作にご期待ください！

巻末：アリガトオオオオオオオオオオッ

・・・誤爆、なのか？

アンカー間違えたorz
>>1じゃなくて>>2だ

>>6
とりあいず基本は雑談予想スレにしたいんですけど、暇があったら日記更新します。

とりあえず一生独身＆未体験きぼん

「なあおっ母、うちにはおっ父がおらんと？」
「なっ、何言うとるね」娘の突然吐いた言葉に、ビアンカは血が引いていくのを自分でも感じた。
「だって、隣のマルクがバカにするとよ。『父無し子』ってバカにするとよぅ。」
「気にせんといたらいいね、そんなの」
「なぁおっ母、『あばずれ』って何ね？」
ビアンカは芋をむいていた包丁を危うく落としてしまいそうになった。
「なっ、何言っとう！？」
「おっ母は『あばずれ』じゃなかとよね？」
「そげんこつあるけ！人前でそんな言葉吐いたらあかん！」
「だって、今日学校で、男の子にいじめられたとよ。『お前の母ちゃんは＜あばずれ＞じゃって」
娘は今にもくしゃくしゃになりそうな表情を耐えながら、うっすら濡れた大きな眼を一生懸命見開いている。
ビアンカは彼女に投げつけられたその割れそうに見開かれた瞳を直視できずに、
視線を思わず娘の足元に逸らしてしまう。
「なぁおっ母、うちには何でおっ父がおらんね？」
「おっ父がおらん家は、うちんとこだけじゃ。なぁ、何でうちにはおらんと？」
矢継ぎ早に娘の出す詰問に耐え切れず、とうとうビアンカは包丁を投げ打ち娘の前に身をかかげた。
「なぁ、アンタ、よく聞くとよ。あんたの父ちゃんは、確かにおる。おるんじゃよ。
じゃが、ちょこっと遠くに行っちょうとよ。何せあん人は、大きな使命を持っておるげな。」

「使命？」
「そうじゃ、使命じゃ。あんたやおっ母や、先生や友達、世界を救う大きな使命じゃ。
そのために、あんたのおっ父は頑張っとうとよ。そのために、おっ父はある人と一緒ンなって、世界中を旅しちょっとよ。
じゃから、わしらはその使命、つまりその人の邪魔をしたらいかんのじゃ。わかるな？」
娘の肩に手を置きながら、彼女は一気にまくし立てた。目を、真っ向から見つめて。
「でも、うち、おっ父が欲しいよう」
ビアンカの手の下で、痩せた肩が小刻みに、震え出した。
「うちにも、みんなと同じ、おっ父が欲しいよう。なあ、おっ母、おっ父が欲しいよう」
ゆっくりと単語を一つ一つに区切りながら、熱い吐息と共に、言葉は吐き出され始めた。
「そげんこつ、言うたらあかん！おっ父は、世界のために頑張っちょうとよ！あんたも我慢せなあかん！」
「おっ父が欲しいよう、おっ父が欲しいよう」
娘のきれいな瞳から、大粒の涙がまるで氷柱の雫のようにぽたぽたとこぼれおちる。
ビアンカはぎゅっと娘の肩を握りしめながら、我慢セナアカン、我慢セナアカンと、白痴のように繰り返す。
しかし、娘は抑制の効かなくなった壊れた鳩時計みたいに、おっ父欲しい、おっ父欲しいと泣きじゃくる。
次第にビアンカの言葉が耳に届かなくなったのか、娘はただもうわあわあと泣き出した。
沸騰した泣き声は、壊れたおもちゃをぼんやりと眺めるように娘の前で放心した表情を浮かべるビアンカを通り抜け、
粗末な木製の食器に染み渡り、テーブルの埃の上をすべり降り抜け、わずかに見開いた天窓の隙間から飛び出して、
夜空に漂う上弦の月の光へと消えていった。
あとは、ただもう風がさややと吹くだけだった。

>>12-13
ビアンカが田舎言葉で話すのはダニエルカールみたいだ。

フラれたが主人公の子を身ごもってたとか萌えるな
実は他人の子で思い込みだったとオチも付けると更に哀れ

でも、よく考えてみれば５主人公って地雷だよな。
結婚したら工作員に拉致されて、長期間石化されちゃうんだから。
だったら、山奥の村でのんびり過ごした方が幸せと考えられないだろうか。

>>15
シングルマザーｶｺｲｲ!!

荒れずに伸びることを願う

結局、>>1は立て逃げか？

ビアンカなら今はスレ主になって頑張ってる

http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1104646938/

１月１日（＊曜日）
今日は正月ということもあって、村の人みんなでお食事会を開いた。開催場所がわたしの家になってしまったので準備が大変だった。
でも、忙しいぐらいがちょうどいいかもしれない。暇が出来るとリュカのことばかり考えてしまう。最近は特にひどい。
リュカとフローラさんが結婚してからもうすぐ一ヶ月。リュカからの連絡は一度もない。
寂しい。けど、リュカはお母さんを救うために、伝説の勇者を探すために頑張っているんだもん。仕方がないよね。
そういえば３日ほど前にお見合いの話が出たわ。お父さんがリュカのことで意気消沈しているわたしを見て、相手を探してきてくれたみたい。
わたしがしっかりしないから、身体の弱いお父さんに無理をさせてしまった。もっとしっかりしなきゃ駄目ね。
お父さんには悪いけど、結局見合いは断ることにした。リュカのことを忘れられないわたしじゃ、相手に失礼極まりない。

【書き忘れ】お母さんに報告したら、喜んでた。リュカが幸せでありますようにって。

５月７日（＊曜日）
日記を付けるのは久しぶり。毎日が同じことばかりで書くことがないってことかしら。
最近、お父さんが元気になってきた。前までのお父さんなら食事のとき以外のほとんどをベッドの上で過ごしていたけど、最近はよく外へ出かける。
外の空気を吸って帰ってきたお父さんの顔は澄み切っていて、わたしまで幸せな気持ちになれる。でも、無理はしないでねお父さん。
あと、最近サラボナの町に買い物に行ったとき、若い男の人にナンパされた。こんな田舎娘のどこに興味を持ったのかな。世の中面白いことも起こるものね。
町でルドマンさんとたまに会って話すことがあるけど、立派な人。結婚相手を探してあげるって言われたけど、断ったけどね。
もう少しで２１歳の誕生日。もっと女を磨いて、リュカにわたしを選んでおけば良かったって言わせてやるんだから。ふふ、冗談冗談。
相変わらずリュカからの連絡はないけど、頑張って頑張って今日を生きようと思う。

【書き忘れ】お母さんが最近わたしの結婚のことばかり気にしてるみたい。少しだけ……考えてみようと思った。

７月７日（＊曜日）
昨日、驚いたことにヘンリーさん夫妻が温泉目的で村に来た。リュカの結婚式の際に顔を合わせてお話をしたことがあるので、懐かしかった。
この村に来て真っ先にわたしの家に来たらしい。そして案内をお願いされたので、少し困った。案内するようなところはこの村には恥ずかしながらない。
結局すぐに温泉に着いてしまい、ヘンリーさん夫妻の邪魔をしたらいけないので、すぐに家に帰った。
温泉で疲れを癒したヘンリーさん夫妻が、昨夜、わたしの家に訪れたので、泊まってもらうことにした。今日の朝、ラインハットへ帰られたけど。
ヘンリーさんにはリュカのことを聞いてみた。でも、ヘンリーさんのところにも訪れてないらしい。ひどい友人だよ、とヘンリーさんは笑っていた。
リュカはいったいどこで何をしているのか。心配だし。でも、立派に一人でやってるわよね。レヌール城のお化け退治の時とは、比べ物にならないほど、成長してるし。
頑張ってね、リュカ。わたしも頑張るから。お父さんも、この村も人も、わたしが守ってあげるんだから。
そうそう、一ヶ月前からお父さんが元気になった影響で、弟子をとったの。若い男の人で、毎日お父さんにしごかれてるわ。ちょっと気の毒。

【書き忘れ】２１歳になった。リュカは１９歳ね。二十歳になるまでにまたリュカと会えるかな？　今から楽しみにしてるわ。

７月８日（＊曜日）
昨日の日記を見て愕然。リュカはもう一人じゃなかったわね。フローラさんを守ってあげてね、リュカ。

続きｷﾀ――――――――――（・∀・）――――――――――!!

うーんキモいビアンカだなぁお母さんが喜んでたとか、脳内電波少女か？
まぁ>>1頑張れ

なにげにこの日記好きだ

そういえばＰＳ版でフローラと結婚したあと
昼間山奥の村行ってもビアンカ留守だよね。
なんで？？素朴な疑問。

いろんな男とセクースしまくってた

ぶす
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醜女。また、女性をののしっていう語。

ブス・・・・・・醜い女性
ブ少女・・・・・・醜い少女

ブス・・・・・・醜女
ブ少女・・・・・・醜少女

性格ブス・・・・・・心の醜い女性
性格美少女・・・・・・心の美しい少女

電波なのも含めてここの日記が好きだ

電波日記と言えば、ここも好きだったな。
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1104621561/

ネタが来るまで保守

８月７日（＊曜日）

今日はすごく夜空の星が綺麗に見える。
どこかの言い伝えでは、普段会えない男女が出会える日というのがあるみたい。
こんな時にリュカがひょいと現れてくれたらいいのにな。でも、それは叶わぬ妄想ね。
そうそう、村に来た赤いバンダナをした旅人の青年に惚れられちゃったみたい。
太ったおじさん、モデル体型の女性、クールな青年、自称王様の魔物と
その魔物に姫と言われている馬を連れていたようだけど、どう見ても共通点がなさそう。
だけど、話を聞くと、みんなドルゲマスを追っていると言っていた。
そう言えば、リュカもドルゲマスにパパスを殺されたとか言っていたような。
もしかしたらと思って、その旅人の青年にリュカを探してもらうようにお願いしておいた。
青年は寂しそうな目をしていたが、リュカが見つかるまでは心の整理が出来ないの。
もし、リュカが見つかって心の整理が付いたら、青年の気持ちを受け入れてもいいかな。


続きがなかなか出てこなかったので、勝手に続きを書いてしまいました。
どこかで、８主人公がビアンカを気に入っているなんて書き込みを見たので、ゲスト出演させました。

>>34
なんかどうしても悲しい未来が浮かんで来るんだが・・・
またしても年下のお嬢様に持ってかれるという。

１０月１日（＊曜日）

ここ最近、肌寒い日が多くなったような気がする。
しかも、リュカがどうしているか分からないから、心まで寒くなってしまう。
肌寒いのは暖房すれば暖まるが、冷めた心までは温まらない。
そう言えば、あの旅人の青年はリュカを見つけてくれたのだろうか？
まさか、ドルゲマスに何かされたのでは、なんて不吉な事を考えてしまう自分が悲しい。
とにかく、何でもいいからリュカがどこでどうしているかの情報が欲しい。
それが私の心を暖める懐炉なのだから。

１０月７日（＊曜日）

あれから、丁度２ヶ月ぶりに旅人の青年達が戻ってきてくれた。
その青年達が得た情報ではリュカはグランバニアという国の国王になったとの事だが、
即位した直後、なぜかフローラさんと一緒に再び行方不明になってしまったそうだ。
報告の内容はともかく、リュカの事を教えてくれた旅人の青年には感謝したい。
その後、青年からは一緒に旅に付いてきて欲しいような事を言われたが、
残念ながら、父を放置するわけにもいかないので断らせて頂いた。
青年から旅が終わったら私と結婚したいなんて言われたが、まだ心の整理が付かない。
リュカが幸せにしている事が分かるまでは、結婚する気はないとその青年に伝えた。

１０月１５日（＊曜日）

今日は旅人の青年から手紙が届いたので、ちょっと嬉しかった。

ビアンカさんお元気ですか。あの旅人のエイトです。
僕たちもドルゲマスを追っているのですが、なかなか思うようにはいきません。
ビアンカさんもリュカさんがなかなか見つからずに苦しいとは思いますが、
きっとどこかで幸せにしているはずです。諦めずに頑張って下さい。
でも、頑張っても苦しくてどうしようもなくなったら、無理をせずに僕を呼んで下さい。
できるだけ、ビアンカさんの助けになるつもりです。
僕もできる限り協力しますので、リュカさんが早く見つかるといいですね。

１１月３日（＊曜日）

結婚記念日まであと１ヶ月というのに、リュカはまだ見つからない。
エイトさんとの文通は続いているが、エイトさんも情報は得られてないようだ。
文通を続けていくうち、エイトさんの仲間のことがわかってきた。
太ったおじさんはヤンガスという名前で、かつては盗賊をしていたそうだが、
エイトさんに助けられたのをきっかけに盗賊から足を洗ってお供をしているとのこと。
羨ましいようなモデル体型の女性はゼシカという名前で、
兄を殺したドルゲマスを復讐するためにエイトさんについて行ったそうだ。
家柄のいいお嬢様だったが、親と意見が合わずに家出したみたい。
フローラさんもお嬢様だったが、性格は全く対照的。
クールな青年はその雰囲気に合ったククールという名前で、
世話になった人を殺したドルゲマスを退治するためにエイトさんについて行ったそうだ。
修道院の異端児だったそうだが、その人だけは非常に慕っていたようだ。
そう言えば、フローラさんも修道院にいたんだよね。
この前は自称王様の魔物なんて書いたが、どうやらトロデ王という本物の王様らしい。
あのような姿になったのはドルゲマスの呪いが原因とのこと。
彼から姫と呼ばれている馬も同様で、名前はミーティアと呼ぶらしく、
彼女を元の姿に戻して婚約者に送り届けることがエイトさんの旅の最終目的だそうだ。
つまり、エイトさんもミーティアさんの幸せを見届けないといけないってわけね。

１２月１日（＊曜日）

もうすぐ、リュカの行方がわからないまま結婚記念日が来てしまう。
と言っても、私の結婚記念日じゃないんだけど、やっぱり気になる。
どこかで記念パーティーでもやるのかな？私も呼んで欲しかったな。
一方、エイトさんからはついにドルゲマスを倒したという手紙が届いた。
しかし、旅はしばらく続けなければならなくなったと書いてあった。
ただ、区切りがついたからと、リュカの結婚記念日に来てくれるそう。
嬉しいんだけど、やっぱり寂しい。

１２月３日（＊曜日）

とうとう、リュカが行方不明のまま結婚記念日となってしまった。
約束通り、エイトさんと仲間達が私を励ましに来てくれたのだが、
リュカがどうしているのか分からない状態では祝う気にはなれなかった。
エイトさんもドルゲマスを倒した後、ゼシカさんが呪われて大変だったそうで、
私との約束を果たせるかどうかかなり不安だったらしい。
あと、エイトさんはリュカに似ている石像が売られていたらしいという情報を持ってきてくれたが、
国王になったのであれば、石像ぐらい作られていてもおかしくないわよね。
まさかとは思うが、リュカが呪われて石像にされたのであれば、どうしよう。
しかし、余計な事を考えてもリュカが帰ってきてくれるはずもないよね。

12月5日(*曜日)


いつもの様に道具屋に買い物に行こうとしてドアを開けたら、ちょっと変わった格好の男の人がいた。
地面に座ったまま、ずっと下を向いて何やらぶつぶつ呟いている。
ツンツンした頭で、背中に刄身が広くて大きな剣を背負っていた。
話し掛けようとしたが、何やら泣いていたのでやめた。「エアリス…」と言いながら悲しい目をしていた
よく分からないけど、きっと…
エアリスっていう人をなくしたのかもしれない。
お母さんが死んだ日の私はこうだったから…なんとなくわかる。

エイトさんからの手紙が来ていた。
今は影だけの鳥を探しているらしい。リュカについては何の進展もない。
リュカ…どこにいるの？逢いに行きたいよ

もう少し色々な出来事あった方が面白いと思いますよ。
他作品のキャラクターがでてきたってだけで話が終わっちゃうと、
どうにも面白くない。
あと、ビアンカの日常が楽しそうじゃないんですよね。
何だか、ただ、悲しんでるだけで。、
まあ、これは、金も払わないで、ただ見ているだけの素人の戯言ですけどね。

１２月１５日（＊曜日）

私とエイトさんが文通しているのを見て、父が２人でお見合いでもしてみたらと勧めてくれた。
リュカの行方が分かるまではと言ったのだが、それだといつまでも幸せは来ないぞと言われた。
私の事を気遣ってくれるエイトさんとは結婚してもいいかなとは思っている。
ただ、彼もミーティアさんの幸せを見届けるまでは結婚は出来ないだろうから、
彼がミーティアさんの幸せを見届けるまで待って欲しいと、父には伝えた。

エイトさんの手紙には時間があいたらグランバニアに寄ってみると書いてあった。
何かしらの進展が期待できそうなので、私も元気を出さなきゃね。


>>43
イベントは…ちょっと考えておきます。エイトを絡ませたのもイベント作りのためだったし。
ゲームでは８年間もリュカが石像にされてるんだよな。それまでネタが続きそうにない…
ネタを作り始めた◆QEzRUzzat.さんが来てくれるのが一番いいんだけど。

１２月２８日（＊曜日）

この時期は年末だけあってサラボナからの温泉目当てのお客さんが多い。
私も忙しい父の手伝いをしているので、寂しさはいくらか紛らわす事が出来る。
ルドマンさんも来てくれたのだが、フローラさんの事をかなり気にしていた様子。
私から見れば単なる幼馴染みのリュカの事を気にしている以上に
娘の行方が分からないルドマンさんはもっと心苦しいだろうね。
エイトさんからの手紙がまた来ており、新年に遊びに来てくれるそうだ。
グランバニアに立ち寄っていたら、新しい情報が入ってくるかな？

１月１日（＊曜日）

リュカがフローラさんと結婚してから２回目の新年。
昨年とは違って、エイトさんと仲間達が来てくれたので、楽しい新年を迎える事が出来た。
主に旅の話をしてくれたんだけど、ミーティアさんの婚約者である王子が心配の種らしい。
人物的にぱっとしないようで、ミーティアさんが嫌ったらどうしようとか言っていた。
あと、グランバニアにも立ち寄ってくれたようで、リュカとフローラさんの間に
男女の双子がいるのがわかったのだが、２人は依然として行方不明。
でも、私の知り合いという事で子供達に会わせてもらったそうで、
２人の子供が順調に育っている事が分かっただけでも大きな収穫だと思う。
いつか子供達に会いに行きたいけど、今はここから離れられないわね。
父はすっかりエイトさんを私の婚約者だと思っちゃったみたいだし、
ミーティアさんにはさっさと王子と結婚して、私達の番に回してもらいたいわね。
今年はリュカの事でくよくよしない、これが１年の目標。でないと、リュカにも悪いからね。

１月２日（＊曜日）

今年の新年はエイトさん達が１週間ほど泊まってくれるそう。
この前来てくれたときは私が沈んでばかりで迷惑を掛けてしまったけど、
今は前向きに生きていこうという気力がわいてきた。
決して、リュカの事を忘れる訳じゃないけど、私も幸せを掴まないとね。
今日はトロデ王が色々なものを合成する錬金釜というものを私に見せたかったそうで、
試しに食材を入れたら、完成した料理が出てきて、とっても楽しかった。
エイトさんはチーズが好きなようで、錬金釜で色々なチーズを作っていたみたい。
ちなみに、ビールには辛口チーズ、ワインにはやわらかチーズ、
日本酒には冷たいチーズと、それぞれのお酒に合わせるのが通らしい。
チーズを見るとピザを作りたくなってきたので、お願いしたら辛口チーズをもらった。
辛口チーズをタバスコの代わりに使えばいいよと、笑顔で言ってくれた。
やっぱり、エイトさんは気が利く人。張り切って作るから、明日の昼を楽しみに待っててね。

１月３日（＊曜日）

今日はエイトさん達のために張り切って自慢のピザを作ったのだけど、
みんなが食べた瞬間に、言葉で表現できないような辛さで大騒動。
後でわかった事だが、エイトさんのくれた辛口チーズが実は超辛チーズだったために、
とんでもない辛さのピザが出来てしまったのが原因らしい。
その日は満月草をずっと噛んでいなければ、舌の感覚が麻痺してどうしようもなかった。
ミーティアさんも口にしてしまったために、村の中を走り回ってしまったからなのか、
エイトさんがトロデ王に責められていたけど、それを見るとちょっとかわいそうな気がしちゃった。
エイトさんもわざと間違えた訳じゃないのだから、許してあげてね。

(ܷܵܶ∀ܷܵܶ)

１月４日（＊曜日）

エイトさんがいるのも、もう残り半分。楽しいときの時の流れは本当に速いわね。
なのに、リュカを待っているときの時の流れは本当に遅いのよ。
あっ、今年はリュカの事でくよくよしないのが今年の目標だったわ。
今日は昨日の超辛ピザの辛さがちょっと残ってるから、
普通のチーズを使ったカルボナーラを作ってあげたら大好評。
卵のなめらかさが口に残った辛さを和らげてくれるからね。
もちろん、事前にチーズを味見して、普通のチーズであることを確認したわよ。
でないと、また大騒動になっちゃうからね。

　

　　　　 ,へ､　　　　　　　　／＾i
　　　　 | \〉｀ヽ-―ー--<　〈\ |
　　　　 7 　 , -- 、, ---　、　 ヽ
　　　 /　 / 　＼､i, ,ノ　 　 ヽ　 ヽ 　　　
　　　 |　 （-=・=- 　-=・=- 　）　　|
　　　/　 <　　/ ▼　ヽ　　　 >　　　、
　　く彡彡　　 _／＼_　　　　ミミミ　ヽ
　　　｀＜　　　 　　　　　　　 　ミミ彳ﾍ
　　　　 　＞　 　　　　　__＿／　　　＼
　　　　　/　　　　　　　　　7　　　　　　＼
　　　　　|　　　　　　　　／

１月５日（＊曜日）

今日はエイトさん達とサラボナに遊びに行った。
あれからずっとフローラさんのことを気にしていたルドマンさんも、
孫が２人もいるというエイトさんの報告で、少しは元気を取り戻したみたい。
話の流れから、グランバニアまで子供達を見に行くことになり、
ククールさんのルーラでひとっ飛び。ルーラがあると、移動も楽だよね。
まず、子供達と面会。とってもかわいいから、私も欲しくなってきちゃった。
「私も子供欲しいな」なんて言ったら、エイトさんが顔を赤くしちゃってた。
それと、リュカとフローラさんが行方不明になった詳しい経緯を聞いたんだけど、
かなり大変なことになっているみたい。リュカの身に何か起こっていたらどうしよう。
今年はくよくよしない目標を立てたけど、あれはダメージが大きすぎるわ。
そんな落ち込んだ私を気遣ってくれるエイトさんの近くに現れたサンチョさん。
彼はすっかり、私とエイトさんが夫婦だと思いこんじゃったみたいで、安心していた。
そして、折角だからと１晩泊まるように勧められ、帰らなければならないからと断ろうとすると、
仲間達が父に話しておくから仲良くやってこいと、私とエイトさんを残して帰ってしまった。
エイトさんもルーラが使えるから帰りは心配することはないと言ってくれたので、
今晩はロマンチックな時間を過ごすことができそう。

１月６日（＊曜日）

グランバニアに泊まって村に帰ると、父が今日中に婚約したらどうだと勧めてくれた。
エイトさんは明日出発しなければならないし、しばらく逢えなくなる可能性も高いからと、
道具として持っていた金の指輪を婚約の証として私の指にはめてくれた。
そして、旅が終わったらそれを結婚指輪にしようと言ってくれたときには本当に嬉しかった。
仲間達も私が結婚できるようにサポートしてくれることを約束してくれたので、
後は、早くエイトさん達の旅が終わるように祈るだけね。
リュカ、ようやく私も幸せを掴めるようになったから、リュカも頑張ってね。

１月７日（＊曜日）

とうとう、予定通りエイトさんは再び旅に出てしまった。
出発する前にしたお別れのキスの温もりはまだ残っているような気がする。
しばらくエイトさん達には逢えないだろうけど、あの指輪を見ると寂しくはない。
なぜなら、指輪が私たちをいつもつなげているような気がするから。
父も私が婚約したことに一安心した様子。あとはエイトさんの旅が終わるのを待つだけ。
もう、私は寂しくなんかないわよ。でも、リュカが戻るのとエイトさんが戻るのはどっちが早いんだろう？

……いいんだけど……ここまできてエイトが８ＥＤみたくミーティアたん選んだらビアンカたん廃人になっちまうぞ。

この状況下で最善と思われるカプは……

リュカ×フローラ（確定）
エイト×ビアンカ（確定？）
さて・・・馬姫のお相手は・・・まさかチャゴスにするわけにもいかんし・・・

テ　ン　か　？

このまま８年経って、サンチョや王子・王女と一緒にリュカを探す事に

……なんてなったら刹那……切な過ぎる

１月１０日

いつも曇りの様に静かなこの村に、太陽の様な人が来た。
どうやら旅人らしい。頭は少し暗めの金髪でいつも笑顔で
余裕ッスとか楽勝ッスねとか、とにかく騒がしい人だった。
ブリッツ…とかいう珍しいスポーツの選手で、しかもエースらしい。
試しに打ってくれたシュートが、この村を襲おうとしていた魔物に当たった。
今日はその人の歓迎会でみんな夜まで大騒ぎ。
こんな楽しい気分になったのは何年ぶりだろう。

明け方すぎにその人は旅立ってしまった。
守りたい大切な人がいる、って言ってた。

「また、ここにきてくれますか？」

そう聞いたら、その人は約束の印と言って指笛を教えてくれた。
「俺に逢いたくなったら、ピューッて鳴らして！いつでも何処へでもとんでいくッス！」
太陽の様な笑顔をうかべ、その人は走っていった。

また逢えるかな

クラウドとティーダが来たならスコールも希望

２月１日（＊曜日）

新年が来たかと思えばもう１ヶ月。時々、個性的な旅人が訪れてくれるのと、
エイトさんの婚約指輪のおかげで昨年のような寂しさはない。
そして、手紙にはオークニス地方という寒いところを旅していると書いてあった。
今まで旅をしてきたから大丈夫だとは思うけど、
特にこの時期は寒さが厳しいのだから、風邪を引かないようにしてね。


>>58
FFは６までしかやった事がないので、その件は>>57さんに任せます。

２月１８日（＊曜日）

希望があると時の流れが早くなったような気がする。
エイトさんからの手紙には最後の鍵が入手できたから、宝物回収に回っているとあった。
これが終わったら、これまで寒いところだったので、暑い砂漠に出ようと思っているみたい。
気候の変化は体調管理が難しいから、身体には本当に気を付けてね。
父もエイトさんが戻ってくるのを楽しみに待っているので、無事に帰ってきて下さい。


３月１日（＊曜日）

新年にエイトさんが来てくれたのはついこの前だと思っていたのに、もう今日から３月。
今日はチョコボという大きな鳥に乗ってきた個性的な旅人が村を訪れてきた。
頼りなさそうな青年が元海賊の親分と王女２人を引き連れていると言うから驚きね。
最初、エイトさん達も目立つ共通点がなかったが、この人達も何かを追い求めているのかな？
海賊で思い出したけど、エイトさんの手紙には海賊の洞窟で光の海図を入手したって書いてあった。
いよいよ、追い求めていた鳥が見つかりそうらしい。これが見つかったら、私達の結婚も近いわね。
だけど、ククールさんが復活したカジノにはまってしまって、なかなか旅立てないと不満を漏らしていた。
もう、ククールさんはあの時の約束を忘れたのかしら。

３月８日（＊曜日）

この前もらったばかりなのに、エイトさんからまた手紙が来ていた。
ククールさんもエイトさん達の説得でカジノを止めて旅立ち、追い求めていた鳥が見つかったそう。
これから、今まで行けなかったところを回ってみて、情報を探すと書いていた。
早く旅を終わらせるから、待っててねだって。でも、私は逃げないから焦って無理をしちゃ駄目よ。


３月１５日（＊曜日）

エイトさんも旅の終わりが近づいていると感じているのか、手紙の頻度が多くなってきた。
いよいよ、聖地ゴルドに突入するようだ。これが終われば、私の元に帰ることができるみたい。
父もこの手紙を読んで、ルドマンさんに私とエイトさんの結婚式の準備を頼んだみたいね。
無理をせずに村で地味な結婚式でも良かったのにと言ったら、そうもいかないだろうって。
季節も私もそろそろ春の近づきを感じながらエイトさんの帰りを待ってるよ。

３月２２日（＊曜日）

ここ数日、私の体調があまり良くない。これって、季節の変わり目なのかな。
今日もエイトさんから手紙が来ていたので、旅が終わって私の元に帰る報告かな？
と思っていたのに、今度はオーブを集めなければいけないんだって。
いつまで私を焦らせる気なの？と思っていたけど、旅ってそういうものなのよね。
あと、聖地ゴルドでエイトさんや仲間達の像と戦闘したって書いてあったのが気になった。
もしかして、リュカも自分の像と戦っているんじゃないかって。


３月２９日（＊曜日）

私の体調がいっこうに良くならないので、サラボナの病院で診てもらったら「おめでた」だって。
だから、父もルドマンさんも大喜び。あとはエイトさんの帰りを待って報告するだけね。
それに合わせるかのように、エイトさんから暗黒神ラプソーンを倒したって報告が来ていたのよ。
ミーティアさんと王子の結婚式が終わったら、私のところにすぐ帰るからって書いていたの。
もう、エイトさんの旅も終わりね。リュカ、私も結婚する事になったのよ。

４月１日（＊曜日）

あの手紙から３日になるけど、エイトさんがまだ来ない。
結婚式で忙しいのかな？何せ、王族同士の結婚だからね。
なのに、ククールさんが赤く目立つ文字で「４月１日必着」と書いた意地悪な手紙をくれたのよ。
下の方に「エイプリルフールですので、内容は全て嘘です」って書いていたけど、
エイトさんとミーティアさんが結婚したなんて内容だったから大ショックよ。いくら嘘でも酷すぎる！
昼頃にエイトさんと仲間達が私のところに来てくれたけど、トロデ王とミーティアさんはいない。
そして、エイトさんに早速おめでたの報告をすると、仲間達がおめでとうだって。
エイトさんはびっくりしていたみたいだけど、これからはパパになってもらわなきゃね。
今日はこんな日なので、結婚式は明日開く事になった。ついに、私にも春が来たのね。
リュカもどこかにいたら、私の幸せな様子を見に来てね。

４月２日（＊曜日）

今日は念願のエイトさんとサラボナで結婚式。寒さはまだ残るけど、心の中は暑いぐらいよ。
そういえば、リュカとフローラさんもここで結婚式をしたっけ。まだハッキリと覚えてる。
でも、今回は私達が主役。リュカの事ばかり考えてはエイトさんに失礼だよね。
エイトさんもミーティアさんの結婚式を見て、次は自分が主役になる事を考えていたのかな。
サラボナでの結婚式が終わったら、今度は村で仲間達とパーティーと幸せをかみしめる日であった。


４月３日（＊曜日）

私が目を覚ますと、父とエイトさんと仲間達が何か話をしていた。
どうも、エイトさんは今回の旅で士官クラスに特進したようで、
しばらくは１週間おきに村とトロデーンを往復する生活になるとの事みたい。
１週間もエイトさんがいなくなるのは寂しいけど、出世したのだから応援してあげなきゃ。
それから、仲間達の今後も気になったので聞いてみたら、
ゼシカさんとククールさんはそれぞれの場所に戻るみたい。
ヤンガスさんは元盗賊の経験を生かして、トロデーンで防犯の仕事をするって言っていた。
みなさん忙しいかもしれないけど、時々みんなで集まろうね。

「ビアンカちゃんに手紙だよ」
小さな封筒をひらひらさせて、村の郵便屋がやってくる。
「ありがとおじさん」
手紙を受け取り郵便屋を見送った後、手紙の差出人をみたが、そこには何も書かれていなかった。
ただ、ずいぶん磨り減って薄茶けた封筒から、かなり遠くから出された手紙である事がわかる。
こんな山奥の村で、身寄りのない私なんかに手紙？一体誰だろう。
思いつくだけの顔を挙げてみたが、どれもぱっとしない。
家に入り、コーヒーを暖めながらダイニング・キッチンのテーブルに腰掛け、封筒の中身を取り出した。
出てきたのは二つに折りたたまれた小さな便箋と、少々の砂。

愛しのビアンカへ。
僕は今、テルパドールへ続く砂漠にいる。
僕からの手紙で正直君はびっくりしてる事だろうと思う。
何故って、あの日、あの結婚式の日以来、お互い避けるようにしてそんなに話もせず
別れたきりの僕から（しかも新婚生活を謳歌しているであろうハッピー気分一杯の僕から、だ）
こんな砂だらけの場所、手紙を出す環境じゃない所から突然の手紙だ。心中察するよ。
君は今、一体何で僕が手紙を書いたのか、その理由を疑問に思ってるはずだ。
初めに言っておくけど、特に理由はないんだ。ごめんね。
フローラは立派な女性だし、嫌味一つこぼさず過酷な旅に付き合ってくれてる。
他の仲間達も僕を助けてよくやってくれるし、旅もおおよそ順調だ。
こないだ新しい仲間が僕の一行に加わったよ。今度紹介するね。
というわけで、君に打ち明けるべき悩みなんか何も無いんだ。僕は今幸せ一杯、順風満帆だ。
　

というのは嘘さ。正直に打ち明けるよ。僕は君が好きだ。
勘違いしないで欲しいのは、フローラに不満があるんじゃないって事。
彼女は本当に素晴らしい女性だ。僕なんかには勿体無い。でもね、ビアンカ。
僕は君と過ごした、あの少年時代から、君以外の女性に恋したことなんて無いんだ。
こんな恥ずかしい事、君だから言うけど・・・
最近寝る前にフローラが寂しそうにこっちを見てる事がたびたびあるんだ。
でも僕は（情けないけど）気づかないふりをしているよ。
夫婦なんだからそういうことをするのは当然って事はわかってる。
何度かそういうことをしそうな雰囲気になったこともある。
でも、いざってときになると、決まって君の顔が頭に思い浮かぶんだ。
顔だけじゃない。君の声、話し方、ちょっと怒った時のしぐさ、優しい笑顔・・・。
ああビアンカ。大好きだ。君を選ばなかった事がものすごく悔やまれる。
僕は何て取り返しのつかない事をしちゃったんだろ。こんな大切な人を忘れてたなんて。
ビアンカ、甘い、とろけるような蜂蜜の響き。僕は君が大好きだ！！
愛してる、ビアンカ。　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リュカ

P.S.
君は今何を考えてる？こんな僕に愛想を尽かしてはないだろうか？
はっきり幻滅したならこの手紙は破り捨て、僕の事は忘れて欲しい。
でも、そうじゃなかったら・・・僕は一体何を言おうととしてるんだろ？
今すぐ君に会いたいよ。

４月４日（＊曜日）

仲間達がそれぞれの場所に帰って、ようやく新婚生活って感じになってきた。
一応、父と同居だけど、２人の時間を持てるようになってきたかな。
だけど、エイトさんは何かぎこちない。まだ、慣れていないから仕方ないか。
でも、お腹の子供に話しかけてくる様子は父親になる事を意識したのかな。
父も私が生まれるときはこんな感じだったのか聞いてみたら、すごく曖昧な返事。
昔の事だから、あまり記憶に残ってないのかも。


４月８日（＊曜日）

今日からエイトさんはトロデーンに赴任。わかっていても、送り出すときはやっぱり寂しいね。
でも、１週間後にはまた戻るのだから、気持ちよく送り出してやらないと、彼が気を遣ってしまう。
兵士とはいえ、平和になった今はあの旅のように危険と隣り合わせでもないだろうし、
お腹にはエイトさんとの子供がいるのだから、私が元気にしないと赤ちゃんに悪いよね。
父もエイトさんがいなくなったら、お腹に向かって赤ちゃん言葉。その様子はちょっとかわいい。
出産予定は約半年後だから、ゆっくりとでも今から準備をしないとね。

４月１０日　曇り

また旅人が来た。
女の人だ。長くて茶髪の三つ編み。緑のリボンをしている。
体が赤くて、尻尾に火のついた大きな犬を連れている。
「ねえねえ、頭がツンツンした人見なかった？いっつも興味ないねってしか言わない人で〜」
誰か人を探しているらしい。私も…エイトさんと結婚する前はこうだったのね
「そうですか〜。もう！どこに行っちゃったのかしら」
顔つきの割りにはしゃべり方や仕草が幼い。もっと話を聞きたくなったので家に招待した。
彼女はエアリスという名前で、連れている犬はレッド13というらしい。
探している人の名前はクラウドといって、とにかく大切な人だと言っていた。

「ありがとうございました。泊めてもらっちゃって。ほら、ナナキもちゃんとお礼して」
「見つかるといいですね。クラウドさん」

エアリスとレッド13は旅立っていった。

エイトさんがいる時はなぜか誰も旅人が来なくて、
いない時にはこうやって色んな人がこの村を訪れてくる。

この村って不思議ね

キーファ夫妻とキャラバン一行とかも来るのかなあ…

来ても不思議じゃない人々というと・・・

トルネコ
キーファ(幼年期)
キーファ(アルスたちと別れた後)
テリー(DQM時代)
もょもと(DQM+)
サマル＆ムーン
ピサロ


こんなもんか？

４月１５日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰ってくた。エイトさん、トロデーンで寂しくしてなかったかな？
エイトさんが帰ってきたところで、父から重要な話を聞かされた。
それは私と父が実の親子じゃなくて、村で拾われて養子にしたとの事だった。
ちょっと衝撃だったが、そんな私を育ててくれた父には感謝している。
エイトさんは自分の両親の事は全く知らないそうで、幼い頃の記憶がないらしい。
お互い、実の両親を知らないんだ。でも、お腹の子供にはそんな思いをさせないようにしようね。
そう言えば、リュカは母親を捜す旅をしていたんだ。今頃、どうしているのかな。

一週間おきの重婚生活も大変なんだろうな……バレないようにしなきゃならないし。

７月１日（＊曜日）

結婚から３ヶ月。ようやく、今の生活に慣れてきた。
でも、お腹の子供はかなり大きくなってきて、段々と母親になる意識が強くなっていく。
エイトさんも子供の事は気になっているが、父親になる意識は出来ているのかな？
そんなエイトさんは今日から仕事。そして、エイトさんがいないときに限って個性的な旅人が来る。
今日はトルネコというさすらいの商人がケータイという物を売りに来ていた。
遠く離れた人とコミュニケーションが取れる道具らしいが、コストが高くて手が出せない。
もっと安くなれば、赴任しているときでもエイトさんとお話しできるのに〜


７月８日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰ってきたので、この前のケータイの事について話してみた。
コストが高いし、コストが下がっても仕事中に話す事は出来ないから、買わない方がいいと言ってきた。
エイトさんもそう思ったようね。だから、コストが下がるまで、もう少し待ってみようと思う。
でも、リュカには持たせてあげたかったな。今頃どうしているんだろう？

９月３０日（＊曜日）

今日が終わると明日から１０月。
お腹の子供はいつ生まれてきてもおかしくないところまで大きくなってきた。
今日はエイトさんが帰ってきたので、自分で考えた子供の名前の候補を
いくつかエイトさんに提案してみると、子供がかわいそうじゃないかって。
それから自分で考えると言って、ずっと考えていたみたい。
リュカにも言われたけど、そんなに私の考える名前は良くないのかしらね。


１０月３日（＊曜日）

エイトさんが考えていた子供の名前の候補だが、女の子だったらブランカにしないかって言われた。
何となく私の名前に似ている気がしたので尋ねたら、ビアンカの派生名だからとの事。やっぱりね。
エイトさんも色々と考えたのに、結局は思いつかなかったようね。でも、男の子だったらどうするのだろう？
すると、男の子の名前も赴任する前に考えておくから待って欲しいって。


１０月６日（＊曜日）

明日の出発前に、エイトさんは約束していた男の子の名前を考えてくれた。
色々悩んだみたいだが、サザンビークにいた王子の名を取ってエルトリオを提案してきた。
王子の名前を借用するなんてと思ったけど、エイトさんには何か感じるものがあるらしい。
とりあえず、子供の名前は決まったけど、エイトさんの赴任中に子供が生まれないか心配。
エイトさんも休暇をもらうようにお願いするようなので、明日からの１週間は我慢してね。

１０月９日（＊曜日）

本来なら、１４日に帰ってくる予定なのに、今日エイトさんが急に戻ってきた。
しかも、久しぶりに出会う仲間達も一緒に来てくれて、とっても嬉しい。
話によると、トロデ王の計らいで今月中は休暇にしてもらったそう。
おかげで、エイトさんも安心した様子。これで、安心して子供が産めるわ。

そもそも運命の選択前夜、スースーと寝てたデリカシーの
無い女なんていらないさ。ビアンカ俺は今生、君だけを愛していきたい。
ところでドラクエ５のCMにでてたビアンカ役の人がすんごいきれかった記憶があるんだが
だれかうｐしてくれ

俺は初代の方を探しているんだがないな。彼女が一番ビアンカのイメージに
ぴったりなんだが
女性のアメリカ人ってきれいだな

１０月１２日（＊曜日）

今日は念願の子供が誕生した。しかも、男女の双子だったから驚き。
だから、父もエイトさんも大喜び。エイトさんは仲間達にねぎらわれていた。
産みの苦しみは大変だったけど、ゼシカさんが近くにいてくれて励ましてくれたので助かった。
名前はエイトさんの考えたとおり、女の子はブランカで男の子はエルトリオ２世に。
まず、初乳を与えなければいけないのだが、２人同時は無理なので先にブランカに与え、
その間、エルトリオ２世はゼシカに抱いてもらったのだけど、
エルトリオ２世がゼシカの胸に吸い付こうとしたのには参ったわ。やっぱり、男の子なんだね。
仕方ないと分かっていても、生まれたばかりの子供の態度にちょっと嫉妬してしまった。

ぶらんか……デイン系魔法が得意そうだな……orz

１０月１３日（＊曜日）

生まれたばかりなのに、すでに子供達はみんなのアイドル。
これから２人を同時に育てなければいけないのは大変だけど、
仲間達も手伝ってくれるから、とっても助かるのよ。
ゼシカさんは子供に好かれると言ったとおり、エルトリオはすっかりお気に入り。
しかも、私以上に気に入っているようで、親としては非常に寂しい限りである。
一方のブランカはヤンガスさんに近づくと怖くて泣いちゃうためか、
ヤンガスさんはちょっと寂しそうにしている。でも、あの表情では仕方ないかな。
そして、エイトさんは子供を抱くのも恐る恐る。男性には子供を抱くのも難しいのかな。
ククールさんは結構慣れている感じがしたけど、これは修道院育ちだからかも。

１０月２１日（＊曜日）

今月は休暇をもらったはずなのに、エイトさんはいつもの癖で仕事の用意をしていた。
気付いたときには気まずい表情をしていたけど、今月の仕事は自分の子供を見守る事よ。
でも、一番頼りになるのがゼシカさんだったりするけどね。
この時期の子供は１日１日が凄く成長しているのがよくわかって、毎日が充実している。
そんな私を見て、ゼシカさんも自分の子供が欲しいと言っていたけど、結婚の予定はないみたい。
フローラさんは自分の子供がいながら、こんな事も経験できないなんて、ちょっとかわいそう。
また、リュカもエイトさんのように子供と過ごしたいんだろうな。


１１月３日（＊曜日）

今日でエイトさんの休暇が終わり、明日からは通常の仕事になる。
仲間達は一足先にエイトさんに送られながら帰っていってしまった。
エルトリオはお気に入りのゼシカさんと別れるときに大泣きしてしまって、
ゼシカさんを困らせてしまったのには参ったわ。
だからといって、エルトリオをゼシカさんの子供にするわけにはいかないのだから、
エルトリオには辛抱してもらわなきゃ。一方のブランカは落ち着いているから不思議。
同じ兄妹なのに、こんなに性格の違いが出てくるとは。

１１月４日（＊曜日）

今日からエイトさんは久しぶりの赴任。仕事の感覚を忘れてないかな？
仲間達がいなくなってからは毎日が戦争気分。改めて仲間達には感謝する。
幸いなのは父が手伝ってくれるのと、ブランカが育てやすいところか。
そう思いながらも、自分の子供はかわいい。


１１月７日（＊曜日）

今日は個性的な旅人が村にやってきた。また、エイトさんがいない時だ。
サマルとムーンという男女ペアなんだけど、恋人や夫婦ではないと言う。
もょもとという人が来るのを待つのだそうだ。かなり発音しにくそうな名前ね。
詳しく話を聞いてみると、ロンダルキアという山を越えなければいけないそう。
あと、ムーンさんがかつて呪いで犬にされていたなんて言ってたっけ。
そういえば、呪いで馬にされていたミーティアさんは幸せにやってるのかな。
昔、相手に人格的な問題があるって手紙にあったから、ちょっと気になる。

１１月８日（＊曜日）

今日は昨日の旅人が来るのを待っていたもょもとという人が村に来た。
３人が集まったところで、ロンダルキアに旅立つらしい。
そこで、彼らにリュカを発見したら連絡して欲しいと伝えておいた。
チームワークの良さを感じたので、もしかしたら可能性はあるかも。


１１月１１日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰ってきたので、この前気になったミーティアさんについて尋ねてみた。
チャゴス王子は相変わらずだが、父親の王がしっかりしているから大丈夫だとの事。
でも、王が亡くなったらどうするつもりなんだろう？妻を持ったんだから、しっかりしてもらわないと。
２人の間に子供はいないようだが、子供が生まれたら、あんな父親では子供がかわいそう。
他人の事だけど、エイトさんが旅で関わった人の事だから気になるよね。

１１月２０日

また旅人達がこの村にやってきた。
男の人二人と女の人。
彼らもまた誰かを探しているみたいだった。
生まれ育った村を戦争で襲われ、その時から行方不明になってしまったと言う
話を聞くうちに彼らは旅の出来事を深く語り始めた

探している人の名はレオンハルト
女の人のお兄さんらしい
村を襲ったのは世界を支配しようとする帝国軍
彼らは襲われた後、ある国の王女に助けられた
その国は帝国軍と戦う反乱軍で、彼らは反乱軍に入ることを決意
今日まで何度も危険を乗り越えながら旅を続けてきた…

この人達は哀しくも強い目をしていた。
前にこの村にやってきたティーダやエアリス、バッツ達もそうだったな。

私ももう母親なんだ。
だから子供達を守れる強い母親にならなくちゃ


話をした後、彼らはすぐに旅立っていった。
来た時は違って心なしか顔つきが明るかったのは気のせいかな？

彼らの捜し物が見つかりますように−

１１月２４日

今日の目覚めは穏やかじゃなかった。
耳をつんざくくらいの爆発音で目覚めたのだ。
泣き喚く子供達をおとなしくさせるだけでも大変なのに、
外ではもっと大変なことが起こっているみたい。
「た、大変だ！ま、魔物がこの村に！！」
お父さんがあわてて外から家に逃げ込んできた。
「うそ…！最近はおとなしくなったと思ったのに」
家の中にいても、魔物のうめき声が聞こえてくる。
「ママ、こわいよぉ！」
「大丈夫よ…！パパがいなくてもママがあなた達を守るからね」
私が戦うのは何年ぶりだろうね…リュカ

外はすでにあちこちが炎上して、のどかな村は戦場となっていた。
視界には見渡すかぎりの魔物が蠢いている。
…数がおおすぎるよ…！私一人じゃ…

「いたよスコール！こっちだ！」
魔物の声の網の中に突然人間の声がした。それも、かなり幼い声だ
「…こんな所に村があったのか。人の匂いを嗅ぎつけたんだな」
もう一人の人間の声。こっちも若い声だが、幼い声よりは少し年上だ。

…誰かわからないが助けが来たみたい

幼い声の方は、自分の背丈くらいあるとんがり帽子を被った子だった。
若い声の方は黒の上下に銀色の剣を携えた青年。
「うっとうしいな。ビビ、一掃してくれ！」
「うんわかった！　サンダガ！！」
空が黒くなった瞬間、凄まじい電撃が魔物の群れを目がけて落雷
あれだけいた魔物がみるみるうちに消えていく
「さすがだな。ビビ」
「いや、あいつらが雷に弱かっただけだよぉ」
しかし魔物は全部消えてはいない。
「スコール！まだ一匹残ってる！」
「一匹だけなら魔法はいらないな。俺がいく」
青年が魔物にむかって走っていった。
かなり大きな魔物だ。二階建の家を軽く越えている
「ムンッ！」
しかし青年は、その魔物を軽がると越えるジャンプをして
「すぐに仲間のもとへ送ってやる…安心しな」
銀色の剣を頭に振り下ろし、そのまま地面へと落下していく。
剣は魔物を綺麗に真っ二つにしてしまった。
「ギャアアアアア！！」

「終わったな…ビビ」
「うん。カッコ良かったよスコール」
「お前のサンダガのおかげだよ」

「あ、誰かいる！ねえねえ、ユフィみなかった？」
「いいビビ、説明は俺がするから。そこの方、俺たちは人を探してるんだが…黒くて短い髪で、ヘソを出した女の子をみなかったか？」
「え？い、いえ、旅人はよく来るんですけど…そういう方は見た事ないです」
「そうか…ありがとう、ビビいくぞ」
「うん。あ、ありがとうございました」
帽子の子は深々と頭を下げ、青年と一緒に村を出てしまった。
「お礼を言わなきゃならないのは私の方だったわね…」
小さい子はビビって呼ばれて
青年はスコールって呼ばれてた。

旅人と一緒に魔物が来たのは確かティーダの時もあったけど、
あの時はティーダがジェクトシュートで倒したから騒ぎにはならなかった。

歓迎したかったけど、急いでるみたいだったし、
それにもう子供がいるから早くいってあげないとね

運よく旅人が来たから助かったけど
次は私一人でみんなを守れる様になりたい。

１２月１日（＊曜日）

今日でもう１２月。リュカが結婚してから、明後日でもう２年になるのね。
私たちが結婚してからは８ヶ月。子供達もいるし、もう新婚って感じじゃないかな。
相変わらず育児は大変だが、父やエイトさんも出来ることはやってくれるので、
多少は恵まれているのかな。世の中には、何も手伝ってくれない人もいるそうだし。


１２月２３日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰ってきた。
年末年始も仕事があるのか聞いてみたら、来週は休暇にしてもらったそう。
エイトさんはトロデ王も認める人なので、色々と計らってくれるみたい。
また、２９日頃から仲間達も来てくれるようなので、ご馳走を用意しないとね。
エルトリオはお気に入りのゼシカさんが来ることを理解しているとは思えないが、
何だか嬉しそうな表情を見せる。私の気のせいかも知れないが、ちょっと複雑。

横レスですまないが…気になった

なんで最初の方でエアリスが死んでいる描写があったのに
そのあとにナナキと出てきてるんだ？？

ごめんなさい、すっかり忘れてました。
いい加減ですいません。

本筋の方は作者がいますので、
自分は関係ない話を書かせてもらってます。

どっちの子が天空の勇者になるんだ？
片っぽは竜神族の血を引いて、もう片っぽはエルヘブンの血を引く。
どっちも特別すぎる血だよな

フローラルートなんだから
勇者はフロ息子に決まってるじゃん。
他にどれだけ特別なのがいようと
「その他のちょっと優れたヒト」程度でおしまい。
フロ双子の仲間になったらおもしろいけどな

１２月２９日（＊曜日）

今日は仲間達が村に来てくれた。
今回は１２日までいてくれるそうなので、本当にありがたい。
エルトリオはゼシカさんの姿を見た瞬間に抱っこをせがむ。
ゼシカさんに抱いてもらうとエルトリオは大喜び。
ブランカもゼシカさんが来ると、私を独り占めできるので、
ブランカにとっても、ゼシカさんが来てくれて喜んでいるのかも。

>>76
そんなの、アンディとフローラくっつけようとする誰かさんの無神経さに比べたら・・・ねえ。
水の指輪探すのは盾の為じゃなくてフローラさんの為だったの？と素で驚くような女に比べたら・・・ねえ。

１２月３１日（＊曜日）

今日でこの年も終わり。結婚してからは時が経つのが早く感じる。
結婚して初めての年末だけど、昨年も仲間達が来てくれたので実質２回目のようなもの。
違いは家族が２人増えた事かな。生まれてから２ヶ月ちょっとなのに、最も目立っている。
今は何も出来ないが、これから色々と覚えていくんだろうな。


１月１日（＊曜日）

今日から新年。また、すぐに年が終わっちゃうんだろうな。
でも、子供達はこれから色々とやってくれるだろうから、今年はこれが楽しみね。
一緒におしゃべりがしたいと言ったら、それは無理があるとゼシカさんに言われた。
贅沢を言ったらきりがないから、マイペースで見守る事が大事だそうだ。
エイトさんは立派な大人になって、本人が幸せだと感じればそれでいいと思っているみたい。
とはいえ、せめて、寝返り・ハイハイぐらいはできるようになって欲しいと思うのが親心なんだよね。

エイトがミーティアとゴールインしちゃうルートも見てみたいな

１月５日（＊曜日）

今日は１年ぶりにグランバニアをみんなで訪問。そこには懐かしい光景が広がっていた。
まずはサンチョさんに私とエイトさんが本当に結婚した事と子供達が誕生した事を報告。
すると、リュカの子供達がやってきて、きちんと挨拶してくれた。こんなに大きくなったんだと感動。
でも、相変わらずリュカとフローラさんの行方は分からず。子供を放置する人じゃないと思うのに。
リュカの子供達は城の人達がきちんと育ててはいるだろうけど、やっぱり親がいないと辛いよね。
それをリュカの子供達に尋ねてみると、どこかで頑張っているのを信じていると言ってくるので、
子を持つ親としては、あまりのけなげさに余計に辛くなってしまった。
そんな彼らを見て、どんな事があっても、絶対に子供を見守るという決心を改めて心に誓った。


１月１２日（＊曜日）

楽しかった年末年始も今日で仲間達とお別れ。明日から、いつもの日常に戻る。
予想通り、ゼシカさんと離れたくないエルトリオは大泣き。それを冷静にブランカが眺めている。
エイトさんも冗談で、将来はゼシカさんと結婚させようかとまで言う始末である。
さすがに、エルトリオも結婚する年齢になれば、若い女性を求めるようになるんだろうけど、
母親である私より、他人のゼシカさんを選ぶエルトリオに、心の中では彼と同じように泣きたい気分である。
エイトさんはゼシカさんのお色気スキルが影響したのではないかと言うけど、本当かどうかは分からない。
もし本当なら、３ヶ月の赤ちゃんに効果のあるお色気スキルってかなり強力なんだろうね。

１月１３日（＊曜日）

エイトさんは今年最初の赴任。それと入れ替わるかのように、また個性的な旅人が。
その旅人は教会に懺悔しに来たそうだ。名前はピサロと言っていたような。
かつて、恋人を奪われたのをきっかけに、自暴自棄になって殺人事件を起こしてしまったらしい。
村１つを壊滅させるほどの事件を起こした自分に救いの手をさしのべ、
一緒になって恋人の敵まで討ってくれた勇者に出会ったことをきっかけに、
もう一度、人生をやり直そうと決心しての事らしい。
この村に来たのは、その勇者に縁のある地だと聞いたからとの事。
しかし、ここが勇者に縁のあるとは初耳である。父もそんな話は聞いた事がないようだ。
もしかしたら、エイトさんなら何か知っているかも。帰ってきたら聞いてみようかな。


１月１４日（＊曜日）

今日もあの旅人が教会で祈りを捧げている。
こんな人が村を壊滅させるほどの殺人事件を起こしたようには見えないが、
自暴自棄になるぐらい大事な人を失ってしまったのだろう。
村の人の無念さを思うと許されるものではないが、彼も同じように無念だったのかも。
おそらく、教会で懺悔する事で、罪を少しでも償おうとしているのかもしれない。
そんな彼を救った勇者ってリュカが追い求めていた伝説の勇者なのかな？

>>98
そういや、変に進化したせいで不老設定なんだよな、ピサロ……

つーか……改心後のピサロがゲマのこと知ったらぶち切れそうだな。
そうなると……リュカが石のままでも、魔界に殴りこみそうなのが……

・エイト以下4名
・ピサロ
・ビアンカ
・エルトリオ＆ブランカ
・スカモン9匹

……ちょっとまて、マジ強すぎるぞw
ゲマとか普通に粉砕されそうなんだが。

１月２０日（＊曜日）

個性的な旅人はいつもエイトさんがいない間に来て、すぐに旅立ってしまうのだが、
今日はエイトさんが帰ってきたのに、ピサロさんは教会で祈り続けていた。
エイトさんにピサロさんの事を話したのだが、勇者の事は全く知らないと言う。
ただ、ピサロさんの過去はどうであれ、助けが必要な人には手をさしのべるべきだと。
元盗賊のヤンガスさんがエイトさんを慕ったのも、そんなエイトさんの優しさからなんでしょうね。
以前はリュカばかり想っていたけど、そんなエイトさんと結婚できて本当に幸せだと思う。
また、子供達にもそんな優しさを持ってもらいたいと願う。
もしかして、伝説の勇者ってエイトさん………って事はまさかね。

１月２１日（＊曜日）

今日、エイトさんが教会でピサロさんと色々話を聞いてきたらしい。
恋人ロザリーを奪われた事、自暴自棄になって事件を起こしたのは
ここのような名前もない村だった事、その近くにあった城は偶然にも娘と同名だった事、
勇者は天空の血を受け継いでいて、その子孫がこの近くにいる可能性が高い事、
そして、私とエイトさんに人間以外の血を受け継いでいるのを感じると話したそうだ。
私もエイトさんも自分の出生については全く知らないので、完全に否定も出来ないが、
もし、私やエイトさんが勇者の血を受け継いでいたとすれば、
リュカが探し求めていた伝説の勇者が私達の子供達なんて事も考えられる。
それについて、ピサロさんも可能性は否定しなかった。でも、にわかには信じられない。

１月２２日（＊曜日）

今日もピサロさんは教会で祈り続けている。
これも、ぬぐいきれない重い過去を背負ってしまった宿命なのだろうか。
ピサロさんは私達家族に特別な力を感じたらしく、しばらく村で見守りたいと言ってきた。
エイトさんや仲間達に特別な力があるのはわかるが、私にエイトさんのような力があるとは思えない。
でも、ピサロさんによると、エイトさんよりも私の方が特別なものを感じるという。
そう言われても、自分がどんな力を秘めているか、全くわからない。
エイトさんに尋ねてみても、考え込んでしまって、答えは出なかった。


>>99
エイト一行はラプソーン撃破済みですから、本気でやれば粉砕でしょうね。
レティスに乗れば、マスドラ復活させなくても大神殿にも飛び込み可能ですし。
でも、それをやっちゃうと、リュカ登場前にネタが終わっちゃいます。

２月１３日（＊曜日）

ピサロさんがこの村に来てから１ヶ月になるが、毎日欠かさず教会で祈りを捧げている。
新人だった神父も、熱心に祈り続けるピサロさんの影響で板に付いてきたような感じがする。
ところが、ピサロさんがエイトさんに言った「特別な力」が何か全くわからない。
ピサロさんも具体的な事まではわからないそうだが、何かを私やエイトさんから感じると言う。
過去はどうだか知らないけど、今のピサロさんが嘘を言っているようには見えない。
父にも何度か尋ねてみたが、村付近で拾った事以外は何もわからないと言う。
その答えが見つかるまでには時間が掛かるのかもしれない。


２月２３日（＊曜日）

なんと、今日は子供達が初めて寝返りを打ったのである。しかも、２人とも。
他人にとっては些細な事かもしれないけど、親としては子供が成長したのを実感できる事である。
エイトさんは冷静を装っていたが、やっぱり嬉しそうにしていた。今日は非番で良かったね。
父なんて、孫の成長に喜んじゃって、その影響か今晩の食事はちょっと豪華になった。
当の本人はまだミルクしか飲めないのにね。その代わり、おいしいミルクを飲ませてあげるよ。

３月１日（＊曜日）

気づいてみたら、もう３月。ピサロさんも段々と村に馴染んできている。
子供達は寝返りを打てるようになってから、ころころ転がって遊んでいる。
兄妹は仲良くやっている感じなのでちょっと安心。
寝返りを打てるようになると、すぐにハイハイを始めるらしいので、
今度はいつハイハイが出来るようになるか、凄く楽しみ。


３月３１日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰ってきた。そういえば、明後日で結婚１周年だね。
そう言ったら、明日から仲間達が来て祝ってくれるみたい。
是非、ゼシカさんには子供達が寝返りを打ったところを見て欲しい。
本当はハイハイする姿を見せたかったけど、ゼシカさんの言うように焦っちゃダメよね。

４月１日（＊曜日）

今日はエイトさんの仲間達が来てくれた。約３ヶ月ぶりかな。
早速、ゼシカさんに子供達を見せて寝返りが出来るようになったことを報告。
すると、エルトリオはすかさずゼシカさんに抱っこのおねだり。
「寝返りするのも早いけど、親離れはもっと早いわね」とゼシカさんが言う。
冗談のつもりなのだろうが、ちょっとだけショックだったりする。
一方のブランカはここ最近、私にべったり。こっちの親離れは相当先のようね。
ゼシカさんに言わせれば、女の子は母親についたり離れたりを一生繰り返すとの事。
親に反発してエイトさんと冒険に出て、旅が終われば元の鞘に戻った自身の体験なのかな。
それにしても、本当は自分の子供がいるんじゃないのと思うぐらい、ゼシカさんは育児に詳しいよね。

４月２日（＊曜日）

今日は私たちの結婚１周年。あっという間に来ちゃったね。
エイトさんは１週間おきに村とトロデーンを往復する生活だけど、
むしろ、これが２人の関係を良くしているのではないかと言っている。
私としてはずっとそばにいて欲しいのだけど、リュカの時を思えば、
１週間おきにそばに来てくれるのだから、わがまま言っちゃいけないよね。
しかも、トロデ王も私のことを気遣って、行事のあるときは休暇をくれるのだし。


４月３日（＊曜日）

結婚記念の祝いに来てくれた仲間達とも今日でお別れ。
エルトリオはゼシカさんを手放すまいと、必死にゼシカさんにしがみつく。
しかも、赤ちゃんなのに力もついてきたのか、なかなか離れようとはしない。
仕方がないので、ゼシカさんが一旦外に出て連れて帰る振りをしたら、
私が抱いているブランカがエルトリオを寂しい顔で見つめる。
すると、エルトリオも諦めて私の元に戻ってきたのである。
こんな赤ちゃんでも、兄妹のつながりって強く感じているのかな。

そろそろ、割れた石版を探して帽子かぶった男の子と気の強そうな女の子ときれーな女戦士と獣人の子供の四人が来るころかな・・・

４月６日（＊曜日）

仲間達が帰ってきた頃から、子供達はハイハイの練習をし始めてきた。
ゼシカさんがくれた育児ガイドを見ると、かなり成長が早いようだ。
ピサロさんが言ったように、この子達には特別な力が眠っているのかもしれない。
エイトさんは成長には個人差があるから、期待しすぎるのもどうかと言われたが、
やっぱり、自分の子供は特別だからね。期待してしまうのは仕方ない。


４月１２日（＊曜日）

子供達が誕生してから今日で半年。私も育児にも慣れてきたかな。
子供達のハイハイはまだ形になっていないが、匍匐前進ぐらいにはなったかな。
兄妹がいる事でお互いに競争意識があるのか、片方が出来るようになると、
すぐに、もう片方も出来るようになる事が殆ど。いい刺激になっているようね。
父も孫の成長を見るのが生き甲斐になっているようで、凄く楽しそう。
明日はエイトさんが帰ってくるので、匍匐前進を見せてあげて欲しいな。

４月１４日（＊曜日）

エイトさんが帰ってくるときに、子供達が匍匐前進で迎えに行ったら、
「刀剣を持っていた僕は匍匐前進はしなかったな」だって。
職業柄なのか、子供達をそういう風に見てしまうのだろうか。
この調子でいけば、来月までにはハイハイ出来るようになるかな。


４月２９日（＊曜日）

今日、突然ブランカが発熱をしてしまったので、急いでサラボナの病院に連れて行った。
ルドマンさんも心配そうに病院に来てくれたが、幸い大事には至らず一安心。
お医者さんが言うには、この頃から免疫が切れて病気をする事があるらしいんだって。
何でも初めての事だから、ちょっとした事でも不安になってしまう。
とりあえず、薬を飲ませてエリトリオとは離れて休ませる事にしたけど、やっぱり寂しそう。
元気になったらすぐに一緒にしてあげるから、それまで我慢してね。

５月１日（＊曜日）

心配だったブランカも今はすっかり元気を取り戻した。
これからは、病気の心配もしなければならないから、ちょっと大変ね。
気づいてみたら、ハイハイもかなり形になってきている。
２日ぶりに子供達を一緒にしてあげたら、楽しそうに遊んでいた。
やっぱり、兄妹が一緒なのが一番なんだね。
この光景を見ると、弟みたいな存在だったリュカの事が気になる。


５月１２日（＊曜日）

今日で子供達は７ヶ月。ちょうどエイトさんが帰ってきて、子供達と遊んでいた。
もう、お座りも出来ていたんだ。成長を見逃しているのに気づくと、残念な気分になってしまう。
見逃そうとしているわけではないが、毎日が忙しいとうっかり見落としてしまうのかも。
立って歩くところとおしゃべりができる瞬間だけは見逃さないよう、記録にとどめたい。

６月１７日（＊曜日）

ピサロさんが来てからは、なぜか個性的な旅人が村に来なかったのだが、
約半年ぶりに個性的な旅人がまた姿を現した。また、エイトさんがいないときである。
その旅人は突然宿屋にやってきて、かくまって欲しいとお願いしていた。
戦士っぽい姿だったので、魔物が襲ってきたのではないかと心配になってしまったが、
彼を追ってきたのは１人の女性。名前を聞くとローラというらしい。
一瞬、フローラさんと聞き間違えそうになってしまったが、どう見ても他人だ。
状況を尋ねようとしたのだが「そんなひどい…」を繰り返すばかりで話にならない。
仕方ないので、サラボナの方に行ったのではないかと言ったら、彼女はすぐに向かっていった。
すると、旅人は「今、ストーカーに追われて逃げ回っている」と言って、北へと去っていった。
でも、あの旅人は船を持っているのかな？海を越えないと、北へは逃げられないはずなんだけど。

６月２３日（＊曜日）

ここ最近、エイトさんは帰ってくると子供達へとまっしぐら。
色々と出来るようになってきたから、子供達を遊ぶのが楽しくて仕方ないのかも。
今日はエイトさんのサポート付きで歩く練習をしていた。
まだ、完全に立って歩ける訳じゃないけど、結構サマになっている。
これで、１人で立って歩けるようになる日ももうすぐかな。
でも、人生はみんなで一緒に歩こうね。だって、１人きりだと寂しいもん。


７月１２日（＊曜日）

今日で子供達は９ヶ月。１〜２秒程度であるが、１人で立つことが出来るようになってきた。
ここまで来れば、歩みを始めるのは時間の問題ね。この瞬間は見逃さないわよ。
そんな私をエイトさんはゼシカさんの言うようにゆっくり見守ってあげたらどうだと言うけど、
それが出来たら、すでにやっているよね。これが母親と父親の考え方の違いなのかな。

８月４日（＊曜日）

離乳食の回数が増えてきたとはいえ、ミルクを与えることもまだまだある。
ミルクを与えていたとき、固い物が当たる感触がしたので口の中を見てみると、
歯が生え始めているのに気づいた。もう、歯が生え始める時期なんだ。
その後、帰ってきたエイトさんが子供達に歩く練習をさせていたら、
支えなしで立てるようになったと言ってきたので、見に行ったらすでに疲れて座っていた。
もう、意地悪〜。ママにもちゃんと立っているところを見せてよ。

８月２０日（＊曜日）

子供達も１０ヶ月を過ぎたので、そろそろ乳離れをさせようとしているのだが、
エルトリオが「ぱふぱふ、ぱふぱふ」と言ってミルクを欲しがる。
どうやら、エルトリオは胸を「ぱふぱふ」として覚えてしまったみたい。
ブランカの方はあまり文句も言わず、乳離れをしてくれるので助かる。
そして、ついに子供達が一人歩きに成功する瞬間を見届けることが出来た。
ここまで成長してくれたと、感動してちょっとだけ涙が出ちゃった。
でも、当の子供達は何のことかわかってないみたい。当たり前だけどね。

９月１日（＊曜日）

今日は珍しくエイトさんが帰ってきたときに個性的な旅人が村にやってきた。
茶髪でテールをしているところがゼシカさんに似ていたので、もしかしてと思って尋ねてみた。
しかし、ゼシカさんとは全く面識がないみたい。ただ、カルベローナから来たバーバラだと言っていた。
エイトさんも雰囲気が似ていると言っていたから、てっきりゼシカさんの娘かと思っちゃったけど、
よく考えてみれば、母娘にしては年齢が近すぎるよね。それにしても、ゼシカさんに似ている。
話を聞いてみると、旅の目的を果たしてしまって、何もすることがなくここに来ちゃったみたい。
すると、エイトさんが一緒に子供の面倒を見てやったらと提案してきた。
正直、突然来た旅人に子供の面倒を見せるのは不安だったけど、このままにするのも可哀想だし、
ゼシカさんに似ているためか、エルトリオがなついてしまったので、結局は村に残ってもらうことになった。
これで、旅人が村に残ったのはピサロさんに続いて２人目ね。


９月５日（＊曜日）

今日もいつものように過ごしていると、突然魔物が村を襲ってきた。
村のみんなは急いで避難していく中、エイトさんは装備を持って外に出た。
すると、後を追うようにバーバラさんも外に出て行ってしまった。
バーバラさんを心配しながら外を見てみると、激しい呪文で魔物を次々と倒している。
最初に出会ったときはおとなしそうな女の子だったのに、意外な活躍で驚いちゃった。
エイトさんもバーバラさんの実力は認めているようで、村のみんなも感謝していた。
この件もあって、ピサロさんとバーバラさんは村に認められるようになったのよ。
なのに、私は子供と一緒に言えに引きこもっていただけ。こんな私にも特別な力があるのかな？

９月１２日（＊曜日）

今日で子供達は１１ヶ月。残り１ヶ月でお誕生日だね。
バーバラさんは言葉をしゃべり始めた子供達に色々と言葉を教えているみたい。
一人歩きが出来るようになってからは体力面より知能面が気になり出すので、
バーバラさんがこうやって言葉を教えてくれるのはありがたい。
こうなってくると、今度は一緒に本が読みたいねなんて言ったら、
隣で聞いていた父が「ビアンカは８歳頃になっても読めない字は読み飛ばしていた」とか言うのよ。
そんな言い方されたら、バーバラさんが私の頭が悪い印象を持ってしまうでしょ。
でも、時々読み飛ばしていたのは事実で、間違いじゃないから反論できず悔しいのよね。


９月２９日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰ってきて、次は子供達の誕生日前日の１１日に帰れるようになったと報告してくれた。
また、仲間達も祝いに来てくれるので、エイトさんって本当に人に恵まれていると思う。
エイトさんの人格のなせる技なんだろうか。今度はゼシカさんとバーバラさんを会わせたいわね。
似ている２人を見て、お互いにどう反応するかもちょっと楽しみ。仲間達もどう反応するんだろう？

１０月６日（＊曜日）

今日はエイトさんが赴任する日だが、帰りは１１日と期間が短い。
トロデ王の気遣いのおかげで、夫婦で子供の誕生日が祝える事に感謝。
エイトさんが帰ってくるまでに、ご馳走を用意しておかないとね。
子供達の乳離れも終わったので、少しぐらいは一緒に食べられる。
バーバラさんもケーキを作ってあげると言ってきたので任せてみようと思う。


１０月１１日（＊曜日）

今日は予定通り、エイトさんが仲間達を連れて帰ってきた。
そして、仲間達とバーバラさんがご対面。早速、ククールさんが「ゼシカの娘じゃないのか」と一言。
当然、ゼシカさんは否定するけど「なんだか、妹が出来たみたい」とバーバラさんには好意的。
２人で色々話していたみたいで、段々と本当の姉妹のようにうち解け合ってきた。
その様子をエルトリオは不思議そうな目で見ている。２人の区別を出来ているのかな？

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の初めての誕生日。１年間を無事に過ごせて良かったと思っている。
当の子供達はこの日を理解しているかどうか微妙だけど、いつもと違う事は感じているみたい。
バーバラさんの作ったケーキも好評で、おかげでケーキを買う手間が省けたのは助かった。
子供達の誕生日を祝った後、男達は近況報告しながら飲んでいたが、
私とバーバラさんとゼシカさんの３人で、今後の子供達の教育問題について話し合った。
意外と言っては失礼になるが、バーバラさんは思った以上に知性が豊かで、
これからは子供達の家庭教師にしようかと思っていると言ったら、ゼシカさんも賛同してくれた。
バーバラさん、子供達を立派にしてくれるよう、これからもお願いします。


１０月１３日（＊曜日）

子供達の誕生日が終わり、仲間達は元のところに帰っていった。
いつもはゼシカさんと離れるのを嫌がったエルトリオも、バーバラさんがいるおかげで泣かなくなった。
ただ、ゼシカさんが帰る前に「ぱふぱふ」をおねだりしていたみたいで、まだ私よりもゼシカさんなんだ。
どうも、エルトリオは完全に乳離れ出来ていないようね。おそらく、一生出来なさそうな気もするが。
バーバラさんにはねだらないところを見ると、ゼシカさんとバーバラさんの区別は出来ているようね。

ただの子育て日記になってきたね。
これどこまで続けるの？

>>118
リュカが石から戻るまでだろ？

８年分を何かのネタで埋めなければいけないから、育児日記は格好の材料だろう。
でも、１歳を過ぎたあたりから成長が鈍るから、ネタに困り出すのではないか。

「平穏な暮らしだった」でくくって、７年くらい時間飛ばすのも手？

１０月２７日（＊曜日）

子供が１歳になって、とりあえず子育て奮闘記の第１章は終わって一安心。
子供達が歩けるようになったので、事故の心配はつきないが、
幸い、バーバラさんや村のみんなが子供達を見てくれているので、
私も父やエイトさんと、ゆっくりお茶を飲む事も出来るようになった。
村に来たときは失業状態だったバーバラさんも子供の面倒を見るようになってからは明るくなってきた。
忙しすぎるのも問題だが、やる事があるのも幸せな事なんだなと、バーバラさんを見て実感した。


>>121
そういう手もあるのだろうが、それをやるとすぐに終わってしまいますからね。
ネタとして使いやすいので、子育て日記は続けさせて頂きますが、
他のネタも出来るだけ考えるようにはしておきます。

１１月１８日（＊曜日）

また、個性的な旅人が村を訪れてきた。今日はエイトさんはいない。
ちょっと暗い感じの女性で緑色の髪が特徴。ティナとか言っていたっけ。
すると、ピサロさんがティナさんを見て勇者の子孫じゃないのかと興奮していた。
だけど、ティナさんは幻獣の血は引いているが、天空人の血は引いていないと否定。
ピサロさんは人間以外の血が入っている人を敏感に嗅ぎ分ける能力があるようで、
しかも、緑髪はピサロさんを救った勇者と同じ髪の色だから、確信してしまったようだ。
ピサロさんは伝説の勇者を見つけるまでは村に残って欲しいとお願いしていたが、
自分たちを苦しめた帝国と戦わなければいけないと村を去ってしまった。
もし、ティナさんが伝説の勇者なら、フローラさんが機嫌を悪くしてしまっていたかも。

１２月３日（＊曜日）

今日はリュカの結婚３周年なのに、行方は未だにわからない。
あれから、フローラさんと同じように私も結婚して子供を儲けた。
３年も会っていないと、お互いに随分と変わったんだろうな。
大人になったリュカと再会したときのように、たくましくなっているのかな？
そういえば、あの時は奴隷にされて１０年間も強制労働させられたっけ。
もしかして、捕まってまた強制労働にかり出されてしまったのかもと思うと…
でも、もう会えないなんて事はないよね。

１２月２２日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきた。年末年始は休暇をもらえたので、今年の仕事はこれでおしまい。
また、仲間達が２９日に来てくれる。私たちの行事があるときには必ず顔を出してくれる仲間達。
いつもながら、エイトさんは人に恵まれているなと思う。これもエイトさんの人柄なんでしょうね。
子供達は言葉数が増え、兄妹同士やバーバラさんと色々しゃべっているみたい。
まだまだ完璧ではないが、たまに面白いことを言ってくれるので、結構楽しい。


１２月２９日（＊曜日）

今日は仲間達が村に来る日。２ヶ月ちょっとぶりだから、結構会ってるよね。
いつものように近況報告が終わった後はみんなで子供達のところへ。
まだ小さい子供達が仲間達に挨拶する姿はとってもかわいい。
でも、きちんと挨拶した直後に「ゼシカさん、ぱふぱふ抱っこ」とねだるエルトリオには一同爆笑。
挨拶はバーバラさんが教えたのだと思うけど、こういうところはまだ子供ね。

１月１日（＊曜日）

今日は新年。こうして仲間達と過ごすのは３回目になるかな。
すると、サンチョさんから手紙が村に届いた。
リュカは城の兵に探させているが行方はまだわからないそうだが、
リュカの子供達は順調に育っているとの報告があり、
またグランバニアに遊びに来て下さいという内容だった。
リュカの子供達って、もうすぐ３歳になるんだったっけ。
仲間達が４日に帰る予定だから、直帰できるその日にみんなで遊びに行くことにした。


１月４日（＊曜日）

今日はみんなでグランバニアに遊びに行った。
サンチョさんとリュカの子供達が出迎えてくれ、１年ぶりの対面。
初めてグランバニアに来たバーバラさんは寂しげに村に来た経緯を語り始めた。
身寄りのないバーバラさんを旅人が誘ってくれたのが旅の始まりで、
旅が終わったとき、他の仲間達はそれぞれの場所に帰ったのだが、
身寄りのないバーバラさんだけは王子であった旅人の城までついてきた後、
突然、違う世界に迷い込み放浪していたら、偶然に村へたどり着いたとこのと。
それが城の中に入ったので、その光景を思い出してしまったそうだ。
そんなバーバラさんも今は子供達に慕われ、リュカの子供達と一緒に遊び始めている。
サンチョさんはこのままリュカが見つからないまま子供達が大きくなったら、
一緒に探しに行くと決断したのを話してくれた。やはり、動かずにはいられないそう。
そして、仲間達が帰る時間になり、グランバニアからそれぞれの場所に帰った。

１月１２日（＊曜日）

今日はエイトさんの今年初の赴任。このとき、いつもの日常に戻る。
朝起きて、私達と子供達の食事を作り、父と私が食事をしている間、バーバラさんが子供達に食事をさせる。
それが終われば、私が子供の面倒を見ている間にバーバラさんが食事をするというところから１日が始まる。
朝食が終われば、私は掃除洗濯等の家事と宿の手伝いをし、バーバラさんは子供につきっきり。
昼は交代で食事をする以外はのんびりしている。ただ、子供達と遊んでいる事が多いかな。
夜も交代で食事をした後、父、バーバラさんとエルトリオ、私とブランカの順番に入浴させて１日が終わる。
エイトさんがいるときは、家事を手伝ってもらったり、子供の面倒を見てもらったりしているので、
生活パターンも若干変わったりもするが、バーバラさんが来てからは大体このような日常である。
バーバラさんが来る前は私が子供達につきっきりで、それ以外は父やエイトさんに殆ど手伝ってもらっていたから、
いつも子供達の面倒を見てくれるバーバラさんには本当に感謝している。


２月３日（＊曜日）

今日は珍しくサラボナからルドマンさんが村に来てくれた。
遠いところから珍しい食べ物が入手できたというので、私達に持ってきてくれたみたい。
色々なものを米と黒い紙みたいなもので巻いた筒状の食べ物なのだが、
ある方向を向いて黙って食べきると縁起がいいという言い伝えがあるみたい。
言われるがまま、リュカが見つかるように願いを込めながら食べきったのだが、
量は多いし、あごが疲れるので食べきるのに苦労した。でも、美味しかったけどね。
エイトさんは平気で食べきったけど、父もバーバラさんもリタイアしちゃったみたい。
折角なので、余った分を子供達に食べさせたら結構喜んでいた。

３月２日（＊曜日）

新年が始まったかと思えば、もう３月。
今日、エイトさんが帰ってきて、結婚２周年の祝いに３０日は仲間達と一緒に帰ってきてくれると報告があった。
いつも、こうやって仲間達が村に来てくれるので、家族みたいなつきあいになっている。
このような状態がいつまでも続いてくれればいいんだけど、ゼシカさんが結婚すると厳しいかな。
エイトさんは当分結婚はしないと思うと言っていたけど、そんなのは分からないよね。
私だってリュカがフローラさんを選んだときは、もう結婚はしないと思っていたんだもん。


３月３０日（＊曜日）

今日はなぜか朝からバーバラさんの笑い声が聞こえる。
普段はそういう感じの人じゃないから、気になって見に行ったら凄い光景が。
なんと、ブランカの顔が落書きだらけ。私もバーバラさんと一緒に爆笑してしまった。
何かと思えば、どうやら仲間達を迎えるためにメイクをしていたと言う。
バーバラさんは面白いから、このまま仲間達を迎えてもいいんじゃないかと言うけど、
さすがに恥ずかしいので、メイクは全て落とさせた。１歳といえども、女の子なんだね。

４月２日（＊曜日）

今日は私達の結婚２周年。気付いてみれば、もう２年も経ったんだね。
リュカがフローラさんを選んだとき、もう結婚できないなんて思っていたっけ。
最初にエイトさんと出会ったときも、リュカが帰ってくるまでと断っていたのに、
グランバニアで仲間達に押されて、私達が結ばれたんだよね。
そして、旅が終わって結婚したのが２年前。その後に生まれた子供ももう１歳を過ぎた。
そういえば、ミーティアさんはどうしているんだろうと仲間達に尋ねてみたのだが、
サザンピークには足を運んでないから、近況はあまり分からないと言う。
エイトさんもあまり会わせてもらえないみたいで、今は何とも言えないみたい。
一緒に旅をした仲間なのに、ちょっと寂しいわね。

４月５日（＊曜日）

今日、予定通りに仲間達が帰っていった。そして、明日はエイトさんの赴任日。
こうしてまた、いつもの日常に戻っていく。仲間達も同じように日常へと戻っていく。
このような何でもない日常でも、リュカの事を思えば小さな幸せなんでしょうね。
リュカも何でもない日常が過ごせるようになるのはいつになるんでしょうか。


８月７日（＊曜日）

今日はエイトさんと出会ってから丁度３年。星空が綺麗だったのは３年前と同じね。
エイトさんに覚えているか聞いてみたら、ハッキリとは覚えてなかったみたい。ちょっと残念。
子供達も赤ちゃんを卒業する時期に近づいたので、久しぶりにロマンチックな夜を過ごそうと、
子供達は父とバーバラさんに任せて、２人きりでサラボナへと出かけた。
エイトさんも久しぶりだったのか、照れながらも一杯愛してくれたので、ドキドキしちゃった。
子供が生まれてからは、こうやって夫婦だけで過ごす時間も殆どなかったけど、
これからは時々夫婦だけの時間を持とうね。

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の２歳の誕生日。仲間達も祝いに来てくれたけど、今回は日帰り。
みなさんの都合もあるから仕方ないよね。祝いに来てくれただけでも感謝しなきゃ。
大きくなった子供達はすでに色々な事が出来るようになったので、
この機会に、私から子供達に赤ちゃん卒業を言い渡した。早い話が、もう甘やかさないわよって事。
これからはちょっと厳しくなるかもしれないけど、成長には必要な事だから気持ちを切り替えるつもり。
バーバラさんにも方針を伝えておいたし、そろそろ教養も身につけてもらわないとね。


１２月３日（＊曜日）

今日はリュカが結婚してからもう４年。それなのに、何の音沙汰もない。
時々、サンチョさんからの手紙が届くが、殆ど手がかりが掴めていないみたい。
幸い、リュカの子供達は順調に成長しているようで、これが楽しみだったりする。
ちなみに、私達の子供達はバーバラさんに色々な言葉を教えてもらっている。
ブランカは落ち着いているのに、エルトリオはまだ赤ちゃん気分が抜けていないところがある。
性格の違いなのか男女の違いなのか分からないけど、もう少しブランカを見習って欲しい。

１２月２１日（＊曜日）

今日はエイトさんが今年最後の仕事を終えて帰ってきた。
仲間達は２８日から１週間の滞在予定。手紙でサンチョさんに誘われたので、
最終日の３日にみんなでグアンバニアに行こうかなと思っている。
今からリュカの子供達に会うのが楽しみ。大きくなったんだろうな。


１月３日（＊曜日）


仲間達と過ごした年末年始も今日でおしまい。最後はグランバニアに遊びに行った。
予想通り、子供達は立派に大きくなっていた。でも、リュカもフローラさんもいないのよね。
ただ、そんな状況でもめげないリュカの子供達。育てた人が立派だったからかな。
私達の子供達と一緒に遊んでくれるし、１歳の差って子供達には大きく感じた。
サンチョさんと色々話をしているうちに、もう帰る時間。また、みんなが日常に戻っていくのであった。

１月１１日（＊曜日）

今日はエイトさんが今年初の仕事に行った。
日常生活で変わったのは、２歳になってから子供達が一緒に食事をするようになった事かな。
あとは、他は子供達に対する接し方とバーバラさんによる勉強が始まった事ぐらいか。
それ以外は以前と殆ど変わってない。それだけ、日常生活が安定しているのかな。
これはこれで幸せな事。小さな幸せを積み重ねていく事が大事よね。


２月８日（＊曜日）

今日、この付近では見かけない、かわいい生き物が村に迷い込んできた。
子供達は興味津々で、その生き物の名前をバーバラさんに尋ねていたみたいだが、
バーバラさんも見た事がない生き物で答えられなかったみたい。
ただ、「クポークポー」と鳴いていたので、村では「クポちゃん」と名付けてかわいがる事になった。
特に誰かが飼うわけではなかったが、半野生みたいな形で村で過ごしてもらうようね。

３月１４日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきて、来月からの赴任サイクルを
１週間おきから１ヶ月おきにしたいとトロデ王から言われたそうで、
それを私が賛成してくれるかどうかを相談された。
エイトさんが１ヶ月いなくなるのは寂しいけど、子供達も大きくなったし、
今までもトロデ王から色々と配慮してもらっていたから、
エイトさんには１ヶ月おきになってもいいわよと伝えておいた。
予定では、奇数月に赴任して偶数月は休みになるそうだから、
４月の結婚記念日や１０月の子供達の誕生日には休みになるようね。
また、２月が短い分、年始は３日まで休みにしてくれるらしい。
こういうところで、トロデ王の配慮が見える。本当に、エイトさんは人に恵まれてるわね。


３月２８日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきて、赴任サイクルが予定通り１ヶ月おきに変わったとの報告があった。
つまり、４月末までは休みなんだね。こんなに長くエイトさんと一緒にいるのは初めてかな？
あと、３回目の結婚記念日には日帰りになるが、仲間達が来てくれる報告もあった。
バーバラさんからは子供達のボキャブラリーも増えてきたので、来月からは算数を教える予定だとか。
ようやくエルトリオも赤ちゃん離れが出来たので、ちょっと安心。まだ、ブランカの方がしっかりしているけどね。

４月２日（＊曜日）

今日は結婚３周年。こういうときは、いつも仲間達が来てくれる。
みんな、エイトさんが今月から１ヶ月おきの赴任サイクルになるのを知っているようで、
ヤンガスさん、ゼシカさんにエイトさんが浮気をしないように監視するよう言われていた。
結婚３年目から浮気をする確率が高いそうで、それを心配してのアドバイスらしい。
すると、エイトさんはむしろ私がリュカと不倫しないかと心配だって。
そんなの、どこにいるかわからない人と不倫なんかできるわけないでしょ。
それに、私には子供達だっているし、リュカにもフローラさんがいるわけだし。
でも、私のことを気にしている様子だと、エイトさんが浮気をする心配はなさそうね。


５月１日（＊曜日）

今日からエイトさんが１ヶ月間の赴任。先月は長く一緒にいたから、急に寂しくなる。
でも、リュカが戻ってこない年月と比べれば、１ヶ月なんてずっと短いよね。
さて、子供達の方であるが、１桁同士の足し算はかなりできるようになったみたい。
繰り上がりがあると、時々わからなくなることもあるそうだが、飲み込みは早いほうだって。
となると、バーバラさんの教え方がうまいのかな？

５月１５日（＊曜日）

エイトさんが赴任してから２週間が過ぎた。
今まで１週間おきだったので、エイトさんのいないこの時間が長く感じる。
時々、エイトさんも帰りたがってるんじゃないのかなと思ったりもする。
そのとき、トロデーンにいるエイトさんから手紙が届いた。
思えば、エイトさんから手紙をもらうのって久しぶりだよね。
内容は至って普通だが、こういう時だから、ちょっと嬉しかったりする。
私も近況を手紙にしてトロデーンに送っておいた。エイトさん見てるかな？


６月１日（＊曜日）

今日は待ちに待ったエイトさんの帰宅。１ヶ月間は長かった〜。
つい、帰ってきたエイトさんに飛びついてしまった私。だって、久しぶりなんだもん。
ただ、バーバラさんにニヤニヤしながら「お熱いですね」と言われちゃったけど。
でも、ここまで言われちゃったから、開き直ってさらに熱くなりたいと誘ってみたら、
サラボナまで連れて行ってくれ、久しぶりの夫婦だけの時間を過ごすことになった。

６月３０日（＊曜日）

今日でエイトさんの休みは終わり。明日からトロデーンに１ヶ月間赴任する。
この前、エイトさんがいなくて寂しかった事をつい口にしてしまい、
エイトさんも「どうしても寂しいなら、トロデ王に相談する」と言ってくれたが、
さすがに、私のわがままを押しつけるわけにはいかないよね。
でも、エイトさんは出来るだけ１週間おきに手紙を出すと言ってくれたから、本当に嬉しかった。
子供達も言わないのに、私のわがままで気を遣わせてしまってごめんね。


７月７日（＊曜日）

今日、サラボナで買い物をしていると、ルドマンさんがいい物をプレゼントすると言ってくれた。
それは携帯電話というもので、以前トルネコという商人が村に売りに来た事を思い出した。
どうやら、エイトさんの赴任サイクルが１ヶ月おきになってから、私が寂しがっているのを知って、
いつでも連絡が取れるようにと、ペアの片方をトロデーンにいるエイトさんに送ってくれたみたい。
以前、諦める原因だったコストが心配だったが、基本的な部分は負担してくれるとの事。
後は使った分だけ払ってくれればいいよと言ってくれたので、心配の種は１つ消えたかな。
携帯電話がエイトさんに届いたらメールするように伝えておいたらしいから、今から楽しみね。

７月１０日（＊曜日）

今日、エイトさんからの手紙が来ていた。約束通り送ってくれたんだね。
さらに今晩、電話が掛かってきた。携帯電話が届いたよとの事。
遠くにいるはずなのに、エイトさんの声が聞けるなんて、とっても感動。
後で城内の写真を送るからと言って、色々な写真をメールしてくれた。
その中にトロデ王が写っていたのだが、魔物の時とあまり変わらないね。
本当は呪いの解けたミーティアさんとチャゴス王子の写真も見たかったけど、
エイトさんですらなかなか会えないから難しいか。


８月１日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきた。この前と違って、携帯電話のおかげで寂しくなかった。
お礼と使用料の支払いのため、ルドマンさんに会いに行ったら、支払いはいいよだって。
悪意はなくても、自分の行為で結果的にリュカを奪ってしまった形になってしまったから、
せめて幸せになった私を応援したいからだって。でも、本当にいいのかな？
毎日のようにメールをしていたし、時々長電話もしていたから、使用料は小さくないのに。

８月７日（＊曜日）

今晩、突然エイトさんから誘われた。「出会ってから４年になったよな」だって。
いつも誘うのは私からなのに珍しいね。でも、もう４年になるんだ。
リュカの事は忘れてないけど、かつてのように思いに浸る事はなくなった。
おそらく、自分の生活スタイルが確立したからだと思う。
子供達の学習もかなり進行したみたい。バーバラさんも褒めてくれたので、安心している。


１０月１２日（＊曜日）

気付いてみたら、子供達はもう３歳。いつものように、仲間達が集まった。
エイトさん以外の仲間達はみんなまだ独身。どうやら、結婚する気がないみたい。
ゼシカさんは冗談でエルトリオとなら結婚してもいいなんて言うから、エルトリオはすっかり上機嫌。
でも、エルトリオが大きくなる頃にはゼシカさんはオバサンよ。それでもいいの？
エルトリオは結構年上の女性が好きみたいって、３歳児に言っても仕方ないか。
子供達の誕生パーティーが終わったら、次は年末年始に来ると言って帰っていった。

１１月３日（＊曜日）

ついに、エイトさんからミーティアさんの写真がメールされてきた。
たまたま、トロデーンに来たところを写真に撮ってくれたらしい。
馬になったところしか見てなかったので、馬でないミーティアさんを見るのは初めて。
ただ、思った以上にかわいいから、エイトさんが取られないかちょっと不安ね。
でも、エイトさんは「彼女とはただの幼馴染みだから、男女の関係にはならないよ」との事。
やっぱり、幼馴染みはただの幼馴染みなのか。多分、リュカもそうだったんだろうね。
ところで、チャゴス王子はいないの？と尋ねてみたら、サザンピークに残ったらしい。
エイトさんはうまくやっていると言うが、あまり関係は良くなさそうな気がする。


１２月２９日（＊曜日）

子供達の誕生日からあっという間にもう年末。本当に早いわね。
仲間達が来てくれて、またにぎやかになる。帰るのはエイトさんの休みが終わる３日の予定。
また、今回もサンチョさんから招待されたので、グランバニアに足を運んでみようと思う。
子供達はバーバラさんに教えてもらった事を嬉しそうに仲間達に見せびらかしている。
ゼシカさんは子供達に才能があると言ってくれたが、家庭教師がいいのよね。
私では子供達にここまで教育できたか自信がないんだし。バーバラさんには改めて感謝。

楽しみに見させてもらってまふ。
リュカそろそろ登場しないかな〜？

１月３日（＊曜日）

エイトさんの休みも今日で終わるので、みんなでグランバニアに足を運んだ。
リュカの子供達も、もうすぐ５歳になるそうだ。あれから、５年も過ぎてしまったんだね。
ここまで時が経つと、リュカもフローラさんも亡くなってしまったのではないかと不吉なことを考えてしまう。
サンチョさんの「坊ちゃんはどこかで必ず生きている」と言ってくれるのが救いだ。
また、リュカの子供達も生還を信じているところを見て、不幸なことが頭の中によぎった自分を戒める。
とはいえ、捜索が行き詰まっているのが現実だし、今の私にはエイトさんとの生活があるので、
リュカのことは成り行きに任せてみようと思っている。今更、狼狽えても仕方ないしね。
どうやら、サンチョさんは子供達が７歳になったとき、リュカの捜索に参加させようと考えて見るみたい。
それまでに見つかればいいんだけど、この様子だと、あと２年以上は覚悟しているのかも。


>>141
今後のストーリーをバラしてしまいますが、予定では、リュカ登場はあと３年になります。
また、エイトの子供達が５歳になった頃に、何かイベントを起こすことを考えています。

１月４日（＊曜日）

今日から月末まで、エイトさんはトロデーンに赴任する。
ようやく、エイトさんの１ヶ月サイクルの赴任にも慣れてきたところ。
最初は寂しかったけど、今は携帯もあるので寂しさはあまり感じていない。
とはいえ、仕事中は電話が取れないので、かけたいのを我慢している事も多いけどね。
写真とかを見ていると、トロデーンに行きたくなってきちゃった。
でも、エイトさんは連れて行ってくれないのよね。仕事の邪魔になるからなのかな？


４月１日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきた。明日は仲間達と４回目の結婚記念日を祝ってくれる。
村の人も、こうやって４年目も祝ってくれるなんてあまりないと言っていたから、
私って恵まれているんだね。これも全てエイトさんのおかげだけど。
子供達も順調に大きくなっているし、平凡な日常に感謝しながら生活しないとね。
でも、どこかで何か物足りなさを感じてしまう事もある。やはり、リュカがいないせいなのかな？

５月２４日（＊曜日）

今日は久しぶりに個性的な旅人が村にやってきた。名前はロックと言うらしい。
宝探し旅で村に来たそうなのだが、こんな村に求めるような宝なんかあるのかしらね。
まあ、私にとっての宝は家族やエイトさんの仲間達だけど、ロックさんが求めるような宝じゃないわね。
村のあちらこちらを探し回ったようだけど、何も見つからず帰ろうとしたとき、クポちゃんが近づいてきた。
ロックさんが言うには、クポちゃんはモーグリという種類の動物らしい。そうだったんだ。
珍しいから連れて帰るのではないかと心配になったが、野生動物は持ち去らない主義だそうで、
結局、ロックさんは何も持って行かずに村を去っていった。


８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会ってから５年になる。
この機会だから、エイトさんに思い切ってトロデーンに行ってみたいとお願いしてみた。
だけど、エイトさんはあまり気が乗らないみたい。今月なら、仕事の邪魔になるわけでもないのに。
理由を聞いてみると、部下に夫婦でベタベタしているところは見せたくないんだって。
男の人って、みんなそういう考えなのかしらね。私は他人に見られても平気なのに。
ただ、今日は他人には見せられないようなことをしちゃったけどね。

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の４歳の誕生日。時の経つのが今まで以上に早くなった気がする。
久しぶりに仲間達が来てくれたので、みんなにトロデーンの様子を尋ねてみた。
あれからは特に異変もなく平和にやっていると言うので安心したけど、
ミーティアさんの話題に及ぶと、不自然な態度を取る。チャゴス王子とうまくいってないのかな？
しばらく仲間達と会話をしていたら、突然ピサロさんが子供達のところに現れた。
すると、私や子供達が秘める特別な力をさらに強く感じ始めてきたので、
能力を開花させるために、そろそろ鍛える時期に来ているというアドバイスをしてきた。
ピサロさんがバーバラさんとエイトさんに協力をお願いするので、任せてほしいとのこと。
突然のことだったので、私を含めてみんな呆気にとられていたが、
しばらくすると、仲間達がエイトさんの子供だから鍛える価値はあると言ってくる。
私は子供達に戦闘能力を鍛えさせるつもりはなかったのだが、
子供達が丈夫になるのならと、ピサロさんに子供達を任せてみることにした。
もちろん、学習面はバーバラさんに引き続きお願いするけど、大丈夫なのかな？

１０月１３日（＊曜日）

仲間達が帰って行った翌日、ピサロさんのアドバイス通り、子供達を鍛える準備が始まった。
まず、ピサロさんがエイトさんとバーバラさんに何かを伝えていた。
後でエイトさんに聞いたら、エイトさんとピサロさんが交代で武器の扱いを教え、
バーバラさんが魔法を教えるという役割分担を決めていたそうだ。
早速、子供達に武器を持たせるかと思ったら、エイトさんはテンションの上げ方を最初に教え始めた。
レヌールのお化け退治でテンションを上げることなんてしなかったから、ちょっと意外。
でも、これが戦術に影響するそうで、テンションが上がれば低レベルでも大ダメージを与えられるそうだ。
子供達も３段階までは上げられるようになったそうで、初日はテンションの上げ方だけで終わった。
エイトさんによると、テンションは４段階まであるそうなのだが、最終段階まで上げるのは時間がかかるとのこと。
今後は、テンションを上げる攻撃を繰り返すことで、最終段階まで上げられるようにしたいと言っていた。

１１月１日（＊曜日）

今日からエイトさんはトロデーンに赴任したので、エイトさんとピサロさんが交代。
子供達の訓練から２週間とちょっとしか経っていないが、ピサロさんによるとセンスはかなりあるらしい。
ピサロさんもテンションを上げてからの攻撃は経験がなく、その威力に驚いていたみたい。
エルトリオはたまにではあるが、最終段階のスーパーハイテンション状態になる事があるそうで、
エイトさんの訓練の成果が徐々に出てきたようね。改めてエイトさんを見直してしまった。
ピサロさんの計画では、エイトさんのいない時は魔法の訓練を中心にやっていくそうで、
バーバラさんが学習とは別に魔法を子供達に教えていた。魔法はブランカの方が覚えが早いそうだ。
そういえば、私は誰かに教えてもらった訳じゃないのに魔法が使えたのはなんでだろう？
バーバラさんに尋ねてみたら、私にも能力があるからじゃないのかという返事。
そして、折角だからと子供達と一緒に新たに魔法を覚えてみないかと誘われた。
今、教えているのが回復系呪文を中心にやっていると言うので、覚えれば日常でも役に立つかな？

１１月１８日（＊曜日）

あれから成り行きで子供達と一緒に魔法を覚える事になり、いくつか新たな魔法を習得した。
他は日常で使う事はないのだが、ホイミだけはちょっとした怪我の治療に使わせてもらっている。
でも、子供達の方が吸収は早いね。ブランカはベホイミまで習得しちゃったみたい。
そして、新たに気付いた事が。テンションを上げると、武器だけじゃなくて魔法も威力が上がるみたいね。
だったら、エイトさんが帰ってきたら、私もテンションの上げ方を教えてもらおうかしら。
一方、武器の扱いについて、ピサロさんは子供達の自主性に任せて好きなようにさせている。
それをわかってか、子供達も試行錯誤で色々と試しているようね。こっちの方は私は見学者なのだが。

１２月１日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきたので、子供達が訓練の成果を披露していた。
子供達の成長ぶりはエイトさんの予想以上だったみたいで、感心しきりだった。
ピサロさんは子供達を見守っていただけだったのにね。ついでに、私が新たに覚えた魔法も披露。
エイトさん、子供達の成長より私が魔法を使える事に驚いていたみたい。
これでも、レヌールのお化け退治では私の魔法でリュカを手助けしたのよ。
そして、エイトさんが帰ったら教えてもらいたかったテンションの上げ方を聞いてみた。
教えてもらったとおりやってみると、少し気分が高揚しているような感じがしてきた。
３回に続けてやってみると、これが結構お酒を飲んだときのように気持ちいい。
試しにメラでも一発放ちたいと言ったら、エイトさんが真剣な顔で村の中ではやめてくれと言う。
テンションが上がった状態では武器でも魔法でも、とんでもない威力になるからだそうだ。
あの時に気付いたのはどうやら本当のようね。仕方ないので、村の外で試してみたら、
たかがメラなのがメラミみたいになっていたので、エイトさんの言う事が初めてわかった。
今日からはエイトさんによる子供達の教習が始まるので、その間に私はバーバラさんとマンツーマンレッスン。
だって、魔法習得が子供達から遅れちゃってるもん。やはり、年齢を取ったせいなのかな？
でも、習得できれば仲間達を驚かす事が出来るから、一生懸命頑張ってるのよ。

１２月２９日（＊曜日）

今日は年末という事で、仲間達が再び村に集まった。
早速、子供達が訓練の成果を仲間達に披露したら、やはりエイトさんの子供だなって。
私も子供達に負けじと魔法を披露したら、子供達が「よく頑張ったね」だって。これって、私を馬鹿にしてるの？
覚えは悪かったけど、バーバラさんのマンツーマンレッスンのおかげで、エルトリオと同じ第１段階は習得したのよ。
ブランカはもう攻撃魔法の第２段階に入っちゃってるけど、私だって攻撃魔法はいくつか使えるのよ。
そう言っても、子供達の成長が早いのは認めざるを得ないんだけどね。でも、ちょっと悔しい。


１月３日（＊曜日）

毎年恒例となってしまったグランバニア訪問。リュカの子供達がさらに大きくなっていた。
でも、それ以外はあまり変わってないのよね。リュカが帰ってこない事も含めて。
なのに、城のみんながリュカの帰りを諦めていないのが凄いと思う。もちろん、フローラさんの帰りも。
１年に１回しか会わないのに、私の子供達とリュカの子供達はすでにうち解け合っている。
サンチョさんからは今年も状況が変わらなければ、リュカの子供達と捜索の旅に出る覚悟を決めたと言われた。
その時は、村に挨拶に行くとのこと。理想はリュカが村に来てくれる事だけど、そう思うようにはならないよね。
そしてまた、仲間達はグランバニアから、それぞれのところに帰っていった。

１月４日（＊曜日）

今日からエイトさんが赴任。年末年始は訓練も休んでいたから、
少しばかり身体がなまっていると思っていたら、子供達は至って元気。
今月は魔法の習得が中心になるので、せめて子供達にはついて行きたい。
バーバラさんが来てから、子供達を任せっぱなしにしていたところもあったけど、
こうやって、一緒に勉強することで親子の絆が深まるのを感じているところ。
エイトさんが帰ってきたときには、また披露してみたいわね。


１月８日（＊曜日）

今日、念願のルーラを習得した。これで、エイトさんの力を借りずに遠くに移動が出来る。
第２段階の最初の方は私が使える魔法ばかりだったために、最初からルーラを教えてもらったのが幸い。
おかげで、魔法の修得度ではエルトリオを抜くことができた。でも、すぐに抜き返されるんだろうな。
折角ルーラを習得したのだから、エイトさんに黙ってトロデーンに行こうと思ったけど、
私自身が一度も訪問したことないので、念願のトロデーンには行くことが出来なかった。残念。
ククールさんもルーラを使えるらしいので、こっそり連れて行ってもらおうかしらね。

２月１日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきた。子供達は嬉しそうに自分の成果を披露する。
それを見終わると、今度の結婚記念日はトロデーンでやらないかと言ってきた。
どうやら、私が何度もトロデーンに行ってみたいと言っていたので、５年目の節目だからと決断してくれたみたい。
メールの画像でしか見たことのない、呪いの説けたトロデ王とミーティアさんに直接会うのが楽しみね。
そういえば、子供達は初めて会うんじゃないのかな。こういう機会だから、幸せなところを見せたいわね。
でも、エイトさんは城内でベタベタするのは控えてほしいと言われた。なんで、人に見られるのが嫌なのよ。


２月２０日（＊曜日）

今月はエイトさんのいるおかげで、私はバーバラさんとのマンツーマンレッスンが受けられ、
今日で第２段階を習得することが出来た。元々使える魔法とダブっていたのが多かったので、
それがなければ、子供達に取り残されていたかもしれない。
エイトさんには無理をしなくていいと言われているけど、子供達には負けたくないからね。
明日から魔法習得の第３段階に入る予定。これで一応、魔法の習得は終わるらしい。
先行していたブランカも習得には時間がかかっているので、相当がんばらないと先が思いやられそうね。

３月３１日（＊曜日）

今日、エイトさんから結婚記念日についての連絡があった。
明日、エイトさんは私たちを迎えに行ってから、すぐにトロデーンに向かう予定だとのこと。
いよいよ、呪いの説けたトロデ王とミーティアさんに直接会えるのね。
仲間達は何かある度に来てくれるのに、トロデ王とミーティアさんにはずっと会ってなかったから、
明日が来るのが待ち遠しくて仕方ない。数えてみれば、５年以上も会ってなかったか。

４月１日（＊曜日）

今日は念願のトロデーン旅行。エイトさんにとっては普通なのだろうけど、私たちは初めての訪問。
仲間達も集合して待っていたので、合流してトロデ王のところに向かっていった。
トロデーンって、グランバニア以上に立派なお城だよね。エイトさんはここで仕事をしているんだ。
そして、いよいよトロデ王との面会。メールで見たとおり、魔物の時とあまり変わっていない。
ヤンガスさんにはおっさん呼ばわりされているし、王様らしくないというのが正直な感想ね。
その後、娘のミーティアさんが私たちのところに来てくれたんだけど、この２人が親子というのも不思議よね。
どこをどうすれば、あのかわいらしいミーティアさんが生まれてくるんだろう。
そのミーティアさんなのだが、私たちに会ったときから寂しそうな表情を浮かべる。
やはり、チャゴス王子とうまくいっていないからなのかな。
人間的に評価が良くないのは何度か目や耳にしているので、うまくいかないのも無理はないかも。
エイトさんが城内でベタベタするのは控えてほしいと言った理由がわかったような気がした。
食事をした後、私とミーティアさんで話をしていたら、衝撃の事実を知ってしまった。
ミーティアさんとチャゴス王子が結婚から、すぐに離婚してトロデーンに逃げ帰ってしまったそうだ。
やはり、チャゴス王子の人格が原因だったらしい。話を突き進めていくと、離婚して当然だと思った。
私だったら、結婚すら拒否していたかも。それからは、ずっと相手も見つからず結婚することもなかったそうだ。
さらに、　エイトさんが私と結婚しなければ、エイトさんと駆け落ちしていたかもしれないと言っていたから、
私がミーティアさんからエイトさんを奪ってしまったのではないかと、複雑な気分になってしまった。
リュカがフローラさんを選んだときの心境を知っているだけに、ミーティアさんの気持ちもある程度は理解できる。
でも、幼馴染みはあくまでも幼馴染み。男女の仲に発展することはないとアドバイスしてあげたら、お礼を言われた。
確かに、こんな心境で私とエイトさんがベタベタしたら、ミーティアさんかわいそうだよね。
就寝前に、きっといい人が見つかるよと励ましてあげたけど、ミーティアさんの心に届いたかな？

４月２日（＊曜日）

今日は私達の５回目の結婚記念日なんだけど、ミーティアさんの事を考えると素直に喜べなかった。
エイトさんがなかなかトロデーンに連れて行かなかったのも、この件があったからなのかな。
トロデ王はミーティアさんの事は気にせずに楽しんでくれと言っていたけど、そう言われてもね。
村に帰ってルドマンさんに相手を捜してもらおうかと提案したけど、その気にはならないって。
一度でも離婚を経験すると、もう結婚は二度としたくないものなのかな。本当は私達の結婚記念日なのに…
でも、なんでエイトさんは急にトロデーンに連れて行ってくれるようになったんだろう？
思い切ってエイトさんに尋ねたら、ミーティアさんの夢の中で子供達と会うようにお告げを受けたかららしい。
もちろん、子供達とミーティアさんは初対面。ピサロさんといい、私の周りには予言者が多くなったような感じがする。
もしかしたら、リュカに関する予言なのかな？何か分からないけど、何か重大な事が近々起こるのかも。

書き手以外のレスが皆無に近いね・・・
ここ何人くらい読んでるのかな？

ノシ

４月３日（＊曜日）

トロデーンから村に帰っても、ミーティアさんの事が気になってすっきりしない。
エイトさんの説明では、トロデーンとサザンピークが昔交わした約束に則ったと言うのだが、
他人が交わした約束でチャゴス王子を押しつけるのはひどいんじゃないの。
実は、エイトさんや仲間達も不本意だったみたいだが、他に誰もいなかったから仕方なかったそう。
そういえば、息子のエルトリオの名はかつてサザンピークにいた王子から取ったって言っていたよね。
しかも、運命的なものを感じたとも。つまり、彼を捜し出してあげればいいんじゃないかって。
そう言ってみたんだけど、エイトさんはリュカを見つけるより困難じゃないかという返事。
そりゃ、国を挙げて捜索しているリュカと違って、個人で捜し出す事になってしまうからね。
さすがに、単に同じ名前と言うだけで息子を差し出すわけにもいかないだろうし。
そんな私を見て、ミーティアさんは離婚してもちゃんとやっているから、あまり気にしない方がいいと言われる。
でも、生活はちゃんとやっていても、結婚できないのはやっぱりかわいそう。
とはいえ、何の手がかりもない状態から、私一人で探し出すのは無理でしょうね。

ノシ
毎日見てますよ。書き手さん、続き楽しみにしてます。
リュカが見つかったら、ビアンカ揺れるんだろうか…。
それぞれ幸せになってホスィ

４月４日（＊曜日）

今日から、子供達の訓練が再開。私も気を取り直して、バーバラさんに魔法を教えてもらう。
その時、バーバラさんからエルトリオがミーティアさんを気に入っているような事を教えて貰った。
もう、エルトリオは惚れっぽいんだから。赤ちゃんの頃からだから、これは生まれつきのようね。
サザンピークにいた王子ならともかく、私もエイトさんも王族じゃないんだから諦めなさいよ。
万一、どちらかに王族の血統が入っていたとしても、本当の親が分からないような私達には無縁よね。
あと、ミーティアさんの夢のお告げは久しぶりにみんなで集まりたかったからなんでしょうね。
仲間達は村に時々集まるけど、トロデ王とミーティアさんだけは村に来なかったわけだから。
まあ、この前習得したルーラの目的地にトロデーンが追加されたので、後でこっそり行ってみようかな。


４月１１日（＊曜日）

今日、時間があいたので、１人でこっそりトロデーンに行ってみた。
もう、私の事は知られているみたいで、すぐに城の中を案内してくれる。
ミーティアさんの本音をもう少し聞きたかったので、２人きりで話をさせてくれるよう、トロデ王にお願いした。
まず、最初に聞きたかったのはエイトさんをどう思っているか。妻の立場としては一番気になる。
すると、ミーティアさんはエイトさんに恋愛感情を持った事もあるとあっさり認めた。
でも、エイトさんは単なる幼馴染みとしか見てくれなかったし、旅の途中で私に思いがあると知ったので、
今はエイトさんに対する恋愛感情はもうないとの事。ただ、大事な人であるのは変わらないとも言っていた。
次に、チャゴス王子について聞いたのだが、もう思い出したくないとノーコメント。
逃げるようにしてトロデーンに戻ってきたのだから、余程の事があったんだろうね。
もう少し話をしたかったが、時間の都合もあったので、今回はこれで終わる事になった。
また今度、時間があったら、ミーティアさんと再会してみようかと思っている。

漏れも結構読んでいる。
ビアンカさんもどことなく文から上品さがただよっているし読みやすくてええね。
頑張れ

５月１日（＊曜日）

今日からエイトさんがトロデーンに赴任する。
以前とは違って、ルーラでいつでも会いに行くことが出来るから、遠くに行ってしまった感覚はもうない。
とはいえ、仕事の邪魔になってはいけないので、頻繁に会いに行くわけにはいかないけど、
いつでも行くことができるというのは心強い。本来なら、私もトロデーンに住むべきなのだろうが、
父や宿屋のこともあるので村に残っている。それがなければ、トロデーンに住んでいたかな。
ただ、バーバラさんは村の方が子育て環境はいい言っていたから、今の方で良かったのかも。
今日からは子供達も魔法習得中心になるので、第３段階の後半に入っているブランカはともかく、
第３段階の前半で並んでいるエルトリオには遅れないように頑張っていきたい。


５月３日（＊曜日）

今日、エイトさんから連絡が来た。
同僚から、トロデーンに私が来たと言われ、不思議に思ってのことらしい。
この前、こっそりミーティアさんと話し合った日のことだと思って、
正直にその経緯を話したら、エイトさんに参ったなと言われてしまった。
幼馴染みのミーティアさんが握る私に知られたくない過去でもあるのかと勘ぐったのだが、
過去の記憶そのものがほとんどないと言われてしまってはどうしようもない。
とりあえず、エイトさんには、トロデーンに来て仕事の邪魔をしないように念を押された。
最初からそのつもりだったのに、あえて言われるのはあまり気分のいいものではないわね。
あまりしつこく言うのなら、同僚の前で私たちの熱いところを見せつけてやるわよ。

５月３１日（＊曜日）

結局、今月はトロデーンに行くことはなかった。
エイトさんが赴任している間は、緊急でない限り控えようと思っている。
ただ、エイトさんが非番の時は、またミーティアさんに会いに行くつもり。
今度はエイトさんの妻としてではなく、好きだった幼馴染みと結ばれなかった者同士として。
結果的ではあるが、ミーティアさんにかつての私と同じ思いをさせてしまったのだから、
いつかは彼女にも運命の人に出会って幸せになってほしいなと本当に思っている。
そう、私がエイトさんと出会ってから、結婚に至ったときのようにね。


６月６日（＊曜日）

今日は時間があったので、再びミーティアさんに会いに行った。
ミーティアさんも快く私を迎えてくれて、この前の話の続きになっていった。
今回はリュカがフローラさんを選んでからエイトさんと結婚するまでの話をしてあげた。
かつての私の経験が同じ境遇のミーティアさんを元気づけるのではないかと思ってね。
なのに、私がそういう経験をしていたと知って、逆にミーティアさんから励まされてしまった。
１ヶ月おきとはいえ、エイトさんは近くにいてくれるけど、リュカはどこにいるかもわからない。
その分、ミーティアは幸せなんだと。それを聞いて、ますますミーティアさんの幸せを願ってしまう。
あの時の私はフリーだからエイトさんと結婚できたけど、ミーティアさんは違ったんだから。
でも、昔交わした約束を一応は果たしたのだから、今度は自分で相手を選んでもいいんじゃないのかな。
素敵な人に出会えば、運命は変わるよと教えてあげたら、ミーティアさんの表情が明るくなった。
そろそろ帰る時間になった頃、後ろを振り返ると子供達の姿が。習得したルーラで来ちゃったのね。
しかも、エルトリオがミーティアさんの素敵な人になるとか言う。もう、調子がいいんだから。
ミーティアさんには、エルトリオは惚れっぽいから、すぐに違う人を好きになるよと言ったのだが、
ミーティアさんはまんざらでもなさそう。本気にすると、また悲しい思いをしちゃうわよ。

楽しみに見てまふ。
リュカとのからみなんて展開になるか？

今後が楽しみ・・。

６月２９日（＊曜日）

エイトさんが赴任する前に、またミーティアさんに会いに行った。
３回目にもなれば、お互いにうち解けあうのも早い。
ミーティアさんの表情も前回会ったときより、かなり明るくなっていた。
前回の話で気が楽になったのであれば、話してみた甲斐があったと思う。
ところが、それだけではなさそう。というのも、エルトリオがこっそりと会いに来て、
ミーティアさんを口説いているというのもあるみたい。もう、困った子供ね。
ミーティアさんには、エルトリオは子供だから女性の気持ちを考えることはまだ出来ないし、
惚れっぽい性格だから、次の人が来たらすぐに乗り換えるわよと言ったんだけど、
わかっていると言いながら、ミーティアさんあまりわかってなさそう。
村に帰ったらエルトリオには説教ね。いざというときは、ミーティアさんと本当に結婚してもらうわよ。
後になって「おばさんになったから嫌だ」なんて、絶対に言わせないから。
ゼシカさんには冗談が通じても、王女のミーティアさんには通じてないみたいだし。
だけど、ぞっこんモードのエルトリオには、そんな説教もどこ吹く風。
子供に女心を理解しろと言うのも無理な話か。でも、今後がとっても心配。

７月１日（＊曜日）

今日からエイトさんは赴任期間に入る。
ブランカは魔法習得が終わる一歩手前なので、今月で魔法習得の方は終了かな。
私はマンツーマンレッスンのおかげでエルトリオより若干進んでいるが、今月で追いつかれてしまうかも。
バーバラさんによると、来月末までには最終段階を終了させる予定だそうだ。
私もバーバラさんに迷惑をかけないように頑張らないとね。私は子供達につきあっているだけなんだし。
今思い返してみれば、私も結構新しい魔法を習得したわね。その中でも、ルーラが一番便利。
その次は回復系魔法かな。攻撃魔法を使わずに済むのは平和な証拠か。


７月１４日（＊曜日）

ついに、ブランカの魔法習得が完了した。やっぱり、ブランカが一番乗りね。
一方のエルトリオも、あともう少し。エルトリオにも追い抜かれてしまったのは予想通りか。
バーバラさんが、このまま頑張れば今月中にも終了できるかもしれないと言うので、
私もスパートをかけて今月中に終了できるように頑張りたい。

７月２７日（＊曜日）

ブランカに続いてエルトリオも魔法習得が終了。結局、私のビリが決定ね。
子供達に勝ったからといって褒美がある訳じゃないけど、負けるのはやっぱり悔しい。
ただ、私も今月中には終了できそうなので、これを目標に魔法習得を達成したい。


７月３１日（＊曜日）

ようやく、私も魔法習得が終了。ギリギリで目標を達成できたので、ちょっと嬉しい。
こういう達成感を味わうのも久しぶりよね。私も一生懸命頑張ったんだもん。
明日はエイトさんが帰宅。達成の報告をしたら喜んでくれるかな？
ところが、バーバラさんは最後に子供達だけに対して究極の魔法を教えるという。
故郷のカルベローナに伝わる究極の奥義で、魔力を一気に消費するため、
私に無理をさせないためにも、子供達だけに教えるそうだ。
残念だけど、私はこれで卒業みたいね。明日からは主婦業に専念するか。

８月１日（＊曜日）

今日はエイトさんが帰宅。みんなで一斉に魔法習得が終了したことを報告。
エイトさんも一緒になって褒めてくれたので、子供達も喜んでいた。
私にもねぎらいの言葉をかけてくれ、いざというときは魔法での補助をお願いだって。
頑張っただけ、そういう風に言われると嬉しいよね。仮にお世辞だとしても。
さて、久しぶりにのんびりしようかと思った矢先、ピサロさんがエイトさんとバーバラさんを呼ぶ。
どうやら、昨日バーバラさんが言っていた究極の奥義を修得させる話をするみたい。
後でエイトさんから話を聞くと、村付近では危険だから砂漠の大陸でやる予定だとか。
もしかしたら、テルパドールの大陸のことかな？砂漠の大陸といえば、そこしか思いつかない。
しかも、成功すれば１日１回しかできないそうで、慎重にやらないと時間がかかるらしい。
目標期限としては、子供達の５歳の誕生日に間に合わせたいとか。
ということは、残り２ヶ月半ぐらいしかないわね。でも、子供達なら間に合わせてくれるかな。


８月７日（＊曜日）

今日はエイトさんと出会ってから６年になるけど、今回は子供達の件で疲れちゃったかな。
でも、エイトさんを誘ってみると、こういう日は大事だからと誘いに応じてくれる。無理させちゃったかな。
だから、あまりエイトさんの負担が重くならないように、今回は私の方が積極的に動いてあげた。
たまにはこういう関係もいいよね。今後はこういうことも時々やってみようかなと思った。

８月３１日（＊曜日）

今月は時間の余裕があったので、何度かミーティアさんに会いに行っていたが、
明日からエイトさんが赴任するので、こうやって何度も行けるのは今日まで。
究極の奥義を取得するためなのか、エルトリオはあまり顔を出さなくなったようで、
ミーティアさんが会いたがっている様子。ミーティアさん、本気になってるわよ。
究極の奥義のことはあまり口外しないように注意されていたので黙っていたが、
ここ最近は子供達には色々とやることがあるとは伝えておいた。
すると、ミーティアさんはエルトリオの夢の中で会いに行っているとか、不思議なことを言う。
旅をしているときには、エイトさんの夢の中にも出てきていたとか。
本当にそんなことが出来るのなら、リュカの夢に出てきて、じっくり話をしたいわね。
それ以前に、５歳にもならない子供相手に本気になろうとするのも不思議なのだが。
でも、エルトリオに聞いてみたら、ミーティアさんの夢は時々見るみたい。
ただ、エルトリオの想いが夢に出てきた可能性もあるので、断言は出来ないよね。
何度かミーティアさんと話をしてみて、かわいらしくていい娘なのに
エイトさんがミーティアさんを避けた理由が何となくわかった気がする。
エルトリオ、ミーティアさんには冗談が通じないみたいよ。これから、どうするの？

９月２日（＊曜日）

赴任して早々、エイトさんから連絡が来た。
今度の子供達の誕生日もトロデーンでやらないかというものだった。
度々の訪問で私とミーティアさんが親密になっていったのもあり、即答でOKの返事をした。
それを子供達に伝えると、エルトリオは大好きなミーティアさんに祝ってもらえるとあって大喜び。
このままいけば、年齢差を超えて本当に２人が結ばれる可能性もあるかも。って、思ってしまう。
本当にそうなれば、意外にトロデーンは安泰するかも。所詮、妄想の範疇だろうが。
あと、子供達を教えているバーバラさんとピサロさんに、よろしく伝えてほしいとのこと。


１０月１日（＊曜日）

今日、エイトさんが帰ってきて、今度の誕生パーティーは泊まりがけでやると言ってきた。
別に日帰りでもいいのに、盛大にやってくれるんだね。もちろん、仲間達も来てくれるそうだ。
さらに、ピサロさんからは子供達が究極の魔法を習得したとの報告が来たのだが、
今度の誕生パーティーに参加したいと言ってきた。一緒に喜びを分かち合いたいのかな？
エイトさんも人数が増えるのは問題ないと、ピサロさんも誘うことにした。
父は参加したいけど、宿屋のこともあるので留守番をするから、楽しんでおいでとのこと。
いつも以上に子供達の誕生日が来るのが楽しみになって来ちゃった。

１０月１２日（＊曜日）

待ちに待った子供達の５回目の誕生日。理由はわからないが、朝から何か胸騒ぎがする。
私達家族とバーバラさんとピサロさんでトロデーンに行ったら、すでに仲間達が来ていた。
全員集合したところで、トロデ王の元へ行ったら、豪華な料理が並んでいる。
子供達のためにここまでやってくれるのだから、エイトさんの凄さを改めて感じた。
それにしても、ヤンガスさんは見た目通りよく食べるわね。だけど、私達の分も残してよ。
食事が終わると、自然と男女に分かれて雑談が始まるのだが、子供達とトロデ王は女性班に。
まず、子供達が鍛えてもらったことを自慢げに話すと、トロデ王が兵士にならないかとスカウト。
トロデーンって、子供をスカウトしなければいけないほど兵士が不足しているのかしらね。
トロデ王もそれは否定したけど、チャゴス王子からミーティアさんを守るのに優秀な人が欲しいそうだ。
今、チャゴス王子がフリーの戦士を雇って、逃げた嫁を取り戻そうとしているんだとか。
それを聞いたエルトリオは僕がチャゴス王子からミーティアさんを守ってみせると言っている。
近くにはゼシカさんもいるのに、目移りしないところを見ると、エルトリオも結構本気ね。
子供とはいえ、ピサロさんに見込まれて鍛えられたのだから、侮ったら痛い目に遭うわよ。
話をしているうちに遅くなったので、今日はトロデーンに泊まって、明日は村に帰る予定。

１０月１３日（＊曜日）

朝起きてみると、エルトリオが変な夢を見たと言う。
誰だかわからないけど、エイトさんに似た人に祭壇へ行くように言われたとか。
私は何のことかさっぱりわからないけど、エイトさんと仲間達には見覚えがあるらしい。
ただ、そこへは上空からでないと行けないそうだが、レティスがいないので今はもう出来ないとか。
ところが、エルトリオが目が覚めたらなぜか持っていたという物をエイトさん達に見せたら、
これで上空に飛び立てるようになったとか言う。ちょっと、何が起きているのかちゃんと説明してよ。
なのに、誰もまともに説明してくれぬまま、みんなで祭壇に向かうことになってしまい、
とりあえず、父には帰りが遅くなる旨の手紙を書いて速達で村へ送っておいた。
状況がわからぬまま、みんなの後に付いていくと、１つだけ寂しげに墓が建っていた。
墓に刻まれている「わが最愛の人エルトリオ　ここに眠る」って、何かの嫌がらせ？
ただの偶然だと仲間達になだめられても、あんな事をされては私の気分は収まらない。
もやっとした気持ちのまま、さらに先に進むと門のようなものがある。
この門は閉ざされているのか、開けようとしてもびくともしない。
ここまで来て行き止まりかと思ったら、エイトさんが飼っているトーポくんがあっさり開けてしまった。
その後、グルーノという長老が現れて、ここが人と竜の姿を持つ竜神族の村とか、
儀式に失敗したので、竜神王を倒せだとか訳のわからないことを言ってきて、
私のもやっと感はさらに増していったまま、この日は長老の家で泊まることになった。

１０月１４日（＊曜日）

今朝起きてみたら、他の人は寝ているのに、エイトさんと仲間達だけがいない。
もしかして、４人だけで竜神王を倒しに行っちゃったの？と心配していたら、
長老に連れられてエイトさんと仲間達が帰ってきたので、まだ寝ている人を起こした。
続いて、長老から渡したいものがあると言って、宝箱を開けると指輪を取り出し、
エイトさんの出生の秘密を聞いたとき、今まで謎だった点と点が線で結ばれた。
まさか、エイトさんが竜神族とサザンピーク王子の子だったとはね。
しかも、息子に親の同じ名前をつけさせたのは、見えざる力が働いたのかも。
その直後、ピサロさんが伝説の勇者の血統を受け継いだのは私だと言ってきた。
どうやら、エイトさんにも人間以外の血統を受け継いでいると感じていたので、
伝説の勇者の血統を受け継ぐ者が誰かを見極めかねていたみたいなのだが、
エイトさんの出生の秘密が明らかになった今、残るのはほぼ私しかいないそうだ。
そして、子供達は伝説の勇者として復活する可能性が十分にあると言うのである。
とはいえ、そんなことを言われても、何の実感もないのが正直な感想。
とりあえず、長老から渡された指輪は偶然にも同じ名前を持ったエルトリオに着けさせたのだが、
その時、重大な事に気付いた。ミーティアさんの相手になる資格のある者がそこにいる事を。
灯台もと暗しとは言うけど、まさか捜し求めようとしていた人が自分の息子だとはね。
しかも、相思相愛となれば答えは１つしかないでしょ。いずれ、２人は結婚する運命だと。
昨日までのもやっとした気持ちが整理されたところで、長老の家でもう１泊させてもらった。

１０月１５日（＊曜日）

今まで謎だったエイトさんの生い立ちと、エルトリオとミーティアさんが
いずれ結ばれる運命だとわかったところでトロデーンに戻ったのだが、
チャゴス王子が多くの兵を引き連れてミーティアさんを奪いに来たとの報告が入ってきた。
不在だと分かると一旦引き上げたみたいだが、また来るのではないかとの事。
ついに、訓練の成果が試されるときが来たわね。どんな方法で料理してやろうかしら。
頭の中で作戦をイメージしていたら、多くの兵を引き連れたチャゴス王子がやって来た。
怯えるミーティアさんを落ち着かせると、みんなでチャゴス王子の元へ。
「ミーティアを渡さないと攻め込むぞ」なんて物騒な事を言うので、ニフラムで取り巻きを一掃。
取り巻きがいなくなると、チャゴス王子が急に怯えだしたから、心の中で高笑い。
話に聞いていたとおり、人格的にどうしようもない人物だよね。当然、ミーティアさんも逃げるわ。
しかし、「これは祖父達の約束なんだぞ」なんて震えた声で言う。ふ〜ん、何も知らないんだね。
当然、エルトリオが身につけたアルゴンリングを見せつけて「残念だったね」と言ってやったわ。
それにも懲りずに、エルトリオを指名して「どっちに資格があるかサシで勝負しろ」と言うから、
エルトリオも勝負を受けて立ったわけよ。結果はエルトリオのイオナズン一撃でチャゴス王子は瀕死。
さすがに、たかがチャゴス王子１人相手にイオナズンはやりすぎだと思ったわね。
私だったら、メラを小出しにして追いつめていくけど、子供だから手加減できないのかな。
チャゴス王子にとっては、子供相手だったら勝てると思ったんだろうけど、それは甘いわよ。
そして瀕死のチャゴス王子相手に、みんな言いたい放題。余程、嫌な奴だったんだね。
このまま放置して城に戻ろうとしたとき、クラビウス王が来て、さらに瀕死のチャゴス王子を見て、
「ミーティアは諦めさせるから、とどめだけは刺さないでくれ」と泣きついてくる。この親にしてこの子ありか。
私もたかがチャゴス王子にとどめを刺すほどの鬼じゃないので、みんなで放置したわけ。
まあ、いずれサザンピークは廃れるだろうから、そのころに乗っ取ってやればいいか。
そんな事もあって、エルトリオとミーティアさんはさらに親密になっていったのである。

１０月１６日（＊曜日）

昨日もトロデーンに泊まったので、予定より３日遅れで村に帰った。
帰ってから最初にエイトさんの生い立ち等を父に話したら、もう孫の結婚も見れるのかだって。
ちょっと待ってよ。エルトリオは５歳になったばかりなんだから、１０年後ぐらいの話よ。
なのに、エイトさんは気が変わらないうちに結婚させた方がいいのではないかとか、
エルトリオも早く一緒になりたいとか言うし。もう、そこまで言うなら止めないわよ。
まあ、下手に干渉して破談になっても困るし、制度的には問題がないみたいだからね。
こうなったら、ピサロさんの言う事を実感するためにも、私の生い立ちを教えてくれる人も現れてくれないかな。
だけど、私にはトーポ君（と言っては失礼か）のような存在がいないから、厳しいか。

１１月１日（＊曜日）

今日からエイトさんが赴任するのだが、エルトリオもエイトさんと同行する事になった。
どうやら、ミーティアさんとの結婚に向けて本当に準備を始めるらしい。
でも、本当に結婚となったらエルトリオはずっとトロデーンにいる事になるのだろうか。
確かにトロデーンには信頼できる人が多いけど、５歳の子供をずっと預けるのは本当に心配。
ブランカも結婚したらエルトリオと離れ離れになっちゃうの？と悲しげに聞いてくるから、
エルトリオと離れたくないのは私だけじゃないんだね。ブランカの気持ちはよくわかるよ。
でも、エイトさんが来月に帰ってくるときに何かしらの報告があるだろうから、それまで待つしかなさそうね。

書き手さんがんがれ〜！！

ビアンカたんも幸せそうでうれしい。

１１月１８日（＊曜日）

今日、エイトさんから連絡が来た。トロデ王やミーティアさんと話し合った結果、
年末前の１２月２５日にエルトリオとミーティアさんの結婚式をやる事になったそうだ。
それを聞いて、結婚した後のエルトリオはどうなるのかを尋ねてみた。
さすがに５歳を過ぎたばかりの子供を親から引き離すわけにはいかないだろうし、
昔の約束を果たすための形式的な結婚という意味合いもあるからと、
１５歳ぐらいになるまでは通い婚のような形にするそうで、とりあえず一安心。
ブランカもエルトリオと離れ離れにならない事がわかって喜んでいた。
今月はいつも近くにいたエルトリオがいなくて元気をなくしていたけど、
この報告以降はいつものブランカに戻っていた。良かったわね、ブランカ。


１２月１日（＊曜日）

今日はエイトさんとエルトリオが一緒に帰ってきた。
１ヶ月ぶりのエルトリオとの再会にブランカも嬉しそうだ。やっぱり、兄妹なんだね。
一方、その様子を見たエイトさんはちょっと寂しそうな雰囲気。
自分だけが帰ってきたときと、エルトリオが帰ってきたときの態度が違っていたからかも。
とりあえず、エルトリオとミーティアさんの結婚式の段取りはほぼ確定したようで、
後は当日を待つだけだそうだ。エルトリオ、本当に結婚しちゃうんだね。
正直、私は５歳を過ぎたばかりのエルトリオが結婚するという実感がほとんどないの。
後でエイトさんに聞いてきたら、エイトさんも本当はあまり実感がないらしい。
ただ、エイトさんにとってのミーティアさんはただの幼馴染みだが、エルトリオにとっては特別な人。
だから、エルトリオは幼くてもミーティアさんと結婚する資格があるのだと言う。
でも、本番までには心の整理をしておかないとね。

１２月２３日（＊曜日）

エルトリオの結婚式まで、あと２日。
昔の約束を果たすための形式的なものとは分かっているが、やはり複雑な心境だ。
こういう時の親の気持ちを知りたくて、私が結婚したときの気持ちを父に尋ねてみた。
父はリュカに選ばれずに沈んでいた私を立ち直らせてくれたエイトさんと結婚してくれて安心したと言う。
そう言ってくれるのは嬉しいのだが、あまり参考にはならなかった。やはり、状況が違うもんね。
今回は孫の晴れ姿を見たいからと、宿は弟子に任せて父も一緒に出席する予定。


１２月２４日（＊曜日）

結婚式の前日、トロデーンに集合した。
もちろん、全員正装をしているのだが、正直ヤンガスさんはあまり似合ってない。
ゼシカさんはいつも以上にセクシーな服装なので、エルトリオが目移りしないか心配だ。
ミーティアさんの前で、ぱふぱふなんて求めたら嫌われちゃうわよ。
みんな集合したところでトロデ王に挨拶をして、エルトリオはミーティアさんのところへ行き、
私達は別のところで本番を待つ事になった。エルトリオ、大丈夫かな？

１２月２５日（＊曜日）

今日はいよいよエルトリオとミーティアさんの結婚式当日。
やはり、王族の結婚式は派手だね。サラボナでやった私達の結婚式とは全然違う。
エルトリオはちょっと緊張気味だけど、ミーティアさんはどことなく幸せそう。
おそらく、チャゴス王子の時はこんな幸せそうな姿は見られなかったと思う。
エイトさんにどうだったのかを聞いてみたら、まともに参列すら出来なかったと言う。
ただ、送り届けるときに何かの覚悟を決めたときのようなかたい表情をしていたそうだ。
実はエイトさんと仲間達で何とかならないかと模索していたのに解決法が見つからず、
当日、ミーティアさんがトロデーンまで逃亡してしまったというのが真実らしい。
これって、離婚したと言うより結婚自体が成立していないような気もするが。
噂によると、後にチャゴス王子はクラビウス王に「自分で取り返してこい」と言われたそうで、
その結果が、この前のエルトリオのイオナズン一撃でやられたというわけ。
そのクラビウス王なのだが、なぜか今日の式に参列している。どういう意図なのかな？
すると、「エルトリオ２世よ…お前をミーティアの花婿と認める」と突然宣言しだした。
突然のことだったので驚いたが、つまりはこの結婚がサザンピーク公認になったんだろうね。
古き約束は世代を超えて。こんな巡り合わせで実現するとは運命って不思議よね。
そう思っていたら、ピサロさんが人の出会いは勝手に正しい方向に導いてくれるものだと言う。
リュカがフローラさんを選んだのは、私とエイトさんを結び、伝説の勇者を復活させるためだと。
まだ実感はつかめてないが、こういう状況を見ると信じざるを得ないような気がしてきた。
結婚式は無事に終了し、父は宿屋のことが気になると村に戻っていったが、
私達はトロデーンで年末年始を過ごし、来月の３日にグランバニアに寄ってみようと思う。

１２月２６日（＊曜日）

形式的にはエルトリオとミーティアさんは夫婦になったわけだが、
エルトリオが１５歳になるまでは、今まで通りに私達と一緒に過ごすつもり。
だから、月に１〜２回ミーティアさんのところに通う以外は何も変わらないはず。
でも、もしエルトリオがピサロさんの言うように伝説の勇者だったらどうなるんだろう。
リュカが捜し求めているのだから、協力はさせたい一方で子供達のことが心配。
エイトさんも赴任している時期もあるので、必ずしも協力できるとは限らないし。
グランバニアに寄ってみた時に何かの情報が得られているかもしれないので、
その時まで待ってみようと思う。


１月３日（＊曜日）

今日は年始恒例のグランバニア訪問。
サンチョさんを驚かせようとエルトリオが結婚したことを報告したのだが、
驚くどころか冗談だと聞き流されてしまった。信じられないのも無理はないか。
ところで、リュカについてだが、リュカに似ている石像を買い取った人が
グランバニア周辺にいるのではないかという情報までは得られたようだ。
役に立つか立たないかもわからない情報だが、１つの手がかりにはなるそうだ。
リュカの子供達ももうすぐ７歳になり、かなり大きくなってきたと感じた。
サンチョさんはリュカの子供達が７歳になったら、一緒に旅に出ると決めたようで、
今はその準備をしている段階だそうだ。その日になったら、村に挨拶に行くと言う。
ところが、ピサロさんがリュカの子供達を見ながら何かを悩んでいる様子。
リュカの子供達にも何かを感じ取ったらしいが、どうもそれが信じられないみたい。
どういうことかよくわからないけど、リュカの子供達にも何か秘密がありそうね。

２月７日（＊曜日）

今日、サンチョさんがリュカの子供達と一緒に村にやってきた。
ついに旅立ちの時が来たんだね。ところが、予期せぬ報告がサンチョさんの口から出てきた。
リュカの息子のレックス君が伝説の勇者の証である天空の剣と天空の盾を装備できたと言う。
すると、ピサロさんが慌てて出てきて、その事実を確認しようとしてきた。
しばらくして、それが事実であることを確認した後、リュカとフローラさんについて詳細を尋ねてきた。
サンチョさんもよく知っているリュカについては詳しく教えることが出来たようだが、
フローラさんについてはほとんど答えられず、ピサロさんの疑問は解決できなかったようだ。
可能性としては、リュカかフローラさんに私と同じ天空の血統が混じっている事が考えられるらしいが、
直接会わないことには確認のしようもないので、サンチョさんに同行したいと申し出たようだ。
ピサロさん、リュカに会えたらすぐに連絡してね。もしかしたら、私の生い立ちもわかるかもしれないし。
リュカと最後に会ってから７年が過ぎたが、何だか先行きが明るそうな予感がしてきた。
それにしても、伝説の勇者がリュカの息子だったなんて、エルトリオと同じ灯台もと暗しだったとは。

双子二組は髪の色以外は瓜二つなのかなあ？

２月８日（＊曜日）

リュカの息子が伝説の勇者だとわかり、あとはリュカが帰ってくるのを待つだけ。
一区切りがついたところで、家族でミーティアさんのところに行くことにしてみた。
約１ヶ月ぶりの再会にミーティアさん、ちょっと嬉しそう。
伝説の勇者のことを報告したら、早くリュカが帰ってくるといいですねだって。
素直というか単純というか、ミーティアさんは感情が表に出るのでわかりやすい。
一緒になって感情を共にしてくれる人なので、基本的には優しい人なんだと思う。
そして、少しばかりエルトリオと水入らずの時間を過ごし、また村に戻っていった。

そろそろリュカでるかな？

２月２７日（＊曜日）

今日、サンチョさん達が再び村に顔を出してきた。
リュカについてはまだ進展が見られないようだが、ピサロさんが同行してくれたおかげで助かっているそうだ。
また、リュカの子供達にについて、ピサロさんの評価は天空の血統を受け継いだ分のポテンシャルはあるけど、
今は私の子供達の方が圧倒的に能力が高いそうだ。これはピサロさんが言った事で、親ばかじゃないからね。
だけど、試しにレックス君が装備していた天空の剣と盾を子供達に装備させてみたら、何か違和感があるらしい。
ピサロさんが言うには、これで私の子供達は伝説の勇者にはならなかったのがわかったそうだ。
ただ、いつかは支援をお願いする日が来るかもしれないからと、訓練は引き続いてやって欲しいと言われた。
そう言い残して、ピサロさんはサンチョさんと一緒に再び旅立っていった。


３月１日（＊曜日）

今日からエイトさんは赴任期間に入る。今回は子供達もトロデーンまで同行。
最初はエルトリオだけのつもりだったが、ブランカも一緒がいいと言われたので２人一緒になった。
予定では何泊かさせるようなので、久しぶりに父と私だけで過ごす事になりそう。
そうそう、バーバラさんを忘れちゃいけないわね。でも、急に家の中が静かになってしまった。
こんな機会も滅多にないだろうから、とことんリラックスして過ごせたらいいな。

３月７日（＊曜日）

子供達がまだ帰ってこないので、エイトさんに連絡を取ってみた。
すると、居心地がいいからとエイトさんの赴任が終わるまで、村に帰るつもりはないと言われたらしい。
トロデーンにはエイトさんやミーティアさんもいるので心配はしていないのだが、
子供達の学習が滞ってしまうのは困るので、バーバラさんにお願いしてトロデーンに行ってもらう事にした。
これでバーバラさんも村からいなくなり、父と私だけがいる結婚前の状態になってしまった。
のんびりとは出来るのだが、やはり何か寂しいわね。


３月８日（＊曜日）

今日、みんながいないからと父から私が拾われて養子になった経緯を話してくれた。
２８年前の夏、サラボナに行く途中で赤子の泣く声が聞こえてきたので、
見に行ってみたら金髪の赤子だけがいて、親の姿が確認できなかったから、
とりあえず、宿に連れて帰って保護をしたそうだ。つまり、その赤子が私らしい。
その後、村やサラボナの人々に尋ね回ったのだが、誰も心当たりがないと言われ、
自分には実子がいなかった事もあり、自分の子供として育てる事にしたそうだ。
さらに後日談として、その３年後に同じ場所でルドマンさんが赤子を拾ったそうで、
もしかしたら、出自が同じではないかという話はルドマンさんと何度かした事があったらしい。
その時、ピサロさんの言った事をようやく理解し、「わかった！」と思わず叫んでしまった。
その叫びを疑問に思った父にピサロさんに言われた事を話し、理解してもらった。
フローラさんと私がどこかでつながっているとわかると、他人事じゃないような気がしてきた。
リュカがフローラさんを選んだとき、嫉妬の気持ちが芽生えなかったのはこれが原因かも。

４月２日（＊曜日）

今日で私達が結婚してから６年になる。
今回もトロデーンで祝ってくれうると言ってくれたので、言葉に甘えさせてもらった。
前回はミーティアさんの件で複雑な心境に陥ったけど、今回はその心配もなさそうだ。
それにしても、あの後でエイトさんの生い立ちがわかって、エルトリオと結ばれるとは。
その子供達だが、部下の兵士と一緒に訓練に参加していたようだけど、
そのレベルの高さに部下達が目を丸くしていたとか。さすがエイトさんの子供達だね。
当然、今までピサロさん達が鍛えてくれたからという理由もあるけど。
食事が済んだ後、トロデ王が子供達もトロデーンを気に入っているようだからと、
子供達はエイトさんと一緒に１ヶ月おきの往復生活をさせてみたらと言われた。
正直悩んだけど、エイトさんと付き添わせる事にしてみた。エルトリオにはミーティアさんもいるしね。
ただ、今月は非番の月だから、この後はみんなで村に帰ったけど。

４月３日（＊曜日）

１ヶ月ぶりにみんなが帰ってきて、賑わいが戻ってきた。
結婚前は静かだったんだなと、改めて賑やかな今の幸せを実感させられる。
来月はまた、みんなトロデーンに行ってしまうので、みんなと一緒にいる時間を大事にしたい。
エイトさんが帰ってきたので、父が言っていた私が養子になった経緯を話した。
もしかしたら、私とフローラさんが姉妹関係にあるんじゃないのかと言われ、
ルドマンさんもそれを知っていて、リュカに選ばせたんじゃないのかなと思ったとか。
あの場面で、フローラさんが私を引き留めたのは不自然すぎると言う。
あの時は、間違いなくフローラさんのためにリュカはリングを取りに行ったのだから、
改めて言われてみれば、そんな気がしなくもない。そして、リュカもフローラさんを選んだ。
でも、それ以来リュカとフローラさんはいなくなってしまった。サンチョさん、今頃どうしているのかな？

６月１９日（＊曜日）

４ヶ月ぶりにサンチョさん達が村に顔を出してきた。
早速、リュカについて聞いてみたのだが、グランバニア周辺を当たっているのに見つかっていないそうだ。
ピサロさんも一緒だったので、父から聞いた私の生い立ちを話してあげたら、姉妹関係とは言わなかったけど、
私とフローラさんに深いつながりがあるのはほぼ間違いないらしい。もう、他人じゃないんだね。
もし、片方に万一の事があっても伝説の勇者が誕生するように、スペアとして２人送られてきたのかもしれないそうだ。
また、リュカの子供達の方に伝説の勇者が誕生したから、私の子供達の方には誕生しなかったとか。
ただ、伝説の勇者の割には戦闘能力が低くて、殆どピサロさんとサンチョさんだけで戦っているらしい。
もしかしたら、伝説の勇者とは名ばかりで実体を伴わないかもしれないと、私の子供達と入れ替える事も考えているそうだ。
私は直接見ていないけど、それほど竜神族の力って凄いものなのかしら。

８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会ってから７年になる。
３年目からエイトさんと夫婦の愛を確認し合う日になっているのだが、ちょっと気になる事が。
エルトリオも形式的なものとはいえ結婚しているわけだけど、すでに関係を持ってしまったのかなって。
私達はそんな事は全く教えていないのだが、ミーティアさんが積極的だったらどうしよう。
こういうのはおとなしそうに見えても分からないからね。相手は何も知らない子供だし。
とはいえ、さすがにこんな事を尋ねるわけにもいかないので、ミーティアさんを信じるしかないのだが。
エイトさんは、ミーティアさんは姫様だから心配する事はないと言う。そんなものなのかな？

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の６回目の誕生日。今回はトロデ王とミーティアさんが村に来てくれる事になった。
最初に村に来たときは魔物と馬の姿だったわけだが、今回は呪いが解けた元の姿。
正直なところ、トロデ王は魔物の時とあまり変わらないのだが、それは言わない約束らしい。
みんなが集まったところでパーティーを始めようとしたら、サンチョさん達が村に来てくれた。
さらに、ヘンリー夫妻までが温泉目的で村に来てくれたから、偶然って重なるものね。
丁度いいところに顔を出してくれたので、後から来てくれた人達も加わってパーティーは盛大に。
そうそう、トロデ王達で各国の交流を深めたいという話をしていたっけ。
初対面なのに、ここまで交流を深められる王族関係者には感心するばかり。
あと、トロデ王がコリンズに対してチャゴス王子みたいには絶対なるなよと、何度も言っていたっけ。
でも、ヘンリーさんやコリンズは元気があるだけで、人格的に問題のあるチャゴス王子とは違うわよ。
パーティーも半ば、突然サンチョさんが私をみんなとは離れたところに呼び出した。
実は、グランバニアから少し離れた孤島にリュカの石像があるという情報を得たという話だった。
これが終わったら、すぐに向かっていく予定だとか。もうすぐ、リュカが帰ってくるのね。
リュカが帰ってきたら、まず私がエイトさんと結婚し、子供が生まれた事を報告したい。
おそらく、リュカが一番気にしているのが私の事だと思うので、真っ先にエイトさんを紹介したい。
だけど、確定している情報じゃないからと、他の人にはまだ黙っていて欲しいと言われた。
なので、嬉し涙を拭い、興奮を落ち着かせてから、みんなのところに戻っていった。
でも、戻ってきてからいい報告があったねと言われたので、エイトさんには気付かれたかも。

リュカとの不倫関係とか……。
今後の関係に期待大。

１１月１日（＊曜日）

今日、エイトさん達がトロデーンに行った。また、父と私の寂しい生活が始まる。
もし、この期間にサンチョさんがリュカを連れて戻ってきたら、すぐにエイトさんを紹介できない。
エイトさんはリュカが戻ってきたら、トロデーンに連れて来てもいいよと言われているけど、
プライベートで仕事の邪魔は出来るだけしたくないしね。
リュカには早く会いたいけど、エイトさんが帰ってくる来月まで待って欲しいという気持ちも少しある。
サンチョさん達、今はどのあたりにいるんだろうか。


１２月１日（＊曜日）

今日、エイトさん達が帰ってきたが、リュカは結局村に来なかった。
エイトさんはちょっと時間がかかっているだけだろうと言うけど、これはこれで心配になってくる。
サンチョさんが掴んだ情報って、偽物だったのだろうか？そうでなければいいのだが。
とにかく、今年中にリュカが見つかることを祈りたい。リュカ、もし会えたら８年ぶりになるよね。
でも、石像にされたと聞くから、再会したときには私との年齢差が１０歳になっちゃうわね。
とはいえ、リュカにおばさんになったなんて言われたら、ちょっとショックかも。
まあ、エルトリオに１９歳年上のミーティアさんと結婚させた私が言う資格もないが。

１２月３日（＊曜日）

リュカが村に来るのを待ちわびながらも、今日も昼を過ぎてしまった。

ビア「今日はリュカとフローラさんが結婚して、丁度８年になるよね」
エイ「そうなんだ。今日、村に来たら忘れられない日になるよな」
ビア「今日でなくても忘れられない日になると思うわ」
エイ「幼馴染みと再会して感動するのはいいけど、気が変わらないでくれよ」
ビア「大丈夫よ。リュカにはフローラさんがいるんだし、私にはエイトさんがいる」
エイ「それならいいんだけど、ちょっと心配だなぁ」
ビア「エイトさん、自分に自信がないの？」
エイ「そうじゃないけど、幼馴染みのつきあいだからなぁ」
ビア「あら、エイトさんは幼馴染みのミーティアさんより、私を選んだんじゃないの？」
エイ「僕はミーティアに恋愛感情を持ったことはなかったし…」
ビア「以前聞いたことがあるけど、ミーティアさんはエイトさんに好意を抱いていた時期があったみたいよ」
エイ「困った奴だな。ビアンカに出会わなかったら、僕がミーティアと結婚させられたのかな？」
ビア「そういう言い方はミーティアさんに失礼よ」

エイトさんと話をしていたら、遠くから大きな声で「ビアンカちゃ〜ん」とサンチョさんの声がする。
もしかしてと思って、外に出てみたら………サンチョさんの隣に懐かしい姿が。

（次に続く）

>>195続き

「リュカ！」

石像にされていたためか、フローラさんと結婚したときのままのリュカに涙が出てしまった。

リュ「ビアンカ、今までごめん」
ビア「ううん。ところで、リュカがいない間に私も結婚して子供をもうけたのよ」
リュ「それは安心した。俺がフローラを選んだとき、ずっとビアンカのことが気になっていたんだ」
ビア「ほら、あそこにいるのが私の夫のエイトさん、その隣にいるのが子供達よ」
リュ「ピサロが竜神族の血を引くと言っていた旦那と子供達か。聞くところ、相当強いらしいな」
ビア「もう知ってるの？ピサロさん、全部話しちゃったのかしら」
リュ「大体は聞かせてもらったよ。ビアンカもフローラも天空の血を引いていることもな」
ビア「ところで、フローラさんはどうしたの？」
リュ「それなんだが、俺と一緒に石像にされて、別々に売り飛ばされたと聞いている」
ビア「今度はフローラさんを捜さなくてはいけないんだね」
ピサ「だったら、トロデーンに行くまで、エイトと子供達に手伝ってもらったらどうだ」
リュ「手伝ってもらえるのは光栄なのだが、これ以上ビアンカの幸せを奪うわけにはいかない」
ピサ「そう言うのなら、仕方ない。引き続いて俺が手伝ってやるよ」
エイ「僕も子供達も偶数月は手伝えますので、無理をしないでください」
リュ「みんな、俺のためにありがとう。ビアンカ、また俺は旅立つけど幸せになれよ」

そんなリュカの言葉に私は何も言えず、ただ黙ってリュカを送り出していった。

（終わり）

これで、一応リュカとビアンカは再会を果たしましたが、
最後まで書いてみるつもりですので、引き続きお楽しみください。

ＳＳ風というより……この形式なんて言うんだろ。チャット型？
ともあれいったん乙！
そしてがんがってください！！

リュカとのからみないのかぁ。
あぅぅ。

そんな昼ドラドラクエ５なんて読みたかない。

本当に良いスレだ
がんがれ！

うむ

１２月４日（＊曜日）

昨日はリュカと感動の再会を果たしたのに、フローラさんを捜しに旅立ってしまい、
今日から、いつもの生活に戻る。でも、これからはリュカを心配しなくていいんだ。
エイトさんは浮気が心配だと言いながらも、良かったねと声をかけてくれた。
ただ、フローラさんが戻ってくれないことには、私も満足は出来ない。
エイトさんと子供達はいつ応援要請が来てもいいように、戦闘訓練は続けている。
リュカが戻ってくるまで８年かかったけど、フローラさんが戻るまでさらに８年なんてことはないよね。
リュカと結婚したときは４つ年下のフローラさんが、２０歳年下になるなんて事は考えたくない。
今でも１２歳年下になってしまった私との年齢差がさらに広がらないよう、リュカには頑張って欲しい。
リュカに頼まれれば、私だって参戦するわよ。ハイテンションになれば、強いんだから。
でも、実際に参戦するとなれば、何となくタンバリン役にされそうな気がするけどね。


１２月２５日（＊曜日）

今日はエルトリオとミーティアさんの結婚１周年ということで、トロデーンに招待された。
仲間達にリュカが戻ってきたことを伝えると、一緒になって喜んでくれた。
だけど、フローラさんを捜しに再び旅に出たことを伝えると、言ってくれれば手伝ってやったのにだって。
そう言われても、リュカはエイトさんの支援を断ったぐらいだから、言っても無駄だと思うけどね。
それでも、エイトさんに応援要請が来たら、仲間達も駆けつけるからと言うから、
仲間って本当に素晴らしいものなんだなと思ってしまう。リュカもいい人を持ったわね。
ただ、仲間達に囲まれるとリュカが霞んでしまうかも。

１月４日（＊曜日）

トロデーンから私だけ村に帰ると、リュカから手紙が来ていた。
今、リュカの母親であるマーサさんの故郷、エルヘブンに向かっているとの事。
その前に、テルパドールでレックス君に天空の兜を装備させてもらったそうだ。
こんな手紙を読むと、エイトさんからの手紙を思い出してしまう。
本当は返事を書きたいけど、どこに行くかわからないリュカには手紙を書けない。
ただ、フローラさんが無事に戻ってくるのを祈るのが精一杯である。


２月１１日（＊曜日）

今日、リュカから旅の手紙が来た。本当に、あの時のエイトさんみたい。
内容はエルヘブンに到着して色々と情報を集めてみたら、伝説の勇者になるためには、
天空の血統だけじゃなく、エルヘブンの血統が融合する必要があるとわかったと書いていた。
だから、私達の子供達じゃなく、レックス君が伝説の勇者に選ばれたんだね。
ただ、相変わらず戦闘能力はいまいちで、普段はグランバニアで留守番をさせているとか。
どうやら、伝説の勇者というのが名ばかりなのは本当のようね。
でも、リュカとピサロさんで順調に旅をしているようだから、しばらくエイトさんの出番はなさそう。

２月２７日（＊曜日）

リュカから旅の手紙が届いた。今度は天空への塔に行くそうだ。
久々にヘンリーさんに会うため、ラインハットにも行ったそうで、
ヘンリーがチャゴス王子を言う名前を出して、コリンズを叱っているのを見たが、
一体、誰のことなのかわからないと書いてあった。
まあ、エイトさんの世界の王子だから、リュカが知らないのも当然かもね。
でも、ヘンリーさんもチャゴス王子をダシに叱るとは、なかなかよね。


３月１６日（＊曜日）

また、リュカから旅の手紙が来た。
天空への塔でマグマの杖を入手したから、岩山に囲まれた洞窟から沈んだ天空城に行く予定らしい。
でも、ピサロさんはあそこに竜神族がいるから、エイトさんに行かせ方がいいと言って、困らせているらしい。
この様子では、来月初めに村に来るかもしれないと書いてあり、ちょっと嬉しくなった。
ただ、あのピサロさんがどうしたんだろう？魔物に怯えるなんて考えにくいし。

４月２日（＊曜日）

今日は私達の７回目の結婚記念日。
ただ、この前の手紙を見て、ピサロさんが来るといけないので、今回は村に集まることになった。
食材はトロデ王が持ってきてくれたから、腕をふるって豪華な料理を出してみた。
みんなは美味しいと言ってくれたけど、プロが作るのとは全然違うよね。
パーティーが終わりかけてもピサロさんが来なかったので、今日は来ないのかと思っていたら、
ピサロさんがリュカと一緒に来て、本当にエイトさんに交代を頼んできた。
どうしても腑に落ちないので理由を聞いてみたら、洞窟にトロッコで回っている人がいたのだが、
かつてピサロさんと敵対した人に見えたからと、そのまま引き返してしまったらしい。
な〜んだ、竜神族の話はエイトさんに交代させるための言い訳だったんだね。
しかも、トロデ王はその話を聞いて、困っている人がいるんだったら助けてやれと、
エイトさんの代わりでピサロさんがトロデーンにいてくれることを条件にリュカの支援を許可してくれた。
つまり、赴任期間に入ってもリュカのお供をしてもいいよって事らしい。
でもそうなると、しばらくエイトさんに会えなくなるので寂しくなると思っていたら、
父が宿は大丈夫だから、エイトさんや子供達について行ってやれと言ってくれた。
お父さん、ありがとう。でも、今日はもう遅いから、出発は明日にするわね。

４月３日（＊曜日）

周囲の協力もあって、私も村を出てみんなで旅に出る事になった。
こうやって旅をするのは、リュカと水のリングを取りに行ったとき以来だね。
リュカ、エイトさんと仲間達、私と子供達、その子供達の教育係バーバラさんと、
９人もいれば何かあっても心強いわね。だから、私が一番足手まといかも。
まず、最初はピサロさんが途中で引き返した洞窟から沈んだ天空城に行くそうだ。
天空城に行けば、私の生い立ちがわかるかもしれないと思うと、期待と不安が入り交じる。
ところで、ピサロさんも恐れる洞窟にトロッコで回っている人って、どんな人なんだろう？


４月１０日（＊曜日）

今日、準備が整ったので洞窟に突入する事になった。
実は、エイトさん達が実際に戦う姿を見るのは初めてだが、やはり兵士だけに戦う姿は格好いい。
リュカもお化け退治の時よりは成長しているのだけど、エイトさんとは全然違うわ。リュカ、ごめんね。
あと、竜神族の里で聞いたエイトさんが呪われないという話は本当だったみたい。
おかげで、他の人が呪われたときでも、エイトさんの活躍で何度かピンチを切り抜けられた。
パズルのようなトロッコに乗って奥に進んでいくと、あのトロッコで回っている人が。
ピサロさんも恐れると言うから、どんな人かと思ったら、むしろ困っている人という感じ。
今回は反対する人もいなかったので、助けてあげると普通に感謝され、彼はプサンと名乗った。
なんで、ピサロさんが恐れるのかと思っていたら、ピサロさんはかつて魔王だったそうで、
プサンさんと敵対関係にあったと話してくれた。だから、かつての行いを教会で懺悔していたんだ。
改心した今のピサロさんには恨みもないけど、やはりピサロさんの方が自分を恐れたんじゃないかと。
また、プサンさんはエイトさんをやたらに気にしていた様子だけど、何かあるのかな？

４月１１日（＊曜日）

天空城で一晩休むと、プサンさんが後に付いてきて欲しいと言って、隠し部屋に案内された。
そこで天空城の浮力エネルギーとなっているゴールドオーブを探して欲しいと頼まれたので、
エイトさん達がマイエラ修道院で拾ったゴールドオーブを差し出してみたけど、どうやら違うものらしい。
その前に、エイトさんをやたらに気にしていた理由や私の生い立ちなどを尋ねてみたけど、
それはゴールドオーブを見つけてから話をしたいとの事。仕方ないので、本物を探すしかなさそうね。


４月３０日（＊曜日）

今日はサラボナ付近の森の中を回る事になった。
馬車が入れないからと最初は男４人で入っていったようだが、なぜか道に迷って戻ってきてしまった。
ただ、入り口の小屋で子供は妖精が見えるとか話をしていたようで、子供達をメンバーに入れてみた。
そういえば、リュカも子供の頃に妖精を見た事があるなんて言っていたような。
すると、今度はなかなか戻ってこない。結局、夜を過ぎても戻ってこないので、仕方なく馬車の中で休んだ。
ククールさんが不満を漏らしていたけど、それでも修道院の窮屈さよりはマシだとか。

がんがれ！！書き手！！
毎日眺めるのが日課になってまふ。

たまには昼ドラ風もきぼんぬ。。

５月１日（＊曜日）

今日、ようやくリュカ、エイトさん、子供達が森の中から戻ってきた。
一晩過ぎたので何をしていたのか尋ねたら、子供達について行ったら妖精の国に着いたとか。
以前、リュカも子供の頃に行った事があるそうで、覚えてくれていたのかホルンをもらったそうだ。
それより、リュカが驚いていたのが子供達が力を蓄えると恐ろしい攻撃力になっていた事。
そうか、リュカはテンション上げを知らなかったんだね。ところが、エイトさんもなぜか不思議がっている。
どういう事か尋ねてみたら、子供達のテンションの上がり方が普通ではないらしい。
だけど、そのあたりはよく分からないので、これ以上突っ込んで話をするのはやめた。
次は天空への塔の近くにある湖に行く予定だそうで、ゴールドオーブ入手もそろそろかな？


>>209
昼ドラ風ですか………一応、検討しておきます。
DQ5はSFC版を昔に両ルートをやったっきりで、今は攻略サイトを確認しながら書いています。
DQ8は先日通常エンディングから竜神王の挑戦を１回受け、スーパー錬金釜にしてもらいました。
装備品はおおよそ整ってきましたので、２回目の挑戦を受ける準備をしているところです。
だから、いつ未プレイのDQ7に取りかかろうか迷ってます。

ビアたんにはあくまで健全であってほしい。
というか、そうでないとそもそもこのスレの意味がナイ。

５月１３日（＊曜日）

今日、天空への塔の近くにある湖に来たのだが、あの世にでも行ったかのような幻想的な雰囲気。
だけど、周囲を見渡しても何かが浮かんでいるだけで、それ以外はただの湖。
ところが、リュカがこの前もらったホルンを使うと、前方に城が現れてきた。こういう仕掛けだったのね。
そこの女王様はリュカに過去へ戻ってオーブをすり替えて欲しいと頼んでいた。
城の２階にある絵の前に立つと過去に戻れると聞いたから、リュカと一緒に行きたいと言ったら、
どうもそれは無理みたい。こういう機会があるなら、昔を懐かしみたかったのに残念ね。
でも、エイトさんがちょっと寂しそうな表情をしていたし、昔に拘っていても仕方ないか。
しばらくして、リュカが過去から戻ってくると、本物のゴールドオーブとのすり替えに成功したとの事。
これで、ようやくプサンさんから色々と話が聞けるわね。

５月１５日（＊曜日）

天空城に戻ったので、早速プサンさんに入手したゴールドオーブを渡した。
燭台の上に渡したゴールドオーブを乗せると、天空城が浮上。
頼み事を解決したところで、改めてエイトさんをやたらに気にしていた理由や
私の生い立ちなどを尋ねてみることにした。
すると、突然エイトさんに竜神族の里がどうなっているかを逆に尋ねてきた。
なんで、プサンさんが竜神族の事を知っているのかと目が点になっているところで、
プサンさんもかつては竜神族の一員だったと言ってきたのである。
つまり、エイトさんをやたらに気にしていたのは同族の雰囲気を感じ取ったかららしい。
そして、竜神族が竜の姿になるとエネルギーを消耗するというのを前置きした上で、
今度はそのエネルギー源となるドラゴンオーブを持ってきて欲しいと頼まれてしまった。
私の生い立ちについてはドラゴンオーブを持ってきてから話したいとの事で、
プサンさんって話を延ばすのが上手いよね。

５月２７日（＊曜日）

今日は天空城を動かし、山に囲まれた島にあるボブルの塔に行った。
上から入って下に降りていく構造になっており、天空城にあったロープの耐久性を考えると、
男４人で突入するのには厳しそう。結局、体重の重いヤンガスさんの代わりにゼシカさんが入る事になった。
ヤンガスさんはエイトさんに付いていけない事でがっかりしていたけど、
万一、ロープが切れて脱出できなくなったら大変だから、ここは我慢してもらうしかないわね。
でも、こうやって待っている時間って、どうしても中に入っていった人達の事が心配になってくる。
私の場合は子供達の相手をすればいいのだが、男１人で残されたヤンガスさんは肩身が狭そう。
こうしてしばらく待っていると、中に入っていったエイトさん達が帰ってきた。
また、リュカがククールさんやゼシカさんに励まされていた様子だったので、事情を尋ねたら、
ここでパパスさんの敵を討つ事が出来たとか。何があったか分からないけど、良かったわね。
そういえば、ククールさんやゼシカさんも敵を討つためにエイトさんと旅をしたんだったっけ。
もちろん、目的のドラゴンオーブも入手。これで、ようやくプサンさんから話が聞けるわね。
ところが、天空城に戻るとプサンさんが誰かに囲まれて、怪しい人を捕まえたと言われている。
また、私達を見たプサンさんが早く入手したドラゴンオーブを渡してくれとお願いしている。
状況が分からず戸惑う私の近くにいたエイトさんがプサンさんにドラゴンオーブを手渡すと、
プサンさんがたちまち竜の姿に。その瞬間、プサンさんを囲んでいた周囲の態度が急変。
プサンさんが言っていたように、竜神族の一員である事だけは、この状況で何となく理解できたが、
それ以外の事は何が起こったのか理解できなかった。ようやく、説明して貰えると思ったのに、
竜になったプサンさんから今日は休むように言われ、今日は真相が分からないまま休む事になった。

５月２８日（＊曜日）

真相が明らかにされないまま迎えた朝、プサンさんから玉座の前に集まるように言われた。
みんなが集まったところで、ようやくプサンさんが真相を語り始めた。
まず、竜の姿になったプサンさんはマスタードラゴンと呼ばれ、天空界の長だと紹介された。
その彼はかつて竜神族の不良だったそうで、それが原因で竜神族の里を追放され、
仕方なく人間界に来たのが始まりだそう。そこで人間の女性と結ばれ子供を授かったのだが、
謎の病気が原因で女性は子供を産んだ直後に亡くなり、その子供も普通の人間とは違っていた。
彼はやむなく人間界を離れ、天空界を作り、ずっと彼らはそこで過ごす事となった。
その子供達が天空人の始まりで、プサンさんを囲んでいたのも、実は天空人との事。
だから、プサンさんの正体が分かると態度が急変したんだね。
彼は話を続け、自分の知らないところで天空人と人間が結ばれた事があったとき、
それを良く思わない他の天空人が、天空人と結ばれた人間を抹殺した事件が起こったそうだ。
さらに、その天空人の謀略で恋人を奪われ自暴自棄になっていたピサロさんを魔王に仕立てて、
天空人と人間の間に生まれた子を暗殺しようとしたのだが、実際に暗殺したのは影武者の方だったために、
本物の子の方が生き残り、その子によってピサロさんを目覚めさせたのが伝説の勇者の始まりだとか。
そして数百年後、その血統を引き継ぐ者が陰が忍び寄るのを感じ取り、血統が途絶えるのを防ぐため、
カムフラージュで誰かに育ててもらうために、森の中に１組の姉妹を置いていった。それが私とフローラさん。
ただ、彼にとって計算外だったのが、私が竜神族の血統を引き継ぐエイトさんと結ばれた事らしい。
しかも、竜神族と天空人の血統を絶妙なバランスで両方受け継いだ事により、
伝説の勇者を超えるパワーを持った子が生まれたと言われたとき、つい子供達の方を見てしまった。
この話で私の生い立ちも知る事になり、ピサロさんが今まで言った事も全て理解した。
また、私は本当の妹と知ったフローラさんを助けなければいけないと感じるようになった。

５月２９日（＊曜日）

マスタードラゴンとなったプサンさんから天空のベルを渡されたリュカは
早く大神殿に乗り込みたいと言ったのだが、フローラさんが実の妹である事が分かった以上、
どうしても、この事をルドマンさんに話さなければいけないという心境になってしまい、
私のわがままなのだが、一度サラボナに寄ってもらうようにリュカにお願いした。
フローラさんを後回しにして、リュカに怒られないか不安だったが、リュカは応じてくれた。
ごめんね、リュカ。でも、真実をルドマンさんに話して、私も心の整理をしておきたいの。


５月３１日（＊曜日）

サラボナに到着して、ルドマンさんのところに向かおうとしていたら、何か騒がしい。
とりあえず、ルドマンさんのところに行くと、リュカに壷の色を確認してくれと頼んでいる。
リュカも事情を理解している様子で、すぐに男４人で壷の色を確認しに行った。
そして、ルドマンさんの家に残った私はフローラさんとの関係を話そうとしたのだが、
今はそれどころではないと、話を聞き入れてくれる状態ではない。
仕方ないので、この日はルドマンさんの家で休む事になってしまった。

６月１日（＊曜日）

昼頃、壷の色を確認するように言われたリュカ達が慌てて戻ってきた。
フローラさんと最初に見に行ったときは青かった壷の色が赤くなっていたとの事。
それを聞いたルドマンさんはさらに混乱して、リュカ達を街の近くにある塔まで連れて行った。
それからしばらくすると、街の近くで大きな物音がするようになり、外に出て確認したら、
リュカ達が大きな魔物と戦っている姿が。すぐにでもリュカ達のところに駆けつけたかったが、
ルドマンさんに危ないから外に出るなと言われ、リュカ達を信じて待つしかなかった。
すると、騒がしかった物音が急になくなっていった。どうやら、リュカ達が倒してしまったらしい。
それがわかると、ルドマンさんは落ち着きを取り戻し、そのお礼だとリュカに色々な物を渡していた。
そこで、改めてフローラさんが私の実の妹であった事を話し、一応は心の整理をつける事が出来た。
何となく、ルドマンさんも雰囲気は感じていたそうだが、おかげで事実が分かったと感謝してくれた。
結果的に、私のわがままがルドマンさんを救う事になって良かったと思っている。
サラボナに寄り道をしてしまったが、次はいよいよ大神殿に突入する事になりそうだ。

このスレすごく(・∀・)ｲｲ!!

うむ、あくまで一般人の位置に立っているビアンカ視点で語られるから
とても読みやすいし面白い。

６月２日（＊曜日）

私の用事も済み、これから大神殿に突入することだけは決まったが、
敵のアジトに突入するだけに綿密な計画を立てなければいけないそうだ。
エイトさんの案は男４人がマスタードラゴンに乗って先行突入し、
その後に、残りの私達５人が神鳥の魂を使って後を追っていくというものだった。
でも、今までもそのようにしていた気もするが、それが一番いいということでしょうね。
また、出来るだけ戦闘は力のある男達に任せるが、
魔法攻撃が弱い敵が出てきたときだけは交代するという申し合わせもした。
とはいえ、エイトさん達は頼りがいがあるから、交代することはなさそうだけどね。
結局、作戦らしい作戦も立たず、翌日に出発することになった。これでいいのかな？
あと、リュカが最後の鍵をルドマンさんからもらったので、
エイトさんが持っていた最後の鍵は私が預かることになった。

６月４日（＊曜日）

エルトリオが神鳥の魂を使ってマスタードラゴンの後を追っているのだが、
空を飛ぶことに慣れていないためか、徐々に引き離されてしまう。
気付いたときにはマスタードラゴンを殆ど確認できない状態になっていた。
それでも、高いところにある大神殿の位置だけは確認できたので、
目標を見失うことはなかったが、突入しようとしたときに、さらなる問題が。
神鳥がうまくコントロールできずに大神殿になかなか突入できない状態がずっと続いた。
そんなエルトリオに苛立ってしまうのだが、私もうまくコントロールできる自信はなく、
エルトリオを責めるわけにもいかない。とはいえ、エイトさん達がうまくやってくれているよね。
ところが、そんな軽い気持ちが大神殿に突入したとき、一気に崩れてしまった。
なんと、他の人が動かずにエイトさん１人で苦しそうに戦っている。

〜（以下、チャット形式で）〜

ビア「エイトさん！他の人はどうして動かないのよ！」
エイ「みんな、至急応援頼む！他の３人は呪われて動けないんだ」
ゼシ「大変なことになってそうね。早く応援に行きましょ」
ビア「エルトリオ、神鳥の魂でパパのところへ向かうのよ」

神鳥の魂でエイトの元に応援に行ったビアンカ一行。その近くにはフローラの石像がある。
自分の妹が石像にされた姿を見たビアンカは、その瞬間にテンションが一気に上がっていく。

エイ「ビアンカ！今、スーパーハイテンションになってるぞ」
ビア「これが、スーパーハイテンションね。初めての経験だけど、最高に気持ちいいわ」
エイ「最強の方法で、このまま攻撃してくれ！」
ビア「メラゾーマ！」

スーパーハイテンションのビアンカから繰り出されたメラゾーマはラマダを焼き尽くした。
そして、同時に３人の呪いも説け、いつものように動けるようになった。

（続く）

>>221
エイ「ビアンカ、助かったよ。でも、なんで…」
ビア「スーパーハイテンションになれたかって言いたいんでしょ。ただ、私にもわからないの」
ヤン「それ以前に、兄貴が呪われない体質で助かったでがす」
クク「そうだな。そもそも、リュカが騙されれなければ、俺達が呪われることはなかったんだし」
リュ「みんな、ごめん…お袋だと思ってつい信じてしまった」
ゼシ「それより、どういう事情があったのか、説明してくれない？」
クク「大神殿に突入したら、リュカの母親に化けたさっきの魔物がいて、
　　　リュカに教団へ入信するよう仕向けていたのに騙された結果、俺達が呪われてしまったわけさ」
ゼシ「だけど、エイトだけは呪いに耐性があったため助かったと」
クク「そう。もし、あいつに呪い耐性がなければ、俺達は今頃は棺桶の中だっただろうな」
ゼシ「でも、肉親を思う気持ちは責められないよ。ビアンカさんが一気にスーパーハイテンションになったのも、
　　　多分、妹のフローラさんを思う気持ちからだと思うんだけど…」
バー「ビアンカさん、フローラさんの石像がまだ変わらないようですが」
ビア「戻ってないようね。どうしたんだろう？」
クク「ドルマゲスの時もそうだったな。どこかに大親分がいるんじゃないのか？」
バー「この下に階段がありますけど、この奥に何かがあるのかも」
ゼシ「さすが、子供達の教育係ね。いいところに目をつけてくれた」

そして、みんなでバーバラの発見した階段を降り、奥へと進んでいった。

（続く）

>>222
奥に突き進んでいくと、最深部に誰かがいるのを発見。

クク「多分、こいつが大親分だろう。さっさと片づけてしまおうぜ」
エイ「ビアンカ、さっきはありがとう。でも、ここは俺達に任せてくれ」
ヤン「兄貴の嫁の妹のために、やるでがすよ」
エル「僕達もママには負けられない。ブランカ、あれをやるよ」
ブラ「お兄ちゃん、あれね。わかったわ」
子供達「せーのーで、１、２、３、Ｇｏ！」

かけ声と共に、エルトリオとブランカのテンションは同時に一気に上昇し、
いきなりスーパーハイテンションになっていった。

エル「さあ、僕たちも準備が整ったよ」
ブラ「あれをやっつければいいのね」
クク「なあ、エイト。天空人って何なんだ？」
ヤン「竜神族の突然変異でがす」
クク「そういう問題じゃなくて、化け物みたいにテンションが上がりまくってるぞ！」
エイ「僕も、一気にスーパーハイテンションになるのは初めて見たので…」
クク「まあいい。これだとタンバリンを叩く必要もなさそうだから、俺は下がっておくよ」
エイ「子供達はピサロが見込んで鍛えてくれたから、安心して休んでくれ」
ヤン「兄貴、突撃するでがすよ」

運悪く、イブールの凍てつく波動で何度かテンションを下げられながらも、
テンションを一気に上げてから攻撃を繰り返すことで、数回で倒すことが出来た。

〜（チャット形式終わり）〜

（続く）

>>223
イブールを倒した後、辺りに漂っていた魔物の気配が消えてなくなった。
リュカはリングを手に取ると、フローラさんのいたところに戻って行こうとしたので、
私達もリュカの後をついて行った。すると、フローラさんが元に戻っていた。
リュカと結婚した頃のフローラさんがそのままそこにいる。
本当は、真っ先にフローラさんと感動を分かち合いたかったが、
今のフローラさんは私が実の姉であることも知らないだろうし、
ここはフローラさんの夫であるリュカに譲ることにした。
フローラさんはまだ事情がわかっていなさそうな雰囲気だったので、
とりあえず、みんなでグランバニアに帰還することにした。

（６月４日終了）

６月６日（＊曜日）

グランバニアに到着すると、フローラさんの帰りを歓迎してくれていた。
特に、オジロンさんはリュカ一家が揃ったことで一安心という感じだった。
ところが、リュカはまだ魔界に行かなければならないと私達に話してきた。
オジロンさんは大反対だったけど、リュカに頼まれれば私達は協力するつもりよ。
でも、ようやく一家揃ったのだから、リュカにはゆっくりしてもらいたいわね。
それに、私からフローラさんに話さなければいけないこともあるし。
すると、リュカは今まで世話になったし、魔界に行くまで家族を守って欲しいからと、
みんな、グランバニアに残ってもらえるようにお願いしてきた。
私も村のことがやや気になったけど、今度はリュカに甘えさせてもらうことにした。
ただ、エイトさんはピサロさんを迎えると言って、村に帰っていった。

６月７日（＊曜日）

今朝、エイトさんが村からピサロさんをグランバニアに連れてきてくれた。
また、トロデーンにチャゴス王子が来てたので、軽くあしらってやったとか。
エルトリオのイオナズンで瀕死になったというのに、まだ懲りていないのかな。
ピサロさんも来たところで、今まで起こっていたことをフローラさんに話した。
もちろん、プサンさんから聞かされた私とフローラさんの関係も。
でも、石像にされていたためか、理解してもらうには時間がかかった。
また、状況を理解してもらったはずなのに、フローラさんったら至って冷静なのよ。
それとも、私がおばさんになってしまったから、実感が全くないのかな？
私だったら、感動で泣きついていたかも。それに、もしあの時リュカが私を選んでいたら…
ただ、こんなことを考えてはリュカにもエイトさんにも悪いよね。それぞれ今があるんだし。
ところで、今後のことを話し合うことになったわけだが、リュカの魔界に行く決心は変わらないそうだ。
ただ、フローラさんやリュカの子供達に万一のことがあると大変だから、トロデーンに避難させることにした。
グランバニアの人達には悪いけど、同じことは繰り返したくないものね。
それに、長旅でミーティアさんには寂しい思いもさせてしまったから、話し相手になってもらうためにも。

６月８日（＊曜日）

フローラさんとリュカの子供達を預けるため、久しぶりにトロデーンに寄ってみた。
トロデ王はリュカとの旅はどうなっているかを聞いてきたので、早速フローラさんを紹介した。
ミーティアさん程ではないが、きれいなお嬢様だねって。他人のことは言えないが、親ばかよね。
事情を話し、ミーティアさんにも挨拶をして、フローラさんとリュカの子供達を預かってもらった。
最後に、トロデ王は旅が月をまたぐことがあっても、もうピサロさんを預けなくていいよと言ってくれた。
もちろん、トロデ王の親切心からだと思うけど、ピサロさんの扱いに手こずったのかも。
再びグランバニアに戻り、リュカの意志をもう一度確認してみたが、やはり変わらないようだ。
リュカが魔界に行くと決めた以上、私達も最後まで協力するつもりよ。

良スレですな。
リュカが頼りないあたりがおもろい。

６月９日（＊曜日）

魔界に行く事が決まってエイトさん達が準備をしている間、
サンチョさんに案内されながらグランバニアの中を回っていると、
１人の兵士が私のところに寄ってきて、口説こうとしてきたのよ。
エイトさんがトロデーンの近衛隊長なのも知らないで、図々しいわね。
後でリュカに言ったら、おそらくピピンだと思うとの事。
今度きつく注意しておくとは言ってくれたけど、こんなので大丈夫なのかしらね。
フローラさんとリュカの子供達をトロデーンに預けておいて良かったよ。
いよいよ、明日は魔界に向かって出発ね。


６月１１日（＊曜日）

エルヘブンから洞窟に入って、ついに魔界の入り口に来てしまった。
リュカが３つのリングを石像にはめ込むと、魔界の入り口が姿を現す。
リュカは周辺を見回し、みんなの表情を確かめると、入り口に飛び込んだ。
そして、私達も後を追って順に魔界へと飛び込んだ。ここまで来たら引き返せないわね。
だけど、先に進もうとしたら、女性が姿を現して先に進まないように言ってくる。
すると、エイトさん達が身構えて戦闘態勢に。もしかして、この人は敵なの？
ところが、リュカに賢者の石を手渡すと消えてしまった。意味不明な展開に戸惑ってしまった私に、
エイトさんはリュカの母親に化けた魔物が、また出てきたかと思って身構えたと説明してくれた。
ということは、さっきの女性は本物のマーサさんだったんだ。年齢の割には意外に美人なんだね。

６月１６日（＊曜日）

迷路みたいな道で迷ったあげく、ようやく１つの街に到着した。
私も含めてみんな疲れ切っていたけど、先はまだ長そう。
マスタードラゴンも呼べないし、神鳥の魂も使えない状態ではショートカットも無理。
魔界だからと言われればそれまでだけど、ちょっと不便よね。
みんな、もう動きたくない気分だったので、今日はすぐに休む事にした。


６月２０日（＊曜日）

ようやく、敵の総本山らしき場所に到着した。でも、ここから先が長そう。
とはいえ、これが終わればリュカの目的も果たせる。そのために今まで頑張ってきたものね。
リュカが突入しようかとしたとき、ピサロさんがバーバラさんと子供達に魔法を使わないように指示してきた。
不安になったので、他の人は使っていいのか尋ねてみたら、それは全く問題ないとの事。
では、なんでバーバラさんと子供達だけにそんな指示を出したのだろう？

６月２３日（＊曜日）

それにしても、この中は仕掛けが多い。右往左往しながら何とか進んでいるような気がする。
ピサロさんが加わったおかげで、多少敵が強くなっても大丈夫だが、道に迷うのは正直疲れる。
ここには陽が当たらないので、日付感覚も微妙に狂っているかもしれない。
そして、道を進んでいくと再びマーサさんの姿が。何か祈っているような感じがした。
ゼシカさんがリュカに母親のところに行ってやれと背中を押してやった瞬間、マーサさんが倒れてしまった。
その直後、リュカは上を見上げながら呆然としていた。目の前で母親を失ったら、仕方ないよね。
みんなリュカを慰めようとしたけど、どうすればいいのか分からない様子。結局、私も何も出来なかった。
唯一、ピサロさんが冷静に親玉を倒す最終奥義を実行する方法を考案したという。
でも、親玉が変身したらタンバリン２つを子供達に渡してくれという事だけしか言ってくれなかった。
具体的な方法は、ピサロさんとバーバラさんと子供達だけしか知らないようだ。

６月２５日（＊曜日）

ついに、親玉の元に到着した。この親玉を倒せば、リュカの目的が達成するのね。
まず、ピサロさんはククールさんとリュカに賢者の石とタンバリンを持たせ、
エイトさんとヤンガスさんに攻撃をさせるという、通常パターンを指示してきた。
なぜか、ピサロさんは最終奥義を出すために体力を温存しなければならないそうだ。
さすが親玉だけに、エイトさん達も楽勝ムードではなかったが、無事に倒す事が出来た。

〜（ここからチャット形式で）〜

ピサ「よく頑張ってくれた。だが、こいつはまだ死んでいない。
　　　ククール、リュカ、この前言ったようにタンバリンを子供達に渡せ！」

ククールはブランカにリュカはエルトリオにタンバリンを渡し、馬車の中に入っていった。

ピサ「エイトも今までお疲れ。奴が変身し終える前にバーバラとチェンジしてくれ」
バー「エイトさん、これからは私達に任せて」
ビア「エイトさんがお役ご免ってどういう事？」
ピサ「まあ、究極の最終奥義を見てなって。後は馬車の中の人にしっかり掴っておくように言ってくれ」
エイ「いよいよ、あれを使うときが来たか。後は任せた」
ピサ「無事に２ターンを持ちこたえれば我々の勝ちだ。だが、最悪の時はまた頼むぞ」
エイ「成功を祈るよ」

メンバーが替わったところで、ミルドラースの変身も終わった。

ピサ「エルトリオとブランカはタンバリンを叩け。バーバラはテンションを上げろ」
バー「さあ、タンバリンを叩いてみんなのテンションを上げるのよ」

ミルドラースは灼熱の炎を吐き、メンバー全員ダメージを受けてしまった。

（続く）

>>232
ピサ「みんな大丈夫か？」
バー「ぎりぎりだけど、運を天に任せるしかなさそうね」
ピサ「次を持ちこたえれば我々の勝利だ。みんな、スーパーハイテンションになるぞ」
エル「ブランカ行くぞ。１、２、３、Ｇｏ！」
ブラ「わかった。１、２、３、Ｇｏ！」
ピサ「さあ、みんな持ちこたえてくれ」

メンバーは全員スーパーハイテンションになり、ピサロはミルドラースの攻撃をうまくかわした。

ピサ「これで、我々の勝利は決定した。究極の最終奥義を受けるがいい」
メンバー「最終奥義、マダンテカルテット！」

スーパーハイテンション状態でメンバー全員が全ての魔力を一気に解き放ったため、
目の前が真っ白になり、強い風が馬車を襲っていった。

エイ「みんな、しっかり掴まっているか！」
クク「一体、何が起こってるんだよ」
エイ「後で説明する。今は馬車にしっかり掴まってくれ」
ヤン「兄貴、みんな馬車に掴まっているでがすよ」
エイ「ビアンカ、これでリュカの目的が果たせた」
ビア「それより、まず子供達を褒めてあげてね」

少しして、強い光と風が収まると、ミルドラースは消えてなくなっていた。

（続く）

>>233
ピサ「やっと終わったな。さすが、天空と竜神族の両方の血統を受け継いだ子供達だ。
　　　俺の目に狂いはなかったようだな。バーバラもお疲れさん」
バー「私も子供達の手助けを出来て良かったです」
リュ「みんな、俺のためにここまでしてくれてありがとう。最後にビアンカに話したい事がある」
ビア「えっ！」
リュ「あの時、フローラを選んだのはビアンカが嫌いだったからではない。
　　　ただ、幼馴染みの関係だから、結婚相手に選ばなくても今後も交流が持てると思って、
　　　悩みに悩んだ末にフローラを選んだ。それだけは分かって欲しかった」
ビア「もういいわよ。その結果、私もエイトさんと結婚できたわけだし、そのおかげで今がある。
　　　ほら、リュカも奥さんのフローラさんを迎えに行かなきゃ」
リュ「そうだな。俺から見ればビアンカは義理の姉だ。今後も仲良くやっていこうな」
ビア「よろしくね。でも、かなり年上のお姉さんになってしまったわね」
リュ「お姉さんと言うか、おばさんと言うか…」
ビア「テンション上げてメラゾーマするわよ」
リュ「ごめん、冗談だって」
ビア「エイトさん、フローラさんのいるトロデーンまでお願いね」

〜（チャット形式終わり）〜

エビルマウンテンを抜けだし、トロデーンに着いたときにはもう夜になっていた。
仕方ないので、エイトさん達がよく利用していた海辺の教会で休ませてもらった。

（６月２５日終わり）

６月２６日（＊曜日）

トロデーンでフローラさんとリュカの子供達に結果を報告すると、フローラさんはお礼を言ってくれた。
一方、リュカの子供達は自分達も参加したかったと不満を言っていたけどね。
伝説の勇者になりながらトロデーンで休まされていたし、しかも私の子供達が大活躍したから余計にかも。
でも、ミーティアさんの相手をしてもらっていたからこそ、私達も安心して旅が出来たのだから、
フローラさんとリュカの子供達も十分に活躍してくれていたと思うけどね。
最後に、トロデ王はエイトさんに来月からはいつものように頑張ってくれよと言っていた。
こんな時に仕事の話をしなくてもいいのに。でも、こんなエイトさんだからこそかも。
トロデ王にお礼を言って、フローラさんとリュカの子供達をグランバニアへ連れて帰ると、
知らせを聞いたオジロンさんが私達を歓迎してくれ、盛大なパーティーまでやってくれた。
ただ、これでまたお別れになるよね。そう思うと、ちょっと寂しくなってしまった。


６月２７日（＊曜日）

今朝、みんなで集まってお別れの挨拶を済ませると、元の場所に帰る準備を始めた。
ただ、ピサロさんがこれからは伝説の勇者を見守りたいからと、グランバニアに残るそうだ。
私の子供達はかなり強くなったから、ピサロさんが見守る必要はもうないだろうと。
もう１回、リュカとフローラさんに別れを告げ、私達家族とバーバラさんで村に帰っていった。
村にも噂が広がっていたのか、村のみんなも私達を盛大に祝ってくれ、長い旅はこれで終わった。

＜完＞

※一旦これで締めますが、気が向いたらまた別の冒険をさせてみるかもしれません。

>>1
激しく乙&GJ!!!!

これで完結すると今後のROMスレが減って寂しい限りですがまた気がむいたら復活or別ストーリーｷﾎﾞﾝﾇです

おつかれ乙！！！！
次回もビアネタがいいです。
復活キボンヌ。

終わったの！？毎日見てたから寂しいな･･･
俺はエルトリオの子供と、ビアンカとフローラとのからみも見たいぞ。
いつか番外編でも書いてくれや。
とにかく乙！！！

>>236
実は、>>1が途中で放棄したスレを再利用しただけですので、>>1ではないんですよ。
エンディングを見たDQ8を一旦切り上げて、（DQやFF以外の）別のRPGを始めましたので、
それを若干アレンジして絡めてみる事も検討中です。

乙です！最高でした！
ビアンカ幸せになってよかったよ、うん。

７月１日（＊曜日）

リュカとの長い冒険が終わってから、エイトさんはいつものようにトロデーンへ仕事に行った。
子供達もエイトさんと一緒にトロデーンへ。今は平和のありがたさを実感しているところ。
あれから、外へ出ても凶悪な魔物はもういないので、安心してサラボナへ買い物に出かけている。
そうそう、ルドマンさんが私達のおかげで娘が助かったお礼にと、村までの道を造ってくれるそうだ。
それに、リュカから来月の７日に村を訪問するとの手紙が来ていた。
その日は私とエイトさんが出会った思い出の日だけど、それはリュカに言ったかな？


７月７日（＊曜日）

今日、父が私を拾ったと言われる場所に連れて行ってもらった。
そこは村からすぐ近くにある普通の森で、特に変わったところは見あたらなかった。
その場所でぼんやりしていたら、私の生みの親って誰なんだろうと思ってしまった。
もちろん、私をここまで育ててくれた目の前の父や亡くなった母には感謝しているけど、
自分やフローラさんの本当のルーツを知りたい気もしてきた。
おそらく、プサンさんが知っていそうな気がするので、また天空城に行ってみようかな。


※何もしないでいるとdat落ちしてしまいそうだし、リクエストもあるようなので、
　 保守代わりに頻度は落ちますが、時々書き込みをしてみます。

完結お疲れ様です！

5の話ってけっこう広がりがもてるからこういうのいいね〜。
ずーっと気になっていたんだが。
>>12は描写とか会話のテンポがすごく良い。
映画ちっくで続きがかなり気になるんだけど自分だけ？
あと>>65-66　にかなりドキドキしたのに
関係なかったのも残念。

>>65-66は違う人の作品でしょ？
それは一発だったけど、本編はエンディングまでいってよかったよ。
時々も期待します！

８月７日（＊曜日）

今日はこの前の手紙の通り、リュカとフローラさんが村に遊びに来てくれた。
リュカに今の生活を聞いてみると、今は摂政のオジロンさんが自分の代わりを務めてくれているけど、
今後のために政治の勉強を始めているところだそうだ。
それが結構大変らしく、魔物と戦っている方がまだ楽だったとか。
でも、そんな事が言えるのも平和な証拠なんだから、リュカには頑張ってもらわないと。
フローラさんにも王妃としての生活はどうなのか尋ねてみたら、別に普通だと言う。
やっぱり、お嬢様で育てられたから、王妃になっても対応できるんだろうね。
田舎の村で育った私が対応できたかどうかと問われたら、正直なところ自信がない。
だから、周囲は王族関係者ばかりでも、自分は平民というのは気楽でいいのかも。
エイトさんも平民の立場だったからこそ、私と結婚できたから幸せだと言っているし。
その代わり、ミーティアさんはエルトリオに回されちゃったわけだけど、相思相愛だからまあいいか。
また、ブランカには幸せになってもらいたいので、好きなように相手を選ばせようと思っている。
やっぱり、好きな人と結ばれるのが一番幸せだよね。ねっ、トーポ君。

ビアたん幸せそうだね。
エイトの魅力にきずいたんだな。このスレで。

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の７回目の誕生日。今回はグランバニアに集まってもらうことにした。
こういうイベントがないと、なかなか全員集合することもないからね。
気になる近況を尋ね回ってみたら、ヤンガスさんは以前とあまり変わってないと言うし、
ククールさんは相変わらず自由にやってみるみたいだが、
ゼシカさんはリュカとの旅がきっかけで親孝行に精を出すようになったとか。
目の前で母親を殺されたリュカを見て、残された肉親を大事にしなければと思ったそうだ。
リュカとフローラさんはこの前聞いたけど、リュカの子供達はリュカと一緒に勉強しているとか。
さすがに、内容までは一緒じゃないけど、覚えは子供達の方が圧倒的に上らしい。
かつて、バーバラさんに魔法を教えてもらった時を思い出す。リュカも一緒なんだね。
グランバニアに残ることになったピサロさんはあの後、兵士の訓練相手をする仕事に就いたとか。
時々、リュカやリュカの子供達が勉強でストレスが貯まったときには、一緒に参加するらしいが。
トロデ王にはエイトさんや子供達のトロデーンでの状況をこっそり尋ねてみたら、
エイトさんは仕事を真面目にやっているそうだが、
その間、ブランカがエルトリオを巡ってミーティアさんに嫉妬することがあるとか。
ミーティアさんも困っていると言うので、ブランカには嫉妬しないように言い聞かせたのだが、
エイトさんがミーティアさんと結婚すれば、エルトリオをミーティアさんに横取りされなかったとか言って、
エイトさんにまで八つ当たり。でも、もしエイトさんが私じゃなくてミーティアさんと結婚すれば、
エルトリオもブランカも生まれなかったことまでには気付いてないようね。
そんな状況で困っていたら、ゼシカさんが助け船を出してくれ、ブランカも落ち着きを取り戻した。
エルトリオにも何か言い聞かせてたみたいだけど、後で何を言ったか聞いてみようか。
時間になったので、仲間達が帰ったところで私達も帰る準備をしていると、誰かに呼び止められた。
後ろを振り返ると、プサンさんが私とフローラさんにトロデーンで話をしたいと言って、
エイトさんと子供達には先に帰るようにお願いしていた。何か重要な話でもあるのかな？

１０月１３日（＊曜日）

昨日、プサンさんに呼ばれて、フローラさんと一緒にトロデーンに行ったわけだが、
グランバニアで話をしても良さそうなのに、なんでトロデーンにまで連れて行ったのだろう？
そんな疑問を抱えつつ、プサンさんは私とフローラさんとミーティアさんに話をし始めた。
それは私とフローラさんの実の両親がフローラさんを森の中に置いていった後、
異世界に逃げ込み、現在はその異世界で生きているらしいという話だった。
もし、異世界に行くつもりなら、その時はプサンさんに話しかけて欲しいとの事。
ただ、確実に生きている保証はないし、リュカとの旅以上の苦難があるかもしれないそうで、
その覚悟がないのであれば、異世界に向かうのはやめておいた方がいいとまで言われた。
私達だけに話をしたのは、エイトさんやリュカがいるとすぐに旅立ってしまう可能性が高いからだとか。
確かに、エイトさんやリュカの性格からすると、すぐに旅立ってしまう可能性は高いから、
この事に対する結論は出さず、お互い内密にするように約束して、それぞれの場所に帰っていった。
実の両親には会ってみたいけど、現在は今の家族を大事にしようと思っている。

良スレすぎるため保守。

面白いです！新展開イイ！！

１１月１１日（＊曜日）

今日、大きな鳥に乗ってきた個性的な旅人が村を訪れた。こういうのって久しぶり。
その大きな鳥はラーミアと呼ぶらしく、これからジパングというところにある
双六場に行く途中でラーミアがこっちの世界に迷い込んでしまったらしい。
でも、ラーミアってどこかで聞き覚えのあるような気がするけど…何だったっけ？
エイトさんがいれば尋ねていたけど、今月はトロデーンにいるから仕方ないよね。
とりあえず、元の場所に戻れるまで泊めて欲しいと言われたので泊めてあげたけど、
ちゃんと元に戻れるのかな？旅人も不安がっていたので、ちょっと心配ね。


１１月１２日（＊曜日）

旅人が泊めてくれるお礼にとラーミアに乗せてもらって空中散策を楽しんだ。
空から見下ろすって、エルトリオが神鳥の魂を使って大神殿に乗り込んだとき以来ね。
そうそう、エイトさんが言っていたのはレティスだったのを思い出した。
でも、旅人に尋ねてもレティスは知らないそうで、単なる偶然ではないかと言う。
やっぱり、何かの思いこみか勘違いなのかな？何か心に引っかかるんだけど…
それより、旅人が元に戻れる方法を考えないといけないようね。

１１月１８日（＊曜日）

旅人が村に来てから１週間が過ぎたが、元に戻れる方法は見つかっていない。
今日もラーミアに乗せてもらって空中散策をしていたら、突然歪んだ空間に巻き込まれてしまった。
その後、見た事もない場所に来てしまったようだ。ところが、旅人は元に戻れたと喜んでいる。
どうやら、旅人は元に戻る事が出来たようだ。でも、今度は私が迷い込んでしまったんじゃないの？
そんな不安な私に対して、旅人はジパングに今までなかったピラミッドが建っているとか言ってくる。
私はそれどころじゃないから、旅人に村に帰らせてくれるように迫ったら、ようやく引き返してくれた。
もしかして、村の付近のどこかに色々な世界とつながっているポイントがあるのかもしれない。
そういえば、エイトさんがいるトロデーンも村からは直接つながっていないのよね。
となると、プサンさんが言っていた私とフローラさんの実の両親がいる異世界もこの中にあるのかも。
ところで、フローラさんは実の両親に会いたいのだろうか？次に話す機会があったら確かめてみたい。
私は会ってみたいとは思うけど、家族やフローラさんの事が気になって動く事が出来ないので、
その障害がなくなればフローラさんと２人で捜してみたいと思う。

１１月２０日（＊曜日）

この前の旅人が今度は仲間を連れて村にやってきた。
迷い込んだときに泊めてくれたお礼と言って、旅人の仲間が面白い魔法を見せてくれた。
モシャスと呼ばれる魔法は近くにいる人に変身する事が出来るそうで、
私そっくりに変身した姿はまるで鏡を見ているようで、その瞬間、あるアイデアが閃いた。
実の両親を捜す間、この人達に私とフローラさんの代わりをやってもらえばいいじゃないかと。
迷いはあったけど、私の事はあまり知らないだろうから、思い切って旅人に事情を話し、
フローラさんの件もあるので、来年の１月４日過ぎに再び村に来てもらえるようにお願いしてみた。
すると、旅人は保証は出来ないけど、出来るだけ手助けはしたいと言ってくれた。
これで、エイトさんや子供達、リュカの家族に心配を掛けずに旅立つ事が出来る。
後はフローラさんがどう反応するかが問題だね。フローラさんが断れば、私は諦めようと思っている。
これは私だけの問題じゃなく、フローラさんを含めた２人の問題なのだから。

１２月１日（＊曜日）

今日、エイトさん達が帰ってきた。
以前、ブランカがミーティアさんに嫉妬するという話をトロデ王から聞いていたので、
子供達の様子を尋ねてみたら、エルトリオも配分を考えてうまくやっていたとの事。
それを聞いて安心したが、こんな時から配分を考えなければいけないって大変だね。
本当はラーミアについて尋ねたかったが、今後の計画を考えれば話すわけにはいかない。
あと、年末年始はトロデーンに集まりたいそうなので、リュカに都合を尋ねて欲しいと言われた。
明日グランバニアに行って、リュカの都合とフローラさんに話をしてみようと思う。

１２月２日（＊曜日）

今日は年末年始の予定を尋ねるため、私１人でグランバニアに行った。
今回はトロデーンに集まる予定だと伝えたら、
今月３１日と１月１日の２日間だけはグランバニアに戻らなければいけないが、
それ以外は大丈夫だとの返事をくれた。リュカは国王だから仕方ないか。
国政はオジロンさんと一緒になってやっているそうだが、まだまだ勉強中。
１人前になるには最低でも１０年は掛かるのではないかと言われたそうだ。
むしろ、小さい頃から教育を受けてきたフローラさんの方が覚えは早いそうで、
旅に出たり、奴隷にされたりと、小さい頃にあまり教育を受けなかったリュカにとってはハンデかな。
用件が終わると、あの話をするためにフローラさんと一緒に化粧室へ行った。
重要な事なので、フローラさんには返事は待って欲しいと言われたが、感触は悪くない。
いくら急かせても、あの旅人が来るまでは何も出来ないのだから、
その時に返事をしてくれればいいとフローラさんには伝えておいた。
期待と不安が入り交じる中でもエイトさんには悟られないよう、これらを胸にしまって村へと戻っていった。

１２月２５日（＊曜日）

今日はみんなで年末年始を過ごすため、トロデーンに集まった。
名目はエルトリオの結婚２周年だが、そんな事はあまり関係ない様子。
それよりも、フローラさんがどのような決断をしたかの方が気になって仕方ない。
とはいえ、みんながいるところで話をするわけにはいかないので、
話し出すタイミングを探しているうちに就寝時間になってしまった。
今日はもう無理そうなので、諦めて寝ていたら、誰かに起こされた感じがする。
気のせいだろうと思っていたら、なんと私を起こしてきたのはフローラさん。
とりあえず寝室から出て、私の目が覚めてきた頃にフローラさんが話してきた。
旅の途中は影武者がいてくれるので、リュカや他の人を心配させなくて済む事と、
私が行きたがっているのを感じたところから、一緒に旅に出る事を決断してくれた。
フローラさんの決断に嬉しくなった一方、フローラさんを守らなければならないという責任も感じた。
出発は旅人が来た日の深夜。１月中に来なければ延期になる事は留意してもらうようにお願いした。

ちょっと作風変わりました・・・・・？

１２月３１日（＊曜日）

今日はリュカとフローラさんが行事のためにグランバニアに帰って行った。
本当は一緒に過ごしたかったけど、こればかりは仕方ないわね。
旅の計画はエイトさんやリュカにはまだ気付かれていない感じなので一安心。
折角、世界が平和になったというのに、私達のためだけに旅をさせるわけにはいかないしね。
でも、旅の途中で影武者であることがわかってしまったときのために、
バーバラさんとミーティアさんだけには正直に話しておこうと思っている。
また、最悪の事態になった時は家族の面倒を見てもらわないといけないし。
それにしても、私とフローラさんでリュカと同じ親探しの旅に出るとは不思議なものね。


>>257
今は手探り状態なので、気付かないうちに作風が変わってしまっているかもしれません。
ビアンカとフローラの親探しの旅という大まかな設定は決まったけど、
これから世界観や舞台を具体的にどうしようか考えているところです。
とりあえず、他RPGの舞台を拝借しようという考えも浮かんでいます。

いつも楽しんで読ませていただいています！
>>とりあえず、他RPGの舞台を拝借しようという考えも浮かんでいます。
他のＲＰＧってＤＱ以外でしょうか？
できればＤＱの中で展開してほしいな、っておもちゃうんですが…。
でも作者さんの話が好きなので、面白ければ構わないので
新展開期待してます！

１月３日（＊曜日）

こうやって、みんなで集まるのも今日でおしまい。
私とフローラさんが旅に出てしまったら、次に会えるのはいつになるかわからない。
みんなが帰る前に女だけの話があると言って、バーバラさんとミーティアさんに
私とフローラさんが旅に出るかもしれないことを話し、万一の時のために後を託した。
幸い、バーバラさんにもミーティアさんにも反対せず、私達を送り出してくれたので、
正直に話して良かったと思う。ここで反対されると、どうしようもなかったからね。
エイトさんと子供達はトロデーンに残るので、この日のことを心に焼き付け、村に帰った。
後は旅人が村に来るのを待つだけ。私とフローラさんの影武者が来たら旅の始まりね。
でも、今日はサラボナでリュカの決断を待っている時のように、なかなか眠れない。
あの時の私とフローラさんはライバルだったが、今回は仲間であり姉妹であるけど。
ところで、フローラさんは寝ているのかな？できれば、疲れが残らないように休んで欲しいのだが。

１月４日（＊曜日）

昨日はあまり眠れなかったので、朝から疲れが残っている。
父は私が風邪でも引いたのかと勘違いされてしまったが、これからの旅の不安で眠れなかったとは言えないよね。
だから、今日は体調がいまいちということにしておいて、旅人が来たら起こしてもらうように父に頼んでおいた。
しかし、父が起こしてくれたときにはもう夕方になっていたのだが、どうも旅人は村に来なかったらしい。
今日は都合が悪かったのかな？でも、疲れが残る中で旅に出ずに済んで良かったのかも。
まだ時間はあることだし、焦らずに旅人が来るのを待ってみることにしようと思う。

電波妄想の垂れ流しスレかよ

１月５日（＊曜日）

今日は昨日と違ってよく眠れたので、体調はいい。
そして昼前、あの旅人が影武者となる仲間を連れて村に来てくれた。
ただ、ここで変身してもらうわけにはいかないので、一旦ネッドに移動して待ってもらい、
グランバニアへフローラさんを迎えに行ったら、すでに準備して待ってくれていた。
私はそれを見て、フローラさんも心の準備が出来たのだと思い、ちょっと安心。
やはり、気になるのはフローラさんが今後の旅を無事に乗り切れるかどうかなのでね。
それから誰もいなくなる夜になるまで待ち、旅人の仲間達がモシャスで私達の影武者となった。
影武者は私達の記憶も引き継ぐそうで、旅人も発覚するリスクは低いだろうと言ってくれた。
影武者が村とグランバニアに戻ったところで、ついに私達の両親捜しの旅が始まった。
終わりが分からない旅の不安はあるけど、今までも困難を乗り越えてきたのだから大丈夫と信じたい。

作者がんばれー！！

１月６日（＊曜日）

早朝、フローラさんを起こして天空城のプサンさんに会いに行った。
フローラさんは落ち着いているためか、昨日もよく眠れたそうで旅の不安を感じさせない。
そして、プサンさんに旅に出る覚悟が出来た事を話すと、いよいよ異世界へと移動する。
もう一度意思を確認すると、急にワープさせられるような感覚が全身を襲ってきた。
しばらくすると、見慣れない世界が目の前に。異世界だから当たり前なんだけどね。
まず、情報を集めるために人を捜していると、なぜかあの旅人がいる。
プサンさん、間違えちゃったのかな？間違えられると困るんだけど、今更確認も出来ないし。
もしかしたら、旅人が何かを知っているのではないかと声を掛けてみた。
旅人は私達が来た事に驚いていたが、旅人も様子が以前と激変しているのに戸惑っているそうだ。
話を聞いてみると、かつては双六場があるジパングだったそうだが、周辺の人の情報によると、
数年前、女王の死去後に革命が起こってイルボンという国になったらしいとか。
その時、王族は別世界に亡命したらしい。初日からこんな状況では、先行きがかなり不安ね。
なので、旅人に相談して、しばらく一緒に行動してもらうようにお願いしたらＯＫしてくれた。
この状況だと、当分の間は３人での行動になりそうね。

１月７日（＊曜日）

今いる場所について殆ど知らない私達にとって、とにかく必要なのは情報だと思った。
あの旅人の話もごく一部なので、やはり周辺にいる人達から話を聞かなければならない。
そんなとき、泊まった小さなホテルの主人から「観光ですか？」と尋ねられたので、
正直に自分の両親を捜していると話したら、この国で起こっている事について話してくれた。
かつては2000年以上も続く歴史ある王国だったのだが、数年前に女王が亡くなった後、
女王の後継者問題で揺れ動いている間に、ある宗教団体がどさくさに紛れて革命を起こし、
現在のようになってしまったそうだ。ただ、これ以上詳しい内容はここでは話せないらしい。
これ以上、詳しい話を聞きたければ、後で主人について来るように言われ、
言われるように彼の後をついて行くと、彼の自宅に案内された。
部屋の中は狭かったが、今日は遅いからと彼の自宅で休ませてもらう事になった。
ホテルでは話せないという事は、一体、どんな話なんだろう？

１月７日（＊曜日）

今いる場所について殆ど知らない私達にとって、とにかく必要なのは情報だと思った。
あの旅人の話もごく一部なので、やはり周辺にいる人達から話を聞かなければならない。
そんなとき、泊まった小さなホテルの主人から「観光ですか？」と尋ねられたので、
正直に自分の両親を捜していると話したら、この国で起こっている事について話してくれた。
かつては2000年以上も続く歴史ある王国だったのだが、数年前に女王が亡くなった後、
女王の後継者問題で揺れ動いている間に、ある宗教団体がどさくさに紛れて革命を起こし、
現在のようになってしまったそうだ。ただ、これ以上詳しい内容はここでは話せないらしい。
これ以上、詳しい話を聞きたければ、後で主人について来るように言われ、
言われるように彼の後をついて行くと、彼の自宅に案内された。
部屋の中は狭かったが、今日は遅いからと彼の自宅で休ませてもらう事になった。
ホテルでは話せないという事は、一体、どんな話なんだろう？

小説の作者には他所で煽るときにはIDを変えるようお願いしたい。

>>268
共有LAN環境なので、同一ホストでの書き込みがあるのだと思います。
以前、同じIDでの書き込みを見ましたので、ここではBEログインして書き込む事にしました。

１月８日（＊曜日）

目を覚ますと、すでに昼前になっていた。ちょっと疲れていたのかな？
泊めてくれたホテルの主人は私達に留守番を頼んで仕事場に行ったと、フローラさんが教えてくれた。
冷蔵庫の中のものは好きに使っていいと言ってくれたそうで、フローラさんが食事を作ってくれた。
フローラさんって料理が出来るんだね。お嬢様育ちだから、全く駄目かと思っていたのに。
話を聞くと、修道院で家事は一通りやっていたそうで、料理も周りから色々と教えてもらったらしい。
あの旅人は外に出てみないかと誘ってくれたが、下手に外出はしない方がいいと引き留め、
親切にしてもらったせめてものお礼に、私達で食事を作って帰りを待ってあげた。
主人が帰ってくると、ホテルで話せなかった事を話すからと、妙な機械で何かを調べ始めた。
不思議に思って尋ねてみると、この部屋が盗聴されていないか確認したとの事。
そして、盗聴されていない事を確認したら、ようやく主人の話が始まった。
最初は、現在いるところが旧ナカノで、ホテルのある場所が旧シンジュクだと教えてくれた。
そして、表向きはホテルの主人をやっているが、実は反革命派のスパイをやっていると告げられた。
そんな重要な事をなんで初対面の私達に話してくれたのか不思議に思ったが、
この国の実態を知って欲しいからと、外国の人が来たら出来るだけ話しているそうだ。
それから、革命前は神話につながる王家が代々国王を受け継いできたのだが、
王家の中で後継者がいなくなったため、かつて王家だった人に継承させようとしたとき、
反対勢力の妨害で国内が混乱してしまい、その時に統一教団がどさくさに紛れて革命を起こし、
国民の自由を奪ったという話が続いた。なお、旧シンジュクには革命派の拠点があるのだとか。
さらに統一教団の話を聞くと、リュカやフローラさんを苦しめた光の教団を思い出してしまい、
主人に光の教団の話をすると、主人は同情してくれ、明日は旧チヨダに来て欲しいと言われてしまった。
旧チヨダは反革命派の拠点があるらしく、さらに詳しい話をしてくれるそうだ。

手探り状態の中、近未来の東京を舞台にFFっぽいストーリーにしてみました。
今までとは作風が全然違うので、気に入って貰えるかどうか不安です。

１月９日（＊曜日）

今日はホテルの主人に旧チヨダにある反革命派の拠点へ案内された。
その拠点は堀と高い壁で囲まれ、物々しい警備体制のために嫌でも緊張が高まる。
中に入る事が許された後、主人はここがかつてお城があった場所だと教えてくれた。
革命後もここだけは独立国として認められているらしいのだが、いつ攻められてもおかしくないとか。
また、旧チヨダは革命前の政治拠点だったらしく、反革命派が多い事で知られているそうだ。
そうそう、主人の本当の名前はタケダさんと教えてもらったのだが、
革命派に反革命派と思われないように、普段はリーさんと偽っているとか。
このタケダさん、反革命派の中では地位が高いらしく、周囲の人達の態度でわかる。
彼に案内されながら色々な場所を回り、昨日の話の続きが始まった。
実は、王家に後継者がいなくて、かつて王族だった人への王位継承に反対したのは
統一教団とは全く関係ない人達が多く、革命のために反対したわけではなかったらしい。
フローラさんが不安な顔つきで、どのような人達が何の理由で反対したかを尋ねてきた。
グランバニア王妃の立場であるフローラさんには他人事ではないのだろう。
すると、タケダさんは革命前に即位した最後の女王には夫と子供がいたのだが、
この夫の出自が謎に満ちていて、一部では宇宙人ではないかなんて噂もされていたそうだ。
そのため、王位はかつて王族だった人に継承させると決め、時の女王も承諾したのだが、
それを認めたくない国民が反対運動を起こし、女王が亡くなったと同時に革命が起こったとの事。
革命が起こったときに、かつて王族だった人達や女王の子孫達が亡命したわけだが、
なぜかトウキョウという地域が異世界に飛ばされてしまい、消息が分からない人も少なくないそうだ。
なお、タケダさんはかつて王族だった人達の遠い親戚に当たるそうで、反革命派で地位が高いのも当然か。
それから、彼は私達にしばらくここにいて欲しいと言われたので、言葉に甘えさせてもらう事にした。
ところが就寝前、フローラさんに両親を捜すのはどうするのと聞かれ、言葉に詰まってしまった。
とはいえ、悪い人達でもなさそうだし、これから行く当てもないのだからとフローラさんを諭した。
明日、駄目元でタケダさんに両親の行方を聞いてみようかな。

FFっぽいというかメガテンですよね？
し、渋い…。
とにかく期待してます！

>>273
やはり、東京を舞台にしちゃうとメガテンになっちゃうんですかね。
悪魔のストーリーにはする予定はなかったので、そのつもりはなかったんですけど。
と言いつつ、現在マニアクスやっていては影響を受けているのかもしれませんが。
FFは246とプレイヤーが反帝国側になって帝国に立ち向かうストーリーだったので、
そっちの方は若干意識しました。ちなみに、FF7以降はやってません。

１月１０日（＊曜日）

今日はタケダさんに両親の行方を尋ねようと思ったのに、
再び旧シンジュクで活動すると言い残して旧チヨダを出て行ってしまった。
代わりに、クニさんという人が私達を案内してくれるとの事。
また、このクニさんもタケダさんと同じかつて王族だった人達の遠い親戚らしい。
遠いとはいえ、かつて王族だった人達の親戚なのに、なぜ亡命しなかったのだろう？
と尋ねてみたら、革命が起こらなかったとしても王族にはならなかったからだそうだ。
７賢者の血統を持ちながらラプソーンに狙われなかったグラッドさんのようなものか。違うかな？
ところで、今日は旧チヨダにあるヤスクニという場所に連れて行ってもらう事になった。
堀の外に出ることからボディーガードをつけてもらったのだが、私達は大丈夫なのにね。
そのヤスクニは堀の外に出てすぐの場所だったのだが、無惨な姿をさらしている。
クニさんの説明だと、元々は王族ゆかりの宗教施設があったのだが、
統一教団が異教徒を認めなかった事もあり、真っ先に破壊の対象となってしまったらしい。
また、そのままにしているのは反革命派のシンボルとして残しているからだとか。
拠点に戻ってからも、クニさんは王国時代の素晴らしさと革命派の悪事を延々と私達に話してきたため、
結局、今日も私達の両親の行方を尋ねることが出来なかった。
こんな調子だったので、今日もフローラさんに何か言われるかと思ったが、
グランバニアで同じようなことが起こったら、タケダさんやクニさんみたいな人が出てくれるのかなと、
彼らの行動に関心を示していた。私も他人事じゃないんだろうけど、どうも実感がわかないのよね。

びみょー(;^_^
でも期待age

カタカナ地名に萌え

１月１１日（＊曜日）

今日、思い切ってクニさんに私達の両親の行方を知っているかどうか尋ねてみたが、
クニさんは知らないとの事。また、タケダさんも知らないのではないかという返事だった。
予想していたとはいえ、先はまだ長そうね。それに、本当にこの世界にいるのかしら。
でも、そんな事を言ったところで何も分からないし、今は彼らに頼るしかなさそう。
今日は連れて行くところもないからと、私達がここに来たいきさつをクニさんが聞いてくれた。
中でも、クニさんは天空人の話に興味を持ち、私達の協力をしたいと申し出てくれた。
今までも十分にお世話になっているのだが、協力してくれるのであれば非常にありがたい。
ただ、今は手がかりがないし、革命派の動きの監視や消息不明亡命者の捜索のため、
あまり積極的には動けない事は念を押された。とはいえ、私達だけで動くよりは良さそうね。
ところが、夜になって今まで一緒について来てくれた旅人が、状況はある程度分かったし、
双六場も空間のねじれでここにはない事が分かったから、ラーミアがいれば帰りたいと言ってきた。
旅人がいなくなるのは寂しいけど、彼と私達の目的は違うから仕方ないかな。

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【ゴールデンボールレス】
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10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば１４日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です

１月１２日（＊曜日）

今日は珍しい鳥が旧ウエノで保護されたという情報が入ってきたので、クニさんが連れて行ってくれた。
行き着いた先は動物園。クニさんによると、この中に生物科学研究所があり、様々な研究をしているらしい。
ところが、統一教団によって生物実験を禁止されたため、研究は反革命派が秘密裏に行っているとの事。
実際、トウキョウの東側は反革命派も多く残っており、こういう活動が行われているらしい。
最近、アラカワに生息する謎の水棲生物やトウキョウに迷い込んだ珍しい生物を研究しているので、
特別に見学させてもらう事になった。ところが、そこにいたのは紛れもない魔物の数々。
魔物の名前を呼んでいたら、研究員の方々が驚いた表情で「知ってるのか？」と尋ねられてしまった。
リュカが魔物を飼っていたので、知っている限りの事を話してあげると、研究員に感謝されてしまった。
特に、傷を癒す能力のある生物の研究が進むとか。私達からすれば、ただのホイミスライムなのにね。
クニさんにも魔物の知識のある私達に研究を手伝って欲しいと頼まれ、少し戸惑ってしまった。
私もフローラさんも生物研究なんかした事ないので、返事は待ってもらうようにお願いした。
そして、最後に保護された珍しい鳥を見せてもらったら、なんとその鳥はラーミア。
あの旅人がクニさんに事情を説明して返してもらうようにお願いしていたのだが、
怪我が治るまでは待って欲しいと言われ、彼もしぶしぶその日を待つ事を了承したようだ。
これで、しばらくの間は旅人もここを離れられないと分かって、何となくほっとした自分がここにいる。

期待してま〜す

１月１３日（＊曜日）

昨日、返事を保留した魔物研究の件だが、彼らの役に立てればと引き受ける事にした。
ただ、専門知識がある訳じゃないから、お役に立てるかどうかは保証できないと言ったら、
クニさんも出来る範囲でいいからと、私達の申し出を歓迎してくれた。
食事を済ませると、クニさんが研究所にいる魔物の写真を持ってきて特徴を教えて欲しいと頼まれ、
いくつか教えてあげたのだが、これだけでいいのかな？
あと、あの旅人が気にしていたラーミアだが、もしかしたら予想より早く元気になるかもしれないそうだ。
彼は喜んでいたが、１０日間だけでも、一緒にこの世界で過ごしただけに、ちょっと寂しさもある。

１月１９日（＊曜日）

今日、クニさんからラーミアの怪我が回復したとの報告があり、再び旧ウエノの研究所に向かう事になった。
研究所に着くと、ラーミアは以前よりも元気になっている姿を見せてくれた。
旅人はようやくトウキョウを脱出できると喜んでいたが、ついに彼とはお別れ。
この旅を支えてくれた彼にお礼を言うと、そのままラーミアに乗って大空へと飛びだっていった。
これからはフローラさんと２人でトウキョウの中で両親を捜す事になるんだね。
旅人が去った後、クニさんはラーミアは魔物の癒しの力によって怪我を治したと教えてくれた。
本来なら、まだ数ヶ月はかかっていたらしいのだが、実用化に向けての実験だったそうだ。
実験が成功した事で、これからは魔物が持つ不思議な力をさらに研究していきたいとか。
なお、実験に踏み切ったのは私達が教えた事も考慮してくれたようで、役立ててくれたんだね。

１月２３日（＊曜日）

今日、アサカさんという人がやってきて、旧ロッポンギという場所に連れて行ってもらうことになった。
ここは革命で国に帰れなくなってしまった外国の人が多くいる場所らしく、
もしかしたら、何かの手がかりがつかめるのではないかと、クニさんが連絡しれくれたそうだ。
連れて行ってもらった先はアサカさんの経営する酒屋だったが、営業時間前でお客さんはいなかった。
ところが、営業時間になるまで休んでいいよと言われた矢先、アサカさんを呼ぶ人の声が。
慌てた様子だったので声のする方に行ってみたら、怪我人を連れてきたという。
連れてきた人の話では旧シブヤで革命派らしき少年グループに襲われたとの事。
その理由が、服に付いたシミが旧王国のシンボルと偶然似ていたからという理不尽なものらしい。
アサカさんが今から怪我人を旧チヨダに搬送するから、ここで待っているように指示すると、
フローラさんがその必要はないと、怪我人にベホイミをかけて治療。
その瞬間、アサカさんと怪我人を連れてきた人は目が点状態になっていた。
また、怪我人からは感謝されると同時に、どうやって治療したのかを何度も尋ねていたので、
この世界の人達にとっては呪文が珍しいのかな？私達にとっては普通なのにね。
その後、営業が始まって色々な人に私達の両親のことを尋ねてみたのだけど、
残念ながら、こっちは全く成果なし。逆に、私達のことを色々尋ねられてしまった。
結局、夜遅くまで彼らと飲んで、そのままアサカさんのところに泊まることになった。

１月２４日（＊曜日）

結局、有力な情報も得られないまま旧ロッポンギを離れ、アサカさんが旧チヨダの拠点へと送ってくれた。
ただ、怪我人を治療したお礼にと、常に情報提供を呼びかけるポスターだけは貼ってもらえるそうだ。
ところが、フローラさんが怪我人を治療した事を知ったクニさんは目の前でその呪文を見せて欲しいと頼み、
フローラさんが応じると、呪文の研究も始めたいので協力して欲しいと要請されてしまった。
こうやって彼らの世話になっている以上、断るわけにもいかず、そのまま引き受けてしまった。
旧アサクサのスミダガワの近くに、水棲生物を研究する生物科学研究所の支所があり、
その一部が空いているから、そこを魔導研究所として開所しようかなと言っていたけど、
資材が揃うまで数ヶ月かかるようで、開所するとしてもその後になるとか。
だけど、魔導研究所なんか作って何をするつもりなんだろう？

１月３１日（＊曜日）

今日でエイトさんの赴任が終わり、明日村に帰ってくる予定だけど、
影武者だと気付かれないかちょっと不安だ。
あれだけ完璧に私やフローラさんになりすましてくれているので大丈夫だとは思うが、
身内だけに微妙な違いに気付かれてしまう可能性もある。
だからといって、ここを離れるわけにもいかないし、気付かれたのを確かめるすべもない。
私達に出来る事と言えば、気付かれないように祈るぐらいしかない。
でも、ここに来てもうすぐ１ヶ月になるが、手がかりすら掴めていない。
両親の行方がわかって、村に帰れるのはいつになるのだろう？

２月１日（＊曜日）

クニさんの提案で、数ヶ月後に魔導研究所が開所するまでは
情報の集まる旧ロッポンギでアサカさんの世話になる事となった。
旧チヨダにいてやる事もないし、何かしらの進展が期待できるかもしれないので、
クニさんの提案には感謝している。ただ、旧ロッポンギの西側にある
旧シブヤや旧シンジュクには決して近寄らないように何度も念を押された。
この一帯は統一教団の影響力が強いからだそうだ。
ところで、エイトさんは影武者の私に気付いているのだろうか。
気にしても仕方がないのは分かっているけど、心配は掛けたくない。
そのためにも、早く手がかりを得ないとね。

２月８日（＊曜日）

旧ロッポンギに来てから１週間になるが、有力な情報は得られていない。
ただ、気になる噂が１つあり、それはトウキョウで地震が起こると、
空間のねじれが生まれるというものだった。
トウキョウが異世界に飛ばされたのも、大きな地震の後だったらしい。
だから、次に大きな地震が来ると元に戻れるなんて説も生まれているそうだ。
アサカさんの話ではトウキョウは比較的地震が多いとの事のようで、
時々、私達のように聞いた事もないような場所から来てしまう人もいるとか。
まだ、旧ロッポンギには来ていないそうだが、会えたら話を聞いてみたい。
でも、きっかけとなる地震が起こるまでは、あまり期待は出来ないかも。

２月１３日（＊曜日）

今日、アサカさんが反革命派でクーデターを計画していると話してくれた。
今までの様子から、統一教団と戦うつもりだと感じていたので、特に驚くこともなかったが、
生物科学研究所や魔導研究所の設立目的がクーデターであることも同時に理解した。
今は準備段階で、実行はまだまだ先の事らしいが、いずれ私達も参戦しなければいけないのかな？
それ以上に気になるのが、ここ最近、フローラさんの機嫌が悪くなっている事。
本来の目的である真の両親を捜すことが全く出来ないので、徐々に不満を口にするようになってきた。
このまま何も進展がなければ、グランバニアに帰ると言われるかもしれない。
とにかく、新たな情報が得られるよう、アサカさん達にお願いしたい気持ちである。

保守しておきます

２月１４日（＊曜日）

最近、フローラさんの機嫌が悪くなっている事をアサカさんに相談したら、
アサカさんからフローラさんを説得してくれ、一応は納得してもらったようだ。
革命後の大地震で世界が分断されてしまったために、元に戻らないと人捜しもできないらしい。
ただ、亡命した人の中に何かしらの事情を知る人がいるのではないかと、
アサカさんは予想しているそうだ。予想とはいえ、こういう話は希望が持てる。
でも、予想通りとすれば、次の地震が来るまで待たなきゃいけないのよね。
とりあえず、まだまだ時間が掛かりそうな事だけは感じ取れる。

２月２０日（＊曜日）

今日、地震が起こった。揺れは大きくなかったが、突然のことで驚いた。
もしかして、世界が元に戻ったのではないかと思ったが、
アサカさんは「これぐらいの軽い揺れでは、世界は元に戻らないよ」と言う。
精々、空間に小さな隙間が出来たぐらいだろうとの事。ちょっと期待したのに、残念。
フローラさんは大きな地震が来たら建物が崩壊しないか心配していたようだけど、
トウキョウは比較的地震が多いから、きちんと対策はされているそうだ。

２月２３日（＊曜日）

今日、久しぶりにクニさんと再会した。
この前の地震で旧ナカノに迷い込んだ犬をクニさんが保護したらしいのだが、
せめて、私達の精神的な支えになってくれればと連れてきてくれたそうだ。
すると、その犬はすぐにフローラさんのところに駆け寄った。ちょっと寂しかった。
でも、しばらくすると、フローラさんの様子が変わっていった。
その犬はフローラさんが飼っていたリリアンで、突然の再会に感動してしまったとの事。
私達の世界とトウキョウがどこかでつながっている。そう確信した瞬間だった。
時間は掛かるだろうが、実の両親と会える日が来るという希望が湧いてきた。
あと、リリアンが来てくれた事でフローラさんの機嫌が良くなる事も期待したい。

２月２８日（＊曜日）

今日は月末。明日からエイトさんは赴任期間に入るのだけど、気付かれなかったかな？
また、リリアンが来てくれたおかげで、フローラさんの機嫌も段々と良くなってきている。
まだ、手がかりになる情報は入ってきていないが、旧ロッポンギに来てくれる人とは仲良くなっていった。
すぐに動ける状態でないのは変わらないが、希望だけは確実に大きくなってきている。
後は、その日が来るまでの我慢だね。

hoshu

３月６日（＊曜日）

今日でトウキョウに来てから２ヶ月になるが、成果らしい成果はほとんどない。
リュカもマーサさんを捜しているときはこんな感じだったのだろうか？
ただ、リュカの時はある程度自由に行動が出来たけど、ここでは行動が制約されているから、
なかなか情報を集められないからかもしれない。
トウキョウ自体はそんなに広くないので、移動そのものは時間が掛からないそうだが、
アサカさんが言うには、今のトウキョウは危険が多すぎるとの事。
だから、クーデターを何としてでも成功させて、安全なトウキョウにしなければならないと説く。
つまり、彼らのクーデターを成功させるまでは何も出来ないという事か。
この様子だと、まだまだ自由に動けそうにないね。

３月１７日（＊曜日）

今日から年度末の仕事があるからとアサカさんは旧チヨダに行ってしまった。
代わりにヒガシクニさんという人が来たのだが、今まで世話になった人とは少し違うタイプの人だ。
一応、彼もかつて王族だった人達の遠い親戚らしいが、現状を深刻に考えてない感じがする。
まず、彼の友人としてアルフレッドさんという人を紹介してくれた。
外国で農業をしていたそうだが、革命のために帰れなくなってしまったという、
旧ロッポンギにいる多くの人と同じ理由でトウキョウに残っているらしい。
まだ、開店前だというのに私達にお酒を勧めて、彼らも一緒に飲み始めた。
今までと違うから、先行きが少し不安になってきたが、彼らは至って明るく飲んでいる。
若干酔いが回ってきたところで、彼らが気になる話をし始めてきた。
それは最後の女王の夫であった人の噂話で、彼は常々自分の先祖は天空から来たとか、
勇者の子孫だとか言って、周りを困惑させていたというものだった。
神話的なつながりがある女王に対抗して、妄想を垂れ流していたというのが定説らしいが、
私達の話を聞いたタケダさんが気になって、旧チヨダに呼び寄せたそうだ。
他の人には絶対に言うなよと念を押されたが、彼らのおかげでようやく貴重な情報が手に入った。
でも、なんで他の人は今まで黙っていたのだろう？何か重大な秘密があるのかもしれない。

明日は忙しいので、保守します

乙！そして(・∀・)ｲｲ!!

３月１８日（＊曜日）

ヒガシクニさんとアルフレッドさんはとても気さくで、一緒にいると楽しい。
このトウキョウで生きていくコツはとにかく明るく、くよくよしない事と言われた。
統一教団に支配されたこの国の中でも、外国人の多い旧ロッポンギは比較的自由なため、
トウキョウの中でも雰囲気が明るいのだそうだ。自由のない旧シブヤに行くと全然違うとか。
今日も昼間から酒を勧められ、今回はナマズの兄妹という話をしてくれた。
私はこのノリは大好きなのだが、フローラさんはついて行くのに苦労している様子。
ちなみに、この国ではナマズは地震を呼ぶ魚と言われているそうで、
ナマズの兄が妹のために花婿を紹介してやったら、その喜びのあまり、
ナマズの妹が結婚するまで次々と地震を呼び寄せたという、よくわからない話なのだが、
もしかしたら、この話が世界が元に戻るためのヒントなのかもしれない。

３月２３日（＊曜日）

ヒガシクニさんとアルフレッドさんは本当によく飲む。
飲んでは色々な事をしゃべってくれるので、意外に情報通なのかもしれない。
ただ、飲んだ状態での話であるので、信憑性はいまいち感じられないが、全くないよりはいいだろう。
ところで、フローラさんにしかなつかなかったリリアンが私にもなつくようになってきて、ちょっと嬉しくなった。
明日からは、リリアンともっと遊んであげられるかな？

４月１日（＊曜日）

今朝、ヒガシクニさんからエイトさんとリュカが来ると言われ驚いた。
ついに、影武者の正体がばれてしまったのだろう。
トウキョウに来てから３ヶ月になるし、リリアンがこっちに来たのもあるので、
同じようにトウキョウに迷い込んできた可能性も考えられる。
このまま捜索が打ち切りになってしまうのを覚悟しながらも、これで村に帰れると思う自分もいる。
だけど、夜になってもエイトさんもリュカも来ず、ヒガシクニさんからから冗談だよと言われた。
この世界では、今日は嘘とついていい日と言われているらしく、私達を騙したそうだ。
ということは、トウキョウでの生活はまだまだ続きそうね。本当に村に帰れるのはいつになるのだろう？

ここも保守

職人さん乙

保守しますよ

４月３日（＊曜日）

ヒガシクニさんからアサカさんが明日帰ってくると連絡があった。
結構楽しかったけど、今日でおしまいなのね。ちょっと寂しい。
この日は夜遅くまで一緒に飲んで、たわいもない話で盛り上がった。
ただ、最後にヒガシクニさんやアルフレッドさんから聞いた重要な話は
誰にも言わないように念を押された。やはり、何かあるのかも。

４月４日（＊曜日）

今日、アサカさんが年度末の仕事を終えて旧チヨダから帰ってきた。
そして、交代するようにヒガシクニさんとアルフレッドさんは旧ロッポンギの中へと去っていった。
ヒガシクニさんとアルフレッドさん、少しの間でしたが楽しませてくれてありがとう。
帰ってきてからしばらくすると、アサカさんが２人について色々と言ってきた。
よく飲む人だとか、楽天的な人だとか、そして、おしゃべりな人だとも。
そこで、アサカさんから２人からどんな話を聞いたのか教えて欲しいと言われたが、
重要なことは約束通り黙っていたら、アサカさんもそれ以上は追求しなかった。
何となくではあるが、アサカさんはすでに本当のことを知っているような気がした。

今日は来ないのかな？

４月５日（＊曜日）

今日はアサカさんが旧チヨダにいる間に決まった事を話してくれた。
まず、完成が待たれる魔導研究所は後１〜２ヶ月で完成する予定だそうだ。
研究所が完成すれば、私達も旧ロッポンから旧ギアサクサに移動しなければならない。
研究の目的は呪文の効果を持つ兵器の開発らしく、呪文を他人に教えるわけではなさそう。
バーバラさんみたいに他人に教えられる自信がなかったので、それを聞いて少しだけ安心した。
彼らの最終目的は異民族の統一教団に支配された国を取り戻す事。
そのために旧シンジュクにある本拠に攻め込むクーデターを計画している。
その流れは現在亡命している旧王族の子孫をトウキョウに集め、
ヤスクニに眠る英霊と生物科学研究所の魔物をターミナル経由で送り込み、
統一教団の本拠が混乱したところに突入して制圧するという計画だそうだ。
実は、クーデター実行の方はかなり準備が整ってきているのだが、
亡命で異世界にいる旧王族の子孫との連絡が取れず、大地震が起こるまで動けないとの事。
元々、統一教団に国が支配されるきっかけになったのは国民の即位反対運動なので、
クーデターを国民に受け入れてもらうためには旧王族の子孫をトウキョウに集めなければならないそうだ。
アサカさんによると、こればかりは自然の気まぐれだから、いつ実行に移れるかわからないとか。
この様子だと、当分はトウキョウから離れられないようね。

職人さん乙で〜す

４月９日（＊曜日）

ぼんやりカレンダーを眺めていたら、大事なことをすっかり忘れているのに気付いた。
丁度１週間前に８回目の結婚記念日を迎えていた事を。エイトさん、忘れててごめんね。
おそらく、村では私の影武者が祝ってくれていると思うので、気付いていないのかもしれないが。
前回までは毎回仲間達が集まって祝っていたのに、近くにいないと忘れちゃうのかな？
仮に、他の人の誰も気付いてなかったとしても、そんな自分の不覚に悲しくなってしまった。
今回は一緒に祝えなかったけど、次は一緒に祝おうね。私もトウキョウで頑張るから。

４月１３日（＊曜日）

外で綺麗な花が咲いているとフローラさんが教えてくれた。
今まで、あまり気にとめていなかったが、改めて見てみると村では見ない珍しい花のようね。
２人で窓から花を眺めていると、アサカさんがこの花はサクラだと教えてくれた。
本来なら、もっと早く咲くものらしいが、気候の急激な変化で若干遅れてしまったらしい。
平和な時には、この花を見ながら食事をするのを楽しんでいたそうだが、今はそんな余裕がないとの事。
でも、アサカさんが気を利かせて部屋に飲み物を持ってきてくれ、サクラを見ながら夜を過ごした。
殺伐としたトウキョウの中で、サクラは一瞬のオアシスを感じさせてくれた。

４月２０日（＊曜日）

私達を楽しませてくれたサクラは今日の雨で殆ど散ってしまった。
つかの間のオアシスが枯れてしまった気がして、ちょっと寂しくなった。
でも、この散り方がいいと言う人もいるそうで、これは感覚の違いなのかな？
これをリュカやエイトさんが見たらどう感じていたのだろうか。
そうそう、魔導研究所が来月にも開所することになった事が決まったそうで、
今月で色々と楽しませてくれた旧ロッポンギともお別れね。

p@o

保守

保守２

４月３０日（＊曜日）

今日で旧ロッポンギとお別れ。明日からは旧アサクサにある魔導研究所に行く事に。
今日でお別れだからと、アサカさんが貴重なお酒のボトルを開けてくれた。
結果的にあまり多くの情報は得られなかったが、それでもこの時間は楽しかった。
明日から、また不安の日々を過ごす事になるかもしれないけど、
いつか私とフローラさんの実の両親に会える事を夢見て頑張っていこうと思う。

５月１日（＊曜日）

今日、クニさんが迎えに来てくれ、完成した魔導研究所へと案内された。
完成したてだけあって研究所は非常に綺麗で、見慣れない機械がいっぱいあった。
クニさんは来たばかりで疲れているだろうからと、今日はゆっくり施設の見学をするように言われ、
魔導研究所の中や同じエリアにある生物科学研究所の支所を見て回るだけで、この日は終わった。
明日からどんな研究をするのか、どんな事を手伝うのか全く分からないので、
フローラさんが不安がって私に添い寝をして欲しいと頼まれてしまった。
口では「子供じゃないんだから」と言ったが、本当は私も不安だったので、フローラさんの気持ちは理解できる。
お化け退治の時もそうだったが、なんで、頼れるお姉さんを演じようと、こう無理しちゃうんだろう？

５月２日（＊曜日）

いよいよ、今日から魔導研究所でお手伝いをすることになった。
内容は変わった帽子をかぶって、ひたすら指定された呪文を唱えるだけ。
昨日までの不安が嘘のようで、こんな簡単な事でいいんだと思った。
研究員からは、呪文を唱えたときの私達の脳波や
周囲の電磁波、磁場、温度の変化などを調べていると説明されたが、
そんな細かい原理を説明されてもよくわからない。
ただ、呪文が発生するメカニズムを調べているということだけは理解した。
私の番が終わり、フローラさんに代わることになったのだが、
フローラさんは石化から助けてもらった後は旅に出なかったのでベホイミしか使えず、
研究員は気にしないでいいよと言ってくれたが、フローラさんは申し訳なさそうにしていた。
研究員の説明では、呪文のメカニズムがわかると、同じ効果を持つ道具が出来るらしい。
これを８月までに完成させるのが目標だとか。たった３ヶ月で本当に出来るのかな？

５月９日（＊曜日）

あれから毎日、変わった帽子をかぶって呪文を唱える日々。
研究員の人達は懸命に色々と頑張っているようだけど、私の方は飽き始めてきた。
だけど、彼らの世話になっている以上、黙々と単調な作業を繰り返していくしかない。
それでも、フローラさんやリリアンがいるので、精神的には安定していられる。
もし、これが１人きりだったら、この状況に耐えられたかどうか分からない。

いつも乙です

保守

５月１６日（＊曜日）

２週間ぶりに、クニさんが魔導研究所の様子を見に来ていた。
８月という期限があるため、急ピッチで研究の成果を出すよう、研究員に指示していた。
私達には何も言わなかったが、何となく無言のプレッシャーを感じる。
バーバラさんから呪文を教えてもらって、習得するのが１年かかったのに、
たった３ヶ月で成果を出さなければいけない研究員の人達の大変さは何となくわかる。
だが、専門家ではない私達が彼らの研究に直接参加することは出来ない。
ひたすら彼らの指示に従って呪文を唱えながら、彼らを心の中で応援するしかない。

おつかれさまです

５月２３日（＊曜日）

なぜか、今日はフローラさんが先に実験に参加する事になった。
いつもは私が実験に参加して、ベホイミしか使えないフローラさんは
見学するだけのパターンだったのに、今日はいつもの逆。
しかも、フローラさんに指示したのは呪文ではなく瞑想。やはり、いつもと違う。
しばらくすると、今度はフローラさんに呪文を唱えるように指示。
指示されたフローラさんはベホイミを唱えるが、研究員は違う呪文をお願いしてきた。
戸惑うフローラさん。だけど、研究員は形だけでもいいからと再びお願い。
フローラさんは仕方なさそうに研究院の指示通りに呪文を唱えると………
なんと、呪文が発動してしまった。これには私もフローラさんも驚いた。
その瞬間、研究員は大喜び。どうやら、実験が成功したらしいが、どうも腑に落ちない。
その後、研究員の１人が呪文のメカニズムの一部が判明したことで、
フローラさんに私と同じ呪文が使えるように、能力をコピーしたとの事らしい。
ところが、この実験は元々呪文が使えるタイプの人同士でないとダメだそうで、
これからはこの能力を機械化する研究をしなければいけないそうだ。
期限の８月まで、あと２ヶ月と少し。この時までに、実用化しなければいけないとか。
でも、なんで期限が８月なんだろう？そんなに急がなければいけないのかな？

乙！

乙です

書くスピードが遅くなってきたなぁ・・・ネタギレかな？

５月２４日（＊曜日）

実験成功の報告を受け、再びクニさんが魔導研究所の様子を見に来た。
この実験の成功により、大まかな呪文のメカニズムが判明した事で、
今日からは呪文のエネルギー源を探し当てる研究が始まるそうだ。
このため、今までのようにひたすら呪文を唱える日々からは解放されそう。
また、フローラさんに能力がコピーされた事で、実験における私の負担はさらに軽くなった。
これなら、期限の８月まで持ちこたえられそうね。ところで、期限に指定された８月について、
今日はクニさんが来ているので、疑問に思っていた８月の期限について尋ねてみた。
すると、色々なデータから得られた大地震の発生予想日が８月中旬になっており、
それまでに行動を起こさないとクーデターは成功しないとの思惑かららしい。
つまり、８月になったら何か動きがある可能性が高いって事ね。
これが済んだら、ようやく村に帰れるのかな？
村を離れてから５が月。ようやく見通しが立った気がした。

６月１日（＊曜日）

今日は奇妙な夢を見て目が覚めた。
その奇妙な夢とは、プサンさんが私達にトウキョウを離れるかどうか尋ねてきたのである。
正直、村に帰りたい気持ちはあったけど、現在クニさん達が私達を必要としている以上、
トウキョウを離れるわけにはいかないと返事したら、もう少し頑張ってくれと言われた。
気になったので、フローラさんに夢を見たか尋ねてみたら、同じ夢を見たとの事。
これって、本当にプサンさんが私達に尋ねてきたのかもしれない気がした。
もし、ここでトウキョウを離れると返事をしたら、本当に村に帰っていたのかも。
８月を過ぎれば何かがわかるかもしれない。それまでは希望を持ちたいと思う。

６月８日（＊曜日）

あの奇妙な夢を見てから、私もフローラさんも気持ちの持ち方が少し変わったような気がする。
当初の目的である私達の生みの親を捜し出すだけでなく、天空人について詳しく知りたいと思うようになった。
今はクニさん達の手伝いをする日々が続いているが、プサンさんがこの地に私達を送ったって事は
このトウキョウに天空人に関する何かがあるからなのかもしれない。
今はそれが何なのかは全く分からないが、村に戻るまでにはその答えを見つけたいと思う。

６月１５日（＊曜日）

今日、クニさんが魔導研究所の様子を見に来た。これで３回目である。
そして、研究が一区切りついたので、今日からゆっくりしていいよと言ってくれた。
おそらく、呪文のエネルギー源を探し当てるのに成功したのだろう。
でも、ゆっくりしていいよと言われても、８月までは動きが取れそうになく、特にやる事もなさそう。
そんな雰囲気を感じてか、何もする事がないのなら研究成果を実用化した武器の製造現場でも
見てみたらと言ってくれたので、覗いてみようと思うが、今日は疲れたので本当にゆっくりしようと思う。

>>書き手さん
毎度楽しみにしてます。頑張ってください。

６月１６日（＊曜日）

今日、フローラさんが奇妙なことを言ってきた。
それは魔導研究があまりにも順調すぎるのではないかという事だった。
改めて言われてみれば、順調すぎる気がするかもしれないけど、
それは研究員が頑張ってくれた成果だと思っている。
それに、研究が順調に進むことは悪いことでもないし、
裏に何かがあったとしても、私達に不利益なことはないと信じている。
また、フローラさんも悪い意味で言ったわけではなく、少し気になっただけのようだ。
ただ、フローラさんをこれ以上不安にさせないためにも、私が支えなきゃね。

６月１７日（＊曜日）

２日間休んで疲れも取れたので、一昨日言ってくれた
研究の成果を生かしたという武器の製造現場を見てみたいと言ったら、
クニさんが迎えに来てくれ、旧シンキバにある工場に連れて行ってくれた。
中を覗いてみると、１人１人が手作業で黙々と作業をしており、緊張した雰囲気。
私達には具体的に何をしているのかよくわからなかったが、
自分たちの成果がこの中に詰まっていると考えると、何となく嬉しくなった。
工場見学が終わると、今度はアラカワ河口まで連れて行ってくれた。
そこから見たアラカワの対岸は草原が広がっているだけで完全な別世界。
トウキョウが異世界に飛ばされた事を感じさせた光景だった。
しれが約２ヶ月後に予測された大地震が来れば、元に戻る事が出来るかもしれないという。
何はともあれ、２ヶ月待たないと進展がなさそうって事か。
一応、魔導研究の基礎データは得られたようなので、私達は旧チヨダの本拠に帰る事になった。
ところで、これから２ヶ月間、何をすればいいんだろう？

いつも乙です

６月２４日（＊曜日）

今日はいつも以上に人が多いと思ったら、傭兵の募集をしているとの事。
旧シンキバで作っている武器を使えることが採用の条件となっているらしく、
屈強そうな男性がはじかれているのに、身軽そうな女性が審査に通ったりと、
どうやら、あの武器は誰でも使えるものではないらしい。
クニさんの説明では、人が持っている呪文の基になるエネルギーを使う武器なので、
そのエネルギーが多いか少ないかをふるいにかけているそうだ。
私達は何もしていないが、こうして旧チヨダにいると着々と準備が進められているのが感じ取れる。
区切りとなる８月まで１ヶ月と少し。今は期待より不安の方が大きい。

この先どうなるｗｗ

６月２７日（＊曜日）

今日はグランバニアに平和を取り戻してから丁度１年になったねとフローラさんが言ってきた。
私はすっかり忘れていたが、フローラさんが教えてくれた事で少しずつ思い出してきた。
あの時は、今後はずっと村で平穏に過ごせるものだと思っていたのよね。
それがプサンさんの思わぬ発言で見知らぬ土地トウキョウへ来る事になるとは。
しかも、当初の目的だった実の両親の捜索は殆ど進まない中、反革命派の手伝いをする事になっている。
何かプサンさんに利用されているような気もするが、今となっては引き下がる事も出来ない。
でも、プサンさんが私達を利用しているのであれば、彼らと天空人は深いつながりがあるのかもしれない。

ちょっと先が見え始めてきたな

７月１日（＊曜日）

今日から７月。運命の８月まで残り１ヶ月なのか、旧チヨダは慌ただしくなっている。
実際の予測は８月中旬らしいから、まだ１ヶ月以上の余裕があるのだけど、
予測が前後することも考えられるということで、８月までというのが合い言葉になっている。
例の武器もいくつか完成しており、傭兵募集の最終審査に使う予定だとか。
周りがこんな状況なのに、私達はやることがないから、のんびりしているようで落ち着かない。
フローラさんもそわそわしていて、気持ちは私と同じなんだなと感じた。

そろそろ進展があるのかな？

どうだろう

７月７日（＊曜日）

今日は朝からフローラさんの様子が少し変だ。
何か私に隠し事をしているような雰囲気がする。
でも、証拠もないのにフローラさんを問いつめるわけにもいかないし、
周りも慌ただしいので、単なる私の勝手な思いこみかもしれない。
ところが、日が沈む時間になると急に旧ロッポンギに行く事が決まり、
旧ロッポンギに着くまで、何も分からない状態で不安な時間を強いられた。
そしてアサカさんの店に入ると、フローラさんから突然「誕生日おめでとう」と言われ、
私達が世話になった人達が一斉にクラッカーを鳴らして私を迎えてくれた。
あまりにも突然の出来事だったので、フローラさんに真相を正すと、
今日が私の誕生日（と言っても、実は父に拾われた日なのだが）である事を
クニさんにこっそり話していたようで、今日のパーティーを計画していたそうだ。
それから、みんなからのプレゼントと言って１枚の紙を渡された。
これに何の意味があるのか分からず私が戸惑っていると、その紙はタンザクと呼ばれ、
これに願い事を書くと、その願いが叶えられるという言い伝えがある事を教えてくれた。
私は迷わずトウキョウに来た目的である、私とフローラさんの実の両親に会えるようにと書き込んだ。
すると、見知らぬ夫婦が私に願い事を書いた紙を飾るので渡して欲しいと話しかけてきた。
その夫婦はオルレイン夫妻と呼ばれているらしく、革命前は旧王家と深い親交を持っていたため、
旧ロッポンギで身を隠していたそうだ。だが、それ以上の事は話してくれなかった。
こうして、つかの間の楽しい時間が過ぎていったのである。

７月８日（＊曜日）

昨日、突然の誕生パーティーを開いてくれた事は凄く嬉しかった一方で、
自分が３０代に突入した事を突きつけられたようで複雑な気持ちである。
長期間石化されていたフローラさんが実質１０代後半だから、
石化されて若さを保ったフローラさんが少しだけ羨ましく思う事がある。
サラボナで初めて出会った時はあまり離れてなかったのに、私だけ年を取ってしまった。
さらに、リュカとの実質年齢差も大きくなり、私をオバサンなんて思っているんだろうな。
そんなつまらない事を考えていたら、昨日のオルレイン夫妻が私達のところに挨拶に来てくれた。
８月に向けて忙しくなるクニさんに代わって、これから私達の面倒を見てくれるそうだ。
挨拶の時に「トウキョウは殺伐としているでしょ」と尋ねられ、素直に答えてしまうと、
これから親代わりになるので、「お父さん」「お母さん」と呼んでねと言われた。
でも、私達には（私の母は亡くなってしまったが）それぞれ育ての両親がいるし、
今は実の両親を捜しているのだから、さすがにそのようには呼べないと答えたら、
その前に「トウキョウの」をつければいいよと夫妻に押し切られてしまった。
ただ、殺伐としたトウキョウでのオルレイン夫妻のこの提案には不思議な暖かみを感じた。

７月１５日（＊曜日）

オルレイン夫妻と一緒に過ごして１週間。
親代わりになると言ってくれたからなのか、本当に家族と過ごしているような気がしてきた。
色々と話してみて分かった事だが、オルレイン夫妻はトウキョウから遠く離れた国の生まれで、
トウキョウのお父さんの祖先とこの国の最後の女王とが学生時代に仲が良かった頃から、
オルレイン家と旧王族の交流が続いているそうだ。
つまり、今まで世話になった人達とは違って、かつて王族だった人の親戚とかではないみたい。
他には、子供が２人生まれたが、病気で２人とも１歳にもならずに亡くしてしまったという、
悲しい過去を持っており、私達の親代わりになる事で気持ちを癒しているという事もわかった。
最初は気を遣っていたけど、もう少し素直に甘えた方がいいのかな？

７月２２日（＊曜日）

オルレイン夫妻は私達の親代わりになってくれるいい人なのだが、
後に、実の両親が見つかったときに、気持ちを切り替えられるかどうかが不安。
それに、大地震発生が予測される８月まであと１０日。
もし、大地震で世界が元に戻れば、それを合図にトウキョウは戦場と化す。
そうなれば、明日の保証はない。残された時間を心に刻み込む事を決心した。
だけど、これを無事に過ごさなければ実の両親にも会えず、村には帰れない。
これではトウキョウに来た意味がないのだから…

>>書き手さん
毎度楽しみにしてます。頑張ってくださいｗ

７月２９日（＊曜日）

運命の８月まで、今日を含めてあと４日。
そんな状況でも、オルレイン夫妻は不安を抱える私達の相談に乗ってくれたりしてくれる。
彼らだって本当は不安だと思うのだが、そんな様子を全く感じさせない。
おかげで、私達は安心して相談できるし、彼らを頼る事も出来る。
もし、実の両親が見つかった時でも、オルレイン夫妻をトウキョウの両親として
育ての両親と同じぐらい感謝しようねとフローラさんと一緒に心の中で決めた。

地道に頑張る書き手さん乙

７月３１日（＊曜日）

明日は運命の８月。
オルレイン夫妻が精神的に支えてくれたおかげで、不安は比較的抑えられている。
ただ、明日からは何が起こっても不思議ではないので、今日はフローラさんと身辺整理をした。
リュカ、エイトさん、子供達、世話になった育ての両親のために遺書も用意した。
そして、最後の晩餐になるかもしれないからと、夕食はご馳走を出してくれ、
明日から何が起ころうがオルレイン夫妻と一緒に過ごした日々を忘れないとお互い約束した。
昨日までは別々の部屋で寝ていたが、少しでも一緒にいたいと今日は同じ部屋で寝ることになった。
もし、私達に何かあっても赦してね。影武者となってくれた旅人と幸せになってね。

保守します

何この有り得ないご都合主義に
原作をきちんと理解していないうえ
厨設定爆発の妄想


気持ち悪ー

何この有り得ないご都合主義に
原作をきちんと理解していないうえ
厨設定爆発の妄想


気持ち悪ー

ふむ、最近よく現れるな
小説スレに次から次へとケチをつけて回る人が
書き手さんは気にしなくていいよ、頭が少し可哀想な人だからね
あなたの作品を楽しみにしてる人もいるからさ

>>355同意。
嫌いなら、スレ見んなよ。

http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1121957533/l50

>>355-356
同意
どうせ夏厨の仕業だろう・・・

書き手さんがんばれ！

８月１日（＊曜日）

ついに、運命と言われた８月が来た。
夏の暑さと不安が重なって、あまり食欲も出ず、水分ばかり摂っている。
オルレイン夫妻に食べないと体を悪くするわよと言われて、何とか食事は普通にしている。
何もする事がないと不安なので、旧チヨダの施設内をフローラさんと歩いて気を紛らわす。
だけど、みんな忙しそうにしていて、他の人に声を掛けられる状態ではない。
ところが、今日は何も起こらなかった。今日を無事に過ごせた安心感がある一方で、
来るなら早く来て欲しいという気持ちもある。あまり引き延ばされると、心身共にもちそうにない。
寝るときに、不安でトウキョウのお母さんの手をそっと握っていたのはフローラさんには内緒だ。

８月６日（＊曜日）

８月に入ってから不安な日々を過ごしてきたのに、昨日まで何も起こらなかった。
今日も大丈夫かなという考えが浮かんできた直後、急にサイレンが鳴り響いた。
ついに運命の日が来てしまったのか。と思ったら、みんなじっとして動かない。
しばらくしてサイレンが鳴りやむと、何事もなかったようにみんなが動き出した。
その不思議な光景にどんな意味があるのか、オルレイン夫妻に尋ねてみたのだが、
９日にも同じような事があるから、その時に教えると言って教えてもらえなかった。
仕方がないので、フローラさんとあれに何の意味があるのか予想し合っていた。
とりあえず、正解が出るまで待つしかなさそうね。

捕手そして乙

な、なにこのドリーム小説。
厨設定ってこういうの？

８月９日（＊曜日）

オルレイン夫妻が言っていた９日がやってきた。また、あの不思議な光景が見られるのだろうか。
この前は朝早くの出来事だったが、その時刻を過ぎても何も起こらない。
昼前になって、オルレイン夫妻が言った通り、あの時と同じ不思議な光景が繰り広げられた。
何かの訓練だと思うのだが、約束通りオルレイン夫妻に何の意味があるのか尋ねてみると、
あれは何かの訓練ではなく、恐怖の大王が舞い降りたと言われる日時に黙祷を捧げているのだとか。
恐怖の大王は３回舞い降りたと言われ、６日と今日がその日に該当するそうだ。
でも、残りの１回はいつなのだろうか？しかし、オルレイン夫妻も残りの１回はわからないそうだ。
おそらく、何かの言い伝えなのだろうが、こんな状況では不安が増幅してしまう。
とはいえ、フローラさんに悟られるのも恥ずかしいので、平然としたふりをしてしまう。
すでに、オルレイン夫妻には見抜かれているのだろうけど。

ビアンカには平気な顔をしながら一生
主人公のことを引きずって欲しい。

８月１０日（＊曜日）

オルレイン夫妻が言っていた恐怖の大王の事がどうしても気になる。
やはり、腑に落ちないところがあるので、恐怖の大王についてオルレイン夫妻に尋ねてみた。
最初は単なる言い伝えだと言っていたのだが、具体的に教えて欲しいと頼んでみたら、
人類滅亡へと導く最終兵器の原型が実際に使われた日時だという事を話してくれた。
ただ、残りの１回については記録に残っていないので、本当に単なる言い伝えだとしか言えないそうだ。
他の人は忙しそうで相談できそうにもないし、残りの１回の謎は結局分からなかった。

142
おもそろいですね

８月１４日（＊曜日）

運命の８月と言われて２週間が経ったが、今までのところ何も起こっていない。
２週間にもなると、多少は不安感も柔らいで、気持ちもやや落ち着いてきている。
ところが、今日はオルレイン夫妻がクニさん達に呼ばれたと会議に行ってしまった。
しかも、遅くなるから先に寝ておいてと言われたので、何か重大な事なのだろうか。
また、私の中の不安が増幅してしまい、私もフローラさんも気持ちよく寝付けなかった。

８月１５日（＊曜日）

朝起きると、オルレイン夫妻から重大な話を聞かされた。
昨日の会議で、今日か明日頃に大地震が起きる可能性が非常に高い事が判明したそうだ。
旧チヨダの施設は免震装置が付いているので、大地震で崩れる事はないそうだが、
それを合図にクーデターを実行する事は聞いており、いよいよ運命の時間を待つだけとなった。
そして、昼前。ついに、その時間がやってきた。免震装置のおかげで、施設内の揺れはゆっくりだが、
トウキョウの周辺から連絡を待つ様子は運命の日が来た事を強く感じさせる光景であった。
揺れが収まった後、クニさんが私達のところに来て、明日の会議に出てくるように言われた。
運命の日が来てしまった以上、私達も戦いに出なければいけないのだろうか。
それとも、何か別の指示でもあるのだろうか。不安で、この日も気持ちよく寝付けなかった。

８月１６日（＊曜日）

昨日は不安で寝付けなかったので、今日はやや眠気が残っている。
しかし朝食後、オルレイン夫妻に案内されて、会議室に向かう事になった。
そこには、今までお世話になったタケダさん、クニさん、アサカさん、
ヒガシクニさん、アルフレッドさんの全員が集合していた。
まず、最初は昨日の大地震で世界が元に戻り、クーデターが実行されたことが報告された。
やはり、予想されたとおり運命の日が来ていたのか。ところが、次の話に耳を疑った。
実は、私達は彼らによってトウキョウに招待されたというのだ。つまり、彼らの予定通りだったわけだ。
自分たちの意志で行ったつもりが招待されていたなんて、最初は納得できなかった。
でも、よく考えてみれば、最初は実の両親を探しに行ったわけで、トウキョウに行こうとした訳じゃない。
たまたま、たどり着いたのがトウキョウだった。なら、実の両親はどこにいるのだろうか？
その疑問は、今まで親代わりとなってくれたオルレイン夫妻が実の両親だったと説明された。
でも、オルレイン夫妻の子供は幼少期に病気で亡くなったのでは？と尋ねてみたら、それは嘘だったらしい。
しかも、手放す前に髪の毛を保存しており、それに残された情報が私達と完全一致していたとの事。
つまり、オルレイン夫妻と私達との間には親子関係が証明されてしまったわけだ。（続く）

（>>370から）
ただ、そうなると疑問が１つ残る。なぜ、オルレイン夫妻は私達を手放さなければならなかったのか。
その疑問に対しては、オルレイン夫妻が直接答えてくれた。
私達が生まれた当時、最後の女王はまだ健在だったが、王位継承問題で国民同士がもめていた。
一応、この国の慣例に従う事で決着はついたのだが、一部の市民団体がそれに納得せず、
女王の子孫に継承させるべきだと強硬に主張したため、それに反発する団体も同時に現れ、
身の危険を感じたオルレイン夫妻は安全のために自分の子を密かに養子に出し、
国民には亡くなったと説明する事で納得してもらおうと考えたそうだ。
そして、地図にも載っていない山奥の村を見つけ、そこで宿屋を営む夫婦が子供がいないと聞き、
オルレイン夫妻はその夫婦に自分の子供を２回預けたのが真実らしい。
父やルドマンさんの話とは微妙に違うが、オルレイン夫妻が私達を放置したとは思えないし、
おそらく、預けたという話になると身の危険が及ぶと心配して隠していたのだろう。
その後、クーデターは順調に遂行しているとか言っていたようだが、あまり覚えていない。
とりあえず、私達の目的はこれで果たせたわけだが、お世話になった彼らの事も気になるし、
実の両親だとわかったオルレイン夫妻と一緒にいたいので、しばらくトウキョウに残ろうと思う。
リュカ、エイトさん、帰りはまだまだ遅くなるけど許してね。

親キタ

なっ！なんとまぁ・・・

書き手さんいいよ〜いいよ〜

８月１７日（＊曜日）

今まで、仮の親子関係だと思われていたのが、本当の親子関係だった事が分かったのだが、
私やフローラさんにとっては、これからもこれまでと同じオルレイン夫妻で何も変わらない。
今まで、このために見知らぬ土地トウキョウに来たのに、あまり感情の変化を起こさなかったのは
仮の親子関係を築かせてくれた彼らの計算のうちなのだろうか。
でも、こうやって実の両親と再会できたのにリュカやエイトさん、子供達に紹介できないのが残念だ。
いつか、村やグランバニア、トロデーンにオルレイン夫妻を連れて行きたい。
そのためには、世話になった彼らの目的を果たす様子を見届けないとね。

８月１８日（＊曜日）

今日、オルレイン夫妻からクーデターが成功したという話を聞いた。
実際は混乱は所々でまだ続いているそうだが、ようやく彼らも目的を果たせたんだね。
とりあえず、トウキョウにある彼らの施設内の安全は確保されたという事で一安心だ。
でも、目的を達成した事で新たな心配事が出来てしまった。
今はこうやって、実の両親と家族団らんをしているが、私もフローラさんも家族を持っており、
いつかはトウキョウから離れなければならない。いつまでトウキョウに残れるのだろうか？
ただ、今はトウキョウに残ってオルレイン夫妻と一緒にいたい気持ちが強い。

８月２５日（＊曜日）

運命の８月と言われて不安な日々を送っていたが、ようやく落ち着きを取り戻してきた。
そういえば、世界が元に戻ったという事らしいので、トウキョウの外の世界も見てみたくなってきた。
でも、施設の外はまだ危険な状態が続いているらしく、その願いはしばらく叶いそうにない。
いつになったら、トウキョウに本当の平和が戻るんだろう？
私達がトウキョウを離れるまでには本当の平和を取り戻して欲しいと願っている。

８月３１日（＊曜日）

今日も何事もなく１日が終わりそうだった夕方、突然オルレイン夫妻が出かけようと言い、
私達を車に乗せてどこかへ走っていった。途中、広い道に出て猛スピードを出したときは少し怖かった。
しばらくすると、トウキョウとは全然違う田舎の風景が広がり、村の事を少し思い出してしまった。
エイトさん、もう少し待っててね。ただ、これはもしかして、トウキョウの外に出たのだろうか？
でも、先週は危険な状態が続くからトウキョウの外に出られないと言っていたのに、なんでだろう？
私達の願いを純粋に聞き入れてくれたのか、それとも別の意図があるのかは分からない。
それから、小さな宿屋に案内され、暫くはここで過ごす事になったと言われた事に驚いた。
とはいえ、殺伐としたトウキョウよりも、このような田舎の方が好きなので、素直に喜びたい。
不安になったフローラさんが突然ここに来た理由をオルレイン夫妻に尋ねていたが、
これからトウキョウはさらに不安定になりそうなので、安全確保のために田舎に避難したとか。
ここは比較的安全なので、観光客のふりをして好きなように街を散策してもいいよと言われた。
でも、今日はもう遅いので、食事をしてすぐに消灯した。

保守

あぼーん

こんな良ｽﾚがあったとは…続きﾏﾀﾞｧ-?（･∀･ ）っ/凵⌒☆ﾁﾝﾁﾝ

９月１日（＊曜日）

突然ここに来ることになってから一夜明けた。
まだ目が覚めきってない私達に「温泉に入ってみたら」と勧めてくれたので、
フローラさんと一緒に貸し切り状態の露天風呂に入らせてもらった。
でも、つい村の温泉と比較してしまって、余計なことを考えてしまう。
目が覚めたので、温泉から出て部屋に戻ると、朝食が用意されていた。
見た目は地味だったが、「たまごかけ」が意外に美味しかった。
食事が終わり、しばらく休んでいると、今度は「外でも散策してみたら」と勧めてくれた。
すると、腕にはめる機械を貸してくれ、基本的な使い方を教えてもらった。
この機械は時計や電話だけでなく、お金の支払いまで出来るらしい。
こんな田舎なのに、この世界ってすごく便利なんだなと感心してしまった。
フローラさんと一緒に外に出てみると、色々な人が気軽に声をかけてくる。
殆どの人は「どこから来たの？」と尋ねてきて、「グランバニア」と答えると不思議そうな表情をする。
やはり、ここの人たちもグランバニアは知らないのだろう。むしろ、知っていた方が驚きかも。
あと、トウキョウが元に戻ったそうだが、近づいてはいけないと親切に教えてくれる人もいた。
もしかしたら、トウキョウ以外は意外に平和なのかもしれない。そう感じた散策であった。

あぼーん

あぼーん

矛盾

９月７日（＊曜日）

約１週間、この付近を散策したので、大まかな地理は分かるようになってきた。
まだまだ入った事のない店は多いが、時間もあるので色々と研究してみようと思う。
それにしても、ここは平和でのんびりとしており、トウキョウとは大違い。
でも、周囲の人の話を聞くと、トウキョウで争いが起きているのは間違いなさそうだ。
かつてお世話になった人が大変な状態なのに、私達だけがここで平和に暮らしてもいいのかなと思ってしまう。
とはいえ、私達が来ても足手まといになるだけだろうし、村に帰るまで今の幸せをかみしめたい。
リュカ、エイトさん、もう少しだけここにいさせてね。フローラさんも幸せにしてますよ。

９月１４日（＊曜日）

毎日のように散策をしていると、段々と店の人と顔見知りになってくる。
その中でも特に親しげに話しかけてくるおばちゃんに、気になっていた事を尋ねてみた。
尋ねた内容はトウキョウで争いが起きているのに、なんでこの付近が平和なのかなのだが、
地方分権が進んだおかげで、トウキョウ付近の出来事が地方まで及ばなくなったかららしい。
昔ならトウキョウの出来事が全国に影響を与えていたそうで、平和でいられなかっただろうとか。
とりあえず、地方分権のおかげでトウキョウ以外の地域が平和でいられる事は分かった。
でも、この雰囲気を見るとトウキョウで争いが起きているなんて実感がなくなっちゃうよね。

９月２１日（＊曜日）

ここに来てから３週間が経ち、今の生活もかなり板に付いてきた気がする。
でも、そろそろ村に帰る事も考えなければならないと思い始めてきた。
正直、リュカやエイトさん達をここに呼んで、ここで暮らしたいと思うのだが、
リュカもエイトさんも自分の仕事があるだけに、ここに呼ぶわけにもいかない。
私の頭の中には子供達の誕生日である１０月１２日直前に一旦村に戻ってもいいかなと思っている。
フローラさんにその考えを伝えると、私がそうしたいのなら反対しないと言ってくれた。
月が変わったら、オルレイン夫妻にも相談してみようかな。

あぼーん

１０月１日（＊曜日）

月が変わったので、オルレイン夫妻に子供達のために一度村に帰る事を考えていると話した。
すると、「子供達のために帰ってあげなさい」と即答され、ちょっと複雑な気持ちになった。
でも、オルレイン夫妻にお墨付きをもらったわけだし、後はプサンさんが夢の中に現れるのを待つだけだ。
相変わらずトウキョウでは争いが続いているようだが、ここは平和だし、また来る事が出来るだろう。
その時はリュカやエイトさん、子供達と一緒にここを訪れたい。もうすぐ村に帰るから、待っててね。

１０月３日（＊曜日）

子供達のために村に帰ることを決断したからなのか、再びプサンさんが夢の中に出てきた。
６月の時のように帰るかどうかではなく、今回はいつ帰るのかを尋ねられた。
１０日にしようか１１日にしようか迷ったが、準備期間を考え１０日に帰ることに決めた。
フローラさんは私の決めたとおりに従うと言ってくれたので、特に異論は出なかった。
１０日に帰ることに決まった後、プサンさんは残り１週間を心残りないように過ごして欲しいと言ってくれた。
自分が決めたことなのに、改めて残り１週間と言われるとちょっぴり寂しくなってしまった。
でも、自分の家庭も大事にしなければならないし、会いたくなればまた来ればいいのだから、
最後の１週間は悲しい気持ちにならずに楽しみたいと思う。

あぼーん

IDがＤＱ８になりました。ばんざ〜い！！

職人さん乙です。

>>392
それどころか、やおい････

あぼーん

１０月９日（＊曜日）

オルレイン夫妻と一緒に過ごすのも今日で最後。
これまでの１週間、親しくなった人たちにお別れの挨拶を済ませておいた。
しかし、彼らの話を聞くと、トウキョウは相変わらずの状態らしく、
村に帰るまでに平和を取り戻したトウキョウの姿は見られなさそう。
今までお世話になった方々にお別れの挨拶が出来なかったのは残念だけど、
このような状態では仕方ないか。今度来たときにでも、挨拶しに行こうかな。
そして、いよいよオルレイン夫妻にもお別れの挨拶をするときが来た。
どうせ最後だからと、奮発してご馳走を出してくれたのだけど、
寂しい気持ちで料理をじっくり味わう気持ちになれなかった。
私は寂しさで耐えきれなくなりそうだったので、トウキョウのお母さんを温泉に誘った。
２人きりになるため、フローラさんは数十分後に来るようにお願いしておいた。
そして、２人きりになった私はトウキョウのお母さんに思いっきり寂しい気持ちをぶつけた。
こんな姿はフローラさんには見せられない。と思っていたら、背後に人の気配がする。
誰かに見られてしまったかと振り向いたら、フローラさんがにやにやしながら立っていた。
もう、フローラさん見ないでよ。フローラさんの前ではしっかりした姉を演じたかったのに…
でも、最後ぐらい本心を晒しちゃってもいいかなと、ちょっぴり思った。
就寝前、オルレイン夫妻に今度来るときはリュカやエイトさん、子供達を連れてくると言って、
最後の床についた。今までありがとう、オルレイン夫妻こと本当の両親へ。

１０月１０日（＊曜日）

「おはよう。そして、お帰りなさい」
目を覚ますと、プサンさんが私達に声を掛けてきた。ということは、帰ってきたんだね。
１０ヶ月ぶりの懐かしい光景だが、ここが天空城である事はすぐに分かった。
でも、１つだけ頭の中に疑問が浮かんだ。もしかして、今まで見たのは夢なのではないかと。
しかし、その疑問はプサンさんの説明によって否定されただけでなく、さらに驚くべき説明を受けた。
私達の見たトウキョウは死後の世界の一部であり、実際のトウキョウは消滅してしまったのだと。
さらに続けて、プサンさんはトウキョウがある世界についての説明をした。（続く）

（>>396から）
遙か昔、天空人の一部がプサンさんの元を離れ、かつてトウキョウがあった世界を創世した。
創世に携わった天空人は自ら創世した世界の端を天空人の国にし、天空人の子孫が国王を勤めた。
その際、人と交わっても天空人の血統を見失わないようにするため、
その国の国王になる人は父親が天空人の血統を持つ事を最低条件と決め、それは長らく続けられた。
平和が続いている天空人の国という事もあり、役割の終えた天空の勇者はこの国に派遣された。
しかし、そんな天空人の国も人間同士の争いに巻き込まれ、
この時に進化の秘宝を超える破壊の秘宝を手に入れた人間によって壊滅寸前にさせられた。
破壊の秘宝の前では勇者の力ではもう対抗できず、天空人も人間に屈するしかなかった。
８月に２回あった奇妙な儀式は破壊の秘宝による犠牲者を弔うものだそうだ。
この時は幸いな事にとどめを刺されなかったが、天空人の血統を持つ一部の者は王族の資格を奪われ、
残りは呪いによって子孫繁栄を妨げられる事になってしまった。
ちなみに、私達が最初の方でお世話になった人達は王族の資格を奪われた人の子孫だそうだ。
だから、同じ天空人の血統を持つ私達に優しかったというのもうなずける。
せめて天空人の血統を残すべくと、天空の勇者の子孫とこの国の王女の間が結婚し、女の子が産まれた。
その女の子が後のオルレイン夫人。つまり、私とフローラさんの実の母である。
ところが、父親が天空人の血統を持つという国王の最低条件を巡って国民同士の対立が起こり、
過激派から身を守るため、オルレイン夫妻は子供が亡くなったと偽って別世界に養子に出された。
これは何度か耳にしている通りで、養子に出されたのが私達だという事もすでに認識している。
それから数十年後、この国の女王は天寿を全うし、天空人の血統を持つ者がトウキョウに集まったところに、
天空人を煩わしく思うものによる人間が、破壊の秘宝をトウキョウで使ってしまった。
これがトウキョウで大地震が起きた運命の日であり、３回目に舞い降りた恐怖の大王の正体である。
しかも、進化を遂げた破壊の秘宝はトウキョウを一瞬で消滅させてしまったため、
数多くの人が死後のトウキョウを彷徨い、私達はその世界に来ていたのである。（続く）

（>>397から）
プサンさんの説明で私達は実の両親であるオルレイン夫妻はすでに亡くなった人なのだと悟った。
もう二度と会えないのかと頭をよぎったが、プサンさんはまた案内する事ぐらいは出来ると言う。
実の両親とは会えないリュカやエイトさんには申し訳ないが、別れ際に約束したので、
今度行くときはリュカやエイトさん、子供達を連れて行こうと思う。でも、今回は子供達の誕生日が優先。
しばらくすると、長い間影武者になってくれた旅人が天空城に私達を迎えに来てくれたので、
これからの生活のために影武者になってくれた間の旅人の記憶を私達と共有し、
私はフローラさんと別れ、それぞれの場所に帰っていった。

死円

最近他の書き込み少ないね。見てる人いないのかな

このスレを今朝初めて発見して読みました。作者さん今後ともガンガってねー。

１０月１１日（＊曜日）

約１０ヶ月ぶりに村での生活が始まった。今月は偶数月なのでエイトさんや子供達も村にいる。
本来なら、感動の再会と行きたいところだけど、私はずっと村にいる事になっているから、それは無理。
村に帰って、私にとってここが一番落ち着く場所なのかなと思った。フローラさんはどうなんだろう？
影武者になってくれた旅人の記憶を引き継いだおかげで、明日の予定もばっちり。
そうそう、エイトさんの仲間達もトロデーンに集まるから、彼らとも久しぶりの再会ね。
子供達は明日でもう８歳。これを機に子供達の実の祖父母に当たるオルレイン夫妻の事について、
トウキョウで見た事を夢を見た事にして、とりあえず子供達だけに話してみようかなと思う。
いつか、子供達を連れてオルレイン夫妻に再会するために…

※これで、第２章ビアンカとフローラの実の両親探しの旅は終わります。
　 これから、第３章として、またネタを捜しながら続きを書いていきたいと思います。

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の８回目の誕生日。今回はトロデーンに集合する事になった。
こんなパーティーをするのも久しぶりだし、エイトさんの仲間達やリュカに会うのも久しぶり。
フローラさんとは２日前まで一緒だったけど、久しぶりに会ったふりをする。
もちろん、私とフローラさんで実の両親に会いに行ったことは秘密だからね。
そして、「エルトリオ、ブランカ、誕生日おめでとう」の声がかかり、
子供達の誕生日パーティーが始まるものだと思っていたのだが…
「ビアンカさん、フローラさん、お帰りなさい」とみんなが私達の方に声をかけてきた。
「えっ？うそっ！」と思ったが、何かの勘違いかもしれないので、まずはとぼけてみた。
しかし、「ママ達、トウキョウに行ってたんでしょ」とブランカにズバリ言われてしまっては、
さすがにとぼけることも出来なくなった。まあ、最後はトウキョウじゃなかったんだけどね。
それにしても、影武者の記憶を引き継いだはずなのに、それが発覚した記憶はないのだが…
どうやら、エイトさん達が２月に村に帰ってきたとき、ブランカが最初に影武者が変だと気づき、
予め旅に出ると報告しておいたバーバラさんやミーティアさんに詰め寄り、事情を聞き出したようだ。
それから、プサンさんにも事情を聞きに行ったようで、今までの出来事が筒抜けだったって事か。
完璧だったと思ったのに、ブランカになんで気付いたのか尋ねたら、
「ママかママでないかぐらい、一緒にいたらわかるよ」だって。子供の目はごまかせなかったか。
このまま隠しても仕方ないので、この場で１０ヶ月間の出来事をみんなの前で発表した。
死後の世界とはいえ、最後に会えて良かったじゃないかとか言ってくれる人が多かった中、
ピサロさんが現れて「本当に恐ろしいのは魔王ではなく、理性を失った人間さ」とぼつり。
かつて、恋人を殺されて理性を失い、村を破壊したピサロさんの言葉だけに、その重みを感じた。
でも、今日は子供達の誕生パーティーだったのに、出番を奪っちゃってごめんね。
時間が空いたら、一緒にオルレイン夫妻に会いに行くから許してね。

２章　完

乙！！

１０月１３日（＊曜日）

今日、父からオルレイン夫妻について尋ねられ、父にもトロデーンで話した内容を伝えた。
父は首を縦に振りながら黙って聞いていた。そして、少し寂しげな表情になった。
でも、私は自分を育ててくれた父に感謝しているし、それは血のつながりとかだけではないと思う。
確かに、１０ヶ月間も実の両親探しをしたわけだが、だからといって父に対する気持ちは変わらない。
ただ、この１０ヶ月間で私のルーツを知る事が出来て本当に良かったと思っている。
話を聞き終わって、父は最後に「国王の孫同士が結婚して、こんな田舎に住んでいるなんて、
本当はすごい光景に立ち会っているんだろうな」と言った。まあ、本人同士も実感はないんだけどね。
それから、夕食を済ませると、エイトさんが私をサラボナへと誘ってきた。
サラボナの宿に到着すると、いきなりエイトさんが私に襲いかかってきてびっくり。
ということは、影武者に気付いてからエイトさんも我慢してたのね。数ヶ月も我慢させてごめんね。
ところで、リュカとフローラさんの方はどうなんだろう？リュカは影武者に気付かなかったのかな？
でも、リュカが浮気しても怒らないでやってね。エイトさんが真面目なだけなんだから。

１０月２０日（＊曜日）

村に帰ってきてからのエイトさんは以前と比べて私にべったりしてくる。
ちょっと鬱陶しいと思う事もあるけど、それだけ寂しかったんだろう。
でも、子供達の方は意外に甘えてこない。ブランカもしっかりしてきたのかな。
エルトリオにはミーティアさんがいるから、そっちで甘えているのかもしれない。
昔から、母親である私より他の女性に目が行く方だったから。
村の生活の感覚も取り戻してきたし、これからは小さな幸せを育てていきたいと思う。

１０月３１日（＊曜日）

明日からエイトさんはトロデーンに赴任するのだが、私と離れたくないようなそぶりを見せてくる。
でも、仕事は仕事。トロデ王にも信頼を置かれているのだから、頑張ってもらわないとね。
１０ヶ月も離れていたためか、今月はエイトさんに求められる回数も多かったように感じる。
そして、今日もサラボナに誘われてしまった。でも、頑張りすぎて明日に疲れを残さないでね。

ビアンカに甘えるエイトたんﾊｧﾊｧ

１１月１日（＊曜日）

今日からトロデーン赴任なのに、エイトさんがなかなか起きてくれない。
原因は予想できるけど、仕方ないから、キアリクで強制的に起こした。
だだっ子のように私と離れるのを嫌がっていたが、
１ヶ月後にはまた会えるのだからと言って、トロデーンへ送り出した。
子供達でもそんなわがまま言わないのにとぼやいていたら、
隣で聞いていた父に「それだけ愛されているって証拠だよ」と言われた。
考えようによっては、それだけエイトさんに愛されて幸せなのかも。
続いて、来年からエイトさんや子供達と一緒にトロデーンと村を往復したらと言ってきた。
誰もいない間、父の事が気になるからと返事したのだが、何かあっても村の人がいるし、
エイトさんもトロデ王に話をしているそうで、後は私の気持ち次第らしい。
返事はエイトさんが帰ってからでいいからと言っていたが、
父としてはエイトさんと一緒に過ごして欲しいという気持ちがあるような気がしている。
今日のエイトさんもあんな感じだし、父も後押ししてくれているようだから、
今の気持ちは来年からエイトさんについて行こうと思っている。

１１月８日（＊曜日）

トロデーンに行ってから１週間になるけど、エイトさんはちゃんと仕事してるのかな？
近衛隊長なんだから、部下の前で格好悪いところだけは見せないでよ。
みんなが見ているから大丈夫だとは思うけど、先月のエイトさんを見ると不安なのよね。
それに比べて、父の方は１ヶ月ぐらいは１人にしても大丈夫かなと思った。
来週あたり、様子を見るためにこっそりトロデーンに訪問してみようかな？

１１月１５日（＊曜日）

今日、エイトさんや子供達に内緒で、こっそりトロデーンに行ってみた。
私だとバレるとマズいので、それなりの変装してみたが、大丈夫かな？
周りの兵士にエイトさんの様子を尋ねてみたら、きちんと仕事をこなしているみたい。
変装もバレていないみたいだし、それを聞いて、とりあえず安心した。
とはいえ、長居すると私だとバレちゃいそうなので、名残惜しかったけど、すぐに村に帰った。

ビアンカ選ばないおとこの人って薄情だなって感じた。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1124438829/

１１月２２日（＊曜日）

今日、父から来年からエイトさん達と一緒にトロデーンに行くかどうか尋ねられた。
今までの様子を見て、私が１ヶ月村を離れても大丈夫と思ったので、
月の初めの気持ち通り、来年からエイトさん達について行くと決めた事を父に話した。
それを聞いた父は少し安堵したような感じを見せ、「それがいい」と私に言った。
リュカがフローラさんを選んだ後、私も父ももう結婚は出来ないと思っていたから、
私と結婚してくれたエイトさんが寂しがる様子を見て、そう思ったのかもしれない。
そんなエイトさんも、もうすぐ帰ってくる。来年からついて行く事を言ったら喜んでくれるかな？

１１月３０日（＊曜日）

明日はエイトさん達が帰ってくるので、父と２人きりで村で過ごすのは今日でおしまい。
来年からはエイトさん達について行く事にしたため、父が１人で村に残る時期があるので、
村の人達に来年から父が１人になった時は、時々様子を見てもらえるようにお願いした。
村の人達も快く引き受けてくれたおかげで、来年から安心してトロデーンに行けそうだ。

１２月１日（＊曜日）

今日、エイトさん達が帰ってきた。私の姿を見ると、嬉しそうに私に飛びついてきた。
そして、折角トロデーンに来てくれたのなら挨拶に来てくれればいいのにと言われた。
部下が私が来た事を報告していたようで、つまり、私の変装は見抜かれていたって事か。
それから、エイトさんが落ち着いてきた頃、来年からエイトさんについて行くのを決めた事を話した。
エイトさんも一応は父の事を心配してくれたけど、本当に嬉しそうな表情なのですぐにわかる。
子供達もずっと母親が近くにいてくれた方がいいだろうし、この決断は良かったと思う。
今年の年末はトロデーンに集まる事になったので、トロデーンに行くのは来年じゃなく、今年末になりそう。

１２月８日（＊曜日）

村に帰ったエイトさんは、この前と同じで近衛隊長とは思えないほどの甘えん坊さん。
トロデーンに行って兵士の話を聞いてきて、一度は大丈夫だと思ったのだが、
本当に大丈夫なのか、エイトさんがいないところでブランカに尋ねてみた。
ところが、ブランカもトロデーンでのエイトさんはしっかりしているから大丈夫との返事。
ただ、エルトリオがミーティアさんべったりで、村でのエイトさんみたいだとか言っていた。
色々話を聞いてみると、ブランカは私がトロデーンに来てくれる事を喜んでいるみたい。
エイトさんが仕事中で、エルトリオがミーティアさんと一緒になっていた時間は、ブランカも寂しかったのだろう。

１２月１５日（＊曜日）

今日、リュカとフローラさんが村に来てくれた。２ヶ月ぶりの再会だ。
フローラさんにグランバニアに戻ってからのリュカの様子を尋ねてみたら、
エイトさんのように甘えん坊になっている事はないそうだ。
国王という立場がそうさせているのかは分からないけど、エイトさんにはもう少ししっかりして欲しい。
石化していた期間を除いたら、リュカはエイトさんの７つも年下なんだからね。
でも、私よりしっかりしたフローラさんが私の１４歳年下なので、そこを突かれるとちょっと辛いが。
あと、年末のトロデーン集合は２９日の予定だと教えてもらった。あと、２週間ね。

１２月２２日（＊曜日）

気付いてみたら、もう年末もすぐそこ。
今年は実の両親探しで殆どを費やしたが、私達のルーツを知る事が出来て良かったと思う。
１０ヶ月もエイトさんと離れたので、エイトさんが以前から甘えん坊になっちゃったが、
そんなエイトさんも段々と可愛く思えるようになってきた。結局、私が好きなんだねと。
私達が一緒にトロデーンに行くまで、あと１週間。一体、どんな生活が待っているのだろう？

１２月２９日（＊曜日）

今日はいよいよトロデーンに行く日。これから１ヶ月以上、父一人を村に残す事になる。
不安もあるが、父も元気にしているし村の人達も助けてくれると約束してくれたので大丈夫だろう。
年末年始をみんなで過ごすのと、トロデーンでの新しい生活がどんなのになるのか非常に楽しみ。
準備が整ったら、父に別れの挨拶をしてルーラでトロデーンにひとっ飛び。
まず、トロデ王にこれからエイトさんの赴任期間は一緒に過ごすことになったことを報告した。
どうやら、トロデ王も私が来てくれた事を歓迎してくれている様子でほっとした。
それから、エイトさんの仲間達やリュカとフローラさんが次々とトロデーンに集まってきた。
全員揃ったところで、トロデ王が私がエイトさんと一緒にトロデーンに来てくれる事を発表してきた。
別に、わざわざ報告する事でもないのに…。
ただ、エイトさんは仲間達からは仕事で夫婦が離れる事がなくなって良かったねと言われていたみたい。
村のエイトさんならデレデレしそうなのに、トロデーンでのエイトさんは非常に冷静を装っている。
まあ、私にはエイトさんの嬉しそうな様子が感じ取れるのだが、これは言わないでおこう。

１２月３１日（＊曜日）

いよいよ、今日で今年も終わり。
トロデーンに来てからのエイトさんは村でのエイトさんと違って甘えん坊さんじゃない。
城の兵士やブランカが言ったとおり、トロデーンのエイトさんは近衛隊長らしさがあった。
その代わり、エルトリオのミーティアさんに対する甘えっぷりは村でのエイトさんみたい。
エルトリオが子供であることを差し引いても、そういうところは、やっぱり親子なのかな？
エルトリオがミーティアさんに甘えると、つまらなさそうなブランカが私に相手を求めてくる。
私がいない間、ブランカは寂しい思いをしていていたのだろう。ついて行く決断をして良かったと思う。
夕食が終わると、リュカとフローラさんは年始の仕事のため、一旦グランバニアに帰って行った。
もし、あの時のリュカが私を選んでいたら…ダメダメ、余計なことを考えそうになっちゃった。
私にはエイトさんがいるんだから、ごめんね。

１月１日（＊曜日）

今日から新しい年が始まった。
リュカとフローラさんはグランバニアで１日中仕事があるので、こっちに戻るのは明日の予定。
トロデ王も時々仕事をしているようで、こういう時になると国王って大変なんだなと思う。
一方のエイトさんは３日まで休み。それまでは副隊長が近衛兵を取り仕切っているようだ。
４日からはエイトさんに交代するわけだが、仕事をしているエイトさんを見るのがちょっと楽しみ。
でも、今年は大きな仕事もないような平和な年になって欲しいなとも思う。

１月３日（＊曜日）

今日で年始を過ごすのはおしまい。
エイトさんの仲間達やリュカとフローラさんはそれぞれの場所に帰っていった。
だけど、今まで村に帰っていた私は予定通りトロデーンに残ることに。
いよいよ、明日からエイトさんの仕事が始まるので、どうなるのか楽しみね。
今月はじっくりとトロデーンを見学させてもらおうかしら。

１月４日（＊曜日）

今日からエイトさんの仕事が始まった。
エイトさんの仕事ぶりを観察しようと思っていたのに、のっけから仕事場には来ないで欲しいって。
でも、エイトさんの仕事ぶりをどうしても見たかったので、邪魔をしないと約束するからと言って、
ようやく見学する事が許された。村では、私に近くにいて欲しいと甘えるエイトさんなのにね。
まず、最初は近衛副隊長から報告を受ける事から始まり、仕事の引き継ぎの整理をしていた。
それから、現場からの報告を受けつつ、書類を書いたり整理したりとデスクワークが続いた。
デスクワークが多いの？って聞いたら、隊長になると現場よりもデスクワークが殆どだって。
今日は現場に出る予定はないから、子供達を見に行ったらと言われ、予定を変更して子供達のところに。
子供達はバーバラさんに勉強を教えてもらっているところだったので、静かに見守ってあげた。
夕方になり、勉強に一区切りが着くとエルトリオはミーティアさんのところへ走っていった。
その後、ブランカに「今日は一緒に寝たい」とせがまれ、やっぱり寂しかったのかなと思った。
まだ、１日だけだが、エイトさんの赴任中の様子を何となく知る事が出来た。

１月１１日（＊曜日）

トロデーンで生活してからのエイトさんは私と適当な距離を置こうとしている。
やはり、周りの人に甘えているところを見られるのは恥ずかしいのかな？
でも、２人きりになると私に甘えてくるので、そういうところがちょっと可愛い。
エルトリオはミーティアさん大好きなので、いつも近くで寄り添っている。
すると、ブランカが寂しがるので、私が相手をするというパターンである。
だから、トロデーンに来てからはブランカと一緒にいる事が多いような気がする。
でも、ブランカは今までよくこの寂しさに耐えられたなと感心している。
私だったら、我慢できなかったかもしれない。

１月１８日（＊曜日）

トロデーンでの生活も後半に入ってきて、かなり馴染んできたと思う。
ただ、ふと村にいる父の事が気になり、ブランカと一緒に村の様子を見に行った。
村での父は至って元気だったので安心したのだが、急に帰ってきた私達に驚いた様子。
最初、父は私とエイトさんが喧嘩したのかと思っていたみたい。それは誤解だって。
事情を説明したら父は感謝してくれたのだが、急に帰ってきたのがマズかったかな？
でも、この様子だと、これから父を村に残してトロデーンに行っても大丈夫ね。

期待age

１月２５日（＊曜日）

トロデーンでの生活も残り１週間。思ったよりも時間が早く流れたような気がする。
トロデーンの中もじっくり見学できたし、エイトさんの仕事も見られたので満足している。
一瞬、父を呼んでもいいかななんて思ったりしたが、さすがに村を空けるわけにもいかないし。
でも、エイトさんが現役引退したら、村で２人一緒にのんびり過ごしたいね。
その前に、ブランカの結婚相手も探さなければいけないけどね。

２月１日（＊曜日）

今日はエイトさんと近衛副隊長が交代して、先月の任務は終了。
子供達を呼んで、トロデ王に挨拶を済ませたら、トロデーンでの１ヶ月の感想を尋ねられた。
唯一の心配事であった父も村で無事に生活してくれていたので、安心して過ごせたと答えた。
帰り間際、エルトリオはミーティアさんと別れるのをちょっと寂しそうにしていた。
その時、私達夫婦だけがずっと一緒になれる事を少しだけ申し訳なく感じた。
エルトリオも大きくなれば、ずっとミーティアさんと一緒にいられるのだから拗ねないでね。

支援

２月２日（＊曜日）

トロデーンから村に帰ると心が安らぐ。やはり、故郷はいいなと思う。
父も私達が帰ると、嬉しそうな表情をしている。なんだかんだ言っても、１人は寂しいもんね。
でも、それを口にすると私がトロデーンに行きづらくなるから、父も気を遣っているのだろう。
心苦しいところもあるけど、父が勧めてくれた事なので、私も気付いていないふりをしている。
もし、リュカと結婚していれば、１ヶ月おきに村に帰るなんて事も出来なかったのだし、
それどころか、フローラさんのように何年も行方不明なんて事もあったかもしれないのだから、
この運命も父にとっては良かったのかもしれない。

よかった、村に帰ったらダンカンあぼーんとかだったらどうしようかと…

２月１４日（＊曜日）

気付いてみたら今月も残り半分。今月は短いとはいえ、時の経つのが早く感じる。
父は子供達と一緒に遊んでいるおかげかどうかは知らないが、元気さを保っている。
そんな様子を見て、ふとオルレイン夫妻の事を思い出した。
いつか、子供達には会わせてあげたいけど、フローラさんの都合にも合わせる事を考えると、
なかなか機会を得ることが出来ないのよね。でも、今年中に都合がつけばいいなと思っている。

３月１日（＊曜日）

村で過ごした１ヶ月はあっという間に終わり、今日からトロデーンへ。
２回目となれば、心理的にも余裕が出てきて、生活の不安はあまりない。
初日なので、トロデ王に挨拶をしに行くと、私とエイトさんにだけ話があると言われた。
その話の内容はミーティアさんも３０歳に近づいてきており、そろそろ後継者候補を考えたいという事だった。
早い話が、ミーティアさんもいい年齢なので、そろそろ子供を作らせてみたらどうかという事。
でも、エルトリオ自身がまだ８歳の子供だし、エイトさんが代わりになんて絶対嫌なので、
あと数年は待って欲しいと返事した。すると、トロデ王も今すぐという話ではなく、
エルトリオが１２歳になった時に改めて頼んでみたいという事らしい。
結婚した当初は１５歳頃と言っていたのに、ミーティアさんの年齢を考えると急ぎたいのかな？
考えてみれば、私から見れば子供っぽいミーティアさんもエイトさんと同年齢だから仕方ないのかも。

３月１５日（＊曜日）

いつものようにブランカの話相手をしていたら、子供はどうやったら出来るのと尋ねられた。
さすがに、そのまま答えるわけにもいかず、なんでそんな質問をしたのか聞いてみたら、
トロデ王がミーティアさんにそろそろ子供をという話を耳にしていたそうで、
手伝える事があったら手伝いたいという、ブランカなりの純粋な気持ちからだったらしい。
とりあえず、神様が授けてくれるものと誤魔化したが、こちらとしては焦ってしまう。
その後、ミーティアさんが私に神様が子供を授けてくれるのはいつなんでしょうねと尋ねてきた。
トロデ王が言っていたエルオリオが１２歳の誕生日を迎えた時ぐらいじゃないかと答えたが、
２７歳にもなって子供の作り方を知らないなんて、やっぱりお姫様なんだね。
ミーティアさんが３０歳の誕生日を迎えた時にでも、私が正しい事を教えた方がいいのかな？

mw

首相小泉純一郎は衆議院総選挙後、世界経済共同体党代表唯一神又吉光雄イエスキリストに首相の座を明け渡すべきだ。
そう出来なければ、小泉純一郎は腹を切って死ぬべきだ。
のみならず、世界経済共同体党代表唯一神又吉光雄イエスキリストは彼を地獄の火の中に投げ込むものである。
理由は他人を殺すなら自分が死ぬべきだからだ。
世界経済共同体党代表唯一神又吉光雄イエスキリストに投票しない有権者も同様である。
詳しい理由は選挙公報等で熟知すべし。

sien

４月１日（＊曜日）

今日はエイトさんと副隊長の交代日。これで、１ヶ月ぶりに村に帰れる。
エイトさんはこんな事をずっとやってきていたんだね。改めて、ご苦労さん。
村に帰ると、父がリュカの手紙を預かっていると私に手渡してくれた。
リュカ、村に来るなら私のいるときにすればいいのにと思いながら封を開けたら、
私達の結婚９周年パーティの招待状が入っていた。リュカもなかなかやるわね。
前回はトウキョウにいて忘れちゃってたから、今回はちゃんとしたいわね。
結婚記念日は明日なので、バタバタしちゃうけどやっぱり楽しみ。

４月２日（＊曜日）

昨日、リュカが企画してくれた結婚記念日パーティーのため、グランバニアへ。
パーティーでやる事は以前からあまり変わらないのだが、みんなで集まる事が楽しいよね。
今日、フローラさんに子供の作り方を知らないミーティアさんの事を話したら、
やはりお姫様だからなのかなって。フローラさんはリュカと出会う前にも知識としてはあったみたい。
話の途中で人の気配がするので、周りを見てみたらリュカとククールさんが妙に嬉しそうな表情をしている。
もしかして、ミーティアさんに子供の作り方を指導してあげようなんて考えてないでしょうね。
フローラさん、気を付けた方がいいわよ。リュカは年上女性に抵抗がないんだから。

５月１日（＊曜日）

また、今日からトロデーンでの生活が始まる。
今回で３回目になり、トロデーンでの生活にもかなり馴染んできた。
エイトさんは近衛隊長としての仕事を順調にこなしているようだし、
子供達はトロデーンでもバーバラさんから勉強を教えてもらっており、私は家族を見守るだけ。
子供達の勉強が終わり、エルトリオがミーティアさんのところに行った後、
寂しく残されたブランカの相手をするのが私の最大の役目かな？

６月１日（＊曜日）

今日はエイトさんと副隊長の交代日。先月は何事もなく平和な１ヶ月だった。
このように平和な日々が続くのは非常にありがたいのだが、
その一方で、兵士の仕事がなくなっちゃうんじゃないかと心配になる。
でも、エイトさんは今は平和でも、これからずっと平和である保証はないので、
兵士の仕事がなくなる事はないよと言ってくれた。これって、良いのか悪いのかちょっと複雑な気分。

実はエイトとミーティアに隠し子がいて、
エルトリオと破局、ってことは・・・・・・・・・


ないっすよね・・・


でも楽しみに見てます。

７月１日（＊曜日）

今日からまたトロデーンでの生活が始まる。１ヶ月おきに村と城を往復するというのは、
月が変わるごとに気分がリフレッシュされるので、飽きが来なくていい。
新婚当初はエイトさんが１週間おきに交代していたけど、１週間おきだと忙しいと思う。
最初は心配していた父も元気にやっているし、しばらくはこのような往復生活になるだろう。

７月７日（＊曜日）

今日は私の３１回目の誕生日ということで、エイトさんと子供達がささやかに祝ってくれた。
でも、今日は父が私を預かった日なので、実は本当の誕生日を知らない。
今更、オルレイン夫妻に尋ねておけば良かったなと思っても、時すでに遅し。
エルトリオが頼んだのか、ミーティアさんが手作りケーキを持ってきてくれ、
３１本のろうそくを立ててくれたのだが、その数の多さに複雑な気持ちになる。
さらに、みんなからのプレゼントがミーティアさんが使っている年齢化粧品だったから、
なおさら複雑になってくる。救いは「これで綺麗さを保ってね」と言われたことかな。

８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会ってから１０年になる。今日もあの時と同じように星が綺麗。
当時、リュカがフローラさんを選んだ後、行方不明になった２人の事で気分が沈んでいた中、
私を口説いてきたエイトさんの事は今でも覚えている。あの時はまだ若かったね。
おかげで私は立ち直ったし、父にも孫の顔を見せる事が出来たから、今でも感謝している。
もし、エイトさんに出会わなかったら、私は今でも独身だったかも。

８月２５日（＊曜日）

今日、フローラさんから手紙が来た。
今度の１０月でオルレイン夫妻と別れて１年になるから、みんなで会いに行きませんかという誘いだった。
いつか再会したいと思いながらも機会をうかがっていた私にとっては渡りに船。もちろんOKの返事を出した。
まだ１ヶ月以上あるのに、期待に胸が膨らんでしまう。まあ、ゼシカさんには到底及ばないけどね。
子供達の誕生祝いも兼ねているから、やはりエイトさんの仲間達も来ちゃうのかな？

このスレまだあったんだ・・・。最近のＡＣスレ乱立もマケズ・・・
ちょっと感動しました。そして職人さん乙です。
自分は昔このスレの６５辺りでリュカの手紙みたいなもんを書いたものです。
暇があったら続編でも書いて見たいと思います。良スレ残しましょう！では。

９月５日（＊曜日）

今日、子供達に来月オルレイン夫妻に会う事が決まった事を話した。
子供達には祖父母に当たる人だと話したが、実感は湧かないみたい。
血縁関係があると言っても、一度も会った事がないわけだし、無理もないかな。
でも、いつもと違う場所に行けるのが嬉しいみたいで、それを楽しみにしていた。
約１年ぶりの再会になるわけだが、そっちの様子はどうなっているのか気になる。

ほ

１０月１日（＊曜日）

エイトさんが交代を済ませ村に帰ると、またフローラさんから手紙が来ていた。
今月の９日にグランバニアに集まって、そこからオルレイン夫妻に会いに行くと決まったようだ。
手紙を読んでいると、父が自分もオルレイン夫妻に会いたいと言ってきた。
いつもなら、父が私達を見送ることが多いのだが、今回ばかりは少し違うようだ。
フローラさんも父を連れて行くことには反対しないだろうし、父も連れて行くことにしようと思う。

１０月９日（＊曜日）

今日は約１年ぶりにオルレイン夫妻と再会できる。本当に待ち遠しかったこの日。
今回は父も含めて私の家族全員とバーバラさん、エイトさんの仲間達やミーティアさんが
グランバニアに集まり、大人数でオルレイン夫妻のところに行く事になった。
あの時は私とフローラさんの２人きりだったので、この大所帯に驚くかもしれないが、
人数が多い方が楽しいし、私とフローラさんの家族や仲間達を嫌う事はないと思う。
全員が集まったところで、プサンさんのいる天空城に行こうと思っていたら、
フローラさんにルーラで直接行くんじゃないの？と言われ、初めて気付いた。
そういえば、ルーラを使えばオルレイン夫妻のところにも簡単に行けるんだったと。
その直後、２人のルーラでオルレイン夫妻のいる旅館に行き、久しぶりの対面を果たした。
色々と話したい事はあったけど、長旅で疲れたからだろうと今日はゆっくり休むように言われ、
この日は挨拶程度しか出来なかった。長旅と言っても、ルーラで来ただけなのにね。

28歳ビアンカ。某風俗店で鞭を振るう。

支援する

１０月１０日（＊曜日）

昨日は簡単な挨拶だけしかできなかったので、改めて家族を紹介する事にした。
私とフローラさんに家族が出来た事を喜んでくれたけど、その中でも孫が来た事を一番喜んでくれた。
ただ、エルトリオがミーティアさんと結婚した事はなかなか信じてもらえなかったけど、無理もないよね。
紹介が終わると、話をしたり、子供達と遊んでもらったりと、まるで大家族の中にいるような気分。
夕食が終わると、父とオルレイン夫妻だけで話をしたいと言ったので、お互いの時間を作ってあげた。
おそらく、私達を預けた頃の話でもしているのかな？

偶然みつけました。
まだ続いてたことにびっくり。
職人さんがんがれ！

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の９歳の誕生日なので、みんなで一斉にお祝いした。
トロデーンでやる時より質素だったけど、大人数だから結構盛り上がった。
このために来てくれたエイトさんの仲間達は明日の朝に帰る予定だけど、
私達はもう少しここにいるつもり。リュカはどうするのか尋ねたら、
オジロンさんがいるから、このまま私達と一緒にいるつもりだと言う。
気楽な庶民の立場だからこんな事が言えるのかもしれないが、
この様子では、国王として板に付くのはまだまだ先のようね。

１０月１３日（＊曜日）

エイトさんの仲間達は予定通り、それぞれの場所に帰っていった。
９歳になったばかりの子供達を眺めて、今まで歩んできた時の長さを感じている。
考えてみれば、リュカはこれの倍の時間を奴隷や石像で過ごしているのだから、
本当に大変だったんだろうなと思う。でも、今のリュカは幸せそうだけどね。
昨日が子供達の誕生日ということで思いだし、私達の本当の誕生日を尋ねてみたら、
私が３１年前の６月６日で、フローラさんが２７年前の４月２日とあっさり答えてくれた。
なのに、そこにいるフローラさんの見た目はまだ１０代。なんだか、複雑な気分ね。

一週間程前からずっと読んでます。
職人さん頑張れ！

１０月１５日（＊曜日）

私達がここにいるのも今日で最終日。１週間、十分に楽しませて頂きました。
今日で村に帰るけど、ルーラでここに来れるのなら、時々は顔を出してみようかな？
結局、具体的な約束はしなかったけど、半年後までにはまた行きたいと考えている。
おそらく、その時はエイトさんの仲間達は理由がないので来ないと思うけど。

１１月１日（＊曜日）

今日からまたトロデーンで１ヶ月を過ごす事になる。
先月は子供達の誕生日やオルレイン夫妻との再会と色々あったけど、
今月は特に予定もないので、平穏な１ヶ月になればいいかな。
トロデ王に挨拶した後、ミーティアさんに呼ばれて話をすると、
あの後、オルレイン夫人が美人かどうかトロデ王にしつこく尋ねられたらしい。
再婚相手を捜しているのか知らないけど、だったら独り身の女性でも探したらどうなの？
いくら、エイトさんがお世話になっているとはいえ、父親になるのはちょっとごめん。

ooo

ははは

１１月２２日（＊曜日）

今月で今年最後の任務となるので、年末年始の予定の話となった。
今回も前回と同様、トロデーンに集まるのかと思っていたのだが、
トロデ王がオルレイン夫人に会いたいとの強い要望で半ば強引に決まってしまった。
でも、元日はトロデーンに戻らなくてもいいの？と尋ねたら、トロデ王は自信たっぷりに大丈夫だと言い切る。
プサンさんの力を借りるか、ルーラが使えなければ元の世界に戻れないんだけど、
トロデ王がルーラを使えるなんて話はエイトさんも知らないらしい。
おそらく、エイトさんに送ってもらうつもりなんだろうな。

１２月１日（＊曜日）

今日がエイトさんの交代日なので、これで今年の任務は終了。お疲れ様でした。
年末は２４日にトロデーンに集合して、オルレイン夫妻に会いに行くとのことだ。
名目はエルトリオの結婚記念日になっているが、トロデ王の強い希望なのはわかっている。
ただ、あまり長居できないということで、２泊３日の予定に短縮されたとか。
その後、トロデーンで残りを過ごし、来月の４日からエイトさんの任務が始まる。
やはり、元旦を挟んだ訪問は無理だったみたいね。

支援

１２月２４日（＊曜日）

今日は予定通りトロデーンに集合したのだが、リュカやエイトさんの仲間達が来ていない。
おかしいなと思ったら、トロデ王は招待していなかったらしい。フローラさんぐらい招待してもいいのに。
でも、今から招待するわけにもいかないので、仕方なく私達だけでトロデ王を連れて行った。
前回、再会してから２ヶ月を超すが、この前の時のような期待感はあまりない。
オルレイン夫妻がいる旅館に着くと、トロデ王が真っ先に中に入っていき、
しばらくすると、オルレイン夫妻の笑い声が聞こえてきた。何か面白い事でもあったのかな？
後で私達が行くと、オルレイン夫妻が笑っているところでトロデ王がへこんでいた。
どうやら、トロデ王を私が連れてきたコメディアンと勘違いしたらしく、あの顔を見て笑っていたそうだ。
私達はもう見慣れたけど、初めて会う人にはそのように思われても仕方ないかも。

１２月２５日（＊曜日）

トロデ王は昨日の事をまだ気にしているのか、あまり元気がない。
行く前は一番張り切っていたのに、突然笑われたのがかなりショックだったのかも。
今日はエルトリオとミーティアさんの結婚４周年。もう、そんなに時間が経ったんだね。
古い約束を果たすために２人を結婚させたのだけど、今でも仲が良いので私も安心している。
今度はブランカ結婚相手も考えておかなければならないのかもしれない。
希望はリュカの男の子なんだけど、こればかりは本人の意志がある事だからね。

dat落ち阻止

１２月２６日（＊曜日）

２泊３日の予定だったので、今日でトロデーンに帰る事になる。
今日のトロデ王もやや元気がない。まだ引きずっていそうね。でも、下心を持つからこうなるのよ。
オルレイン夫妻に別れの挨拶を済ませ、トロデーンに帰ろうとした時、ミーティアさんが声を掛けてきた。
忘れ物でもしたのかなと思っていたら、ルーラを覚えたから試してみたいとの事。
実は、エルトリオから呪文をいくつか教えてもらっていたみたいで、簡単な呪文はすでに使えるとか。
最初はちょっと心配だったけど、無事にトロデーンに到着してほっと一息。

ほしゅあげ！

１２月２９日（＊曜日）

今日、エイトさんの仲間達とリュカとフローラさんがトロデーンに来た。
すでに、私達がいるから、今日は早く来たんだねと言われた。
事情を話すと、みんなで一斉に大笑い。それを見て、またトロデ王が沈んでいく。
その様子がちょっとかわいいけど、原因はトロデ王自身にあるんだからね。
そんな事もあったけど、みんなが集まり、いつもの年末が始まった。

１月４日（＊曜日）

今日からエイトさんの今年最初の任務が始まった。近衛隊長になってから、もうすぐ１０年。
１０年にもなれば、かなり板に付いてきた頃だと思うが、平和な時期が長く続いているし、
年齢的にも体力が落ちてくる頃なので、大丈夫だとは思うけど、少しだけ心配をしている。
それだけに、今年も平和な時期が続いてくれる事を祈っている。

２日に１回程度圧縮されているようなので、
万一、このスレがDAT落ちしてしまった場合は避難所で続きを書きます。
http://jbbs.livedoor.jp/game/2960/

a

２月１日（＊曜日）

今日はエイトさんの交代日。
往復生活を始めてから今まで無事に過ごす事が出来てほっとしている。
父も村の人の話では、私達がいない間も元気にやっていたようだし、
村そのものも異変がないようなので、往復生活はこれからも続けていけそう。
エイトさんもブランカも私が近くにいてくれる事を喜んでいるしね。
エルトリだけはオミーティアさんの方がいいみたいだが。

亀レスですが>>65=>>447さん、お待ちしています！

>>65の続きすごく読みたかった〜！！
ぜひお願いします！！

３月１４日（＊曜日）

今日、リュカから手紙が来た。今度の結婚記念日はグランバニアでという誘いだった。
偶然にもフローラさんの誕生日と重なった事が判明したのもあり、誕生日祝いも一緒にやるらしい。
一応、トロデ王も誘ってみたが、その日はトロデーンから離れられないらしい。
一方、ミーティアさんは大丈夫らしいので、ミーティアさんは来てくれる事になった。
小さな事でも、こうやってみんなで祝ってくれるのだから、私達って恵まれているのね。

４月２日（＊曜日）

今日は久しぶりにグランバニアで私達の結婚１０周年を祝ってくれた。
同時にフローラさんが２８歳の誕生日を迎えたわけだが、あまりに若々しい２８歳にちょっと嫉妬。
それだけフローラさんが苦労しているのは頭では理解できるのだが、これが女の性だろうか。
エイトさんと出会ったのは星の綺麗な夏の日だったのを今でも覚えている。
当時はリュカがいなくなって心の整理がつかなくて、断ったんだったっけ。
それがエイトさんの仲間達に背中を押されて出来たのが今の子供達。
それから色々とあって現在に至っているが、幸せな１０年だったと思う。
エイトさん、これからもよろしくね。フローラさんみたいな若々しさはもうないけど。
最後に、ミーティアさんが私とフローラさんに手紙を渡してくれた。
何だろうと思って開けてみたら、オルレイン夫妻からの簡単な手紙だった。
ルーラを覚えたから、こっそり手紙を書かせたのね。ミーティアさん、ずるいよ…

６月６日（＊曜日）

今日は私の本当の３２回目の誕生日なのだが、まだ実感が湧かない。
また、今までより約１ヶ月も誕生日が早く来てしまったので、ちょっと損した気分。
それでも、子供達が祝ってくれるというので、その気持ちは素直に受け取りたい。
ところが、フローラさんとミーティアさんが突然村に来て、一緒に祝ってくれる事になった。
でも、リュカもトロデ王も城から離れられないので、それぞれ１人で来たみたい。
事前に連絡してくれたら、もう少し豪華な食事でも出したのに…

名スレキターーー(゜∀゜)ーーー

８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会ってから１１年。
毎年、この日は村から離れた宿屋でお互いの愛を確認し合う日となっている。
普段はプライベートな空間も時間も取れないので、この日だけは気兼ねなく楽しまないとね。
父とバーバラさんには暗黙の了解となっているけど、子供達が気付いているかどうかちょっと不安。
こういう事って、女の子の方が情報を仕入れるのが早いらしいので、ブランカの反応が気になる。
でも、今回は気付いている様子もなかったので大丈夫かも。

９月２３日（＊曜日）

今日、トロデ王から来月の子供達の誕生日はグランバニアで祝ってもらうよう、
リュカにお願いした事を伝えてきた。最近、トロデ王の仕事が増えたため、
これから暫くは一緒に宴を楽しむ事も出来なくなってしまったそうだ。
一番残念がっていたのは本人だが、きちんと仕事をしてもらわないとね。
でも、ミーティアさんの方は全く問題ないので、グランバニアには来てくれるみたいだが。

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の１０歳の誕生日。ようやく、子供達の年齢も２桁に。
今回はグランバニアでリュカが祝ってくれるので、
その準備をしているとミーティアさんが１人で村に来てくれた。
ミーティアさんの話では、トロデ王も時間を作ろうとしたらしいが、やはり無理だったとか。
別に無理して来てもらうほどでもないのだが、本人は行きたかったらしい。
やることはいつもとあまり変わらないけど、みんなで飲み食いするのが好きなんだろうね。
そういう私もみんなで集まるのは楽しいので好きなのだが。

１１月１日（＊曜日）

今日からエイトさんの仕事が始まるためトロデーンへ。
いつものようにトロデ王に挨拶に行くと、少しばかり待たされた。やはり忙しいのかな？
しばらく待って、トロデ王の仕事が一段落付くと、ようやく私達に話を始めた。
将来のトロデーン女王になるであろうミーティアさんが来年で３０歳を迎え、
来年から、女王になるために必要な経験を積ませるため、
エルトリオと一緒にグランバニアのオジロンさんに預けたいという相談だった。
トロデーンでも出来そうだと思ったが、外の世界で経験を積ませたいという考えだという。
まだ、オジロンさんにも相談を持ちかけたばかりだそうだが、感触は悪くないらしい。
エルトリオの結婚５周年となる来月２５日までには最終決定するそうだ。

１１月２５日（＊曜日）

今日、再びミーティアさんとエルトリオの件でトロデ王に呼ばれた。
結果から書くと、来月２５日にグランバニアでミーティアさんとエルトリオの結婚記念日を祝った後、
当分の間、グランバニアでオジロンさんがミーティアさんとエルトリオの面倒を見てくれる事になった。
リュカも１人前のグランバニア国王になるために苦労しているみたいなので、
ミーティアさんも苦労は多いかもしれないが、頑張って立派になってほしいと思う。
エルトリオはミーティアさんをしっかり支えるのよ。それがエルトリオの役目なんだからね。
ブランカにはエルトリオと離れ離れになって寂しい思いをさせるかもしれないけど、
私達が近くにいるし、ミーティアさんにはエルトリオが必要なのだから許してね。

１２月２４日（＊曜日）

いよいよ、明日はエルトリオをグランバニアに送り出す日となる。
この事が決まった後、出来るだけ兄妹を一緒に過ごさせてあげたからなのかは知らないが、
ブランカも我が儘を言わずにエルトリオを送り出す気持ちになってくれている。
もしかしたら、エルトリオがブランカを一生懸命説得していたのかもしれない。
小さい頃から教育係として子供達の世話をしてくれたバーバラさんに感謝しつつ、
今度はオジロンさんにも感謝しないといけないね。

１２月２５日（＊曜日）

今日はミーティアさんとエルトリオの結婚５周年。
２人はオジロンさんの下で国王に必要な経験を積むため、これからグランバニアで生活をする事になる。
１０年と少しという長いようで短かった期間だけど、自分から離れていくのはちょっと寂しさを覚える。
いくら、赤ちゃんの頃から私よりも他の女性に興味を示したエルトリオでも、実の息子だからね。
その時、オルレイン夫妻も私達を手放すときはこれ以上に寂しかったんだろうなと、ふと思った。
ミーティアさんの話では、昨日トロデ王は泣いていたらしい。でも、その気持ちは分かるよ。
ただ、リュカがミーティアさんに昼も夜も先輩として色々教えてあげると言ったのにはがっかり。
空気を和ませようとしたのか知らないけど、ミーティアさんにちょっかい出すんじゃないわよ。
フローラさん、もしリュカがミーティアさんにちょっかい出してきたら、遠慮なくメラゾーマ唱えていいからね。

応援あげ

１２月２６日（＊曜日）

分かってはいるけど、エルトリオが抜けただけでいつもと違う雰囲気がする。
でも、これもエイトさんがお世話になっている将来のトロデーンのためだし、
リュカのいるグランバニアで学んでいるんだから、寂しがっちゃいけないよね。
何年ぐらい学ぶのか分からないけど、立派になって戻って欲しいな。
リュカも立派なグランバニア国王になるために一緒に頑張ってね。

１月１日（＊曜日）

この日を村で過ごすのは何年ぶりだろうか。
ここ数年はトロデーンで年末年始を過ごしていたのだが、最近のトロデ王は多忙だし、
ミーティアさんはグランバニアに行ってしまったから、今回は村でこの日を迎える事になった。
それでも、エイトさんの仲間達だけは顔を出してくれたので、仲間っていいなと思った。
この雰囲気はエイトさんと結婚する前に村で集まった頃と似ていて懐かしさを感じる。
あの時と違うのはブランカがいる事と、世界が平和になった事ぐらいかな。
そして、今年も平和でありますように。

１月４日（＊曜日）

今日からエイトさんが任務に就くのでトロデーンへ。
相変わらずトロデ王は多忙のようなので、軽い挨拶をする程度に終わった。
それにしても、ミーティアさんとエルトリオがいないので、何となく雰囲気が違う。
子供達の勉強を見てもらっていたバーバラさんも、１人抜けて違和感があると話していた。
ブランカは私に気を遣っているのか知らないけど、寂しくはないと言ってくれるが、
本音はエルトリオと一緒にいたいのだろう。来月にはグランバニアに連れて行ってあげるか。

１月１１日（＊曜日）

今年に入ってから、エイトさんの仕事が終わる時間が遅くなったような気がする。
気になったので尋ねてみると、今年から兵士の訓練を強化しているからだと言う。
平和取り戻してから時間が経ったので、再び気を引き締めるためと説明していたが、
何か不穏な動きがあるのではないかと心配になる。これが杞憂であればいいのだが。

２月１日（＊曜日）

今日はエイトさんの交代日。先月は平穏無事に過ごせて、少し安心している。
また、エルトリオのいない生活も徐々にではあるが慣れてきた。
ブランカもバーバラさんを独り占めできるので、姉妹みたいでいいと言っていた。
とはいえ、エルトリオには会いたいだろうから、今月中には会わせてあげたい。
私もミーティアさんとエルトリオがどうなったのか楽しみにしている。

支援保守

自宅の改装で、これから１週間程度ネタが書けなくなるかもしれません。
保守をしながらしばらくお待ち下さい。

了解

２月５日（＊曜日）

村に戻って少し落ち着いたので、エルトリオに会いにグランバニアへ行ってみた。
アポなしだったのだが、オジロンさんは私達を見つけると温かく迎えてくれ、
ブランカはエルトリオを見つけると駆け寄っていった。やっぱり会いたかったのね。
オジロンさんにエルトリオの様子を尋ねると、リュカよりも覚えがいいらしい。
ミーティアさんと助け合っている姿は、ああ見えても夫婦なんだなと言っていた。
本当なのかお世辞なのか分からないけど、うまくはやっているみたいね。
むしろ、リュカの方が大変みたいで、小さい頃からの教育って大事なんだなと思った。
かつては、リュカがフローラさんを選んだ事で沈んでいたけど、
王妃になるのだったら、フローラさんの方がずっと向いているよね。
ただの宿屋の娘として育てられた私には王妃の役割は重すぎる。
あと、リュカがミーティアさんに浮気心を持つことはなかったらしいから一安心。
でも、フローラさんやエルトリオ等の監視の目があったら、浮気も出来ないか。

>>496
予定より早くPCが使えるようになりましたので、再開します。

４月２日（＊曜日）

今日はフローラさんの２９回目の誕生日でグランバニアへ行った。
また、私達の１１回目の結婚記念日でもあるので、同時に祝ってもらう。
エルトリオにグランバニアの生活はどうなのか聞いてみるが、
２ヶ月前と同じで、ミーティアさんと楽しくやっているとの事。
全く寂しがる様子を見せないのは安心である反面、私の方がちょっと寂しい気になる。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、村に帰らなくてはいけなくなったが、
私の誕生日である今度の６月６日には村に来てくれると約束してくれた。

６月６日（＊曜日）

今日は私の３３回目の誕生日という事で、リュカとフローラさんが村に来てくれた。
もちろん、エルトリオやミーティアさんと一緒にね。
でも、この年齢になると誕生日が来ても素直に喜べない自分がいる。
オジロンさんがいない事で、グランバニアでの生活での本音を色々と出てくる。
リュカは国王になるよりも旅をしている時の方が楽しかったとか言うし、
エルトリオも王族は思った以上に大変だなという感想を持ったらしい。
一方、ミーティアさんが不満をを言わなかったのは、使命感からなのだろうか。
それとも、単なる性格からなのだろうか。また、別の理由からなのだろうか。
フローラさんにはリュカを精神的にサポートするよう伝えておいて、
エルトリオにはミーティアさんのために頑張ってねと言っておいた。

応援あげ

>499,500
あれ？
鳥失くしちゃった？

７月１日（＊曜日）

今日からエイトさんの任務が始まる。
今年から兵士の訓練を強化していたので、何かあるのではと心配していたが、
半年を過ぎても何も起こらないところを見ると、単なる杞憂だったのかも。
そろそろエイトさんの年齢も大台に乗るので、あまり無理をしてもらいたくないが、
いざというときは使命感から動いちゃうんだろうね。でも、そういうところが素敵なのだが。
今年も残り半分。このまま、何も起こらず平和が続いてくれればいいのだが。

>>502
色々な場所で書き込みしていますので、鳥をつけるのを忘れてしまいました。

８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会って丁度１２年。
当時と比べてすっかりオバサンになってしまったけど、今でもエイトさんは私を大事にしてくれる。
エイトさんの周りにはスタイルのいいゼシカさんや可愛らしいミーティアさんだっていたのに、
それでも私を選んでくれたエイトさんに感謝。愛を確かめ合う前に、さりげなく理由を聞いてみたら、
ゼシカさんやミーティアさんは女性というよりは友達として見ていたので、恋愛感情はなかったとか。
もしかして、リュカも私に対してそんな風に見ていたのかな？多分、そうかも。
ついでに、私を選んでくれた理由も尋ねてみたら、忘れてしまったと言いながら顔を赤くしていた。
そんなエイトさんがちょっとかわいいと思ったので、私は姉さん女房なんだなと感じた。

１０月１０日（＊曜日）

今日は子供達の１１回目の誕生日を祝うため、エルトリオのいるグランバニアへ。
エルトリオとは約４ヶ月ぶりの再会で、前回会ったときより成長したなと感じた。
ブランカとは毎日一緒にいるので気付きにくいが、同じぐらい成長したのだろう。
ミーティアさんもオジロンさんのところで経験を積んだためか、少し大人になった気がする。
エルトリオにとっては丁度良かったのかもしれないけど、最初の頃は子供っぽかったもんね。
オジロンさんの話では、あと１年ぐらいグランバニアで経験と積ませる予定らしいので、
トロデーンに帰ってくる頃には見違えるように変わっているのかな？
でも、リュカはまだまだみたい。育ちの違いを穴埋めするのに時間が掛かるとか。
その分、フローラさんに頑張ってもらっているらしい。良かったわね、リュカ。
私だったら、リュカのフォローすら出来なかったかもしれないし。

１２月２５日（＊曜日）

今日はミーティアさんとエルトリオの結婚６周年を名目にグランバニアに行った。
大体２ヶ月に１回は会いに行っているが、会うたびに少しずつ変わっているように感じる。
オジロンさんも最初の頃から随分変わってきたと言っているし、実際に変わっているんだろうな。
でも、ブランカと接している時のエルトリオは昔のまま。その様子は、ほのぼのとした気分にさせる。
一方、リュカも基礎能力はついてきたみたいだが、完全任せるにはまだまだ不安との事。
それでも、オジロンさんはリュカを一人前の国王にしたくて一生懸命やっているとか。
娘のドリスさんに継承させても良さそうなものだが、女王というのは色々ときついらしく、
出来れば、ドリスさんには王位を継承させたくないというのがオジロンさんの本音らしい。
ただ、トロデーンを継げるのはミーティアさんしかいないので、彼女には頑張って欲しいそうで、
エルトリオにはミーティアさんをしっかりサポートできる能力を身につけさせようとしているとか。

１２月３１日（＊曜日）

今日は今年最後の日。
今年は兵士の訓練を強化したりと不安な面もあったが、結局は杞憂に終わってくれた。
ミーティアさんとエルトリオがグランバニアで生活している間に立派になってくれたり、
全体的に振り返ってみても、何事もなく良い１年だったと思う。
来年はミーティアさんとエルトリオがグランバニアでの生活を終え、トロデーンに戻る予定。
どんな風に成長してトロデーンに戻るのか楽しみね。最初は、忙しいトロデ王の手伝いでもするのかな？
どちらかと言えば、いつリュカが一人前の国王として認められるようになるのかが気になる。
これが、失われた１０年の差なのだろうか。何はともあれ、来年も平和な１年になりますように…

１月４日（＊曜日）

今日からエイトさんが今年最初の任務に就く。
トロデ王はずっと忙しいようだが、やはりミーティアさんの事は気になるようで、
グランバニアでのミーティアさんの状況を尋ねられたりした。
オジロンさんの下で成長している事を知ると、安心した様子。
エルトリオが１２歳になる今年１０月にトロデーンに戻ってくるので、それが楽しみだとか。
トロデーンに戻ってきたら、国王の仕事を手伝ってもらって仕事を覚えさせると言っていた。
当然、エルトリオも王配としての活躍も待望されているみたい。
あと、ミーティアさんの年齢的にも、そろそろ子供を期待していると言われ、
エイトさんがエルトリオを、私がミーティアさんを指導しなければいけないようだ。
こればかりはデリケートな問題だから、エイトさんも私も神経を使いそう。
さすがに、目の前で行為を見せるわけにはいかないしね。

２月２８日（＊曜日）

今日はミーティアさんとエルトリオの様子を見るため、グランバニアに行った。
明日からトロデーンでの生活が始まるので、トロデ王への報告もしなければいけないし。
オジロンさんの話ではミーティアさんもエルトリオも順調なので、心配することはないとのこと。
ただ、フローラさんがエルトリオの接し方が微妙に変わった気がすると言ったのが気になる。
エルトリオ、まさかフローラさんに惚れたんじゃないでしょうね。あの子はそのようなところがあるから心配。
でも、グランバニアでの生活で人との接し方が変わっただけだと信じたい。
それに、エルトリオだってミーティアさんを見捨てることは出来ないと思う。

なんか･･･
どうなのこのｽﾚ･･･

>>510
気に入らないならスルーすればいいだけの話。
俺は毎日淡々と繰り広げられる展開を楽しみにしてる。

期待

３月１日（＊曜日）

今日からエイトさんの任務が再び始まる。
まず、トロデ王にミーティアさんとエルトリオの生活が順調であることを報告。
それを聞いたトロデ王も一安心した様子だったが、一転して深刻な表情で話し始めた。
ここ最近、サザンピークのグラビウス王が体調を悪くしているらしく、
そろそろ隠居するのではないかという情報を入手したそうだ。
チャゴス王子が国王になると何を始めるか分からないので、
昨年から兵士の戦闘力強化に励んでいるという事を説明してくれた。
そのため、緊急時には休暇中でも招集する可能性を念頭に置いて欲しいと言われた。
以前から何かあるのではと思っていたけど、こういう事情だったのね。

４月２日（＊曜日）

今日はフローラさんの３０歳の誕生日でグランバニアに行った。
大台に乗ったといっても、石化期間を除けばフローラさんはまだまだ若い。
２ヶ月後には私が３４歳になるのに、この若さは本当に羨ましく思える。
だけど、それだけ苦労もしているのだから、単純に羨ましがっちゃいけないんだけど。
ミーティアさんとエルトリオの方は特に問題はなさそうなので、こちらも安心できる。
また、今日は私達の結婚１２周年でもある。エイトさん、これからも宜しくね。

６月６日（＊曜日）

今日は私の３４回目の誕生日でグランバニアに招待してくれた。
これ以上年齢を重ねるのは嫌だが、みんなが祝ってくれる気持ちは嬉しい。
リュカがこうやって私を呼んでくれるのも、エルトリオを預かってくれるのも、
フローラさんと私が血を分けた姉妹だからだろうね。
単なる幼馴染みだけでは、一国の国王がここまではやってくれないよね。
そうそう、ミーティアさんとエルトリオに仕事を手伝ってもらえるようになったと
オジロンさんが報告してくれた。でも、そんな事を２人に手伝わせて大丈夫なの？
と思ったけど、リュカより安心して任せられるとの事。リュカも頑張ってよ。
予定では残り４ヶ月でトロデーンに帰ってくるのだが、サザンピークの事が気になる。
２人が帰ってくるまでに何かが起こらなければいいのだが…

８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会って１３年になる。
特に呼ばれたわけではないが、ミーティアさんとエルトリオの様子が気になるので
エイトさんと２人きりでグランバニアに寄ってみた。その間、ブランカはお留守番。
リュカもミーティアさんやエルトリオと一緒にオジロンさんの仕事を手伝うようになったようで、
リュカが少しずつながらも一人前の国王に近づいてきたのを感じた。
でも、ミーティアさんとエルトリオがグランバニアにいるのも残り２ヶ月。
サザンピークの事が気になるけど、グラビウス王の件は２人に話せぬまま夜を迎え、
子供達が生まれるきっかけになった場所で、この日は愛を確かめ合った。

９月１日（＊曜日）

今日から再びトロデーンでの生活が始まる。
トロデ王のところに挨拶に行くと、帰りが待ち遠しいのかミーティアさんの話ばかり。
幸い、サザンピークでは大きな動きもないようなので、順調に迎え入れられそうだとか。
２人が帰ってきたら、エルトリオはミーティアさんと一緒にトロデーンに残って仕事をする事になる。
もう、私達と一緒に村で過ごすことはないけど、今までよりは私達との時間が持てそうね。

１０月１日（＊曜日）

今日はエイトさんの交代日。幸い、まだサザンピークで目立った動きは見られなかった。
村に帰る前に、トロデ王から１２日にミーティアさんを迎えに行くよう指示を受けた。
いよいよ、ミーティアさんとエルトリオが成長してトロデーンに戻ってくるのね。
非常に楽しみなのだが、仕事をきちんとこなせるのか等、親としては心配してしまう。
ブランカは、エルトリオも大人になったのだから大丈夫だと言ってくれるのだが…

保守

１０月１２日（＊曜日）

ミーティアさんとエルトリオがトロデーンに戻ってくる日がやってきた。
まずは、トロデ王の指示通りグランバニアへ２人を迎えに行った。
私達が来るのを待っていたようで、準備はすでに整っている様子だった。
オジロンさんに国王夫妻としてやっていけるようになったとお墨付きをもらったので、
トロデ王も十分に満足してくれると思う。一方、リュカはまだまだ教育が必要らしい。
そして、グランバニアの人達に別れの挨拶を済ませた後、ルーラでトロデーンに。
トロデーンに着くと、トロデ王がミーティアさんに抱きついて再開を喜んでいた。
それから、ミーティアさんが帰ってきた事と子供達の誕生日を祝ってくれた。
子供達ももう１２歳。これから段々と大人になっていくんだろうね。

１１月１日（＊曜日）

今日からトロデーンでの生活が始まった。久しぶりにエルトリオと一緒に過ごす事になる。
と言っても、エルトリオにも仕事があるので、昔のように過ごすわけにはいかないが。
トロデ王からもエルトリオの仕事ぶりを褒めてくれたので、私もエイトさんも一安心していたのだが、
ミーティアさんに子供を作らせたいので、必要な知識を教えてやって欲しいと頼まれてしまった。
以前から言われていたので驚きはしなかったけど、どうするべきか悩んでしまう。
やっぱり、私がミーティアさんの相手をするしかないのだろうな。
そっち方面には興味ないけど、これもミーティアさんへの「教育」として割り切るしかない。
エルトリオの方はエイトさんが男同士で何とかやってくれるだろう。

１１月２日（＊曜日）

昨日、色々と考えたけど、ミーティアさんには軽い説明だけをする事に決めた。
女の方は詳しい知識がなくても何とかなるものだし、具体的に教えなくても大丈夫かなと。
だけど、知識のないままエルトリオに襲われてショックを受けるのも困るしね。
夕食後、私とミーティアさんが２人きりになったところで説明開始。
何も知らないお姫様だからショックを受けないか不安だったけど、普通に聞いてくれてほっとした。
しかし、ミーティアさんに手本をせがまれ、結局はミーティアさんの相手をする羽目に。
おそらく、ミーティアさんは純粋に子供の作り方を知りたがっているだけで、
私にせがんだ行為が何を意味するのかが分かってないのかもしれないが、
トロデ王にとんでもない仕事を押しつけられてしまったと思っている。
でも、ミーティアさんとエルトリオを結びつけたのも私なので、その責任を負ったのかも。

１１月３日（＊曜日）

エイトさんに昨日の事をさりげなく尋ねてみた。
エルトリオも必要な機能はすでに備わっていたから、方法だけを教えてあげたとか。
エイトさんはこんな時から実践できるエルトリオが羨ましいとか言っていたけど、
男の人ってそんなものなのかな？女の私にはちょっと分からない。
次に、逆にエイトさんからミーティアさんの事について尋ねられたけど、
口で説明しただけだと誤魔化した。さすがに、ミーティアさんを抱いたなんて言えない。
別に、その気がある訳じゃないけど、エイトさんに誤解されるのは嫌だから。
その後、ブランカの方はどうするかという話になったが、
結局、１５歳まで待ってもいいんじゃないかという結論に至った。
ミーティアさんみたいに３０代になっても知らないままなのはまずいけどね。

１１月１０日（＊曜日）

今日、急にトロデ王から謝られた。身に覚えがないので驚いていたら、
この前、自分のお願いでミーティアさんを抱かせてしまった事についてだった。
その瞬間、私とトロデ王の間に変な空気が流れた。ミーティアさん…喋っちゃったの？
でも、下手に説明すると言い訳がましくなるし、ここは黙っているしかなかった。
だからといって、深い意味を理解してないミーティアさんを怒るわけにはいかないが、
むやみに喋らないように口止めしておかなければいけなさそうだ。
この事は、エイトさんの耳にだけは入らないようにしておかないと…

毎回楽しみにしてます。これからもがんがってください。
さらっと書いてるけど…ｴﾛｽ

１１月１１日（＊曜日）

今日、ミーティアさんにこの前の事を口外しないようにお願いした。
お願いは素直に聞き入れてくれたが、本当に何も分かってない感じがする。
一応、エイトさんには話してないか確認したら、まだ話してないとの事で安心した。
でも、ミーティアさんから「子供が出来たらビアンカさんはおばあちゃんですね」と
悪びれもなく言われたのはショックだった。この人に悪意がないだけに怒れないのが辛い。
確かにミーティアさんの言う通りなのだが、この年齢でおばあちゃんとは言われたくない。
ミーティアさんの子供には絶対に名前で呼ばせようと心に決めた瞬間だった。

１１月２３日（＊曜日）

今日、トロデ王からエイトさんに来月もトロデーンに残って欲しいと頼んできた。
サザンピークのグラビウス王が体調不良のために、
来年からチャゴス王子に王位を譲るという情報が来たためで、
あのチャゴス王子が国王になれば、何を起こすか分からないという理由からだそうだ。
さらに、ミーティアさんを村でかくまって欲しいとも頼まれたので、
エイトさんをトロデーンに残して村に帰ることになりそう。
折角、グランバニアで女王になるための経験を積んできたばかりなのに、
チャゴス王子に狙われているとなれば仕方ないのかもしれない。

１２月１日（＊曜日）

いつもなら今日はエイトさんの交代日なのだが、今回はトロデーンに残ってもらうことになったので、
エイトさんだけを残して村に帰った。トロデ王のお願いでミーティアさんも一緒である。
村に帰ると、エイトさんがいないので父に喧嘩でもしたのかと言われてしまった。
事情はきちんと説明したけど、エイトさんと喧嘩なんて滅多にしないのに…
ミーティアさんは村での生活が初めてなので大丈夫か尋ねてみたら、
エルトリオが自分がいるから大丈夫だと言ってきた。その様子は、頼もしく見えた。
でも、エイトさんが村に戻ってくるのはいつになるのだろうか？
ミーティアさんもいつまでも村にいるわけにはいかないしね。

１２月７日（＊曜日）

村に帰ってから、エイトさんのいない生活に寂しさを感じてきた。
思い返してみれば、約４年前から一緒に過ごす生活になったのよね。
結婚当初は１週間、後に１ヶ月おきにエイトさんが往復していた時期が懐かしい。
エイトさんは村にいないけど、今はエルトリオとミーティアさんが近くにいる。
ところで、村で生活を始めたミーティアさんだが、意外に私の手伝いとかをやってくれる。
特に、料理なんかは趣味でやっていたらしく、なかなかの腕前だ。
また、ミーティアさんにとっても、私の手伝いが息抜きになるそうだ。
そういえば、私もトロデーンから帰ってきて、村での生活を始めるとほっとする時がある。
ミーティアさんも、そんな感覚を味わっているのかもしれない。

ビアンカ･･･なんだかんだ言っても幸せそうで良いね

ビアンカあげ

１２月１５日（＊曜日）

今日、エイトさんから手紙が来た。
噂されていたとおり、サザンピークのグラビウス王が体調不良のため、
来年からチャゴス王子に王位を譲ることが決まったそうだ。
政情不安も予想されるため、暫くはトロデーンから離れられないと書いてあった。
また、危険だからとトロデーンやサザンピークには来ないで欲しいとも。
この手紙を読んだミーティアさんが凄く不安そうになったので、何とか落ち着かせようとした。
ミーティアさんが不安になる気持ちは十分に分かるけど、ここはエイトさんを信じて欲しい。
エイトさんはトロデーンの近衛隊長なんだから、未来の女王になるミーティアさんも信じてあげなきゃ。
何も分からないままリュカとフローラさんがいなくなった時の事を思えば、ずっと楽よ。

１２月２５日（＊曜日）

今日はミーティアさんとエルトリオの結婚７周年なので、軽く祝うことになった。
村でやる事なので、トロデーンでのように派手には出来ないが、ミーティアさんも喜んでくれた。
私達は村で楽しんでいるけど、エイトさんは今頃どうしているのだろう？
トロデーンやサザンピークの様子を見に行きたいけど、来るなと言われているし…
今年はエイトさんのいない年末を迎えそうで、やっぱり寂しいな。
何もないなら、グランバニアに行ってリュカに会いに行こうかしら。

いつまで続くんだ？ビアンカが老衰で死ぬまで？

フローラが心底哀れみの目で見てそうで悲しくなってきた

１２月３１日（＊曜日）

今日はリュカに会うため、グランバニアに行った。
リュカとフローラさんが迎えてくれたが、エイトさんがいない理由を尋ねられ事情を説明することに。
事情を説明していると、突然エイトさんの仲間達が私達のところにやってきた。
エイトさんから緊急連絡が来た場合に備えて、父とバーバラさんに留守番をお願いしていたのだが、
私達がグランバニアに出かけたと聞いて、ここに来たとの事らしい。
明日、サザンピークのチャゴス王子が王位を継承するのだが、
ミーティアさんを奪還する計画がもうすぐ実行されると思われるので連絡をしに来たそうだ。
その話を聞いていたリュカが、もう一度ミーティアさんとエルトリオをグランバニアで預かり、
トロデーンと軍事同盟を結ぼうと提案してくれた。でも、そんなことを勝手に決めて大丈夫なの？
不安そうな私達にオジロンさんが現れて、リュカは国王なのだからとOKしてくれた。
アポなしで突然来たのにもかかわらず、こんな事をさせてリュカに申し訳なく思ったが、
そんな決断をしてくれたリュカが格好良く見えた。リュカも立派になったんだねと。


>>535
明確な時期は決まってませんが、このスレが埋まる頃には終了させるつもりです。
もし、途中で落ちてしまった場合は、避難所のスレッドで完結させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/2960/1128419383/l50

>>537
ビアンカ死ぬまで、とはじょーだんで言ったけど、まだまだつづくんだな。
でも面白いからぜひ完結して欲しい。がんがれ！
蛇足だが、ビアンカは生命力高そうだから、100歳くらいまで軽く生きられそう。
もちろん他のキャラもだけど。

１月１日（＊曜日）

今日から新しい年が始まる。フレッシュな気持ちで新年を迎えたいところだが、
サザンピークではチャゴス王子が国王になったから、今年は色々と問題が起こりそう。
グランバニアでは２代続けて王妃が拉致された経験から対策はきちんと取っているそうだが、
完全にミーティアさんの安全が保証された訳じゃないので、心配は尽きない。
大丈夫だとは思うけど、トロデーンとの軍事同盟が成立するのを待ちたいと思う。
ちなみに、今日のリュカとフローラさんは年始の行事で忙しそうにしていた。
その光景を見ると、あの時にリュカがフローラさんを選んだのは正解だと思った。
だって、私は王妃を勤め上げる自信がないからね。

１月３日（＊曜日）

トロデーンとの軍事同盟が成立したのかどうか等、グランバニアに残りたい気持ちもあったけど、
村では父やバーバラさんを待たせているので、一旦、私とブランカだけで村に戻ることにした。
その際、エルトリオに何かあったら村に知らせに来て欲しいとお願いしておいた。
いつもなら、明日からトロデーンでの生活が始まるのだが、今回はそれも出来ない。
エイトさんと離れてから１ヶ月以上過ぎ、寂しさを感じ始めてきていたのだが、
ブランカがそれを感じ取って声を掛けてくれたのは嬉しかった。ブランカも大人になってきたのかなと。

リュカにはビアンカに対する気持ちとかちっともないのかな

１月８日（＊曜日）

今朝、エイトさんがエルトリオと一緒に突然村に帰ってきた。
久しぶりにエイトさんと再開できたのは嬉しいけど、何かあったのか心配だ。
話を聞くと、グランバニアから同盟の提案をされたから、その確認に行ってたそうだ。
エイトさんはグランバニアに迷惑がかかっているんじゃないかと心配していたが、
逆に、リュカが困ったときは助けてあげればいいのよ。
とりあえず、今のところは大きな動きを見せていないそうだから、しばらく様子を見るとか。
エイトさんともう少し一緒にいたかったけど、急いでトロデーンに戻らなければいけないそうで、
残念だけど、今回はつかの間の再会に終わった。次はいつ村に帰ってくるのだろうか。

１月２１日（＊曜日）

エイトさんから手紙が来た。
サザンピークの兵士がトロデーンに来て、トロデ王にサザンピークに来てもらい、
チャゴス王子改めチャゴス王と話をしてもらいたいという要請があったそうだ。
普通、挨拶するなら自分から向かうものだが、トロデ王に来させるとは何かしらの陰謀を感じる。
でも、トロデ王は要請に応じ、エイトさん率いる近衛兵がついて行くことになったそうだ。
もしかしたら、今頃エイトさん達はサザンピークにいるのかも？

２月１日（＊曜日）

いつもであれば、今日はエイトさんの交代日。
もしかしたらという淡い期待もあったけど、やっぱり村には帰ってこなかった。
ルーラで行き来できるのだから、ちょっとぐらい顔を見せてくれてもいいのに。
また、バーバラさんを伝ってブランカもエイトさんが帰ってこないのを寂しがっていると聞いた。
せめて、今度の結婚記念日には帰ってきて欲しいと手紙を書いてトロデーンに送ったけど、
もし、帰ってこなかったら、怒られるのを覚悟でトロデーンに向かおうかしら。
これでも、色々な危険な場面はくぐり抜けてきたのよ。

２月１４日（＊曜日）

今日、エイトさんから手紙が返ってきた。
この前、トロデ王がサザンピークに呼び出されてチャゴス王と話をした時の事だが、
ミーティアさんに会わせて欲しいと低姿勢でお願いしていたと書いてあった。
どうも、エイトさんがいるので強気に出られないというのがあったのだと思う。
それに、グランバニアとの同盟が成立したことも圧力になったんじゃないのかな？
あと、当分の間は村に戻れないが、トロデーンに来てもいいという許可をもらった。
これも、チャゴス王が身動きが取れなさそうなのが分かったからなのかも。
但し、安全上の理由からミーティアさんだけはトロデーンに来ないで欲しいと書いてはいたが、
久しぶりにエイトさんのところに行けるようになっただけでも嬉しい。ブランカも喜んでいた。
とりあえず、明日にでも顔を出してみようかな。

２月１５日（＊曜日）

今日、久しぶりにエイトさんのいるトロデーンに行くことにした。
私達のことは城のみんなは知っているので、すぐに通してくれたが、
緊張感漂う雰囲気が漂っており、今までとは違うことを意識させられた。
でも、エイトさんの姿を見ると、そんな事はすっかり忘れ、つい包容してしまった。
直後、周りに人がいるからとエイトさんに怒られてしまい、ちょっとがっかり。
そんなエイトさんも、２人きりになると「さっきはごめんね」と謝ってくれるんだけど。
手紙を読んだことを伝えると、サザンピークから攻め込まれる可能性は低くなったとはいえ、
村には帰れそうにないからと、気が向いたときに時々来てくれればいいよと言ってくれた。
なので、これからは好きなだけ通い詰めようと思う。もちろん、結婚記念日には来るつもりよ。

３月１日（＊曜日）

この前の再会から２週間が過ぎ、エイトさんに会いたくなってきたので、
またトロデーンに行ってみたのだが、訓練中で話しかけることも出来なかった。
その代わり、トロデ王が話しかけてくれ、いい知らせを聞くことが出来た。
エイトさんには無理を言っていつも頑張ってもらっているから、
せめて、結婚記念日と子供達の誕生日には休暇をあげたいという話だった。
実は、グランバニアで兵士の面倒を見ていたピサロさんが応援に来てくれるようになったから、
その時間だけはエイトさんが外れても安全は保てると見込んだらしい。
結局、エイトさんは１日中訓練で話も出来なかったが、おかげで結婚記念日が楽しみになってきた。

４月２日（＊曜日）

今日は私達の結婚１３周年。と同時に、フローラさんの誕生日でもある。
今回はトロデ王の配慮のおかげで、エイトさんと一緒にグランバニアに行くことが出来た。
みんなが集まってやることは変わらないのだが、こういう状況でも楽しい気分になれるのがいい。
リュカもオジロンさんから段々と国王としての仕事を任されるようになったようだし、
わずか２ヶ月でグランバニアに戻ることになったミーティアさんとエルトリオは
仕事の感覚を忘れないように、リュカの仕事を手伝っているそうだ。
エイトさんもサザンピークで大きな動きを見せていないので、心配は要らないと話していた。
みんな無事で安心していたのだが、その後、リュカから思いがけない話をされた。
近いうちにブランカとレックス君をお見合いさせてみないかという提案で、
悪い話ではないとは思ったが、ブランカの気持ちや年齢を考えると、すぐには返事が出来なかった。
エルトリオの場合は色々と条件が揃っていたから、送り出すことが出来たけどね。

４月３日（＊曜日）

今日、ブランカにリュカからお見合い話を提案された事を話してみた。
自分としては、ブランカの結婚はまだ早いと思ったが、本人の気持ちを確かめてみたかった。
ブランカの返事も、もう少し色々な人と出会ってから決めたいとの事だったので、ほっとした。
だから、お見合いをさせるのは、もう少し先の事になりそうね。
ただ、ブランカが１５歳ぐらいになったら、お見合いをさせてみたいとは思っている。
レックス君と一緒になってくれれば、グランバニアとの結びつきが強くなるので歓迎したいのだが、
こればかりは本人の気持ちがどうなるか分からないからね。当然、相手の気持ちもあるし。
ところで、レックス君本人はブランカをどう思っているんだろう？

５月１９日（＊曜日）

今日、リュカから手紙が来たが、心配なことが書かれていた。
ここ最近、ミーティアさんの体調が優れないそうで、みんな心配しているという内容だった。
やはり、トロデーンの政情不安定がミーティアさんに過大なストレスを与えているのだろうか。
エイトさんは現在のところ大きな変化はないと言うが、不安定なのには変わりないし。
私も心配になってきたので、明日にでもグランバニアへ様子を見に行こうと思う。

５月２０日（＊曜日）

ミーティアさんの事が気になったので、グランバニアへ様子を見に行った。
私は医者じゃないので断定は出来ないが、ミーティアさんの話を聞いていると、
ストレスによる体調不良とは少し違うような気がしてきた。
その後、フローラさんが私だけに話をしたいと別のところに連れて行くと、
ミーティアさん、妊娠したんじゃないの？って言ってきた。
実は、私も同じ事が頭に浮かんでいた。考えることは一緒だね。
でも、まだ判明した訳じゃないので、他のみんなには黙っておくことにしたが、
本当にミーティアさんが妊娠していたのなら、おめでたいことだよね。
ただ、「おばあちゃん」になってしまうのは複雑な心境である。

６月６日（＊曜日）

今日は私の誕生日を祝ってくれるというので、グランバニアに行くことになった。
本当はエイトさんにも来て欲しかったけど、わがままばかりは言っていられない。
こうやって祝ってくれるのは嬉しいのだが、今日はみんなも嬉しそうな表情をしている。
私の誕生日ぐらいでと思っていたのだが、今回のプレゼントでその理由が分かった。
あの時の予想通り、ミーティアさんが妊娠していたことが判明したそうだ。
エルトリオもなかなかやるわね。身体を張ってミーティアさんの相手をした甲斐があったよ。
最高のプレゼントをありがとう。でも、リュカ！「これからはおばあちゃんだね」って何よ！
確かにそうかもしれないけど、今日の誕生日で３５歳よ。まだ、そんな風には呼ばれたくないんだから。
村に帰ったら、早速父に報告するとひ孫が出来るのかと上機嫌。
もちろん、母の墓の前でも報告を済ませた。明日はエイトさんとトロデ王に報告しないとね。

６月７日（＊曜日）

ミーティアさんの妊娠を報告するため、今日はトロデーンへ。
今月は副隊長が指揮を執っているので、エイトさんも比較的時間の余裕があり、
ゆっくりとミーティアさんの妊娠を報告する事が出来た。
エイトさんの反応は大きくはなかったが、この報告に喜んでくれたのは分かった。
今度はエイトさんと一緒にトロデ王に報告に行ったら、トロデ王は驚喜してしまった。
あのぐらいの年齢になると、孫やひ孫が出来るのは相当嬉しいことなんだろうね。
私達も嬉しいことだけど、まだあそこまでの気持ちにまではなれない。

◆e65orGkTS6さんがんばって

６月１０日（＊曜日）

ミーティアさんの件も一段落し、いつものように過ごしていたら、
父からオルレイン夫妻には報告したのかと尋ねられ、しばらく会ってない事を思いだした。
最後に会ったのは３年ぐらい前だったかな？なかなか行く機会がなかったのよね。
でも、折角の機会だし、父からは血のつながりのある両親には報告してやれとの後押しもあり、
ブランカと一緒に行ってみることにした。３年ぶりだったのだが、懐かしい雰囲気はそのままだった。
３年ぶりの訪問なので緊張したが、オルレイン夫妻は３年前と同じように迎えてくれた。
最初はなかなか訪問できなかったことを詫び、私達の近況を報告した。
そして、本題のミーティアさんにエルトリオの子供が出来たことを報告したのだが、
意外にもオルレイン夫妻は落ち着いて聞いていた。父やトロデ王は大喜びしたのに。
次はミーティアさんに子供が生まれたら報告に行くと約束し、日帰りで村に戻った。
父にそのことを話すと、王族や貴族の子だから落ち着いた態度を見せたと思うと言っていたが、
それだと、歓喜したトロデ王の立場がないねと返すと父は笑っていた。
でも、本当はオルレイン夫妻も心の中では歓喜してるよと最後に付け加えた。

８月７日（＊曜日）

今日でエイトさんと出会ってから丁度１４年。
エイトさんとの一夜を過ごしたいので、今日はブランカを村に残して１人でトロデーンに向かった。
今月は比較的時間の余裕があると思っていたのだが、チャゴス王が行方不明になったとの情報が入り、
エイトさん達が確認のために動いていたせいで、今日のエイトさんは忙しそうにしていた。
今日は駄目かなと諦めかけていたけど、無理して時間を作ってくれたので、ちょっと嬉しかった。
エイトさんは周囲に悟られないようにしていたけど、夫婦なんだから堂々としていればいいのにね。
そんな恥ずかしがり屋さんのエイトさんも可愛いけどね。
でも、チャゴス王が行方不明になったって、どうせどこかで遊んでいるんじゃないの？

８月１０日（＊曜日）

チャゴス王が行方不明になった話が気になって、トロデーンへ様子を見に行った。
だが、エイトさんはこの前の時と同じように忙しそうで、なかなか話しかけられない。
しばらく待った後、ようやくエイトさんが私の姿を見つけてくれ、話しかけることが出来た。
チャゴス王が本当に行方不明なのかを尋ねたら、自分の部屋に案内された。
エイトさんは私とブランカだけなのを確認して、話し始めてくれた。
チャゴス王が行方不明なのは本当の話で、サザンピークでは必死に捜索しているらしい。
だけど、サザンピークは周囲には知られないように父親の看病をしていると公表しており、
行方不明になったことを必死に隠蔽しようとしているそうだ。
あのチャゴス王のことだから、仕事が嫌で逃げているんじゃないかと言ったら、
最初はみんなそう思っていたらしくて、空腹になったら戻ってくると高をくくっていたそうだ。
ところが、１週間を過ぎても戻ってこないから慌てて動き出したという事らしい。
だったら、チャゴス王は何をしているのだろう？ちょっと、気味が悪いわね。

ほ

よくわからんがage

１０月１０日（＊曜日）

今日は明後日の子供達の誕生日にエイトさんが外出できるかどうかを確認しに行った。
この前の結婚記念日と同じようにグランバニアからピサロさんが代わりに来てくれるので、
約束通りトロデ王からも許可を戴いた。ところで、チャゴス王の行方不明についてだが、
似ている人をレティシア付近で見かけたという情報が入ったそうで、兵士が確認しに向かっているとか。
とりあえず、エイトさんが子供達の誕生日を祝いに来てくれることが分かったので良かった。

１０月１２日（＊曜日）

今日は子供達の１３回目の誕生日。ブランカも大人っぽくなってきた気がする。
まず、トロデーンまでエイトさんを迎えに行き、ピサロさんと交代したらグランバニアへ。
エイトさんはずっと忙しかったから、今日ぐらいは思いっきりデート気分を楽しみたい。
主役は子供達だけど、こういう時しか夫婦水入らずの時間を過ごせないからね。
そうそう、リュカが以前持ちかけたお見合い話を再び持ちかけられたのだけど、
引き受けてもいいかなと思い始めている。当然、本人の意志が一番大事なのだが、
ブランカもレックス君もお互いを嫌がっている様子はないので大丈夫だろう。
そろそろ終わりを迎えようとしていたとき、急にヤンガスさんが来てエイトさんを呼び出した。
そして、エイトさんは急用が出来たからとトロデーンに戻ってしまった。
まだまだエイトさんとデート気分を楽しみたかったのに、急にどうしたのよ。
それからは村に戻っても不安な時間を過ごすことになってしまった。

１０月１３日（＊曜日）

昨日、急にエイトさんがトロデーンに戻った真相を確かめるため、
ブランカを村に残して私だけでトロデーンに向かったのだが、
エイトさんに会う前にトロデ王がおろおろしていて何かあったことが一目で分かった。
本来なら副隊長が指揮を執る偶数月なのに、エイトさんが忙しく次々と指示を出していた。
何があったのか聞きたいのに、話しかけられる雰囲気ではない。どうしよう…
ただ、冷静になって指示の内容を聞いてみると、レティシア付近に魔物が出るようになったらしい。
レティシアと言えば、付近でチャゴス王を見かけたという情報があった場所。
もし、これが事実なら何か嫌な予感がする。だが、今日はエイトさんに話しかけられなかった。
仕方ないので、トロデ王にエイトさんへの手紙を託した。

１０月２０日（＊曜日）

エイトさんから手紙が来た。この前、トロデ王に託した手紙の返事だった。
私が耳にしたとおり、レティシア島に魔物が出るようになったと書いてあった。
しかし、チャゴス王の姿は全く確認できず、見間違いの可能性も出てきたそうだ。
そのため、トロデーンへの訪問は再び控えて欲しいと書いてあり、
心配なのと同時に、しばらくエイトさんに会えなくなるのがちょっと辛い。
本当は、故郷に帰れないミーティアさんが一番辛いのかもしれないが、
お腹の子供のためにも、元気な赤ちゃんを産むことだけを考えて欲しいと思う。

１０月３１日（＊曜日）

今日はリュカから手紙が来た。
この前のお見合い話について、レックス君の方はOKを出したそうだ。
父はリュカの子供ということで大賛成だが、当のブランカの乗りが今ひとつ。
レックス君が嫌いというわけではないが、結婚を考えるとなれば話は別らしい。
もし、レックス君と結婚すればグランバニア皇太子妃となるわけで、
将来は王妃となっていくことに何かしらの不安を感じているようだ。
私もブランカの不安は理解できるし、何より本人の意思を尊重したいので、
ブランカがお見合いする気になるまで先送りすることにした。
リュカにはブランカが考えさせて欲しいと言っているので待って欲しいと返事を書いた。

１１月３日（＊曜日）

今日、ブランカからレックス君とのお見合いをやってもいいと言ってくれた。
この前は渋っていたのだが、あの後バーバラさんに相談したみたいなので、
その時に気持ちが変化したのだろう。どんな事を言われたのか知らないけどね。
お見合いをすると言っても、いとこ同士で幼馴染みみたいなものだから、
特に改まることもないだろうけど、結婚を考えるとなればきちんとしたいしね。
そろそろ、この前の手紙が届きそうだから、ブランカの気が変わる前に行ってみようかな？

１１月４日（＊曜日）

思い立ったら吉日と言うことで、今日はブランカを連れてグランバニアに行ってみた。
リュカも何のことかすぐに分かったみたいで、レックス君を連れてきてくれた。
今日はブランカがお見合いしてもいいと返事をしたと伝えるだけのつもりだったのに、
いつの間にか、とんとん拍子でお見合いがどんどん進んでいった。
いとこ同士でお互いのことは大体分かっているので、プロフィールの紹介は割愛されたけど、
ブランカが一番気にしていた王妃の生活をフローラさんに一生懸命質問していた。
リュカの場合、突然国王になってしまったから自分が支えなければならないことが多かったけど、
レックス君は最初から皇太子として育てられたから負担は少ないと思うと言ってくれた。
それに、エルトリオの近くで色々見てきたから、心配するほどではないと言われ、
ブランカの不安もかなり解消されたと思う。後は、じっくりお互いの関係を育てていくだけね。
時間は十分にあるのだから、結婚に至るまでに数年かかってもいいと思っている。

１１月７日（＊曜日）

今日、レックス君がブランカに会いに村まで来てくれた。
連絡してくれれば私達の方から来たのに、レックス君も積極的ね。
ブランカの方はレックス君に合わせているという感じで、様子を見ているのかな。
何もない村だけど、２人がお互い話をしている様子は爽やかでいいわね。
だって、私が１０代の頃は父の面倒を見るので精一杯だったし、リュカは奴隷だったもん。
だから、ブランカが私に代わって時間を取り戻してくれているように感じちゃうのよね。
ブランカには押しつけられないけど、このまま２人がうまくいって欲しいなと思う。
ブランカのいないところでレックス君と話をしてみたら、ブランカの事は気に入っているそうだ。
また、ミーティアさんとエルトリオを見て、自分も結婚について考えるようになったとか。
この後、リュカがレックス君を迎えに来てくれ、次の約束を取ることが出来た。

１１月１４日（＊曜日）

今日はレックス君とブランカの２回目のデートの日。
デートと言うとブランカが怒るけど、レックス君はそのつもりらしいよ。
前回はわざわざ来てくれたので、今回は私の方から迎えに行った。
ついでに、ミーティアさんの様子も見に行ったが、最近は安定しているそうだ。
これから母親になるミーティアさんには色々と話したかったけど、今日は時間がない。
レックス君を連れて村に戻り、私達は家で２人の様子を見ることにした。
それから少しすると、リュカが突然村に来てびっくり。レックス君の様子が気になるとか。
すると、リュカがフローラさんを選んだときの心境を話し始めてきた。
父の意志を継ぐためにフローラさんの花婿候補になったのに、
水のリングを取りに行く途中、偶然に私と再会してすごく心が揺らいだそうだ。
しかも、フローラさんに呼び止められ、ルドマンさんから選ぶよう言われた時は
一瞬、私を選んで父の意志を放棄しようという考えが頭をよぎったらしい。
しかし、父やルドマンさんを裏切ることは自分の理とは異なるのではないかと思い、
結局、私の幸せを願いつつ、フローラさんを選ぶ結果となったそうだ。
最初は心苦しかった時もあったらしいが、自分やフローラさんが石像にされたり、
私がエイトさんと結婚したり、私とフローラさんが本当の姉妹であることが分かったりと、
結果的にフローラさんを選んだ事が、私の幸せにつながっていると思っているようだ。
ただ、レックス君とブランカが一緒になる事で最後の義理が果たせると言ってたから、
心のどこかで気にしているのかも。リュカ、話してくれてありがとう。
当時、リュカが私を１人の女性として見てくれた事が分かって、ちょっと嬉しかった。
でも、今はフローラさんを大事にしてね。私もエイトさんを大事にするから。

アッー！

１１月１５日（＊曜日）

今日、エイトさんから手紙が来た。
ブランカのお見合いに対して、結婚して自分から離れていくのは本音で言うと寂しいけど、
レックス君だったらいいんじゃないかと書いてあった。エイトさんもやや複雑な心境のようね。
今は魔物がレティシア島から外に出ないように、部下に見張らせている状態で、
見かけたとの噂のあるチャゴス王の居場所を突き止めようとしているところらしい。
幸い、トロデーンやサザンピークに付近で魔物に襲われた話はないが、油断は出来ないようだ。
エイトさんも大変だけど、こっちは私達がしっかりやるから、エイトさんは仕事に集中してね。

１１月２１日（＊曜日）

今日もレックス君がブランカに会いに村にやってきた。
王子様という立場なのに、わざわざ村に来てくれるなんてマメな人ね。
ブランカもこの年代だから素直になれないところもあるけど、真に受けて嫌わないでね。
バーバラさんから小耳に挟んだのだが、ブランカも悪い印象を持ってないみたいだし。
でも、王族になる事に対する不安が消えてないようなので、色々と試しているのかな？
エルトリオがきちんとやっているのだから、ブランカも心配することはないと私は思うのだが。
ただ、ブランカに自分はどうなの？と突っ込まれたら、何も言えない自分がいる。
もし、リュカが王族だと知っていたら、サラボナに来る前に離脱していたかもしれない。
やっぱり、私とブランカでは育ちが全然違うから…

久々に来たら意外な展開に・・。

ブランカもレックスもがんばれ！

１２月１日（＊曜日）

今日、エイトさんから手紙が来た。
今のところ、大きな変化もなく無事にやっているということで安心した。
あと、ブランカの事は私に任せると書いてあったので、心の整理がついたのかな？
一般的に父親は娘を嫁に出したがらないなんて聞くけど、私の父は逆のタイプかな。
エイトさんが来てくれた時なんて、一段落付いたみたいな感じだったもん。
もし、エイトさんが村に来なかったら、父を心配させ続けていたかもしれないしね。
さらに、私が結婚できないままなら、リュカにもプレッシャーを与え続けていたかも。
そうなると、フローラさんにまで迷惑かけちゃうわけだから、エイトさんに感謝しないと。
おかげで、結婚できないどころか孫まで生まれそうなのだから、運命って不思議よね。

１２月４日（＊曜日）

今日もレックス君がブランカに会いに村に来た。
最初は消極的だったブランカだったが、段々と積極的になっていくのが分かる。
レックス君がブランカに王妃がつとまるかどうかという心配の種を取り払ってくれたのだろう。
でも、よく考えてみればリュカはまだまだ若いんだし、時間的な余裕はいっぱいある。
しかも、石化の影響を受けたために、肉体的な年齢差は10歳ぐらいしか変わらないから、
もしかしたら、レックス君に王位が回ってこないかもしれない。
とはいえ、グラビウス前国王亡き後にサザンピークの国王をやらせるわけにもいかないしね。
ところで、レックス君はいつごろプロポーズをする気なのだろう？って、気が早すぎるよね。

そっか、、石化かぁ。フローラとリュカはもう一人くらい余裕で埋めるんですね。

今日このスレを見つけてやっと追い付いた。
これほどの長期連載スレに気付かなかったとは。
スレ自体が山奥村みたいな雰囲気でｲｲﾈ。

１２月８日（＊曜日）

今日、エイトさんから手紙が来た。こうして次々手紙が来ると結婚前を思い出す。
今も無事でやっている事と、子供達の誕生日に顔を出せなくて残念だと書いていた。
でも、無事で過ごしてくれている事が何よりも一番。
子供達だってエイトさんの仕事は分かっているんだから仕方ないよ。
あと、ブランカがレックス君と順調に交際が進んでいるのか気になっているようだ。
一方で、トロデ王はミーティアさんの事を気にしているらしい。父親って、娘の事が気になるんだね。
心配しなくても、どっちも順調だから思い切って仕事に励んで下さいね。

ミーティア出産ﾏﾀﾞｰ？

１２月１１日（＊曜日）

今日もレックス君がブランカに会いに村に来た。もう、彼が来るのが日常になりつつある。
オクラルベリーとか、他にデートにふさわしい場所だっていっぱいあると思うのに、
なんで、温泉ぐらいしかないような村でデートするのだろうとふと思ったので尋ねてみたら、
何もないからこそ周りを気にせずに２人の時間が持てるからだとレックス君は答えてくれた。
一国の王子様とあれば、周囲の目は気になるものなのかな？
でも、リュカが王族だったなんて知らなかったし、神経質になることはないと思うけどね。
やはり、伝説の勇者だから顔を知られているからなのかも。

１２月１８日（＊曜日）

今日もレックス君がブランカに会いに村に来てくれた。
まだ結婚すら決まってないのに、村の人達は夫婦になったかのような目で見るようになってきた。
でも、２人はまんざらでもなさそうな雰囲気だったし、このままうまくいきそうな気がしている。
ところで、ミーティアさんの様子だが、出産は来年の２月頃になるのではないかと言っていた。
おそらく、エイトさんも立ち会いたいだろうけど、今の状態では厳しいかもしれない。
来週はミーティアさんとエルトリオの結婚記念日だから、グランバニアに行くことになった。

１２月２５日（＊曜日）

今日はミーティアさんとエルトリオの結婚記念日でグランバニアへ。
やはり、エイトさんはトロデーンを離れられず不参加。残念だけど、仕方ないわね。
グランバニアに到着したら、すでにレックス君がブランカを出迎えてくれた。
ブランカはレックス君に任せるとして、まずはお腹の大きくなったミーティアさんのところへ。
身体の調子を聞いてみたら、お腹の中の子供が動いたりと不思議な感覚があるとか。
私もかなり昔のことだったけど、お腹の中にもう１つの命があるのを実感したのを覚えている。
でも、１つだと思っていたのが実は２つだったのは気付かなかったな。
フローラさんにも聞いてみたら、旅の途中で妊娠しているのに気付かず山越えして、
途中で倒れてしまったことがあったそうだ。リュカ、これはひどいんじゃない？
ただ、自分からリュカの旅について行きたいと言ったから、リュカを怒らないで欲しいと言われた。
本当、フローラさんは人が出来ているのね。リュカも旅をしやすかったんじゃないのかな。
村に帰ったら、ブランカからレックス君に将来結婚したいと言われたと話してきた。
ブランカはまだ返事をしなかったそうだが、レックス君、もうプロポーズしちゃったの！
ちょっと早すぎるような気もするけど、彼の攻めの姿勢は買いたいわね。

１２月３１日（＊曜日）

今日で今年の１年が終わる。
今年は政情不安定のためにエイトさんがトロデーンに常駐することになったので、
エイトさんに会える機会が少なく、全体的にあまりいい年ではなかった。
ただ、ミーティアさんの妊娠が判明したり、レックス君とブランカの交際が順調だったりと、
来年以降に向けての明るい材料は調いつつあるので、希望は持ち続けたい。
後はエイトさんが無事に村に帰れるようになるのを祈って、眠りについた。

いつも乙です。
毎日楽しみに見てます。作者超ガンガレ!！

１月１日（＊曜日）

今年は村で寂しく正月を迎えるのかと思っていたら、レックス君がグランバニアに誘いに来てくれた。
今日は誰か来る予定もないので、お言葉に甘えて一緒にグランバニアに行ってみることにした。
レックス君も忙しいと思うのに、一国の王子がブランカの為にわざわざ村に来てくれるのだから、
相当気に入ってくれたのだと思う。ブランカも受け入れているし、後は時間の問題かな。
私はこうやって楽しい時間を過ごさせてもらっているけど、エイトさんは今日も仕事なんだろうね。
ミーティアさんに子供が生まれるまでには、エイトさんが村に帰れるようになって欲しいと願っている。
ところで、ミーティアさんの子供って男の子なのかな？女の子なのかな？
個人的には女の子がいいんだけど、トロデーンの事を考えると男の子の方がいいのかも。
フローラさんや私みたいに男女の双子だと困らないけど、そんな事は続かないよね。

１月５日（＊曜日）

今日、エイトさんから今年最初の手紙が来た。
年末年始も緊張の続く毎日を過ごしているが、無事にやっているみたいだ。
手紙で無事に過ごしているという報告だけでも、凄く安心できる。
エイトさんもトロデ王もミーティアさんの出産には立ち会ってみたいが、
予定日の２月までに緊張が解ける見込みは薄いと残念がっていた。
出来ることならば、私１人だけでもトロデーンに行きたいが、
家族や仲間のことを考えると、勝手に飛び出すことも出来ない。
エイトさんが頼りにされているのは分かっているが、以前のように交代制には出来ないの？
何か起こったわけでもないのだから、エイトさんをずっとトロデーンに置くことはないと思うのに。