ドラクエ誕生から来年でちょうど20年ですが、何か計画はあるんですか?
「何かやろうって言ってますけどね。……みんなで万歳三唱とかね(笑)」
これほどファンから長く熱く支持されるドラクエシリーズ。
堀井氏の頭の中身にも興味津々のところだが…。
アイデアを得るうえで影響された本や映画、ドラマはありますか?
「影響されてるのかどうかはわからないんですが、できるだけいろんなものを見るようにしてます。
ただ、それがどう個々に影響してるのか…。
長年見てきたものがポッと(アイデアで)出てくるみたいな…。
昔から司馬遼太郎さんとかも好きだったし、あとは眉村卓さんのSFとかもけっこう好きでしたね。
月9のドラマもよく見てましたよ。”ボタバラ”(牡丹と薔薇)も見てたしね(笑)
最近だと『マンハッタン・ラブストーリー』はかなり面白かったですね。クドカン(宮藤官九郎)さんは面白いですよ。
それらは、ドラクエには直結はしてないんですが、どっかで影響は受けてると思いますね」
座右の銘などありますか?
「あんまりないですね。果報は寝て待てとか、明日できることは明日しようとか、
ワッハハハハハ、基本的に怠け者なんで(笑)」
この日もドラクエ関連の打ち合わせがあるとのことで、スクウェア・エニックスの
開発担当者を待たせるたなかでの蝶多忙突貫インタビューとなった。
だがビックリするようなこともざっくりばらんに話すその姿は、
ドラクエというゲームが持つ”明るさ”を体現しているかのようだった。
「永久に(?)ドラクエは出しつづける」という御託宣をいただいた写写丸、
大満足でインタビュー終了となったのでした!