ククールのおっぱい まんまるおっぱい

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
豊かな
2名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 04:04:15 ID:QUOqAJio
3名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 04:04:48 ID:Ey8ETwU4
2かな
4名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 04:04:50 ID:iEpEABcQ
何でククールだよw
5名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 04:05:04 ID:A05Tl8l1
ゼシカだろ。
糸冬了
6名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 04:14:27 ID:UzqUy5Iy
ちょっと待て!!


・・・丸いのか?
7名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 04:20:49 ID:jFJ1f1Ph
小振りだが形はよい


よって


糸冬  了
8名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 22:06:33 ID:NRjsH53q
なんだよこのスレ
9名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 22:19:41 ID:guPyD22b
ヤンガスのおっぱいゴツゴツおっぱい
10名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/09 22:44:58 ID:w8BNb2yk
うんこ
11名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/10 16:02:50 ID:Zl3zcr7y
ククールを女体化して辱めるスレはここですか?
12名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/10 16:05:39 ID:6WZFN1dw
あえて女体化はしない
13名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/10 16:40:39 ID:qMeSOc9T
女体化じゃないのかよw
それなのに、小振りだか形は良いとはこれいかに……
14名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/10 16:42:20 ID:heLir7mY
いくら発売したらモッコリが小さくなっとったからと言ってこれはないだろう
15名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/11 12:20:59 ID:B7z5djuG
a
16名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/11 12:55:45 ID:lrAy3HcB
にょ・・女体化ですか・・・
17名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 08:23:18 ID:s97Rcmtf
m(_ _)m
18名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 10:51:02 ID:pIneFfQp
ククールが女の子だったら修道院でやられ放題
19名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 11:18:33 ID:as86GIIh
>>18
むしろ、修道院もシスターでいっぱい。
見習いシスターをおとすユリっ娘ククールタン…
20名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 16:29:23 ID:TqgR7acf
oppai
21名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/12 16:30:39 ID:Qou8uKKn
22ククール女版→ククルコ:04/12/13 08:05:35 ID:szBebcbR
>>19
夜の静かな礼拝堂にふたりの影が動く。
一人は聖堂女性騎士団員ククルコ、もうひとりはシスター見習いとして入ったばかりの少女。
少女はククルコの慣れた手つきにより礼拝服を剥ぎ取られ、ショーツ一枚の姿にされていた。
「ゆ、ゆるしてください、神様がみています」
両腕でふくらみかけの胸をはずかしそうに隠し、消え入りそうな声でうったえる見習いシスター。
「あなたにすてきな愛を…神様もおおめにみてくださるわ」
ククルコはそう言うと、自分の着ている服を脱いだ。
ろうそくの明かりに豊かな胸がゆれ、リブルアーチの石工たちがモデルにしそうな
均整のとれた裸身が現れる。
ククルコは両手を少女の肩に手をそえると、そっとくちづけをした。
少しあまいお酒の感触が少女の口にひろがり、頭がぼうとしくる。
初めて経験する不思議な感覚に、少女はどうしていいかわからず、
その身をククルコにゆだねた…
23名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 15:33:51 ID:8Sm/7dQ+
オパーイ
24名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 19:49:00 ID:09wZRW/w
>>22
続きキボンヌ(*´Д`)ハァハァ
25名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 20:03:15 ID:BgLoUhaj
続き気になる漏れって‥_| ̄|○
26名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/13 20:06:45 ID:xp1CjQgZ
ttp://gazo01.chbox.com/flash/src/1102891541775.swf

まんまるオパイですよ! ポマイラ
2722:04/12/14 03:34:46 ID:+R4h4DIb
>>24-25
冗談のつもりで書いたのだが…(´д`;)ゞ
エチ書くのは初めてなので、あまり期待しないで待っててください
28名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 14:16:41 ID:yGuxiYH6
調子のんなよ
29名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 15:38:51 ID:7IOOg5lp
>>27
マジ期待してるyo

>>28
読みたくなきゃ読まねばよい
30名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 17:26:58 ID:dj+zlXUO
ククール受けが好きな漏れは・・・・
31名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/14 20:29:39 ID:W0/Leid1
ククールv
3222:04/12/15 00:08:28 ID:EotUAwT7
>>28
そうですね。 ごめんなさい…
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪
   :
   :

 ‐ニ三ニ‐
33名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 13:50:37 ID:JwhYMSfo
>>32
偽者?
34名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 13:58:32 ID:GhX8tXot
ククルコに笑ったのは俺だけか?
35名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/15 14:26:53 ID:KaP+El2Q
センスなさすぎて俺も笑った。
36名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 11:08:55 ID:Q7mAddhP
そりゃあ、乳輪が四角かったら困るしな
37名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 11:18:23 ID:qHSneDao
 
38名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 22:48:52 ID:VUuIpBmn
サリンジャー
39名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/16 22:50:06 ID:AR0PqtQ3
おい、まんまるだったら接点がやばいぞw
40名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/17 16:27:38 ID:GAEYPXrR
qw
41名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 13:38:06 ID:b7pEle7+
ククールの巨乳ユサユサダンス
42名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 16:54:24 ID:mjPGizJZ
ククールのおっぱい まんまるおっぱい
43名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 17:07:10 ID:kOzAj2pZ
ククールのまんまるおっぱい揉みたい(`C_´メ)
44名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/18 17:51:03 ID:RBz2AeZS
>>1
ククールかよっ!!
45名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 01:24:20 ID:XRd0pdNH
              ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
           /-─-,,,_: : : : : : : : :\
          /     '''-,,,: : : : : : : :i
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         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / 
         /●) (●>   |: :__,=-、: / < 働いたら負けかなと思ってる(ニート 24歳・男性)
        l イ  '-     |:/ tbノノ    \    
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   i.i0      ",〆,ソ,  v, r.i  / 今の自分は勝ってると
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.   ヾ i, , 〆,, \, 、   .ヽj   \ 
.    ヾ, ""  , ο). ヽ,    i    \
     ヽ   /τ",,=ニェ,, ),、 . i      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      i,   i 〆エェxノ"   ii,
        ヽ ヽ ヾ-==~    ,ヽ
.        ヽ,,       ,,ノ  \
             `ヽ ,,,,,__,  
              ヽ,
46名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 21:11:31 ID:cUjkWvcP
てすと
47名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/19 23:09:11 ID:6JxQJ0y8
ミシュラン
48名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 14:40:38 ID:SqGZ9CXK
k、お
49名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 16:13:05 ID:4Dbleagf
さびれたなぁ・・・
誰かエロ書いてくれよ
50名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 19:53:57 ID:oDxJl3X3
かいてくれーーーーおねがいだあーーーー
51名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/20 21:07:56 ID:yVrwYBEQ
ククールカレーメインで○チェロとかゼシカとか
52名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/25 17:47:08 ID:16HPd9bK
ククールたそはぁはぁ
53名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/25 17:48:08 ID:Eg2oh5YN
ウホ、やらないか?
54名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 16:49:28 ID:Epxbeugl
ククール「ところで、俺のザオラル見てくれ。 こいつをどう思う?」
エイト  「すごく… ききが悪いです…」

ヤンガスは生きかえらなかった
55名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 18:25:16 ID:dYDJ8L5k
ククール「ところで、俺のおっぱい見てくれ。 こいつをどう思う?」
エイト 「すごく… ききが良いです…」

ヤンガスは生きかえった!
56名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 18:28:44 ID:NeSD91rI
さっぱり意味わかんねー。けど不覚にもワロタ。
57名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 18:45:11 ID:nCds+hkb
(・ ・)←ククールのおっぱい まんまるおっぱい
58名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 18:51:51 ID:KZAOqHoZ
ゼシカ「やらない?」
ヤンガ「なにを?」
ククー「ゼシカぁ、ぁたしのぉっぱぃとくらべなぃ?」
59名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 19:00:02 ID:hmv6sFAx
60名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/26 21:14:17 ID:a3rE+TSB
気持ち悪くない?おまえらって正直ぶっちゃけ
ダメ人間になっちゃったの?
61名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 19:55:33 ID:dZmCPSVT
男X男はイヤだ。
やっぱりククールには女になってもらおう。
銀髪ショートカットでちょっとボーイッシュ入ってて乳でかい。
で、最初エイトたちに会った時、ゼシカに指輪渡すんじゃなくて、
エイトに渡してさりげなく誘惑。
指輪を返しに行ったところでエイトはククールと一夜をすごす。
一夜あけると、なぜかLvアップのファンファーレがなって

エイトは男になった!

ちょっとバハームトラグーンネタだったりして…
62名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:15:29 ID:Phb0bESF
「お…お前等…一体何飲ませやがった…」
突然の目眩に、思わず膝を付く。
「なぁに…少しの間女の快感を味あわせてやる為の、至極安全な薬さ」
「…!!」
確かに身体にははっきりと変化が現れていた。心なしか胸の辺りが窮屈で、股間にも違和感が感じられる。
「…こんな事して、どうするつもり…だっ…」
ククールを取り囲む聖堂騎士団員達は互いに目配せし合うと、内一人がおもむろに雑魚部屋の扉に手を掛ける。
63名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:17:21 ID:Phb0bESF
鍵を掛けられる、とククールが諦めかけた瞬間、
ガチャッ!
いつもの不機嫌そうな表情のまま、マルチェロが部屋の中に入ってきた。
「あ…兄貴っ!助けてくれ、こいつ等が…」
ククールは少し安堵しながら、マルチェロに助けを請う。しかしマルチェロはククールに視線を向けると眉一つ動かさずに目の前まで歩み寄り、ククールの服の前を乱暴に破り裂いた。
「なっ…兄貴!?」
「気安く兄と呼ぶな」
マルチェロの圧倒的な力によって服の上半身は殆ど取り去られ、ククールの胸が露になった。
64名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:19:18 ID:Phb0bESF
薬を飲まされてから次第に大きくなっていった胸は、今では平均的な女性より少し大きい程度にまで張れあがっている。
「…なかなか良い素質を持っているじゃないか、ククール」
マルチェロは手袋を手早く取り去ると、ククールの胸を鷲掴みにした。片方の手では激しく揉みしだき、他方では薄桃色に色づいた先端をひたすらに刺激する。
「今までお前には顔とイカサマしか取り柄が無いと思っていたが、撤回しよう」
「は…ぁ…やめ…」
慣れない身体と薬のせいもあってか、ククールの顔には徐々に赤みが差し、乳房はより敏感になっていく。
65名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:21:31 ID:Phb0bESF
「お前達、ご苦労だったな。そこで見ていろ。後でこいつを好きにするが良い」
「有難う御座居ます」
マルチェロと騎士団員の会話が聞こえる。ぼんやりとした意識の中でククールは、マルチェロがこの部屋に来たのは偶然ではないことを悟った。そして、いくら助けを求めても無駄であることも。
「こんなに濡れているぞ、淫乱め」
下腹部に伸びたマルチェロの指がククールのなかを掻き回す。ついさっきまで男性器が存在していたはずのそこは、今や分泌液が溢れ出て、マルチェロの指をぐっしょりと濡らす程にまで様変わりしていた。
66名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:23:51 ID:Phb0bESF
「…ふ…あぁっ…!」
マルチェロの指使いと騎士団員達のまとわりつくような視線を浴びながら、ククールは夢中で頭を振って喘ぐ。
「何だ…もうイきたいのか、ククール?」
ククールの限界が近いことを察したのか、マルチェロは意地悪く指の動きを止める。
「おねが…兄貴……イかせて…く…れっ…!」
ククールの言葉を聞いてマルチェロは薄く笑うと、愛液に濡れた指を引き抜きいきり立った自身を突き入れた。
「ああーーーッ……!!」
マルチェロの怒張は処女膜を難なく破り、ククールの最奥を何度も抉り続けた。マルチェロの激しい突きでククールの秘所からは血が滲み出て、床に広がっている分泌液と混じり合いその色を薄めた。
67名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:27:49 ID:Phb0bESF
「あっ…あっ…あっ…あっ……」
マルチェロの腰がククールに強くリズムを刻み付けていく。じゅっ、じゅっという卑猥な音に、騎士団員達は思わず唾を呑む。
今だに意識ははっきりとしないが、ゴクリ、というその音をククールは聞き逃さなかった。
これが終わってもまだ次が待っている。
快楽の虜となって嬉しい悲鳴を上げる身体とは裏腹に、ククールの心は暗い絶望の中に沈んでいた。
68名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:28:44 ID:Phb0bESF
エロ小説を初めて書いてみた。
なんでゼシカじゃなくてわざわざククールを女体化するのかがわからんけど、このスレがうけたので記念に。
69名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:35:42 ID:dZmCPSVT
グッジョブ b(´д`*)ハァハァ
70名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 20:48:53 ID:C8FmBMps
'`ァ'`ァ(*'∀`)'`ァ'`ァ
71名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/27 22:26:42 ID:16RO4j5t
でかした!(;´Д`)ハァハァ
72名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/29 00:21:01 ID:fx9uMh2R
こ・・・この後は、騎士団員達達の輪姦ですか?
ハァハァ!!
73名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/29 21:07:51 ID:ziTEhAOJ
GJ!いい!(;´Д`)ハァハァ
74名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 06:21:31 ID:TCTazG1n
神GJ!(*´Д`)'`ァ'`ァ
75名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 15:42:13 ID:Ne6ohnOU
(*'A`)ハァハァ…グジョバ!!
輪姦!輪姦!
76名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 20:27:46 ID:ezsHJ10Y
なんでククール女性化してるんだよ
男×男がいいんじゃねーか
まじいらね
77名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 23:05:42 ID:ZF+fzZRw
お前、そんな堂々とウホッな発言かまさなくてもw
それとも腐女子か?
78名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 23:19:19 ID:TCTazG1n
男でおっぱいより女でおっぱいの方がいいじゃないか
79名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/30 23:53:07 ID:z2PKHe2R
グッジョブ(;´Д`)ハァハァ
この後の話マジで読みたい
80名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/31 00:15:35 ID:EPP9WsQn
つ、続き…続きをくれえええ!ハァハァ
81名前が無い@ただの名無しのようだ:04/12/31 12:00:21 ID:D4ipQPEp
早く・・・早く続きをーーーーーーーー!!!!!!!!!
気が狂いそうだおrkfjgktykhfmbkfmbkふじk
82名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/01 03:01:18 ID:8gzbN+X5
続き読みたい!!
あぁぁぁぁ〜。
83 【中吉】 :05/01/01 05:07:02 ID:mqcCTQC+
つ…続き…見たい…
84名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/02 00:00:28 ID:mqcCTQC+
age
85名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/03 23:50:36 ID:0gBvFVUW
あぁぁぁぁぁぁ〜〜!!
・・・・・早く!
早く続きを〜!!
86名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 00:23:54 ID:qta7RVj2
(゚听)ツマンネ
ぜんぜんチムコ起たねーよ
87名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 00:31:05 ID:H0kWF5Mz
この後部屋に閉じこもる>>86さん
88名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 01:08:26 ID:sGppDg2B
おっぱいなら何でも良い
89ククール:05/01/04 01:39:07 ID:yUymxs6i
ばっきゃろう!

90名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 03:42:37 ID:Lbua3X/Z
ひたすら神の降臨を待つ俺
何でもいいから早く!
91名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 06:48:54 ID:AVCoNfaL
ぐお…クク○派だがうっかり萌えちまったじゃないか。
続ききぼんぬ。
92名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 19:02:20 ID:Fvu06cLB
>>68 職人さんGJ!
ククールみたいないけ好かない男が女体化して犯されまくるのは
たまりませんな。身体はオンナでも精神はオトコであり続けてほしい。
どんどんククールを虐めてあげてください。
93名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/04 19:40:45 ID:CpwQRjFI
続きはまだ?
94名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/05 01:19:39 ID:EVsNcmOs
>>92
は げ ど う 。

ゼシカたん陵辱小説の数倍ハァハァするw
95名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/05 18:23:47 ID:qV4bij4r
続きまだぁ?
96名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/05 19:06:54 ID:xWRDtX66
  ./  ̄/ /  ̄/       ./
     /     / ―― / /
    _/   _/    _/ /_/
   ,,-=‐=-=‐=-=‐=‐、
  //// ̄/へミミヾヾ\
 〃//''''''  l  ''''''::::::\ll|l
 |lll|(●),   、(●)、.:|lll|l +
 ヾヾ  ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|""
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
   \  `ニニ´  .:::::/シク     +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、ヾミ
:     ゝ  ̄|_____| ̄ノ,‐=iヾ゙
       \/ U ll//〃ノ|
   /  ◎===◎/ |
97名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/06 19:40:03 ID:Rj858Gxt
>>96
warota
98名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/08 02:13:39 ID:hfXMMGv3
ククールのおっぱい、まんまるおっぱい。
さいしょはひだり!つぎはみぎ!
99名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/08 02:15:15 ID:U9+eEm0Y
>>1
ユウナじゃないのかよ
ゼシカに変えて立て直せ馬鹿
100名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/08 02:15:59 ID:Lzl+25uP
100が通りますよ
101名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/08 18:05:51 ID:Fk3xkVDq
ククゼシでなくゼシククで、誰か。
102名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/09 11:15:23 ID:bqsRwKeH
ゼシククいいな!!!!!
103名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/10 00:12:54 ID:3lkk81+L
このスレでゼシククと言うと百合の事か?
104名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/10 00:45:57 ID:HVAbXqPG
ゼシクク百合もいいね
職人さん降臨しないかな〜
105こっそりとゼシクク百合:05/01/10 17:16:59 ID:K/1D4A+Y
宿を取り、部屋割りが決まったのを見計らい、ゼシカはククールの腕を取ったのは、
ククールが仲間に加わって半月程経った頃だった。
不審な顔をするククールを引っ張り、割り当てられたゼシカの部屋へと引きずり込む。
「…なんですかね、ありゃ」
その勢いに呆然と見送ったヤンガスとエイトは、ただただ首を捻るだけだった。
106こっそりとゼシクク百合:05/01/10 17:17:29 ID:K/1D4A+Y
バタン!と大きな音を立てて扉が閉まり、念のために鍵をしっかり掛ける。
突然のゼシカの行動に呆気に取られていたククールも、その音に正気を取り戻して端正な表情を歪ませる。
「ようやくその気になってくれたんだな。地道に口説いて来た甲斐があったってもんだ」
茶化すような口調のククールをゼシカは軽く睨み付ける。
その様子にさすがに尋常ではない物を感じ、窓枠に浅く腰掛けて軽く肩を竦めてみせる。
「どうしたっていうんだ…そんな顔で睨まれるような事をした覚えはないぞ?」
「嘘。辛いんでしょう?」
険しい表情のままククールに詰め寄ると、下腹部に手を当てる。
その瞬間、目に見えてククールの体は震え、恐ろしい物でも見るようにゼシカを見下ろす。
「な、何の事…」
「隠したって無駄よ。どんな理由で男の振りなんかしてるのか知らないけど、隠すならもう少し上手く隠しなさいよね」
しらばっくれようとするククールの言葉を遮り、ゼシカは真っ赤な上着に手を掛ける。
手早く前をはだけさせ、胸から腹部に掛けてをきつく巻き締めている布を指でなぞった。
「可哀相に…こんなに締めちゃって。苦しいでしょ」
「ま、待て、ゼシカ…」
「大人しくしていなさい。でないと、大声出してあのふたり呼ぶわよ」
ちらりと扉へ視線を向けて脅迫めいた言葉を掛けながら、細い指が巻き付く布を解いて行く。
その下からは、ゼシカ程の大きさはないものの、形のいい膨らみが小さく震えながら息づいていた。
「思ったより大きいのね。ここもピンクで可愛らしいし…ちょっと妬けちゃうな」
ゼシカの指が巧みに膨らみを揉み解し、淡く息づく先端を指先で刺激する。
抵抗を封じられたククールは露になっていく肌を隠す事もできず、ゼシカの言葉に羞恥を呼び起こされ、唇を噛んでそれに耐える事しかできなかった。
107名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/10 17:20:16 ID:K/1D4A+Y
初百合、しかも文書くのも数年ぶりだから緊張した…orz
職人さん降臨までの繋ぎにでもなればと思って書き込ませていただきました。
108名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/10 17:40:14 ID:3lkk81+L
神キターーーー(゚∀゚)!!
萌えましたよー。ゼシククもいいね。
109名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/10 18:08:13 ID:a8WXErA1
>106 萌えた!
続き激しく希望
実はククールは女の子って設定いいな
11067の続き:05/01/11 02:51:16 ID:BJSTGrfK

何故こんな事になったのか。
同僚達がやけにそわそわしていたのには気付いていたが、迂闊だった。やるよ、と差し出された酒を少しも疑わずに口にした自分が悔しい。こんな薬が入っていたとは夢にも思わなかったが。
「……くっ…」
マルチェロの腰の動きが不意に止まり、ククールのなかに白濁が注ぎ込まれる。
「…あ……ふ…ぅッ……」
なかでマルチェロが脈打つのがはっきりと感じられる。自分の身体が自分のものではないと錯覚してしまうほどに、ククールの身体は快感に酔い痴れていた。
「あ…あ……」
ずるりとマルチェロが抜け出す。ククールの秘裂はマルチェロの性器が乱暴に出入りしたことでぱっくりと開き、血と精液の混じった混濁液を垂らしていた。
「なかなか良かったぞ、ククール」
後始末をして自身の性器を手早くしまうと、マルチェロは満足したような笑みを浮かべながらククールに視線をやる。
「………」
ククールは焦点の定まらない瞳で虚空を見つめていた。
処女の破瓜の痛み。加えて表面的には憎まれ口を叩いていたが心の奥底では尊敬していた兄に犯されたことによるショックで、ククールは放心状態になっていた。
11167の続き:05/01/11 02:52:51 ID:BJSTGrfK
「…では私はこれで戻るとしよう。お前達、後は好きにして良いが、後片付けはしろ。部屋は汚すな」
ククールを一瞥すると、マルチェロは今までの行為をずっと傍観していた団員達に向かってそう言った。
マルチェロが部屋から出て行くや否や、団員達は一斉にまだ息の荒いククールを取り囲んだ。
「オイ、本当に中出ししても妊娠しないんだろうな」
「バーカ。これは薬で一時的に女になってるだけで、子供なんてできるわけないだろ」
「じゃあ、まずは俺から」
団員の一人がククールの両足を肩まで抱えあげ、己の性器をククールのそれに押しつける。
「っ…!な…何するんだよ……」
再び与えられた男性器の感触が、ククールの意識を呼び戻す。目の前の状況に狼狽し、自然と声が震える。
「あっ!ずるいぞお前。…なら俺は」
別の男がククールの薄く開いた唇の奥に、既に硬直しきった陰茎を強引に押し入れる。更に、思わずむせそうになり頭を引こうとするククールの頭をがっしりと掴み、固定する。
「おっと、噛み切ろうなんて思うなよ。少しでも歯を立てたら……分かってるよな?」
11267の続き:05/01/11 02:54:32 ID:BJSTGrfK
ククールの顔が屈辱に歪む。
女の身体にされて複数の男に弄ばれ、犯される。一生知ることが出来ないと思っていた女の快感をこんな形で味わうことになるとは。
「ま、文句を言うならマルチェロ様に言うんだな。今回のことはマルチェロ様が俺達に頼まれたんだ。この薬もマルチェロ様から頂いたものだ」
団員の一人が懐から小瓶を取り出し、ちらつかせる。これまで見たこともない、形容し難い色の液体が波打っている。
「何でも遠くからの熱心な巡礼者がお布施として持って来たとか…って仕方ねえなあ、俺は手コキでもして貰うか」
残りの一人がククールの手を自身に導く。熱くたぎるそれを直接握らされ、ククールは息を呑んだ。
「じゃあそろそろ始めるとするか」
一人の言葉を合図に、狂気の宴が始まった。
頭を抱えこまれて喉の奥まで届く程に突かれ、咳き込みそうになる。徐々に苦い液体が先端から滲み出て来て、益々吐き気を誘う。
「くそっ、もっと舌使えよ」気に入らない、とでも言うようにククールの頭を掴む両手を動かし、より激しく口腔を蹂躙する。ぐちゃぐちゃといういやらしい音が室内に響き渡った。
11367の続き:05/01/11 02:55:59 ID:BJSTGrfK
「………あぁっ!!」
不意に、外性器の一番敏感な所を剥かれ、つまみあげられた。咄嗟に漏れた己の嬌声に、ククールは頬を紅く染めた。
「どうせなら皆で楽しもうぜ、ククール。俺達はマルチェロ様と違って一回出してハイ終わり、じゃない。お前が満足するまで何回でも付き合ってやるよ、ヘヘヘ」
騎士団員の怒張がククールのなかで縦横無尽に暴れ回る。既にマルチェロとの行為で濡れそぼった膣内は難なく男を受け入れ、時に締め付ける。
「うおっ……思った以上に…これは………っ」
腰の動きが更に激しさを増す。奥へ奥へと導くようにククールが男を引きずり込む。また、ただひたすらに快感に翻弄されていながらも、これでもかという程に男を締めあげる。
「…あっ……やめっ……あっあああッ!!」
「う……あ…出る……ッ!」
どくんどくん、と男の精液が熱い奔流となってククールのなかを隅から隅まで侵し尽くす。男のものがなかで脈打つのに合わせて、ククールの身体もビクビクと跳ね上がる。
射精がようやく終わり、男のものが引き抜かれた。ぐったりとし呼吸の整わないククールの秘裂の奥に、引き抜かれたはずの男性器が再度挿入された。
ククールが驚いて上半身を起こすと、さっき挿入していた男とは違う男だった。
11467の続き:05/01/11 02:57:22 ID:BJSTGrfK
男はククールと目が合うと、ニヤリと笑ってこう言った。
「宴はまだ、始まったばかりだぜ」





「ククール、またドニに行って問題を起こして来ただろう」
マイエラ修道院の団長室にマルチェロの声が響く。マルチェロの視線の先には、その問題のククールが立っていた。
「………」
「罰として今夜、地下の拷問室に来い。お前のような奴には仕置きが必要だ」
毎日のようにドニの町に遊びに行くククールは、頻繁に何らかのトラブルを起こしている。その度にこうしてマルチェロに呼び出されるのだ。いつものように、ククールはただ黙って頷いた。

まだ、宴は終わらない。
115上の書いた人:05/01/11 02:59:20 ID:BJSTGrfK
チソコ勃たない文ですみません。
厨っぽい題を考えてみた>「終わらない宴」

センスも文才もないが。

もうねるぽ
116名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/11 07:26:56 ID:TM1F7rNQ
いや…、かなりのGJだと思うが…。
ここに投下するってことは、自サイトとか持ってない人なのかな。
もったいないくらいの夜食をありがとん!!!!
第2弾も期待しとるよ!!!!

つーか、快楽におぼれちゃった女体化ククールに萌え1000 G。
117名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/11 14:09:10 ID:1DI0d5ZJ
禿萌えた…
115さん乙 !!!!!!1!!11!!!!!
118名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/11 18:08:59 ID:ZmFauaDS
何でククールなんだゼシカでいいだろ





と思ってたけど115GJ。不覚にも萌えた。
119名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/11 19:21:53 ID:W0SL6y1T
うん、萌えちまったよ。
ククールはもともと好きキャラだったが‥‥
なんか新しい自分をハケーンした気分??
120名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/11 20:21:44 ID:KB70pncZ
GJ!かなり萌えた。
121名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 00:44:35 ID:L5hfWCo7
素敵!!
次回も期待してます。

ゼシククの続きも気になるよ〜
続き〜!!
122名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 00:57:07 ID:YnALvs8L
神!
ここには神がいらっしゃる!
聖地だ!
123名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 07:00:05 ID:VsCJs63C
待ちわびていました>続き
スゲェ萌え!マジでありがとうございました。
124名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 21:05:13 ID:D38Nu0D2
風邪を引いて寝込むククール。
「風邪にはビタミンCがいいらしいぞ」と、苺を持ってお見舞いに来るマルチェロ。
そして熱でハァハァするククールに別の意味でハァハァしたマルチェロ、ククールをゴカーン
ククールの尻穴に苺を数粒ぶちこみ、その上から当然のようにがっちゅん☆中出し。
そして出てくるイチゴミルクを「うまいぞ、お前のイチゴミルク…」と美味しそうに舐め取るマルチェロ。
ぐったりするククール。
125名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 21:22:41 ID:osQozi/x
>124
カエレ(・∀・)!
126名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 21:57:08 ID:m4tj9b0j
うんこついてるよ
127名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/12 22:30:03 ID:YzwQZ3ve
>>1ってもしかしてホモ?なんで野郎のオッパイの話になるんだ?
128名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 00:26:26 ID:d1+nkP9w
>>115
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
激しく萌えたよ、ありがトン!

>>127
野郎ではない!
ここではあくまでクックルはおにゃのこだ!
129名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 00:26:50 ID:OhEjx8qt
>>124
ごめん、正直、萌えた。
130名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 02:08:38 ID:tmEY6NIU
正直発売前ククールが男装の麗人だとか実は呪われし姫だとか考えてた。
半分マジで期待してた自分はここの神にひれ伏すばかりだ。
>124はヤメレ。
131名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 04:55:07 ID:tJslBKbl
>>115
イイヨイイヨー

>>124
ワラタ
132名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/13 08:37:29 ID:uqy5SJSA
ごめん、129の設定、マジ萌えるんだけど。
無意識って本当に怖いのな…。

その設定でSS投下きぼん。
133名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 01:26:07 ID:fOVNf1O5
風邪を引いて寝込むククール(♀)。
「風邪にはビタミンCがいいらしいぞ」と、苺を持ってお見舞いに来るマルチェロ。
そして熱でハァハァするククール(♀)に別の意味でハァハァしたマルチェロ、ククール(♀)をゴカーン
ククール(♀)の穴に苺を数粒ぶちこみ、その上から当然のようにがっちゅん☆中出し。
そして出てくるイチゴミルクを「うまいぞ、お前のイチゴミルク…」と美味しそうに舐め取るマルチェロ。
ぐったりするククール(♀)。
134名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 02:40:08 ID:Qlp4xtZ6
尻穴だろうが女穴だろうがヤオイ穴だろうがなんでも構わんよ、
ククールが悶えてるなら。
相手がマルチェロだと禁忌感アップして最高。
135名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 03:09:16 ID:WOru254p
>133
そのコピペいろんなところで見るけど、正直怖い。
136名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 12:06:48 ID:foTbQZ6I
>>133
キモイ 氏ね
137名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 19:25:14 ID:I8FOgsdR
そりゃ腐女子からみれば怖いしキモイよな。
俺からすれば男x男がキモイのと一緒。
138名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 21:03:31 ID:foTbQZ6I
おにゃのこなククが、ではなく133の内容がキモいと言いたかったんだよ俺は…
139名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 21:13:37 ID:XklqlXsy
食べ物粗末にする香具師はブッ頃氏
140名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 21:57:03 ID:B0JSm6Gt
>>139がいいこといったぞオマエラ!!
141名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/14 22:31:17 ID:eRohNhvZ
ゼシククの続ききぼんぬ。
エイトを入れて3Pとか無いですか、そうですか。
142名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 00:28:22 ID:RLA175ze
143名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 02:25:09 ID:C6GF2AkO
>>139
>>140
最後にちゃんとマルチェロが食べてるじゃないか。
自分のザーメン漬けだけどなw
144風邪ビタC[0/8]:05/01/15 02:42:20 ID:C6GF2AkO
>>133のシチュに萌えたので、ちょと書いてみた。
ただ、自分のザーメン飲むのは好きじゃないので、そこはちょと変えますた。
145風邪ビタC[1/8]:05/01/15 02:43:04 ID:C6GF2AkO
そろそろ夕食の時間か。でも、食べるきしないな…
風邪で休んでいたククールは、ベットに寝たままぼぅっと天井を見ていた。
コンコン。
ふいに部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ、カギはかかってないよ」
半身を起こし、ドアに目をやる。
めまいと寒気がひどく、起きあがるのもやっとだ。
ドアが開いてトレーを持った男が入ってきた。
「風邪くらいで職務を休むとはな」
ククールは少し驚いた。
食事は普段、修道士見習いの子が運んでくるのに、マルチェロが来たからだ。
146風邪ビタC[2/8]:05/01/15 02:43:38 ID:C6GF2AkO
そんなククールをよそに、マルチェロはトレーをサイドテーブルに置くと、
椅子にどかっと座った。トレーには水の入ったコップとパラフィンに包まれた薬、
皿に盛った苺がのっている。
「これはこれは団長殿、わざわざ小言をしにこられたのですか?」
マルチェロには弱いところを見せたくないという気持ちからか、
風邪で弱ってるにもかかわらず、ククールは軽口をたたいた。
「フン、私だって忙しいのだ。オデロ院長に言われなければ、誰がおまえの
 面倒など見るか。形だけでも来たことにしておきたいのだ」
マルチェロはコップと薬をククールに渡すと言葉を続けた。
「風邪薬だ。『可愛い妹』のために、『わざわざ』オークニスの薬剤師に
 調合してもらったんだ。よく効くぞ」
その言葉の言いまわしにククールはカチンと来た。
「ありがとうございます『お兄様』」
白いパラフィン紙を広げると、少しピンクがかったきらきらした粉がでてきた。
さらさらと薬を口に含み、水で流し込む。苦さと不思議な甘さが口に広がる。
その時、マルチェロの口元がわずかにニヤリとしたことに、ククールは気づかなかった。
147風邪ビタC[3/8]:05/01/15 02:44:14 ID:C6GF2AkO
パリーン!
空のコップがククールの手からすべり落ちて、床で割れた。
急にククールの身体を風邪の熱とは違うほてりとうずきが襲う。
「マ、マルチェロ…な、何を飲ませた!?」
ククールは、マルチェロの胸元を掴もうとしたが思うように力が入らず、
そのままベットにへたりこんだ。
「安心しろ。本当に風邪薬で効き目は保証付きだ。ただ、ちょっと副作用があるがな」
ククールは何かを掴んでないと不安になるほど、うずきがひどくなった。
近くにあったかけ布団を両腕で自分に抱き寄せる。
「ぅぁっ」
それが乳首にあたり、とんでもない快感を生んで思わず声が出てしまった。
マルチェロに聞かれたのではないかと、羞恥心とほてりで顔がさらに赤くなる。
無意識に両脚をわずかにクロスし、クレヴァスへ刺激を与える。
―やばい、シーツまで…
ククールの秘洞からわき出たさらさらした蜜は、ショーツを越えてシーツまで
シミを作っていた。
「こんな時はビタミンCがいいらしいぞ」
マルチェロは、そんなククールの身体の変化を知ってかしらずか、苺をつまんでさしだした。
148風邪ビタC[4/8]:05/01/15 02:44:45 ID:C6GF2AkO
うつむき、かけ布団を抱きしめたまま、首を横にふるククール。
苺なぞたべるどころではない。
「ぅぁ、はぁ…はぁ、ぃゃ、いらないって」
やっとのことで声を出すククール。
「食べられないほどひどいのか、ならば…」
マルチェロはククールのベットに腰掛けると、自分の口に苺をほおりこんだ。
そして左手でククールを抱き寄せ、右手の人差し指と親指で彼女の顎をあげると、
いきなりくちずけをした。
マルチェロの唇に、柔らかいククールの唇があたる。先ほどの粉薬が残っていたのか、
少し不思議な香りがした。
ビクンとなって、それだけで少し達するククール。秘洞からは、さらに蜜があふれ出る。
ククールの口が少し開いたのをみはからって、マルチェロが舌で苺をククールの口へ押しこんだ。
何の抵抗もなく、ククールはそれを受け入れた。ふたりの舌がふれあう。
マルチェロが身体を離す。ククールはなごりおしそうに苺を食べた。
「なんだ漏らしたのか? こんな姿を他のやつにみられたら身内の恥だ。拭いてやる」
ククールの蜜を吸ったシーツのシミはかなり大きくなっていた。
149風邪ビタC[5/8]:05/01/15 02:45:15 ID:C6GF2AkO
マルチェロはククールのパジャマズボンとショーツを一気にぬがした。
銀色のヘアが湿って、クレヴァスは漏らしたように濡れていた。
タオルで拭くたびにククールの身体がピクンピクンと反応する。拭けば拭くほどひどくなるありさまだ。
「拭いても拭いても出てくる。こういう時は出しきったほうがいいな」
マルチェロはクレヴァスを拭くのをやめ、自分の制服のズボンを下ろした。いきり立った剛直が跳ねあがる。
それは自分でも驚くほど、硬くそり返っていた。
ククールに両脚をひらかせ、間にわって入る。その光景をまるで他人事のようにククールは見つめていた。
マルチェロは自身をククールのクレヴァスへあてがうと、先端を上下にこすりながら位置を探した。
正常な思考ができなくなってるククールは、いやがるどころかすすんで腰の位置を調節する。
マルチェロの先端に他と違って頼りなく柔らかい感触があたる。
ククールはマルチェロの顔を見ると、静かにうなずいた。
ぬぶっっと一気に貫くマルチェロ。
「うぁっ!」
たまらず声をあげるククール。
ククールの中はかなり熱く、うねうねとマルチェロ自身にからみつく。
ふたりは、どちらからともなくお互いの唇を近づけ、腰を動かし始めた。
150風邪ビタC[6/8]:05/01/15 02:46:06 ID:C6GF2AkO
上は騎士団制服姿の男とパジャマ姿の女が抱き合いキスをし、下は裸の男と女がふたりの性の高みを
求めるがごとく激しく動く。
「おまえは俺から全てを奪う気か。おまえさえ来なければ…」
その言葉とは裏腹に、マルチェロのキスはやさしく、ククールに埋め込まれた剛直は
いたわりのある動きだった。
「マルチェロ…」
そう言って、マルチェロをぎゅっと抱きしめくちづけをするククール。
何も知らない人がみれば、相思相愛のふたりが仲むつまじく愛し合ってるようにしか見えない。
マルチェロの動きが激しくなり、その動きにククールが腰を合わせる。
ククールのさらさらした分泌液が、白く濁ってマルチェロの肉棒にからみつく。
「だ、だめ、いきそう…」
マルチェロの肉棒から精を搾り取るためククールの秘肉の動きも活発化する。
部屋には男女の激しい息遣いと、ちゅくちゅくという性器のこすれあう音がひびく。
151風邪ビタC[7/8]:05/01/15 02:46:36 ID:C6GF2AkO
マルチェロはひきかえせないところまで来ていた。
「ククール!」
これ以上入らないくらいククールの奥深くに肉棒を押し込む。
「あぅっ…」
ククールも射精を助けるため、自分の脚をマルチェロの腰にからめる。
濡れた銀色と黒色の恥毛が密着し、恥骨同士がぶつかり彼女の肉芽がひしゃげる。
キュキュっと閉まるククールの秘洞。
「うっ!」
マルチェロは我慢に我慢を重ねたものを開放する。
どくん、ククールの奥深くでマルチェロがはぜた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
それを体内で感じたククールが達し、マルチェロの腰に絡めた両脚に力が入る。
どくん、どくどくどく…
ぎゅっとしめていたククールの両脚の力がとけ、とさっと落ちた…
152風邪ビタC[8/8]:05/01/15 02:47:05 ID:C6GF2AkO
「こんなに汚しやがって」
マルチェロは苦笑いをしながら濡れたシーツと下着を洗濯バスケットに放り込むと、
すやすや寝ているククールを起こさないように静かに部屋を出た。

―後日。
マルチェロは風邪をひいた。
コンコン。
団長室の扉をノックする音が聞こえる。
「…入れ」
そこには水の入ったコップとパラフィンに包まれた薬、苺を盛った皿を
トレーにのせたククールが立っていた。
「風邪にはビタミンCがいいらしいよ」
153風邪ビタC:05/01/15 02:48:47 ID:C6GF2AkO
勢いだけで書きますた。
お目汚しスマソ…('A`)
154名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 02:55:35 ID:83GEZ8Et
>144
なんていうか、こう、うん

 G J
155名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 05:34:16 ID:7/7EUYiH
>>153
うおーGJ!萌えた

しかしオチにわろた
156名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 12:03:05 ID:RLA175ze
これなら確実にうつるよね、うん。
157名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 15:59:22 ID:5FaduhdW
>144

うん、すげー萌え。ククールかわいー。
そしてマルチェロが素敵だ…。

でも133コピペあんま好きじゃないので、144小説、限定で萌えな。
コピペウゼー。
158名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 21:05:15 ID:17CSVd1g
>144
すさまじくGJ!萌えたー。
あー本当に女だったらなー…。
159名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/15 23:48:10 ID:C6GF2AkO
ありがとうございます。
また、ネタがあったら書いてみたいと思いますm(_ _)m
160名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 01:02:33 ID:XeP6ejf7
スレタイ見て、何だこの糞スレUZEEEEE


…と思ったら良スレだった。ごめん。
職人さん乙です!おにゃのこクク(・∀・)イイ!
161名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 01:11:16 ID:WO0zh/lm
神の軌跡。

>22

>62-67 >110-114

>105-106

>124

>133

>145-152
162名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 06:24:31 ID:F8xT7EZn
>144
神!
ありがとー。萌えた。
さらなる神の光臨希望。
163名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 06:40:39 ID:Oo5G0q/Z
主人公が相手なのはないのか?マルチェロバカーリ
164名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 08:04:54 ID:/TTDgLfi
文句言うなら自分で書きな。

>>161も乙
だけど124と133は神の軌跡じゃねぇだろ!
ただのコピペだ。
165名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 15:03:23 ID:0r+V/z4E
ククールがおにゃのこになってた夢見た。
白ビキニ着てた。自分、もう重症ぽ。
166ククールFan269号 1:05/01/16 15:50:18 ID:WO0zh/lm
ぴしいっ

修道院地下の尋問室から、空気を切り裂くような、するどい音が鳴り響く。

「貴様というやつは…、どうあっても聖堂騎士団の名を汚したいようだな。」
鞭を手に、にらみをきかせるマルチェロ。
そしてその目の前には、上半身裸のまま、両手を鎖で固定されてうなだれる、ククールの姿があった。

「はは…これはこれは、こんな愚妹を気にかけてくださるとは…。ありがたいことです。」
白い背中に幾筋もの鞭の後を刻まれ、身体が苦痛を訴えているにもかかわらず、
ククールはマルチェロへの態度をかえない。

「貴様がドニで、複数の男と性行為に及んだことは、村の人間の証言で明らかになっている。
貴様の身体がどうなろうとかまわんが、形だけでも聖堂騎士団の団員である貴様に、
そのような薄汚いマネをされると、色々都合が悪いのだ」

ククールは、妹を妹とも思わないマルチェロのセリフに、歯噛みした。
マルチェロの言っているドニでの件は、すべからく事実だ。
しかし、こんなゆがんだ、独り寝すら出来ない寂しい人間にしたのは、一体誰なのだと…。

「…ははぁ、真面目でお堅いマルチェロ様は、女日照りが続いていらっしゃるようで。
5つも年下の妹が、自由奔放に遊んでいては、苛立ちも……ぅッッ!!!」

ククールが言い終わらないうちに、再び鞭が空を裂く。

「あッ!あぐッ…ッ!くぅ…ッ!!」

ククールの白い肌に、幾筋もの鞭痕が刻まれる。
天井から鎖で繋がれた状態では、鞭から逃れることもかなわず、必死で手を握りしめ身体をゆすり、
厳しい責めに耐える。
167ククールFan269号 2:05/01/16 16:00:23 ID:WO0zh/lm
厳しい責めに、全身の毛穴から、汗が吹き出る。
美しい銀髪が首や背中にはりつく。
しばらく耐えていると、再びマルチェロの鞭が止まった。
がくりとうなだれるククール。

「…ッはぁっ、はあっ、はあっ…っ」

今日はこれで終わりなのか…?とククールが頭の片隅で思った瞬間、
さらされた自分の乳房が、突然わしづかみにされる。

「な…っ!!?」

「いや、確かにお前の言う通りだ、ククール。」

わずかに首を後ろに向けると、兄の顔が肩口近くにせまっているのがわかった。

「私は毎日忙しい。病弱な院長の代わりに奔走する毎日。
しかも貴様のような役立たずの疫病神の尻ぬぐいまでさせられて…
ここ最近はご無沙汰だったように思うよ。
さすが我が妹、兄のことをよくわかっているな。」

「は…っ!あ、や、何を…!」

マルチェロは、ククールを後ろから抱き込むような体制で、形のいい乳房に手をかける。
そしてまるでいたわるように、ゆっくりと揉みしだいた。

「て…てめぇ…ッ!何を考えて…ッ!!」
168ククールFan269号 3:05/01/16 16:12:53 ID:WO0zh/lm
「この変態野郎…っ!…あぁっ!!」

マルチェロの冷たい指が、ククールの小さな突起をとらえる。
優しくはじかれ、押しつぶされ、ククールの身体は、本人の意思とは裏腹に、快楽を拾い上げようとする。

「ち…くしょ…ッ!」

「ははは、いいザマだな。どっちが変態なのかな?我が妹よ。」

「い…や…っ!」

指で弄ぶのに飽きたらず、マルチェロはククールの前にまわる。
屈辱にぬれる青い瞳、愛撫に紅潮する白い肌、そして上気する胸にとがる薄い紅の突起。
それをあますことなく見られ、ククールは顔をそらす。

「ん、んく…っ!う、や、あぁあ!やめ…っ!」

誘われるようにマルチェロは、ククールの突起を口に含む。
舌に引っかかるとがりを容赦なく刺激する。
鎖をガチャガチャと鳴らし、必死で逃れようとする身体を、ぐっと引き寄せ、責め続ける。
ククールの痴態に、愛撫を続けながらも、口端を上げるマルチェロ。
それに気づき、カッとなったククールは、顔の下にある兄の顔に向かって、唾を吐く。




あー、長い。いったん休憩しやす。
169名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 16:44:32 ID:iDLGPpZ4
おう、お疲れヤンガスw
ひと休みしたら続き頼む
170名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 16:50:22 ID:quHB8sSn
       ヽ|/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /         ヽ
   /  \,, ,,/    |
   | (●) (●)|||  |
   |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   ・・・・・・・・ゴクリ。
   |  | .l~ ̄~ヽ |   |
   |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
   |    ̄ ̄ ̄   |
171罪の香り・1:05/01/16 16:54:13 ID:2+kaJQGn
「何だよ、団長殿、人の事呼んどいて居ねーじゃん」
夕食後に来るようにと、マルチェロに言われ団長室に訪れたククール。
風邪が治りきっていないのか、まだあまり食欲もなく本調子ではない。
(とりあえず、座って待っとくか・・・)
ククールは赤々と燃える暖炉の前にある椅子に腰掛けた。
10分、20分・・・マルチェロはまだ来ない。
「・・・・・・」
マルチェロのデスクに両肘をつき、手持ち無沙汰に室内を見回す。
その視線が、マルチェロのベッドを目隠ししている青いつい立てで止まる。
半分は同じ血が通った、兄が使っているベッド。
一瞬躊躇したが、誘われるようにしてそのベッドへと歩いていく。

ククールはゆっくりと兄のベッドに横たわった。
すると、あるものが不意にククールの鼻腔を通り抜ける。
マルチェロの愛用している香水と、彼自身の体臭が混ざり合った香りである。
「ふ・・・・・・っ・・・あ」
甘くて苦い香り。
その香りにマルチェロがここにいるような錯覚を起こしそうになる。
ククールは兄のベッドに横たわったまま制服のボタンを外していき、露わになった白い乳房を自ら弄ぶ。
胸のふたつの蕾が固くなってくる。
172罪の香り・2:05/01/16 16:55:53 ID:2+kaJQGn
「はぁっ・・・っ・・・あぁ・・・マルチェ・・・ロ・・・」
兄の名を呼んだことでククールの頬に赤みがさしてきた。

無意識に制服のズボンも脱ぎ、ショーツ一枚になる。
左手を下腹部に這わせ、ショーツの上から秘められた部分を中指でそっと摩擦する。
ショーツの中はとうに濡れそぼっている。
「・・・っは・・・あ!」
びくん。
半ば絶頂に達しそうになったその時、廊下から靴音が聞こえてきた。
案の定、その靴音は団長室の前で止まった。
ギィィ・・・バタン。
マルチェロは室内を一瞥すると、すぐさまつい立ての向こうに人の気配を感じ取った。
「・・・ククール、人のベッドで何をしている?」
ククールはつい立て越しの彼の呼びかけに狼狽し、かけ布団にくるまった。
容赦なくこちらへやってきて、仁王立ちで腕組みしている彼の顔を見るや、
「か、風邪が治りきらなくて辛いんだ」
と無理矢理な言い訳をする。
173名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 16:56:27 ID:sShVFq9u
>171
ワロタ。何でいきなりオナーニに走るんだw
174罪の香り・3:05/01/16 16:58:02 ID:2+kaJQGn
それを聞いたマルチェロの口角が不敵に上がる。
「ほう?それでは質問の答えにはなっておらんぞ。私はお前がここで何をしていたのか、と聞いているのだ」
マルチェロがかけ布団を強引に引き離すと、ククールは両腕をクロスさせて胸を隠し、少し震えていた。
「・・・人のベッドの上でこんなあられもない姿で・・・つくづくお前という奴は淫猥な人間だな。
そんなお前と同じ血が半分でも流れているのだと思うと・・・。
さあ、ここで何をしていたんだ。答えてみろ、ククール」
畳み掛けるように言葉を発するマルチェロの右手がククールのショーツをはぎ取る。
「!!・・・っはぁぁ・・・っ・・・ここに・・・っ・・・横になったらいい匂いがしてっ・・・
あ、兄貴の事を考え・・・てっ・・・ああっ!」
ククールの一番敏感な部分はリーザス像にはめこまれたクラン・スピネルのように赤く充血し、分泌液を垂らしている。

「んー?私の事を考えて、それからどうしようとしていたのだ?」
マルチェロはククールの紅色の宝石を指で小刻みに愛撫する。
175罪の香り・4:05/01/16 17:00:01 ID:2+kaJQGn
「・・・はぁ・・・あっあ・・・じ、自分でなぐさめようとしっ・・・ふ・・・あああっ!!」
とろっ。とくん。
ククールの中から後から後から分泌液が絶え間なく出てくる。
さらにマルチェロの口角がキュッと上がる。
「まだだ、ククール。まだ達する事は許さん。ではお前の今の望みは何だ?私にどうして欲しい?その口で答えるのだ、ククールよ」
ククールは秘部を刺激している彼の手の上に自分の左手を重ねた。
「ここ・・・にっ・・・は・・・ぁっ・・・マルチェロの・・・が欲し・・いっ・・・」
「フフッ、そうか・・・」
マルチェロはベッドの上に乗りながら制服のズボンを下ろし、直立した自らをククールの左手に握らせた。
「お前が導いてみろ」
ククールはマルチェロの肉塔の先端で紅色の宝石を刺激し、少し腰を反らせゆっくり埋め込んだ。
「んっんふっ・・・はぁぁっ・・・!」
ぐちゅっ。ぐちゅっ。
腰を動かす毎に聞こえる淫靡でねっとりとした音が室内に響く。
マルチェロはククールを後背位にし、屹立する自らの肉塔を再度挿入した。
マルチェロのリズムが絶頂に向かって徐々に速度を帯びてくる。
「ああぁっ・・・マルチェロ・・・マルチェ・・・ロ・・・ッ・・・あああああっっ!!!」
「ククール!!!!・・・うっ・・・クッ・・・」
二人はほぼ同時に果てた。
176罪の香り・5:05/01/16 17:01:21 ID:2+kaJQGn
ひとしきり味わったその後。
「こんなところを他の騎士団員に見聞きされたら・・・。お前は早く自分の部屋へ戻れ」
「・・・兄貴は何で今日オレを呼んだのさ?オレ、かなり待ったんだぜ」
「・・・・・・」
「まぁ、いいけど」
ククールがふてくされた様に団長室のドアノブを握ろうとするや否や、後ろから不意に抱きしめられた。
「!!」
「お前の一面はとても憎い。が、しかし・・・一面ではとても・・・」
マルチェロは言いかけたが自分を制し、ククールの肩をドアの方へと軽く押した。
ククールは少し落胆して団長室のドアを閉めた。

どんな形だっていいから・・・
・・・少しでもいいからオレを愛してよ。

体にほのかなマルチェロの残り香を感じ、切なく複雑にからまった思いを胸に、ククールは自室へ戻るのであった。
177罪の香りの中の人:05/01/16 17:06:41 ID:2+kaJQGn
このスレに触発されて書いてみました。
初めてなんで、まだまだ稚拙ですが。
半ば無理やりな設定ですw
>171クックルーがオナーヌしてるとこを何故か無性に書きたかったw
178罪の香りの中の人:05/01/16 17:08:50 ID:2+kaJQGn
ゴメンレス番間違えた
正しくは>173でした。
それでは名無しにもどります。
179ククールFan269号 4:05/01/16 17:22:31 ID:WO0zh/lm
「…っ!」

マルチェロは、少し驚いた表情を見せ、ククールの胸元から顔をあげた。
そして頬をかすめたククールの唾液を手の甲でぬぐうと、その手でククールの頬を張り飛ばす。

「ぐ…っ!!」

「いい度胸だ」

そうつぶやき、マルチェロはククールを天井から繋いでいた鎖を外す。
とはいっても、両手は手かせで繋がれたままだ。
両手首が繋がれた状態とはいえ、自由度が増したククールは、必死でマルチェロから逃れようとした。

「おやおや、妹よ、そんな姿のまま、外に出る気かな。」

マルチェロの言葉に、尋問室のドアノブに手をかけたククールの動きがとまる。
その隙をマルチェロが逃すはずもない。
早足でククールの側に歩み寄ると、白い身体を引き寄せ、側にあったテーブルにつきとばす。
テーブルに背がついた瞬間、マルチェロが覆い被さってきた。

「っ!テメェ!いい加減に…っ!」

叫ぶ声は、マルチェロの唇にふさがれる。

「……っ!!?」

今までになく近くにある兄の顔に、ククールは動揺する。
180ククールFan269号 5:05/01/16 17:23:49 ID:WO0zh/lm
「い…っ!あ、ああぁっ、はぁっ、はっ…っ!」

かぼそい女の声が、尋問室に響く。
ククールの、白い足は大きく開かれ、秘所はマルチェロの怒張を深々と受け入れていた。

「や、やめ、あっ、あうっ…ッ」

尋問という名の拷問をかけられた後の身体で、訓練された男の身体を押し返すことなど出来るはずもなく。
目尻に涙を浮かべ、ククールは屈辱に耐える。

いや、単なる強姦ならば、こんなに屈辱を感じることはない。
ドニの村をはじめ、ククールは様々な場所で、様々な男と寝てきた。
合意の上でないセックスだって、経験がある。

しかし。

しかし今自分の上で、熱い吐息をもらし、自分の身体を蹂躙するのは、自分の兄なのだ。
自分を拒否し、蔑み続け、憎しみという感情しか自分に向けてこなかった兄なのだ。
今まで、どんな形でだって、こんなに近くで兄を感じたことも、
ましてや触れたことなど、記憶にない。

そんな兄が与える感覚に、どこかで感じている自分。
ククールが、瞳を濡らす理由はそこにあった。
181ククールFan269号 6:05/01/16 17:26:27 ID:WO0zh/lm
(ん…っ!ち、くしょ…っ!何で……っ!!)

「嫌がってる割に、随分濡れてるじゃないか。さすが売女まがいのことをしているだけあるな」

「あっ!!!ああぁあ!!」

膣の中の怒張が、壁をひっかくような動きに変化する。
ククールは、絶え間なく与えられる激しい快楽から、必死で顔を背けようとする。
マルチェロはそんなククールを見て、ニヤリと笑うと、
今まで放っておかれていた、膣のすぐ上にある、彼女の肉芽に手をかける。

「い…っ!さ、さわんな…っ!」

「ほう、何故だ。」

グリグリと、あふれる愛液を塗りたくるように肉芽をいじられ、
ククールの身体は悲鳴をあげる。
その間にも、マルチェロの力強い腰が、断続的にククールに押しつけられる。

(あっ、あっ!い、イ、イク…ッ!!)

あってはならない感覚に飲み込まれるのを恐れ、逃げをうつ腰を、マルチェロは逃さない。
いっそう腰の動きを早め、ククールを最果てへと追いつめる。
182ククールFan269号 7:05/01/16 17:28:16 ID:WO0zh/lm
「…ッ!!い、いや、あぁああっ、ーーーーッ!」

ククールの身体がビクビクと跳ね、膣内が激しく痙攣する。

(こ…こんなことが…、)

「…っ」

ドクンッ、ドク、ドク…ッ

急激な締め付けにあったマルチェロの怒張も、解放の時を迎える。

「あ、あぁ…あ…」

あまりの圧倒的な感覚に、意識がかすんでいく。
やがてククールは、がっくりと意識を失った。
乱れた銀髪と、体液、唾液で濡れた白い身体が、痛々しく尋問室に浮かび上がる。

さして乱れもない自分の衣服をととのえ、マルチェロはぐったりとする妹をじっと見つめる。

「…貴様さえいなければ…、俺は…」

「……………」

側にあった、大きめの布をククールの裸体にかぶせ、マルチェロは部屋を後にした。


END
183ククールFan269号:05/01/16 17:29:37 ID:WO0zh/lm
長いことすんません。
ちょっぴりブラックだったのですが、許されますかね…。

>170
激しくワロス&感謝!
184名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 18:13:58 ID:F8xT7EZn
神キテルー
どっちも禿萌えた
乙です!
185名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 18:16:08 ID:/TTDgLfi
同時に2作品も!今日はいい日だなぁ。
二人ともGJ!
186名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 19:24:09 ID:0IU+DABe
うわぁ、神がいっぱい!
GJです、これからも頑張ってください!!
187名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 20:01:59 ID:e1rrSYd7
2作品も萌え作品が!素晴らしい…(*´Д`)/ヽァ/ヽァ

でもククールが女の子だったら、後とり問題とか無さそうだから、
案外兄妹仲良くやっていたかも知れんね。恋風キボンヌ
188ククールFan269号:05/01/16 20:04:27 ID:WO0zh/lm
色々GJ頂いてありがとん。
息切れして切ったために、ちょっとわかりにくく分かれてしまってスマン。
萌えていただけてうれしい。
189名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/16 22:57:14 ID:wJfYY0st
間違いない!ここは神が降臨する場所なのだ!ありがとう神々!
190161:05/01/16 23:20:24 ID:WO0zh/lm
>164ということで、訂正&まとめ。

神の軌跡。

>22

>62-67 >110-114

>105-106

>145-152

>166-168 >179-182

>171-172 >174-176
191名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 00:39:11 ID:OUO8t/qJ
ここは萌聖地ゴルドですね…
また巡礼しにきます
ハァハァハァ…
192名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 02:45:14 ID:W5CKx2af
>>191
モマエのIDちょとティンコ入ってるな(´д`*)ハァハァ
193名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 04:15:16 ID:N+VYnq94
神が2人も降臨されているとは…ありがたや、ありがたや。

>>187
この2人だと、恋風部分はすっとばしてさっさとやってそうな悪寒('A`)
194名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 07:58:59 ID:vKj3LGcN
ククールが妹だったらマルチェロも親が死ぬまでは家を追われる事にならなかった訳で。
なんか普通に近親相姦でやってそうだな。
195名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 08:48:57 ID:O1lua2Yl
GJ!!(*´∀`)ハァハァ
ここはサヴェッラ大聖堂ですねWW
また来ますw
196名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 14:09:38 ID:+PAlmnzy
女ククールとマルチェロのサイトない?
小説も萌えるんだけどイラストが見たい
197名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 14:56:27 ID:wtbuL3Z9
今作ってるところだ。
198名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/17 22:07:10 ID:/qdn3ZBN
期待してるぞw
自分もつくるかも
199名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 01:43:13 ID:cw3nS6Cr
同じ女体化でも♀主人公スレとの差が凄いよなー。
あっちはプラトニック、こっちはエロ全開。
つまり、何を言いたいかというと…








このスレは素晴らしい!!!職人さん激しくGJ!!!
次回のご降臨を首を長くして待ってます。
200名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 02:13:28 ID:8sLedlV0
12歳くらいのおっぱいが成長中の少女ククールを
マルチェロが犯す話が読みたいですハァハァ
201名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 02:28:06 ID:H+mAqYF5
現在主×クク(♀)執筆中。
できたら投下していい?

神職人さんたちに比べれば鼻紙みたいなもんですがorz
202名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 02:34:56 ID:3VMATlo1
>201
激しく見たい!待ってます'`ァ (;´Д`) '`ァ
203201 主×♀クク 1:05/01/18 04:01:33 ID:H+mAqYF5
その日は街の宿屋に泊まることになった。
久々の暖かいベッドは安らかな睡眠をあたえてくれるはずだったのだが。

何故かエイトは真夜中に目を覚ましてしまった。
寝直そうと思っても、目が冴えてしまって寝つけない。
しばらく布団の中で丸くなっていたが、寝られないのなら仕方ないと、
エイトは上半身を起こした。

「あれ…」

そのとき初めて気づいたが、隣のベッドで寝ていたはずのククールの姿がない。
外套はそこにかけたままだから、街に出ているということではないだろう。
別に街に出ていたとしてもパルミドのように危険はないだろうし、
宿の中にいればそれでいいので、エイトは深くは考えなかった。

(朝になったら戻ってるだろう)

寝汗もかいたし気分転換に湯でも浴びようと、エイトは部屋を出て宿の風呂場へ向かった。


204201 主×♀クク 2:05/01/18 04:03:13 ID:H+mAqYF5
宿の風呂場は共用で、脱衣所の扉に使用中かどうかを示す札がかかっている。
エイトが風呂場に着いたとき、使用中と書かれた札がかかっていた。
もしかしたらククールかな、とエイトはそっと脱衣所を覗く。
予想通り、籠に赤い騎士団服が無造作に突っ込まれているのが見えた。
少し考えて、エイトは中に入る。
中にいるのがククールなら、一緒に湯を浴びさせてもらってもいいだろう。
少し狭くはなるだろうがある程度の広さはあるし、男同士なら何の問題もない。
今からまた部屋に戻るのが面倒なだけではあるのだが。
自分も無精だなぁと苦笑いを浮かべて、エイトはシャツを脱いだ。



静かに風呂場の扉を開けると、湯気の中にククールの長い銀髪が見えた。
シャワーを出しっぱなしで浴びているらしく、濡れた輝きが目を惹く。

「クク…、…」

声をかけようとして、エイトは思わず絶句してしまった。

(何、してるんだ?)
205201 主×♀クク 3:05/01/18 04:04:27 ID:H+mAqYF5
ククールは体育座りのような格好で床にしゃがみこみ、右手で膝を抱えこんで、
膝の裏から回した左手は彼の中心部分に伸びていた。
エイトには気づかず、一心不乱にその場所をいじっている。
時折、か細い声を漏らしながら。

(…自慰行為、なのはわかるけど)

エイトはそんなことよりも、ククールが触っているその場所を不思議に思った。

(男って、そんな場所に『何か』あったっけ?)

モノであれば、ククールの今の格好では触れるのに無理があるし、
いわゆる同性愛者が使うというその場所にしては、またちょっと違う気がする。

エイトが呆然と見ている中、ククールのつま先がぴんと張り、細やかに震え始めた。

「あ、ァ…ッあ……兄、貴ッ…ッ!」

最後に小さくマルチェロを呼んで。
ククールは肩を大きく震わせて、絶頂を迎えたらしい。
きゅうっと背中を丸めて、ククールは荒い息を吐く。
目を離すことができなくて、エイトはその姿を黙って見ていた。
206201 主×♀クク 4:05/01/18 04:06:55 ID:H+mAqYF5
しばらくして落ちついたか、ククールは抱えこんだ膝を伸ばす。
やっと解されたククールの身体に、エイトはあるはずのないものを見た。

(胸が…ある!?)

湯気の向こうに見えるのは、角度的に見づらいが、確かに女性特有のふくらみだった。

「ククール」

自分でもしまったと思ったが、エイトは思わず声をかけてしまった。
名を呼ぶ声にククールの身体がビクリと跳ねる。

「えっ…エイト!?」

ククールは驚きの混じった困ったような顔で振り向いた。
よく見ればその顔も、男にしては美しすぎると思っていた。
確かに声にしても男にしては高いのだ。
先ほどの疑問もこれで合点がいく。

「ど、どうして……」

また膝を抱えこんで身体を隠すようにして、ククールはエイトを不安げに見つめる。

「…もしかして、ずっと見てたのか…?」

ククールの頬が今以上に赤く染まっていく。
ごめん、と一言謝って、エイトは素直に頷いた。
207201 主×♀クク 5:05/01/18 04:08:57 ID:H+mAqYF5
「…なんで、男のふりなんか」

ククールの表情が今にも泣きそうに歪む。
エイトはそっとククールに歩み寄った。
一歩でククールはビクリとしたが、エイトは構わずククールのそばまで来てその肩に触れる。
細い体は今にも折れそうに、頼りなく見えた。
背は高いが、明らかにそれは女の身体で、どうして男の格好などしていたのか。

「…隠すつもりは、なかったんだけど」

ククールは俯いて、ぽつりと呟いた。

「男じゃないと、聖堂騎士団には入れないし、あの修道院にもいられなかったから…。
 …女を捨ててでも、オレは兄貴と一緒にいたかったんだ…」

エイトの脳裏に、先ほどの兄の名を呼んで絶頂を迎えたククールの姿が思い起こされた。

「…女じゃ、あいつを守ってやれない」
「ククール…」

エイトはたまらず、ククールを抱きしめた。
ククールは驚いて逃れようとするが、女の力でとても敵うものではない。
諦めてククールが腕の中で大人しくなっても、エイトはそのまま彼女を抱きしめ続けた。

「ククールは…そんなに、お兄さんのことが…」

ククールの耳許で、エイトは搾り出すような声で呟く。
その切ない声は、ククールが今までに聞いたことのないものだった。
208201 主×♀クク 6:05/01/18 04:10:29 ID:H+mAqYF5
「エイト、…」

ぎゅっと、ククールを抱く腕に力が篭る。
エイトの熱をさらに感じて、ククールは身を強張らせた。

「でも僕は…、僕が君を守りたいと思った…」
「………」
「君がお兄さんのことを想うのと同じくらい、僕は君のことを…」
「…エイ、ト」
「君が女性だと知って、君が急に小さく見えたんだ。
 弱いとか、そういうんじゃないけど、…」

困ったな、とエイトは小さく呟いて。

「…一瞬で君を好きになってしまった、なんて…信じてくれるかな」

エイトの言葉に、ククールは驚いて顔を上げる。

「あ、…でも、君はお兄さんのことが好きなんだよね。うん、…悔しいけど。
 …潔く身を退くよ、でも」

そこで漸く、エイトはククールを開放した。
肩にそっと手を置いて、ククールを見つめる。

「…本当に、僕が君を守るから」

それだけ言って、エイトはククールから離れた。
それ以上何も言わず立ち上がり、出口に向かう。
209201 主×♀クク 7:05/01/18 04:12:05 ID:H+mAqYF5
「エイト!!」

不意に、ククールがエイトを呼びとめた。
エイトが振り向くと、ククールが涙を浮かべてこちらを睨んでいる。

「く、クク…」
「馬鹿野郎!!」

予想もしなかった罵声と、ククールが泣き出してしまったことにエイトはたじろいだ。

「…馬鹿…!…勝手に自己完結してんじゃねーよッ!」

ククールがエイトに手招きする。
再びククールの近くに寄ると、今度はククールがエイトを抱きしめた。

「…!?」

目を白黒させるエイトに構わず、ククールはエイトの肩口に顔を埋めて泣きじゃくりながら言葉を紡ぐ。

「どうして、簡単に諦めるんだよ…!お前にとって結局オレはそんな簡単な存在なのかよ!」
「そ、そんなことないよ!で、でも、君はマルチェロのことが…」
「あぁ、確かにオレは兄貴のこと忘れられないし、忘れるつもりもない…
 けど、お前にそうやって言ってもらえて、ちょっとは変わってみようかなって…
 だから!お前も!

 ……オレが本気でお前に好きって言えるようになるまで、…待っててほしぃ……」
210201 主×♀クク 8:05/01/18 04:14:26 ID:H+mAqYF5

小さな声でそれだけ言って、ククールはエイトから離れた。
涙を拭ったあとの頬は赤く染まっていて、エイトはククールをさらに愛しくと思う。
告白は無駄ではなかったことが嬉しくて、今度は再びエイトから抱きついた。

「いつまでも待つし、早く好きって言ってもらえるように頑張るから」
「……うん」

ククールもおずおずとエイトの背に腕を回して、それに応える。
どちらからともなく、唇が重なり合った。





「…やっぱりククールは女の子のほうが」
「は?何言ってんだ、レディたちが男のオレを待ってるんだぜ?」

彼女の女好きは性別も関係なく生来のものなのだろうか…
翌朝には男に戻ってしまったククールに、エイトはがっくりと項垂れる。
しばらくは苦労しそうだ、と吐いた溜め息はククールには届かなかった。
が、

「つーか、オレが女になるのはお前の前でだけって決めたから。以後よろしく★」

ウインクを残して、ククールは部屋を出ていく。
残されたエイトは、一瞬驚いたあとすぐに嬉しそうに顔を緩めた。



END
211名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 04:14:43 ID:Fuk40vd/
トロデ「みな、聞いてくれ…」
トロデ「盛りあがってる所に水を差すようで悪いが、
    そろそろ神々の作品について保護を考えようではないか」
トロデ「保護というのはじゃな、所詮ここの板は一般板なので、
    内容的にいつか削除されてしまう可能性が高いのじゃ」
トロデ「現に、ゼシカ嬢のスレが削除依頼出されて困窮しておる」
トロデ「そこで、まとめサイトとpink板への移民を提案しようと思うがどうじゃ?」
212201(主クク厨):05/01/18 04:15:31 ID:H+mAqYF5
お目汚し('A`)妙に長くなってしまった…
エチー入れるつもりだったのに。
小説なんて最近書いてなかったのでヘタレですが、おつまみ代わりになればと。

ほ、他に主クク神光臨キボン…

もう寝るぽ
213トロデ:05/01/18 04:23:49 ID:Fuk40vd/
>>212
お疲れじゃ。
今後、エイトとククール(♀)の進展が気になるわい。
続きを期待してもよいかのぅ?
214名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 07:29:24 ID:N0DSGKgO
いやもう十分良かったです(*´Д`)
職人さんGJ!
215名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 07:58:27 ID:wzGc88fd
>211
そうなのか?
216名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 09:44:35 ID:CZMOlBYX
GJっす!!!
自分も今幼ククールとマルチェロの話かいてるがゴミだな('A`)
気が向いたらうpする。
217ククールFan269号:05/01/18 10:11:43 ID:wzGc88fd
以前投下させていただいた者です。
自分も投下させていただいてよろしいか。
216さんが投下した後に、することにするよ。
218名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 10:50:12 ID:CZMOlBYX
>神217さん
いやいや、自分まだまだおわらなさそうなのでお先にどうぞ!!
219ククールFan269号:05/01/18 10:53:34 ID:wzGc88fd
ほんでは。
マルチェロ×ククール(女)を投下いたしますよ…。
前がちょっと強○ちっくだったので、今回は幸せに…。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
220ククールFan269号 A:05/01/18 10:54:34 ID:wzGc88fd
マルチェロの、黒目がちの瞳が、俺を愛おしそうに見つめる。
そして優しくキスをされる。
最初はついばむように、そしてその後は深く、深く。

「はあ…ッ」

それだけで、熱い息が漏れてしまう。
そんな俺を見て、マルチェロは口角をつりあげる独特の方法で、声を出さずに笑う。
器用な舌は、俺の口内をすみずみまで蹂躙する。

その後、優しく柔らかいベッドに押し倒される。
俺がまとっているのは、薄手のパジャマ代わりの大きめのシャツのみ。
下は下着のみだ。

「ん…っ!」

マルチェロの指が、シャツの上から俺の胸の突起を探り当てた。
はじくように刺激をした後、シャツの上から突起にむしゃぶりつかれる。
薄手の布地を隔てて、マルチェロの暖かさが伝わってくる。

「あぁっ、あっ、ん…」

俺は恥ずかしいくらい声をあげた。
そこは唾液で薄く透け、ぷっくりと存在を主張している。
それを見られるのが恥ずかしくて、隠そうと抵抗するが、マルチェロの鍛え上げられた腕に、
俺の腕はとらえられ、大きく広げられる。
そして、俺の意識がぐらぐらになるまで、両方のとがりを辱められる。
221ククールFan269号 B:05/01/18 10:57:03 ID:wzGc88fd
「………!!!!」

ぐったりとしている俺の隙をついて、マルチェロは俺の足首をつかむと、
ぐぐっと足を割り開いた。
その間にあるのは、先ほどの胸への愛撫に反応し、しとどに濡れる俺の…。

「や、やめっ、あ、明かりを…っ」

余裕がなかったので失念していたが、
今俺たちがいる部屋は、煌々と明かりが灯っていて、昼間のように明るい。
このままでは見られてしまう。
きっと呆れるほどに濡れている。
下着はつけたままだが、おそらくその上からでもわかるほどに…。

「すごいな、そんなに気持ちよかったか。」

案の定、クッと笑うマルチェロ。
顔が真っ赤になるのが自分でも分かる。
あまりの羞恥に俺は必死で足をとじようともがくが、マルチェロはそれを許さない。
愛おしそうに俺を見つめるくせに、こういうことは絶対にゆずらないんだ。

「い、や…!あぁああ!」

マルチェロが、下着をつけたままの俺の秘所にむしゃぶりつく。
びしょびしょに濡れている秘所に、鼻をこすりつけられるようにされ、めまいがしそうだ。
222ククールFan269号 C:05/01/18 10:58:33 ID:wzGc88fd
「や、やだ、き、汚いから!」

「そうか?…確かに、いやらしいにおいがするな。」

意地の悪い瞳と、俺の視線がかちあう。
俺はきっと、半泣きの情けない顔をしているだろう。
マルチェロが、ぐっと下着を指で横によける気配がした。
そして今度は直に、秘所に舌をさしこまれる感覚がする。

「あぁあ!い、いや…」

ぐちゃぐちゃとなめ回したり、時には指をさしこまれたり。
その動きはかなり乱暴だったが、愛しい男の愛撫の前に、これ以上ないくらい濡れていた俺の秘所は、
その行為を苦痛もなく受け入れる。
そして、いつしか、物足りなさすら感じるようになった。

「マ…マルチェロ…、もう…」

身体を情けなくビクつかせ、愛撫に耐えていた俺の小さなあえぎを、マルチェロは聞き逃さない。
いったん俺の身体から離れると、騎士団服の前をくつろげ、すでに怒張したものを取り出す。
そして濡れて溶けた俺の秘所にそれをあてがうと、一気に俺を貫く。
223ククールFan269号 D:05/01/18 10:59:46 ID:wzGc88fd
「あっ!ああぁああ!!」

ズブズブと、遠慮もなく俺の中に侵入する怒張。
強烈な感覚に、俺は意識を手放しそうになるのを必死で耐えて、俺の上にのしかかる、愛しい男を見つめる。
マルチェロの頬は上気しており、息も荒かった。
それを見ると、俺は、彼に俺が必要とされていると深く思える。
身体と気持ちが満たされる。
なんて幸せなんだろう。

「あっ、あ、あぁっ、あぁっ」

マルチェロの力強い腰が、俺に打ち付けられる。
怒張は、俺の膣内を蹂躙し、感じやすいポイントを的確にとらえて、快楽をもたらす。
マルチェロも俺も、一心不乱に快楽を追う。

あっ、あっ、あっ、あっ、

二人とも獣と化し、本能のみにすがる。
感じすぎてワケがわからない。
一つに、一つになりたい、お前と…。

「ん、んんっ、あ、ああっ、………ッ!!」

まぶしい光につつまれ、俺とマルチェロは、ほぼ同時に達した。


224ククールFan269号 E:05/01/18 11:01:45 ID:wzGc88fd
「んでねー、サーベルト兄さんが実は生きててねー。呪文の勉強とかを一緒にしてくれてねー。」

「あっしは、兄貴が側にいてくれて、一緒に世界中をまわっていたでゲス」

「ははは、それじゃ今と一緒じゃないか、ヤンガス。」

俺たちは今、サザンビークの宿にいる。
最後の敵を倒して、世界に平和を取り戻した後も、共に世界を見るため旅をしていた俺たちの前に、
2度あることは3度ある、ということで、俺たちの前に再びイシュマウリが現れたのだ。
4人いるのでは、誰か一人願いを叶えてもらう、というのも不公平ということで、
皆が今夜一晩、それぞれが幸せな夢を見せてもらおう、ということになったのだ。

「そりゃーお前、エイトと2人っきりってところが今と違うってことだろ?ヤンガス。」

「そうでゲスねえ…。嬢ちゃんやククールもいると、騒がしくて…」

「なーによ、あたしたちが邪魔だって言いたいの!?」

「い、いや…そういうわけじゃ…!」

「まあまあ、…ところで、ククールは、どんな夢を見たの?」

エイトが俺に聞いてくる。
そう、あれは、俺が心の底で願っている、幸せ。


「そうだな、俺が見た夢は…」

------------------------------------
END
225ククールFan269号 :05/01/18 11:05:48 ID:wzGc88fd
なんかこのスレ見てると、本気で萌える。
自サイト作りたいが、めんどいし、ここほど人こないし、クク女もマニアックだし、
ここで投下させていただいておる。
こんなでよかったら、今後もよろしく。

どうすか。きしょいすか。
226名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 11:45:01 ID:CZMOlBYX
うぉお!!!GJです!
今回も読みごたえのある作品でした(*´ー`)
これからも楽しみにしてます!!!
227名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 12:11:51 ID:DIv6BUJr
GJ!萌えた!と読んでたら
何気ない最後のシーンで本気でほろりときちまった自分にビクーリ。
俺、だいぶクックルが好きになっとる……
ここはオアシスだ。
228ククールFan269号 :05/01/18 13:25:31 ID:wzGc88fd
ありがとん。
ここは、すぐ感想もらえるから嬉しいです。
229名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 14:59:26 ID:L+tEQWJA
>>228
嬉しいのはわかるけど、
今までの他のSSスレとかネタスレとか見てると、
あんまり頻繁にレスつけると
そのうちコテうざいって香具師が出て来て、
せっかくの良スレが荒れるから、
レスは最低限にした方がいいよ。
230名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 15:08:31 ID:08l2FF7L
>>215
確かにでているな。
今の所、ゼシカ関係だけのようだが…
ttp://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1070531548/402
231名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 15:13:09 ID:j6JcZ9v5
キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━!!!
神ー!!!!
俺はククールFan269号のFanになっちまったよ。
激しく乙。
是非また書いてください。お願いします。
232ククールFan269号 :05/01/18 15:35:50 ID:3tDFu8DG
>229
すみません。これからは控えます。
233名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 16:33:31 ID:DcnreCIz
確かにそろそろ、まとめか何か作った方がいいかもな…
せっかくのクク(♀)萌えスレなのに、消されたら泣ける
234主クク厨201:05/01/18 19:20:20 ID:H+mAqYF5
ククールFan269号氏GJ!自分もファンです。

>213
王さまありがd
続編は考えてますので、書けたらまた投下しにきますね。
しかし読み返してみると女である必要性がないな…orz

このスレ私も好きだ。
自サイトあるけどまさかこんなのは載せられないしw
まとめサイト欲しいなぁ。
神作品がまとめて読めたら嬉しい。
235名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 20:49:40 ID:r44hORG/
エロじゃないけど主×女クク投下してもよかですか?
需要、ありますかね?
236名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 21:16:10 ID:DIv6BUJr
投下プリーズ。
今、俺の中で空前のおにゃのこククブームだ。
237名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 21:29:57 ID:AaU7YocF
まとめサイト作っても(・∀・)イイ!けど、神作者さん達の了承とかあるからなー
まとめサイト収録おkな方の作品だけまとめる感じですかね?
238名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 21:30:33 ID:DcnreCIz
エロ・非エロ不問で投下щ(゚Д゚щ)カモーン!!
239名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 21:38:35 ID:r44hORG/
235です。
では投下します。
俺は本職物書きではないので、細かい点は容赦ねがいます。
しばらくお待ちを。
240PANIC!その1:05/01/18 21:41:19 ID:r44hORG/
エイト達はその日、サザンビークの西の森でモンスターと戦闘していた。
このあたりを歩いているとランドゲーロがしつこい程大群で出現する。
「ククール、ザラキであいつらを一掃してくれ!」
「おうよ」
指示を出したその直後、エイトは今さっき斬りつけて人面姿になったランドゲーロに反撃され、ククールの側に倒れ込んでしまった。
「うわっっ!」
「あっ!」
エイトが倒れ込み、二人の体が重なる。その時とっさにククールの右胸に片手をついてしまった。
むにゅっ。
(?!・・・えっ?!えええっっ?!)
不意打ちである。それは自分にはないやわらかで肉感的な感触だった。
自分の下になっているククールと一瞬目線が合ったがすぐにそれは逸らされた。
「ちょっとあんた達、大丈夫?」
「う、うん、何とか」
ゼシカに話しかけられてククールとエイトは平静を装うように立ち上がり、戦闘を続けた。


戦闘を終え、宿を取っているサザンビーク城に到着した。
「あ〜今日も疲れたわね〜」
「しかしあの西の森はメタルスライムが大量出現しておいしいでがすな」
「そうじゃな、お前たちはもう少し己をレベルアップして、あのにっくきドルマゲスを倒しに行った方がいいやもしれんからのう。ゴールドも貯めて、もっといい装備に買いなおしたらどうじゃ?」
ククールとエイトは三人が喋っている間も無言で歩いていた。
「・・・何じゃ、どうしたのじゃ、二人とも。喋れんくらい疲れておるのか?ワシよりもずっと若いくせにだらしがないのう・・・」
「・・・いや、別に。いちいち話しかけてくんなよ、うっとおしい」
「っ!人が心配してやっとるのにうっとおしいとは何じゃ!」
「まあまあトロデ王、放っときやしょうよ」
ヤンガスがトロデをなだめに入る。
「まったく・・・まあよいわ。ではいつものようにワシは姫とここで待っておるぞい」
241PANIC!その2:05/01/18 21:43:12 ID:r44hORG/
四人は宿で夕食を囲んでいた。
「ねえねえ!さっき帳場で聞いたらね、今日は宿がすいてるらしいから一人一部屋で泊まれるって!」
「ガツガツガツ・・・この肉、うまいでがす!ゼシカの姉ちゃん、やけに嬉しそうでがすなあ」
「だって一人で一部屋使えるのなんて、この旅に出てからまだ一回もないんだもん、たまには羽のばしたいわよ」
「へーへー、どうせアッシらはムサ苦しくてお邪魔でがすよー」
「ああん、もう!子供じゃないんだからそんなふてくされなくってもいいじゃない!」
食卓を囲んで楽しそうに談笑する二人とは逆に、黙々と食事を済まそうとするククールとエイト。
「ちょっとぉ、さっきからあんた達、何か変よ?」
「兄貴、お疲れなんでがすか?食べたらすぐ風呂に入って寝た方がいいでがすよ」
「うん、何かちょっと今日は体調がすぐれないんだ。僕、先に部屋に行ってるね」
エイトは立ち上がり、宿の階段を上がっていった。
「兄貴、大丈夫でがすかねー?」
「・・・ごちそうさま」
続いてククールも退席した。
「さっ、私も部屋で横になるわ。ごちそうさまでした」
「アッシも食いすぎて眠くなってきたでがすよー」


自分の部屋に戻ったククールは、今までひた隠しにしてきた、自分が女であるという事実をエイトに知られてしまったショックに打ちひしがれていた。
ベッドに腰掛け、うなだれる。
まだオディロ院長のカタキ討ちさえ終わっていない。明日も、あさっても、その次も一緒に旅を続けなければならない。
242PANIC!その3:05/01/18 21:45:51 ID:r44hORG/
(どうすればいいんだ・・・。どうすれば・・・)
昼間、エイトに不慮の事故で触れられてしまった右胸に軽く手を置き、しばし考える。
(やっぱ、あいつには本当の事を話すしかないのか・・・)

ククールは決心したようにエイトの部屋のドアをノックした。
「エイト、オレだ、入ってもいいか?」
「ククール?」
部屋の奥からやってきて、開錠する音がした後、ドアの向こうからエイトの顔がアップで現れる。
ククールはエイトと視線が合ってしまい、鼓動が早くなる。
「ちょ、ちょっと話があるんだ、いいか?」
「うん、中入ってよ」

ククールは椅子に脚を組んで腰かけた。
しばらくの間、お互い言葉を発することができず、部屋中が緊張の糸で紡がれているようだった。
長く続く沈黙を最初に破ったのは、意外にもいつもは寡黙なエイトだった。
243PANIC!その4:05/01/18 21:48:32 ID:r44hORG/
「・・・何か深い理由があるんでしょ?」
「・・・・・・」
「人に話したくない事は誰にでもあるし、僕はみんなに喋ったりしないよ」
「し、知らなかったとは言え、昼間のことはごめんね」
エイトが赤面しながら謝る。
「エイト・・・」
温かく投げかけてくるエイトの優しい言葉に、ククールはもたれかかってしまいたい、と思った。
「オレの方こそ、一人で機嫌悪くなってごめん」
「しかもエイトにはオレが女だって事、知られたのにこんな喋り方でさ・・・」
ククールは自分の事を少しずつ喋り始めた。

「オレがこんななのは、物心ついた時からだったんだ。エイトも知ってる通り、
オレには腹違いの兄貴がいる。親父がメイドと浮気して生ませた、あのマルチェロがね。
親父とおふくろの間には長いこと子供ができなかったんだ。
で、やっとできたと思って産んでみたら女の子だった・・・。おふくろはがっかりしたんだと思う。
立場的に辛かったんだと思う。男でなけりゃどう逆立ちしたって跡継ぎにはできない。
だからおふくろは親父に嘘をついてオレを男として育てた・・・。
今まで一度もスカートなんてはいた事ないし、親父達が死んで修道院に入ってもオレは自分を男だと信じて疑わなかったよ。
変な話、ちんちんだってそのうち生えてくるもんだとばっかり思ってた。ある時期がくるまではね」
ククールは喋りを続けながらゆっくりと歩き、エイトの前へ立つ。
244PANIC!その5:05/01/18 21:50:41 ID:r44hORG/
「十二歳だったかな・・・何かこう、胸のあたりがグリグリしだして、何ヶ月かしたら女の月一回のものがオレにも来たんだ。
信じられなかったよ。そこから一気にオレの人生が奈落へ沈んでいく感じがしたんだ」

「そう、だからドニの町でいろんな女の子と遊んだのだって、あんなのは表面上だけだ。
好きになるのはいつも男だったよ。こんな自分が異常なんじゃないかって、すごく悩んだもんさ」
ククールの話に耳を傾けるエイトの表情は真剣だが、やはり驚きを隠せない様子だった。
「ごめん、こんな話して。ずっと他人には隠してきたし、これからも誰にも言うつもりはなかった。だけど・・・」
「??」
「人に優しくされる事には慣れてないんだ」
ククールはエイトの隣に座り、今まで押さえつけてきた感情を堰切るように肩にもたれかかった。
その目尻には涙がこぼれていた。
「兄貴ともうまく行かないしさ・・・。あいつの事はすげー尊敬してるのにつっぱねられてばっかりで・・・。オレはっ・・・」
エイトは何も言わずにククールを抱き寄せた。

245PANIC!その6・終:05/01/18 21:53:12 ID:r44hORG/
「ここで好きなだけ泣いていいよ。ククールの気が済むまでね」
嗚咽するククールをエイトの言葉が温かく包む。

小刻みに震えているククールの背中をとんとん、とあやすようにしてやる。
(ああ、子供の頃に眠れないとおふくろによくこうしてもらってたっけ・・・)
だんだんと気持ちが落ち着いてきたククールは、前を向いて涙を指でそっと払い、
至近距離にいるエイトの唇に自分のそれを重ねた。
「!」
「サンキュ。エイトは優しいよな。ある意味、それって罪かもよ?気をつけたほうが、いいぜ?」
突然キスされてびっくりしているエイトに、ククールはおどけてみせる。
「そろそろ部屋に戻るね。明日も早いからもう寝るわ。今日の事は私達だけの秘密だからね!
じゃ、明日からも普段通りよろしくね、エイト君!」
指を二本、額の横でチャッと立て、部屋を出て行く。
最後だけ女言葉になり、その声のトーンも上がっているククールに、エイトはドキッとしてその場に呆然と立ちつくした。

(か、かわいい・・・。僕達だけの秘密、かぁ・・・。ハッ!!僕ってば何考えてるんだろう?!
うわー、頭の中がパニックだよう!!)

エイトの初めての恋はここからはじまろうとしていた。
246名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 21:54:57 ID:r44hORG/
投下終了。お粗末様でした・・・。
247名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 22:02:05 ID:N0DSGKgO
初めてリアルタイムで小説投下体験して感激…!
何か2人ともかわいいなぁ(*´Д`)更新ボタン押しまくりでした
248名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 22:04:44 ID:DIv6BUJr
なんじゃそのラブ米は!? カワイイじゃねーかバカァ!!!


乙です。トキメキをありがとう。
249237:05/01/18 22:45:45 ID:AaU7YocF
おおお、続々と職人さんが降臨なさってる…乙です!
エロも(・∀・)イイ!けど甘酸っぱいのも(・∀・)イイ!

勢いでまとめサイト作ってみました。
職人さんで収録可or不可ありましたら教えて下さると嬉しいです。
250名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 22:52:57 ID:DcnreCIz
乙です!
ところで、まとめのURLはどこですか…
251名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 22:54:05 ID:pK+QNPHL
>>249
乙です。
職人というのも憚られる>105-106ですが、あんなんで良ければ載っけてやってください。

続きをという有り難いお言葉もありましたが、あれはあれで終わりです (´・ω・`)
今度、主ククでもと思ってますので、
その時はまた、スレが閑散としてきた頃に場つなぎに投下したいと思います。
252237:05/01/18 23:25:54 ID:AaU7YocF
>>250
全部保管した状態で作ったには作ったのですが、
SS掲載不可の職人さんもいるかもしれない状態での公開はどうかなーと思ったので
URLはまだ載せてないです、スマソ

問題無いようでしたら晒しますー
253名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 23:33:16 ID:3tDFu8DG
全員に許可を取るのは難しいと思う。
他のスレで、許可を取ってるのを見たことがないので、
そのままGOしていいのでは?
254名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/18 23:38:48 ID:DcnreCIz
同じくいいと思う
駄目だって住人は、多分ここで晒したりしないだろう…多分
255名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 00:14:44 ID:AmCu9qQM
いけいけゴーゴーだ!
256237:05/01/19 00:24:40 ID:6y7CiJUn
思い立って1時間で作ったんでかなりアレですが…(;´Д`)
もし掲載不可の作者さんいらしたら、ご報告下さいー。

ttp://kukule.h.fc2.com/index.htm


しがない絵描きなのでSSは書けず…_| ̄|○ 文書ける方は凄いです。マジ尊敬です。
257名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 00:32:59 ID:rPzXibMx
保管庫ありがたいけど
左側のフレームにもスクロールバーを
出すようにして頂けるとありがたい…。
258237:05/01/19 00:45:37 ID:6y7CiJUn
>>257
出しますた〜

他にも何かあれば直します。
259257:05/01/19 00:51:54 ID:rPzXibMx
>>258
トン!
260さすらいの(℃_゚):05/01/19 01:01:29 ID:3sy9g6K9
ウホWW
まとめサイト作り乙!!
自分も後でSS載せるかな。
261名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 04:00:42 ID:KMCfjh/2
>>256
お恥ずかしながら、22と145-152を書いたものです。
こんな作品でよろしければ、どんどん収録してくださいm(_ _)m
262名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 04:02:35 ID:KMCfjh/2
追伸…
ククルコという名前はいまさらながらに失敗したオモフ…orz
263237:05/01/19 04:15:23 ID:6y7CiJUn
保管庫作成のついでに、ククル絵板も設置してみました。
SSかけねーけど絵なら!という方ドゾー

ttp://cat.oekakist.com/kukule/
264名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 05:37:38 ID:B3bxbiKz
>237
激しく乙!!!!
自分は物書きではないので、
時間が出来たら絵板に描かせていただきます(*´∀`)
265名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 06:15:04 ID:jj7fST8f
スレがこんな展開になるとは
>1も予測してなかったろうな…w
266名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 07:47:50 ID:z/9Rj1Qy
朝っぱらからももも萌え〜(´Д`*)
しかも兄妹のワカーン物が…すばらすぃです!!

まとめサイト管理人さんも激しく乙です。
267トロデ:05/01/19 13:46:44 ID:cdAbZiI6
>>237
おぉ!すばらしい!
こんなに早くできるとは…このトロデいたく感服したぞぃ。
これで、作品たちは安泰じゃ。
さて、ワシも名無しに戻るかの。
いこうか、ミーティアや…
268名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 14:24:08 ID:rcKihu33
まとめサイト禿しく乙です。
こうやってまとめると改めて職人さんってすげー!と思う。

そして俺は幼クク(♀)に出会える日を夢見て
ひたすら待ち続けている。
いつまでも待ってる。
だからどなたか書いて下され!
269名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 14:33:49 ID:ti3FLgOX
>>268
今書いてる。
俺は時間が不規則な仕事をしてる故、しばし待っていて下され。
270名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 15:06:24 ID:rcKihu33
マジですか!!!?
時間に余裕のある時で宜しいので頑張って下さい。
お仕事も頑張って下さい。
俺はいくらでも待てます。
271名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 18:47:31 ID:1RXNJUC2
抵抗するククールの喘ぎ声を小一時間程聞いていたい
272さすらいの(℃_゚):05/01/19 21:50:21 ID:3sy9g6K9
今からマル×クク♀うpするからよろしく。
273マル×クク(♀)@:05/01/19 21:51:26 ID:3sy9g6K9
マルチェロの腹違いの妹、ククールがマイエラ修道院に身を寄せてから大分年月が経った。

修道院で暮らしている団員や見習い達の家事全般をずっと手伝っていたククールはもう誰の手を借りずとも一通りこなせるようになっていた。


―‥そう、今日はククールがマイエラ修道院に来てからちょうど六年目。そしてマルチェロの誕生日。

もちろん見習い達や団員はそんな事を覚えているはずがない。

そんな日もマルチェロは一人自室にこもって仕事をしていた。

するとノックの音が。
『‥入れ。』


―ガチャ‥

‥自室に入って来たのは少し気まずそうにうつむいているククールだった。

『‥夜遅くに失礼します、団長殿。』

『な‥何の用だ‥。』

いきなりの展開に焦ったマルチェロは言葉を詰まらせた。
そんな気持ちを知ってか知らずかククールは話を続けた。

『今日‥団長殿の誕生日だと聞いて‥ぁ‥、あの‥』

『‥団長殿はやめろ。好きじゃない‥。』

指摘され、またうつむくククールは少し間を置いて再び口を開いた。
274A:05/01/19 21:53:55 ID:3sy9g6K9
『‥マ‥マルチェロさん‥誕生日‥おめでとうございます‥』

『‥あ‥あぁ‥。』

顔を真っ赤にしてさらにうつむくククールを見てマルチェロはククールの隠れた恋心を察した。

『‥まさか‥』

『ぇ!?ぃや、あの‥っ!!』

真っ赤な顔を手で隠し一歩後ろに後退するククール。
マルチェロは言葉を促すかのようにククールの頭を撫でた。

『正直に言ってみろ。』

『‥‥‥。』

恥ずかしいのか否定し辛いのか何も喋ろうとしないククール。
こんなに言葉を交わしたのは4年前のマイエラの祭典以来だった。
思えばククールももう13歳。胸はふっくらしてきてだんだん女性になりつつある身体だ。

(‥腹違いの妹でもこんな‥こんな気持ちになるものなのか‥。)
『‥こい。』
マルチェロはククールの手首を掴み、ベッドへと連れて歩いた。
『な‥何を‥』
怯えた瞳で睨まれ、ますます欲望に駆られる。
『ククク‥もうお前も15歳。今から大人の遊びをしようじゃないか‥。』

『‥っ!!いやです‥!離してくださいっ!』
じたばたと暴れ、掴まれた手から逃れようとするが圧倒的な力の差で無意味なものとなった。
275B:05/01/19 21:55:59 ID:3sy9g6K9
静かになったククールの洋服のボタンをゆっくり外すと白い肌と小さなふくらみがあらわになった。
『透き通るような白だな‥』

『い‥ぃけません‥オディロ様に見つかったら‥!』
必死にマルチェロを止めようとするがもう歯止めがきかなくなっていた。
『まだまだ若いな‥』

服を全て脱がし終えたマルチェロはククールをベッドに押し倒しながら秘部を指でまさぐった。
『ひぁ‥っ、ゃ‥!』

秘部にある小さなつぼみを指で弄ぶ度にククールの身体がぴくりと痙攣した。
『クク‥ッ‥いやだ、と言っているのに身体は正直だな‥。』

そして小さなふくらみを痛くないよう配慮しながらやさしく揉みしだく。
『ん‥っ、ぁ‥マル‥チェロさん‥ッ!ぃ‥いけません‥ぁっ!』
弄んでいた秘部の小さなつぼみはしだいに膨張し、アヌスからは透明な液が溢れ出てきた。

『淫乱な妹‥フッ‥悪くはない‥。』
マルチェロはズボンのチャックを開けるとそこから硬くそそり起ったペニスが出てきた。
初めて見たククールは手で顔を覆い、恥ずかしさに耐えようとした。
276C:05/01/19 21:57:55 ID:3sy9g6K9
『いくら男女といえども兄弟です‥。こんな行為は‥っ!!』

『許されない、とでも言いたいのか?』
涙ぐみながら睨むククール。だが、隙だらけの睨みだった。

『お前は私に惚れている。違うか?でなければわざわざ部屋まで来ないだろう‥。』

『ぅ‥それは‥っ』

否定をしないククールを再び押し倒し、口封じのために深い口づけをした。
『‥っはぁ‥、』

『そこまで行為を否定するならば‥快感をその身体で覚えてもらうまでだ‥。』
深い口づけで一瞬緩んだククールのアヌスにゆっくりと剛棒を挿入してゆく。
『ふ‥っ、ぁ!ぃ‥たぁ‥っ!!!』

『力を抜け。少しの辛抱だ、我慢しろ‥。』
277D:05/01/19 21:59:10 ID:3sy9g6K9
シーツを掴み、痛みに顔を歪めた。
そして意識が薄れてきた頃、ようやくマルチェロの剛棒がアヌスに納まった。
『‥っ、動くが‥大丈夫か‥?』
ククールはぼぅっとした目でマルチェロを見ながらゆっくりと頷く。
了解を得た後、ゆっくりと腰を動かした。
『Σぁ‥っ!?ん‥ぅ‥っ!』

『く‥っ、そんなに締めるな‥!!』
ククールは固く目をつぶり、痛みに耐えた。
しかしだんだん痛みから不思議な感覚に変わりつつあった。

『ふぁっ!!ゃ‥っ、なに‥これぇ‥っ!?』

結合した下半身から聞こえてくる、くちゅくちゅと響く水音が自分のいやらしさを示しているようだった。
278終わり:05/01/19 22:00:26 ID:3sy9g6K9
『少し‥早めるぞ。』

『んぁあ‥!』

限界まできているマルチェロは少しづつピストンを早くしていった。
『‥は‥っ、』

『ひ‥あぁっ!ぁあ‥っぁん、ぉ‥かしくなり‥そ‥っ!!』

ギシギシと軋むベッドの音が二人の行為を加速させる。
『く‥ぅはあっ!!』

『ぅ‥あぁあ、ぁ‥ん‥っ!!!』

マルチェロは果てたククールの中に欲望を吐き出した。
そして顔を桜色に染め、息を荒くしてぐったりとしている我が妹を抱き上げ、こう言った。

『お前はもう‥私から逃げる事はできない‥』

end‥?
279さすらいの(℃_゚):05/01/19 22:02:56 ID:3sy9g6K9
うわ、ごむんなさい、へたくそですな、はい。
マル×クク♀は初書きだったからめちゃくちゃで。
許してください。
280訂正:05/01/19 22:06:17 ID:3sy9g6K9
Aの最後らへんでマルチェロが15歳とか言っちゃってるけど13歳の間違いですた。
連書きスマソ;
281名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 22:21:35 ID:TfRqt8wq
すみません先生!
ア、ア○スでよろしいのでしょうか?
アニャルセクースだと考えてよろしのでしょうか?
282あ、:05/01/19 22:24:57 ID:3sy9g6K9
うはWWなんかすげぇ間違いしちゃってることに気がついた(汗)
ごめん、ア○スじゃないわ、これ。
あれね、ちゃんとした方の穴で(笑)
283名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 22:56:39 ID:IifWRNde
おー少女ククだ!
生娘クク萌え〜GJ!!
前にも投下した171です。
風呂で行為するマルクク投下してもいいですか?
284名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 23:05:45 ID:GzZAeeOP
死ぬほどカモン。
285密室の悦楽1:05/01/19 23:07:42 ID:IifWRNde
ある夏の夜。
修道院での一日の務めを終え、ククールは浴室でシャワーを浴びていた。
ククールが浴室を使うのは深夜の短時間だけである。
他の騎士団員や修道士に入ってこられてはまずいので、
いつも脱衣所のドアの鍵を施錠してから入るようにしている。

プラチナの艶のある髪、たわわに弾む豊穣な乳房、
高い位置でくびれて締まったウエスト。
髪と同色のアンダーヘア、丸みを帯び形の良い尻、
肉感的ではあるが締まった脚。
神話の女神のような神々しい肉体を湯が次々と流れ落ちていく。

ククールは蛇口を閉め、浴室を出ようとドアノブに手をかけた。
「!」
ドアを開けると、鍵をかけた筈なのに脱衣所にはマルチェロが立っていた。
「兄貴、どうして」
マルチェロは脱衣所のドアの合鍵をちらつかせてみせる。
「どうしてだと?フッ、そんな事、聞かずともわかるだろう」
全裸のククールにマルチェロが歩み寄り、抱きすくめる。
「やっ…。制服が濡れるよ…」
「構わん。こんなもの、いくらでも替えはある」
マルチェロはククールの唇を吸い、己の舌を差し込んだ。
「んんっ…」
既にククールの脳内では快楽物質がざわざわとうごめき始めている。
ククールも応えるように舌を激しく絡め合う。
286密室の悦楽2:05/01/19 23:08:42 ID:IifWRNde
「あふっ……んっ…はぁっ…」
ククールの乳房をまさぐりながら、他方では陰唇を指でなぞる。
「あぁっ…!」
温かい愛液がじんわりと滲み出てくる。
「感じやすい奴だな、この淫乱めが」
唇を一旦離す。すると制服を乱雑に脱ぎ、脱衣籠へ放り込んだ。
「私も湯を浴びる。お前も来い」
手首を引っ張られ、浴室の壁に押し付けられた。

マルチェロはククールの乳房にむしゃぶりついた。
桜色の隆起を口に含んで舌で転がす。
「あっ……はぁっ…」
乳房の脇の部分をきつく吸うと、そこに赤く痕がついた。
兄とこのような行為をしているという事実が、
際限なく快感の波をざわめかせる。
「お前は兄である私にいつもこうしてもらいたいと妄想しているのだろう?
卑猥だな」
快感に肌を紅潮させたククールの心を見透かしたように言い放つ。
サディスティックな言葉とは裏腹に、
彼の手の動きはあくまで優しいものであった。
287密室の悦楽3:05/01/19 23:12:26 ID:IifWRNde
「ああっ……マルチェロ…ッ」
(そうだよ、夢の中でさえオレは兄貴とこうして…)
マルチェロの手が乳房の脇から腰をなぞり、秘められた茂みへと到達する。
じらすようにゆっくりと、指がスライドする。
「んふっ……はぁ…っ」
マルチェロの指にククールの透明な蜜がねっとりと絡みついてくる。
「もうこんなに濡れて…。いやらしい」
責めたてる兄の言葉に、ククールの内部が逐一反応する。
「は……ぁっ……だって兄貴が…っ……あああっ!」
マルチェロが中指をクリトリスへとすべらせぐりぐりと刺激する。
「あぁっ……駄目だよっ……そんなにしたらイっ…!!」
「んー?ではまだお預けだ」
ぐしょぐしょに濡れそぼった秘部から指を離し、ククールを床に跪かせると、
己の跳ね上がった欲棒をククールの目の前に差し出した。
ククールはそれを両手で掬うようにし、マルチェロ自身を口に含ませた。
「んんっ……ああ………いいぞ、実にいやらしい姿だ」
ククールが舌を使い欲棒に唾液を絡め動かす音が浴室に響く。
マルチェロはククールの頭を抱え込みながら腰を動かし、
時に喉の奥まで突き立てる。
「んっ…んっ………ああ…」
マルチェロの息づかいも次第に荒くなってくる。
時たま苦しそうに表情を歪めるククールをいとおしく感じる一方で、
半分血の繋がった妹を征服しているという充足感をおぼえていた。
マルチェロは抑えきれなくなる一歩手前で己を引き抜いた。
288浴室の悦楽4:05/01/19 23:14:19 ID:IifWRNde
「壁に手をついて中腰になれ」
バックの体勢をとらせると、ククールのヴァギナにいきり立った己を挿し入れた。
「んっ…ふっ…あっ…ああっ…!!」
お互いの性器が擦れあい、淫らな音をたてる。
「あっあっ…マルチェロ…ッ…」
「そうやって私の名を呼んで喘ぐお前は実にいやらしい奴だ」
腰の動きが津波のように次々と激しく打ちあげられ、
マルチェロがククールの中を往来する。
「はぁっ…!……んふっ…あっ…あっ…」
ククールの最も深い部分を何度も突き、互いの熱さを求め合う。
マルチェロは自分がもうじき燃え尽きるのを察した。
腰の動きが速くなってくる。
「あああっ…もうだめっ……マルチェ…ロッ!!あぁぁぁぁっ!!」
ククールの脳内で神経が灼けつくような感覚が一気に拡散する。
「……!!クッ!!」
マルチェロは容赦なく己を締め付けてくるククールの中に熱くたぎった精液をぶちまけた。
「……ああ…マルチェロ……」
激しく昇りつめた悦楽に呼吸の乱れた二人は、その場に崩れ落ちて抱き合った。
289浴室の悦楽5:05/01/19 23:16:54 ID:IifWRNde
「…いくら夏だと言え、このままでは風邪をひく。湯を浴びて上がろう」
マルチェロは蛇口をひねり勢い良く湯を出すと、ククールにかけてやる。
ククールは兄に愛されたのだという充足感に満ちた表情で、
先刻胸につけられた赤い痕を眺めた。
「…何だその満足そうな顔は」
今度はククールがマルチェロに湯をかけてやる。
シャワーの湯を浴びながらマルチェロがかすかに笑った。


二人は抗い難い同じ罪を分かち合い、深い夜の底に沈んだ。

290名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 23:20:20 ID:IifWRNde
おしまいです。
291名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 23:44:39 ID:3sy9g6K9
見苦しいほど字間違いをした者ですが‥
うはWWGJです!!!
292名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/19 23:54:23 ID:AmCu9qQM
ああ…もうなんか…神ですよ…萌の神様がたくさんいる…萌すぎて涙出てきた…なんてこった…
293名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 00:31:01 ID:c5zreeqf
>292
( ゚∀゚)ノ□ コレデナミダフクヨロシ
寝る前にこのスレ覗いたら目が冴えまくり!!
皆様GJすぎて鼻汁出るぜ。
294237:05/01/20 00:49:08 ID:ri7kLkSA
ああぁ…エロいよククたんエロいよ(;´Д`)
世の中に神は何人いるとですか…!

>>289までのSSを保管させてもらいますた。
諸事情により暫くネト繋げなくなるので帰ってこれ次第保管作業します_下 ̄|○ スンマセン 
295名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 01:09:57 ID:D+RiTiNJ
激しくGJ!!&乙であります!
女体化も妹も萌え過ぎる。レイープも和姦も萌え過ぎる。
たまらんです(*´д`*)ハァハァ
絵板にも神がイパーイだよ…
296名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 02:45:54 ID:Nt0xROU2
読んでるとマジで子宮委託なる…やばいw
297名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 04:27:01 ID:tSCZAh6J
>>296
キモイよー (;´Д`)
298名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 07:00:59 ID:ThsL2zis
同じくキモー(´д`;)
ここはあくまでククールたんでハアハアするスレなんで
そういうのは勘弁してくれ
マジでキショイ
299名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 07:27:08 ID:CNdihQot
別スレでククール×ククール(♀)のSS見つけたんだけど
ここに転載していいのかな…?
300名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 08:04:20 ID:+nCFXmq0
ぜひ見たい!
301名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 08:45:23 ID:c5zreeqf
SSならいいけど例のコピペならいらねーよ?
302さすらいの(℃_゚):05/01/20 08:47:37 ID:Wpb5nJLj
他のククールスレでもここのssネタ使われてるからいいんじゃありませんかね?
303名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 08:49:20 ID:+nCFXmq0
どこで使われてたの?見たい。
304名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 09:02:52 ID:c5zreeqf
それってまさかイチゴネタのコピペの事言ってるじゃないよな??
それなら大根スレでククール×ククール(♀)になってたけど。
アレはあちこち出回ってるコピペで元ネタここじゃないしなぁ。
キモイだけだし。
305名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 09:12:35 ID:+nCFXmq0
もしそれだったらどうでもいいけど、違うんだったら見たい。
306名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 09:30:04 ID:Tpd/dryz
文書きじゃないですが投下します。そして逃げます。
最近女の子ククールもイイなあと思いはじめました。

…エイトも♀です。
307名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 09:32:37 ID:Tpd/dryz
ぎし…ぎし…。一定的なリズムを保って揺れ軋む、安宿の固いベッド。
微かに聞こえてくる、甘さを含んだ小さな喘ぎ声。
恐らく、本人達は声を押し殺してしているつもりに違いない。
ぎし…!ぎし…!!ぎし…!!!
ベッドの軋む音が次第に速まり、喘ぐ声もまた大きくなった。絶頂が近いことを示している。
「ぁあっ…あっあ、や、ヤンガスぅッ……!!」


――馬鹿、馬鹿馬鹿。それで隠しているつもりかっ。バッチリ聞こえてるんだよ馬鹿ヤロウ!
些か赤面しながら、ククールはそう心の中で毒付いた。
…今し方まで、行為を行っていたヤンガスとエイトの二人に向けて。
幾ら極力音を抑えようとはしても、だ。所詮は安宿。タカが知れている。
音は空気を伝い、隙間だらけの薄い壁や天井を震わせる。
耳を塞いでも、その音は指の隙間からねっとりと侵入してくる。防ぎ様がない。

隣の部屋から音がしなくなった代わりに、ぼそぼそと喋り声が聞こえてきた。
ヤンガスが行為の後のエイトを労っているのかもしれない。
まあ、そんなことはどうでもいい。
「はあ」
溜息が一人きりの部屋に虚しく溶ける。ククールは腰掛けていたベッドから立ち上がると浴室へと向かった。
少々身体が熱っぽい。隣人の営みの声を聞いたせいゆえか…?愛しい男の顔を思い出した。
「マルチェロ…」
銀色の長い睫を震わせ、切なげに名前を口にして。ククールは己の指をそろそろと躊躇いがちに、自分の濡れた秘所へと伸ばした。

糸冬
308名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 09:35:18 ID:Tpd/dryz
いやあの本当にすんませんしたーっっ。
309さすらいの(℃_゚):05/01/20 09:45:12 ID:Wpb5nJLj
いや違う。
イチゴネタのも見た事あったけど漏れが見たのはあの拷問室でのSSだった。ひどいとこだとまんまコピペして張ってたよ。
どこのスレかは忘れたが‥。
310さすらいの(℃_゚):05/01/20 09:47:14 ID:Wpb5nJLj
うはWWせつなっ(*´∀`)ハァハァ‥
おまいさんGJ!!!
311名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 10:36:47 ID:WDPxBTsK
>309
おまいの曖昧な情報なんて誰も聞きたくねぇんだよ。
どうでもいい書き込みで萎えさせないでくれ。頼む。
312ククールFan269号 :05/01/20 12:07:00 ID:+nCFXmq0
エロなし、暗めのSS投下いたします。
ラブラブ、ほのぼのが好きな方は、飛ばして読んでくだちい。
313ククールFan269号 a:05/01/20 12:11:23 ID:+nCFXmq0
----何故?

ククールは下っ端の仕事である、夕飯の材料を倉庫から運び出しながら思った。
中央広場では、マルチェロが、自分とさほど年の差がない新入りたちと、
何やら談笑しているのが見えた。
自分の部屋と同室の少女が、顔を赤らめながら、マルチェロにつんできた花を差し出している。
マルチェロは笑顔でそれを受け取り、彼女の頭を撫でてやっていた。

----何故?

初対面の時以来、ククールは、マルチェロから笑顔を向けられたことがない。
いやそれどころか、自分に向けられるのは、いつも蔑むような視線。
醜い、汚い、嫌なものを見るような視線だけなのだ。

マルチェロは、腕もたち頭もよく、何よりその天性のカリスマでもって、
若年ながら、たくさんの団員や修道士、信者たちを魅了していた。

-------そしてそれは、自分も例外ではなかった。

314ククールFan269号 b:05/01/20 12:13:15 ID:+nCFXmq0
「何か…失礼があったのかな…。初対面の時…かっこが汚かったのかな…」
いくら考えても、ククールには分からない。
必死で原因を探ろうとするが、決定的な原因が見つからないのだ。
広場をじっと見つめる、ククールの物欲しげな視線に気づいたマルチェロは、
冷たく一瞥すると、新入り達を率いて、奥の院に入ってしまった。

ククールは決心した。

「うだうだ悩んでもはじまらない。…ご本人に確かめて…、必死で謝って…
 そうすれば、きっと許してもらえる…!」

夜、みんなが寝静まった後、ククールは下っ端の部屋をこっそり抜けだし、
マルチェロの部屋に向かう。
息を大きく吸い込んで、マルチェロの部屋のドアをノックする。

こん、こん、こん

「……入っていいぞ。」

おだやかな低音が、入室を許可する。
ためらいがちに、ドアをあけ部屋をのぞくと、マルチェロがこちらに視線を向けた。
柔らかかった視線は、ククールの姿を確認した瞬間、一気に冷たい視線に変わる。

「…!?…何の用だ、貴様…」

恐ろしい威圧感に、圧倒されそうになるのを、ぐっとこらえ、
ククールは、部屋に入る前から準備していた言葉を吐き出す。
315ククールFan269号 c:05/01/20 12:15:11 ID:+nCFXmq0
「や…夜分に失礼いたします。
 あの…、じ、自分は、尊敬するマルチェロ様に対し、何かご無礼なことを…。
 た、大変申し訳ありません。
 ど、どうしても、自分には原因がわからなくて…。
 ただ、あ、謝りたいと思って…。」

緊張のあまり、用意してきたセリフの半分も言えないまま、ククールはうつむいてしまう。
マルチェロは、相変わらず、ククールに冷たい視線を向けていた。



「……俺にした無礼を、謝りたいというのか?」

「!!…は、はい!!大変申し訳ありませんでした!!」

はじめて、謝るきっかけのセリフを与えてもらえたことは、ククールにとって幸運だった。
ここぞとばかりに、大声をはりあげ、全力で謝る。
しかし、次にマルチェロから発せられた言葉は、ククールの身体を凍り付かせた。

「そうか、だったらその場で服をすべて脱げ。」

「………………え………?」

「聞こえなかったのか。服を全部脱げと言っている。
 上も、下も、下着も全部だ。
 さっさとしろ。俺は気が短い。」

「は……はい……」

316ククールFan269号 d:05/01/20 12:16:43 ID:+nCFXmq0
マルチェロの言葉どおり、ククールは自分の衣服に手をかける。
その間、マルチェロは片肘をついたまま、じっとククールの動向を見つめている。
幼いとはいえ、ククールは何年も前に、生理を迎えた年になっている。
焼け付くような視線に、激しい羞恥を覚えながらも、ククールは一枚一枚、服を脱ぎ捨てる。

そしてすべて脱ぎ終わる。
白く透き通るような肌は羞恥のためか、まだ未発達の乳房まで、ほんのり桜色にそまっており、
深く青い瞳が、何かを訴えるように潤んでいる。
10人男がいれば、3人はヒュウと唇を鳴らし、7人はあまりの神々しさに指をくわえて見ているだけだろう。

しかしマルチェロは動じることなく、ククールに近づく。

「………っ」

全裸の自分に男性が近づいてくることに恐怖を覚えたククールは、
とっさに身を引こうとする自分自身をぐっとこらえて、マルチェロの動向を見守る。
マルチェロの手が、ククールの肩に軽くかけられる。
317ククールFan269号 e:05/01/20 12:17:50 ID:+nCFXmq0
「…………あ…………」

尊敬するマルチェロに、はじめて身体を触れられる。
たったそれだけのことが、ククールの心を深く満たした。
マルチェロはクッと笑う。

「なんだ貴様、これはいったいどういうことだ」

「あ…」

閉じられたククールの足の間から、一筋のしずくが垂れているのを、マルチェロは見逃さなかった。
マルチェロは、立ったままのククールの内股を掴み、20センチほど開かせる。

「あ、あの…こ、これは…」

「貴様はここへ謝りにきたんじゃないのか。ガキのクセにどうしようもない淫乱だな。」

開かれたククールの内股は、愛液でトロトロと糸を引いていた。
それをのぞき込むように見られ、ククールは動揺する。
マルチェロはかまうことなく、ククールの秘所に指を一本埋め込む。
318ククールFan269号 f:05/01/20 12:19:02 ID:+nCFXmq0
「い…っ!!!痛…っ!!」

ククールは、あまりの痛みに、目の前にあったマルチェロの肩にとっさにすがりついた。
マルチェロはかまうことなく、ククールの中に入れた指を、ぐりぐりと動かす。

「あ!あうっ!!……っ!!」

「…さぞ痛いだろう?さあわかったら、とっととこの部屋から消えるんだ」

「い…いや、です…ッ!」

「…………何?」

マルチェロの、膣内におさめられていた指の動きが止まる。





「じ…自分は、あなたに、謝るために…ッ
 私は、私はあなたのことを…!」

319ククールFan269号 g:05/01/20 12:21:56 ID:+nCFXmq0
「…ッ!!黙れ!!!」

マルチェロは叫び、唖然としているククールの身体をつきとばす。


「……貴様の謝罪などいるものか!
 何をしたところで、貴様のようなクズの罪は消えはせん…
 俺は…、貴様を未来永劫許すことはない!
 わかったら消えろ!!」


脱ぎ捨てられた衣服をククールに投げつけ、マルチェロは荒々しく部屋の外へ出ていった。
残されたククールは、呆然とした後、あふれ出る涙を止めることができなかった。
かき集めた衣服に顔をうずめ、嗚咽を漏らす。

-----何故?

-----いったい、何故…。




ククールが、マルチェロと自分にまつわる過去を、
オディロ院長から知るのはそれから5日後のことだった…。

-----------------
おしまい。



320ククールFan269号:05/01/20 12:23:08 ID:+nCFXmq0
おしまいです。
マルチェロが冷たくなった時、ワケワカンネだったククールには、
こんな過去があったんでは、と勝手に妄想してみました。
エロなくてすまん。
321名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 12:35:50 ID:WDPxBTsK
いやエロというか、十分エロスだった!!
切なさ乱れ撃ち☆で瀕死状態ッス。
322名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 13:10:36 ID:0kJGdLos
すげー萌える。神。

訳も解らず憎まれ苛められる美少女に(;´Д`)ハァハァ
クク子は可哀相なのが萌えだ
323名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 17:49:41 ID:pC0n/i0s
あああああああーーーっあああああーーーっあーー〜〜!

萌えた萌えつきた…(´Д`)
324名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/20 21:29:31 ID:UCEksTWZ
正直マルチェロのすけべが見たいだけでこのスレきてる
325名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 00:19:38 ID:/ar4GHZT
確かに殆どマルチェロのおっさんが
一人でいい思いしてやがるな
326名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 00:33:55 ID:3AXs4x2H
実の兄とエッチというシチュがエロいからなハァハァ
327名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 01:01:16 ID:ykxDyMHC
男×男がダメな自分にとってこのスレは神
328名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 03:57:48 ID:ykxDyMHC
絵板で、
限りなく原作に近いマルチェロとククールの絡みが見たいです。
ククールはなんとか女にして、微エロでも激エロでも。
原作絵は見かけないのですごく見たいです。お願い!
329名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 08:21:37 ID:f8S1KmeY
描いてきた。
しかし原作絵で色気を出すのは難しかった。
他の猛者を自分もきぼん。
330ヒソーリ投下して逃走する素人:05/01/21 12:22:14 ID:HuEHC1bF
「この書類と・・・あとこの洗濯物、団長室に届けてきてね」
「だいじょうぶ?そのバスケットかなり大きいけど」
「ハイ、せんぱい」
中にマルチェロの洗濯済みの着替えがたくさんたたまれた大きなバスケットと、紐でまとめられた書類を受け取る。
この間9歳になったばかりのククールは、グレーの修道服の上にエプロンをかけ、今日も先輩修道士に雑用をまかされていた。

(よいしょ、よいしょっ・・・はぁ、ちょっと重いなぁ・・・)
身長130センチ弱のククールが運ぶには、このバスケットは少し大きい。
荷物を落としてひっくり返さないように注意しながら2階へ上がる。

階段の踊り場まであと少し、というところで。
どさっ!
「!きゃんっ!」
こけた。
「あーん、早くひろわなきゃ・・・」
ひっくり返ったバスケットを元に戻し、散らばった洗濯物をかき集める。
きれいに洗濯されたマルチェロの着替えを汚すわけにはいかない・・・。
331ヒソーリ投下して逃走する素人:05/01/21 12:24:19 ID:HuEHC1bF
(???書類は?・・・あ、これだ)
そうこうしているうちに下の食堂で昼食を済ませたマルチェロが階段をあがってきた。
「ぅぁマルチェロさま!?」
階段の上部で着替えを拾っている自分に近づいてきた。
「・・・・・・」
マルチェロはククールを一瞥すると、黙って拾うのを手伝った。

「あ・あのあのっ、ま・マルチェロさま、いいんですっ、全部わたしがやりますっっ」
マルチェロの持った洗濯物をぎゅっとひっぱる。
「ば・馬鹿、そんなに引っ張るなっ・・・うわっ・・・」
「きゃあ!」
ごろごろごろっ!!!!
二人は階段を転げ落ちた。
ククールはマルチェロの上に重なってしまう。
「痛っ・・・・・・」
マルチェロは落ちたとき右肩を打ったようで、そこを押さえている。

ククールがマルチェロと重なっているほんの少しのあいだ、

(ぅあ!? 男の人の胸ってこんなに広いんだぁ・・・)

と、一人で赤面していると、マルチェロがこう言った。
「いつまで乗っかってる・・・・・・早く上からどけ・・・」
「!!あ・あ、す・すみません、すみませんっ!!」

ククールのほっぺがまるで林檎のように赤くなり、さっと起き上がった。
「だいじょうぶですかっ!?お怪我してませんか!?」
「・・・ああ」
332ヒソーリ投下して逃走する素人:05/01/21 12:26:18 ID:HuEHC1bF
ククールが散らばった洗濯物を集めようとすると、マルチェロが手早くまとめてバスケットに入れてくれる。
マルチェロがバスケットを持ってふたたび階段を上がる。

「あのっ・・・ありがとうございますっ」
ククールは書類を持って急いであとをついていき、一緒に団長室の中に入る。

「・・・ほら、あとはここできれいにたたんでいけ。その書類はデスクの上だ」
「はいっ!ありがとうございますっっ」
「私はここで書き物をする。洗濯物は向こうのサイドテーブルに持っていってたため。仕事の邪魔はするな」
「はいっ!」

毎日のことなので慣れた手つきですばやく洗濯物をたたんでいく。

(同じ部屋にマルチェロさまと一緒にいられるなんて・・・)

普段から必要最小限のことしか話してくれない、専制君主のような自分の兄。
少しでも近くにいたい・・・。

ククールにとっては思いもかけない幸福な時間だった・・・。


                                       おわり
333ヒソーリ投下して逃走する素人:05/01/21 12:28:11 ID:HuEHC1bF
・・・主君とメイドみたいになっちまったよウワァァァァン!!(AA略)
334名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 12:54:38 ID:f8S1KmeY
いーーーーーなああああ。
幸せそうで…。
逃走せずに、ヒソーリとどまって。次作書いてくれや。
おつ!
335名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 14:38:04 ID:sfIodC69
幼いククールかわええ…(*´д`*)ハァハァハァアハァ
336名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 21:36:19 ID:w5PPFH7Z
妹ククールがこんなに萌えるなんて……
予想外の事態だ。

ゼシカとユッケちゃんと合わせて妹ゲーができそうw
337名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 22:15:46 ID:/KO6Thb+
>>336
妹ズ(+α)

ゼシカ「やっぱサーベルト兄さんが一番よ。」
ユッケ「うちのお兄ちゃんだって負けてないんだから!」
ヤンガス「エイトの兄貴には敵わないでがすよ。」
ゼシカ・ユッケ「あんたは引っ込んでてよ!」
ヤンガス「!! ひどいでがす……」
ククール「みんないい兄貴じゃねえか。羨ましいぜ。オレの兄貴なんてさ……」

ククール「でも……それでもオレは…兄貴が一番なんだけどさ……」
338名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 22:48:06 ID:zbMSb9n5
>337
(つД`)クク切ねえ
339名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/21 23:14:27 ID:w5PPFH7Z
>>337
(つД`)健気な子じゃ
兄貴のヴァカーヽ(`Д´)ノ
340名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/22 00:37:45 ID:WrtxaLdx
助けてください
萌すぎて動悸がして眠れませんハァハァハァ…
341名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/22 00:40:17 ID:WuBetCfj
>338-339
……337??
342名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/22 09:57:15 ID:IBbtVwli
マルチェロ様抱いてください(><)
343名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/22 22:30:36 ID:8fWtQyyd
聖地だ。
ククサイト持ってるけど・・・
此処も毎日日参している。

私もマルチェロに抱かれたい・・・・
344名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/22 22:57:16 ID:VLYS8DHa
わかった、わかったから取り敢えずageるな。
あとここはマルチェロに抱かれたいスレじゃねえ。
345名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 11:31:06 ID:dpRdBcYr
萌えの神々が降臨する日を今日も一人待つのであります。


ついでに吐き捨て
俺、貧乳もいけると最近気付いた。
貧乳ククールとかたまらない。
ゼシカのオパーイ見てちょっと落ち込んでたりすると萌える。
フェチでスマソ……
346名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 11:58:02 ID:LnUP899O
俺は断然貧乳派。
おにゃにょこクックルは細身で小柄がイインデネーノ?
(*´∀`)ドゥエヘヘ
347ククールFan269号:05/01/23 12:38:36 ID:iseAeu32
>345さんの書き込みに触発されたSS投下します。
つか、ゼシククで、百合ちっくなんですが…。
百合苦手な人は、スルーでお願いいたします。
348ククールFan269号 1:05/01/23 12:40:30 ID:iseAeu32
「うふふ、どぅお〜?似合うかしらっ」

くるっとその場を一回りするゼシカ。
形のいいヒップを覆った、短めのパレオが翻る。
武器防具をある程度そろえ、お金に余裕があったエイト一行は、
先日リブルアーチの防具屋で「魔法のビキニ」なる代物を購入した。

装備するのはもちろんゼシカ。
その、小柄ながらも豊満かつパーフェクトなボディに、一同は
一瞬言葉を失うほど、見とれていた。

「う…うわぁあ、に、似合うねえ…。」
「こりゃ、嬢ちゃんのためにあるような防具でガスねえ…。」
「うん、かわ、いい、よ、ゼシカ。」

「そう〜〜!?ありがとっ!」

自信に満ちあふれたゼシカの笑顔。
厳しい旅の途中でも、日々身体のラインに気を使っているゼシカは、
嬉しそうに、皆の賛辞を受け止めた。
笑顔につつまれたエイト一行。

ただ一人、ククールをのぞいて…。
349ククールFan269号 2:05/01/23 12:42:10 ID:iseAeu32
「はあ…………」

風呂場に響く、ククールのため息。
ちゃぷちゃぷと、手の平で湯を弄びながら、ククールは今日のことを思い出していた。

昼間に見た、ゼシカの水着姿。
女性である自分から見ても、魅力的なことが十二分に理解できる。
普段、冷静で感情の起伏を見せないエイトですら、言葉につまるほど
圧倒されていたのを思い出し、ククールは少し寂しい気持ちになる。

「別に、気にしたこと、なかったんだけどなぁ…」

ククールは、ふと目線を下にやり、自分の胸を見つめる。
白い、ささやかな大きさの丘が二つ。
ゼシカのそれとは、明らかに大きさが異なっていた。
彼女は、普通に胸を張った状態でも、くっきりと谷間が刻まれていたのを思い出す。
それに比べて…この丘が谷間を作ることがあるのは、
思いっきり前屈みになって、寄せた時くらいだろうか。

無意識に、自分の胸に、両手を添えてしまった時。

「あ〜っ、やーらしいんだククール。何やってんの?」

「ゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼシッカ……ッ!!!!??」

「やだ、どもりすぎだから。あたしもお風呂、入っていい?」

ガラリと戸が開けられ、そこに立っていたのは、全裸のゼシカだった。
350ククールFan269号 3:05/01/23 12:44:00 ID:iseAeu32
ククールの答えを待つことなく、ずかずかと風呂場に足を踏み入れるゼシカ。
そして湯船からお湯をすくうと、何度か自分の身体にかける。

(う…わぁ…)

女同士とはいえ、ククールは、ゼシカと入浴を共にするのは初めてである。
豊満な胸、その頂上をかざるピンク色の突起、くびれた腰、形のよいヒップ、
髪の色より多少色素は濃いものの、中心を飾る、薄い恥毛…。

「……なーに見てるのよ」

はっと気がついた時には、ゼシカは自分と同じ、湯船につかっていた。
どうやら無意識に、じろじろとゼシカを見てしまっていたらしい。

「昼間も様子がおかしかったわよね、…あたし、何かしたかな?」

大きな瞳で見つめられ、ククールは逃げ場を失う。

「……ゼシカはいいなって思って。」

「…………」

「その、俺はゼシカみたいに、スタイルいいわけじゃないから、あーゆーの似合わないし」

「…………」

「背も無駄に高いしさ。ちょっとうらやましいなーって思っただけだよ。」

「ククール」
351ククールFan269号 4:05/01/23 12:45:56 ID:iseAeu32
「!?」

ゼシカの手が、ククールのささやかなふくらみを、柔らかく包み込んだ。

「ゼッ、ゼシカ…っ」

「ククールは全然分かってないよね、自分のこと。
 背が高くて、どんな服だって似合って…、白い肌とサラサラな髪、青い目…。
 あたしにないいい所なんて、たっくさんあるでしょう。
 そんなこと言われたら、それをうらやましいと思ってた、あたしの立場って何?って感じじゃない。」

「ちょ…っ!」

「ククールは、とっても可愛いよ。エイトだって、ヤンガスだって、みんなそう思ってる…」

「うあぁっ!」

ゼシカはおもむろに、ククールの小さな突起に吸い付いた。
ちゅうっと音をたてて吸った後、舌全体を使って、すくい上げるように舐められる。

「ちょ、ちょっと、ゼ、ゼシカ!!んっ!」

必死ではねのけようとするククールだが、あいている方の突起も、指先でひねり上げられて
しまい、抵抗する力を失う。

「こうされてると、胸って大きくなるんだって…」

突起を愛撫しつつも、器用にしゃべるゼシカ。
湯船の端に追いつめられ、逃げ場を失う。
覆い被さるゼシカに、敏感な所を好きに愛撫され、ククールは首を振るしかなかった。
352ククールFan269号 5:05/01/23 12:47:34 ID:iseAeu32
ちゅう、ぴちゃ、ぴちゃっ、ちゅう、ちゅうっ

「ゼ、ゼシカ……っ、ダメ……っ」

恥ずかしい音が、浴室内にこだまし、ククールの思考を溶かしてゆく。
ククールの腰が、もじもじと動き出したのを、ゼシカは見逃さなかった。

「んふふ、ここ。…ここも、大きくなってない?」

「いっ!あぁあ!!だ、ダメ!」

ゼシカの細い指先が、ククールのクリトリスを捕らえる。
あまりのことに、ククールは必死で抵抗するが、同じ女性であるが故に、
快楽のツボをおさえているゼシカから、逃れられるはずもなかった。
ゼシカの指は小刻みにそこをはじく。
時折、後ろに指を滑らせ愛液をすくいとると、再びクリトリスに指をもどし、それを塗りたくる。
そうすることで、ククールを支配する快楽は、どんどん強烈になってゆく。

「い、いやっ、あ、ぁ、ゼ、ゼシ、カ…っ!」

「そう、ククール、大丈夫、そうよ、力を抜いて」

「あっ………、あぁああっ!!」

身体をはげしく痙攣させ、ククールは達した。
ビクンビクンと、ゼシカの腕の中で身体をはねあげ、そのうちぐったりと力が抜ける。


「……、あなたはすごく魅力的よククール。 あたしに嫉妬なんかして、バカみたい。」
353ククールFan269号 6:05/01/23 12:49:41 ID:iseAeu32
次の日、宿の食堂にて。

「あれ?嬢ちゃん、ククールはどうしたでガスか?」

パリパリと、サラダのレタスをかじっているゼシカに、ヤンガスが問う。

「んふ、さぁ〜?まだ寝てるんじゃない?」



部屋の中には、自分の失態を恥じ、ゼシカと顔を合わせるのをためらって
食堂に行けないククールの姿があったとさ。



おちまい。

--------------------------
自分にとって大きな悩みでも、他人から見れば
「贅沢言ってんじゃねえよボケ!」
と見られる場合もあるというお話でした。

このスレで、初めて暗くない話を書いたような気がします。







354345:05/01/23 13:08:46 ID:dpRdBcYr
GJ!! GJすぎだよ!!
かわえぇ…オパーイちっさいククールかわえぇ(*´д`)
ヤバイくらいツボです!
モエスギテクルシイ _| ̄|〇ノシノシノシノシ
355名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 13:31:04 ID:G1ADPgRg
>>348
乙です!

俺も貧乳はいけるくちなので萌えたぁ!
で、俺も書いてはみましたが下手です、はい。

間食がわりの小ばなしって事で許して下さい!
356名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 13:32:35 ID:G1ADPgRg
ククールは悩んでいる。いつもとなりに並んでいるゼシカの豊満な胸を見て。

(ゼシカのおっぱい、あんな大きくていいなあ…。)

自分の体型を擬音化するなら、ゼシカのボンキュッボーン!に対し、さしずめ自分のはポヨッキュッポヨッ、だ。

(はぁ〜あ、お尻も何だか扁平だし…もうちょっとメリハリが欲しいな。)

その日の宿で、ゼシカと部屋が一緒になった。

「今日はよく汗をかいたわ。ククール、先にお風呂入る?」

「ねえ、たまには一緒に入らない?」

同性としてゼシカの体に興味があり、言ってみた。

「いいけど?二人で入るには狭くない?」

「どうせ長湯はしないから。」

バスタブにお湯をためながら、その中で二人が体を洗う。

「ゼシカの胸って大きくていいなぁ。私なんてこの程度よ。」

「え〜?あんまり大きすぎるのも苦労するよ?服のサイズとか。胸に合わせて服選んじゃうと服着た時のシルエットが不恰好になるから、いつも仕立て屋さんに頼んで作ってもらってるののよ。」

「んー、でもやっぱりもうちょっと胸ほしいよ。ね、ゼシカのおっぱい、ちょっと触っていい?」

「ヤダヤダ、ククールってば何言ってるの」

「いいじゃない、ちょっとだけ!」
357名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 13:34:17 ID:G1ADPgRg
「きゃっ!」

ククールの手のひらがゼシカの胸に軽く触れた。

「うわぁ、すっごくやわらかい!」

「ちょっと、人のを触ったんだからわたしもククールの触っちゃうよ?」

「え、私のは触っても別におもしろくないし…きゃっ!」

乳首も乳輪も小さなククールの胸をそっと触って。
「大きくなくても形が整ってるし、ククールのだってちゃんとやわらかいじゃない。ね、ククールって、もしかしておっぱいが性感帯?」

「!!そっ、それは…。もうっ、ゼシカってば急になんてこと聞くのよ!」

ククールは言い当てられて顔を赤らめた。

「あ、図星?図星なのね?胸が小ぶりな人っておっぱい触られると気持ちいいって良く聞くし。」

ククールは、まさかゼシカの口から性感帯、だの、おっぱいだのという言葉が出てくるとは予想外で、こっちが逆に恥ずかしくなってうつむいてしまう。

「同性同士なんだからそんな恥ずかしがらなくてもいいじゃない。それに、ククールには何だかんだ言っても愛してくれるひとがいるじゃない。」

「…さ、もうあがりましょ。」


床につくとさっきゼシカに言われた言葉がこだましていた。

(何だかんだ言っても愛してくれるひとがいるじゃない──)

ククールは今夜もなかなか眠れそうにない。
358355:05/01/23 13:36:17 ID:G1ADPgRg
ああ、勢いだけで書いたので誤字がありますね。
そこはどうか、捨て置いて下さいorz
359名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 16:53:45 ID:nhS+1i2J
このスレの神様達に触発されて初投下を試みてみる事にしました。
エロ綺麗さっぱりなしマルククという微妙なものですが。
360気付いて欲しい・1:05/01/23 16:55:17 ID:nhS+1i2J
修道院を抜け出して、ドニの町へ。
そして女性を誘って部屋へ篭ったと見せかけて、服を替えて本来の自分を取り戻す。
それはもう、何度も繰り返されて、慣れてしまった日常だったのだけど。
(くそ……油断した……!)
何度も繰り返す内に、酒を飲みに来ている修道士や騎士に見つかっても
気付かれる事はないんだという自信もつき……すっかり気が抜けていた。
今までは必ず部屋を出る前に確認していた事を、うっかり忘れて。
その結果がこれだ。
草叢を這うようにして移動しながら己の身を振り返って泣きたくなる。
淡いブルーのワンピースの裾も、白い、愛らしいデザインの靴も、
草と土ですっかり汚れてしまっていた。
361気付いて欲しい・2:05/01/23 16:56:22 ID:nhS+1i2J
常とは違う、縛る為ではなく飾る為のリボンをつけて流していた髪も、
振り乱されてぐちゃぐちゃになっている。
(しかも……結果出ねえしっ)
もう長い事こうしているような気がするのに、一向に目当てのものが見つからない。
日は大分西に傾き、お咎めなしに修道院に戻るにはぎりぎりの時間である事を教えてくる。
別に咎めを受けようと構いはしないが、いつまでもこうしていても仕方がない。
周囲が暗くなれば、ますます見つからなくなってしまうだろうし。
諦めて帰ろうと、勢いよく立ち上がった時の事だった。
362気付いて欲しい・3:05/01/23 16:57:30 ID:nhS+1i2J
「そこで何をしている?」
詰問するかのような、きつい口調で発せられた、声。
聞き覚えの有りすぎるそれに、身体が震える。
「え……あ……」
恐る恐る振り向けば、黒い髪に緑の瞳。
……兄、マルチェロが、そこに立っていた。
「あの……ええと……っ」
思わず、一歩後ずさってしまう。
なんで悪い事というのはこうも重なるんだろうか。
いつもならあんなミスはしなかったのに。
いつもならこの時間は、もう赤い服に戻って、酒場で『男の自分がそこにいた』跡を残している頃なのに。
兄がこの町に来る事なんて、ほとんどないのに。
363気付いて欲しい・4:05/01/23 16:58:51 ID:nhS+1i2J
なのに、どうして。
この姿を見られてしまうなんて、考えた事もなかった。
いぶかしげに眉を顰めた兄の唇が開くのを見るのが怖くて、ぎゅっと目を瞑る。
「……済みません、人違いだったようだ」
「…………え?」
来るのは罵倒か嘲りかと、身構えていた俺の耳に届くのは予想とは全く違う言葉。
目を開ければすぐ目前に穏やかな光を湛えた緑の瞳。
「銀色の髪が見えたものだから。怖がらせるつもりではなかった」
向けられた優しい微笑みは、まるであの時の……俺が『弟』だと、知らずにいた時の、笑みだった。

364気付いて欲しい・5:05/01/23 16:59:57 ID:nhS+1i2J
「こんなところで何を?」
「あ……落とし物を……して。探して……」
声が上擦る。
気付いているのか、いないのか。
兄の真意がわからなくて。
真意のわからないその笑みが……怖くて、でも懐かしくて嬉しくて……そして、寂しくて。
「なるほど、そちらも『探しモノ』か……ん?」
落し物、という言葉に目線を地面へと向けた兄の顔の動きが止まる。
急に歩き出し、ある一点で腰をかがめ、腕を下へと伸ばして。
「指輪か」
「えっ……!」
呟かれた言葉に、思わず声が出る。
立ち上がってこちらを向いた兄の手には、鈍く光る騎士団員の証が有った。
「そちらの探し物も指輪でしたか? ……ですがこれは、
あなたが探しされているものではないようだ。残念ながら」
365気付いて欲しい・6:05/01/23 17:01:12 ID:nhS+1i2J
そういって自分の手にある指輪を見つめる瞬間、兄の眼が眇められる。
……いつも俺を見る時の、あの顔になる。
「これは私の探していた相手が落としたものでしょう。限られた人間しか所有しないものだし……あなたの指には太い」
普段は手袋で覆われている俺の素手を見、そして俺へと顔を向けた瞬間、そこには穏やかな微笑が戻る。
……一番最初に俺へと与えてくれた、あの顔になる。
「念のために確認を。あなたの探し物ではありませんね?」
「えぇ……違います。もっと小さな物を……探していました」
でしょうね、と呟いて。
「申し訳ないが、私はそろそろ戻らなければならないのです。
規律違反を正しに来た者が、規律を乱すわけには行かないもので」
「え……いいえ。ワタシ……も、もう諦めようと思っていたところ、でしたから……」
すまなそうに、本当にすまなそうに頭を下げて、
修道院へ向かう道へ去っていくその後姿を見送って……思わずその場にへたり込んだ。
366気付いて欲しい・7:05/01/23 17:02:13 ID:nhS+1i2J
「あ……れは、気付いてねえ、な」
初めの内は、わからなくて戸惑ったけれど。
気付いているなら、例え演技でも……俺に向かってあんなふうに笑える人ではないと、
あんなふうに言葉をかけてくれる兄ではないと、途中で気付いた。
俺を俺と気付かないからこその、あの優しさ。
俺を俺と気付いていたら、決して向けてくれる事のない、あの優しさ。
乾いた笑いと、独り言が零れる。
「……戻ったら、怒られるんだろうなぁ……」
これから着替えて戻ったのでは、咎められずに済む時間などには間に合わない。
時間の事と、そして指輪の事と。
責められない訳がないだろう。
367気付いて欲しい・8:05/01/23 17:04:13 ID:nhS+1i2J
「いっそ戻らないでここで女の子やってりゃ……良いんだろうけど、ね」
そうすればもう、兄のあの、『弟』を見る時の顔は見なくても済むのだろう。
蔑まれる事も、罵倒される事もなく……何かの機会にまた顔を合わせる様な事が有れば、
あの優しい微笑を浮かべてくれるのだろう。
けれど。
けれど、それではいやだった。
『あなた』ではいやだ。
『あなた』では意味がない。
俺が願うのは、俺を俺の名で呼んで、そして、微笑う兄だった。
368気付いて欲しい・9:05/01/23 17:05:29 ID:nhS+1i2J
「ありえねえんだけどさ、そんなもん」
願いがかなうとは思っていない。
願いをかなえて欲しいとも、望んでいない。
かなう事のない願いだと、知っている。
ただ……それでも。
俺がそんな事を願っている事に、気付いて欲しかった。
わかってくれなくていい、かなえてくれなくていいから、気付いて欲しいと。
「さて……帰るかね」
そんな日は来ないのだろうけれど。
気付いてもらえることもなく、ただ憎まれる日々が続くのだろうけれど。
もしかしたら、の日の為に兄の傍に。
弟として。
369359:05/01/23 17:07:24 ID:nhS+1i2J
終わり。長々と駄文を申し訳ない。

えーちなみに「同一人物だと気付かねえってのはありえないだろ」という突っ込みは
皆さんの心の中にしまっていただく方向で一つ。
370名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 17:34:54 ID:LnUP899O
激しくGJ!!
この短時間で神々降臨しまくりだよ
ククルコタソハァハァハァ…
371名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 17:59:35 ID:UrXuOH+5
絵板も盛り上がってまいりますた。
372名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 18:02:56 ID:LloH17wi
うはっ(*´∀`)なんか切ないな。
神々、GJ!

誰か絵板に幼クク書いてくれないか?
文章で想像もいいが絵でも萌えたい。
おながいします。
373名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 18:04:36 ID:vqz6AVmP
主ククー…
374名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 18:26:58 ID:dpRdBcYr
今日はいい日だ…幸せだ。神々に感謝。

>>359
GJ!切ないねぇ……
おにゃのこだと知らない兄っつーのもイイ!!
いつか兄がククールが妹だと知る日を勝手に妄想して
禿 萌 え た 。
375名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 18:30:17 ID:LnUP899O
370のIDが主クク
376名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 18:38:18 ID:LnUP899O
うは。スマネエ。
回線切ったから変わってると思ってた…
スレ汚しスマソ。

これだけではなんなので
別の板でチャゴス×おにゃのこクックルのSSがあったのはがいしゅつだろうか?
377名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 18:48:15 ID:dpRdBcYr
そういやあった。
どこだったか思い出せない……
378名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:02:46 ID:Us3Kz1lp
ここで貧乳派とか幼ククのおっぱいとかいってるの女?

染  色  体  大  丈  夫  ?
379名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:03:02 ID:UrXuOH+5
前にもそういう曖昧な書き込みあったけど、
コピペで持ってくるとか、そういう具体的なことが出来ないんだったら、
まったく無意味じゃん。
見たくても見れなくてイライラさせるのが目的なわけ?
380名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:16:42 ID:dpRdBcYr
貧乳好きを馬鹿にするな!
男がみんな巨乳好きばかりだと思ったら大間違いだ!


チャゴスの話、憶えてる奴いたらヘループ。
381名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:18:59 ID:sjpIs3Bb
ククールアホカワイイ(現行)の前スレだな>チャゴス
ログあるけどコピペするかい?
382名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:23:10 ID:UrXuOH+5
頼みます。
383名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:26:03 ID:sjpIs3Bb
383 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 16:41:25 ID:NMXIUyzG
サザンビーク地方、真夜中。俺は一人、王家の山に向かって歩いていた。

「おい、そこの赤いの。ちょっとこっちに来い。」
大アルゴンハートを手に入れ、城に帰る途中、こっそりクソ王子に呼び止められた。
「12時に、王家の山に来い。一人でだ。絹のローブを持ってだぞ。」
相手は王族。命令に従わないとどんなことになるかわからなかったから、とりあえず俺は命令にしたがい、向かっている。

王家の山についた。入り口にクソ王子が立っている。あいつ、いつのまに成長したんだ。
「こっちだ。ついて来い。」
そういうと、クソ王子は怪しい洞穴へ俺を案内した。持ってきた松明で、洞穴を明るく照らす。
「絹のローブに着替えろ。」
「はあ?ここでか?」
「いいから着替えろ。」
俺はしぶしぶ、絹のローブに着替えた。
384名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:28:58 ID:sjpIs3Bb
384 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 17:23:03 ID:NMXIUyzG
「で、何するつもりだよ?」
俺が問うたら、クソ王子はポケットから小さな小瓶を取り出した。中にピンク色の液体が入っている。
「これは、もしミーティア姫が男だったら、飲まされていた薬を一万分の一に薄めた薬だ。
 そのまま使うと、お前は一生女になってしまう。」
「で、これを飲めと?」
「そのとおりだ。」
「ふざけるな!!こんな変な薬のめるか!!」
俺は無意識のうちに、奴の胸倉をつかみ、拳を振り上げていた。
「おい、お前。こんなことしていいのか?僕の身分をちゃんとわきまえているのか?」
仕方なく俺は、手を下ろして薬を飲んだ。
385名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:31:56 ID:sjpIs3Bb
388 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 18:03:47 ID:NMXIUyzG
「肌が白いなぁ。どんないい女になるんか?」
なんだよクソ王子。と思っていたら俺の体が光りだした。だんだん俺の体が変わっていく。
光はおさまった。気持ちが悪い。ぞくぞくする。
「ふうん、ウエストはもともとから細かったが・・胸も腰も小さいな。」
このクソ王子は、父親からエロいとこしか受け継いでないのか。
「ほんとに朝までに戻るんだな? やるなら早くしてくれ。」
「うん。」
というといきなり飛び掛ってきた。まるでスライムベホマズンだ。そのままベッドに押し倒された。腰が痛くなった。
つぎに、厚い唇でキスしてきた。エイトよりも、めちゃくちゃにいやらしい。ただやりなれてないだけか。
「お前、拒否してないか。」
といわれて、ただつきあうだけと自分に言い聞かせ、唇を開く。
386名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:34:06 ID:sjpIs3Bb
390 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 18:17:20 ID:NMXIUyzG
クソ王子の舌が入ってくる。俺の口内を強引に荒らしてくるが、なんとも感じない。
むしろ、背筋が凍るようだ。こんなクソ王子のテクに、はまってたまるものか。

俺の口内を貪ることに飽きたのか、胸をもんできた。これも痛くてたまらない。
「ふぅむ。やっぱり小さいなあ。もっと大きくならないかなぁ。」
これで満足できないんだったら、最初からゼシカを誘えばよかったじゃないか。いや、
騎士はレディーの犠牲にならなければ。
「っ!・・・・・ンッ・・」
「ぅん?」
やべえ。クソ王子に胸をなめられて少し感じてしまった。奴に感づかれたか。
「っ・・おいっっ・・・・・んぅ」
387名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:36:17 ID:sjpIs3Bb
393 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 18:27:43 ID:NMXIUyzG
完全に奴に気づかれた。奴は狂ったように俺の胸に食らいつく。
「あっ・・・・・・はっ・・・っ。」

ふと、クソ王子は俺の下の部分に目を留めた。なるほど、今のは全部前フリか。
でも俺、だめかもしれない。こんな前フリに振り回されて。
「ひっっ・・・」
だってほら、奴に太ももの内側触られたぐらいでこんな声をあげてる。
「エイトの言う通り、感じやすいな。おまえは。」
なにっ?エイトが奴に口外したのか?
388名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:38:17 ID:sjpIs3Bb
395 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 18:36:10 ID:NMXIUyzG
「おや、だいぶ濡れているみたいだが。」
「あっ・・・やめろって・・うぅっ・・」
しかしクソ王子は濡れ濡れになったクリトリスを強くつまむ。
「はああぁぁっっっ・・・・」
そして例のいやらしい舌でクンニする。
「はぁっっ・・・んん・・」
いやらしい音が耳の中で響く。だんだん目が潤んできたことは、自分でもよくわかっていた。

389名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:39:25 ID:sjpIs3Bb
396 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 18:48:25 ID:NMXIUyzG
「おや?このあなは?」
知っててクソ王子は穴の中に舌をいれてきた。
奴の舌が俺の穴の中でうごめく。
「いやっっ・・やぁぁっっ・・やめっ・・」
「あんなに白かった肌がこんなにあかくなって・・・もしかしてお前、イってるか?」
この姿を見ていってないはずがないだろ?もう俺は終わった。こんなクソ王子に完璧に翻弄されてる。
「さてと・・」
クソ王子は自分の一物を取り出した。なんていっていいのか、すごく張っている。
「やめろっぅぅ・・・」
「やめるわけがないだろう」
390名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:40:40 ID:sjpIs3Bb
399 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 19:00:41 ID:NMXIUyzG
といって奴はあっさりいれてきた。
「きつっ・・つぅっ・・うっうぅ・・」
「シマリいいな。
いったいどこでこんな言葉覚えてくんだよ。それより痛えよ。でも出るのはこんな声。
「いっっ・・いたぁっっ・・・はっ・・お前・・・まさか・・」
「中になんか出さないよ。お前が身ごもったら大変だ。」
というなりクソ王子は、穴から引き抜いて俺の顔の前で発射した。
いうことなんて、まるで何もない。クソ王子の、
「お前、今、すごい淫らだぜ・・」
という言葉の後は、頭が真っ白になって何をされたかわからなかった。
391名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 19:42:31 ID:sjpIs3Bb
401 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日: 04/12/15 19:13:57 ID:NMXIUyzG
翌日、仲間に顔をあわせるのはつらかった。特にエイトとは。

隠者が住むという、西の森に向かっている途中、馬車の中で大きな荷物を発見した。
それに貼り付けてあるメモには、クソ王子の汚い文字があった。

エイトえ

お前の部下との一晩は楽しかった。二週間にいっぺん位、かしてくれないか。
そのかわりといっては何だが、我が城にある秘密の薬の半分の五千個をお前にやる。
使い方は、とりあえず赤い服を着ている奴に使ってくれ。

                      チャゴス

どうして奴は、こんなところに気が利くんだよ。
もしミーティア姫が元の姿に戻ったら、注意してやらなきゃな。

                     おしまい  
392名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 20:28:09 ID:c9/39828
>383
GJ!
…なのだが、ククに萌える前にチャゴスの映像が浮かんで相殺されてしまう自分_| ̄|○
393名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 22:58:04 ID:ZFOuJ7lF
つかククたんは金持ちの家にお祈りに行ったついででバチアタリなことしてるから
女ってことバレちゃわなくね?男ばっかの騎士団に女ってまずいんじゃね?
394名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 23:33:38 ID:k44bRlZe
きっとククたんは、オスカル様ちっくだったかと
近づくだけで胸がいっぱい
だから、遠く船着場から眺めている娘さんがいたのでは

妄想止まらねー
395名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/23 23:33:40 ID:w+oao6FA
>>393
男ばっかの騎士団に女、しかもそれをバレないようにひたかくすククール。
少しリボンの騎士入ってて萌える。
バレた時はバレた時で、囲まれてすごいことになりそう。それもハァハァ(´д`*)
396 ◆q0.CkUCQKk :05/01/24 09:01:24 ID:cMC12BuT
>>393
どうにか原作に近しく納得いくように説明出来ないかと思い、ちょっと書いてみた。
つか、ひたかくしにしてるククたん(;´Д`)ハァハァ
3971:05/01/24 09:04:02 ID:cMC12BuT
 マイエラ修道院は、別に資金繰りが火の車というわけではない。
 信仰厚い信者の寄進だったりとか、院長の知人の有力者からの資金だとか、まあ色々と出所はある。
 だからわざわざ、出向いてまで取りに行く必要はないと思うんだよ。オレ的には。
 ただ、いるんだ。搾り取りたい志向の、金にうるさい上司さまがひとり。
「心をこめて、祈りを捧げてやれ」
 それは団長命令ですか、そうですか。一応軽く頷いて、はい、と返事をしてやった。
 解ってるんだか解ってないんだか、いや解ってるよな。知っててそんなことを言うんだ。アンタはそんな奴だよ。
 寄付してくださる方へのささやかなお祈りなんて建前で、やってることは男娼まがい。
 寄進者のお家に行ってはセックス。ていうかペッティング。それがオレの日常。
 美しいレディだったこともあるし、でっぷりと太ったマダムだったこともある。
 そういやゲイの男もいたな。あの時はまずかった。胸まさぐられて「ん?」とか言われたけど、口でなんとかしたんだったか。
 だって正体知られちゃ困るだろ?修道院としてもオレとしても。
「ねぇ」
 誰に言うでもなく呟き、赤い上着の中を上から覗く。胸元を辿ってみると僅かにふくらみがある。
 自慢じゃないが胸は小さくない方だ。ガキの頃からどうにか押さえつけてるけど、でかくなる一方で。
 自分が女だってことは、肉体的にも精神的にもかなりの負担があった。
 突っこむものもないし、やってる時に体を触られるたび、いつバレるかとびくびくしてる。
 でも。
 あそこで、修道院でいるには、男でなきゃいけない。
 だから今日もオレは、さらし巻いてびくついて、遠回しな売春行為を続けてるんだ。
3982:05/01/24 09:05:41 ID:cMC12BuT
「ええ、ええ。喜んで協力させて頂きますわ」
 今日訪れたのは、妙齢の未亡人の家だ。
 資産家の旦那が亡くなってから莫大な遺産が手に入ったらしく、修道院に寄付をしたいと自ら連絡を取ってきた。
 過去に院長の世話になったことがあり、自分にできることなら手助けさせてほしいのだとか。
 黒髪の綺麗なおっとりした女性だ。性格も悪く無さそうだし、裏があるわけでもないだろう。
 素直にご厚意へ甘えてもいいんじゃないかと思うけど。
 でも、それじゃあダメなんだよな。
「これは助かります。心優しきあなたに、神のご加護があらんことを」
 重い金袋と少しの宝石を受け取った後、ほどほどに祈りをこめ十字を切る。
 だって神を信じてない人間に真剣なお祈りされても、神サマも困っちゃうだろ?
 形だけの行為へ密かに自分で唇を歪める。馬鹿にしてるんだか自虐なのか、よく解らなかった。
「いいえ、気にしなくてもいいんですのよ。私にできることはこれくらいですし」
 こちらの気も知らず、呑気に彼女が話しかけてくる。
 ころころ笑っていい気なもんだね。食い物にされてること、解ってる?
 ―――と。
「あなたのような若く綺麗な僧侶さまに祈ってもらえるなら、いくらでも貢献致しますわ」
 僅かに眇めた目で見てたら、冗談めかして言われた。
 脈は、あるよな。さっきからやたら顔を見られるし、そのくせ目があえば頬を染めて逸らされる。
 なんだったらこのまま金だけ受け取って帰ってもよかったんだけど。
 でもまあ、修道院の意向というものもありますし?
3993:05/01/24 09:07:39 ID:cMC12BuT
「……それなら」
「はい?」
「もっと素敵な祈りを捧げて差し上げましょうか」
 適当なことを言って。
「え……あ、きゃっ!」
 戸惑う彼女を、テーブルにどさりと押し倒す。
 もちろん、背中に腕を回し、痛い思いなどさせずに。女を丁重に扱うことにかけては、その辺の男よりもオレの方が上手だろう。
「あなたに、愛を説きたい」
 もっともらしく、意味があるようでないことを吹きこむ。艶やかな黒髪をかきあげて、耳たぶに唇を寄せながら。
 そっと息をつくと、彼女の背筋がはねた。
「性は愛の教え。悦び。それをあなたに教えてあげたい」
 でも、あながちハズレじゃあないだろ?愛のあるセックスは誰だって好きなはずだ。
 そしてオレは彼女を愛してる。嘘じゃないさ。
 美人で可愛く、お布施をくれる。立派に愛でられる対象だ。
「ね、オレにまかせて」
 最初はぼうっとこちらを見ていた彼女も、にっこり笑いかけるとみるうちに目元を赤くし恥らうよう顔を背けた。
4004:05/01/24 09:09:05 ID:cMC12BuT
 おずおずと華奢な手が制服にかかる。やんわりとそれを払い、失礼がないよう柔らかく笑んだ。
「あなたの手を煩わせることはない」
「でも、」
 このままでいい、と暗に告げ、裸の下腹を撫でる。そこは温かなぬるみを帯びてオレの指に絡み、ひくりと収縮した。
「オレの手でイカされるのは、イヤ?」
「意地悪なことを、おっしゃらないで……っあ!」
「絡みついてくる。……感じてるんだね、かわいいよ」
 くっと楽しげに喉を鳴らす。
 そんな自分を、別人のような自分がさめた目で見下ろした。
 同性相手に欲情はしないし、ぐちゃぐちゃになったそこに指を抜き差して興奮しないことはないけど、ただエロいなと思うだけだ。
 でもオレは。
「ああっ、ククール、さま……!」
 薬指もついでに突っこんで、三本の指でかきまぜてたら、女は他愛なく達した。
 満足げにとろんとした目を向ける彼女に、ほんの少しのいとおしさと圧倒的な苛立ちを覚えた。
「……あなたに、神のご加護があらんことを」
 でもオレは、本心なんて言わないで、いつもどおりの台詞とキスだけを彼女等にあたえるんだ。
4015:05/01/24 09:11:06 ID:cMC12BuT
「あー」
 なにやってんだろ、本当。
 間違っても貞淑なんかじゃないから、そういうことに抵抗はないし女相手にしてるけど幸い嫌悪感もない。
 でもやってから帰る時が一番しんどい。中途半端に罪悪感があって、しかも自分は満足できないし。
 正直今もうずくんだよ、さんざん感じてるとこ見せつけられてさ(そう仕向けたのはオレ自身だけど)。
 別の町で男引っかけてもいいけど、素直に修道院帰って自分のベッドでオナニーした方が気は楽かな。
 ―――ていうか。
 なんであそこに拘ってんだろ、オレ。
 放り出されても、もうガキじゃねえし、ひとりでも食っていける自信はある。
 それでも。
「……笑っちゃうね」
 あんなんが心の拠り所なんて、自分でもおかしくて仕方ない。
 だけど、どんなこと言われようと強いられようと金にうるさかろうと、あいつの近くでいたい。
 あの嫌味ったらしい顔が見られなくなると思うと、それはそれは怖いよ。
 だから今日もオレは、修道院でいられるために、男でいるんだろう?
402 ◆q0.CkUCQKk :05/01/24 09:13:43 ID:cMC12BuT
こんな感じとか。
403名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 09:57:32 ID:37Pz4vGZ
>>402
おおお!!またしても神キテルーGJ!!
朝っぱらから禿萌えた。ハァハァ…
404名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 15:27:12 ID:ct9jsvZW
ここって、男女割合どれくらいなんだろー。
やっぱ男?だとしたら、女体化ってのは萌えスポットなのかな。
405名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 16:19:29 ID:hcczJqKi
>369
>402
バレないよう頑張ってるククールもいいなぁ…萌える!!
それにしてもこのスレは、思わず
続きも書いて下さい職人さま!
と叫びたくなる作品ばかりだ。
406名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 20:29:54 ID:T+p/Y48h
>397-402
あんたスゲーよ。

誇張でもなんでもなく、ここは良スレだな。
407名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 23:41:23 ID:+NfDceqD
こう、女にばれた時のマルチェロの反応が気になるところ。
打って変わって溺愛するのか、変わらないのか、どう接したらいいのか混乱するのか
あっけにとられて石化しそう(笑)

俺がいままで恨み続けてものは一体だんなだったんだ!?
って感じで・・・

なんて心の中で問いかけてジレンマに陥るマルチェロが見たい・・。
そんで、女だとばれてククールは怯えてどうしよう・・・
なんてギクシャクしてるのなんか萌えるな。
408名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 23:52:43 ID:mp2ddb9O
貧乳ククも、切な系ククも、ひたかくしで危ない綱渡りのククも激しく萌えだハァハァハァハァ…!
職人さん方には足を向けて寝られないよ。マジ感謝です。

ところでククが女だったら、例のマルチェロ崖っぷちイベントで
こんな選択肢あったかもな。
いくら鍛えてても、おにゃのこの力であんなデカイ男引っ張りあげるのは無理だと思うんで。


ククール「エイト(仮名)!! 兄貴を助けて!!!」

マルチェロを 助けますか?
    
          → はい
            いいえ
409名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/24 23:58:09 ID:hcczJqKi
>408
エイト  はい
    →いいえ

ククール「そんな、ひどい!」

のループだったりしてなw
410名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 00:02:02 ID:mUdIqIJ5
ワロス。

ところで、まとめサイトの人、まだ戻ってこれないのかな。
多分倍くらい神降臨してんな。
そろそろ見づらくなってきた…。

しかしいたずらに立てられたゴミスレが、ここまで神スレになるとは…。
神々、ナイス仕事!
411171&285:05/01/25 00:13:15 ID:ta4yiUZ8
>>407
まさに今、それに近い話作ってます。
ちょっと時間かかりそうなので、できたら投下しにきます。
412名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 00:31:57 ID:yCuP//W8
ガンガレ、超ガンガレ!
俺はただ応援することしかできませんが
楽しみに待ってますぞ!
413名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 00:53:16 ID:JMViI8gw
「チキタ GUGU」という漫画に>>407のシチュエーションまんまの展開があって、
その漫画では女だとばれたあと、異母兄が妹をレイープリンカーンだった。
このスレッドを読んでいるとその漫画を思い出してしまってしょうがない。
414名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 00:56:54 ID:J8nkGeK5
>>413
うお! 同じこと考えてる人が!
「女だって分かって タガが外れた」ってやつだよね
415名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 01:02:10 ID:1ezpaadD
>413
レイープリンカーンのその後は・・・っぅ・・・orz


というかチキタGUGUを知ってる人がいて驚いた。
416名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 01:18:25 ID:GsCRAHUj
>407です。

わわ!!>411さん楽しみにしてます。
頑張ってください!!

ss投下したいがネタが・・!!
ネタの神様がまた脳内に降臨してくれない・・・
417237@携帯:05/01/25 03:18:36 ID:xwoD6B3e
保管庫の中の人です。
スレ自体は携帯から(;´Д`)ハァハァしつつ見ているのですが…、あと一週間ほどまともにネト上がれそうもないです orzスミマセン
数日後にはなんとか更新したいと思いまっす(;´Д`)
418主クク厨201:05/01/25 09:44:59 ID:WM8Xbhv2
SS投下したい。
ネタも充分にある。前の続編のネタもある。
なのに時間がなくて書けねぇよウワァァン


主ククの前にククマル百合投下したら怒られる?
いやまだ完成してないんだけどさw
419煩悩の人:05/01/25 14:47:19 ID:ZSTDJUDM
久しぶりに、また勢いだけで書いて見ました。
今回は少し長めです。
420ミッドナイトパーティ[1/15]:05/01/25 14:48:41 ID:ZSTDJUDM
ここ最近のゼシカはおかしかった。
戦いの最中もぼーっとしていて、敵を避けようともせず、攻撃も何度かモロに受けていた。
弱い敵ばかりだったので、直撃をくらったところで大したことはなかったのだが…

街への帰り、ゼシカは馬車より少し遅れて、夕陽が沈みかけた道を
とぼとぼ歩いていた。
「なんか、ゼシカのやつ、ちょっと様子が変でゲスね」
ヤンガスが心配そうにトロデに話しかける。
「ううむ。ここ2、3日様子が変じゃのぅ。それほど強い敵と戦って
 ないのに、かなり疲れておるように見えるわい」
エイトはコクコクうなずいた。
ククールが立ち止まる。
「…エイト、ヤンガス、悪いけど先に行っててくれ」
「宿はいつもの所でゲスよ」
「わかった。あとからすぐ行くよ」
ククールはそう言って手を振ると、ゼシカの方へ歩き出した。
421ミッドナイトパーティ[2/15]:05/01/25 14:49:14 ID:ZSTDJUDM
エイトたちが宿屋に着いたころには、陽がとっぷり沈んでいた。
「おかえりなさいまし。いつものように部屋はご用意してありますよ」
宿屋の主人とはすっかり顔なじみだ。この宿屋を拠点に活動し始めて、もう一週間くらいは
経つだろうか。

「じゃ、アッシはもう寝ますぜ」
部屋に入るなり、ヤンガスはごろんとベットに横になった。
ここは1階にある大部屋だ。エイト、ヤンガス、ククールが泊まり、
別の個室にゼシカが泊まることになっている。トロデは、馬になってしまった
ミーティアと一緒に、街の外で野宿をしていた。
エイトも明日に備えて横になった。となりのベットではもう、ヤンガスがいびきをかいて
寝ている。ククールとゼシカは、まだ帰ってきてないようだ。

どのくらい経っただろうか。うとうとしかけたエイトをククールが起こした。
「しっ。エイト、少し頼みがあるんだ。ゼシカの部屋まで来てくれないか?」
そっとベットを抜け出すエイト。ヤンガスは相変わらず気持ちよさそうに寝ている。
ククールとエイトは、ヤンガスに気づかれないように静かに部屋を出て、ゼシカのいる
2階へと向かった。
422ミッドナイトパーティ[3/15]:05/01/25 14:49:59 ID:ZSTDJUDM
「ゼシカ、入るよ」
ノックしたあと、ククールとエイトはゼシカの部屋へ入った。
さっきいた大部屋と違い、ここはこじんまりとしている。
ベットの上にうなだれたゼシカが座っていた。
「こんな遅くにごめんね。ククール、エイト…」
「あやまる必要なんかないさ、オレ達仲間じゃないか」
ククールはゼシカを慰めた。エイトには何がなんだかさっぱりわからない。
「しっ…隣の部屋に誰か来た」
ククールは、人さし指を唇にあてた。どこかでバタンとドアを閉める音がしたのだ。

3人がじっと静かにしていると、しばらくして隣の部屋からベットのきしむ音と、
男女の激しい息遣いが聞こえてきた。
どうやら、隣の部屋には若いカップルが泊まっているらしい。
ゼシカが顔を赤らめ、壁向こうを指しながら話す。
「3日前からずっとこんな感じなのよ。なんかわざと当てつけでやられているみたいで
 頭に来てるんだけど」
ゼシカも思春期の女の子である。隣の部屋でどういう行為が行われているかは
おぼろげながらわかる。が、未経験ゆえに想像の域を出ないのがもどかしいようだ。
「いろいろ友達から経験話とか聞いて、すごく気になるのよ。
 でもね、あたし、こう見えてもサーベルト兄さん以外の男の人、少し苦手なの」
ゼシカはヒザをもじもじさせながら、隣の声を聞いている。
どうやら、ゼシカの様子がおかしかったのはこれが原因らしい。
423ミッドナイトパーティ[4/15]:05/01/25 14:50:38 ID:ZSTDJUDM
「こういう姿見てると、仲間としてほっとけなくてさ」
そういって、ククールは服を脱ぎはじめた。
ククールが上着を脱ぐと、サラシが現れた。 それをしゅるしゅると解いていく。
エイトは訳もわからず、一連の流れを微動だにせず見ていた。
サラシが床に落ちる。人形のように白く透き通る肌に、小ぶりだが形のよいふくらみが二つ、
頂点には薄紅色の乳首が見えた。
(お、女?)
あっけにとられるエイト。しかし、ゼシカは最初から知っているがごとく、
まったく動じなかった。
ククールはゼシカに近づくと自分の唇でゼシカの唇をふさいだ。
眼をつむるゼシカ。ふたりの口の中でお互いの舌がうごめいている。
レズビアンの激しいキスを見せられ、ますます混乱状態におちいるエイト。
やがて、ふたりの唇が離れた。
「すまない、エイト。だますつもりはなかったんだけど、見ての通りオレは女だ」
ククールは右手で自分の乳房にふれる。
「オレだけではゼシカの男に対する苦手意識を無くすには限界がある。
 エイト…たのむ、協力してくれ」
そういってククールが頭を下げた。エイトはククールに頭を上げるように促すと、
こっくりとうなずいた。
424ミッドナイトパーティ[5/15]:05/01/25 14:51:14 ID:ZSTDJUDM
ランタンの明かりがゆらゆらゆれる。ベットの上では若い裸の男女が3人いた。
「じゃ、いいかい? 始めるよ。エイト、仰向けに寝て」
ククールに言われたとおり、エイトが仰向けになる。エイトのモノは女の子ふたりに
見られているという刺激からか、血管を浮きだたせ鋭角にそびえていた。
エイトの腰をはさんで両脇にククールとゼシカが座る。
(これ、兄貴のより大きい…)
ククールの細い指がエイトの分身を軽くにぎり、軽く数回しごいた。
エイトの腰がピクっとする。自分以外の人に触られるのは初めてだ。
「ゼシカ、どう?」
「大きいし形がすごいわ…兄さんの見たことあったけど、子供の時だったから」
ゼシカは子供のころ一緒にお風呂に入った時見た、兄の性器を思い出した。
あの時見たのはおちんちんと言える可愛いものだったけど、今見ているのは
まさに男性生殖器と呼べるものだ。
「ゼシカ、ちょっと触ってみて」
ククールに言われ、おそるおそる人差し指と親指でエイトの肉棒に触れた。
「すごい硬いし熱いわ。なんかどくんどくんしてるし。あ、ここは柔らかいのね」
「うっ」
ゼシカの指が亀頭に触れてエイトが声を上げた。
425ミッドナイトパーティ[6/15]:05/01/25 14:51:45 ID:ZSTDJUDM
「感じてるのかな?」
「そう、ここは敏感な所。エイトのは少しカリが大きいかな」
なぜか自分の分身をほめられた気がして、エイトは少し気分がよくなった。
「このあと、どうすればいいの?」
「手で筒を作って…そう。それから上下に」
「いっ、ぐっ…」
エイトが顔をしかめる。ゼシカは力の加減がわからず、かなり強めににぎっているようだ。
「あぁ、ゼシカ。だめだめ、そんなに強くにぎったらエイトが痛がるよ。
 こうやって、こう」
ゼシカの手を離させると、ククールはやさしくエイトをもてあそびはじめた。
「ここが一番感じるところ、こうやって舌で…」
「うあっ」
亀頭の裏スジにククールのざらざらした舌を感じ、エイトの背中がそる。
肉棒もぴくぴくして先端から透明な液が漏れてきた。
「あ、なんか透明なのが出てきた。これが精液?」
「これは違うよ。男の人がきもちよくなると出てくるんだ。
 精液はもっと白くて勢いよく飛び出るよ」
「へぇ〜、すごいわ。どこでそんなこと覚えたの?」
ゼシカは好奇心からいろいろ聞いてくる。
「大好きな人から、いろいろとね…」
ククールの脳裏にマルチェロが浮かぶが、頭をふって目の前のことに集中する。
「よく見てて」
そう言ってククールはエイトの肉棒先端にキスした。そのままゆっくり、先端部を
口の中へ入れていく。
426ミッドナイトパーティ[7/15]:05/01/25 14:52:18 ID:ZSTDJUDM
「うわっ」
エイトの肉棒先端が温かい口腔内に入り、亀頭先端部をざらざらした舌が刺激する。
「んぐんむむ…ちゅっ」
(ちょっと大きいか。これ、口に入れるのは無理だな)
ククールは口に入れるのをあきらめると、鈴口を舌先でつついたり、軽く吸ったりして
刺激を与えた。さらに右手で肉棒の胴体を軽くこすりながら、左手で2つのボールを軽く
もてあそぶ。
マルチェロから徹底的に教え込まれた技に、経験の無いエイトがかなうはずもない。
すぐに腰が浮き上がり、ククールはエイトの射精が近いことを悟った。
ククールは肉棒から口を離すと、指の愛撫だけに専念した。エイトの身体の変化をゼシカが
息をこらしてじっと見ている。
「うっ!!」
びゅっと白い飛沫が勢いよく飛び出し、その様子を見守るふたりの頭上をはるか高く越えて飛んだ。
(すごい! あんなに飛ぶんだ…)
ゼシカは初めて見た射精に感動した。射精は断続的に続き、終わったころには
エイトは肩で息をしてぐったりしていた。
「もう一回いけるよね」
放心したエイトの耳元で、ククールはいたずらっぽくささやいた。
427ミッドナイトパーティ[8/15]:05/01/25 14:52:51 ID:ZSTDJUDM
ゼシカはエイトの脚側から、ククールはエイトの下腹部側から向い合い、
エイトのモノを舌と口で愛撫していた。エイトとククールは自然とシックスナインの
形になる。
(どこをどうすれば…)
エイトは初めて見る女性器をどうやって扱っていいかわからず、とりあえず広げてみ
ることにした。
ククールのまだ形の崩れていないスリットに両手の人さし指と親指をあて、左右にわってみる。
ククールがエイトのしたい事を察知し、自分の脚を大きく開く。
白い肌の間から、サーモンピンクの色をした粘膜が現れた。
粘膜の上側に指が1本やっと入るくらいの穴があり、そこからさらさらした透明な
液があふれている。
(不思議な匂い…)
嫌な匂いではなかった。エイトは惹きよせられるように、そこに舌をはわせた。
ピクっとククールの身体が反応する。
エイトはククールの愛液と自分の唾液を舌を使って粘膜全体に塗り広げていく。その時、
舌がフードからぷっくり顔を出したピンク色の肉芽に触れた。
428ミッドナイトパーティ[9/15]:05/01/25 14:53:26 ID:ZSTDJUDM
「あはぁっ」
ククールが声を上げる。
(そうか、ここがいいんだ)
エイトはそのピンクの肉芽を重点的に攻めはじめた。
「エイト、そこすごいよぉ。あぅ」
ククールはエイトのモノを愛撫するのを忘れて、下半身からくる激しいせつなさと
快感に酔いしれていた。
「ククール…」
ゼシカもククールの乱れっぷりに合わせて彼女に口づけをする。
ククールの膣口からあふれ出ていた愛液は、だんだんねばつきがでて白っぽいものに
変わってきた。
「はぁぅ、あっ、だめ…うっ、待ってエイト…」
イキそうなったククールは慌ててエイトの上からどいた。
「このままオレひとりでイッちゃうのはもったいないよ。エイトのも準備いいみたいだしね」
ククールは潤んだ瞳でエイトを見つめた。
429ミッドナイトパーティ[10/15]:05/01/25 14:54:04 ID:ZSTDJUDM
「エイトはそのまま寝てて」
ククールはエイトの横に添い寝をする格好で、準備をする。
「本当はエイトがゼシカにしてあげればいいんだけど、ゼシカにはまだ早いかな」
「何よもう、あたしがまるで子供みたいじゃない」
ゼシカが膨れっ面になる。
「ゼシカ、初めてでしょ? この雰囲気で流されてしちゃったら、絶対に後悔する。
 女は男と違って身体のしくみが複雑だし、それに…」
ククールがエイトのモノをいじりながら言う。
「エイトの結構でかいぜ?」
ゼシカは改めてエイトのを見て少し冷静になった。
「う〜ん。そうね…」

エイトとククールが動きやすいように、ゼシカはベットから降りると、
近くにあった椅子を動かして、ふたりがよく見える位置に座った。
ククールが顔をエイトに近づける。
「する前に言うけど、オレは好きな人とかしない主義なんだ」
その言葉に少しうれしくなるエイト。そしてそのままキスをするふたり。
「あ〜もう、なんか妬けるなぁ」
少しスネるゼシカ。でも、その言葉の中に嫌みっぽいものは感じられなかった。
430ミッドナイトパーティ[11/15]:05/01/25 14:54:41 ID:ZSTDJUDM
ククールはエイトの腰のあたりをまたぐと、エイトのモノに左手をそえ位置を調節する。
「エイト、いいよね?」
だまってうなずくエイト。
ククールは右手で自分のクレヴァスを広げる。
膣口から滴った熱い液がエイトの肉棒にたれてぴくっとなる。
ククールがじょじょに腰を下ろしていき、膣口と亀頭の鈴口が触れた。
「う…」
エイトは先端に柔らかく熱いものを感じた。
「よく見てて」
ククールの声にゼシカとエイトは、まさに合体しようとしている男性器と女性器を
見つめる。

「エイト、好きだよ」
ククールがぐっと腰を落とした。
ぐにゅっ…にゅるるるる…
「あふっ」
(エイトの大きくてキツイ)
「うっ」
(ククールのすごく熱い)
先が熱いぬめりを感じたあとは早かった。エイトの肉棒がククールの肉壁をかき分け、
あっというまに奥まで到達する。一瞬にして熱く柔らかいものがきつく肉棒全体をつつむ。
飲み込んだエイトのがキツイかったせいか、ククールの膣はヒクヒク収縮していた。
431ミッドナイトパーティ[12/15]:05/01/25 14:55:15 ID:ZSTDJUDM
ふたりの腰が完全に密着し、エイトはククールの柔らかい尻ごしに彼女の体重を感じる。
「はぁ、はぁ、ほら、入っちゃった」
ククールはエイトとゼシカに見やすいように脚を開き、指でつながってるところを触った。
ゼシカは、ふたりのつながりに魅入っている。
(あんな大きいものが入っちゃうのね…)
「ね、ククール。痛くないの?」
「ちょっとキツイけど、エイトの鼓動に合わせてお腹の中でピクンピクンいっているの、
 わかるよ」
ゼシカはエイトのモノが自分に打ち込まれているような錯覚をおこして、
あそこがキュンとなった。
(やだ、あたし…)
知らず知らずのうちに右手でクレヴァスをまさぐり、左手で豊かなバストをもみ上げる。

「う、動いてみるね」
ククールが静かに腰を上げた。
「あはぁぁぁぁっ」
「う、うぅぅ」
エイトの張り出したカリが膣壁を強くひっかかり、双方を刺激する。
ずるずる出てきたエイトの肉柱がククールから生えてきたようにも見える。
抜けるか抜けないところでまた腰を落とす。
ちゅぶっ
「あうっ」
(やばいよこれ、すぐイっちゃうよ)
432ミッドナイトパーティ[13/15]:05/01/25 14:55:49 ID:ZSTDJUDM
何回か抜き差しするうちに、ククールの膣がエイトのモノに馴染んできた。
それに合わせて、エイトの腰が本能で動き始める。
最初かみ合わなかったふたりの動きが、次第にスムーズに動くようになってきた。
エイトとククールの性器が織り成す音も、じゅっぷじゅっぷじゅっぷとリズミカルだ。
「あっ、いいの、いい、エイト…好き。イっちゃうよぉ…」
エイトの両手をククールがつかみ、それを自分の胸にあてる。
エイトの手のひらに、小ぶりだが柔らかいククールの乳房が触れる。
エイトはこの瞬間、ククールがとても可愛くてたまらなく思えた。
やわやわとやさしく乳房をもみしだき、ピンと上向きの乳首をさわる。
「あはぁぁぁっ、はぁ、そこ、エイトぉ…」

ククールとエイトの痴態を見ながら、一人で自慰をしていたゼシカも限界に来ていた。
「いや、いっちゃう、はぁあっ」

ふたりの女のあえぎ声とじゅぶじゅぶという水音、それに激しいベットのきしむ音が重なる。
最初にゼシカが達した。
「あっイクっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
433ミッドナイトパーティ[14/15]:05/01/25 14:56:22 ID:ZSTDJUDM
それに合わせて、ククールとエイトのふたりもラストスパートをかける。
ぢゅっぢゅっぢゅっ、リズムを刻む淫音も短くなっていく。
「あーっ、だめぇだめぇイっちゃう、あぁっ、エイト…エイトぉ…」
(このままふたりとも溶けてひとつになってしまいたい…)
もう、ククールには周囲のことは何も目に入らなかった。
(エイト…)
ふたりの両手が指を絡める。と同時にエイトの腰がブリッジのように跳ねあがった。
「あぅっ!」
ククールとエイトの腰がぶつかり、子宮口と亀頭の鈴口が密着する。その瞬間、ぎゅぎゅっと
エイトのモノが締め付けられた。
「うっ!!」
どくん!
「あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ククールの膣壁のリズミカルな収縮に合わせてエイトの射精がびゅくっびゅくっと続く。
「はぁ、はぁっ、すごいよ…エイトの、まだ奥で、熱いの吐き出しながらどくどくいってる…」
ククールはそう言っていとおしそうに自分の下腹部をやさしくなでた。
434ミッドナイトパーティ[15/15]:05/01/25 14:56:53 ID:ZSTDJUDM
「今日から新しい場所へ移動じゃな。というか、どうしたんじゃ?
 みんな疲れきった顔をしておるのぅ」
エイト、ククール、ゼシカ3人の眼の下にはクマができていた。
が、何故かヤンガスにまでクマができている。
「いやぁアニキ聞いてくださいよ、実は4日前からアッシらが泊まった宿屋の2階に
 ゲルダが来てたんでゲスよ」
エイト、ククール、ゼシカはピクっとなる。
あの宿屋は1階は大部屋1つ、2階は個室が2つしかない。

「下世話な話になるんですけどね。『昨日も』ゲルダの部屋へ遊びに行ったんでゲスよ」
「そうしたら、隣の部屋でありゃ若いアベックですかねぇ。もう一番中うるさくてうるさくて…
 て、あれ、なんでみなさん怖い顔してるでゲスか?」

ヤンガスにギガデインとミラクルムーン、そしてライトニングデスのコンボが見事に
決まったのは言うまでもない。

== END ==
435煩悩の人:05/01/25 14:58:20 ID:ZSTDJUDM
どうも、お粗末さまでしたm(_ _)m
436煩悩の人:05/01/25 15:00:36 ID:ZSTDJUDM
何度も読み直したのだけど、誤字発見。
悲しい、悲しいなァ…orz
437名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 15:47:25 ID:yCuP//W8
すげー………
萌要素ぎっしりで脳が処理しきれません!
438名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 17:11:26 ID:OdkSGiFU
>420
激しくGJ!
ククは今マルとエイトのどっちが、より好きなんだろ〜と
切なくなったよ〜。ヤンガスなオチもいい!

>418もガンガレ。投下待ってる。

神が続々降臨。嬉しいなぁ、ったら嬉しいなぁ。
439名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 18:28:49 ID:rahD17c8
>>420
GJ
♀ククはもちろんゼシカ萌えな俺には凄く嬉しい。
440名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 20:37:01 ID:gz+BZgXw
>420
乙です!
お前さんすげぇよ。萌えまくりだよ。
このスレほんと神ばかりだ(ノд`)


絵板の存在を今頃知ったわけだが…
兄者にワロタ。ああいうコミカルなネタもいいな。
441名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 20:57:43 ID:JBU2iycz
絵板のアド教えてください…
442名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 21:03:19 ID:zxGHjmuM
>256見れ。
443名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 21:07:08 ID:gz+BZgXw
>>263から行けるぞ。
444名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/25 21:58:27 ID:QFW3Ax2p
うあー、いろいろ増えてる。しかもどれも萌えですよ……皆様GJ!

「女であることをひた隠し」系のバリエーションとして、
『マルチェロ以外』にはばれているというのも萌え。
「追い出されたくないから兄貴にはばらさないでくれ」と口止め料を
身体で払うクク、みたいな。
445名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/26 00:18:17 ID:1RhsQMQM
↑すごく見たいハァハァ…
446名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/26 01:25:30 ID:SKUtEEvO
>>418
待ってます!
447名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/26 09:32:02 ID:H0GXXtVD
(*´д`*)ハァハァハァハァ

神スレ!
まじでククールがエロカワイくなってきた。
448名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/27 21:50:49 ID:fjB0ol1w
なんだかククールのおっぱいを激しく揉みしだきたくなってきました
449名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/27 21:58:39 ID:08Zy16kC
なんだかククールを思い切り鳴なかせたくなってきました
450名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/27 23:18:38 ID:LOGVrEsn
マルチェロにいぢめられて泣くククール…。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァン
451名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 00:36:38 ID:Szdla/tH
今見てきたけど絵板もすごい(´д`*)ハァハァ
そして、制服ククールで膨らむ漏れの妄想…

嵐うずまくマイエラ学園に転入してくるククール。
ドルマゲス教頭の悪事をあばけるか?
幸か不幸か、なんとクラス担任はマルチェロ先生。
生徒と教師の許されぬ恋の始まりか?
そして、トロデ校長やヤンガス番長の出番はあるのか!?
詳しくは次回を待て!

な〜んてな。
452名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 00:47:10 ID:eIBAmlC7
ゼシカ母乳スレの絵板もオススメ。ククが出ててワラタ
453名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 00:54:58 ID:usevb0fP
マイエラ学園ワロタw

担任もオイシイが…
マルチェロ先生はエロ保健医キボンヌ
体育サボろうとしたククールに保健室のベッドでお仕置き
というお約束展開キボンヌ
454名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 04:21:09 ID:ouST0Zle
おまいら欲ないな

欲望と劣情のままに、ククールの豊乳を
背後から揉みしだきたいとか
ククールの手と口と胸を使って
フェラーチョしてもらいたいとかないのかよ
455名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 09:45:43 ID:I11VgrGU
クク女体で本出したいが、その場合って、需要は女か男か。
夏どっちで取るべきか。
すげー迷う。
456○クク エロなし 1/3:05/01/28 15:10:10 ID:CWNcKy6z
好き勝手に金を使い果たし、領民を使い果たし、身体を使い果たして愚父が死んだ朝。
優しいお母さまは、ベッドの横で微笑んで幼い俺の手をぎゅっと握った。
「さあ、お父様とご一緒しましょうね、ククール」
母は優しさと従順さだけが取り得の、ウスバカゲロウみたいな女だった。
「お母様、お父様なしでは生きていけないわ。お父様がいないと駄目なの」
さあ、と先に綺麗な薬を飲み干して、幼い俺の口元にも促した。
「さあ、行きましょうククール」
なんで自分はあの時、母の言葉に従ってやらなかったのか分からない。
横たわる母の手から離れて、怯えた顔を向けた瞬間、母の美しい顔が一層青冷めて見えた。
「…行かないの?」
どうして…と、言葉を吐き出そうとした口元から、真っ赤な血が零れ落ちた。
母の大好きな手編みの白いレースを汚して、部屋が真っ赤な呪いに包まれたように思えた。
どうしていいか分からず、たまらずに屋敷から逃げ出したあの朝の光景が忘れられない。

大好きなおばちゃんのいるドニの町に行ってみた。
ここならきっと、あの赤い呪いから自分を守ってくれるに違いない。暖かい小さな町。
「おやまあ、ククール。どうしたの?領主様は…?」
おばちゃんのあったかい手。これで安心だと思った。もう俺は逃げなくていい。
泣きじゃくる俺の背を抱きしめて、困ったようにおばちゃんは言った。
「ククール…。修道院に行くのよ。あそこならきっとあんたの面倒を見てくれる」
「領主様の厳しい取り立ててで、この村じゃとてもよその子供を預かる余裕なんて…」
「可哀相だけど、この子は修道院にやるしかないね。これも親の因果だよ」
口々に、村人たちがおばちゃんの言葉に続いた。
457○クク エロなし 2/3:05/01/28 15:12:11 ID:CWNcKy6z

「…一緒に行かないの?ククール」
血を吐き出した冷たい死体が、ベッドの上から虚ろな目で俺を見下ろしている。
村人たちの哀れむような視線が、小さな背中を無言で外へ押しやる。
ねえ、誰か言ってよ。
うちにおいでって誰か言ってよ。ここにいていいよって。
あんたは行かなくていいんだよって、誰か言ってよ。

マイエラ修道院の荘厳な重たい扉をくぐった。
黒い牧師たち、青い騎士たち、自分の背の何倍もある大人たちが
皆、地球最後の日のような難しい顔をして行き交っている。
眉間に寄せた皺は深く、誰も紛れ込んだ小さな子供など気にもかけていない。
どこへ行けばいいんだろう?
中庭へと抜ける廊下で、余所見をしていたせいで、修道士の一人とぶつかってしまった。
「…あの…」
搾り出した声は虚しく、胡散臭いものを見るような目を向けると
さっさと急ぎ足で修道士は通り過ぎてしまった。
こんなに大勢の人がいるのに、自分には行くところもない。いる場所もない。
…お母さまと一緒に、あの時
死ねばよかった
死ねばよかった
死ねばよかった
「ねえきみ、一人でここに来たの?」
──誰か 言ってよ
「大丈夫。ここのみんなが今日からきみの家族だよ。──もちろん、この私も」
見上げると、深い緑の瞳に午後の日差しが映えてとても綺麗だった。
亡くなったクソ親父と同じ色だな、と思い出しながらも
その人の目の方が、何倍も何倍も綺麗で優しいな、と思った。
こんなに綺麗な人、他には見たことないと思っていた。
458○クク エロなし 3/3じゃないです:05/01/28 15:15:13 ID:CWNcKy6z

「あんたが、俺に生きてていいって言ってくれた最初の人なんだ」
砂漠の、旅人も途絶えた井戸の底で動かない身体に呟いた。
空気に漂う鈍い鉄の臭い。薬品の臭い、汚れた包帯の山。
じっと動かないその人の口元に手を当てて、微かな息を確認する。まだ生きてる
「──だから、今度は俺が言うよ。お前はまだ生きてていいって
お前がどんな罪悪にまみれた薄汚い悪魔でも
…俺のそばにいていいって」
「…ざ…けるな…」
苦しい息をついて、僅かにマルチェロがうめいた。聞き取れないほどの小さなうめきだった。
「おっどろいた…それほどの重症でまだ意識があるのか」
非難するように歪められたマルチェロの瞳は、それでもまだ閉じたままだ。
「兄貴が、年々母親の仇に似ていく俺を見ていて、心中穏やかでなかった気持ちは分かるよ」
やわやわした女には成長しなかったものの、
ククールは驚くほどウスバカゲロウに似ていった。
そして、マルチェロはクソ親父の空気を湛えていた。…皮肉な巡り会わせ。
ドニの者たちが二人を見れば、哀れな領主夫妻を思い出さずにはいられないほどに。
「俺が女だと分かった時、どんな気持ちがした?」
マルチェロは動かない。
困ったように笑って、ククールは冷たい鉄面皮に顔を寄せた。
「…あんたは、母親の仇がお好みだと思ったんだけどな」
怒りたいのか、見透かされて動揺したのか、ほんの僅かに緑の瞳が揺れた。
「嫌なら、嫌と言ってみなよ」
「……」マルチェロは答えない。
長い睫毛を伏せて、そっと動かない唇に口づけた。甘い息が漏れた。
「いや?」
答えない。
「あんたとなら、神様に一緒に罰されてもいいな」
「…馬鹿…言え…」
こぼれた言葉は驚くほど優しく、ククールはふうわりと笑って冷たい身体に寄り添った。
「あんたが生きてていいって言ったんだから」
また静かな口づけ。今度は、心なしか互いに求め合うように息を交わした。
「あの時から、俺は全部、兄貴のものなんだよ」



460○クク エロなし:05/01/28 15:21:09 ID:CWNcKy6z
4/4でした。すみません…
エロくなくてごめんなさい。
この後、体力復活した○チェロの鬼畜報復篇は待て次号ってことで
失礼しました〜(トラペッタの緑色・超光速移動男並のスピードでさようなら)
461名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 16:26:04 ID:m7+yBxuQ
>>455
エロエロ全開なら男性向け、微エロなら女性向けかなぁ。
でも最近は、その境界も無くなってきたからな。

>>456
ゴクリ…
シリアスな話GJ!
462名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 16:32:07 ID:usevb0fP
待て次号!?
なんつー焦らしプレイだ…(;´Д`)ハァハァ

>455
たとえどこにいても買いに行くぜ俺は。
463名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/28 16:40:12 ID:oylkRa3D
オオウGJ!台詞回しも地の文も上手いですね
○が傷ついてるためかヘタレでクク子○に見えたw

報復篇期待sage(;´Д`)ハァハァ
464名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/29 03:49:01 ID:CFbVuxRA
嫌われてても、病気のマルチェロを優しく看病するククルコたん
マルチェロはククルコの可愛さにハァハァだけど、駄目だ、こいつは妹なんだ!
と思い直して今まで以上に突き放してしまう
マルチェロの下の連中は、あの女はマルチェロが嫌ってるからいいだろ
って感じで陵辱されるハメに…みたいなのが読みたい
465超光速移動男:05/01/29 16:00:17 ID:kEe1k/Sn
お世辞でも社交辞令でも、
暖かいお言葉が有難かったので、続篇は大ボラだったんですが
無理やり続けて書いてみました。
でも、鬼畜でもないしただのラブコメらしきものになってしまったので
嫌いな方が多そうで申し訳ないのですが、一応置いていきます。

>464 全然関係ない話ですみません。

作家さんたちの萌萌したSS、楽しみに拝見しています。
話にまとまりがなく、
無駄に長く貼ってしまってごめんなさい。失礼しました〜
466○クク エロあり 1:05/01/29 16:01:27 ID:kEe1k/Sn
実の母親の存在を初めて知ったのは、彼女がとっくの昔に亡くなった後の事だった。
それまでは、自分の知るこの世で最も美しい女性───母を追い出し、事実を偽装し、
最後には、掌を返したように自分までもを屋敷の外へと追放した憎むべき女
───ククールの母親の事を、本気でお母様だと慕い、信じ切っていた。

救世主4人がかりで傷めつけられた身体も、長い時間の恩恵にじっくりと回復してきた。
頼みもしないのにうろちょろと目障りに動く、銀髪のおかげだとは、まあ言えなくもない。
良いようにおもちゃにされてきた不甲斐ない日々とも、なんとかお別れする事も出来そうだ。
「今日のご機嫌はいかが?法皇様」
軽口を叩きながら調子好く奴が近寄ってくる。
「…あ、元法皇様か。わりぃわりぃ。今日、ニノ法皇様に会ってきたぜ。
ミーティア姫とチャゴス最低王子の結婚式だったんだけど、まあこれがビックリ。
エイトと姫の将来を見守る会になっちまってよ。面白かったぜ」
皮肉な薄笑い。奴が楽しくて楽しくてたまらない時に見せる、意地の悪い品性だ。
あの、俗世を超えたかのようにひたすらに清らかで真っ直ぐだった、
母親から生まれた子供とは到底思えない。
清らかで、愚直に幸せを追い求めるのに必死で、
無邪気に周りの人間を不幸へと追い払う美しい女性。
こいつが娘でなく本当に息子だったら、これほどにも思い出させる事はなかったかもしれない。
467○クク エロあり 2:05/01/29 16:06:10 ID:kEe1k/Sn
「お父様のためなら、お母様はなんでもするのよ。
だって世界で一番大好きな人はお父様なんですもの」
少女めいた微笑みで、壊れた人形のように繰り返された言葉が耳に蘇る。
「女の子はいくつになってもみんな、大好きな人のために尽くすのよ」
今思い返せば、あれはあの女の決意だったのだ。
気も手も多い伴侶を自分に繋ぎ留めておくために、他人に産ませた子供を
家に迎え入れて何事もなかったかのように育てるための決意。
夜毎、暗い呪いのように、あの女は乱れた寝台で繰り返していたに違いない。
神様、どうかお願いします。私の子宮にこの人の子供を孕ませて下さい
神様
神様
神様
ああ、どうか───
───願いは叶う。主の半分だけの福音で。
壊れた女はまた決意する。
「お父様がいなければ、生きている意味なんて全然ないわ。分かってくれるわね?」
涙に濡れた瞳は、ぞっとするほど美しい蒼さだった。
あの瞳に自分たち母子は負けたのだ。
惨めに屋敷を追い出されたメイドと、今また追放される哀れな子供。
そして、残されたのは性を封じられた可哀想なちっちゃいお姫様。まるで滑稽な童話だ。
468○クク エロあり 3:05/01/29 16:07:15 ID:kEe1k/Sn
修道院を訪れたこいつは、まだ哀れな王子様だった。
自分と対等の存在で、だからこそ憎み、蔑む事が出来た。
この恵み深い修道院に、おとぎ話の王子様は二人もいらないのだから。
何も知らない子供をいたぶり、傷ついた目を向けられる度に、自分が強くなる気がした。
無邪気な蒼い瞳に、今度こそは負けないのだと
そんな強さを誇らしくさえ思えた。
強く、強く───何よりも強くなって、二度と自分の人生を他人に支配などさせない。
そんな意気闊達な青臭い日々に。
469○クク エロあり 4:05/01/29 16:09:09 ID:kEe1k/Sn
ある日ぽっかりと王子様の呪いは解ける。いとも簡単な呪文───初潮の訪れで。
用心深く、ククールは信頼出来るオディロ院長にしか真実を打ち明けなかった。
老齢の院長が、少女の性教育にどう関わったのかは謎だが、
何はともあれ、誰もお姫様の変身には気付かず、何故かククールも性を解放しようとはしなかった。不審に思ったのは、騎士団団長に成り立てのマルチェロに、
院長がおかしな提案を始めた時からだった。
「今度、試験に通ったククールだが、騎士団見習いとして新しい制服を与えようと思う」
「は?見習い───ですか?」
要領良く、器用で腕も達つククールは、マルチェロの時のように
一番の若輩ながらも好成績で試験を通過していた。
「それでは、他の新団員たちも見習いという扱いをなさるのですね…?」
「いや───とりあえず、ククールだけな。あの子はまだ幼いところがあるし」
「はあ…?別に、私は構いませんが。特別扱いは、本人が納得しますかどうか」
「一番の特別扱いをしている、お前からそんな言葉を聞くとはな。マルチェロよ」
さっと頬が紅潮し、思わず俯いてしまうと、話はそのままうやむやにされてしまった。
実際の試験の結果も知らず、周りの騎士たちにも軽く見下されたまま
寡黙を守り続けたククールが身につけた制服は、鮮血のような深紅をしていた。
470○クク エロあり 5:05/01/29 16:10:22 ID:kEe1k/Sn
傷ついた身体から血の匂いが漂うと、初めて女の血を見た記憶が蘇る。
いい年をして馬鹿みたいだとも思うが、女人禁制の院暮らし故に全く慣れていなかった。
そんな事は、女どもの戯れに聞くだけの、自分とは遠い国の話のようだった。
盛夏の最中、厳しい鍛錬の途中で情けなくもぶっ倒れたのは、一際目立つ深紅の制服だった。
「…チッ。根性ナシが」
遠距離走の途中のため、中断させて全員で戻るのも憚られたので
仕方なしにマルチェロ自ら、不甲斐ない弟を運んでゆく羽目になった。
班長たちに任せてしまおうとも思ったが、オディロ院長の嫌味を思い出すと、
病人を虐げている姿までは、流石に見せられないような脅迫めいた気持ちにもなっていたのだ。
運ぶと言っても軽く呪文を唱えて、修道院の門から寝室まで引きずってゆくだけなのだが。
幸い、ククールの意識は浅くぐったりとしているので、耳障りな軽口を聞く心配もなさそうで
多少は大らかな気持ちになって、マルチェロは移動の印を結んだ。
471○クク エロあり 6:05/01/29 16:11:31 ID:kEe1k/Sn
ただでさえ白い頬を蒼白にして、力無く痩せた身体が寝台に沈み込む。
見たところ貧血のように思えた。もしくは日射病か何かなのか。
どちらにしても、不摂生な生活態度が招いた自業自得といったところだろう。
「───おい。横になるなら、せめて正面を向いて寝ろ」
倒されたままの状態で、器用な姿勢で横になっている身体を、ぐいと表にひっくり返した───と、
錆びた鉄の、生ぬるい匂いが鼻についた。
生ぬるく、甘ったるい血の匂い。
「───怪我?…してるのか?」
紅い制服に染まって気づかなかったが、白い清潔な敷布に点々と血が滲んでいる。
点々と、花びらみたいに腰の辺りを染めて、ぬるい匂いがつんと漂う。
そんな部位に怪我など負わせた記憶はない。
第一、制服はどこも破れてなどいなかったではないか。
「おい───お前───…」
「───うるさいな。ガキじゃあるまいし、耳元で喚くなよ。…キンキンする」
鬱陶しそうに、弱々しくククールが目を開いた。…長いまつげ。
男にしておくのが勿体ないような、綺麗な細面と細い腰。───こっちの気が遠くなりそうだ。
「おい───!お前───」
「いくらここが女人禁制でも分かるだろ?生理は大人の女のサイン」
472○クク エロあり 7:05/01/29 16:12:58 ID:kEe1k/Sn
やれやれと、ククールは敷布を引っ張った。
「団長殿の子供も産めるサインってことだ」
「貴様───ッ」
思わずいつもの調子で掴みかかりそうになって、尋常ならざる瞳に気付いた。
ふざけた口調とは裏腹に、見つめる視線は真摯で、羞恥からか僅かに頬が染まっている。
何も知らぬ幼い頃のククールを見るような、ついぞ忘れていた強い瞳に、
あげかけた手を思わず止めてしまった。
「…院長も、グルなのか」
黙ってククールが頷く。
「…一体いつから、こんな茶番を続けてたんだ」
「産まれた時から」
あの美しい女の企みを思って、マルチェロはまた深い敗北感を蘇らせた。
天使のような顔をして、どこまでも人を食ったあの女。
一体どこまで人を馬鹿にして、その人生を滅茶苦茶に乱せば気が済む?
そこまでして手に入れた幸福は、今でも天国で続いているとでも言うのか。
「───俺をまた追い出すのか。マルチェロ」
涙に濡れた、蒼い宝石を思い出した。───おかしかった。
こいつは今、泣いてなどいないのに。
乾いた声は、あの時の母様とはまるで違う響きなのに。
473○クク エロあり 8:05/01/29 16:14:08 ID:kEe1k/Sn
「…お前と院長の取り決めなら好きにしろ。
私は、二度と貴様の人生に口を挟む気などない」
言ってしまった。
自分で自分の首を絞めたのだと悟った。
この不吉な妹は、必ずやいつか自分を破滅へと追いやる。その可愛らしい母親のように。
「だが───いつまでも茶番が続くと思うなよ。こんなミスは二度とするな」
吐き捨てて。踵を返したブーツの先が少し震えていた。
こんな顔は誰にも見せられないと思った。特にこいつには。
「了解」
最後に、淡い唇に一瞬だけ浮かんだ少女らしいはにかみが、
閉じた目蓋にいつまでもちりちりと焼き付いて見えた。
474○クク エロあり 9:05/01/29 16:15:15 ID:kEe1k/Sn
「───あ、取れちゃった」
抜けた声が洞に響いて、うつらうつらしていたマルチェロの意識を促す。
「鏡ないとよく分かんなくてさ。結んでくれるかな?綺麗に」
「綺麗が余計だ。男らしく大雑把に結べ」
「だから、俺は女だってーの」
はい、と黒いリボンを渡されて、長い髪が翻される。
「少女趣味だな」
「だから、俺は少女だってーの」
さらさらとした銀髪に縁取られると、まるきり女の様相だ。
「…少女は図々しいかな、流石に…」
ぶつぶつ何事か呟き続ける背中に向かって、やれやれと髪を一掴み。
長い間、修道院や追跡行の劣悪な環境に身を置きながら、見事としか言えない光沢だ。
肌や髪や爪なんて、男だったら放置しておくような造作に触れると、
改めて、ククールの女の念を感じてしまう。いじましいと言うのか、何と言うのか。
半ば、呆れるような気持ちで髪を持ち上げると、露わになった首筋に後れ毛が光る。
「…なに?まだなの」
「じっとしてろ」
リボンの代わりに湿った感触が耳の後ろをはんで、知らず声が漏れた。
475○クク エロあり 10:05/01/29 16:16:25 ID:kEe1k/Sn
猫のように少しざらついた舌先は、病み上がりのせいなのか持って生まれた天性なのか
じっとりと執念深く、冷めた頬を熱くしてゆく。
「…昼間っから、欲情した?」
噛み殺した声に、強気な台詞。濡れた瞳が余計に情けなかった。
「この古井戸で、お前に焦らされて弄ばれた分、たっぷりお返ししてやらないとな」
「焦らすなんて…俺はお兄様のお体を心配して」
「塞いでないと、いつまでもわめき続けるのか、この減らず口は」
「そんな怖い───んんっ」
ククールが仕掛ける可愛らしい重ね合いとは違って、激しく唇を割ってくる深い口づけに
思わず恐怖心すら覚えて、蒼い目尻に涙が浮かんだ。
いつも味わっていた、まだ怖くて先に進めないようなもどかしくも胸の踊るじゃれ合いも
昨日までの愉しみになるんだ。
嬉しい。けど、悲しい。一足飛びに二人の関係が進んでしまう。
長いこと大切にしていた、子供の宝物を手放してしまうように、それは少し悲しい。
結局、身体の動かない兄とセクシュアルなごっこ遊びに興じていたククールは未だ無邪気な子供で
こうして本気で体を交わすほどの、覚悟も度量も備わっていなかったという事なのか?
「…ね、息…くる…し…」
肩で息をついて、俯いた頬を熱っぽい涙が伝った。
476○クク エロあり 11:05/01/29 16:17:35 ID:kEe1k/Sn
まだ跳ね上がる細い肩を掴んで、薬臭い寝台に押し開く。
容赦すれば簡単にまた、ふざけ合う関係に二人は戻ってしまうだろう。
幼い時から、二人ともあまりに慎重に過敏に関わり過ぎてしまった。互いの精神を擦り減らして。
気が緩めば、こんな体の交わりなんて、まるで冗談みたいだと笑ってしまいそうになる。
そうなる前にマルチェロは、神殺しの喜びを甘受したかった。
固い制服にぎゅっと包まれた膨らみを露わにして、荒々しく貪りつく。
舌先で壊れてしまいそうなほど、柔らかくてあやうい。
新雪の大地を足跡で踏み汚す楽しみのように、この無垢な白さに血を滲ませてみたくなる。
「…やだっ、ちょっと…痛ッ───あッ…馬鹿」
無意識に、頑なな指がマルチェロの顔を掻き回す。
その煩わしい指先を器用に舌でくわえてやると、生々しさにククールが息を漏らした。
「可愛らしい抵抗だが、邪魔な手だな」
「何をす────やめろッ!マルチェロ!」
細い両手首を握り締めて、床に落ちていたリボンを器用に拾い上げると
マルチェロはククールの腕を上に伸ばして、一つにくくりつけた。
必死に抵抗してみても、震える腕にはまるで力が入らず、良いように自由を奪われてしまう。
「こんな強姦まがいのは御免だ!」
477○クク エロあり 12:05/01/29 16:18:45 ID:kEe1k/Sn
「お前は、私のものだと抜かしたのは、この不抜けた口だったかな?」
指を口腔に突っ込まれて、声が詰まった。
あまりの言われようにどうして良いか分からず、
ククールはせめてもの気持ちで兄の熱い指先をおずおずと舐めた。
ちょっと目を見開いて、マルチェロが静かに指を引き抜くと、上気した唇が濡れて光っている。
「…俺は、全部、兄貴のものだよ。兄貴に全部、喰い尽くされてしまいたい。
───でも、こんな一方的なのは嫌だ」
また、たまらずに瞳を滲ませてしまう。
「そう扱われてなくたって、女なんだから───…優しく…してよ」
腕を縛られたままの、胸をさらけ出したみっともない格好でククールは口づけを受けた。
再び、深く激しく貪るような、けれどククールの反応を促すような落ち着きで。
先程までの、冷たさとも熱さとも分からぬ鋭い火照りとはまた違って、
じんわりと焼かれるたゆとうような熱を、女性の中心に感じている。
名残惜しそうに舌と別れて、じっと見上げた翡翠の瞳は、
初めて会った午後のように明るく澄んで見えた。
478○クク エロあり 13:05/01/29 16:19:56 ID:kEe1k/Sn
「…こんなところまで来たんだね、俺たち」
あの死んだお母様の赤い呪いの部屋から。
「いいのか?これ以上進めば、お前の神も許さないだろう───こんな、爛れた兄妹愛は」
皮肉をこめてマルチェロの口元が歪む。引き返せなかった甘さへの自虐の念もこめて。
「いいんだよ。神様なんて、どうせ俺たちには最初からいなかったんだから」
「…それも、そうだな」
「神様なんていらない。───俺を、全部喰い尽くして」
マルチェロの強い力を感じながら───。
反り返った薄い体に湿った音が響くたびに、ククールの喉も高く鳴いた。
淡い胸の突起から、銀色の茂みの中まで、信じられないようなところまでも、
顔を寄せて愛撫される。
「…駄目、そこ…汚いから───あ…んッ…あッ───マル…チェ…ロ…ッ」
「…私に、喰い尽くされたいんだろう?」
初めて見せるククールの媚態に、マルチェロの方が落ち着かなくなってくる。
自分がどんな恥ずかしい姿を取らされているのか、もはや分かっているのかいないのか。
夢中になってマルチェロの愛撫を求め、
初めは恥じらいを秘めていた甘い声さえも、今は淫らな唇から慎みなく零れ落ちる。
蒼い宝石は虚ろに濡れて、焦点を結ぶのさえあやうく見えるその瞳に、
ちゃんと自分が映っているのかすら不安に感じてしまう。
479○クク エロあり 14:05/01/29 16:21:07 ID:kEe1k/Sn
自ら導いた結果とは言え、ようやく、自分を与える前に意識不明というのも間抜けで
思わず真顔で確認してしまった。
「───おい。ククール、私の言葉が理解出来てるのか?」
「…馬鹿に…すんなよな」
乱れた前髪を払ってやると、綺麗な水晶に自分の顔が見えた。
幾分熱っぽいが、冬の空気のように冴えている。…ような気もする。
「あんたが…俺の体で好き勝手やってくれるから。…告白すんのも、命懸けだな」
「これぐらいで根をあげられても困るな。これからが本番なのに」
「分かってるって。…俺も、あんたが一番欲しいよ」
「私もだ」
どちらからともなく口づけて、ぎゅっと下腹部を密着させた。
「…兄貴が欲しがってるの、分かるね。すっごく欲しがってる」
「お前だって。…こんなに汚して、お待ちかねの様子だな」
互いに辛いのを我慢して、馬鹿みたいにやせ我慢して微笑み合った。…変なところが兄妹だった。
「戯れ言はもういい。───入れるぞ」
「うん───…来て」
480○クク エロあり 15:05/01/29 16:22:15 ID:kEe1k/Sn
たまらない快感に、また互いの唇を求め合った。
身体の下だけでなくて、全身の触覚で結びついてしまいたい強い焦燥感と喜びに。
「───あッ───あッ…あッ…あッ」
舌が離れて、嗚咽が漏れる。
濡れた黒髪にすがりついて、兄の名前を呼ぼうと必死で意識の波に祈る。
ククールの体液の匂いなのか、マルチェロの汗の匂いなのか分からなくなるほど、
もう何時間も溶け合った生ぬるい洞の空気が二人を満たす。
「───…このまま…果たすぞ───」
「───────ッ」
最後に、答えたつもりの返事は、ちゃんと相手の耳に届いていたのか。
何度も快楽の波に揺られて、とうとう二人で呑み込まれた瞬間───
あの夏の日の、錆びた鉄の匂いをマルチェロは吸い込んでいた。
赤い花びらに彩られた懐かしい想い出の匂い。甘ったるい血の匂いを感じながら
意識の底に、もう戻れない日々が一瞬、閃いてはじけて消えた。
481○クク エロあり 16:05/01/29 16:23:26 ID:kEe1k/Sn
「…それでね、呪いが解けたお姫様と勇敢な王子様は、
結婚して一生お城で幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」
脳天気な声を隣に聞きながら、バッカじゃなかろうかと思う。
訳ありの男と女が出会ってセックスして永遠にめでたしめでたしなんて、
それで世の中通るなら、こいつも自分もその親も、
人類の大半はとっくに薔薇色の人生を送っているな。
つくづく、子供の童話なんて下らない教訓と憧憬めいたものだ。
「───ミーティア姫様と、エイトはうまくいくんかね」
そっちかよ。
「…俺たちに明日は来るのかなあ…」
どっちだよ。
着地点の見えない無駄口をだらだらと叩く不毛の妹。
女である事を知らしめれば、少しは女性らしさを取り戻すんじゃないかとも想像していたが、
どうもそれは男の都合の良い妄想だったようだ。
まあ、セックスくらいで簡単に変わる人格ってのも、考えれば恐ろしいものではあるが。
むしろ、こいつの母親みたいな性質が顕れないだけ、幸いだったと思っておくべきか。
482○クク エロあり 17:05/01/29 16:24:41 ID:kEe1k/Sn
「ねえ、黙ってないで、少しは返事とかしようよ?」
「その前に、少しは胸くらい隠してみようかとか、恥じらいの学習でもしてきたらどうだ」
「誰にさ?」
「お前の大切なガールフレンドたちに。一度寝ただけの男に心を許すなんて、
愚鈍な振る舞いだと教えてくれるだろう」
「じゃあ、あと何回寝たら元法皇様とは許し合える関係になるのかな…?」
楽しくて楽しくてたまらないくすくす笑い。
「…ねえ、気になるの?気に入った?」
「───ならない。お前の冒険のお友達の胸の方がよーっぽど気になる」
うっ…と、世界一の胸を前に、絶句するククール。
「…でも、マルチェロってちょっと鬼畜入ってるって言うか、ほら、しつこくするから
なんだかまだ痛い。痛いから、しばらくサラシ巻きたくない」
うっ…と、世界一には程遠いけど、
まあ、あんなもの大きさだけが決め手じゃないし、これから努力すれば少しは成長するだろうし
形や質感も悪くないしな、なんて思ってる胸を前に、絶句するマルチェロ。
「ねえねえ、マルチェロってベッドで性格変わる方?」
「…お前が、私に哀願する恥ずかしい声を、耳元で再生してやりたいよ。ククール」
かろうじて顔色を留めたまま、ぐっとこらえてマルチェロはうっすら微笑んだ。
「お前のその脚を押し開いて、愛撫する私の髪を激しく掴み、やめないで兄貴、もっと───」
「───やめやめやめーっ!!」
483○クク エロあり 18 ラストです:05/01/29 16:27:16 ID:kEe1k/Sn
火を点けたように赤く染まって、ついでにぐいと毛布を首までひっぱり上げて、ククールは叫んだ。
「男はみんなオオカミでエロ親父ってのは本当だな!ったく。
俺のガールフレンドたちがどんなに幸せか、しみじみ分かったよっ!」
「…お前のガールフレンドたちは、お前に夢見てる段階でもう充分不幸だろう」
このお姫様は、悪い魔女が死のうが訳ありの王子様が現れようが、
好き好んで呪われ続ける、新手のお姫様みたいだった。
この調子で、当分もしくは一生、呪われたまま颯爽と生きてるに違いない。
どうせ、呪いが解けて結婚したってお城になんか住めないし、一生幸せに暮らしましたなんて
そんな都合のいい人生はおとぎ話だけの人生だし。
だったらこの風変わりなお姫様と、残った時間を駆け昇るのも悪くないな、なんて思った。
我ながら、なんて衝動的なプランだろうと呆れながらも、
神にも悪魔にも見放された自分に、新しくついてきた呪いが殊の外可愛らしいので
やっぱり悪くないな、と思ってしまった。


やっとこ終(ごめんなさい。流石に長くて疲れましたでしょう…
       段落ごとにうまく切れなくて、訳分からないかもしれません。すみません)
484名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/29 16:37:05 ID:MOapy8Cf
乙!ホントに乙!
萌えたのは勿論なんだけど、普通に面白かったよ。
すげーな……
なんかこのククール、食えない感じが可愛くていいなぁ。
485名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/29 16:44:29 ID:Z5LF8jE6
グッジョブ!綺麗な文章だなぁ。
マルクク好きなんで凄い萌えた。ククールの台詞が可愛すぎる。
486名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/29 16:48:27 ID:FF5xfcR1
萌えた'`ァ'`ァ(*'∀`)'`ァ'`ァ
私もいいがククルコはやっぱり俺口調がいいな
487名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/29 16:55:45 ID:MOapy8Cf
>486
お。IDがFF5だw
488名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/29 16:59:23 ID:0YebYEMj
萌えたー感動したーGJ!!文章自体がすごく好きだ。
ずっと読みたかったものが読めた感じですdクス!
489名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/30 03:25:29 ID:W3N/wKcl
生意気♀ククにも激しく萌えたが…何より兄に萌えてしまった…
なんだかんだ言って仲良しな兄妹に(*´Д`)ハァハァ!GJ!
490名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/30 16:16:26 ID:dqoXO04j
ド変態腐女子スレage
491名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/30 16:18:52 ID:dqoXO04j
>>490
……!?
ち、ちょっと待てそこの人!
そのIDどっから手に入れた!?
492リノア ◆ql31SOL0D. :05/01/30 16:36:08 ID:nZe66oJ9
きみたち!こんなイケないこと考えてちゃダメだよ、おしおきage
493リノア ◆ql31SOL0D. :05/01/30 16:39:23 ID:nZe66oJ9
ドーン、キャハ
494名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/30 16:44:27 ID:ym/deiv0
死ねキチガイ
495名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/30 17:25:23 ID:0KQ9+6Xl
超高速移動男さん、GJ!!!
ククの性格や口調が、本来のイメージを壊して無くて凄く読みやすかったです。
母親やそれを絡めた描写が良い感じに重くて読み物として激しくGJです。
496名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/31 02:37:27 ID:jB0xL+HN
保管所更新されてますね。管理人さん乙です
497237:05/01/31 02:39:46 ID:7M/UwvGK
長らく更新出来なくてスイマセンでした(;´Д`)今更ですがログ保管しますた。
あと、絵板のログも取ってみました。不都合あれば報告下さい〜
498名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/31 03:43:40 ID:NcA1vdQE
管理人さん乙!
499名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/31 14:27:26 ID:UPt16Pko
人間やめてくれ…
500超光速移動男:05/01/31 14:38:52 ID:8b30HgtN
管理人様。あんな面倒な文章を保管して下さって
本当に有難うございました。
2chボランティアの皆さんには、頭の下がる思いで一杯です。

直後、リノアにおしおきされちゃったりしてて、自分の駄目文が定番煽りを呼んだのかと
静かなスレを乱された事に、責任を感じて辛くもありました。
でも、住民の皆さんの冷静な対応に、今は深く感謝しております。
感謝の気持ちをこめて、SSから抜けた短い会話を残してゆきます。
501超光速移動男:05/01/31 14:40:46 ID:8b30HgtN

「マルチェロよ。特別に団長のお前にだけ、
今度出版される創立100周年記念講和集の中身を披露してやろう」
「───は。有難く拝聴いたします」
「では…」
オディロは神経質に深い目尻を震わせると、足元に控えるマルチェロへ
厳かに朗々と言葉を発した。
「『あ?もしもし兎?───オレオレ、オレだけど、
ヤクザの乗ったキラパンとぶつかっちゃってさ。
治療費払うまで帰してくんないって今、事務所で囲まれてるんだよね。
悪いんだけど、今からゴールド銀行に行って20万ゴールド
振り込んでくんないかなあ?頼むよ』」
「『───うっ!詐欺!』、でしょうか」
「……」
窓からのあたたかい風が、優しく二人の沈黙を湿した。
「マルチェロよ。長い修道院暮らしで、おぬしも相当厳しい修練に磨き抜かれてきたと見えるな」
「いえ、全然」
「……」
「時事ネタは、後年、読み返した時に見苦しくなります。
畏れながら、この一文は今度の講和集には不適当かと思われますが」
イカはいいのかよ、イカは。←ククールの突っ込み
────────────

失礼しました〜
502名前が無い@ただの名無しのようだ:05/01/31 16:49:43 ID:jRxOiNfr
マルチェロが「『───うっ!詐欺!』って言ってる姿を想像してワロタ
503名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/01 23:01:09 ID:NkBOzjBF
職人様待ってます(´Д`)
504171&285:05/02/01 23:56:59 ID:XTqRYfiX
やっと出来たので投下します。
505惑乱/一:05/02/01 23:58:51 ID:XTqRYfiX

私の心の中の或る領域が壊されたのはこれで二度目である。

一度目は奴のせいで家を追われた時。
そして二度目は──────────



それは復活祭の前々日の出来事であった。
私は明後日の準備が整いつつある旨を院長に報告しに、離れにある院長室へと赴いていた。


「……早いものだな。今年も復活祭の時期が来たか」
「ええ。あさっての準備に向けてまた忙しくなって来ました」

扉の向こうから話し声がする。書庫にいるのは院長と、ククール?
その場に静止して二人の会話を盗み聞く。

「ところでおまえは今年でいくつになった?」
「13歳です」
「ふむ、そうか。体にも心にもいろいろと変化が出てくる年頃であるな。
おまえはマルチェロにも、他の皆にも押し隠すつもりのようだが、わたしはとても心配だ。
なにぶん、この修道院は…」
「男ばかりだ、と仰りたいのでしょう?確かに私もそれが一番不安ではあります。
ですが、女だという事は何としても隠し通してみせます。そうでないと私がここに存在する
意味がなくなるのです」
506惑乱/二:05/02/02 00:00:23 ID:XTqRYfiX

!…な…んだ…と……?!!


我が目を見開いた。我が耳を疑った。奴が、ククールが、女、だと?!

カッカと煮えたぎる動悸がこみ上げてくるのが良くわかる。
受けた衝撃を理性で押さえこみ、扉に耳を近づけて息を潜めた。

「おまえの存在する意味がなくなるとはどういうことなのだ?」
「…兄が私に対して優しくなくても、冷たくされても構わないと思っています。もう兄には
私しか恨める人間がいないのですから…。私に辛く当たるのもわかる気がするのです。
そんな人でも自分にとってはこの世でただ一人の兄です。
…女では騎士団にいることはできません。ですから女である事を隠し、これからもマイエラ
聖堂騎士団の一員として、男の姿で兄の傍らにいたいのです」
「おまえはそんなにまでして兄を慕うのか…」
「これが自分の選んだ道です」
「むぅ…………」
「お時間をとらせてしまい、申し訳ありませんでした。では失礼致します」

素早く外壁の横に身を隠した。

ククールが女…。それにあの口ぶりでは奴は私を…。
507惑乱/三:05/02/02 00:03:17 ID:IicuZ35v


暫くの間、私は自らの記憶の橋の上で佇んだ。

家を追われてから、己の出生で差別されたのだと理解するまで時間はかからなかった。
このマイエラに来てからは、そんなものを否定するように日々修習、鍛錬し、実力で今の
地位についたと自負している。

私が日常を取り戻し、比較的穏やかな日々を送っていたあの頃。
その数年後に奴がやってきたのだ。
私と母を平穏から絶望の奈落へと突き落とした、あの女が産んだ子供がククールである。
自分達を愛してくれていると思っていたのに、ある日突然私と母を家から追い出し、ククール母子を嬉々として迎え入れたあの父。
奴があの父の本妻との子であると判った時点で、再び全てを奪われるのではないかと恐れた。
親達が没すると同時に、私の憎しみの矛先は奴一人に向かった。
奴に日々辛く当たっても変わらぬ態度で私に接してくるのが非常に腹立たしかった。

だが。
大人びてきた最近のククールの女性的な容姿だけは素直に美しいと思えた。
…よもや本当に女であったとはな。笑わせてくれる。

私の奥で新たな情念が赤々と燃え広がってくる。

508惑乱/四:05/02/02 00:05:30 ID:IicuZ35v

奴が女だというのであれば。
我が手でねじ伏せる事などたやすいであろう。
今まで本当に上手く騙していたものだ。心底から褒めてやる。

だが見ているがいい。お前を滅茶苦茶に汚してやる。


去っていくククールの後姿を刺すように見ながら、冷笑した。


院長に会い、明後日の準備の経過報告を済ませると、私は自室に戻った。




あくる日の夜、私は奴を団長室に呼びつけた。


「失礼致します。団長殿じきじきにこのオレをお呼びとは、珍しい事もあるものですね。
で、本日のご用向きは何でしょう?」
「…………」
奴の身体を上から下まで舐めるように見つめた。
「……何ですか、一体何の用ですか。用がないなら戻りますよ」
奴が踵を返すと同時に、私は素早くドアの鍵をかけに行った。
一瞬びくん、と体を震わせた奴のか細い両腕を強く掴み、床に組み伏せた。
509惑乱/五:05/02/02 00:07:08 ID:IicuZ35v

「そんな減らず口がきけないようにしてやる」
「なっ、何すんだよっ!気持ち悪りぃなっ…離…せ…っ!」
その碧眼は明らかに恐怖に揺れ、潤み出した。
私はその様子を見てますます欲情した。

「男のふりなどして何が楽しい?知っているぞ。お前が女である事をな!」
「な…っ…!」

必死に私の下から逃れようとするのを押さえつけながら奴に顔を近づけ、色情と憎しみが
交錯する翠の瞳で凝視した。
「…お前はこの私を恋慕しているのだろう?ならば大人しくしていろ!」
「!!」
目を逸らした蒼い瞳は困惑と脅威に濡れていた。
「兄貴っ……や…め……っ!」
赤い制服の上着を力任せに破ると、胸にきつく巻かれた白布が目に飛び込んできた。

「……こんな事をしてまで男になりきっていたのか」
510惑乱/六:05/02/02 00:08:45 ID:IicuZ35v

奴の上半身をがんじがらめにしている白布を破り裂いてほどく。
その下から顔を出した、発育の良い柔らかなふくらみを鷲掴みにしてやる。
「…ぃ…やだっ!!だめ…だっ……!オレ達は血を分け…た……っ!!」
手足をばたつかせて抵抗する。が、鍛え上げている私の体を、女であるククールに撥ね
飛ばせる筈がない。
「黙れっ……このっ…嘘つきめっ!」
奴の上体にのしかかりながらズボンとショーツを一気に引き下ろすと、成熟していない、
少女の華奢な白い脚があらわれた。
自分も素早くズボンを下ろし、奴の脚の間に割って入る。
奴の脚をさらに広げて屈辱的な格好をさせる。
まだ完全には生え揃っていない白銀のヘアと、まだ誰にも汚されていない、奴の鮭肉色が
丸見えになった。
「フフフ…とてもいい格好だ…」
「は…ぁ…っ……ぃ…やだ………っ…やめ……ろっ…」
「そんなに厭がっているのにこれはどういうことだ?」
奴の鮭肉色から溢れている透明な液体を中指で掬い、すぐ上の小さな赤い実に塗りつけて
やる。
「…っあぁっ!」
思わず甘声を漏らした奴の身体が刹那、跳ね上がる。
511惑乱/七:05/02/02 00:10:32 ID:IicuZ35v
「子供のくせに感じているのか……フフフ…私がお前を…っ!!」
「兄…貴っ…やめ……っ」
鮭肉色の洞穴に猛り狂う男茎をぶちこんだ。
「!!ぅああああっ!!ぁ…ぁあああっ!!」
貫かれた痛みに耐え切れず私の下で叫びもがく。
「痛…いっ!!……あああああ……っ……!!!」
きつく締まった奴の中で力強く腰を動かすたびに、奴の上半身のふくらみがなまめかしく
上下動を起こす。
「…っ…お前…はっ…よくもっ…今まで……っ!!」
奴のヴァギナからは初めて男を受け入れたしるしである出血がみられ、出し入れするたび
私の欲棒が血に塗られた。
「…ぅああっ…!!!ああああああっ!!!!」
「こんな身体で…男の…っ…ふりなど…っ……!!」
私は奴の痛みになど構わず己の衝動を突き動かし、ほどなくして絶えた。
「あ……ぁ……」
私が抜け出ると、奴の股の下には血の混じった己の体液が広がった。


512惑乱/八:05/02/02 00:12:42 ID:IicuZ35v
この、美しい妹の性の初回を我が身で汚してやった、眩暈のするような優越感と征服感。
自分の妹を辱めた事実が、私をしばしの間、歪んだ独裁者の悦に浸らせた。

「…兄と交わった気分はどうだ?望みが叶って嬉しいか?」

「…………」
聞こえているのかいないのか。
奴は放心しており、蒼の瞳の照準を合わさない。


「…………ここではオディロ院長の手前もある。あの方は修道院の和が乱れるのをとても
嫌う。ひとたび騒ぎが起きれば敏感に察知するだろう。お前が女である事、他言はしまい。
院長が歯止めになったのだ、有難く思え!」

「…………」

私は、奴に吐き捨てた今の言葉の何処かがおかしいと感じていた。
奴を激しく嫌悪している筈なのに、どうして他言しないなどと言ったのか。

513惑乱/九:05/02/02 00:14:47 ID:IicuZ35v

何故急に院長の顔が浮かんだ?

…院長が歯止めになった、だと?
馬鹿な。
この事をバラして奴を他の騎士団員にも犯らせれば良いではないか。
私は奴を永きにわたって憎み続けてきた。
飄々と接しながら、根底に私への憐れみが見えるような態度が気に食わなかった。
だから女と判って汚してやったのだ。
私は何を逡巡しているのか。

まさか…。
否! これほど堪らなく憎悪している人間に対し、慈悲など無用の筈。
奴には憎悪の念しかない。
では一体、何故なのだ。
わからない。


ジレンマ。
一つの単語が己の脳内に飛来する。
このように激しく矛盾して辻褄が合わない感情はいまだ経験がなかった。

514惑乱/十:05/02/02 00:16:47 ID:IicuZ35v

「…………」
引き裂かれた服の前を押さえて奴がのろのろと上体を起こした。

私はつい先程までの考えを頭から外した。
「まったく、今までこの私がよく騙されていたものだ。表彰に値するな。お前の演技力には
拍手してやる」
奴を冷ややかに見下ろしながら掌で数回乾いた音を響かせる。


「…………」
奴はふらふらと立ち上がり、制服のズボンを穿いた。

その姿を見ながら、自分でも不気味なほど穏やかな声色になる。
「これからいつでも可愛がってやる。お前に拒む自由はない。解ったな」

「…………」
破れた上着を押さえながら奴がドアの前で立ち止まった。

「……どう…して…バラさない……これで…気が…済んだのか……?」

最初から答えなど求めていないように小声で言い置き、奴は静かに部屋を出て行った。

515惑乱/十一:05/02/02 00:18:26 ID:IicuZ35v

「…………」

静寂と共に先程のおかしな感情が再び戻ってきた。

……何がこれほどまでに苛立ちを呼ぶのだ?!
今更何を惑う事があるのか!

「……くっ!!」
デスクに積まれた書物を乱暴に払い落とした。




明日は復活祭である。


デスクの上に残った一冊の聖典に視線を落とす。

私は今日、汝、姦淫するなかれ、という神の教えに背いた。

己の目の前で静かに十字を切る。

「神よ、私は懺悔などしない…」



私は、奴には憎しみしかないのだ、と自分自身に頑なになる反面、この惑乱の中にある
真実を理解してしまうのを恐れていた。

516名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 00:19:35 ID:IicuZ35v
今回は以上です。
続きも今考えてますので、よろしければまたお付き合い下さると嬉しいです。
517名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 00:23:15 ID:T0psgWJM
リアルタイムで初めて読んだ!うれしー
マルチェロの『懺悔などしない』に萌え。
続き楽しみにしてます!
518名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 00:37:49 ID:otrQcWHj
うあー!すごく萌えた!ありがとう…
519名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 00:56:47 ID:tzsgToWq
13歳ククール……やばい、萌える。
続きも楽しみです!
520名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 01:35:36 ID:cT3vdyZ/
この兄妹は 凄くエロいですね
521名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 02:39:48 ID:HgnbF3cl
ありがとうございました!!ももものすごく萌えた!!グッジョブ!
522名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 04:06:35 ID:sFW0Els7
483の設定すげーすき。好みだ!
サイト持ちさんなら通いつめるよ…!
FFDQ掲示板100番台半ばでマルクク投下してた人とは違う人?
違ってたらごめん。
523483:05/02/02 13:56:23 ID:vZU/wwgu
>522
ネットでエロネタを披露させていただいたのは
今回が初めてのことです。
サイト持つ甲斐性がないので、機会がありましたら
(というか、既に萌の神様の命じるまま、だらだら違うネタで打ってます。失敗風味ですが)
また見苦しく場所を取ってしまい恐縮なのですが、
こちらを利用させていただければとても有難いと思います。
FFDQ掲示板はまだ拝見したことがありません。
ククが激しく可愛がられている場所ならどこまでも訪ねてゆきたいです…

>171&2856&505
13歳の破爪の傷み。兄上の揺るぎない漢ぷりと相まって萌萌でした。
血の滲むような、純血に縛られた兄妹愛(安いフレーズ…ごめんなさい)
大変ご馳走になりました。
524名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 15:10:58 ID:MbC8aNhZ
>523
いつでもドゾー!大歓迎ですよ。
このスレの職人さん方にはいつも感謝してます。

ついでに、522の言うFFDQ掲示板ってたぶん
8はホモネタしかない所ですよ。違ったらスマソ。
525名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 15:41:54 ID:VACV7JM2
おいおい、絵板ではパンチラがプチブームなのか?
はっきり言って俺は……嬉しいぞ!!
526名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/02 16:57:21 ID:kjP3AwCt
ククのぱんつは騎士服だったらラインがでないようにソングなんだろうなあと思う。
527名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/03 02:53:10 ID:xng8O5M2
なぜクックルを「女」で「妹」という設定にしなかったのかについて
ホリーを小一時間(ry
ちとマニアックではあるが「男装の麗人」という萌えポイントもあるし
妹属性の奴らも取り込める。
おいしい設定だと思うのだが…
528名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/03 04:31:51 ID:uffeV9HS
たぶん、婦女子にもサービスをと…
529名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/03 09:12:19 ID:ITycmSzI
サービスage
530名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/03 11:55:40 ID:rpkiJmBa
>>527
ゼシカがいるから。
妹属性・ロリ顔・巨乳・一見きつそうだが可愛いところもある・ブラコン気味。
これだけ一人で兼ね備えているんだから、同じように
妹かぶりするキャラは作らない、と答えてみる。
531名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/03 23:12:24 ID:hqt3CK7+
>>527
単にベタだからじゃないかな。
個人的には公式でその設定だったらここまで萌えなかった気がする。
532超高速移動男:05/02/04 12:57:46 ID:z6KcpwaV
マイエラ学園のお話や絵掲
(最新は見ていませんが、パンチラですか?以心伝心を感じました)
が面白かったので、拝借してみました。
女の子に囲まれてウハウハしたかったので、勝手に女子校にしてしまいましたが。
強引な設定なので、ゲームよりククールの賢さが142 年齢が3・4ほど下がります。
兄の野心も0なので今ひとつ苦みばしりの魅力に欠けてしまいましたが、
所詮、鼻で笑って流し読むような下らないお笑い話なので、お許し下さい。
萌えもあまりなく、馬鹿みたいに長いです。
苦手な方、お手数ですが冷静なスルーをご協力よろしくお願い致します。
失礼しました〜
533○クク 女学院 1:05/02/04 12:59:55 ID:z6KcpwaV
南におわすは、いと気高き聖地ゴルドの女神像。
北におわすは、法皇様の荘厳なる大聖堂と空を貫く天の御殿。
そしてここ、東の大陸の穏やかな流れの中州に浮かぶのは、清らかなる乙女たちの慎ましき花園。
白百合の純潔に守られた、聖マイエラ女学院───。
ここに集う天使たちは皆、良家の令嬢ばかりで品良く、下々の穢れを知らず
「───どけどけどけー!!俺の進路に立つんじゃねぇーっ!!」
つつましやかな制服に包まれたその姿は、神への献身に凛と佇み
「───そこの正門、待ったぁーっ!!」
故に、誰も悪い言葉など口にしません。
534○クク 女学院 2:05/02/04 13:01:10 ID:z6KcpwaV
「ごきげんよう、ククールお姉様。今日もお寝坊されたのですか?」
くすくすと上品に口元をほころばせて、この女学院の理事長・トロデの一人娘
ミーティアが手元の金時計を見た。制服の腕には腕章が輝いている。
「───や。お姫様ご機嫌いかが?…悪いんだけどさ、また見逃してくんないかな?」
彼女の秀でた可愛い額にそっと唇を寄せて、門柱に腕を伸ばして優しく囁いてみる。
小さなミーティアは胸に納まる可愛らしさだ。
「…もう。…ククール様には叶いませんわね」
慣れた反応で、でも心持ち嬉しそうにミーティアは笑った。
「今日は始業式ですわよ。もう皆さま講堂へ移動されましたわ?
お父様には内緒に致しますから、お姉様もどうぞお急ぎ下さいましね」
「サンキュ、お姫様。ホント助かるよ」
ばたばたと駆けて行く制服姿を見送って、ミーティアはほっと息をついた。
「同じ女性と分かっていても、つい、あの笑顔にはどきっとさせられてしまうわ。
本当、───罪つくりな方」
予鈴を告げる澄んだ鐘の音が中州を渡って、鳩の白い羽根が尖塔の上に散った。
535○クク 女学院 3:05/02/04 13:02:39 ID:z6KcpwaV
「───ちょっとちょっと!早く来なさいよ!」
講堂の扉の前でゼシカが腕を振っている。ぴょんぴょんと赤い尻尾が跳ねている。
長い外廊下の端から、全力で駆け抜ければなんとか間に合うだろう。
「まだ先生たちも揃ってないわよっ!」
マイエラ女学院の清楚な白百合としては、いささか荒っぽい動作でゼシカが叫ぶ。
脚に覚えのあるククールが、前傾姿勢で勢い良く駆けだしたその瞬間───
ガン───ッと、おでこに火花が飛んだ。
何が何やらよくわからないまま、無造作に石畳の上へ放り出される。
「───ったー…」
剥き出しの脚に大理石がひんやりと沁みた。思い切りぶつけた腰が流石にじんじんする。
地面に後ろ手をついたまま、涙目で衝撃をこらえていると
つと、目の前に整った指先が差し出されるのが見えた。
「……」
いつもの癖で左手を出しかけて、慌てて右手に差し替えた。色々不便な癖だ。
握った指の先から逞しい腕を通って、広い肩を越えて涼しい目元まで。
透明のガラスを透かして、緑の瞳が見下ろしていた。春の、柔らかい緑色。
今この女学院と二人を包む、神の恵みに満ちた誕生の色。
536○クク 女学院 4:05/02/04 13:03:45 ID:z6KcpwaV
「…大丈夫か?」
若く見えた歳のほどよりもずっと落ち着いた声で、見知らぬ男が喋った。
薄い唇が動くのをじっと見つめながら、ククールは凝固している。
「怪我したのか?」
投げ出した両脚に左手も伸びてきて、ここに来てククールは
ようやく自分のものすごい格好に気がついた。
ばばっと脚の間にスカートをしまい込み、痛いのも忘れて慌てて跳ね上がる。
「いえ───っ、大丈夫っ、ですっ」
悪いものを呑み込んだみたいに一気にまくし立てて、落ちつきなく革靴の底を鳴らした。
そのまま相手の反応を待たず、繋いだ指を一方的にほどく。
「───失礼っ、しますっ」
春雷のような勢いで、いきなり突風に取り残されたマルチェロは、
ぽつんと間抜けに右手を開いていた。
「…おお、先生お待たせしたな。さあ、講堂へ参ろうか」
魔物めいたちっちゃな理事長に背中を押されて、思わず眼鏡の縁がずれそうになる。
今通り抜けた風の、バツの悪そうな頬の色を思い浮かべていた。
「…イチゴ」
「は?どうされたかな?」
染めた頬と同じくらいに、真っ赤だったなと思い返していた。
537○クク 女学院 4:05/02/04 13:05:02 ID:z6KcpwaV
「あーだりぃ。センセー俺、今日は病欠ー。保健室で休んでまーす」
「なによあんた。また徹夜でゲームでもしてたの?」
「やー今、スライムの丘でメタキン狩りに忙しくてさぁ。
間違えてキングアックス錬金しちゃった腹いせに、レベル上げしてんだよね。
ったくムカツク仕様のゲームだよ」
「アタシ、そういう子供っぽい遊びはとっくに卒業したから」
「そりゃないぜ、ゼシカさんよー」
ざわざわと品良いおしゃべりの波打つ教室を抜け出して、ククールは一人で保健室へと向かった。
保健委員のお嬢さんは、そっと手を取って囁いたら
世にも心配そうな瞳でククールを見つめ返してくれた。万事OKだ。
いつものように軽やかに階段を駆け下り、いつもの白い廊下を辿る。
保健室のおばちゃんは、またやれやれといった顔をするだろうけど、
一撃必殺の甘えた視線を向ければ、毎度の困った笑みでベッドを用意してくれるだろう。
これが通用しないのは、変わり者のご令嬢ゼシカ嬢くらいのものだ。
「あー自分の才能がこわい」
浮き浮きと白い扉をノックする。
「───どうぞ」
「失礼しまぁ…す?」
違和感があった。いつものサボリ、いつもの休み時間、いつもの清らかな乙女たち
カラカラとなめらかに滑るいつもの扉の感触。
明るい窓際の机に向かう後ろ姿は、肩までの黒い髪をしている。
…おばちゃんの、白髪混じりのまとめ髪でなくて。
「…せんせ…?」
「ん。どうした」
椅子ごと振り向いた白衣の瞳は、昨日派手に打った腰の痛みを思い出させた。
「───せんせぇッ?!あの…あの、女性の先生は…?」
「……。今日が初登校かな。私が代理の保健医として、当分こちらを担当する事になったのだが」
昨日、あまりの痛さにゼシカと結局始業式をバックレて、
裏の水道で青アザを冷やしていたことを思い出した。
「ねえ、ほら、酷い跡になってるわよ。乙女の柔肌には手痛い勲章ね。
でもまあキレ易いあんたが、ザラキの一発もお見舞いしないでよくあんな男を見逃したわねえ」
ゼシカのからりとした声が蘇る。
「───まあいい。今日はどうしたかな」
「あ───はあ。…その、気分がちょっと…」
「ちょっと?」
「良くないです」
「横になるかね?」
「お願いします」
調子っぱずれな会話を交わして、いつものように消毒液臭いシーツに身を横たえた。
落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け
「───気持ち悪かったら、少し衣服を緩めた方がいい」
「ッ───ひゃ」
軽く丸めた背の向こうから手が伸びてきて、心臓を鷲掴みされたかと思った。
いつの間に白い衝立のこちら側に来ていたのか、
先生の少し神経質な指先が制服の胸に軽く触れた。
「───ゃ───…いやっ、自分でやります!」
なんでこんな事せにゃならんのかと思いながら、エンジのリボンを緩めて少し胸元を開いた。
「───色が白いな」
「───はああ?」
「顔色が白い」
そっちかよ。
全身隈無く色素の薄いククールは、ぐったりと頭を落とした。
539○クク 女学院 7:05/02/04 13:10:14 ID:z6KcpwaV
一人で勝手に挫けて倒れていたら、ふと、やわらかな感触がひんやり目蓋を覆った。
前髪の乱れた額一杯に、広く冷たい掌を感じる。
「少し、熱はあるようだな」
今までのやり取りも何処吹く風に、水底に沈んでいたかのような指が気持ちよかった。
このまま眠ってしまいたいな、なんてうっかり力を抜いていたら、
マルチェロ先生の言葉が耳を射抜く。
「───昨日の傷はまだ痛むかな」
授業にシンと静まり返る、明るく清らかな乙女たちの花園にあって
この世から取り残されたかのような保健室で
ククールは白いまな板の上の消毒された鯉だったんだ、と今更気付いた。
540○クク 女学院 8:05/02/04 13:11:27 ID:z6KcpwaV
「院長のおぬしの頼みと思って特別に採用はしてみたが、
若い娘たちの保健医が若い男性とは、ちと難しいんではないかなあ」
「何事も神の御心ですぞ、理事長。
それにあのマルチェロは私の腹心のようなもの。
ああ見えて、頼もしい男ですゆえご安心召されてくだされ」
オディロ院長は、射し込む春のうららかな日差しに目を細めると、熱い番茶をすすった。
「いやいや、院長にそう言われると弱いな。
つい老婆心から、こう、ウッカリ生徒とあぶない事件でも
起こしたりしないかな、なんて考えてしまっての。ワハハ」
トロデ理事長も、差し向かいに微笑むと桜餅を頬張った。
小さな不安など霞んで花と散ってしまいそうな、胸の透かれる4月のはじまりだった。
541○クク 女学院 9:05/02/04 13:12:58 ID:z6KcpwaV
「───でさ、アタシが中庭でメラ使ってゴミ焼いてたら、
厳格なマイエラ女学院では呪文禁止だって2階から嫌味言われちゃってさ。
なんかあの態度が鼻につくのよね。えっらそーに、あったまきちゃう」
「ゼシカ様は勇敢で賢くていらっしゃるから。
家事やお手伝いにしか取り柄のない、私には羨ましい限りですわ」
「そんな事ないわよ、やだなあ。お料理やお裁縫の上手なキラの方がずっと賢くて素敵よ。
こうしてキラと同じ班になれてラッキーだったわ。ね、ククール!
───…ククール…?」
料理も掃除も洗濯も、良家の子女とは言え決してメイド任せにしないのが賢い女性のあり方。
良き妻・良き母を育てる聖マイエラ女学院では、神学と家政科の授業がカリキュラムの大半を占める。
と、言うわけで乙女たちが朝からいそいそと、甘い菓子作りなどに勤しんでいる。
「───ちょっと!生地伸びてる伸びてる!調理台からはみ出てるわよっ」
「んー?…ああ。薄いと焼けるのが早いかと思って」
「早いってあんた…クレープ焼くんじゃないんだから、こんなひらひらさせてどーすんのよ」
大理石にかろうじてへばりついた、薄さ小数点第二位ほどになった生地を
ゼシカはぶつぶつと寄せ集めた。
「いいわよ麺棒貸して、やるから。あんたもちょっとはキラの女らしさを見習ってよね」
「そんなゼシカ様、ククール様だって一生懸命やってらっしゃるんですもの。ね?」
まさに聖母の生まれ変わりのような優しさで、光輪を抱いたかのようにキラは楚々と微笑む。
はちみつ色の髪に薔薇色の頬を染めて、抱きしめたくなるような愛くるしさだ。
こんな、お人形みたいな愛らしさだったら、あのスケベ校医も手を出してくれたんだろうか…?
胸にほんのり苦く、屈辱の午後が思い返された。
542○クク 女学院 10:05/02/04 13:14:05 ID:z6KcpwaV
思わせぶりに口の端をあげておいて、要するに二人の間には何にもなかった。
人に教えるのも憚るようなことは何にも。綺麗さっぱり清らかだった。
傷は痛むか?と聞いて、スカートの上から骨折の有無を確認して
ただの打撲と分かると湿布薬を一束出してくれた。
おしまい。
この、ククールが自称世界一のおみ足と誇っている美脚を前に揺らぎもしなかったのだ。
まるで前日のことなど、その場にはいなかった人間みたいにつんと澄まして。
薄いレンズ越しに医学標本か解剖用の献体でも眺めるかのように
無機質な目でククールを見ていた。
あそこで猥褻行為でもされていたら、
どんな汚い手を使ってでも地獄に引きずり降ろしてやりたいほど屈辱的だっただろうけど
こうして完全に無視されていると、それはそれでとても失礼な気がする。
されたくない。けどされないのも癪だ。
「ねえ、なんか眉間に皺寄っちゃってるけど大丈夫…?」
「なあ、ゼシカだったらされたくないけど、かと言ってされないのも疳に触ったらどうする?」
「さあ…自分からしちゃうかな?」
感動に、ククールがぽかんと目を見開いていると、ゼシカが胡散臭そうに言った。
「───なによ、そんなにアタシに生地伸ばされたのが気に入らなかったの?
あんたがぼーっとしてるからよ。
今から仕上げやるんだから、最後くらい働いてよね」
赤いの、青いの、スミレの花を砂糖に漬けたの、銀色のアラザン、ミモザのつぼみ
神の慈愛を受けた天使たちが、笑いさざめいて粉をふる。
なんとも慎ましい幸せに満ちた調理室で、顔を白く染めてククールは気持ちを噛みしめていた。
「あら、お砂糖のお化粧。ククール様が一番美味しそうに見えますわね」
例え天国に召されても、これほどまでの天使の群にはきっと祝福されないだろうな、と思った。
543○クク 女学院 10:05/02/04 13:15:31 ID:z6KcpwaV
「サーベルト兄さん喜ぶわ。今日のは上出来よ」
放課後、出来上がった成果を手に、嬉しそうにゼシカが笑った。
「よろしかったですわね、お姉様方。ミーティアもお相伴しとうございましたわ」
「んー。アタシのは全部兄さんの分だし…ククールのは?
残ってるならわけてあげたらいいのに」
「いやだ、冗談ですのよ。お気になさらないで下さいましね」
ふと視線をあげたミーティアの表情が、数メートル先で凍りついた。教会の門柱の陰。
「───どうしたの?…あれ、男の人じゃない」
「…は。勘違いでしたわ、ごめんなさい」
「あれ、隣の男子校の制服だろ?」
頬に傷を貯えた眼光鋭い男が、その恰幅良い体を小さく畳むようにして門の後ろに納まっている。
隣と言っても相当遠い、隣市パルミドの公立学校は
芳しくない評判と胡散臭い噂で持ちきりの貧しい子弟のための学校だった。
「ダブルスコアで留年してそうな面構えだけど、別に何か企んでるようにも見えないが…?」
「ええ、全くの勘違いなんです。すみません。
門の側に男性がいると、またあの人ではないかとつい怖くなってしまって…」
「───ああ、あの豚野郎」
確かに、呪いのようについた脂肪には両者とも趣があるが、二人の装いは天と地ほども遠い。
「父が、寄進のお話についつい心を動かされたばかりに、すっかり誤解を生んでしまいまして…」
「無茶苦茶よね。この若さで人生捨てろって言われてもねえ」
「…確かに寄付をお受けできれば、教会への大きな貢献にはなるのですが」
「やめときなよ、お姫様───人生は儚い」
「はい?」
ぎゅっとミーティアの細い指を握って、ククールは瞳を寄せた。
「例えば、君に好きな人が出来たって、その人は君の事が好きじゃないかもしれない。
そうなったら君はまた別の好きな人を見つけるのに忙しいし、
そうならなければ好きな人と過ごすのに忙しい。
どっちにしたって、そんなとこで得体の知れないデブと関わり合ってる暇なんてないはずだよ」
ぱちぱちと長い睫毛を震わせてミーティアは数回瞬きすると、
そっと花がこぼれるように笑った。
「はい───そうですわね」
ごきげんよう、と小さな背中が教会の奥に見えなくなるまで見送ってから
やれやれとゼシカが両腕を伸ばす。
「詭弁よね。好きな人なんか出来なくたって生きてる人もたくさんいるわ」
「ゼシカはまだまだこれからだろ?」
「───なによ。自分はさも経験豊富みたいに語らないでよね。
そう言えばあんた、さっき話が切れちゃったけど、今日の配当どうしたのよ?」
調子よく笑って踵を返した後ろ姿に、思わずスカートの裾を掴みたくなる。
なんで、こいつに置いてけぼりされたような気持ちにならなきゃいけないのよ。
「ね、食べちゃったんでしょ、どうせ」
短い裾はひらりと手から逃げて、背の高い後ろ姿が遠くなる。
「───ねえ、何か飲んで帰ろ?なんだかまだ口の中が甘いみたいなの」
女友達なんて、ちょっとつまんないみたい、と初めてぽつんと思いついた。
このままずっとひらひらと一緒に笑っていられたら楽しいのに。
頭に戴いた若緑のアーチが、このまま途切れなく続いてればいい───
…その夜は、今まで無神経に甘いものを食べ過ぎた罰みたいに、
口の中がいつまでもいつまでも怠くて寝付けなかった。
545○クク 女学院 13:05/02/04 13:18:32 ID:z6KcpwaV
長い定例会議を終えて、すっかり宵闇に沈んだ部屋のあかりを灯す。
真っ白なあつらえが表情なく浮かび上がり、未だ慣れぬ清潔すぎる匂いが絡みつく。
調子を合わせて、うまく相槌を打つばかりの無駄な時間を重たく感じて
静かに薄い眼鏡を机に置いた。目頭が痛かった。
適当に内容を取り繕った形ばかりの机上に、見慣れぬ違和感が走った。
最初、性質の悪い悪戯かと目を見張って、
冗談みたいな真剣さにちょっと顔を引いてしまった。
赤いリボンに飾られて、ちょこんと机の主みたいに鎮座ましましている包み紙。
声をかけたら、返事して立ち上がりそうなシュールさに、しばらく黙って観察してしまう。
何か手紙でもないかとようやくひっくり返して、
見当たらないのでおそるおそるリボンを解いた。
こんな乙女の花園で、何か汚らしいものが出てきても恐ろしいし
逆に素晴らしいものが出てきても恐ろしい気がする。
「……」
柔らかなペーパーナプキンに包まれて、甘い匂いが喉をくすぐった。
「…刺客…?」
どこの世界の刺客が、こんな分かり易い罠をばらまくだろうか。しかも手作りで。
546○クク 女学院 14:05/02/04 13:19:46 ID:z6KcpwaV
ふと包みに目をやると、淡い色彩はワイルドストロベリーの唐草模様をしていた。
…耳まで赤くして、懸命にこらえていた女生徒の事を思い出した。
思い出したと言うのか、あんまり忘れた事もなかったのだけれど。
そこまで意地悪してみる必要もなかったのだが、
戯れに、短いスカートから覗く脚を掴んだらひどく動揺していた。
素知らぬ振りをして、脚を開いて中身を確かめたいような気もしたけれど
一生懸命こらえている瞳が真剣で、自分の方が怖じ気づいてしまった。
怖じ気づく───このまま、二度と来ないといい。
途方に暮れる薄闇の中で、後ろから目を塞がれる。
「…もう時間があまりない」
自分に命じた。
あまり馴染みのないめずらしい匂いに、菓子を手にしてみた。香ばしいような匂い。
世の暗い穢れを知らぬ、小娘たちの日向めいたあたたかな匂い。
綺麗な菓子は乾いた舌に、ほんのり苦甘かった。
547○クク 女学院 15:05/02/04 13:21:13 ID:z6KcpwaV
当然のように、二人の間に何かが生まれる事もなく、平穏無事に季節が過ぎる。
廊下でたまに擦れ違うマルチェロ先生は、眼鏡のフレーム越しにひどく無表情に見えた。
名前を残したわけでもないし、手紙を同封したわけでもないので
これがごく自然な流れなのだけれど。
愛すべきサボリ癖は、あの日を境にぱったり陰を潜めた。なんて苦しい
遠くに白衣の背中が見えるだけで、靴の底が浮き足立つかのように嬉しい。…そして苦しい。
嬉しさが、息をするささやかな願いさえ邪魔してしまうみたいに。
あの人が、自分を好きになってくれたらいいのに
そんな誰もが胸に秘めるような、他愛のない少女たちの繰り言を
ククールもまた小さな胸に空回りさせて過ごしている。
「───ねえ、これちょっと見てよ。すっごく綺麗!」
物欲とはご縁のないようなゼシカが、珍しく瞳を上気させて本を差し出す。
「何これ?ああ、宝石?そんなもん俺がいくらでも取ってきてや───ッたー」
「何馬鹿言ってんのよ。あんたんちの土地家屋全部売り払ったって足りないわよ」
頭をはたかれて、押さえた額の先に散りばめられた星のようなグラビアを見る。
埃っぽい臭いが漂ってきそうな、古い装丁の豪華な図録集だ。
「この青いやつ───ヴィーナスの涙って言うんですって。本当ね
こんな写真で見ても、まるで海の水を溶かしたみたいな青さだわ。
ママのこと下らないと思って呆れて見てたけど、アタシもこんな宝石なら贈られてみたいな」
少女らしく頬杖をついて、磨いたピンクの爪が綺麗だった。
「こんな本、どっから持ってきたんだよゼシカ?図書館にあったっけ?」
「2階からイヤミの机の上」
「───は?」
「アタシ今日、保健室掃除だったのよね。見せたくて持ってきちゃった」
「…おい、そりゃ拙いだろ」
「ちょっと借りるくらいいいじゃない。
あんたのやってるゲームなんて居直り強盗みたいなもんじゃないのよ」
「いや───とにかく、さっさと返した方がいいって。バレたら只じゃ済まないぞ」
「バレたら地下室に連れてかれて拷問されるとか?…まあ、そういうの似合うタイプよね」
548○クク 女学院 16:05/02/04 13:22:36 ID:z6KcpwaV
のほほんと気楽なゼシカの腕を引っ張って、気の重い保健室への廊下を駆ける。
なんで保健医がこんな骨董品みたいな本を持っているのかは分からないけど、
ただ単にそっちの趣味の人なのかもしれない。
…些かロマンティック過ぎる気もするけれど。
「───誰か来てるみたいよ…?」
二人して、耳を薄い扉へぴったりとくっつけて、ひそひそと息を寄せ合う。
下校する白百合たちが、何事かと少し怯えてこちらを窺っている。
思わず、にやりと微笑みを投げて追っ払ってしまった。自分の本能がこわい。
「…なんて言ってる?」
「…シッ!黙って───午後10時…大天使…?───まずいわッ!」
ドンとゼシカに腕を押されて、冷たい廊下に倒れ込んだ。
上からゼシカのあたたかい胸も降ってきて、二人して抱き合うように角廊下に転げ込んだ。
続けざまに、扉の鳴る軽快な音が響いて、思わず互いにぎゅっと力を込めてしまう。
「……」
足音は右に遠ざかり、二人の姿は沈黙に置き去りにされた。…良かった。
「…もう行っちゃったみたいよ?」
「…ゼシカって、柔らかいねぇ…なんかここだけ別のモノがくっついてるみたい」
「何失礼な事言ってんのよ。その脚どけてよねっ、あんた背があるから女にしては重いのよ」
「どっちが失礼だよ」
ひそやかなざわめきに、ふと顔を上げると戸惑う少女たちの制服姿が見えた。
厳かな神の館で、霰もない姿でゼシカと抱き合いながら、
きっともう微笑みも通じないだろうな…と、ククールは少し絶望的な気持ちになった。
549○クク 女学院 17:05/02/04 13:24:05 ID:z6KcpwaV
聖マイエラ女学院の大天使。
聖地ゴルドと同じように、この教会には幾人もの天使像と、象徴としての大天使がいる。
とっくに人気は途絶えて、静かな蝋燭の炎に浮かび上がる大聖堂。
昼間訪れた巡礼者たちの祈りの炎が、夜を徹して大天使に救いと平安を求めている。
夕方には立入禁止となる壮麗な大聖堂の中に、ククールとゼシカは身を寄せ合っていた。
「…なんだか寒いわ。それに、夜見る天使像ってちょっと怖いみたい」
ゴルドの女神のように威圧的な大きさを誇るわけではないものの、
楚々とした御尊顔に影が落ちて、ゆらゆらオレンジに輝く様は確かに気持ち良いものではない。
美しい微笑みが、苦悶に引き裂かれる断末魔の表情にも思える。
「怖いなら、ゼシカが寝付くまで添い寝して子守歌でも歌ってやりたいけど、
ここで寝ちゃったら話が続かないしなぁ…」
「別に期待してませんから」
550○クク 女学院 18:05/02/04 13:25:26 ID:z6KcpwaV
春とは言え、夜にもなると湿った空気が辺りに満ちて、肌からひんやり熱を奪ってゆく。
「家帰って着替えてくれば良かったかなぁ」
「これだけ松明があるんだから、もう少しあったかくなればいいのにね」
情けなく声を絞り出しながら、二人で歌でも歌いたいような気持ちになった。
「───あっ───シッ!見て、祭壇の方───」
ずんぐりした影と、しなやかに伸びた細い影。なんだか対照的な影が大天使に忍び寄る。
「…本当にここで正しいんでげすか?アッシはもう偽情報にはウンザリでがす」
「フン───なんのために、アタシが8年も留年して
こんな反吐が出るような学校で、大人しく辛抱してたと思ってるのさ」
猫のようにしなやかで気まぐれな先輩。
相当な堕天使として目立っていたので、その名を知らぬ者はいない───
「───ゲルダが、こんな有名なお嬢様学校にいるなんて、信じられないでがす」
「アタシはね、狙ったお宝のためならどんな無理でも通すのさ。
ヴィーナスの涙のためならこんな苦労なんとも思わないね」
8年間…初々しい制服姿もそろそろあやしく見えてくるこの歳月を思って、
ククールはゲルダの執念に同情した。
「───ヴィーナスの涙って?!一体どういう事よ?」
予想もしていなかった来客に、ゼシカの声も小さく上擦る。
強大な斧を背中に備えて、アンバランスな影が大天使へと近づいてゆく。
予想していた方の来客は、いつ訪れるのだろうか。きっと間違いなく、ここへ現れる。
ククールがずっと追い続けていた背中が、間違いなくこの聖堂へ。
「───泥棒猫め」
現れた。
551○クク 女学院 19:05/02/04 13:27:06 ID:z6KcpwaV
「来たわ───イヤミよっ!」
緊迫感ない実況をわざわざゼシカが耳元で囁いてくれたので、
とりあえず気を取り直してククールは祭壇を見つめる。
白衣の裾を翻して、マルチェロがゲルダ達の前に立ち塞がっていた。
「…驚いた。こんなとこで保健の教師とお勉強するハメになるとはね。
ここにいるって事は、あんたもアタシの商売敵と見なしていいね?」
「ヴィーナスの涙を狙って学院に潜伏か。
志を共にする者として同情はするが、私は女とて容赦する気は全くない。
───明日から休学したくなければ、大人しく立ち去る事だな」
うっすらと微笑んで。松明の陰が、どす黒くマルチェロの瞳を照らしていた。
禍々しく黒光りする杖状のものを握って、
威嚇するかのように右手を高々と掲げていた。
「あの───杖…」
「違うわよ。あれ、バールだわ」
白衣の男がバールを握っていたら、それは猟奇的に決まっている。
不敵に赤い唇を吊り上げて、ゲルダは痩せた腕をさっと上げた。
「ヤンガス───やっちまいなッ!!」
「え──アッシでがすか?!」
「当たり前だろ。アタシの特技は忍び足だけだよ」
「えー…アッシは天使像を壊すからって約束で、手を貸したんでげすが…」
なんだか可哀想に思えるほど小さく背中を丸めて、大男がしおしおと項垂れた。
552○クク 女学院 20:05/02/04 13:28:57 ID:z6KcpwaV
「───やめるのじゃマルチェロ!!大天使から離れるのだッ!!」
今度は何だよと首を巡らせると、礼拝堂の入り口に小さな影がぴょんぴょん跳ねている。
新種の虫っぽい動きで、よくよく見ると理事長だった。ちょっと紛らわしい。
「───おぬし達の企みは全てもうワシにバレておる!!
親とも慕うオディロの奸計に、おぬしが仕方なく従った事も承知だ!
もう良い───もう全ての過ちに目を瞑ってやるから、その天使像から離れるのだッ」
テテッっと可愛らしい動きでトロデ理事長がヴァージンロードを駆けてきて、
絶句するククールとゼシカにふと目を留めた。
「なんだお前たちは?…まあ良い、丁度良いわ
何としてもマルチェロを止めるのだ、我が娘ククールよ!!
神の娘たちは皆ワシの娘じゃっ」
「や───それはちょっと…」
ぐいぐいと小さな身体に引っ張られて、ククールが立ち上がった。
「……」
こんなところで思いがけぬ姿を認めて、マルチェロは軽く目を瞠った。
オディロの意志を果たし、この仮の宿りを立ち去るその日まで
もう二度と関わるつもりはなかった。
思い出す春の日のはじまりと全く同じ。
記憶の青さそのままに、水底からすくい上げたかのような濡れた瞳が見上げている。
小さく引き結んだ淡い唇から、何事か声が漏れる前に、
全ての片を付けてしまいたかった。
553○クク 女学院 21:05/02/04 13:30:04 ID:z6KcpwaV
「───ふざけるな!」
翼を広げる天使像の穏やかな微笑みに、祈るようにマルチェロは右手で十字を切った。
「お前に許しを乞うつもりなど毛筋ほどもない。
露見しようと全く構わん───ヴィーナスの涙はいただいてゆく!」
振り切ったバールが激しく白亜の体にのめり込み、大天使の顔に苦痛の筋が走る。
驚くような強い力で、聖なる翼が地に砕け落ちる。
天の崩壊を見るような凄まじさで。
「───きゃあッ」
神のお怒りのように降りしきる白い破片の中で、ゼシカが頭を抱えた。
咄嗟にククールは前に飛び出して───ガンと頭を殴られる。
この悲壮な楽園壊滅を前に、純潔の乙女たちという立場ではあまりに無防備だった。
「ちょっとやだ───ククール!ククールッ!───きゃあッ!」
ゼシカの悲鳴が聞こえる。
「───こりゃなんだいっ───空っぽだよ!!」
遠くで、わめき散らす声が聞こえる。
喧噪の中で、なんだか温かいものを背中に感じて、
ふわりと頭が持ち上がったような心地よさを覚えた。
そのまま静かに、ククールの意識が闇になった。
554○クク 女学院 22:05/02/04 13:32:01 ID:z6KcpwaV
真っ白な世界には、何か作為的なものを感じる。
暗闇だったら怖くないのに、足下から頭の上まで全て白いのは恐ろしい。
誰かが仕掛けた悪意を感じる。───誰か。誰でもいいから現れて欲しい。
白い部屋に、一人でいるのは心細い…
…なんて夢から醒めても、やっぱりそこは白い部屋だった。
「───ッ!」
心持ちかけられていた毛布を跳ね除けて、ククールは飛び起きた───つもりが
ぐらりと視界が揺れて頭を抱えて呻きこんだ。
二日酔いの酷い奴より首がぐらぐらする。
「頭を打っているから、横になっていた方がいい」
部屋の白さに染まるように、白衣を纏ってひっそりマルチェロが控えていた。
額に巻いた包帯が、なんだか珍しい飾りみたいに見えた。
555○クク 女学院 23:05/02/04 13:33:12 ID:z6KcpwaV
「…なんで…?」
「大天使の崩落にお前も巻き込まれた。あの像は、真っ赤な偽物だったが」
「───え?」
砕け落ちた天使の姿を思い出した。首も翼も失った大天使様。
「トロデ理事長が、既に宝石を持ち出してパルミドで換金した後だった。
───様にもならんな」
「…理事長が、なんで…?」
ずきずき疼く頭をこらえて、懸命にこの怒濤の展開を整理しようとする。
「娘の自由のために、自分で教会の総本山への寄付金をこしらえようとしたらしい。
私財だけではどうにもならんので、代々伝わる学院の秘宝に手をつけたんだな」
「…あなたは、なんで?」
それが良く分からなかった。そもそも、温厚で人一倍信心深いオディロ院長が
こんな謀を企むなんて信じられない。
「院長は身寄りのない私にとっては、親にも等しい人間だ。
…私は、オディロ院長のためならどんな下らない望みでも叶えてやりたかった」
項垂れて、常に世を睥睨しているかのような、勝ち気な瞳が沈んでいた。
「…院長は、なんで?」
「───院長の唯一の愉しみが、身を持ち崩した」
険しい眉間で立ち上がると、マルチェロは無言で机から一冊の本を差し出した。
「…おでぃろ現代ジョーク集…〜ユーモアは人生の妙薬〜…?」
「自費出版が仇になったんだ」
ぱらぱらと目を通して、駄目だこりゃ、とククールは生ぬるい笑みを浮かべてしまった。
556○クク 女学院 24:05/02/04 13:34:59 ID:z6KcpwaV
切り取られた窓の外は漆黒の闇に染まっている。
ひんやりと濡れた草が夜露にたゆんで、遠い夜明けに息をひそめている。
マルチェロは複雑な顔で本を取り上げると、ククールの額に手を置いた。あの日のように。
乱れた前髪の間から、熱っぽい視線が腕を伸ばす。
子供の頃見上げていた、底知れぬ空の戴冠を映したような、見事なまでの天の賜り物。
結局、見ることも叶わなかった女神の涙は、こんな色なのだろうかと思った。
「これからどうなるの?」
「───さあな。理事長の胸一つだ。
私には、失って困るようなものは何もない。どうなろうと別に構わん」
「…いかないでよ」
やっとの事で、吐き出した小さな声。
唇を赤く染めて、こらえた息が濡れていた。
───銀色の針を呑み込んで、後ろから目を塞がれる。
「…せんせ…?───っ」
…いたいけな白い指に。
儚い声を奪われて、ひどく熱い息に満たされる。何も言えないまま。
脚を割って慣れない重みを、痛む胸に感じた。
清潔な白衣の匂いに包まれながら、無造作な指が制服の上を彷徨う。
「…あの…ちょっとっ…」
まだ成長中のささやかな膨らみを掴まれて、歯痒い甘さが背筋を駆ける。
───ぎゅっと震えを噛みしめて。
「───ちょっと───駄目───っ!」
557○クク 女学院 25:05/02/04 13:36:59 ID:z6KcpwaV
ぐいぐいと、戯れでは済まない強さで髪を引っ張られて、マルチェロが顔を上げた。
「…あの…なんか、ひょっとして遊ばれてる?」
息を乱したまま、首筋に赤い印を散らして、ククールが必死の形相で見つめていた。
「…ひょっとして、俺のことすごいおちょろい生徒と思ってる?」
「……」
解けた髪が白い胸の谷間を縁取って、ぞくっとする程艶めかしく見えた。
「…なんかもっとこういうのって、本気だったら
好き───とか愛してる…とか、そうやって始まるもんじゃないの?」
無防備に頬を紅潮させて。
声を詰めるククールの鼻先で、唐突にふっと息を抜いてマルチェロが笑った。
「可愛いよ」
「な───…」
まるで意味の分からないククールは、ずり落ちた下着の紐もそのままに
痛みを忘れていた頭をくらくらさせる。
「今日もイチゴなんだな」
呆然とする顔に、すらりと放り出された脚を指し示した。
「…!───別に、これしか持ってないわけじゃないからなっ」
「───失礼しまぁす。…ククール、大丈夫なの?」
まだ短い人生だけど、今まで生きて来た日々でこれほどまでに魂を抜かれた事はない。
今の溌剌としたゼシカの声に比べれば、さっき打った頭の方が生優しいくらいだ。
「…ククール?…あら。まだ寝てるの?」
光よりも速く。
恐ろしい素早さで反応して、マルチェロは白い衝立の向こう側に身を潜めている。
まるでお庭番みたいだと感動しながら、
高鳴る胸をじっと押さえて、ククールは毛布を横抱きにした。
とても、ゼシカと視線を交わす事なんて出来ない。
558○クク 女学院 26:05/02/04 13:38:31 ID:z6KcpwaV
「……。あんたが無事なら構わないんだけど…。
───パンツ見えてるわよ」
言い置いて、ぱたんと扉を閉めた。───ぐったりする。
ゼシカはずるずると、美しい石の円柱にもたれ掛かってしまった。
「…別にいんだけど…。ククールって男の趣味悪ッ」
なんとも生々しい空気に、ゼシカの方が恥ずかしくなってしまう。…良く耐えられるわね。
居心地悪い胸の鼓動に、強かに歯を噛みしめる。
───でもまあ、別にいいんだ。
まだまだアタシは若いし、なんたってこの世界一の胸もあるし、きっと大丈夫なんだから。
その気になれば、ちょちょいってもんよ。
…そうよ。───アタシの恋はまだ───…
見えない夜明けを透かすみたいに、ゼシカは窓の遠くを見つめた。
上気した頬は薄紅に染まって、ぴかぴかと輝いたうぶ毛がとても綺麗に見えた。
559○クク 女学院 27:05/02/04 13:40:03 ID:z6KcpwaV
駒は収まるところに収まる。
理事長と院長は、結局互いの利益と秘密厳守を誓い合い、仲良く宝物の事を抹消してしまった。
秘めやかな愉しみに味を占めた保健医は、理事長を脅迫したとかしないとか、
しらっと涼しい顔をして何事もなかったかのように勤務を続けている。
うわべが澄んでいればいるほど、底に溜まった澱は暗くなる。
涙を持たない三人目の大天使様が、この女学院を祝福して下さる事なんて
まるで奇跡みたいに思えた。
ゲルダ先輩は風のように学院を去り、
ミーティアは幼馴染みの使用人にひっそり熱を上げているみたいだ。…万事OKとしよう。
あれからククールのサボリ愛好癖も復活して、
神様が目も当てられないような教えを二人で味わっている。───が、
初めての場所が消毒臭いなんて夢がないな、と思って
ククールは最後の線で焦らしに焦らしておいてある。気の毒な保健室。
マルチェロも対抗している訳でもないんだろうけれど
ククールがどんなに甘えてみても、好きだの愛してるだの未だに言ってくれない。
560○クク 女学院 28 ラスト:05/02/04 13:43:02 ID:z6KcpwaV
この頃は、明るい夏服から覗いた腕に、日射しを強く感じてきた。
少しずつ少しずつ夜が短くなって、もうすぐ夏の休暇が始まる。
長い休暇中に先生を誘って、思いを遂げちゃおっかなー、なんてククールは考える。
やっぱり王道でサザンビークのプライベート・ビーチか。
でも逆に、雪に閉ざされたオークニスで、
赤々と燃える暖炉の前で愛し合うってのもなかなか…
「───お待たせ!」
左手を取られて、柔らかい胸がぶつかって来る。
「…何いやらしい顔してんのよ。アタシ最近、あんたが何考えてたか分かるわ」
「言ってみなよ」
「ヤダ───アタシの口まで穢れちゃうわ」
「なんだよ、それ」
手を繋いで歩き出した。
本当は、男性に恋する時間なんかより、
こうして女の子同士じゃれ合える時間の方が、人生ではよっぽど短い。
笑うのに夢中で気付かないまま、手を繋いで通り過ぎてしまう。
いつかきっと、懐かしい甘さで少女らしい季節を振り返る時が来る。
天使の翼を戴いた、この聖マイエラ女学院の日々を。


終(次号「まっつんにドッキリ!!初体験は雪の国?○チェロ先生は毛皮フェチ?!」
  お楽しみに!(嘘)。お疲れ様でした)
561名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 14:33:35 ID:+owU3gU7
GJ!!
ククールのおパンツは苺100%……(*´д`)モエー
ゼシカとかミーティアも、ちゃんと可愛く書かれてるのがすごくイイ!
ゲルダには笑っちまったよw
562名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 14:43:55 ID:CuUUStqZ
萌えと爆笑が交互に襲ってきたよありがとう!
のめりこんで読みました、ファンです。
薔薇様たちがいそうな女学院が素敵だ。
563名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 14:53:25 ID:640brrn0
ほげしくGJ!!
ワロタw
564名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 14:57:43 ID:4/wJ5OdS
冒頭のキングアックスに激しくワロ他
565名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 17:21:13 ID:2ldDFUBw
マイエラ学園ってもうファンサイトでやってるとこあるじゃん…。
566名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 17:30:59 ID:+owU3gU7
そんなん知らねーよ。
サイト巡りなんて皆が皆してるわけじゃないだろ。
567名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 21:55:54 ID:lb2RsKeg
ただの学園と女学院を一緒にしてはいけないな。
568名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/04 22:17:10 ID:o1Y9p028
567が良い事言った
569名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 01:09:31 ID:SIq5wNV/
激しく乙でした。

少女達の花園(*´д`*)ハァハァ
手作りクッキーとか、いちごとか、イイ所で乱入とかツボ押さえまくりで、
女の子ククも可愛いけど、登場する女の子が皆かわいい!
すっごく萌えました。
またネタが出来たら女学院物書いてください。

570名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 01:37:02 ID:YB7t8QzX



  死 ね よ マ ジ で 腐 女 子



恥知らずがこんな所でキモい小説ひけらかして楽しいのか?
てめえのサイトでやってろボケ糞がきしょいんじゃ氏ね
571名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 02:24:50 ID:6trF8pFw
面白かった
本編であったセリフとか絡めてるのが(・∀・)イイ!!な
二階から嫌味とか
572名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 03:11:24 ID:gDOJn4lO
何このスレモイキー
573名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 11:31:08 ID:GvlP2LOO
イチゴ(゚д゚)ウマー
接触しそうでしなかったお預け感がたまらない
お話も上手いですね

勿論つれない保健室の先生にも萌えたけど、ゼシカにすげー萌えた
女の子の可愛らしい友情なクク&ゼシに(;´Д`)ハァハァ
574超高速移動男:05/02/05 21:18:56 ID:Xu7dBmzw
>565
世界がもし100人の村だったら、80人は思わずネタにしてしまう
それが学園パロディものだと思います。
古よりパロディと言えばまず学園。超定番の安い遊びを楽しませていただきました。
外部サイトのことは無知なので、申し訳ないのですが
自分を表に出しての発表という括りの中では
他所と同じネタを使わないという、暗黙の了解があるのかもしれません
2chの良いところは、そういった煩わしさなしに自由に書き込み出来る事だと思っています。
そのファンサイトさん(と言っても、星の数ほどネットの海に学園ネタはありそうですが)
には申し訳ありませんでしたが、
同じ古典ネタで遊ぶ同志として、嬉しく感じています。


このスレにはいつも甘えさせていただいて、とても感謝しています。
涙が出るほど楽しいです。
他の作家さんのSSやネタや一口書き込みが、妄想の源になっています。楽しみを有難うございます。



575名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 21:28:54 ID:+54VWmXx
ここ腐女子なんかいるの?
女が女体エロ見て楽しいのか?
576名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 21:46:57 ID:KXy1OevE
いるよ、腐女子ってのは楽しければホモだろーとレズだろーと女体だろーとなんでもいいって人も多いよ。
逆に自分の好きなジャンルしか受け付けられない人も多いのが悲しい所だよ。
577名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 22:14:14 ID:F9DNPpxX
腐男子はいないのか?
エロゲでも、変わったキャラを落とす、そんな男子が。
578名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/05 22:21:20 ID:uRcAM+dG
腐女子はとっとと巣に帰れよ(・∀・)b
こんな所で下痢便垂れ流すなよ(・∀・)b
579名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 00:14:15 ID:xFkXDIo8
ここって腐女子が集うスレなの??男の世界かと思ってた
580名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 00:36:06 ID:FnaBoyxj
男が多いだろ。しかし女体化なんて変態趣味してるくせに腐女子アレルギーなんてw
581名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 00:39:19 ID:rYkeg2p9
そうか、女もいるのか。ちょっと意外だった。
582名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 00:42:15 ID:B8K6ENue
男が多かったのか。
女体化だが、3日目怖くて1日目に申し込みしちまった(w
583名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 01:16:34 ID:EtJmCArn
>>582
どの程度のものを売るつもりか知らないが
正直、かなり針の筵なんじゃあ…
1日目はホモ祭だと認識してたんだが

3日目は会場も盛り上がって熱いぞ! 臭いけどな
584名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 01:44:08 ID:GMslzru4
>>580
男が多いわけないだろうが糞女氏ね
ネナベやってんじゃねーよさっさと消えろ
585名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 01:46:41 ID:BivPXEah
このスレは、女体化とエロ中心いう性質上、住人はおそらく男女ほぼ同数だと思われ。
で、煽り荒らしはほとんど男だろうから、結果として男のほうが多くなる、と。
586名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 02:13:57 ID:YfxNkvt8
住人の性別なんてどうだっていい。
俺なんかエロパロ板の住人だしな。汚れでスマン。
ゼシカスレ覗きに来てたはずが、今じゃここブックマーク済……

つーわけで落ち着いたらまたエロを投下して下さい職人様方。
587名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 02:23:21 ID:EtJmCArn
>>586
エロパロ板いったことないけどどう?
ここより過激だったら見てみたい。もちろんゼシカでもOK
でも過激なだけで、生殖器とあえぎ声の連呼みたのだったら遠慮したいかも

ひとくちにエロ小説言っても、そこのとこ履き違えてる書き手多い中で
このスレの人は健闘してる方だと思うよ。偉そうだけど
588名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 02:47:36 ID:YfxNkvt8
大きな声では言えんが正直職人の質はこっちのが良いと思う。
あっちは単純にエロのみが多いし。まぁそこがいいんだけども。
ここは話自体が萌えるんだよなー。
589名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 02:54:49 ID:YfxNkvt8
ついでに、あっちは女体化はタブーだからそこんとこ宜しく。
590名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 03:05:21 ID:EtJmCArn
>>586
ありがと。もちろん本番も大好きだから行ってみるよ
でも女体化はどこでも嫌われもんなんだね。ちとがっかり

内容もだけど、ここは文章の上手な人が多いとこだと思うよ
どんなにシチュ萌でも、読み続けるのが苦痛なSSは辛いもんだし

またいろんなSSをお願いします! 書き手様
たくさんの人のいろんな文章を読みたい。自分には無理なんで他力本願ですいません
591名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 12:05:02 ID:+iZcVmak
  K  I  M  O  I
592名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 12:40:55 ID:SPJq3fwv
つーか何で全年齢向の板でこんなエロ投下してんの?

2chだからとか皆やってるからいいじゃんとか嫌なら来るなとか
そんなのはナシでね。
593名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 12:43:59 ID:/2SV4pw9
>>585
煽りが増えれば増えるほど男の比率が増えるという罠。

喘ぎ声ばっかりてのはエロゲなら気にならないけど、文章だと飽きてくる。
594名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 12:53:28 ID:B8K6ENue
「あ、兄貴、そこは…ッ」

「黙って、力を抜いていろ」

マルチェロの指が、ククールの後ろの蕾に触れる。

「は、う…っ」

ツプ…、ズ、ズ、ズ…。

経験したことのない感覚に、ククールは身をこわばらせる。
マルチェロは、もう一方の手で、
ククールのなまめかしく汗ばんだ内股を、なだめるように撫でてやる。

「は、く、く…っ」

「そうだ、そのまま…」

「あに、き…ッ」

マルチェロの中指が、完全にククールの体内に消えた。

「何も考えるな。お前は俺の言うことだけ、聞いていればいい。」


595名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/06 12:55:23 ID:B8K6ENue
無意味に、喘いでみました。
596名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 07:48:49 ID:Ata8PM1y
そういえばノーマルなエロだとどれもこれも似たようなもんだからと言って801に転んだ奴を知っている。
ちなみにそいつは男。
597名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 08:00:15 ID:JSZbLuhk
……だから何だ?
598主クク厨201:05/02/07 08:58:48 ID:qvZVHp6K
なんか荒れ気味?
前にここで書いたククマル百合完成したんだけど、
この空気の中に投下するのはやめといたほうがいいかな(´・ω・`)
マルククの人も嫌かもしれないし。
599名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 09:39:45 ID:SgM82s/I
>598
マルククだけど見てみたいです。でも確かにちょっと荒れてるかな…。
600名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 09:39:57 ID:mpGUxML8
そう思うなら投下は見送ってくれるとありがたいです職人様。

嫌ならスルーしろ!と叩かれるの承知で書くが
少なくとも俺は、おにゃのこなクックルは見たいが
姉貴は見たくねぇッス。勘弁ッス。
601名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 13:24:16 ID:9SwpZAqV
>>598
マターリした頃にでもお願いしまっす。
602名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 14:00:44 ID:ax/s+kzw
嫌ならスルーが当然なので投下は良いけど
マルがネコなのにびっくりしたw ククがタチですか?男だなあ

違うカプリングの人に遠慮しあうことはないんでないかなあ。投下し辛くなっちゃうだろうし
初めに内容の注釈さえつけといてもらえれば、苦手なのはスルーできるくらい
おっきなお友達のスレなんでないでしょうか。ここは
603名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 14:11:19 ID:ax/s+kzw
>600
叩いてないからね
でもほら、読んでみたらものすごくツボかもしれないし、分からないでしょ
食わず嫌いということもあるし

このスレタイ見て馬鹿じゃねーの、なんじゃこりゃーと煽られて上がってるのを読んでみたら
そのまま居着いてしまった自分のように……
ゲームしてるときは別になんとも思わなかった。ゼシカと最後までくっつかないのが以外だっただけで
今はそうかそんな大変な事情が……と、妙にシナリオに納得している
馬車で休みたいと言い出すときは生理休暇にしか思えない
604名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 20:30:49 ID:K1Hlw+HY
このスレはイタイ職人がいないからいいな。
605名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 23:10:50 ID:YuxDYeX/
スレ違いで悪いのだが、イタイ職人の例を教えてくれ。
自分と比較してみる。
606名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/07 23:25:56 ID:KX+IyUTo
ここの基本が ククル子を見たい人 だからねえ。
姉貴が苦手な人や
エイト子が苦手な人もいるだろうから
最初のレスに注意書きして
数行空けてから書き出せばいいんでないの?
ネタバレと同じ感じで。
607名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 00:09:32 ID:ZuMHTCB7
名前部分にCPさえ書いておいてくれれば(話のタイトルだと×)
あとはそれで判断してスルーするなり読むなり出来ると思う。
608名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 00:12:02 ID:188j/B+g
>>605
たぶんヤン×女主スレの事だとオモ。

>>606-607
うん、最初にそういう注意書きをすれば問題ないかと。
職人さんが投下しづらくなっちゃったらせっかくの良スレが寂れるからな。
609名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 01:16:18 ID:avAjmYIB
初めて知った世界だ・・・ククル子に萌える。もっとみたい!!
610名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 02:05:51 ID:E6rGYcP1
ここの職人さんレベル高いな…
自分はククル子が大好きだが、姉貴やエイト子やゼシカも大好きなんで
注意書きさえあればどんどん出して欲しいと思う。




ヤンガス子とかw
611名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 02:25:03 ID:VdQiDwR4
あくまでもここはククル子がメインのスレだから、
ククル子そっちのけで他のキャラが
メインにならないでくれたら、注意書きさえしてくれればそれでいい。

(上の方にあった、マルチェロに抱かれたいみたいなので
姉貴をハアハア言わせたいとか、そういうのが増えさえしなければいい)
612名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 03:16:11 ID:dQGSOuzq
ククールが女の子なら、
誰がどう絡もうが構わない派。

職人さんがいてこそ成り立つスレなんだから、
制限付けるなんてアホらし。
613名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 09:03:44 ID:Yg7Ht5el
>>610
ゼシオたんは…
614名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/08 12:29:59 ID:aMxutC4r
クク子がただの攻め棒でないなら、相手がドルチェ(ドルマゲ子)でも構わない派。

ここの職人さんはレベルが高いから大丈夫だろう。
615名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/09 20:46:26 ID:ZIHUPUnF
消えろよ腐女子

キショい糞小説はやし立ててないで今すぐ死ね



「あ、兄貴、そこは…ッ」 

「黙って、力を抜いていろ」 

マルチェロの指が、ククールの後ろの蕾に触れる。 

「は、う…っ」 

ツプ…、ズ、ズ、ズ…。 

経験したことのない感覚に、ククールは身をこわばらせる。 
マルチェロは、もう一方の手で、 
ククールのなまめかしく汗ばんだ内股を、なだめるように撫でてやる。 

「は、く、く…っ」 

「そうだ、そのまま…」 

「あに、き…ッ」 

マルチェロの中指が、完全にククールの体内に消えた。 

「何も考えるな。お前は俺の言うことだけ、聞いていればいい。」 
616名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/09 22:12:00 ID:Y/A5w96D
???
なんでコピペ?
後ろだけど、ここに投下されるなら女だろ。
617名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/10 11:32:18 ID:Q4mGRU4s
ほっといてあげてよ
本人はものすごく頭がいい、気のきいた世界で一番の煽りをやってるつもりなんだからさ
家族も友達も、誰も相手にしてくれなくても
2ちゃんなら、返事して気にしてくれる人がいるから嬉しくてたまらないんだよ
親切にレスしてあげないで、もっと透明な自分を楽しませてあげな


作品あってのスレだから、この待ち時間が焦らしプレイのようだ

618主クク厨201:05/02/10 23:49:52 ID:yspasU/b
マターリしてきた?のでそろそろ投下します。
賛否両論あって迷ったけど、クク女体には変わりないから勘弁してほしい。

カップリング→クク子×マル子(気持ちはクク→マル)・ちょっと団員×クク子もあり。
マル受ダメな人は読まないほうがいいと思う。
本来のマルチェロを壊してしまった感じもあるので、マル好きな人も。
女体っぽくないかもしれないけど…………正直すまんかったorz
文章レベルは全体として低いです。きもいのは承知です。

よろしければどうぞ。
619クク子×マル子//主クク厨201:05/02/10 23:53:26 ID:yspasU/b
長いです。ごめん。






地下の薄暗い尋問室。
二つの影が、蝋燭の火で揺れている。



「…貴様をこうして呼び出すのは何度目だろうな?」

ククールの前に立ち、マルチェロは静かに問うた。
相変わらずの嫌味な口調だ。
溜め息をついて、ククールは肩をすくめてみせる。
その態度に、マルチェロは眉を寄せた。

「あぁ、既に数えきれぬほどだからな。私も正直覚えてはいないよ」

声は静かだが、ピリピリと空気が張り詰めていて、マルチェロが言葉に表せないほど
怒っているのがよくわかる。

「…理由は貴様がいちばんよくわかっているだろう」
「さぁ?」

嫌味の仕返しとばかりに、ククールはわざとそう答える。
途端、容赦ない平手打ちが飛んできた。
620クク子×マル子//主クク厨201:05/02/10 23:54:25 ID:yspasU/b

「ふざけるな」

マルチェロはぴしゃりと言い放って、ククールを睨みつけた。
殴られた衝撃で唇を切ったか、口の中に血の味が広がる。
仕方なくククールは軽口を閉ざした。
間を置いて、マルチェロは再びククールに問う。

「忘れたわけではあるまい。昨晩はどこで何をしていた?」
「……」

昨晩は、ドニの村に酒を飲みに出かけた。
そのときに見知らぬ男に声をかけられ、酔いも手伝って、ほとんど勢いで事に及んでしまった、と。
どうして知ったのかはわからないが、マルチェロが言いたいのはそのことだろう。
修道院に帰ったのは早朝で、すぐにここに連れてこられ、今に至る。

「その男とは初対面か。…貴様の尻の軽さは本当にどうしようもないな」

マルチェロは明らかにわざとらしく、大きく溜め息をついた。
ククールはムッとして、眉をひそめる。
マルチェロは更に続けた。

「よくもまぁ、何人もの男と平気で寝られるものだ。その節操の無さは父親そっくりだな!…この淫売め!」

憎々しげに吐き捨てられた言葉に、ククールはギリッと奥歯を噛み締める。
621クク子×マル子//主クク厨201:05/02/10 23:56:39 ID:yspasU/b

「聞けば院内の者にも手を出しているそうではないか。最近の規律の乱れは貴様のせいだったか」
「……」
「貴様が外で犯された末にどうなろうが知ったことではない。しかし院内で問題が起これば、貴様を処分するだけではすまんのだ」
「……」

(糞野郎が)

人を人とも思わぬ言葉に、ククールは口の中で毒づく。
ククールの不機嫌な視線には気付いているはずだが、無視してマルチェロはククールに処分を言い渡す。

「しばらく謹慎していろ。その間、内外問わず男との交渉は一切許さん」

マルチェロはそれだけ言って、出ていけ、と手を振る。
しかしククールは素直に出ていく気はなかった。

「何をしている?私は出ていけと…」

言いかけたマルチェロの声は、途中で途切れた。
ククールが突然、マルチェロの襟元を掴み、唇を奪ったからだ。
不意打ちに、マルチェロは不覚にも反応が遅れた。
その一瞬で、ククールはマルチェロの後頭部を押さえ、唇の隙間から舌を差し込む。

「…ッ!?」

逃げる間もなく、ククールの舌は巧みにマルチェロのそれを絡め取り、口内を蹂躙する。
マルチェロはククールの肩を押し返して離そうとするが、手は既に頭だけでなく腰にまで回されており、無駄な労力にしかならなかった。
それでも、自分の口内で好き勝手に蠢く舌に噛みつくことで、漸くククールを離すことに成功する。
622クク子×マル子//主クク厨201:05/02/10 23:58:03 ID:yspasU/b
「痛ッて…」
「…ッ貴様!」

汚らわしいとでも言うように、マルチェロは乱暴に口許を拭い、ククールを睨みつけた。
しかしククールは怒声にも怯むことなく、再びマルチェロの腕を掴む。
そしてそのまま、背後の壁に押さえ付けた。
その華奢な身体のどこにそんな力があるのか、ククールはいとも簡単にマルチェロの抵抗を防ぐ。

「は…ッ離せ!何のつもりだ!!」
「男は駄目でも、女ならいいんだろ?」

ククールの意図を知り、マルチェロの顔色が変わる。
ニヤリと笑って、ククールは懐から何やら液体の入った小瓶を取り出した。
器用に片手で蓋を開けると、ふわりと甘い香りが漂う。

「お堅い団長殿には、こういうのは必要だろ」

ククールは瓶をマルチェロの眼前にかざした。
瓶から溢れる甘い香りがマルチェロの鼻孔をくすぐる。
それから、異変はすぐに起きた。

「!!」

急激に熱を持ち始めた身体に、マルチェロは膝を折る。
ククールがそれを支えた。
623クク子×マル子//主クク厨201:05/02/10 23:59:39 ID:yspasU/b

「へぇ。すぐ効くんだ」
「貴、様…ッ何をした…!」

息をつくのもやっとの様子で、マルチェロは自分の身体を抱きしめる。
ククールは愉しそうに笑って、マルチェロの耳許に唇を寄せた。

「催淫剤…だと思うよ?昨日の人にもらったんだけど」

液体が蒸発しきった空の瓶を投げ捨てて、ククールはマルチェロを抱き直す。
片手でマルチェロの身体を支え、一方で胸のふくらみをやんわりと揉むと、
騎士団服の厚手の布地の上からであるのに、マルチェロの肩がびくりと揺れた。
その反応にククールは感嘆の声をあげる。

「こんなに効くとは思ってなかったけど…、…すごいね」

マルチェロの瞳は潤み、薄く開いた唇からは荒い息しか漏れてこない。
しかし、潤んだその翡翠の目は、ククールを睨みつけたままだ。
それがさらにククールの嗜虐心を煽る。

「そんな目しても無駄…っていうか、逆効果だって」

ククールはマルチェロを無理矢理立たせ、部屋の中央にある机に突き飛ばした。
間髪入れず机の上に押し倒し、聖なる象徴である青の布を剥ぎ取っていく。

「ゃ…や、めろ…ッ!」

マルチェロは抵抗する素振りを見せるが、身体が言うことを聞かない。
言葉で拒否を示しても、ククールが行為をやめるはずがない。
624クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:00:51 ID:yspasU/b
ボタンの飛ぶブチブチと嫌な音を立てて、インナーシャツが破かれた。
さらしの巻かれた胸が露わになる。

「ふぅん。案外肌白いんだ」

感想を言いながら、ククールは下にも手をかけた。
ブーツを脱がせるのに一手間かかったが、ズボンはファスナーを下ろして一気に引き下ろす。
たいした時間もかからずに、マルチェロはさらしと下着だけの姿にされてしまった。
面倒という理由で残された黄金のペンダントが胸の上で光る。

「貧弱な身体。女としてどーなのよコレ」

マルチェロの半裸を見下ろして、ククールは鼻で笑った。
明らかに女性的な身体のククールと違い、確かにマルチェロの身体は年頃にしては未成熟に見える。
普段自分が女であることなど気にすることのないマルチェロだが、今回は悔しさに唇を噛んだ。

「まぁでも、胸は小さいほうが感度いいって言うし?」
「ッッ…!」

遠慮なくさらしが解かれ、マルチェロの小さな胸がククールの眼前に晒される。
ほんのりと淡く色づいた乳首が、外気に震えた。

「オレが揉んで大きくしてあげようか」
「っぁ!!」

くくっと笑って、手袋を外したククールの指がマルチェロの胸に触れる。
布越しのときよりも、マルチェロの身体は大きく反応した。
625クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:02:15 ID:yspasU/b
「触っただけでこんなかよ。薬使いすぎたかな」

呟きつつ、ククールは指先で乳首を弄い、もう片方の手で乳房全体を揉みしだく。
乳首が硬く勃ち上がると、ククールは徐にそれを口に含んだ。

「ッ…」

生温かい舌が胸に這う感触に、マルチェロはぎゅっと目を閉じた。
既に抗うことは諦めたが、それならばせめて、と漏れそうになる声を抑える。
薬のせいで飛びそうな理性を辛うじて保ち、それを唯一の抵抗とした。
それに気づき、ククールは指で弄っていた乳首を強く捻る。

「!!!」
「我慢しなくていいのに」

そう言うと、ククールは最後に残っていた下着にまで手をかけた。
軽く引っ張ると、しっとりと黒く濡れた恥毛が見える。
ゆっくりと下ろしていくと、下着の内側に粘ついた糸が引いた。

「うわすっごい。びしょびしょじゃん」

脱がせた下着に付着した愛液を指に掬い、ククールはくすくすと笑う。
ほら、と眼前に糸を引くそれを見せつけられ、マルチェロは羞恥に震えた。

「ぅ…」
「触ったらどんなんなるかな、もしかしてすぐイっちゃう?」

秘所に触れるか触れないかのギリギリところで、ククールは指をくるくると動かす。
そこはマルチェロの意思とは関係なく、物欲しそうにひくひくと震えていた。
突然、予兆もなく、ククールがマルチェロのクリトリスをきゅっと摘む。
626クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:03:28 ID:yspasU/b

「ッッひぁ!!」

強すぎた快感に、腰を浮かせ、マルチェロは達した。
思わず、耐えきれず声まで出してしまう。
当然それはククールに聞かれてしまった。

「イっちゃった?」
「っ…」

ククールは収縮する秘裂から溢れ続ける愛液を掬い、達したばかりで敏感なクリトリスに塗りつける。
真っ赤に熟れた花芯は硬く張り、そこに再び触れられたことでマルチェロの腰が震えた。
しかし、身体を快感に支配されながらも、マルチェロはククールに対する鋭い視線を変えない。

「何、まだ堕ちないわけ?薬で理性飛んでもおかしくないのに」
「…ッ誰、が!」
「あんたどれだけ精神力強いんだよ。……まぁどうでもいいけど」

ククールは指に絡む愛液を舐め取ると、その手でマルチェロの脚を大きく開かせた。
蝋燭の光に晒されて、濡れた秘肉がてらてらと光る。
妹に全てを見られていると思うと、あまりの屈辱にマルチェロは唇を噛んだ。
そんな姉の姿を見て、ククールは心底愉しそうに唇の端を上げる。

「じゃあさぁ、これはどう?」

言うと同時に、ククールは開かせたマルチェロの脚の間に頭を割りこませた。
そして、マルチェロの淡い赤の秘肉に口をつける。

「…!」

今までとは違う感触に、マルチェロは驚いて目を見開いた。
627クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:04:57 ID:jz3S7Dd+
指とは違うやわらかいものが、自分の秘所を這っている。
生温い舌が肉を割って入りこんでくる感覚に、マルチェロの肌は粟立った。

「ゃ…ぁ…っ」

ちゅくちゅくと水音を発てて、ククールはマルチェロのそこを念入りに舐める。
溢れ出す愛液を余すことなく舐め尽くすように、時に吸ったり甘噛みを繰り返しては、マルチェロを翻弄する。
舌を挿入して中でぐるりと動かせば、再びマルチェロの身体が痙攣し始めた。

「…、ぁ、ぁ、や…め……ッ」

最後の抵抗か、マルチェロはか細い声で制止を訴える。
しかし、意思と切り離された身体はぴくぴくと震え、腰は勝手に揺れていた。
ククールは口許だけで笑うと、仕上げに敏感なクリトリスをきつく吸い上げる。

「、ァ、ァァッッ―――………!!」

脚を突っ張らせて、マルチェロは2度目の絶頂を迎えた。
とうとう、声を耐えることも敵わず、首を反らせて掠れた声で叫ぶ。
秘所からは愛液がとめどなく溢れ、木製の机に染みを作っていた。
ぐい、と口を拭って、ククールは顔を上げる。

「ふふ…こんなにしちゃうなんて。淫乱だね、姉貴も」
「…ァ…、…も、ゃ…ぃや…っ」

マルチェロの中で何かが壊れたのか、彼女らしくなくぼろぼろと涙を零す。
ククールは、マルチェロの頬を伝う涙を唇で受け止め、今の状況に似つかわしくない優しいキスをした。
先ほどは激しく抵抗を見せたマルチェロも、今は素直にククールの唇を受け入れる。
自分から返してくることはないが、舌を絡められるままになっているマルチェロは、既に普段の彼女ではなかった。
628クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:06:25 ID:yspasU/b

「ん…っぅ…ンン…」

唇が離れると、飲み込めなかった唾液がマルチェロの口端から零れた。
翡翠の瞳はもう焦点が定まっていない。

「こんな姉貴が見れるとは思わなかったな…」

ククールは感嘆の息を吐く。
マルチェロは、小さく首を横に振った。
もう赦してほしいと、弱く訴えかける。

「…残念だけど、まだ終わってあげない」

小さく呟かれたククールの言葉に、マルチェロは顔色を失った。
それを無視して、ククールは再びマルチェロの秘所に手を伸ばした。
気配に、マルチェロの身体が強張る。
しかし拒否する間もなく、ククールの指がそこに触れた。

「ぁ…!」
「すご…。さっきよりやばいよ、これ…」

そこはもう、マルチェロ自身の愛液と先ほどのククールの唾液が入り混じったもので、ぐちゃぐちゃに蕩けていた。
入り口に軽く指を置いただけで、それはぬるぬると絡みついてくる。

「また溢れてきた。ぴくぴくしてるけど…欲しいの?」

くすくすと笑って、ククールは秘裂に浅く指を割りこませた。
突然の侵入に、マルチェロはビクリと身体を揺らす。
629クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:07:56 ID:jz3S7Dd+

「や、め…、っそこ、だけは…!!」

悲痛な声で訴えるマルチェロに、ククールの動きが一瞬止まった。

「……」

無言のまま、ククールはあっさりとそこから手を離す。
異物が離れた感覚に、マルチェロは安堵の息をついた。
しかし、力を抜いたその瞬間。

「ひあァァ!!」

容赦なく、それはマルチェロを貫いた。

「ハッ…あんたバカじゃねーの?ここまで来て、誰がやめるってンだよ」

ぐりぐりと中で指を動かしながら、ククールはマルチェロの耳許で囁く。
マルチェロは絶望の眼差しでククールを見た。
ククールは鼻で笑い、2本目をも突き立てる。

「いッ…ゃァ…、痛ィ…嫌、だッ…!!」
「…痛ぃ?」

充分すぎるほど濡れているにも関わらず、無理矢理割り開かれた秘裂は激痛を訴えた。
それを聞いて、ククールはぎゅうぎゅうと締めつけてくる膣壁を拒むように、中で指を開く。

「あぁぁぁ…!!」
630クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:09:44 ID:jz3S7Dd+
肉が引っ張られる痛みに、マルチェロの瞳から涙が溢れた。

「…ねぇ、もしかして、姉貴って…処女?」

訊きつつも、ククールはわざと痛いように指を動かす。
激痛に耐えながら、マルチェロはぎゅっと目を閉じた。
それは肯定でしかなく、あぁ確かにそうかもしれない、とククールは思った。
この修道院では基本的に女人禁制、そして異性との性的交友は許されない。
姉妹が修道院に在り、マルチェロに至っては騎士団長の地位まで得ているのは、院長オディロの計らいと、
マルチェロ自身の実力だ。
男たちを従わせるだけの実力とカリスマ性を、確かにマルチェロは備えていた。
故に、マルチェロの取巻きたちは彼女に心酔しきっている。
男の力を持ってすれば、少し頭を使えば、マルチェロを犯すことくらいわけはないだろう。
しかし、彼女を想うあまりにそれができない男たちばかりだ。
マルチェロ相手に規律を破り追放されるのも、強姦して彼女を傷つけることも、彼らはどちらも恐れているから。

(オレのことは簡単に抱けるくせにな。規律を破ってでも)

思い出して、ククールは口許を歪ませる。

「てっきり、取巻きとヤりまくってるかと思ってた」
「…ッそんな、奴らじゃない…!」

ギリギリで自我を保ち、マルチェロは大切な部下たちを擁護した。
その大切な部下たちに犯されたことのあるククールは、ムッとして眉を寄せる。
631クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:10:51 ID:jz3S7Dd+

「…大切にされてるんだ?」

半ば八つ当たりで、ククールは突っ込んだままの指をギリギリまで引き抜き、再び勢いよく突き入れた。
マルチェロに余計なことを喋らせぬよう、それを繰り返す。

「ィあァッッ!!」
「けどさ、アイツ、ほらあの顔の長いの。いつもあんたに付きっきりの、アイツ」
「や、ァッ、ンあぁッ」
「アレ言ってたよ。マルチェロ団長を抱きたいって」
「………!!?」

マルチェロは驚きのあまり、目を見開く。
ククールは激しく動かしていた指をいったん引き抜いて、話を続けた。

「犯して、奉仕させて、服従させて、ぐちゃぐちゃになる姿が見たいんだとさ」
「…ッ出鱈目だ!」
「ホントだって。オレ、アイツと寝たもん。そのとき言ってた」
「嘘だ…!そんな、こと…!!」
「まぁ、信じなくてもいいけど。アイツらオレは抱けるくせに、団長殿には手が出せないみたいだから」
「……………っっ!!」
632クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:12:24 ID:jz3S7Dd+

絶望に打ちひしがれるマルチェロを見て、ククールは高らかに笑った。
一度抜いていた指を再び秘裂に宛がい、今度は4本一気に突き入れる。

「いあぁぁァッッッ――――!!!」

ぶつり、と肉の裂ける鈍い音が聞こえた気がした。
自分の中で、何かが壊れていくのを感じた。

「本当、大切にされてるねぇ。……『マルチェロ様』?」

ククールのその声を最後に、マルチェロは意識を手放す。
白みがかった中に、鮮やかな紅が流れ落ちた。






633クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:14:23 ID:jz3S7Dd+
*****


「案外脆くてさ、つまんねーの。中でイけるまでやってやろうと思ってたのに。
 オレだって、姉貴見てるだけで濡れまくりだったのにさ、さっさと1人だけトンじまいやがって」
「でも1人でしたんだろう?」
「あ、ン…、…バレバレ?」
「お前が我慢できるわけないからな」
「うン、…あァっ…もっと、そこ…っ」

あれから半刻ほどして、ククールはたまたま尋問室にやってきたマルチェロの取巻きの男を誘いこんだ。
当然、意識を失ったままのマルチェロを前にしての情事である。
男は最初は戸惑っていたが、結局はククールの手中に堕ちた。
マルチェロに言われた『男との交渉の禁止』など、既に知らぬことだ。

「あぁん…っ、イイよぉ、あ…っ…」

壁に手を付いて、後ろから男を受け入れて喘ぐ自分を前にしたら、姉は何というだろう。
だらしなく口を半開きにして、涎を垂らして、発情した犬のような自分を、姉はどんな目で見るだろう。

「もっとっ、もっと、奥まで、突いてェ…!」

そして、自分の大切な部下が、この汚らわしい妹を犯している姿を見たら。
634クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:16:06 ID:jz3S7Dd+

「や、もぉ…っ、壊れ、そ…っ」

自分は何をしたいのだろう。
姉を犯したいのか、壊したいのか、支配したいのか。

あぁ、すべてだ。
自分のモノにしたい、それだけだ。

ただ、それは叶わぬこと。

だからせめて、その綺麗な心を汚してやろうと。

漸く自覚した、姉に対する愛ゆえに。
歪んだ愛であるのはわかっているけど。

(…キアリク)

口の中で密かに呪文を唱えれば、成功して姉が目覚めた気配がした。
背後の男は、まったく気づいていないだろう。

「あぁぁぁイくっ…イっちゃう…!!」
635クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:18:14 ID:jz3S7Dd+



さぁ、見せてみろ。
あんたはどんな顔をする?





そう、堕天使に汚された天使は、堕ちるしかないんだから。






END

636クク子×マル子//主クク厨201:05/02/11 00:20:05 ID:jz3S7Dd+
('A`)……キアリクって有り得ないね。
('A`)……マルチェロが天使ってもっと有り得ないね。

投下してからちょっと後悔した。今では反省している。
637名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 00:21:52 ID:j75xxzSm
GJ!続きが気になる…。
638名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 00:27:41 ID:wTNFaW5K
マルチェロもたじたじで、ククールの意外な暗黒面が見えた感じがした。
このあとの二人の関係が気になる。
GJ!(´д`*)b
639名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 00:35:27 ID:1RN2C9SE
おつかれさん。
リアルタイムで見てたよ。
禿萌えた。また何か思いついたら投下してくれな。
640名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 01:08:47 ID:LtAs0sM+
とんでもなくGJ!!
エチも勿論だが冒頭の平手打ちに何故か物凄く萌えた。
641名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 07:20:20 ID:hBeorE9p
あーあ…なんつーか…。

GJだよ!!!
よい作品だし、きちんと冒頭で断ってるから心構えもできたし、
いいものは、やっぱいいものだなあ。
おつかれ!
642名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 08:44:22 ID:7ZL/hdwd
注意書きとか後書きとか、ちょっと自虐的すぎなのでは…

でも作品自体には超GJ!
マル子ってどんなだろうと思ってたけどかなり萌えたよ。
お堅い聖域な姉貴と経験豊富で尻軽(不本意だが)の妹(;´Д`)ハァハァ
643名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 10:38:17 ID:bfWFcmla
萌えた。
萌えたんだけど。

最後のキアリクで大爆笑しちまいました。スイマソン。
644名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 15:58:15 ID:0xki9ct4
百合エロあんまり好きじゃなかったけど萌えた。



誰かクク子でパイズリ書いてくれたら神。
645名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 17:12:25 ID:pNZfTRD6
誰か幼クク子で素股書いてくれたら神



ごめん、マニアックすぎた。
646名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 17:29:23 ID:NpJEi//v
>>645
14〜15才位だったらアリかなあ
647名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:02:52 ID:CRR52jG2
姉妹の設定に激しく萌えたよ、GJ!
648505:05/02/11 22:25:46 ID:3NKsFg/4
505の続き、マルチェロと13歳ククール投下します。

かなりの長文になってしまいました。スマソです。
長文uzeeeeee!!な方はスルーして下さい。
649名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:27:43 ID:3NKsFg/4

4月某日、復活祭。
神が磔にされ、死して3日後に甦った奇跡を徹夜で祝う、年間最大の行事である。

マイエラ周辺は既に多くの教徒で賑わっていた。
北の船着場からは船旅を終えた教徒達が小さなランタンを提げ、修道院に向かってぞろ
ぞろと列をなしている。

夜の修道院はあまたの蝋燭の暖かい橙色に包まれ、色彩豊かなステンドグラスをぼんや
りと照らし出している。

日付の変わる十数分前。
聖堂騎士団長・マルチェロを先頭に4人の騎士団員が、トーチに聖なる種火を灯したオ
ディロの前後左右を固め、そろそろと赤絨毯の上を進んでくる。
オディロは黒いヴェルベットに金糸で刺繍の施された聖帽と法衣に身を包んでいる。
「院長、お願い致します」
マルチェロと騎士団員達は恭しく片膝をつき、オディロに深く頭を垂れた。
「うむ」
オディロは聖なる種火の灯ったトーチから、祭壇の2本の大きな蝋燭に火を移した後、頭
上の十字架に向かって数分間祈祷した。
背丈の小さなオディロだが、こういった場に出ると不思議と大きく頼もしく見えるものだ。

オディロは前に向き直りおもむろに両手を横に広げ、参列の教徒達に呼び掛けた。
「コホン……さあ、今年も我らの尊き神が復活された!今日この復活祭に訪れた神の子ら
よ、いのち芽生える春の息吹と共にこれを祝おうではないか!」
650名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:28:43 ID:3NKsFg/4
教徒達から一斉に歓声が沸き上がる。
午前0時を過ぎると同時に神父と修道士見習い達による聖歌が響き渡った。
荘厳な鐘の音が高らかに鳴る。
訪れた教徒達には小さな偶像が配られた。
各々が中央の祭壇に向かい、偶像や持参した聖書に口づけをして祈りを捧げた。


聖堂騎士団は全員、院内および周辺の警備に借り出されていた。



オレはあの後、身体を引きずるように1階の自室に戻っていた。
宿舎にはもう誰もいなかった。
復活祭の始まりを告げる鐘の音が聞こえる。

「早く配置につかねぇと、まずいな…」

破れた上着を脱いだ。
ベッドの下から鍵のかかった革のトランクを持ち上げ、下着と白布を取り出す。
月の光が差し込むだけの、ほの暗い部屋の床に薄影が揺れる。
13歳にしてはでかい胸を押さえつけながら、白布をてきぱきと巻きつける。もう手慣れ
たもんだ。

「…兄妹なのにな」

最近のオレは、マルチェロの事を想って夜毎自分を慰めていた。
けど、マルチェロとは半分血を分けた兄妹だし、一線を越えてそれを現実にしちゃい
けない。
本当の気持ちは深いところに閉じ込めたまま、男の姿でマルチェロの傍に居られれば
それでいいんだ、とオレは今まで自分に言い聞かせてきた。
651名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:29:52 ID:3NKsFg/4
普段マルチェロがオレに対して冷淡でも、あいつの根底にある哲学めいたものを、
オレは早い時期から察する事が出来た。
例えば、オディロ院長の事。
あいつは一度恩義を受けた人間にはいつまでも敬意を忘れずに接する。
マルチェロには、オレがからむ事柄以外ではそういう尊敬できる一面があるんだ。
それ以上の気持ちであいつを意識し、異性として恋うようになったのはいつからだろう?

自分でもマルチェロへのこの気持ちはアブノーマルなものだという自覚があった。
あいつにねじ伏せられながらオレは途切れ途切れ考えてた。
もし自分が憎まれておらず、女である事が発覚しなければ、あいつがオレの身体に触
れる事はなかっただろうと。

身体を奪った兄を恨む事が出来ない自分が少し厭になる。
それがあいつの憎しみを鎮める為の、自己犠牲の精神から来るものなのかと言われる
と、かなり違和感がある。オレはそんな崇高な人間じゃねぇし。
初めての痛みと恐怖に怯え、兄妹の垣根がとっぱらわれるのを激しく拒んだけど、あいつ
に言われた通り、オレは兄に抱かれるのを望んでいたんだ。

「あー、マジ痛ってぇ……強引にしやがって」

まだ下腹の内部がすれて引きつった感じがする。
あれが本当の男の力なのか。
上に乗られて押さえつけられたら、情けない程身動きが取れなくなった。
これからもここで男としてやっていくならもっともっと鍛えないといけないな。

汚れた下着を脱ぎ、新しいものに穿き替える。
脱いだ下着と破れた上着は懐紙でぐるぐる巻きにし、トランクへ突っ込んだ。
薄暗い中で手鏡を取り出し、後れ毛が出て乱れた髪を縛り直す。
タンスから予備の制服を出して身支度を整えると、自分の持ち場へと向かった。
652名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:31:06 ID:3NKsFg/4


北の船着場方面へ出る橋の周辺がオレの持ち場だった。
先輩騎士団員達がオレを見つけるなり不機嫌そうに取り囲んだ。
「おいお前っ、今まで何やってたんだ!院長に気に入られてるからって調子に乗るなよ」
「フフン、下っ端のくせに遅刻か。随分といいご身分だな。お前みたいな弟を持って団
長殿もお気の毒になぁ」
「本当だぜ、このクソ忙しい時にいい度胸だ。お前、先輩をなめてるのかよ?」
先輩騎士団員の一人がオレの左肩を小突いた。
「申し訳ありません」
外界から閉鎖的な修道院の中では、人間関係も何かと陰湿になりがちだ。
院長以外周りに誰も助けてくれる人が居なかったせいか、既にこの年齢である程度処世
術を身につけているオレにとって、すぐに謝る事は苦じゃない。
ま、腹の中ではいつもこのクソ野郎どもが、とか思ってるんだけど。
いちいち突っかかってもめんどくせぇし。
「フン…謝罪だけは出来るようだな。お前は向こうで来訪者が混乱しないように整理しろ」
「はい」

次々と修道院に入っていく来訪者たち。その中には家族連れも多く見られた。
母に抱かれ、眠っている子供を目で追った。
オレは無意味に遠い昔の事を思い出しちまう。
小さい頃、母さんに良く添い寝してもらったな。
奔放で派手好きな馬鹿親父の前でいつも顔色をうかがい、遠慮がちだった母。
やっとの事で孕んだオレを男として育てた母に今更抗議する気持ちはない。
自分の人生を呪っちゃうほど長く生きてないしな。
だけど、死ぬまで忌み嫌っていたあの女が産んだ子供とこんな大それた関係になるなん
て、きっと天国で嘆いてるだろうな。
653名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:32:15 ID:3NKsFg/4

マイエラへ列をなした来訪者が一時より減ってきたかと思われ、空も白んできた頃。
修道院内を警備していた騎士団員の一人から集合の合図がかかった。

「一同、整列ッ!」
騎士団員の面々は団員宿舎前の広場に集められた。
マルチェロが説法台に立ち、騎士団員達に労いの言葉を掛けた。

「…お前達、夜を通しての警備、ご苦労であった。院長は冒頭の挨拶の後、既にお休み
になっている。今年も混乱することなく復活祭を始める事が出来た。まだ教徒は訪れるだ
ろうが、来訪のピークは過ぎた。今日は終日人の出入りが激しいと思われる故、心して自
分の職務をこなすのだ」
「はっ、団長殿ッ!」
「非番の者は十分休養して鋭気を養っておけ。解散!」

騎士団員達が散らばっていく中、あいつはオレに視線を向けると口角を上げた。
エメラルド・グリーンの眼を鈍く光らせ、オレの方へと近づいてくる。
あいつは腕組みをしながらあざ笑った。
「…クックック…さて、いつまでこんな茶番を続けられるかな?」
「続けてみせるさ…言っとくけど、オレにあんな事した時点であんたも共犯なんだぜ?」
「おやおや、これは強く出たものだな。私を脅しているつもりか?ああ言えばこう言う、
その口数の多さは誰に似た?」
マルチェロが至近距離でオレの顎に手を掛けた。
あいつは何の気なくしているのだろうが、オレは凄くどきどきした。
リズムが乱れた胸の鼓動を抑えるようにうつむき、小声で言い返した。
「ええ、こういう所、一体誰に似たのでしょう。ねぇ?にいさま」
「!…フン、そんな無駄話なぞしたくはない。早く職務に戻れ!」
あいつは顎から手をはずし、オレを睨み付けて去った。

別に昨晩の事で虚勢を張ったつもりはなかった。
ここに来た当時みたいに存在自体をシカトされるよりはマシだ。
654名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:34:12 ID:3NKsFg/4

一度、見かねた院長がオレらの間に入って何かとお世話してくださったおかげで、あい
つはオレと厭々ながらでも口をきいてくれるようになった。
たとえ憎まれ口だって罵倒だって何だっていい。あいつと話したかった。

あいつは宿舎へ戻り、オレは修道院入口で来訪者受付の手伝いをしつつ、不審者が入っ
て来ていないか見張っていた。

入口の扉付近に設置された2つの猫脚テーブルにはそれぞれ、フェルト生地の中に綿を
詰めて縫い合わせた大小の鶏と、色とりどりのイースター・エッグが大きな籠に入って積
まれている。

籠から、ふと目に付いた淡いピンクとブルーのハート模様が可愛らしく施されているイー
スター・エッグをひとつ摘み上げ、手のひらで転がした。
そういや子供の時からこういう可愛らしいのには縁がなかったな。

あの時、オレが女だって事を他言しないと言ったマルチェロ。
あいつはオレを憎んでいる筈なのにどうしてだろう?
本当に信用していいのだろうか。あいつの真意がわからない。
オレの知らないうちに他の騎士団員達に知れ渡ってたりしたらどうしよう…。

神様、オレは聖職者でありながら、あなたの教え通りの人間になれなかったよ。
だけどここを追い出されたら困るんだ。
オレには他に何もない。帰る家も、あたたかく迎えてくれる父母も。
好きになっちゃいけない人を想うオレに、きっとあなたは罰を与えるだろうね。
それでもオレは…。

655名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:35:59 ID:3NKsFg/4

この修道院に来て最初にあいつと出合った時、オレに向けられたあの温かい微笑み。
あの笑顔。思い出すだけで胸が痛くなる。
もう一度、オレに優しく笑いかけてほしい。
…はは、そんなのは贅沢すぎる願いかな。
ああもう!いろいろ考えて頭の中がぐちゃぐちゃになりそうだな。

オレは13歳の自分の無力さに軽く溜息をつくと、カラフルな卵をそっと籠に戻した。





数週間後。
復活祭の賑やかさも落ち着き、マイエラ修道院には平常が訪れていた。

朝の礼拝が終わり、騎士団員達は宿舎前の広場で剣の稽古を始めようとしていた。
一人一人、練習用のレイピアを取りに行く。
ククールは15歳の騎士団員と二人一組になった。

「お願いします」
「行くぞっ!」
「やあっ!」
「はっ!」
剣同士が何度も鋭くぶつかる音が響く。
656名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:37:02 ID:3NKsFg/4
ククールは剣を交えたままじりじりと相手の力に押され、後ずさった。
「…くっ…」
「何だお前?こんなのも軽くかわせないようじゃ、実戦でどうするんだよ?」
「くぅっ……はああっ!!」
力一杯押してやっと相手の剣が離れた。
年の近い騎士団員は少しあきれたように言った。
「んんー?お前、基本は出来てるのに力弱いなあ。もっと鍛えたほうがいいぜ?身体も
細いし、それじゃ実戦で足手まといだ」
「…はい」

「…フン、我が弟ながら情けない。どれ、少し私が稽古をつけてやる」
団員宿舎のドアを抜け、マルチェロがククールの方へ歩み寄って来た。

いつも多忙で騎士団員に稽古をつける事はごく稀であるマルチェロに驚いたのか、自分の
稽古の手を止めて年長の団員達が言葉を掛けた。
「団長殿?お忙しいのによろしいのですか?よりによってこんな奴に」
「団長殿がお手を煩わせる事はございません。私がククールの相手を…」
「いや、構わん」
「ですが団長殿…」
「聖堂騎士団にいる限り、こいつにも実戦で役に立ってもらわんと私が困る」
「はあ…」

ククールは再び剣を構えた。
657名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:38:05 ID:3NKsFg/4
マルチェロも鞘から剣を抜いた。
「ほう、やる気はあるようだな。では行くぞ!ククール!!」

マルチェロの剣が何度もククールの目の前の空を切る。
剣を繰り出すたびヒュン、ヒュン、と風を鋭く巻き込む音をたてる。
ククールがマルチェロの剣を素早くよけては自分の剣で受け止める。
さっきの騎士団員よりも格段に身のこなしが速い。
「はッ!!」
二人の剣ががっちりと交差する。
「…くっ!……ぐぅぅっ…」
(速い!それに、凄い力だ…腕と足でこうやって踏ん張ってるのがやっとだ)
ククールはマルチェロの繰り出す剣を受け止め、何度も渾身で押しては戻す、を繰り返
すだけの自分が歯痒かった。
(くそっ、もっと力があれば…)
二人の剣が離れ、互いに再度構え直す。
「やあぁっ!」
ククールがかろうじて切りかかっても、軽くかわされた。
「甘いッ!!実戦では敵は待ってくれんぞ?はあッ!!」
マルチェロが疾風のごとく、ククールに切りかかる。
2本の鋭い金属の音が広場に響き渡った。
「うあっ!!」
ククールが体勢を崩して倒れ込み、レイピアは手から離れて地面に滑った。

マルチェロと初めて剣を交えた緊張からなのか、他の騎士団員に自分の事がバレるの
ではないかという不安からなのか、ククールは全身にびっしょりと汗をかいていた。

マルチェロが剣を鞘におさめてククールを見下ろした。
「今後も聖堂騎士団にいるつもりなら、今まで以上に鍛錬するのだな」
「……はい」
「私はこれで団長室に戻る」
マルチェロはククールに欲望のまなざしを向け、宿舎へと向かった。
658名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:39:23 ID:3NKsFg/4
先輩騎士団員達が、立ち上がったククールを遠巻きにして一斉にざわついた。
「ハハハッ、何だよあいつ。ぶざまだよな」
「団長殿に稽古をつけてもらえるなど、俺達だってめったにない事なのにブツブツ…」
「だいたいあいつは生意気だよな、俺達が何を言っても涼しい顔してやがって、気に
入らねえな…」
先輩騎士団員達の自分への悪口を背に、また始まった、うるせぇなと思いつつククール
は黙々と自主稽古を始めた。


その日の夕方。
食事を終え、ククールが一人で自室に戻ろうと廊下を歩いていると、2階からマルチェロ
が降りてきた。
廊下でククールとすれ違い様、抑えた低音で言った。
「ククール、後で団長室に来い」
どんな用かはわかっていた。
ククールは黙って頷いた。
659名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:40:37 ID:3NKsFg/4

深夜。ククールは静かに自室のドアを閉め、足音をさせないように階段を上がった。
団長室のドアを開けると、マルチェロはデスクで書き物をしていた。
書き物の手を止め、腕組みをしてククールにその顔を向けた。

「来たか。昼間のお前は見ていて苛々したぞ」
「ふん…どうせ心の中で馬鹿にして楽しんでたんだろ?女のくせにできっこねぇって」
「お前の方こそ、あの場で女だというのがバレるのではと心配していたのではないか?」
「そんな事っ…」
「どうやら図星のようだな」
マルチェロが不敵な笑みを浮かべながら立ち上がり、ククールの制服を脱がせにかかる。
上着のボタンをひとつ、またひとつとはずしていく。
「やっ…兄貴…やっぱりこんなのダメだ…いくらオレが憎いからってこんな…」
首を横に振ってマルチェロの大きな手を制止した。
「神がお許しにならないから兄妹でのセックスはいけない、と言うつもりか?ハッ、私は
とうに神への懺悔など捨て去った」
ククールが拒絶してもお構いなしに、マルチェロの手がククールの赤い上着を脱がせ、白
布が巻かれた胸に滑る。
「あんたがわかんねぇよ…オレを憎んでるし、嫌いなんじゃねぇのかよ…」
「ああ。あの時私から何もかも奪っていったお前が憎い。憎くて狂いそうだ」
マルチェロは手を止めず、白布をほどきながらククールの胸を弄る。
「あ…ん……じゃあ何で……っ」
「さあな…私にもよく解らん。だが、お前は兄である私の事を想っている。違うか?」
「ず…随分な……自信だな……っ」
660名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:42:05 ID:3NKsFg/4
マルチェロはほどけた白布からこぼれた小さな桜色の隆起を指でそっとはじいた。
「!あ…んっ……」
「お前が憎い。ずっと騙していたお前が…」
マルチェロはククールに後ろを向かせ、半ば夢中でククールの白いふくらみを背後から
揉みしだいたり、指と指の間に乳首を挟んでつまんだりした。
「はあっ…あにきっ…兄妹なのにこんな事…ダメだよ…っ…あぁっ!」
「何だ、いつもより声が高くなっているぞ?」
ククールを後ろから抱きすくめたまま、ズボンの中にその大きな右手を滑り込ませ、ショ
ーツの上からククールの割れ目を愛撫しはじめた。
「あっ…ふぅ…っ……ダメ…だ…っ」
言葉での虚しい抵抗。
目も虚ろになり頭の中にもやが掛かったようにぼうっとしてきた。
ククールは後ろから抱きすくめられながら、腰のあたりにマルチェロの硬く勃起した男茎
を感じていた。
マルチェロは崩れそうなククールを支えつつ、髪のリボンをといた。
「13歳のくせに淫乱な…ほら、もう下着まで湿ってきたぞ」
「っ…あ…ああ…ん…ダメぇ…っ…」
ククールは正気でいられなくなり、幼な子がいやいやをするように、肩下まで伸びた銀の
髪を振り乱した。
「そうだ、自分の快感に素直になれ。向こうへ行くぞ」
マルチェロはついたての向こうに目をやり、ククールの腕を引っ張った。

ククールをベッドに押し倒すと、ズボンとショーツを脱がせた。
ククールはきつく目を閉じて身体をこわばらせた。
「すぐに済む。そんなに固くなるな」
マルチェロは制服の上下と下着を素早く脱ぐと、ククールの上に乗った。
息を荒くして白いふくらみを両手で寄せ、桜色の隆起を交互に口に含ませた。
ゆっくりと脚を開かせ、ククールのピンクの花弁に己の先端をこすりつけた。
「…いっ…やだ…っ」
ククールの脳裏にあの痛みが鮮明に呼び戻され、華奢なその脚をぎゅっと閉じた。
661名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:43:10 ID:3NKsFg/4

マルチェロは溜息をつき、ククールの上で四つん這いになったまま言った。
「…仕方ない。自分でしてみろ」
「え……」
「いつもしている様に、昇りつめろ」
ククールは普段自分のしている事を見透かされ、白い肌をますます紅潮させた。
「そんな…」
「さあ、目を閉じていつもしている事を私に見せろ」
マルチェロに自分の秘め事を見られる羞恥心と、快感をたぐりよせたい気持ちのはざまで
ククールは揺れ動いた。
「早くしろ」
急かすマルチェロの言葉に従うように、目を閉じて白く弾むふくらみを自分で揉みしだいた。
「…ふ…ぁ…っん」
ククールの右手の中指が左胸の小さな桜色の隆起に置かれ、既に固くなったそれを静か
に往復する。
「あ…はぁ…っ…兄…貴っ…」
淫らに唇を開きながら、左手は一番敏感な部分へと降りていく。
ククールの左指がピンクの花弁を押し開き、自らの小さな赤い実をコリコリと刺激し出した。
662名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:44:15 ID:3NKsFg/4
「あ!…はぁ…っ…ああ…っ!」
「フフ…お前はいつもそんな恥ずかしい事をしているのか」
至近距離で囁かれる兄の低音に反応して、ピンクの花弁からはどんどん透明な液が溢れ
てくる。
マルチェロは美しい顔を快感に歪めて悶絶する姿を見ながら、ククールの右手を己のペ
ニスに導いて握らせ、その頼りなげな秘部には右手の中指を入れて動かした。
「っ!ああっ…!」
身体をくねらせながらククールの指の動きが速くなり、小さな赤い実が次第に膨張して
きた。
マルチェロがもう一本指を突っ込んで出し入れすると、ククールの愛液が粘度を帯びて
ちゃぷちゃぷといやらしい音を立てた。
「あ!あっ…はああ…っ!」
「大事な所がこんなにぐしょぐしょだぞ」
ぬらぬらと愛液にまみれた指を抜いてククールの内股になすりつけ、再び入れて動かした。
「は…ぁっ…あああ…ん…兄貴…っ…ああ!イッちゃう…っ…あああああっ!!」
マルチェロのペニスを握り、上下にスライドさせながらククールの腰が浮き上がった。
足の指先が硬直したように手前に曲がる。
何かが脳で弾けるようないつもの感覚をおぼえ、ククールは快楽の頂点に昇りつめた。
マルチェロはしびれを切らしたように先端から汁を滲ませ、激しくそそり勃ったその男茎
をククールの中へと挿し入れた。
「んんっ…ああっ!!」
ククールの膣はもう無理なく愛する男を受け入れるようになっていた。
663名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:45:31 ID:3NKsFg/4
「この私に手間をかけさせるなど…」
ククールの柔らかな乳房を口に含みながら、絶頂の余波が押し寄せるククールの中で往
来を続けた。
「あっ…兄貴…っ…マルチェロ…っ…あっあっあ…」
「ああ……っ…お前となど…っ…最初から出会わなければ…良かっ…」
マルチェロは一瞬のきらめきに向かって速度を上げた。
ククールは無意識に脚をマルチェロの腰に絡みつけ、中でマルチェロの男茎を断続的に
締め付けた。
「あっ…兄…貴…っあああ!!!」
「!!……お前…なんかっ…」




行為の後、抜け殻になっていたククールが胸まで毛布を引き上げて起き上がった。
「…ねえ、あんたはどう思ってるんだよ?」
「何がだ」
「オレが女だって事さ」
「…さあな」
「オレの事が憎いんだろ?…わかんねぇんだよ、あんたが何でみんなにオレの事バラさ
ないなんて言ったのか」
マルチェロはベッドから降り、下着を穿きながらククールに背を向けた。
「……お前の質問に答える必要はない」
「ふん、やっぱり黙秘かよ。あんたは一筋縄じゃいかないって昔から分かってるけどさ」
軽く溜息をついてショーツとズボンを穿き、ククールもベッドから降りた。
汚したシーツを引き剥がし、洗濯物用の籠へ入れた。
乱れた掛け布団をきれいに直す。
後ろ手で適当に髪をまとめ、デスクの上に放って置かれたリボンで縛る。
664名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:47:34 ID:3NKsFg/4

胸に白布を巻きながら言った。
「ねぇ。オレ達、これからどうなるんだろう」
ククールは不安だった。世間一般の13歳の恋愛事情とはまるでかけ離れた、兄との
関係がこの先どこへ行ってしまうのか。

「…早く自分の部屋に戻れ」
青い制服を着てデスクの前に立ったマルチェロはククールの問いに答えない。
自分の惑いの裏にあるおかしな感情を認めたくなかった。
『弟である』ククールへの憎しみでマルチェロは自分の均衡を保ってきた。
しかし、妹だと判ったところですぐに憎しみを捨て切る事など出来はしなかった。
長年騙されていた復讐として、ククールの身体を奪った筈だった。
マルチェロは、自分の中のこの感情を認めてしまったら、自分がどうなるのか知ってし
まうのが怖かった。

何やら考え込んでいたマルチェロが言葉を紡いだ。
「…ひとつだけ言える。私とお前が渡った橋はもう、崩れて二度と引き返せない」
「兄貴…」
「頼むから、もう出て行ってくれ」
マルチェロはその場に立ち尽くしたままデスクに両手をついて沈黙した。
ククールはこんな兄の姿を見るのは初めてかもしれない、と意外に思った。

マルチェロは、気持ちの上でククールにどう対処して良いのか分からなかった。
数週間前、強引に身体を奪ってから、美しいこの妹を独占したくなっている事になど気付
きたくはなかった。認めたくはなかった。
心の奥でククールと禁忌の関係に堕ちてゆく幸せを味わいたいと望んでいることも。

665名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:48:40 ID:3NKsFg/4
ククールはマルチェロの本心を確かめたかった。
マルチェロの性行為の道具になるなんて厭だ、マルチェロがどういう気持ちでいるのか
知りたいと強く思った。

ついたての上に無造作に掛けられた赤い上着を取って着た。

「…兄貴は素直じゃねぇよな。オレみたいに楽になっちゃえば?」
ドアの前でほんの数秒マルチェロと見つめ合うと、ククールは静かに部屋を出た。
666名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:52:17 ID:3NKsFg/4
おしまいです。
ゲーム本編の教会の裏事情的な話が何か好きで、そこから膨らませてみた。
長々と場所とってスマソ。
667名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 22:56:26 ID:EqCL+Tfv
激しくgj
はじめてリアルタイムで職人さんに遭遇した。
ククの心理描写が(・∀・)イイ!!な。エチーより萌えた
668名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/11 23:19:50 ID:hBeorE9p
んー素敵。
会話とか立ち居振る舞いに色気があるなあ。
もちろんえちーにもお色気むんむんでした。
またお願いします!
669名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/12 00:09:43 ID:8CyYfaJX
名前欄にカプ書いてくれって…。
670名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/12 00:41:34 ID:jU1X0B6b
萌え過ぎた…くくる子たん……(´Д`*)ハァハァ
671名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/12 01:39:29 ID:+jzDtNux
>>505
エロい、兄貴エロいよー。
オナーニさせられるククル子たん…(;´Д`)ハァハァ
なにげない「にいさま」発言に禿萌えしました。

>>669
505氏は注意書きして投下してるし、他の女体化キャラが絡んでるわけでもないし、
あんまり細かいこというなよ。
672主ククでパイズリ 書き逃げ:05/02/12 02:06:05 ID:tI+bt8Zc
「なぁ、エイト。気持ちいい?」
ちらりとこちらを見上げるように僕に視線をやるククール。
僕はベッドの端に座り、彼女は僕に跪くような格好だ。
ククールの乳房で僕の性器を挟んでそれを上下に往復させて僕に刺激を与えてくる。
それは白くて、滑々していて、柔らかくて、とても暖かで。それはとても―――
「あぁ、・・・すごく気持ちいいよ、ククール。」
彼女の旋毛を撫で、そのまま前髪を梳く。さらさらとした銀色が僕の手から流れて零れ落ちる。
目を閉じると何だかぱふぱふ屋を思い出す。もっとも、自分の性器をスライムで挟んで慰めるなどという奇怪な行動など思いつきもしないのだが、
「・・・はぁ・・・ん・・・っ」
彼女の荒く湿った息が僕の先端に微かにかかり、さらに興奮してしまう。
僕の先端から出た透明な液体がまさしく彼女の谷間へと浸食する。
滑りを帯びた乳房は上下する速さを増し僕を追い詰めていく。
―――この焦がれる気持ちと同じように。
「ククールっ・・・、出る・・・っ」
切羽の詰まったような僕の声がなんだか情けない。
「ん・・・いいよ、そのまま・・・出して・・・」
そういうとククールは口を開けた。
彼女に言われたとおり、僕はそのまま精子を吐き出した。僕の性器を乳房で捕らえたままだったので、彼女の口内を中心に精液が毟られた花のように飛び散った。
彼女は僕の射精が終わったのを確認すると口を閉じてこくりと喉を鳴らして僕のそれを飲み干した。
口の端から白濁した僕の精液がとろり流れる。それは彼女の口元から顎にかけてのラインを伝う。その液体を指で掬うと赤い下を出してペロリと愛しそうに舐めあげた。
「なぁ、エイト。気持ちよかった?」
熱っぽく、囁くようにもう一度ククールは僕にそう尋ねた。
彼女の頬は紅く上気していて、紅く美しく熟した林檎を思い出させた。
673名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/12 02:08:44 ID:j6sGnqWQ
>>671禿同意。兄貴もいいがにいさま萌杉(*´Д`)ハァハァ
674237(保管庫の中の人):05/02/12 03:41:52 ID:rNfMpN5Y
ククマル百合もマルククも(・∀・)イイ!GJ!!
おにゃのこククで本作りてぇ(;´Д`)


保管庫のアドがちょっとだけ変更になりました。
ブクマして下さってる方は変更お願いしますー。スミマセン(つωヽ)
http://kukule.h.fc2.com/
675名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/13 05:13:05 ID:tX3RmnPf
>>672
パイズリぐっじょぶ。
クク子は色白モチ肌ぽいからパイズリ映えするなあとオモタ
676名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/13 10:06:01 ID:/70DpFiS
>>674
乙です
677名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/13 15:20:58 ID:i9WMJdDi
姉妹の秘密の花園篇も、騎士団兄妹の復活祭篇も
どちらもとても素晴らしかったです。
未知の物語を楽しませていただきました。
萌の描き方も言葉鮮やかで、ひたすら感動してしまいました。
スレを見ている甲斐をひしひしと感じます。お疲れ様です

乳もお疲れ様でした。本当にここの作家さんは文章力高いと感動します。
678超高速移動男:05/02/13 15:34:28 ID:i9WMJdDi
折角なので(何がでしょう)、王道季節ネタを書きました。
でも、特に内容もないし、笑いを目指したわけでもない
つまらない作文になってしまいました。
エロも陳腐というより、もはやポンチという風情です。
このスレに置かせていただくには、あまりに情けない作文ですが
心の広い方だけ、鼻先で笑っていただけたら有難いです。

○クク 女学院 乙女ちっく ポンチなラブコメ 性転換はククのみ
以上が苦手な方は、スルーでご協力お願い致します。いつも申し訳ありません
679○クク 2・14 続女学院 1:05/02/13 15:38:12 ID:i9WMJdDi
「決めた!やっぱりアタシさっきのとこの生チョコにするわ。サーベルト兄さんには味優先でいくっ」
一通り全軒冷かすだけ冷かしてから、ゼシカは小さな決心にこぶしを握った。
春の小さな嵐。女の子の熱意と決意に噎せ返る、年に一度のチョコレートの祭典。
勇ましい斬り込み隊長のゼシカに従って、頭一つ高いククールがひょろひょろとお供する。
「ああ、あっつい───ねえ、ところであんたはどうすんの?もう決めたの?」
「ゼシカはどれがいいと思う?どれもらいたい?」
「そうねえ…アタシだったら断然トロデーンの奴がいいなぁ。
あの綺麗なピンクの薔薇のチョコ。可愛いもんね」
「───じゃ、それにする」
「ええっ───そんな適当でいいの?」
驚くゼシカを残して、プラチナの後ろ姿が人波に飛び込んでゆく。
「…いいけど…アタシとイヤミの好みが一緒だとはどうしても思えないんだけど…」
大切な包みをぎゅっと胸に抱えて、ゼシカは虚しく呟いた。

夕暮れの河畔に腰掛けて、やれやれと二人で汗を拭った。
風はまだ冷たく、空気は肌に刺すようだけれど、今はその鋭さが心地よかった。
「お疲れさまぁ、なんとか今年も準備終了ね」
フラペチーノのカップを顔に寄せて、ゼシカは濡れた感触を楽しんだ。浮かんだ水滴が快い。
重たい鞄を放り出して、乾いた草に脚を伸ばした。
「去年、ククールにつきあってもらってチョコ買ったのが、つい最近のことみたい。
一年も経ったなんて、なんか信じられないな」
「そうだな。…去年はなんだか色々あり過ぎたしなぁ」
色々と言っても、結局はただ一人の事。
この一年の目まぐるしい波を、ククールは未だ熱っぽい頬に思い返していた。
680○クク 2・14 続女学院 2:05/02/13 15:39:46 ID:i9WMJdDi
初めての行為は、脳天気に想像していたのとは随分違っていた。
少女小説に見るような、あんな可愛らしい行為ではなかったし
あんなに淡泊で生ぬるいふわふわした時間ではなかった。
事を終えて、痙攣するように力が抜けた後、
痛みか羞恥か混乱か良くわからないまま、ククールは小さく嗚咽を零した。
ここで泣いたら、相手にいくらなんでも失礼だと思うし
別に悲しくて嫌で嫌でたまらないわけでもないから、何とかしたいと思うのに
まるでお構いなしに喉は熱くなる。
どうしていいのか戸惑いながら、言葉も指も何も出ない。
行為の余韻に甘い息を震わせたまま、情けなくも涙があふれた。
マルチェロは、こらえた頬を掌で包むと、淡い瞳に唇を寄せた。
緩んだ身体の中にまだ熱を残したまま、啄むように舌が涙に触れる。
そのままククールの呼吸が治まるまで、じっと動かないで辛抱強くあやしてくれた。
「……好き……」
浮かされたように、朦朧とククールは吐息を漏らした。濡れた繋がりがまだ熱かった。
「……好きだ」
幽かな囁きを頬に受けて、静かに声を塞がれる。
歯を割って触れた舌先は、涙のぬるい味がした。
マルチェロが、あらかじめ腰の下にタオルをあてがっておいてくれた事に感謝した。
こんな関係になってみても、自分はずっと子供で、まだ同じ場所に立てない感じがする。
寝てしまえば一つになれると思っていたのに、それはまるで綺麗な嘘みたいだった。
ククールの細い腰に腕を回して、逞しい背中が胸に寄り添っている。
硬い黒髪を優しく梳きながら、伏せた睫毛が思ったよりも長い事に微笑んだ。
…眠っていると子供みたいに寂しそうで。
天使が幼子に捧げる慈愛みたいに、ククールは頑なな目蓋に触れた。
寂しげな夢の底までも、どこまでも溶けてついてゆきたい、と思っていた。
681○クク 2・14 続女学院 3:05/02/13 15:41:08 ID:i9WMJdDi
…多分こいつは今、とんでもなくいやらしい事を考えているに違いない…と、
ゼシカは苦々しく隣を眇めた。
4月からの慌ただしい日々を思い出す。
綺麗な顔をしてる事はしてるけれど、凛々しいとか勇敢とか、食べても太らなくて羨ましいとか
あまり女の子らしくない称賛をずっと抱いていた。
言葉遣いも無茶苦茶だし、甘やかな少女らしさなんて
一生無縁な友達かと思っていた。…それも些か失礼かもしれないけど。
夏が終わる頃に、なんだかひどく遠くなってしまった事を思い知った。
本人は沈黙を守っているし、別に何かが大きく変わっていた訳でもないのだけれど、
すんなり伸びた脚も、皮肉を篭めた笑い方も、もう何もかもが少しずつずれていた。
青くて冷たい色石みたいだった瞳は、今は密やかな情熱を秘めた静かな炎みたいだ。
簡単に言えば、目が醒めるみたいに綺麗になってしまった、という事。
この年頃の乙女なら、別に珍しい事でもなんでもなくて
ある日蝶々が脱皮するみたいに綺麗になるのは、少女たちの特権なんだけれど。
よりによってこいつが先とは…と、風に揺れる銀色を見つめていた。
女性らしく柔らかに豊かに成長しているゼシカを横目にして
いつまでも男の子みたいに縦にばっかり伸びていたはずなのに。
「───明後日の準備、もうやった?学校の準備もちゃんとしないと」
なんだか無性にもやもやしてきて、ゼシカはククールの妄想をぶった斬った。
「ああ?───うん、別に去年のをタンスから引っ張り出すだけだから」
恥じらいを残した頬に、傾きかけた日射しが金色の輪を飾った。
銀糸の細い髪に、鋼玉の瞳。象牙色の肌、血の透ける唇
───ああ、やだ。まるで女の子が欲しいと思うものを、全部与えられてるみたいじゃないの。
「でも大丈夫!羨ましくないものが二つはあるから!二つもよ」
突然ゼシカは立ち上がると、美しいモーションで足下の小石を振りかぶった。
「───一つは男で、一つは胸なの!…ああ、すっきりしたっ」
「…何なんだよ…」
怯えるククールの視界の先で、ぴょんぴょんと鮮やかに水の波紋が二つ走った。
682○クク 2・14 続女学院 4:05/02/13 15:42:18 ID:i9WMJdDi
2月14日と言えば、全世界的な記念日。
聖バレンタインが貴い殉教を為された、悲しくも誇らしい金字塔。
素晴らしい故人の偉業を偲び、神の教えを賜る同じ館の一員として
聖マイエラ女学院は、毎年この忘れがたき一日を喪に服して過ごす。
生徒たちは黒いハイソックスに黒いリボンで悲しみを表し、教員たちも暗い衣服に身を包む。
いつもなら花のように咲きこぼれている、可憐な髪飾りの色さえも黒で統一され
校内はどこぞの情けない王様の国みたいに、静かな祈りに満たされる。
一説によると、この習慣は古いものでは決してなくて
幼い一人娘が自分を差し置いて、使用人にチョコレートを渡していた事に気付いた理事長が
絶望のあまり、世俗を儚んで始めたとかどうとかいう噂もある。
当の一人娘はあっけらかんと覚えておらず、
隣人を疑うなどという罪深い行いは決してなされない天使たちの殿堂では
毎年大真面目に、何の不満もなく行事は執り行われる。
そして今年も、賑々しくしめやかに聖バレンタイン・ディが幕を開けた。
683○クク 2・14 続女学院 5:05/02/13 15:48:28 ID:i9WMJdDi
「───や!ごきげんよう、お二方。首尾は上々?」
「あら、ユッケ。ごきげんよう、そっちはどうなの?」
妙に空気の華やいだモノクロームの廊下で、けれんみのない声に背を叩かれた。
「アタシはパパとお兄ちゃんに渡しただけ。毎年代わり映えしないの。
パパは大袈裟なくらい喜んでくれるんだけど、お兄ちゃんったら
他にあげる奴はいないのかって馬鹿にするのよ。あげなきゃ良かったかな」
そう言いながらも、まんざらでもない清々しさで、ユッケは小さく舌を出した。
「あら、アタシも似たようなもんよ。今年もサーベルト兄さんにあげるだけ。
お兄ちゃんがいると、妹は大変よね」
「ね、ククールはどうなの?」
「んー。例年通りってとこかな」
とりあえず、机と下駄箱から回収した分をユッケに開いて見せた。
「うわぁ、相変わらずだね、キミは。すごいすごい!ちょっと倒錯的だね」
「でしょ?これ全部に愛がこめられてると思うと、ちょっと怖いわよね」
無責任に二人で失礼な事をさえずり合ってから、ユッケがきょろきょろと廊下を見回した。
大人達の姿がないのを確認して、そっと口元に手を添える。
「ハッピー・バレンタイン。お二人も甘い一日をね!」
きゅっと片目をつむって、弾むように廊下を駆けていった。
黒に沈む女学院の戒律も、この年に一度の女の子の心まではとても縛れないようだった。
684○クク 2・14 続女学院 6:05/02/13 15:49:41 ID:i9WMJdDi
全校生徒で神父様より有り難い聖人の生涯をうかがって、清らかな気持ちで昼を迎える。
いくら清らかでもお腹は空くので、二月にしてはあたたかな芝生の上に、
花が咲いたみたいに乙女達の昼食の輪が散っている。
「…ククール様、あの…宜しければお受け取り下さいませ」
こうして芝生に寝転がっている間にも、初々しい少女たちがはにかんで赤い手を差し出す。
「あんた、調子よく受け取り過ぎじゃないの?歯なんか見せちゃってさ」
「だって可愛いだろ?可愛い女の子の気持ちを足蹴になんて出来ないね、俺は」
「お姉様になって下さい、とか言われたらどーすんの?」
「上等だね。別に構わないけど」
駄目だこりゃー、とゼシカは枯れた芝に頭を埋めた。
「───そうだ、ゼシカにも」
はい、と鼻先に気配を感じて、呆れ過ぎて怠い目蓋を開いた。
見覚えのある綺麗な箱を差し出して、涼しい目が笑っている。
「これ───あのピンクの薔薇じゃない…───アタシに?」
「そう。ゼシカは俺のハニーだから」
なんだか一息に溶けちゃいたい気持ちになって、困ったように熱い頬を包んだ。
「ゼシカは一番可愛い女の子だから。良く似合うよ」
「……ありがと……」
いつもの強気な言葉なんてとても口に浮かばない。
こんなの反則だわ、反則よ、といたたまれない胸の早さに繰り返した。
「───お姉様方―っ、ごきげんようー」
ミーティアが不釣り合いに大きなバスケットを抱えて、金色の草を渡って来る。
女の子の幸せを一杯つめこんだみたいに、はち切れそうな笑みが零れていた。
「嬉しくてついついたくさん作り過ぎてしまいましたの。
ほんのお裾分けですが、宜しかったらデザートにお召しあがり下さいまし。
ショコラ・オランジェですのよ」
一体どれほどのお友達に配って来たのか、微笑んで真珠色の包みを取り出した。
「あら…ゼシカお姉様もとてもお幸せそう。とろけそうなお顔をしていらっしゃいますわ。
本当に、こんなに嬉しい一日はありませんことね」
花びらみたいな天使たちの言葉が、暗い色の校内まで染めあげてしまいそうな、
不思議な甘さに満ちた春の午後だった。
685○クク 2・14 続女学院 7:05/02/13 15:51:00 ID:i9WMJdDi
日射しが傾いて、今日の大騒ぎが徐々にほぐれて鎮まりゆく頃になってから、
ようやく待ち人は現れた。
いつもの如く授業放棄して来るかな…と、半ば想像してみたりしていたので、
ちょっと気抜けして座っていた。
そんな事はちらりとも窺わせず、しらっと本の頁をめくる。
「───失礼しまーす。ごきげんよう、先生」
振り返らなくても良くわかる、おめでたい声がした。
「…今日は、随分お行儀良く授業を受けていたんだな」
「やだなあ、俺だって聖マイエラの大天使の乙女達なんだし。人聞きの悪い」
その大天使がそもそも贋作だし、疑わしいものだとマルチェロは思った。
「あ───結構人気あるね。どれどれ、どんな生徒かな」
背中から腕を伸ばして、ククールは勝手に机の上の鮮やかな塊に手をやった。
「お。かっわいいなぁ、ほら、このハート。マルチェロ先生への乙女心が伝わるねぇ。
保健の先生って、意外と人気あるんだな」
自分の事はあっさり棚上げにして、ごそごそと山を崩す。
「…ん。これ…なんかエライ本気っぽいと思ったら、歴史のオニババじゃねえの?!
講堂で、やけにちらちら横見てると思ったら、こんな汚い手を───」
「…───お前、いくら何でも趣味悪過ぎだ」
礼節もへったくれもない、不作法な指を掴んで離した。
自分で勝手に漁っておいて何だけど、ククールはちょっと憤懣やる方ない。
同じ年頃の生徒ならともかく、何でも揃っていそうな大人の女がうろちょろするのは
あまり精神衛生に宜しくない。
自分がまだ知らない恐ろしく素晴らしい力で、簡単にさらわれてしまいそうな気がする。
早く早く───早く大人になってしまえればいい。
はがゆさを噛みしめて、ククールは白衣の膝に腰掛けた。
686○クク 2・14 続女学院 8:05/02/13 15:52:14 ID:i9WMJdDi
ぺったりと横座りになって、ぬるい重みが脚に伝う。
「…ひょっとして、私のことを凄くおちょろい教師と思っているだろう」
「全然」
制服の腕を回して、消毒液じみた匂いを胸に引き寄せた。
「…俺のこと、子供扱いしないでよ…」
晒されない胸は、緊張するまだ固い果実みたいで、
ブラウス越しに早く早く早くと、切ない心音が鳴っている。
「…ククール?」
「プレゼント。持ってきたんだ」
俯いて、銀色の髪をふわりとほどいた。
細い指先につまんだリボンは、喪の装いの中で沁みるような真紅をしていた。
「…───食べて」
薄く開いた唇から、覗いた舌の紅さと同じ色だった。
慎んで、マルチェロは贈り物を受け取ると、どんなチョコレートよりも甘い身体を貪った。
「───…は…───んッ…駄目…返し───んんッ…あ…ん」
「…声が聞きたい…こらえるな」
ぎゅっと噛みしめていたシーツを奪われて、すがるように喉が震える。
「…まだ…いるから…───あッ…やだ───んッ」
ククールのささやかな願い通りに
容赦ない猛々しさで、悩ましいほど狂おしい痛みを注がれた。
思うように声を出せないもどかしさが、針のように駆けめぐって
全部壊れてしまいそうな気持ちになる。
放課後の白く清潔な医務室が、後ろめたい背徳の館にも思えた。
687○クク 2・14 続女学院 9:05/02/13 15:54:28 ID:i9WMJdDi
「あら───こんな遅くにどうなさいましたの?」
淡い灯りに照らされて、静寂に満ちた廊下に澄んだ声が響く。
「これは、シスター・クロエ。
生徒の具合がまだ良くならないので、今から家へ送り届けるところです」
「まあ…それはご心配ですわね。
でも、男性の先生がいると、こんな時にとても助かりますわ。ご苦労様です」
「恐れ入ります。シスター」
「早く良くなられるように、神に祈りを捧げましょう」
慈悲深い瞳で、シスターはぐったりと抱えられる女生徒を見つめた。
「今日も一日無事に過ごせた事を感謝して、この美しい館の人々
皆への御加護を願います。
明日もわたくしたちを祝福して下さいますように、静かに祈りを捧げて参りますわ」
「あなたにも御加護がありますように」
「ごきげんよう、マルチェロ先生」
凛とした後ろ姿が、講堂へと遠ざかっていった。
「…俺たちは地獄に堕ちるね。確実に」
「───なんだ。減らず口叩けるほど元気なら、下ろしてやろうか」
うっと詰まって、ククールは非難の目を向けた。
二度と保健室では御免だと、情けなくも力無い脚に誓った。変な気分になる。
静まり返った校内は、少女たちの屈託のない笑い声も
薔薇色に輝いていた空気も、もうすっかり影を潜めている。
年に一度の大切な日は、飛花になって通り過ぎてしまった。
蒼冷めた廊下に、今は一つの足音だけが漂う。
「ねえ、…チョコレートの方が良かった?」
「…いいや」
くすくすと笑って、大理石に吸い込まれた。
こうして今年も平穏無事に行事は幕を下ろし、聖マイエラ女学院の喪が明けた。


終(お疲れ様でした。どうもすみません)
688名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/13 16:17:57 ID:LWxR9cty
GJ!初めてリアルタイムで見たよ!
ラブラブ○クク、イイ!

薔薇のチョコの宛先が個人的に可愛くて好きでしたー。
白衣○の膝・・エロス
689名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/13 23:10:14 ID:PzxFyYdd
変態腐女子スレ上げ

801板に帰れ。今すぐ帰れ。
もしくは死ね。
690名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/13 23:16:56 ID:GyqKebEC
アイヤーーーーーooooつ (〜中〜G) j
ラーメンク遺体アルー
691名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/14 01:32:34 ID:bNx+KW1g
マイエラ女学院キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
大人になっていくクク子…萌えなような切ないような(;´Д`)ハァハァ

そして少しだけククゼシもよいなと思いました
692名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/14 16:57:00 ID:TQplvWwk
>>674
保管庫の中の人、もつかれです。
クク本、楽しみにしてますw

久しぶりにスレ覗いたら、SSがすごい増えててびっくりです。
神のみなさま、GJでございますですm(_ _)m
時間をかけて、じっくり読んで萌えたいと思います。
693名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/14 23:27:57 ID:OrCOYNrz
正直、今まで女体化スレなんかバカにしていたが、
何気に読んだら

妹ククールに禿 萌 え た

この兄妹エロいな(*´д`)ハァハァハァ…
694名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/14 23:40:09 ID:VxxpK9wf
>>679
そういうのは、正直自サイトでやって欲しい。
調子乗ってるみたいだけど、話もつまらないし腐女子クサイ。バレバレ。自覚して欲しい
695名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/15 00:33:23 ID:idyfzK2n
じゃあ、このスレは何を語れば良いというのだ、694よ。
694に仕切られてもな・・・。
スルーしろって言うんだから、スルーすれば良いだろ。大人なら。
696名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/15 00:45:06 ID:0TA6IHvb
まぁあれだ、とにかくメスククに萌えられれば何でもありなんだよ。

女学院モノは、ククはもちろん、他女キャラも萌えられるのがイイ!
スレ違いだけど、貴方の書く主姫が見てみたいです。
ミータソが可愛すぎるハァハァ…
697名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/16 03:15:55 ID:ND9c84iD
>>693
同じく、このスレで女体化に目覚めた。
ククルコたんエロかわいいよククルコたん…!

ところであの赤い制服、女が着てたら正直エロ杉だと思う。
体のライン出まくりで。
698名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/16 03:22:28 ID:5Ft7X1UQ
>697
少年用の騎士団服を女性が無理矢理着るきつきつ感がえろいとおもいます。
699名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/17 20:51:49 ID:4CR9ifLB
きつきつ騎士団服だとパンツのライン見えるよなぁ・・・。
700名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/17 22:10:54 ID:0xPEDxuO
一応「男」ってことで通しているだろうし
(あの騎士団どーみても女を入れるようには見えん)
パンツの線見えてても周りはスルーなのでは。
701名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/18 02:20:03 ID:V5yrJbQy
そこでタンガですよ。
それで兄に「なんだこのエロ下着は!」って怒られるですよ
702超高速移動男:05/02/18 22:54:05 ID:vLy0bI/m
>694
超遅レスで申し訳ございません

おっしゃる通りだと思います。これ以上のスレの私用は見苦しい事ですし
見たくない方にご迷惑をおかけした事、深くお詫び致します。
自慰は自分の家で、が基本ですね。
694様のお陰で、気持ちに整理がつきました。

今までスレを好き勝手利用させていただいて、本当に有難うございました。
これからもこちらで作品を拝見させていただきます。
作家さま方もどうぞ頑張って下さい。失礼致しました。
703名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/18 23:14:53 ID:4iIZFgPV
あんなアホの言うこと真に受けんなよー!
俺は女の子パラダイスで好きだったよ!

また気が向いたら来て下さい、いつでも歓迎致します。
704名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/18 23:19:08 ID:jhHTqOwi
単にこのスレでなければいいだけの話で、
自分でそういうスレ立てるか、どこかの廃スレを乗っ取ればいいだけだと思うのだが……。

ともあれ、このスレでも、コテ変えた次回作をお待ちしてまーす。
705名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/19 03:07:17 ID:z6sorev/
いちいち名乗り出んでも。
誘い受け(゚Д゚)ウゼェェェ って思う人もいるからな。

概ね>704に同意。
706名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/19 03:11:10 ID:Jz/ZJ8NR
ここは職人あってこそのスレだろ。
現にここ数日の寂しさときたらさ。
いつもここを一番にチェックしてる。
ここのおかげでクックルが萌えキャラになってしまった…。

超高速移動男氏は俺の中で超HOTな神だよ。
また降臨してくれると嬉しい。マジで。
むしろ、や ら な い か ?
707名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/19 10:35:00 ID:3JR2Dj+b
a
708名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/19 12:45:50 ID:jxUQlWhS
>>694は違う型の荒らしだと思っていたのは自分だけ?
709名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/19 13:11:23 ID:zz31I3er
そろそろエロパロ板辺りに移動した方がいいのでは?
作品にも性描写が含まれていることが多いし、全年齢の板には向いてなさげ。
厨房などもかなりシャットアウト出来ると思うんだけど。

キャラ単体のスレはダメなんで、ドラクエ女体化総合とかになるけど…
それでもこんな良スレ、住民、職人さん達が消えていくのは忍びないと思い。
710名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/19 13:37:10 ID:mTKZEBZ8
キャラサロンならキャラ単体萌えスレOKで、しかも女体化萌えスレもあるよ
サロン好きなんで、あそこにスレが立つなら嬉しいな〜
メスクク(*´д`*)ハァハァ
711超高速移動男:05/02/19 23:19:44 ID:mfGG4JI0
コテで申し訳ありません。
これで名乗りは本当に最後にします。
廃スレ乗っ取りなど手もありましたが、自分の家を建てました。
ですので、こちらではもうやめておきます。

コテ変えしながら書き続けるのも手でしたが
シリーズになってしまうと、面倒なこともあり
やはり自宅を持つしかないのか、という結論に至りました。
ご親切なお言葉、最後まで有難うございました。
712名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/20 13:26:31 ID:tMlMYXG3
オツー もう来ないでね。正直つまらんかったし
俺は694じゃないし、空気嫁ないやつはいなくなってせいせいするよ
これで他の神が投下し易くなると思う あんたはうざかったから
誘い受けウゼェ 氏ね腐女子


次の神キボン
713名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/20 16:15:22 ID:9Geb7RN5
煽り荒らしは氏ね腐女子という言葉が好きだよね
714名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/20 17:11:42 ID:Iy3zXS/L
腐女子禁止なら、神も半数以上が出入り禁止だぞ、多分。
自分も腐女子かつ、書き込みしてた一人だから。
715名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/20 22:01:16 ID:iniiZV8q
業務連絡

・このスレは、女の子ククールに萌えたりハァハァしたり愛でたりするスレです。
・メスクク萌えの前には、老若男女キモヲタ腐女子腐男子全て平等です。
・神、職人あってのスレだということを、住人一同よく認識しましょう。
・普段はロムラーなあなたも、時には勇気を出して自分の妄想を書き込みましょう。
 神がそれを元ネタにして作品を投下してくれるかもしれません。
・煽り荒しの方々へ。男キャラを女体化してハァハァするのがキモイという事は
 住人一同よーく承知しております。生暖かく見守っていただければ幸甚です。
716名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/20 23:55:24 ID:fB3W+Im/
おいおまいら、公式ガイドブックは買ったか?
賢者のローブを見てくれ。
アレはククール専用防具だよな?

なのに何故 胸 が あ る の か !?

717名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/21 00:08:18 ID:ta2DL7bC
>716
ノシ
俺もスゲー気になる…!!
…公式でもククはおにゃのこくぁwせdrftgyふじこ
718名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/21 13:15:58 ID:osc22Ddo
言われて見返してみたら、確かに。気になるw
ついでに、ダンシングメイルもなんだか凄くないですか?
719名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/21 14:37:48 ID:F73qfwg4
ダンシングメイルだけ着たらえらくセクシーなククになるな
720名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/21 21:24:05 ID:p8DkSaiX
ダンシングメイルも賢者のローブもゼシカ装備だと思って練金したのに
市販の魔法の鎧のほうが役に立ったよククール・・・
魔法の鎧はカコイイがセクシーではないな・・・
721名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/22 00:52:41 ID:stVbfUxO
みかわしの服着たらスカートだな。
722名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/23 01:00:38 ID:w54MPors
720の市販のってことばに茶吹いた。
723名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/23 07:35:10 ID:jDTwAV50
このスレどっかに移動した方がいいのかな?
エロネタやばい…?
724 ◆q0.CkUCQKk :05/02/24 05:44:58 ID:DAKruLzS
堂々とエロを書きたいなら、
次スレ辺りでサロンやエロパロに移動した方がいいんではないかな。

ところでククル子とエイト子の百合を書きたいんだけど、
注意書きと名前欄にカプ記載でおkですか?
725名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/24 10:45:23 ID:duSIISvO
おk!w
待ってまつ
726名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/24 11:43:40 ID:dabM64FH
前にも散々書かれてる意見だが、
ちゃんとクク子萌な話であれば無問題だと思う
もし、女エイト寄りならそっちのスレで頼む
727名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/24 22:19:45 ID:I+Hn/OlN
>>726
そっちのスレってどこ?
728名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/27 00:42:07 ID:pRYEeg0R
♀主人公スレじゃない?
729マルクク主義者:05/02/27 07:59:17 ID:F/CnzCtS
まとめサイトの管理人様へ
申し訳ないのですが、都合により、マルクク主義者投稿の絵を削除していただけませんか?
板からは削除できたのですが、絵のみのところはどうしようもないので…。
すいませんが、お願いいたします。
730名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/28 02:41:31 ID:FUeWkXZt
dq信者キモすぎ
731名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 05:20:04 ID:UAsslWuu
職人さま方の降臨待ちの間、エイト×クク子書いてみた。

ノリはギャグですがエロ有りなんでご注意。
しかも無駄に長くなってしまった…
732:05/03/01 05:23:43 ID:UAsslWuu

ここ、何処だ…?

ふと目を覚ますと昨日と同じ天井が見えた。
所々にある染みがまるで模様のようだ。
昨日の夜は確か…
酒場でいかにも金持ち然とした男相手にポーカーで一儲けして(勿論イカサマもしたが)
せしめた金で「今夜はオレの奢りさ」とセクシーなお姉ちゃん達に酒を振る舞い、
気分が良いと酒も美味いぜといつもより杯も進み、

ちょっと飲みすぎたなぁとか思いながら宿に帰った……はずだ。
酒場を出てからの記憶に自信がない、というかぷっつり途絶えてはいるが。
こうして宿屋のベッドにいるところをみると、なんだ、ちゃんと帰って来たのだなとホッとした。


部屋は薄暗くまだ夜は明けていないようだ。
今の内に風呂でも入るかと起き上がった途端、
頭がズキンと痛みが走りもう一度シーツに沈み込む羽目になった。
「ッ!……ってぇ……」
あぁ完全に二日酔いだなとこめかみを押さえながら顔を上げた時、
ふいに右側から視線を感じた。
733:05/03/01 05:27:24 ID:UAsslWuu
「……なんだ、エイトか」
見れば隣のベッドでこちらを向いて腰掛けているエイトがいた。
そういえば今回はエイトと同部屋だったと、まだ痛みが治まらない頭で思い出す。
「えらく早起きだな。まだお日様も昇ってないぜ」
しかしエイトはこっちを見つめて黙りこくったままだ。
なんだ?恐い夢でも見て眠れないとかか?
まぁいいか、それより風呂だ風呂。

「昨日の夜…」
ベッドから降りようとしたところでエイトが急に口を開いた。
「ククールがふらふらの状態で帰って来て、そのままベッドに倒れこむもんだから」
ベッドまで保ったのか。頑張ったじゃんオレ。
「寝苦しいかなと思って上着脱がせちゃったんだ」
「あぁ、ありがとうな……ぁ」
言ってからふと自分の姿を改めて見てはっとする。
上着は脱がされていてベルトとサッシュも外されている。
もう一度顔を上げると気まずそうに顔を反らしたエイトの姿。
頭痛も一気に吹き飛んだ。

…………もしかしてバレたか?
734:05/03/01 05:30:39 ID:UAsslWuu
いや、待て。自慢じゃないが胸は小さい方だ。
ゼシカみたいな巨乳じゃそうはいかないだろうが、オレのなんて
サラシでも巻いてしまえば、シャツ一枚姿でも触られなきゃまずバレない。
これだけは自信持って言える。いや、こんな自信別にいらないんだが。
実際、着替え途中の後ろ姿を、突然部屋に来た兄貴に見られた時も気付かれなかったしな。
あぁ、なんか思い出して悲しくなって来たぜ。
でもあの時は一瞬だったしなー。あれじゃわからないよなー。うん、そういう事にしとくか。

「ククール」
軽くメダパニってたがエイトの言葉で我に返る。キアリクありがとうよ。
「ごめん、わざとじゃないんだ。またまた見ちゃっただけで」
ああ、やっぱりバレちまったか。
「でも僕は気にしないよ!ククールはククールだよ。仲間であることは変わらない」
エイト…………
「誰にだって人に言えない趣味の一つや二つあると思うし」
ん?…趣味?
「実は僕も、よく人からちょっと変だって言われる趣味があるんだ。だから気にしないよ」
待て、何の話だ?
「おいエイ

「ククールが、女物の下着を履くのが趣味でも」
735:05/03/01 05:34:04 ID:UAsslWuu

…………………………。

ちょっと待て!!
なんだそりゃ。見ちまったって、オレの下着の事かよ!!!
目線を下にやると、あ、確かに見えてる。親切にズボンのボタンまで外してくれたのか。
いやいやいや誤解ですよエイト君。
マズイ。このままじゃオレは女装癖のある変態だ。
カッコつけて女の子口説いてるその服の下には女物の下着。最悪だ。そんな男気持ち悪すぎる。
女だとバレるのも困るが変態だと思われたままなのも嫌だ!オレにだって女としてのプライドがある。
それだけは何としても回避したい。

そして、メダパニーマ状態のオレは勢いに任せてとんでもない行動に出ちまった。

「エイト」
オレはシャツのボタンを外し、胸を締め付ける布を解きながらエイトの横に移動した。
そしてこれが目に入らねえのか!とばかりに胸元をおっ広げて見せた。
我ながら男らしい(?)ぜ。

「!!!? お、お、女の、子!?」
よ、良かった。これで気付かれなかったらさすがのオレも凹んでたよ。
「そうだ。訳あって男の振りをしてはいるがオレはれっきとした女だ」
ゼシカみたいな可愛い服は疎か、スカートすら履いたことないけど。
だけどせめて下着くらいは女物を履いたっていいだろ。
736名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 05:40:02 ID:8z0p9tWL

737:05/03/01 06:05:13 ID:8z0p9tWL
「触ってもいい?」
「へ?」
いきなり何言い出すんだエイトの奴。
「あ、いや、ちょっとだけなら」
別に減るもんじゃないし、と思わず勢いで承諾しちまったじゃないか。
だって、普段のコイツがあまりにも人畜無害な印象だったからつい。

エイトは恐る恐るといった様子で右手を伸ばしてきた。
「……ッ!」
エイトの指がオレの左胸に触れた途端、我に返った
ように羞恥心が込み上げて来た。
しかしその乙女の恥じらいも、次のエイトの台詞ですぐ掻き消えることになったが。
「ゼシカみたく大っきくないけど…柔らかい…」
おま…オレが一番気にしている事を。
しかも純粋に感心している様な口振りがまた余計に腹が立つ。
「…お前、意外とデリカシーない奴だったんだな」
そんなんじゃ女にモテないぜ。ていうかいつまで触ってんだよ。
「あ、え?ごめん。もしかして気に障ったかな?」
たとえ本当の事でも人に言われりゃ傷付くんだよ女の子は。
「そうだ!前に姫がメイドの子と話してるのを聞いたんだけど」
エイトは真剣な表情でまたもや突拍子も無い台詞を吐いた。

「揉むと大きくなるんだって、胸」
738731:05/03/01 06:10:04 ID:8z0p9tWL
スイマセン、何かPCオカシイので中断。
また来ます!
739名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 07:10:36 ID:uSKPExvj
エェエエエ!!??
続き続き!
740:05/03/01 07:43:23 ID:UAsslWuu
何言ってんだ?と惚けてる間にエイトの両手はオレの胸に伸びていた。
「や!ちょ…止めろ…って」
いきなり鷲掴むやつがあるか!この馬鹿力!そんな思いっきりされたら痛いだろ。
「痛っ…い…痛いってばエイト!」
「ご、ごめん」
ごめんと言いつつも手を放す気はないらしい。
さっきとは打って変わって優しく愛撫される。
やばい。なんだかやばい雰囲気だ。これ以上は危険だとオレの本能が警告する。
「や…あの…も、放して?」
「うーん、でも気持ちいいからもうちょっとだけ」
「っ!!」
「ククール?」
ふいに胸の突起を弾かれ身体が反応してしまった。
「ここ、感じるの?」
「ん…ゃ…違っ」
エイトの指が執拗にそこばかり攻めるもんだから、身体に力が入らない。
そうしてる内に視界が反転しベッドに押し倒された思ったら、胸に唇の感触が加わった。
先の愛撫ですっかり立ってしまった突起を口に含まれて甘ったるい声が漏れてしまう。
「やぁ…ぁ…もぅやだ、そこ」
舌と指で散々胸を弄られて、霞かかった頭は思考を放棄しようとする。
下半身にじわじわと押し寄せる熱をどうにかしたくて身を捩った。
741:05/03/01 07:47:02 ID:UAsslWuu
「ククール」
いつもより低めのトーンで名を呼ばれて、胸から顔を上げたアイツと視線がかち合った時、
初めてエイトの中に男を感じて、ぞくりとした。
あぁ、もうダメだ。
「エイト…下も、触って」
「いいの?」
オレはただ必死に頷いていた。


「あ、やっぱりここも銀色なんだ」
コイツは…ムードの欠けらもあったもんじゃねえなホント。
「ふぁ…ぁ」
エイトの指に割れ目をなぞられ、抗議しようと開きかけた口からは鼻に掛かった声が漏れてしまった。
「濡れてる」
「ぅ…ん…あぁ!」
下肢を濡らす愛液を絡ませながら探るように動いていた指がオレの中に侵入して来た。
最初は恐る恐るという様子だった指の動きが段々と大胆になって行くのを、
唇を噛み締めて必死に耐えていた。
「んっ…ん…ひぁ!」
もう一方の手に敏感な肉芽を探り当てられあっさり口の禁を解かされる。
その反応に気を良くしたのか、エイトが舌でそこを攻め始めたからたまったもんじゃない。
もう、限界だった。
「あっ、あぁーーッ!!」
自分のあげた嬌声をどこか遠くに聞きながら、張り詰めた四肢はゆっくりと弛緩していった。
742:05/03/01 07:54:12 ID:UAsslWuu

心臓の音がやけに煩く感じる。
忙しなく上下する胸に手を当て息が整うまで天井を見つめていた。
その様子を何か含みのある目でじっと見下ろしていたエイトは、
目を合わせると気不味そうに顔を背けた。
その頬は上気して僅かに赤い。
ああ、そーいう事ね。
「エイト」
オレは起き上がるとエイトの脚の間に割って入りズボンに手を掛けた。
「ちょ…ククール!?」
狼狽えるエイトは無視して下着も一緒にずり下ろす。
うわ、ガキみたいな顔してコイツ結構…
いや、何考えてんだよオレ。他人のもんと比べるのは失礼だろ。
「いいから大人しくしとけよ」
結構得意なんだぜコレ、とまではさすがに口に出さないでおいた。
手で抜きつつ先端を舌で突付くとエイトが息を飲み込む。
今までの相手は意地が悪い親父が大半だったからかな。
必死に歯を食い縛ってる姿がなんだか可愛くて思えて、純粋に気持ち良くしてやりたいという気になる。
下から筋に沿って舐め上げ、括れをの辺りを指と舌を使って攻める。
一通り弄りつくした後、仕上げとばかりに先端を口に含んだ。
「駄目、だってば…っ」
制止の声は綺麗に無視して吸い上げてやると
「うあっ……っ…!!」
程なくして憶えのある苦みが口の中に広がった。
743:05/03/01 08:00:15 ID:UAsslWuu
「…んっ」
肩で息をするエイトを見上げながら口に受けた白濁を飲み込んだ。
「ご、ごめん!」
「ん、いいって」
口元を汚す飲み干せなかった残滓を指で拭いながら笑って見せた。
それをそのまま舌で舐め取っていると、エイトの喉がごくりと上下する音が聞こえて、
次の瞬間にはオレの身体は再びシーツに縫いとめられた。

「………ッ」
さっき散々可愛がってやったものが再び硬度を取り戻し入り口に押し当てられ、思わず息を飲む。
抵抗しようと上半身を起こしかけたら、いつもの穏やかな顔ではない
見たこともない強い表情のエイトがいた。
いや、どっかの丘でメタルキングと対峙した時もこんな目をしてたっけ?
…ダメだ、ヤツは本気だ。

「ま、待てって」
こっちにも心の準備ってもんが…
制止の声もお構いなしに、くちゅりと卑猥な音と共にオレの中にエイトが押し入って来た。
「や、あぅッ!!…ッ…ああッ!」
痛いっ、痛いーー!余りの質量に身体が強張る。
無理だ、そんな一気に。
そんな心の叫びも虚しく、エイトの熱は容赦無く奥まで入り込んで来る。
74410:05/03/01 08:04:31 ID:UAsslWuu
「…はぁ」
嘘、全部入っちまった?
だか今のオレには目線を下に向ける余裕もない。
「んーーッ、ぁ…」
自身を納め切ったエイトは、オレの左足をその肩に乗せたまま腰を打ち付けてきた。
激しく揺さ振られている内に、徐々に痛み以外の感覚が支配し始める。
「はぁ、苦しっ…もっ…ゆっく、り」
訴えてみてもエイトの動きは激しさを増すばかりだ。
「ぅん、んっ、ひぁッ!」
ふいに滑りを帯びた手で胸の突起を弄られて身体が仰け反った。
「ちょっ、そんなにしたら、駄目だって…っ!」
自分で仕掛けておきながらエイトの奴は焦った声を上げた。
そんなこと言われてもオレにだってどうしようもない。
下腹部が疼くのを止められない。
「…くっ」
「あっ、や、ああぁーー!!!」
エイトの熱が身体の奥に注がれるのを感じ、オレも絶頂を迎えた。
74511:05/03/01 08:11:06 ID:UAsslWuu

「うわぁ!」
互いに呼吸が整うのを待って、身を引きかけていたエイトがいきなり声を上げた。
下肢に目をやると結合部の合間から、鮮やかな赤色混じりの白濁液が溢れ出ていた。
「ごめん!僕、乱暴にしちゃったからっ」
「あぁ、何ともないって、たぶん」
そりゃちょっと、いやかなり?強引ではあったけど。
「でも、血が出てっ」
「あぁ。違うって」
ったく、ピュアつうか無知つうか。今時稀少だよな。
処女喪失には付き物なんですよーと親切に説明してやったら、
奴め、信じられないという表情を隠しもしないで大袈裟に驚きやがった。
失礼な。ちょっと傷付いたぞ。
「だって、く、口でするのだってあんな、上手かったし、てっきり」
そりゃどーも。お褒めに預かり光栄だぜ。
「まぁ色々と…必要に迫られて、ね」
決して人に誇れるような過去ではない。
コイツを見てると自分が酷く汚れた存在に思えてくる。
エイトの真直ぐな瞳に映る自分に遣る瀬無さを感じて俯いた。
「でも、それ以上やったら女だってバレちまうだろ、だから…」
俯きながらも言葉を紡ぐ。
たぶん、今オレの顔真っ赤だ。
「だから…エイトが」

「初めて、だよ…」
74612:05/03/01 08:14:37 ID:UAsslWuu

「っ!?なっ、お前またっ」
「う、ごめん」
半分オレの中に入ったまんまのエイト自身が再び脈打つのを感じて焦った。
お前、ここに来てその反応はなんだ。
「…なんか、可愛くってさ」
そう言いながらオレの目元に滲んでいた涙を拭っていった。
何だオレってば、泣きそうになってたの?カッコ悪ぃな。
「普段のカッコイイククールもいいけどね」
こういうククールも悪くないなぁ、とか言いながら肩に掛かるオレの髪の毛を手に取り、
エイトは独り言でも呟くような調子で続けた。
「でもほんと、ククールはどこもかしこも綺麗だなぁ」
知ってるよ。ガキの頃からオレは稀な美少年で通ってたんだ(ホントは美少女だけど)
そんな言葉聞き飽きてんだよ。もっと気の利いた文句の一つも言えないのか。
……でも、コイツに言われると悪い気はしない。
なんだかすごく、嬉しいような、気もする。
ったく、調子狂うな。
「あ、ごめん」
そう言って身を引きかけたエイトの腕を掴んで引き止める。
「お前、謝ってばかりだな」
また、ごめんと言いかけて慌てて口を噤む姿に苦笑しつつも
「今度はもっと、優しくしてくれよ」
エイトの首に腕を回しながらそう言ったら、
ヤツめ、こっちが恥ずかしくなるくらい嬉しそうに笑いやがった。
「えへへ、ククールの中、熱くて気持ちいい」
やっぱお前、その思ったことをほいほい口にする癖、なんとかした方がいいぜ?
そんな言葉を飲み込みつつオレの身体は三度シーツに沈んだ。
74713:05/03/01 08:20:41 ID:UAsslWuu


「なぁ」
「うん?」
「さっき言ってたお前の変わった趣味って何?」
「ああ、趣味っていうか嗜好っていうか…」
ベッドの上で身仕度をしながらエイトの返事を待つ。
「スライムとかむにむにした柔らかそうなものって、つい触りたくなっちゃうんだよね」

まるで女の子が『猫見るとつい抱き締めたくなっちゃうよねー』と言う時の様な瞳でそう語ったエイトの手が、
わきわきと何だかあまり可愛らしくない動きをしていたのを、
オレは見逃しはしなかった。

取り敢えずこれは、忠告しとくべきだろうか。
ゼシカ、エイトには気を付けろ、と。



おしまい
748315:05/03/01 08:24:46 ID:UAsslWuu
以上です。
色々手間取ってしまいスミマセン。ウチのパソももうだめぽ。
749731:05/03/01 08:28:09 ID:UAsslWuu
あぁ名前欄が変な事に…◯| ̄|_
731です。逝ってきます……
750名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 10:06:17 ID:/6IrQgcG
おおおおおGJ!
女の子なのにカッコ可愛いクク子と天然なエイトに禿萌え。
銀色(;´Д`)ハァハァ
751名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 10:52:09 ID:dVlAH4ZC
新たな職人さんがやって来た!(´Д`*)
朝からエェもん拝ませて頂きましたw
展開にも違和感ないし笑えるし、激しくGJ!
752名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 10:53:17 ID:dVlAH4ZC
すまん・・・興奮のあまりsageんの忘れちまったよ。
このまま萌え死んで来ますorz
753名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/01 14:12:29 ID:IQy4yFfl
カッコカワ(・∀・)イイ!
754273:05/03/02 00:41:12 ID:L7HWnIkz
>729
755237:05/03/02 00:46:54 ID:L7HWnIkz
ひい!間違えてボタン押しちゃったよorz しかも名前間違えたし…

>729様
遅くなりましたが削除しておきましたー。

主ククだとほのぼのとしてて(・∀・)イイ!でつねー。
職人さんGJです(;´Д`)
756名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/02 03:23:38 ID:Ina/C8aM
>731
GJ!!すげー良かったよー。
757マルクク主義者:05/03/03 08:58:19 ID:YaUQVXCC
まとめサイトの管理人様へ

ありがとうございました。
し…しかし、あと1点削除から外れているものが…(汗)

11-20の上から5番目のも自分のものです。
大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
758505:05/03/05 02:18:03 ID:THUZcXxq
マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有り投下します。

>>701氏のレスのシチュを入れつつ書いてみた。
>>665のその後の話です。

続きものは( ゚Д゚)マンドクセー(゚听)イラネな人は読まずに飛ばして下さい
759マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有り/1:05/03/05 02:21:18 ID:THUZcXxq



はぁ。これ、そろそろヤバいかな。

オレは制服のボタンを留めた胸をしげしげと見た。
布ぐるぐる巻きにして押さえつけてんのに!
最近、胸がきつい。この騎士団の服って、かなりタイトなんだよねぇ。
ズボンはまあ、いける。
余るウエストは上から黒いスカーフ巻いてベルトがわりにしたりしてさ。
誰も見ちゃいねーだろうが、下着の線が出るのもちょっと気になるかな。
とにかく一番目立っちゃまずいとこが日を追うごとに成長してる訳よ。
とりあえず、院長に制服を新しいのにして貰えないかどうかお願いしに行ってみよう。

昼食を終えたオレはそのまま院長室へ向かった。
院長室の扉を開け階段を上がると、院長はデスクで書類を整理していた。
「院長、お仕事中、失礼致します」
オレは片膝をついて院長に頭を下げた。
「おお、ククールか。今、巡礼者名簿を整理しておったのだ。この前復活祭が終わった
と思ったらもう秋の気配がしておる。早いものだのう…」
書類をデスクでトントン、とまとめると、院長はオレに柔和な眼差しを向けた。
「それで、今日はどうしたのだ?」
少し恥ずかしかったが、正直にお話しした。
「はい、あの…私の制服の上着が…胸周りがきついので、もう少し大きめのものに新調
して戴けないかと思って参りました」
「…ふむ、お前も成長期。周囲の目もあろう。…ではアスカンタの王にわたしが親書を
書こう。他の騎士団員の制服ももう、新調してもいい頃だろう。それと、皆下着など身の
回り品もそろそろ新しいものが必要であろう?アスカンタの仕立て屋にお前のものも新し
く作って貰えるよう、わたしが王を経由して伝えよう」
「ありがとうございます、院長」
「王への親書はマルチェロに託すとするか…」
院長の口から滑り出した兄貴の名前にどきっとした。
760マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有り/2:05/03/05 02:23:03 ID:THUZcXxq
院長はオレらが近親相姦してる事を知らない。
親がわりの院長とこうしてお話するのが後ろめたく、申し訳なく感じた。
「近日中に王に宛てた親書をしたためよう。制服の寸法は各々で測ってマルチェロに報告
してもらうとして…採寸表と一緒に封緘する事にしよう。ククールよ、夕食が終わったらここ
に来るようにと、マルチェロに伝えてくれんか?」
「かしこまりました。院長、お仕事中に失礼致しました」
もう一度、院長に深々と礼をして階段を降りた。

オレはそのまま団長室に足を運んだ。
ドアを2回ノックすると、中からあいつが答えた。
「入れ」
団長室に入ると、兄貴は本棚の前に立って何か調べ物をしているようだった。
「お前か。何だ」
デスクに右手をついて様子を窺がっているオレを一瞥すると、手にした書物へと視線を落
とした。
「院長がさ、夕食が終わったら兄貴に院長室に来るよう伝えてくれって。騎士団員の制服
をそろそろ新調してやりたいからって言ってた」
「制服を?」
怪訝そうな顔をして振り返った。
「うん、アスカンタの仕立て屋に頼むみたい。オレもさ、これ、もう胸がきついんだよね」
左の親指を上着の前に向けてみせた。
兄貴はボタンが留まっているオレの胸をちらと見た。
「…そんな事で院長のお手を煩わせるな」
「え?院長のお手を煩わせる一因はあなたにもあるんですけど?オレの上着の中身が日
に日に成長するのに、お心当たりはございませんか?ありますよねぇ、団長殿」
兄貴は少し動揺したような、困惑したような顔をオレに向けた。
ふふ、ちょっとおもしろいな。
「お前は口から最初に生まれたようだな。良くもまあそんなに次から次へと…。院長の事
は分かった。私は調べ物がある。もう出て行け」
再度オレに背を向けると、調べ物を続けた。
761マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/3:05/03/05 02:24:51 ID:THUZcXxq

「オレは兄貴の快楽マシンじゃない。厭だよそんなの…」
兄貴に近づいて、その大きな背中を後ろから抱きしめた。
ぎゅっと手に力を込める。
「お、お前は何を…」
背中に耳をつけると、兄貴の心臓の音がとくん、とくんと聞こえてきた。
それがだんだん速くなってくるのがわかる。
「兄貴…」
ああ、ずっとこうしていたいよ…。
30秒だろうか、1分だろうか。
ほんの短い時間が過ぎると、兄貴はオレの手を振りほどいてこちらへ向き直った。
「…用はもう済んだだろう?早く職務に戻…」
オレは堪らず兄貴の胸に寄りかかりながら少し背伸びをし、目を閉じて兄貴にキスした。
「!!」
ん、少しひんやりしてて、ふにっとした感触だな。
13歳のオレのファースト・キス。
好きな人とキスするって、何かいいな。やっぱ一応、女の子の夢だしさ。
最初があんなだったからってのもあるが、ほんとは兄貴から先にして欲しかったけどね。
でもこの分じゃ、自分からいかなきゃいつまでたってもしてくれない感じだし?

惜しむようにそっと唇を離すと、オレは赤くなって言葉を発した。
「兄貴さぁ、オレの気持ち知ってるよね?もう後戻りできないんなら、オレは自分の気持
ちに素直になっちゃうよ?これはつまりそういう事!」
兄貴は片眉を上げてオレを見据えてる。
「私はお前をっ…今までの事を許した訳ではないっ」
「分かってるさ、そんなの」
「分かっているならこれ以上私を混乱させるな!」
そう言って目を逸らした兄貴も心なしか顔が赤かった。
ただ単に昂ったからなのか、それとも…?
「はいはい、あなたの可愛いくも憎らしい妹はこの辺で退散します。ではごきげんよう…」
悪戯っぽい目つきで軽く礼をして団長室のドアを開けた。
762マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/4:05/03/05 02:27:15 ID:THUZcXxq


ふふん、引いてもダメなら押してみろってね。
オレのちょっとした逆襲、どうよ?
ははは。あいつ、その場で固まってたな。おっかしーの。
あいつは人から愛される事にあんま慣れてない気がするな。
でも、これまで見られなかった兄貴の色んな表情が見られてちょっと嬉しかったりする。

さーて、今までさんざん苛められた分、これからはオレが思う存分兄貴を翻弄してやろう
じゃん?
…なーんてな。あの自分至上主義のマルチェロ様相手にそんな上手くはいかねーか。
もっと経験積まないと?ははっ。





あれから3週間が過ぎた。
アスカンタの仕立て屋が荷物を届けに来て帰った後、マルチェロは荷物が入った袋の中
身をあらためた。
制服・赤、と書いてある包みを見つけた。
他の包みは自分の青い制服と、騎士団員達の制服、身の回り品に分けてあった。
荷物を仕分けると、受け取った納品書と領収証をデスクの引き出しにしまった。

騎士団員達は夕食後、団長室でマルチェロから荷物を受け取った。
ククールもそれを受け取ると、自室に戻って一息ついた。
深夜、新しい制服と下着に着替えると、ククールはもう一度団長室へ向かった。
763マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/5:05/03/05 02:29:09 ID:THUZcXxq

「うん、今度のはいい感じだよ。胸周り少し大きめにとって作って貰ったし、快適!」
ククールは新しい制服ではしゃぎ、その場でくるりと回った。
燕尾の裾がひらりと揺れる。
「新しい制服って何か嬉しい!ね、兄貴も新調したんでしょ?」
マルチェロはたかが制服を新調した程度で何がそんなに嬉しいのだろう?と疑問だった。
「あまり院長にご迷惑をお掛けするんじゃないぞ」
「はーい、にいさま!」
妹の天真爛漫さを見せられて、やはりそういう所はまだ子供だな、とマルチェロは思った。

「ね、ね、兄貴。前にオレが言った事覚えてる?」
ククールはデスクに身を乗り出し、両手で頬杖をつきながら訊いた。
「さあ、な」
マルチェロは椅子に座ったまま腕組みをした。
「オレ、自分に素直になるって言ったじゃん。ほんっと素直じゃないなぁ、覚えてるくせにさ。
ま、いいけどね」
妹から顔をそむけ、マルチェロは溜息をついてこめかみに手を当てた。
「…お前は脳天気なものだな。まったく羨ましい事だ」
「だってこうでもしてなきゃ自分支えてらんないよ。オレも一応、聖職者ですし?院長とお
顔を合わせると後ろめたいもんがあるんだよね」
ククールはマルチェロの膝の上に横座りで乗り、肩に寄りかかった。
「…でも止めらんないや」
マルチェロの顔を両手でそっと挟んで口づけた。
764マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/6:05/03/05 02:31:24 ID:THUZcXxq

おちゃらけているかと思わせておいて、実直に、真摯に自分の気持ちをぶつけてくる最近
のククールのギャップに、マルチェロの心は揺れ動いていた。
妹からの初めての積極的な誘いに、兄の男としての衝動も大きく動かされぬ筈がなかっ
た。
唇を離し、伏せていた睫毛を起こしてククールが囁いた。
「ねぇ、兄貴はどうなの…?」
「ククール…」
マルチェロは妹が急に大人になったように見えた。
精一杯背伸びをして誘う妹の唇に、マルチェロの唇が応えるように吸い付いた。
妹だと知ってからもククールを憎んできた筈なのに、深層ではどうしようもなく魅かれてし
まう己が遂に覚醒したのであった。
二人は手垢にまみれた愛の言葉など口にせずとも、互いの情を奥底で理解していた。
兄と妹の唇は海にたゆとう二艘の舟のごとくしばし触れ合って離れた。

マルチェロはククールの後ろ髪を撫でると、リボンを片手で引いてほどいた。
プラチナの髪がさらりと落ちる。
「もう、回路が切れそうだ」
「切っちゃえばいいじゃん…?」
翠と蒼の瞳が互いの姿を映した。
ククールはこの時、初めて兄と出会った時からこの翠の大きな瞳に心を射抜かれていた
のだと悟った。
(身体だけじゃなくもっと、心も傍に来て欲しい…)
マルチェロは再度ククールの唇をついばみ、舌を挿し込んで歯列をなぞった。
「ん…んっ…」
ククールも真似をしてマルチェロの口に舌を入れてねちゃねちゃと絡め、唾液を交換し
あった。
(激しい…これがディープキスってヤツ…?凄い気持ちいい…)
765マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/7:05/03/05 02:33:11 ID:THUZcXxq

マルチェロは息を荒くしながら唇をククールの耳や首筋に落とし、その大きな手でクク
ールの胸のボタンを外していった。
「ん……ぁ……オレも兄貴脱がしちゃお……ね、脱がせっこしよっか?」
兄のペンダントとケープを外し、制服のボタンを外し、素早く脱がせてしまう。
あっという間に上半身裸にされたマルチェロは、積極的な妹に負けじと胸の白布をするり
とほどいていった。
「最近また成長してるからちょっと痛い…兄貴のせいだよ」
ククールは少し恥じらいながら胸の前で腕をクロスさせて言った。
マルチェロはククールの腕をどかして二つの白いふくらみをやさしく掬い、桃色の蕾を指
で転がした。
「!あんっ…」
「少しは黙っていろ、お喋りめ…主導権を握って私を翻弄しようなど、お前みたいな子供
にはまだ早過ぎる」
「けっこう燃えてるくせに?」
ククールは小悪魔のような目つきでくすっと笑った。
「うるさいっ…」
マルチェロはもう一度ククールの唇を塞ぐと、そのまま抱き上げてベッドへ放り投げた。

ククールは兄が自分の気持ちに応えてくれた事が何より嬉しかった。
「兄貴…」
マルチェロは自分の首に回された細い腕に呼応するように妹の身体を激しく弄り、貪った。
血を分けた兄妹でまぐわうという背徳感が二人を熱くし、快楽の螺旋をのぼれと手招く。
766マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/8:05/03/05 02:37:26 ID:THUZcXxq

マルチェロはズボンと下着を脱ぐとククールの桃色の蕾に唾液を垂らし、跳ね上がった
欲棒の裏筋でそれを嬲った。
赤く膨張した大きな突起と桃色の小さな突起が白丘の上でこすれ合う。
「あ!…あん…っ…そんなとこで…っ…兄貴のエッチ…っ」
「フフ…両方とも勃ってきた…お前は敏感だな。どうせ下はもうびちゃびちゃに濡れてる
んだろう?」
己の硬く勃起したペニスを滑らせて妹の成長中の柔らかな乳を犯す視覚的快感に、マル
チェロは高揚した。
「はぁ…っ…もぉ、すぐ気持ちよくなってきちゃ…う…っ…下着が……汚れちゃう…よっ…」
マルチェロがククールのズボンの股を指でなぞると、水分を含んで濡れているのがわか
った。
「制服の股にしみが出来てるぞ…恥ずかしいな」
指を離さずにしつこく愛撫を続けるとククールがか細い声で懇願した。
「あぁ!…あに…き…っ…おねが…ぃ…兄貴のが欲しい…よ…っ」
「何だ、まだ大した事もしていないのにもう挿れて欲しいのか?」
マルチェロは吐息を熱くして頷く妹のわいせつな懇願ににやりとし、ククールのズボンを引
き下げた。

「!何だこの破廉恥な下着は」

767マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/9:05/03/05 02:39:21 ID:THUZcXxq
マルチェロには見覚えのない下着だった。
それは淡いピンクのレースで肌が微かに透けており、後ろは尻に食い込むT字の形状
をしていた。
「だってあの制服、下着の線が出るの気になって…っああんっ!」
マルチェロは湿った割れ目がはみ出しそうになっているショーツの細くなった股部分に
指を滑らせた。
「こんな、制服の下に穿くと割れ目が目立ちそうな薄い下着を何枚も頼んだのか?」
「ちが…っ…下着の線が出ないようなのをって…はぁ…っ…注文しておいたらこんなの
がっ…あ…あぁ…っ!」
「まだ挿れてやるものか。こんな破廉恥な下着を着けてこの部屋に来るなど確信犯だな。
懲らしめてやる」

マルチェロはククールの両膝を持ち上げ、真ん中に顔を割り込ませた。
恥ずかしいしみを作ったショーツの股部分に唇をつけて吸うと、恥毛が生え揃っていない
秘部に横から舌を差し込んだ。
「!ああっ!そんなとこダメぇ…汚いし…恥ずかしい…よ…っ」
柔らかで生ぬるく湿った兄の舌の感触に、ククールは身体をびくんとさせた。
ククールの少し甘くて酸味のある味と馨しくのぼり立つ匂いがマルチェロの五感を刺激する。
「っああんっ!」
マルチェロは舌で鮭肉色の襞を押し広げ、クリトリスや熱を持って湿潤した内部まで次々
とつついて吸引した。
「あ!…ああっ!あにきっ…ん…や…ぁん…!」
「見ろ、この恥ずかしい格好を。大事な所が膨らんでくるのが丸見えだ」
ショーツの股部分を横にずらしながら秘部に舌を蠢かせる兄と一瞬目を合わせ、ククール
は泉を溢れさせた。
「いっぱい出ちゃうぅ……あ!…あぁ!」
マルチェロがすべて吸いつくそうとしても、それは後から後から湧いてきてとめどなく流れ
てくる。
768マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/10:05/03/05 02:41:03 ID:THUZcXxq
「凄い事になってるぞ…洪水だ」
「はぁっ!…そこっ!ダメぇ…っ!おかしくなっちゃ…ぅ…っ…ああああぁぁっ!!」
ククールは秘部が蕩けそうになる快感に身悶えながら声を掠れさせ、早くも昇りつめた。

「もう落城か?まだこれからだぞ」
マルチェロは愛液で口の周りを光らせてそう言うと、ククールを四つん這いにさせて小さ
な尻を撫で回した。
「お前みたいな奴はこうしてやる」
湿ったショーツの股部分を横にずらしたまま後ろからずぷりと挿入した。
「っ!ああっ!」
「じっくりとお仕置きしてやるからな…」
マルチェロはククールの腰に手を添え、己の腰をゆっくりと左右にグラインドさせた。
絶頂を迎えた膣の中をかき回すように腰を使い、膣壁の脈動と温度を感じて楽しんだ。
「あぁ……っ」
「中が別の生き物のようにびくびくしている…この淫乱めっ…」
ククールの乳を揉みしだきながら、今度は前後へ腰を動かして中を突いた。
「はぁ…あん!兄貴…っ…あにきのが…奥まで…っ!」
マルチェロは徐々にリズムを速めた。
二人の皮膚がぶつかるたびにぱんぱん、という音が部屋に鳴り響く。
「…ああ……奥が凄く締ま…っ……っ!!」
欲棒を抜き取り、ククールの背中に白濁液をぶちまけると、背中いっぱいに余さず塗り
広げた。
769マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/11:05/03/05 02:43:03 ID:THUZcXxq

「まだ終わりではない」
余裕の笑みを浮かべたマルチェロの欲棒はなおも衰えを知らず屹立していた。
マルチェロはぐったりとうつ伏せになったククールを起こし、自分がベッドに横たわった。
「私のを咥えろ。やり方を教えるから歯は立てるな」
ククールは男性器を口に含むのが初めてであった為、少し戸惑った。
(え、おちんちんを口に入れろって事か?まじまじ見ると何か筋が立ってるし、上の方は
亀の頭みたいになっててちょっとグロいな……でも兄貴のだったら…)
言われた通り、うずくまっておずおずと兄の赤く膨張した欲棒に顔を近づけ、ぱくりと口に
含んだ。
ククールの口内に吸い込まれたマルチェロ自身は生温かい柔らかさに包まれた。
「奥まで入れて上下に動かすんだ……ああ…」
部屋の中にちゅぱちゅぱとしゃぶる淫音が響く。

「…そのままさっきの激しい口づけの時の舌使いをしてみろ」
ククールは兄を上目づかいでちらと見、欲棒を含んだままカリ首から上に舌を這わせた。
「!…っ…」
性感にぴくりとし吐息を漏らす姿を見てククールは嬉しくなった。
「気持ちいいの?…じゃあ、いっぱい感じて?」
「!」
マルチェロの欲棒を、根元かられろれろと舌を巻きつけるように舐め上げた。
(初めてであんまり上手く出来ないかもしれないけど、とりあえずいろいろやってあげた
いな…)
770マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/12:05/03/05 02:45:04 ID:THUZcXxq
時々上目づかいで反応を見ながら裏筋にも舌を這わせ、玉袋も下から手で包むように触
ったり、やさしくしゃぶったりした。
マルチェロは自分が妹に性技を教えて支配する事に半ば酔いしれ、健気に奉仕する様子
を虚ろな目で見ていた。
しばらく奉仕すると、ククールのすっかり湿ったショーツが脱がされた。

「膝の上に来い」
マルチェロはその場であぐらをかくと、ククールを対面で膝の上に乗せて欲棒を埋め込ん
だ。
「ん…っ」
「少しお前が動いてみるか?」
「え?…うん」
ククールはマルチェロにしがみつきながらぎこちなく腰を使った。
「んっ…んふっ…」
「上下に動きすぎると外れるぞ」
マルチェロはククールの細い腰に手を回して動かしやすいよう補助してやり、自らも腰を
動かした。
二人はそのままどちらからともなく唇を重ねあい、舌を入れて絡めあった。
「ん…んっ…ふぅっ…」
上半身も下半身も愛しい兄と絡まり溶け合い、ククールは今までにない幸福感をおぼえ
ていた。

マルチェロは後ろに倒れ、ククールを騎乗位にして両手で乳を揉んだ。
「13歳のくせに…お前は淫らだな」
「はぁっ…あ、兄貴がそうさせてるじゃん…兄貴だって人の事言えな……ああっ…!」
771マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/13:05/03/05 02:47:04 ID:THUZcXxq
ククールはよがりながら何気なくマルチェロの乳首をいじった。
「!馬鹿、くすぐったいからやめろ」
「男も乳首って感じるもんなの?…へぇーそうなんだ…」
今度は乳首に舌を這わせた。
「っ!まったくお前は…っ…!」
マルチェロは仕返しするように突き上げた。
「あん!」
プラチナの髪をかき上げながら兄の上で腰を振って喘いだ。

ククールは兄の欲棒と繋がったままベッドに倒された。
「ふぅ…んっ…」
マルチェロは低速で激しく入れたり出したりを繰り返した。
ククールの秘洞に欲棒を行き来させるたび、結合部が擦れ合ってぐちゅ、ぐちゅと音を立
てた。
「はああ…っ!あにき…っ……いっぱいっ…いっぱいこすりつけて……っ!」
マルチェロは腰のピストンを速め、ククールの最深部を何度も何度も突いた。
「ああ……締め付けが…っ…また激しくなって来たっ…」
ピストンすると同時にマルチェロのカリ首が潤った膣壁に引っかかって擦れ、ククールに
膣内での絶頂を知らしめようとしていた。
ベッドのスプリングが馬鹿になりそうな程、激しく軋み続ける。
「あん!…兄貴…あに…き…っ!…もうこわれちゃいそぉ……あっ…あああああ!!!」
ククールは2回目の絶頂に、目に涙をためてよがり声をあげた。
マルチェロは限界寸前で欲棒を引き抜き、ククールの顔に向けて発射した。
「っ!!」
ピュピュと白く粘度のある飛沫がククールの紅く染まった頬に迸った。
772マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/14:05/03/05 02:52:05 ID:THUZcXxq

マルチェロは己のザーメンにまみれた妹の顔を上から満足気に見下ろした。
「舐めてみろ」
ククールは頬を滴る精液をおそるおそる指先で掬い取って口に入れた。
ねっとりと甘苦く、カルキ臭い味が唾液と共にククールの口内と喉を通過した。
「兄貴…」
マルチェロは頬に残った精液を指にとり、ククールの唇に塗りたくった。
ククールはゆっくりと赤い舌で唇を舐め、気だるそうに媚びた表情を兄に向けた。
「お前を懲らしめてやると、言ったろう?」



行為の後始末をし、二人は裸のままぐったりと毛布にくるまった。
「オレ達、いつか神様から鉄槌を下されるね」
「ああ」
「それでもいい…オレも懺悔なんかしないよ。こんな重罪を抱えた聖職者が二人もこの
修道院にいるなんて、罰当たりだね」
紙一重の愛憎とは良く言ったものだ。理論で詰められない現象がこの世にはあるのか、
とマルチェロはぼんやり考えていた。
「…でもさ、思うんだけど、あの親父が生ませた子供同士でこういう関係になってさ、そ
れってあの馬鹿親父にリベンジしてやったって事になるのかな…?オレはあの親父の行
いに関してはガキの時から冷めた目で見てたから諦めてたし、尊敬出来なかっただけで
憎いとは思わなかったけど」
773マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/15:05/03/05 02:55:13 ID:THUZcXxq

「そうかもしれないな…そんな事よりもはっきりと解ったのは、私はお前を…」
マルチェロは言葉尻をすぼめると妹に口づけた。
「正直、いまだに長年の歪んだ感情を整理できないでいる。まだ焦燥感がある…」
「焦らないで……いいよ、甘えて…」
ククールは目を伏せた兄に手を伸ばし、黒髪をやさしく撫でてやった。
自分と同じ翠の瞳を持った懐かしい母の面影がマルチェロの心によみがえる。
あの父親に無一文で家を追い出され、生活が貧窮したせいでこの修道院に自分を預け、
間もなく死んだ、優しかった母。
13歳の妹の持つ母性の片鱗に寄りかかってしまうなど、まったく、これではどちらが年
上なのかわかったものではないな、情けない、とマルチェロは苦笑いした。

ククールはマルチェロの逞しい腕にぎゅっと抱きついた。
「ねえ、ここで少し眠ってもいい?」
「お前がこの部屋から出てくる所を誰かに見られたらまずい」
「うん、だから明け方まで…傍にいてもいい?」
「仕方がない。明け方になったら戻るんだぞ」
「……ん…」
ククールは疲労し、今にも夢の中に引き込まれそうだった。
「…あの下着は私の前でだけ穿け。制服の下にあんな生地が薄いものは駄目だ。下着
の線が出るよりも割れ目が目立つ方が卑猥だ」
不意にククールに対する独占欲が襲来し、そう口走った。マルチェロは口にしてからしま
った、と思った。
「ん…何だ、もう寝てるのか」
マルチェロは、今漏らした言葉を妹に聞かれていない事に安堵した。

774マルチェロ×13歳ククルコ・エロ有/16:05/03/05 02:57:27 ID:THUZcXxq

(…え?え?私の前でだけ穿け、だって?ばっちり聞いちゃったんですけど!
兄貴がそんな事言うなんて何だか嬉しいな。
まあ、女だって周りにバレたらヤバいから、制服の下は用心して元のショーツ穿くことに
したけどね。割れ目が目立ったら困るし。
…いつかこれをネタにして兄貴苛めてみようかなぁ?オレの事、独占したいの?とか、
じゃあ兄貴がイく時の顔見てていい?とか言って。…悪趣味すぎ?)

どうやら心理戦ではククールの方がマルチェロの上をいっているようだ。


                                                糸冬 


エロ下着にハッスルな兄貴_ト ̄|○
ククルコタンはパンツの線出ようが出まいがエロカワイイ、って事で。
少しでも楽しんで戴けたなら。
お粗末様でした。もう寝るぽ。
775名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/05 06:30:26 ID:juqSK9vb
朝っぱらからマジ萌え。職人さまGJ!!!
今日一日SHTで過ごせそうッス。
776名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/05 07:28:20 ID:WC/LpkOz
萌えますた。
なんかマルチェロがかわいく見えちまったよw
小悪魔クク萌え〜
777名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/05 10:30:59 ID:dQF94Dmb
テンション100でハッスルダンスなくらい萌えますた!
萌えすぎて死にそうだ…ッ!
月並みな言葉で申し訳ないが…。





GJGJGJGJGJ!
778名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/05 12:34:40 ID:8vJO3+ID
ネ申キテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

ぬわ〜っもももも萌え〜!ありがとう…
萌え要素がイパーイすぎてやべーです(*´д`)ハァハァハァハァ…
妹ククルコタンに昼間から禿しく萌えつきた…ぐふっ!
へんじがない。萌え杉たしかばねのようだ…。

779名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/05 21:24:21 ID:LcOOzmXV
13歳ククルコたんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━!!!
神GJ!!!!

あれだ、絵板の挿絵と合わせて読むと一粒で二度おいしいな。
初めてのご奉仕ハァハァ
780237:05/03/06 01:05:17 ID:KQNePazu
>マルクク主義者様
またまた遅ればせながらですが、削除しました。
詰めが甘くて申し訳な…orz

それにしても、このスレはGJな職人さん多杉です。
少しずつ大人になってく小悪魔ククたん萌え(*´Д`)=3
781名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/08 23:39:37 ID:hWg0UkEf
あげ
782名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/09 00:06:00 ID:sh2TQDJP
ふざけるな。なんだこのスレは。
チンカス共がムシケラを神とかほざいてるな。何と言うレベルの低いスレだ。キモイんだよ。死ね
783名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/09 12:52:05 ID:wInTqUbe
とチンカスが申しております
784名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/10 23:38:54 ID:bOrnZqW5
なんだこのスレは。





萌えたじゃねーかハァハァ
職人さんGJ!!!!
785名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/11 17:38:12 ID:F96j6GH4
>>784が仲間になった!!
786名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/11 18:53:53 ID:oSiigAHB
DQ歴代主人公が雑談するスレ4の559氏に
ダンシングメイル着用ククルコタン描いてホスィ…
787名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/12 01:20:32 ID:NPMFYK/J
奇遇ですな>786
漏れもあのスレ覗いてる…ハァハァ
788名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/15 20:54:24 ID:IgT4tTz9
hosyu
789名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/18 17:40:15 ID:wajkAH6c
静かなのは住民さんたちはハラシマ中…と期待してみる
790237:05/03/19 04:48:46 ID:NrIrfc1A
>716で気になったので裾短めで描いてみました(今更ですが

ttp://kukule.h.fc2.com/kuku1.jpg


うちのfirstククはこれで煉獄島&兄戦に行きm(ry
791名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/19 11:05:45 ID:gyoqGSQU
マジGJです!!
その可愛さは反則だろー
どうにかしてやりたい指数100だ


ていうかその姿で煉獄島はヤバイな…いけない妄想をしてしまった…
792名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/19 12:09:34 ID:GVzLiN0H
>790
可愛すぎ!こんな可愛かったら兄は絶対修道院から追い出さないよな…

>791
そのいけない妄想をじっくり聞かせてもらおうか
793名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/20 23:59:57 ID:1Kw8iLOy
可愛いーー生足がたまらん!
GJです!
794名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/21(月) 14:46:43 ID:SzyOkaLO
ほしゅ
795名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/21(月) 18:21:20 ID:mRz9P7VC
良スレ感動保守。職人諸氏GJ!!
ttp://akm.cx/2d/img/13165.gif

クックルたん(*´Д`)ハァハァ
796名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/21(月) 20:50:15 ID:F6P4zzFm
オパーイGJ!スカスカなのも萌える!
絵板といい、素敵な絵師さまばかりで幸せだー
797名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/21(月) 21:07:34 ID:d0/61oL6
>795
タイムボカンの方っすか'`ァ(*´д`*)'`ァ
798名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/21(月) 23:27:06 ID:YKbciXg/
>795
あみタイツ(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア
799名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 16:58:49 ID:gbQrNpd5
主クク、エロなし、甘じょっぱいもの投下します。
エロねーなら(゚听)イラネな方はあぼーんして下さいませ。
800主クク・エロなし 1:2005/03/22(火) 17:00:48 ID:gbQrNpd5

丸半日かかった移動の末ようやく目的の街へたどり着き、
最も混みあう時間に行ったにも関わらず無事に宿も取れた。
夕食の後は其々男性陣と女性陣の二部屋に分かれ、
取り敢えず今日は一日の疲れをゆっくり癒す運びとなった。




部屋に着くなり風呂に入ったゼシカは今、鏡台の前で鼻歌交じりに髪を梳いている。
その後ろ姿を、ベッドに腰掛けているククールは焦がれるような眼差しでじぃっと見つめていた。
ククールの傍ら、ゼシカのベッド脇の椅子には装備品である踊り子の服がかけられている。
ククールは寝巻き姿のゼシカの後ろ姿を見ながら、
昼間、踊り子の服を装備していた彼女の姿を頭の中で結んでいた。
「なーに見てんの。」
「へっ?」
振り返らないまま言ったゼシカに、ククールは我に返って素っ頓狂な声を出した。
「だから、何見てんのよ。さっきから人のことじーーーっと。」
「べ――――べ、べつに、」
「あんたね、あたしが鏡の前に居るの忘れてる?」
丸見えなのよ、と付け足して、漸く振り返った。
801主クク・エロなし 2:2005/03/22(火) 17:01:42 ID:gbQrNpd5

「で?なんか用?」
ククールは逃げられなくなって、微かに俯いて拗ねたように唇を突き出す。
傍ら、踊り子の服。壁に立てかけてある、自分の、無骨な鎧。
「―――――あって、」
「ぁん?」
「ゼシカ、踊り子の服似合ってんなと思ったんだよ。」
ボソボソと聞き取り辛い声で言うとプイと外方を向いた。
その様子にぴんときた。ゼシカはたっぷり間をとった後、
「…ふぅぅ〜〜〜ん?」
嫌みったらしく頷いて、ブラシを置くと立ち上がり外方を向いている顔を覗き込んだ。
「着てみたいんだ?」
「バカ、違ェよ。」
「なァに言ってんのよ、ほんとーに似合ってると思うならいつもの軟派な調子で言うでしょ。
 あんだけ見てたってことは、自分の鎧と比べていいなーとでも思ってたんじゃない?」
図星も図星、ククールは唇を突き出したまま沈黙した。
微かに赤くなった頬をゼシカは加虐的なまでに意地の悪い笑みで見つめる。
802主クク・エロなし 3:2005/03/22(火) 17:03:31 ID:gbQrNpd5

「着てみれば?」
「…………ゃ、だよ、なんで…………」
「いいじゃない、食べたいと思った時が美味しい時、着てみたいと思った時が似合う時よ!」
強引にそう纏めると踊り子の服を引っ手繰るように取って、ククールの胸に押し付けた。
「ちょ、おい、いらねーって!」
「折角なんだから着なさいって。まぁ胸はカパカパかもしれないけどね。」
痛いところを突かれてククールは二の句が告げなくなる。
踊り子の服を抱えるククールの胸は、ゼシカと比べると淋しくなるくらいの隆起でしかなかった。
メロンとミカン、牛と犬、スライムの丘と砂漠である。
そしてククールが沈黙している間に普段着に着替えたゼシカは、
シャンプーの香りをふわりと風にのせて踵を返しドアノブに手をかけた。
「じゃ、ゆっくり楽しんでねv邪魔者は退くからv」
「えっ、ちょ……」
パチンとウインクを残して、ゼシカはドアの向こうに消えていった。
803主クク・エロなし 4:2005/03/22(火) 17:06:55 ID:gbQrNpd5

「ヤンガス、いるー?」
ノックもそこそこにゼシカはドアをあける。
男部屋の方は柔らかな香りの欠片も無く、二人はベッドの上で地図を広げていた。
「ああ居た居た。ちょっとこれから付き合ってくれない?」
「お、なんでがすか姉ちゃん、随分積極て…いてっ」
茶化した様子のヤンガスの頭をぱしんと平手で叩く。
「何言ってんのよ、あんたが付き合うのはあたしじゃなくてトロデ王の方。」
「へ?おっさんでがすか?」
そう、とゼシカは頷いて、左手に携えた酒瓶を掲げて見せた。
「食堂のおばさんに貰っちゃった。王とお姫様は今日も外だし、
 晩酌付き合ってあげたら喜ぶんじゃないかと思って。」
酒を見てヤンガスの目はぱっと輝くが、すぐさま隣のエイトを思い出して
バツが悪そうな、それでいて何か期待するような表情を浮かべる。
「あっしはいいでがすがね。そのぉ、ええと………」
ちらり、とヤンガスがこちらを見たのに気付いたエイトは、広げた地図を片しながら微笑んだ。
「行ってきなよ。俺はそんなに呑めないから、ヤンガスが行ったら王もきっと喜ぶよ。
 明日からのことはまた部屋に戻ってきてからにすればいいしね。
 ただ、呑み過ぎないように。」
「やったぁ!さっすが兄貴!」
嬉しそうに膝を叩くと、先に行ってるでがす、と言って
短い足を忙しなく動かし小走りで部屋から出て行った。
その後ろ姿を見送りながらゼシカは不満げな顔でゲンキンねぇと呟く。
「それじゃ、あたしも行くわ。酔っ払い二人にお姫様一人じゃ可哀想だもんね。」
「うん、有難うゼシカ。」
「―――――あ、ああそうそう。」
体を反転しかけて立ち止まり、エイトを見た。
「ククールが話あるって。十分ぐらいしたら行ってあげて。」
「ククールが?」
「うん。それじゃね。」
今度こそゼシカは向こう側へ消えていった。
804主クク・エロなし 5:2005/03/22(火) 17:07:57 ID:gbQrNpd5

鏡の前で、自分の体をまじまじと見つめている。
指摘された通り胸はカパカパで、ゼシカの場合は胸が白いブラから零れそうになっているのに
自分の場合はブラの中にすっぽりと収まってしまった。
腰周りもゼシカのツンとしたヒップに比べるとなんとも貧相なもので、
自分の体の貧弱さを改めて突きつけられた気がした。
「―――――あのホルスタインめ…」
居ないのをいい事に悪態をついて、ククールはブラの上から胸を押さえる。
上の方を押さえるとブラはぺくんとへこんでしまう。
なんだか泣きたいような気持ちになって、ククールは鏡に背を向けた。
「(早く脱ご……)」
「ククール、入るよー。」
 
 
がちゃり。
最悪のタイミングで、ドアが開いた。
 
 
805主クク・エロなし 6:2005/03/22(火) 17:09:00 ID:gbQrNpd5

「―――えっ?」
「わっ?!…………エ、エイトッ…?」
エイトは部屋に入りきらずドアノブを持ったまま、
ククールは肩越しにエイトを振り返ったまま、
十秒以上、硬直する。
先に硬直がとけたのはククールの方だったが、沈黙の十秒の間に
体中の血液が昇ってきたのか首から上が沸騰しそうなほどに熱かった。
ベホマスライムより赤くなっているであろう顔をエイトから隠す為に
背けながら吐き捨てるように言った。
「い――――いつまで突っ立ってんだよっ」
その一言で、エイトは我に返る。
「早くっ…閉めろよっ」
「あ……ご、ごめんっ」
エイトは漸く部屋に入って、後ろ手でドアを閉める。
廊下の明かりが入らないとランプだけの部屋は薄暗くて、
窓から注ぐ月明かりが鮮明だった。
806主クク・エロなし 7:2005/03/22(火) 17:12:59 ID:gbQrNpd5

しかし、部屋に入ったはいいが、何をどう言っていいやら検討がつかず、
エイトはククールの半裸に近いような後ろ姿を唯ぼうっと見ていた。
ふと、ククールの頭の中に、先程のゼシカのセリフが加虐的な笑みと共に蘇った。



『じゃ、ゆっくり楽しんでねv邪魔者は退くからv』



「(―――――そーゆーコトかよッあのホルスタインッ!!)」
ククールはいつもより赤みの増した唇を噛み締め、手をぎゅぅと握った。
「………………あの…」
後ろからの、申し訳無さそうな声に、心臓がびくりと跳ねる。
「……な…ンだよ。」
心臓が、一つ飛ばしで打つ。
「…………それ、…」
そこでエイトも詰まってしまう。
どうした、と言ったところで今現在自分たちのアイテムの中に踊り子の服は一つしかないのだから
ゼシカが先程着ていなかったのを見るとゼシカのを着たのには違い無いのだし、
ならば何故着ているのかということなのだが疑問と混乱が自己主張し過ぎて
そこまで上手く言葉が繋げない。
また部屋に生まれた静寂に、ククールは押し潰されそうになった。
807主クク・エロなし 8:2005/03/22(火) 17:16:26 ID:TRY99AIb

なんで、こんなのを羨ましく思ったんだろう。自分には似合わねーのも
考えりゃ気付いただろうに。何着てんだ。しかもコイツに見られて、最悪だ。
考えれば考えるほど泣きたくなってきて、ククールは微かに滲んだ目をぎゅっと瞑った。
「出てけよ、もう、着替えんだからっ」
きつい声を絞ると、ククールはずかずかと歩きベッドの上に散らかった自分の着替えを掴む。
「え―――――ちょ、ちょっと、待ってよ。」
エイトは慌てて近寄って、ククールの細い手首を掴んだ。
急に掴まれ驚いたのと、泣きそうなほど苛立っているのとで、
ククールは振り返り空色の瞳でキッとエイトを睨む。
それでも、
「勿体…ないよ、」
振り返る動作で揺れた銀の髪は窓から零れる月光を宿し、
掬い上げた手から滑り落ちる白砂のようにきらきらと輝く。


「折角、可愛いのに、すぐ脱いだら、勿体無いよ。」



良く淹れた紅茶色の瞳にそう言われ、ククールは困ったように俯いた。
808主クク・エロなし 9:2005/03/22(火) 17:16:59 ID:TRY99AIb

月の光を背中に受けて、二人でベッドに腰掛けている。
けれど二人の体の間には拳一つ分の距離があり、それが中々、埋められない。
ククールは赤い顔を俯かせ、エイトは目のやり場に困って明後日の方向を向く。
「(―――――ヤらしいって、思われたかなぁ…)」
エイトは頬を掻いて先刻口走ってしまった言葉を後悔する。
ドアをあけていきなりアレだったからびっくりしたが、
しばらくして落ち着いてみると、ククールはとても可愛かったのだ。
肌を出す格好は見たことが無かったので、新鮮というか、
今まで以上の愛らしさを感じた。
それが咄嗟に口をついてしまったのだけれど、可愛いからそのままで居ろなんて、
よく聞いてみればエロ親父の発言である。
「(俺、ヤンガスのこと笑えないかも…)」
自己嫌悪に、静かに溜息を吐いた。
しかし静かにしたつもりでも、緊張のあまりいつもより敏感になっている
ククールの五感はエイトの溜息も拾い上げてしまう。
「(呆れ……られる、よな、そりゃ……)」
膝の上でぎゅっと手を握る。
809主クク・エロなし 10:2005/03/22(火) 17:17:44 ID:TRY99AIb

「…………ゴメン」
「え?」
「不謹慎…だよな、こんな……俺には俺の、装備が有んのに。」
壁に、たてかけてある、無骨な鎧。
「ゼシカだって、これ…可愛いからだとかそんなんじゃなくて、
 守備力のこと考えて、着てんだもんな。ごめん。もう、しねぇから。」
言葉が唇から滑るにつれ、段々心の中に諦めが生まれて、落ち着いた声で話せるようになった。
そうだ。男のカッコして生きてきたんだから、こんな、女を強調する服を着るなんて、
笑ってしまうほど馬鹿げた話だ。それまでの長い努力はどうなる?
何を悲しみ、恥じ、苛立つことが、あるだろう。
明日からはまた普通に鎧を着て、戦う。今まで歩いてきた道にぴったり合う生き方だ。
そう、少しずつ顔を上げて話し、謝罪を口にするククールの横顔見て、
エイトは居たたまれない気持ちになった。
810主クク・エロなし 11:2005/03/22(火) 17:20:03 ID:CpRNJlQA

「――――謝ら、ないでよ、」
ククールの瞳に悲しげに眉を寄せるエイトが映る。
 
 
「謝ることじゃ、ないよ。その……やっぱり、守備力のこととかあるから、
 今の装備より低いこれを着るのが良いとは言えないけど、
 でも可愛い服に興味があったり着たいって思うのを押し殺しちゃダメだよ。
 普通のことで、女の子だったら当たり前のことだから、ダメだよ?
 それで、そしたら…俺とかには言い辛いだろうから、ゼシカに言えばいいよ。
 いっぱい着ていいからね。俺、今のククールいつもよりすっごく可愛いって思ったし、
 もっと色んな服着てて可愛いククール見たいって思ったからさ。」
 
 
811主クク・エロなし 12:2005/03/22(火) 17:20:42 ID:CpRNJlQA

ククールはぽかんとした顔で目を瞬かせた。
それまでエイトは大真面目で語っていたのだが、言い終わって一呼吸するや、
また自分がエロ親父な発言をしたことにはたっと気付く。
「(わ、わぁぁぁなんだ今の!まるで俺が良い思いしたいから
  可愛い服着てくれって言ってるようなもんじゃんか!わーわー俺のバカ!エロ!!)」
かぁぁっと顔を赤らめてフォローしようとするが、
しどろもどろになってしまって、う、とか、あ、とか単音しか喋れない。
ククールは惚けた顔でそれを見ていたが、ややあって、小さく吹き出した。
「ク―――――」
ああしまった、とエイトは思ったが、
拳一つ分の距離を詰めて、ククールはエイトの肩に頭を預けた。
「ありがと。」
「(ホント、無意識過ぎる奴だよ、お前は。)」
胸に広がる優しい嬉しさに、ククールはそっと唇を綻ばせた。
慌てているうちに上手く纏まってしまったのでエイトはしばらくついていけなかったが、
やがて、肩に預けられる重さに、じわり、と愛しさが溢れてくる。
月に照らされた肌に広がる銀の髪が輝くのは、
艶やかな絹の上に真珠の粉を広げたようだった。
まるで、
「(―――――妖、精とか?天使?…ううん、)」



「(凄く可愛い。でも、普通の、女の子だ。)」




そして無防備だったククールの手を、ぎゅっと握った。
812主クク・エロなし 13:2005/03/22(火) 17:21:24 ID:CpRNJlQA

「プッ―――――ッッッハーーー!いやぁ旨い酒でがす!」
「こりゃそんなに注ぐな!ワシの分が無くなるじゃろう!」
「まぁまぁそういわないで、ほらおっさんも。」
「お、おっとっとっとっとっとっとっと……」
「ったく、ほんと酔っ払いってやーねー。」
酒臭い二人を尻目に、ゼシカはうんざりして呟く。
そして振り向いてミーティアを撫でながら、
「ごめんね、お姫様にも何かもってきてあげれれば良かったんだけど。」
そう言うと、ミーティアは穏やかな目で首を振って見せた。
馬であっても仕種は気品ある王家のそれである。
これで人であったら―――――というか人に戻ったミーティアも見ているのだが、
美貌、知性、気品、全てを揃えた完璧な少女だった。
「(――――でも、ね。)」
ゼシカは宿のことを思い出す。


「気ィ抜かない方がいいわよ、お姫様。
 貴女の恋敵も負けないくらい綺麗なんだから。」


唐突に言われたミーティアは、不思議そうに首を傾げた。
813名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 17:25:49 ID:CpRNJlQA
おしまい。
途中でID変わってるのは規制Uzeeee!!ってなって回線ぷちぷち切ってた所為です。
常駐してる板と違って規制厳しくてムラムラ、違うイライラしますた(;´Д`)

つーかエロどころかちゅーもない中学生日記でスマソorz
814名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 21:11:46 ID:vW3sO7tY
GJ!!!!!!!
エイトが愛らしい
815名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 21:29:49 ID:rS4Zf77P
えろえろもいいけど、ほのぼのもいいね。
踊り子ククにハァハァ。
816名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 22:13:47 ID:tZ/mQ+2i
>メロンとミカン、牛と犬、スライムの丘と砂漠である。
禿ワロタ

微笑ましい二人だね。
817名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 23:22:51 ID:Gw1ELA8a
かわいいよー。トキメイタヨ………
818名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/23(水) 00:33:04 ID:Lq/+xPPj
えがったー。ネ申がいっぱい(´ー` )
819名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/24(木) 22:14:50 ID:DR21U4vq
えろ だれか たのむ
820813:2005/03/25(金) 12:59:35 ID:MD3+RzlU
>>790の賢者ローブククたんに触発されて書いてみました。
やっぱり主クク、エロなしちゅーなし中学生日記です。
821主クク・エロなし 1:2005/03/25(金) 13:00:28 ID:MD3+RzlU

ちーん。
「あ!」
街中を散策中、錬金釜の鳴る音が響いた。
「み、皆一旦外でるよっ」
「あァ?いーじゃねーか釜ぐらい、買い物終わるまで放っておいて。」
「そうよ、どうせもう少しで終わるんだし。」
「だ、だ、駄目、駄目なんだって!」
面倒くさそうに顔を顰めるククールとゼシカに対し、
エイトは切羽詰ったと言っていいほど慌てた様子で体を街門の方へ反転させる。
三人は顔を見合わせ、やれやれと首を振って仕様が無くエイトに続いた。


「おお完成品を見たくて態々出てきたか。よい心がけじゃな。」
駆け足で街門を潜ってきたエイトたちを見るやトロデ王は満足そうに頷く。
「そ、それであの、あの、完成品は?」
「おお。それでは開けてみるとしよう。」
トロデ王はひょいと御者台から降りると
ペンギンのような歩き方で幌の中へ入っていった。
エイトはやや顔を紅潮させて幌の中を覗きこむ。
トロデ王が錬金釜の蓋を開けると湯気が立ち上り、
「おおこれは…賢者のローブじゃ!」
錬金釜から掬い上げられたのは、夜と朝が溶けた頃の空に似た
柔らかな藤色をしたローブだった。
822主クク・エロなし 2:2005/03/25(金) 13:01:45 ID:MD3+RzlU

ぱ、とエイトの目が輝く。
「ちゃ、ちゃんと出来てますか?」
「ちゃんともちゃんと、素晴らしい出来じゃぞ。お主は錬金の才能があるのかもしれんな。」
絡まりそうになりながらトロデ王はローブをエイトへと手渡す。
受け取ってたエイトは両手で広げて眺めたりしていたが、すぐに笑顔で振り返った。
「ククール、はい!」
「………は?」
懐っこい犬のような屈託の無い笑顔でローブをククールに手渡す。
「これ、ククールしか装備できないんだ。
 呪文のダメージも減らしてくれるみたいだし、そっちより良いと思って。」
エイトはククールの装備品を指して言う。
そして、資料少なかったから心配だったけど出来てよかったぁと
心底ほっとしたような声で言った。
ククールは一時の躊躇の後おずおずと差し出されたローブに手を伸ばした。
腰のくびれの下からは緩やかな広がりを見せ、裾には軽く襞もついている。
「あら、結構可愛いのね。ローブなんていうからもっとダサいのかと思った。」
「あっしとしてはもーちょっと出してもらった方が嬉しいでがすがね。」
隣でゼシカとヤンガスがそれぞれ勝手な感想を言う。
滑らかな感触を指で感じながら、ククールの頭にふと先日の夜のことが思い出された。


『でも可愛い服に興味があったり着たいって思うのを押し殺しちゃダメだよ。 』
『もっと色んな服着てて可愛いククール見たいって思ったからさ。』


「―――――ありがとな、エイト。」
桜色の唇を微かに上げて微笑む。
「着てみて、いいか?」
ククールの問いに、エイトは満面の笑みで頷いた。
823主クク・エロなし 3:2005/03/25(金) 13:05:14 ID:MD3+RzlU

「どう…かな、似合わねぇかな。」
幌から出てきたククールは恥ずかしそうに、手をもじもじさせていた。
襞のある裾は膝下で揺れ、白いふくらはぎがスッと伸びている。
きゅっとくびれたウエスト、胸の辺りには今までの装備では隠れていた隆起がある。
「うーん、もうちょっと丈短くした方がいいんじゃない?
 折角足も長いんだし隠したら勿体無いわよ。」
「あっしもそれに賛成でがす!」
ヤンガスが元気良く言う。アンタは不純なのよ、とその後頭部をゼシカが引っ叩いた。
ククールは膨らんだ袖を指先で握って、不安そうな表情でエイトを見る。
「変…か?」
変どころか、余りの愛らしさに目を見開いて固まっていたエイトは、
上目遣いの青い瞳に我に返ると慌てて首を横に振った。
「そそそそそんなことないよ!すすすご、すごく似合ってる!」
「…ほんとに?」
頼り無げに首を傾げる様子がまた愛しくて、
「ほ、ほん、ほんと、ほんとに、あの、か、かわ、かわ…いいよ、」
顔を真っ赤にして照れるエイトと、可愛いの一言にはにかむように笑うククール。
二人の周りにはほんわほんわとピンクのお花が飛び、
砂糖の蜂蜜漬け並の甘い空気が漂う。
「………さぶい。」
「風邪でがすか?ねぇちゃん。」
824主クク・エロなし 4:2005/03/25(金) 13:08:39 ID:MD3+RzlU

キィンッ!
剣と剣がぶつかり合う澄んだ音が空まで響く。
「くっ!」
相手の力に押されるのを感じ、エイトは横へ流し大きく後ろへ下がった。
「ヤンガスッこっちを頼む!ゼシカとククールは残りの奴等を魔法で!」
「合点承知!!」
「分かったわ!いくわよククール!」
「おう!」
短い詠唱でゼシカの手のひらに炎が生まれ、モンスターの群れに向かってそれが放たれる。
続いてククールも呪文を唱え、炎で苦しむ群れに追い討ちをかけるべく解き放つ。
「バギマ!!」
ゴゥッッ!
突風は燃え盛る炎を更に滾らせ、モンスターの体中を熱風が包む。
と、
「マホカンタ」
「なっ…!」
風が全てのモンスターに吹き付ける前に、一匹がマホカンタを唱え
ィィィィッと高周波に似た音を立てて突風を弾き返す。
跳ね返った突風は勿論、術者を襲う。
「っ!」
「ククール!!」
両腕で顔と頭をガードするが、刃となった風は頬と手に血を滲ませる。
賢者のローブが呪文を軽減する作用がある為に傷らしい傷はそれで済んだ、が、


ぶわっ!
 
 
825主クク・エロなし 5:2005/03/25(金) 13:11:09 ID:MD3+RzlU

風の最後の一陣が、ローブの裾を、大きく攫った。
翻ったローブは胸元まで巻き上がり、

「あ。」
「わっ!///」
「ウホッ」
「わ……わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」
エイトは大声張り上げて、剣をかなぐり捨てククールに駆け寄り
隠そうとしたのか前に立った。
「わぁぁぁぁわぁぁぁぁぁぁぁっ!わ、わぁっ?わぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
「う、う、るせぇなっ騒ぐなよ!」
ククールは赤い顔でローブの前と後ろを押さえる。
「白地に水色のドットでがす…v」
「言うな。」
ゼシカは鞭の持ち手でヤンガスの頭を叩く。
茹蛸以上に顔を赤くして何故か涙目にまでなっているエイトは
ククールの前で手足をばたばたさせる。
「ごごごごごごごごめんごめんねくくくくククールッ!
 ち、ちが、ちがう、違うんだっちがっちちちがっっ!!」
「うるせーっつってんだろ!それよりモンスター…」
「とっくに居ないわよ。」
ゼシカは聞こえよがしに溜息を吐き、
マヒャド並みの冷たい目でエイトを一瞥した。
「エイトの『おどかす』で、みーんな逃げちゃったわ。」
そしてフンッとばかりに顔を背け、深い、深ァい溜息を吐いた。


「(やっぱりサーベルト兄さん以外の男はダメね。)」
 
 
826名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/25(金) 13:14:08 ID:MD3+RzlU
おしまい。
エロ期待してる住民の皆様にはウザい君だと思うので、
クク女体化の自宅を作ることにしますた。
まだ作りきっていませんがこれ以降はそっちにします。

そこで保管庫管理人様、保管庫へリンクさせて頂いても宜しいでしょうか。
このスレでクク萌えが形へ昇華できたものなので宜しければと思ったのですが…
某[専門サーチ以外には登録せず他サイトへリンクも貼らない予定ですが
避けた方がいいでしょうか。
827名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/25(金) 16:40:39 ID:BBJIxqrw
UZA可愛いエイトにワロスwww
828名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/25(金) 21:01:40 ID:nGApD6xO
グッジョブ!
主人公が可愛いところが良いね。
829名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/26(土) 00:18:33 ID:iz/tcyED
>826
是非通わせてくれ!!
830名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/26(土) 01:30:56 ID:GQ4K/lCj
保管庫のリンクは自分も聞きたかった。
リンクしてもいいのかな?
831名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/26(土) 02:00:43 ID:Jych4oiy
個人サイトに保管庫のリンク貼るってこと?
そうだとしたら自分的には止めて欲しいなぁ。
個人サイトは他のサーチにも登録されてるから2ch知らない人も訪れるわけだし。
判断は管理人さんにお任せしますが。
832237:2005/03/26(土) 09:46:07 ID:FvvhjI5E
うおおお自分の絵にSSとは恐れ多い…!(;´Д`)ドットパンツハァハァ
>>813さんgjです!HP作成がんがって下さいー!
ジツハモレモツクッテルマッサイチュウ…


>保管庫リンク
個人的にはおkです〜。
保管庫を通じて新たな同志の方が来てくださるかもしれませんし
このスレが落ちた場合、神々の作品をそのままにしておくのはモタ-イナイと思うので。
嫌だ!と思われる方もいると思いますので、常識の範疇でコソ-リ貼って下されば(・∀・)イイかと思います。
833名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/27(日) 21:23:32 ID:V1vjtdpX
ほんがー
834名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/28(月) 23:41:31 ID:/s1Xz/Ql
>>795
再うpきぼんぬ
835名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/29(火) 02:23:18 ID:fM1kjAgh
>>834
再うpしました。さっさと消してしまってスマソ(;´Д`)
ttp://akm.cx/2d/img/13503.gif
あと普通のククル子たん
ttp://akm.cx/2d/img/13504.jpg
836名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/29(火) 06:02:27 ID:U/uqpGAx
 サンクス♥
837名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/29(火) 09:49:34 ID:ZhS32qN8
こ、このスレ見たらククル子激しく萌えた…DQ8まだやってないのに公式ガイドブック買っちまったよ…!
838名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/29(火) 16:08:59 ID:4tjTCXgq
(・∀・)イイヨーイイヨー
839名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/29(火) 23:32:30 ID:FGEa2zvS
ところで公式ガイドブック上巻の三角谷について仲間達が話してるやつの
ゼシカたんのセリフが非常に気になる
ククールたん美女?
840名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/29(火) 23:53:07 ID:cu2QIeik
自分も一瞬そう思っちゃったんだよねw
リップスのことだと思う。
まぁ自分の中じゃククルコは美人ですがね!
841名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/30(水) 02:47:41 ID:LLRq77Hf
>>837
ガイドブックでも充分萌えられるけど本編に勝る萌えなし
なので早くプレイ汁!
842837:2005/03/30(水) 20:07:07 ID:IM/4eDtS
買ってきた!これからプレイする!
ククル子タン…堪能してくるよ(*´∀`*)
843名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/03(日) 04:34:32 ID:HiVZQqfo
>>835のは>>836が見たから、意図的に消したの?
その場に居合わせなかったのが悪いのはわかるんだが、板ログ流れするくらいまでは置いて欲しかった。
と、チラシの裏。
844名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/06(水) 01:31:44 ID:D7M0Kopp
面白半分でロムりだしたら・・・なんじゃ、ココは!良スレ!!サイコー!
自分はマイエラ学院ネタだ堪らんです。おにゃのこ達が可愛すぎ!
845名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/07(木) 01:21:21 ID:VlxcN8zN
人居ないな・・・
846名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/07(木) 22:32:03 ID:e1TguxHc
いるよノシ

>842
できれば感想を聞かせてほしい。
自分は本編クリアしてからこのスレに出会ったからなー
最初っからおにゃのこ妄想だとどんな感じなんだろう。
847名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 00:39:38 ID:z5PolnvU
ここにもいるよ ノシ

>842さんじゃないんだが DQ系ではないサイトで
仲間は全員女の子というウソバレなネタ話を読み
オスカル様ちっくフィルターでクリアーしたよ

だからこのスレ見つけたとき 一気に読んだよ
848842:2005/04/08(金) 02:21:41 ID:bIAVLSFo
悲しいことに元がRPG苦手な上時間があまりなくてまだトラペッタ…
もう泣きたいよ…メスクックーのムネで…。・゚・(ノД`)・゚・。
が、がんばってくる。
849名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 07:47:44 ID:rV3AvuMZ
ノシ

クリアした記憶消して、おにゃのこ妄想でプレイしたいよ・・・
850名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 08:54:18 ID:bIAVLSFo
ふと思ったんだけどククル子たんトイレとかどうしてるんだ?
迂闊に女子トイレに入れば見つかったときが大変だし、男子トイレに行くにしてもいつも個室に入ってたら怪しまれないか?
人がいないときを見計らっていくの大変そうだ…(ノД`)

あ、でも
(どうしよう、誰か入ってて俺行けないじゃん…う〜、早く出ろよな〜もうやばいって)
とかいいながら足もじもじしてトイレの前で我慢してたりしたらも、萌えるな…。
851名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 10:22:10 ID:d4ViU/DD
>850
お前マニアックだな
悪いが自分はそういうのは正直…… 萌 え だ !!
852名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 11:48:05 ID:HhyEnDQn
>>851
ワロス
853名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 18:34:44 ID:lK0ygBYe
>848
トラペッタはある意味踏み絵。
ここを乗り越えれば、あとはククルコ登場まで割とサクサク進むからがんがれ!

>849
奥森かずいにDQ8の記憶を消してほしい人の数→(1)
854名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 23:21:40 ID:OdiDG6Qj
かずい……懐かしい名だw
俺がまだジャンプ読んでた頃じゃないか。

だが、常にフレッシュな気分でプレイしてるから無問題だ!
3周目は完全におにゃのこククのつもりで進めてるよ。
今日はちょうどベルガラックで寝姿拝見したところ。むにゃむにゃ……
855名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/09(土) 03:09:10 ID:GZtWjxIZ
女は男より膀胱が小さいからトイレ近いんだよな〜

それはそうとあんなどこみても野郎しかいない修道院に
女 子 ト イ レ は 存在するのか?

856名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/09(土) 03:16:38 ID:ZrIM+iRi
信者や巡礼の女性用にある希ガス>女子トイレ
857未クリアさん:2005/04/09(土) 10:29:57 ID:4eYrw9rQ
女子校には男子トイレあるけどな。
最低一つはありそうだが男子トイレと離れた場所にありそうだ。
でもあっても疑われやすいからククル子ならあまり使わないとオモ。

>>853
トラペッタようやく抜けられそう。ありがトン!
どういう風に出てくるのかもうどきどきで(;´Д`)ハァハァハァ
858名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/09(土) 13:53:14 ID:pZoYA/0Z
人がイパーイw

>未クリアさん
初登場イベントは 萌 え ま す
そんな漏れはそのデータを残してある…

ガンガレ!早くハァハァ出来ると良いね
859名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/09(土) 22:32:34 ID:JrCUUBKi
男子校から共学になった高校には女子トイレが極端に少ないよ。

騎士団の寄宿舎には女子トイレなさそうだな。
860名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/09(土) 22:53:35 ID:0eicqkPh
>騎士団の寄宿舎
女神様が見てそうだw

トイレも困るだろうが、ヤバ度では風呂のほうが上じゃないか?
トイレの個室にばっか入るのはなんとか言い訳できても、
風呂は入ってるところを見られたら一巻の終わり。全裸だし。
861未クリアさん:2005/04/09(土) 23:18:02 ID:4eYrw9rQ
>>858
ゼシカのとこまでいきますた。
もうそろそろ…想像するだけでもうたまらんですな(;´Д`)ハァハァ

>>860
寧ろ全員ククル子がおにゃのこだと知っていたらどうなんだろうか。
隠してるけど、実は全員承知だったりして。
兄貴あたりが知らないところで影から妹を守ってそうだ。
862名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/10(日) 00:40:45 ID:h/uBgWU2
>>860
>861
全員おにゃのこと知っていて且つファンクラブみたいなのが出来てたら楽しい。
抜け駆け禁止!みたいなw
863名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/10(日) 14:23:38 ID:whcN1Tm/
抜け駆け禁止萌。
つか、手出したらマルに殺されそう。
864名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/10(日) 18:09:30 ID:N/mbwJPF
「ククールの処女を守る会」とかあるんだな。
865名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/10(日) 21:40:10 ID:9+ifJTPm
そしてククルコタンの隠れ巨乳を守る会も発足
866名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/11(月) 00:03:50 ID:gHHAnBt4
隠れ巨乳…隠し巨乳でなくて?脱いだら凄いというやつですか(;´Д`)ハァハァ

他スレで妹妄想あったからコピペ↓

738 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/04/10(日) 15:13:45 ID:lNVeusRF
ククが弟じゃなくて妹だったら
あんな酷い仲にはなってなかったと思うか?
多分変わってないんじゃないか?

739 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/04/10(日) 15:21:46 ID:KQtvVWkC
ククのせいで跡継ぎになれん、と言う根本から話が変わるきがす

740 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/04/10(日) 15:47:34 ID:jAGvApQ2
領主の息子として、ダメ親父に苦労しつつも、
尻拭いをしてがんがり、世間では人気のぼっちゃん。
ダメ親父の死後は、若い身で精力的に働き、領地を支える。
絶世の美女と噂の妹にはベタ甘の兄馬鹿で、
悪い虫が近付かないように少し度が過ぎる護衛をしている。

そんな生活に少し息の詰まるクク子は、旅の青年エイトに出会い(ry
867名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/11(月) 02:31:24 ID:cTliLphv
真夜中なのにハァハァしてきた
幼少期ククルコたんにソフトクリーム与えてぼたぼたこぼさせたい
868名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/11(月) 02:45:33 ID:CVYYrdBH
>幼少期ククルコたんにソフトクリーム与えてぼたぼたこぼさせたい

(*´Д`)ハァハァ
869名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/11(月) 21:15:25 ID:MBb2LlV2
幼少期って5〜6歳くらい?
子供にソフトクリーム与えると、舐めるの遅くてぼたぼたになっちゃうんだよな…ハァハァ
870名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/12(火) 23:19:59 ID:ZzJv2oJs
アンソロ・・・
871名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 00:10:13 ID:w5n8VP8H
魔法のビキニを着ていただきたい。
872名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 00:16:13 ID:0tHl3IAk
ビキニは胸がないときついぞ・・・・
873名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 00:27:02 ID:BUTHReV1
ククル子には立派な胸があるじゃないか。
でも幼少期ならやっぱりスクール水g(ry

そういやマイエラ学院にはプールあるのか?
874名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 00:52:15 ID:oZzGHxAh
ククル子貧乳派ノシ
875名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 01:17:59 ID:FxHn0sBV
そのあるかないかのおちちで三角ビキニを着てくれるのがいいんじゃないか
876名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 01:38:43 ID:hmsj/5hL
ここで海ぶどうの出番ですよ
877名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 00:53:27 ID:cTpUbOZS
いたストキャラスレでりゅうおう様にククの乳を揉ませた人がいる件について
878名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 04:31:14 ID:CbQsoa+7
>>873
プールは無いけど、前に川が流れているじゃないか。
夏の暑い日とか子供のころだったら、スッポンポンで
泳いでいるんじゃないかな。
昼間だと眼につくというのなら、夜みんな寝静まったころに
ちゃぷちゃぷやってそうだ。
879名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 06:05:25 ID:nOQi7VeC
その全裸の水浴びをコッソリ覗く○兄貴。
院内ではククルコの隠し撮り写真が高値で売買されていたり。
880名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 21:55:12 ID:h8FnfZ+X
兄貴が怒り狂います
881名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 22:03:08 ID:Cjmf031n
お父さんは心配性、ならぬ、お兄ちゃんは心配性だな。
882名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 22:05:44 ID:jtGeVhCd
>>866のコピペの設定で誰か小説書いてくれー
883名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 23:10:28 ID:1k/Ln0ON
>879
写真は兄貴が買い占めそうだw
884名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 00:24:33 ID:3KAWUns7
>>881
懐かしいな、オイw

○兄「団員達がお前のこんないかがわしい写真を…!!許せん!
    これはお兄ちゃんが買い占めたぞ!お前で抜いた団員は煉獄島送りにした!」
ククルコ「もーっ!いくらなんでもやりすぎ!兄貴は心配しすぎだよ!」
○兄「ククルクォ〜!お兄ちゃんが守ってやるからな?な?」
ククルコ「あーもう!うるさいなあ!兄貴なんて大ッ嫌い!!」
○兄「…ク・ククルコォ〜(ヒュルルルル〜)」→部屋の隅でうなだれる

あーみん風味だとこんな感じのやりとりをしそうだw
885名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 11:24:24 ID:5VEJgrpB
ククルコタンのアンソロ(。A。)キターーーーーー!!!
886名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 13:28:22 ID:wJ1tBEcG
>883
団長権限でボッシュートに1000ククルコ
887名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 13:40:54 ID:7xPjMn4O
アンソロ、(゚д゚)ウマーな人多そうだね
夏が楽しみだ(;´Д`)
888名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 15:40:15 ID:5VEJgrpB
アンソロは男性向け??
889名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 15:42:15 ID:5VEJgrpB
サイト見たら微妙なんだが、18禁ならそれでいいハアハア(;´Д`)
890名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 22:17:44 ID:+vAGK5V4
自分はアンソロまでいくとちょっと冷める。
891名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 23:09:03 ID:Z8m0GgoS
文章だからこそ得られるエロさがあるんだよな
しかし自分は買う気満々ハァハァ
892名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 23:57:51 ID:zYoEVRLr
ていうかこんなとこでする話題じゃなくね?
893名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/16(土) 03:32:24 ID:QVD8TFiC
ククールは毎日窮屈な生活をしていた。

物心付いたときから彼女の兄、マルチェロがいつもそばにいて
彼女が成長していくにつれどんどん過保護になっていった。
マルチェロは特にククールが自分以外の人と会うことを嫌がった。
彼女が一人で屋敷の外へ出ようものなら、兄がどこからとも無く飛んできて止めに来る。
それは彼がどんなに忙しいときにでもだ。
また客人がくれば屋敷どころか部屋の外にも出れなくなった。
ククールが唯一外出できるのは週一回、休日に兄と修道院にお祈りをしにいく時だけだった。

そんな日々が何年も続いたククールは、白馬に乗った王子様が迎えにきてくれないかしら?
と、柄にもなく夢見がちに思ってしまうのであった。
894:2005/04/16(土) 03:34:09 ID:QVD8TFiC
マルチェロは領主という仕事柄、色々な街の情報が入ってくる。
少し前から良くない話が彼の耳に入って来るようになった。
家に不法侵入者が現れタンスを漁り、壷を割っては去っていくのだという。
しかも狙われる家は特定ではなく、無差別に。

その話は最初トラッペッタ地方から始まり、数日後にはリーザス地方に移動した。

どんどん不法侵入者がマイエラ地方に近づいてくる事にマルチェロは悩んでいた。

「タンスや壷が荒らされるのは百歩譲って許せるが、
ククールが夜盗どもに見つかったりでもしたら・・・!」

深く深く悩んだ末に、マルチェロはできる限りククールを自分のそばにおき、
それがどうしてもできないときは、部屋に閉じ込めておくことにした。
895:2005/04/16(土) 03:34:53 ID:QVD8TFiC
いよいよ不法侵入者の話が船着き場までやってきた。
そこからドニは目と鼻の先ではないものの、近い距離にあるといえる。
彼らが屋敷にやってくるのは時間の問題であった。

そんなある日、マルチェロはどうしても出かけなくてはならない用事ができた。
マルチェロは絶対にククールに部屋から出るなと念を押し、
護衛たちには侵入者は蟻の子一匹もいれるな!ときつく念を押した。

しかしククールは過保護過ぎる兄が出かける、またとないチャンスを見逃さなかった。
こういう時のためにこっそりと逃げ道を作っておいたのだ。
絶対に人に見つからないルートをきちんと考えて。

ヒラヒラと動きにくいワンピースを着替えて髪をくくり、逃げる準備をしていると、
急に屋敷が騒がしくなった。
件の侵入者たちが現れたのだろう。
侵入者の話を聞いていなかったククールは、この騒ぎに乗じて逃げてしまえと準備を急いだ。
896最後:2005/04/16(土) 03:46:23 ID:QVD8TFiC
ククールの仕度がすみ、窓から外に出ようとした瞬間バタンとドアが開いた。
まさか兄が帰ってきたのでは?
と、恐る恐る後ろを向くと、兄とは似ても似つかない青年が立っていた。
頭に橙色のバンダナをして、背中には槍を背負っている。
対して自分は、大きな荷物を持って窓から飛び出ようとしている。
第三者からみたら、明らかに自分のほうが怪しい。
そんな考えがぐるぐる回っていると、部屋の外から声が聞こえてきた。

「兄貴〜大変でガス!大変でガス!」
「エイト!ここの傭兵かなりしつこいわよ!」
そう叫びながら慌てた様子で部屋に入ってきた。

ククールは何が何だかわけがわからず、頭が混乱していた。
しかし遠くから聞こえてきた傭兵の声で我に返り、
ここで傭兵に見つかったら、一生自由な生活ができなくなると思い
取り合えず、傭兵に追われているらしい怪しい三人組を連れて逃げることにした。

ククールたちは彼女の用意した逃げ道を通り無事脱出することができた。
屋敷の外にはきれいな白馬が待っていて、バンダナの青年が白馬のほうへ走っていく。
その姿をみてククールは、まさかあの人が白馬の王子様?と思ったが
自分より背が低くて、挙句の果てに人の家に勝手に入り
部屋を荒らしているやつが、王子様なわけないなと幻滅するのであった。


897名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/16(土) 03:50:46 ID:QVD8TFiC
>866設定で書いてみたけど、文章書くのってむずかしいぽ・・・
小学生からやり直してきます。
898名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/16(土) 07:52:18 ID:OmDxSSeW
おおーGJ!!
夢見がちな乙女ククルコも愛らしいなあ
899名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/16(土) 11:45:55 ID:CuxkQRd8
不法侵入者がタンスを漁り、壺をわり去っていく。
ハゲワラ。
それを百歩譲って許せる○にもハゲワラ。
GJ!
900名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/16(土) 23:57:23 ID:ls/dmHUJ
12歳くらいになったククルコたんを素っ裸にワイシャツ一枚状態で一日放置したい
どんな反応するのかなハァハァ 乳首浮いてたらなおグッド
901名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 00:05:36 ID:YgDh3cMx
>>893-896
こうして、ククル子の旅が始まるわけか。
台風の進路速報みたいなエイト達ワロス。
902893-896の対の話 1:2005/04/17(日) 00:50:03 ID:PKXFCgRb
僕たちはオセアーノンを倒しようやく、マイエラ地方へやってきた。
船着き場で情報を集めていると、
この近くにあるドニの領主の妹は絶世の美女だという話を聞いた。
でも船着き場にいる人たちは一度も見たことが無いらしい。
見たことも無いのにどうして美女だとわかるのか不思議だった。
船着き場から少し歩いた所に修道院があった。
男ばっかりのむさ苦しい所で、
奥にある部屋へ行こうとすると聖堂騎士団の顎の長いやつらが止めにきた。
僕たちは強行突破しようとした瞬間、
二階の窓が開きM字禿のタレ目で下まつげのやつがいきなり出てきた。
やつはかなりイライラしている様子で僕たちにイヤミをぶつけてきた。
指パッチンまでされて何だか拍子抜けしてしまった僕たちは、
割る壷もなくなったので、仕方が無く情報を集めた。

修道院でもドニの領主の妹の話を聞いた。
修道院の人たちは何度か見たことがあるらしかったが、
深々とフードをかぶり、いつも俯いていて、
更には彼女の兄が四六時中ピッタリとそばにいて
話しかけることも、顔を覗き込むこともできないらしい。
それじゃあ見た事が無いのと同じじゃないかと僕は思う。
でも彼らは、女神の生まれ変わりだのなんだのとしきりにいっている。
まさに、伝説とかレアモンスターとかそういう類の言葉がピッタリだと思った。
9032:2005/04/17(日) 00:52:45 ID:PKXFCgRb
宿の無い修道院を出て、ドニへ向かった。
大きなお屋敷が見える。きっと領主のものだろう。
僕たちは修道院では余りできなかった壷割りもこれだけ広いお屋敷なら、とうずうずし
宿をとる前に取り合えず、壷をあさりに領主の館に向かった。
いざ入ろうとすると、やたら傭兵がいる。
傭兵を沢山配備させるほど凄い物があるに違いない!と僕たちを更に煽った。
入り口を強行突破し、一つ一つ部屋を漁って行く。
お屋敷は立派だし、沢山の壷もタンスもある。
だけど中身はほとんどしけたもの、もしくはからっぽ。
半ばやけになって最後の部屋をあけた。


ドアをあけると、きれいな銀の髪をひとくくりにし、赤い派手な服を着て
大きな荷物を背負った人が、窓に足をかけ外へ出ようとしていた。
その人は、そろそろと驚いた顔をこっちに向けてきた。
透き通った水色でガラス玉のような瞳、形の良い鼻、
驚きの表情で間抜けに開いた口を含めても、きれいだという印象をうける女性だった。
904名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 00:54:09 ID:Gz80SuZn
>>893
ワロタw確かに不法侵入者だよな。
普段はひらひらワンピのククルコたん(*´∀`*)ハァハァ
9053:2005/04/17(日) 00:55:08 ID:PKXFCgRb
もしやこいつ同業者では?
呆然と窓に足をかけている彼女をみて、僕は思った。
あの大きな荷物、かなり怪しい。きっとあの中に壷やタンスの中身が入っているに違いない!
そんなことを考えていたら、ヤンガスとゼシカが傭兵に追われてこの部屋にやってきた。
この部屋は隅っこだ。逃げ場はない。
しょうがないと槍に手をかけようとした時、彼女はついて来いと僕らに言った。
彼女の手引きで屋敷から脱出しながら、
よくよく話を聞いてみると彼女は同業者なんかではなくて、どうやら伝説の領主の妹だった。
ヤンガスは顔をまじまじとみてほーとかおーとか感嘆の声を上げている。
ゼシカは私のほうが胸が・・とかなんとかぶちぶち言っている。
だけど僕はきれいな顔や白く透き通るような肌よりも何よりも、身長が気になった。
こっそり横に並んで比べてみる。彼女は僕よりも頭一つ分は背が高い!
僕は男は二十歳すぎても身長が伸びる、身長が伸びると自分で自分を勇気付け
王たちがまつ場所まで向かった。

馬車が見えたので僕は王に成果を報告しようと走った。
報告し終え、これからどうするのかと彼女に話を聞こうと、
話しかけようと振り向いたら、何故か幻滅したような目で僕をみていた。
906名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 03:25:15 ID:QS/l4CfD
ワロタw
907名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 08:12:55 ID:l72uAJc9
幻滅しつつも恋に落ちるククルコたん。
誰か続きキボン
908名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 10:05:13 ID:3G/NQAdv
この後は聖堂騎士団率いてククルコ奪還に血眼の兄貴からの逃避行かw
909名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 11:03:18 ID:jZew2t3W
アンパンマン日記みたいでワロタ。
このククル子タンが主人公にほれるところを見たいw
910名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 13:37:15 ID:l72uAJc9
>>908
追跡者の兄貴の話も読んでみたいね
911名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 15:51:30 ID:g5ebDd6l
ククルコのスレだし。ククルコメインの話で。
9121:2005/04/17(日) 15:58:46 ID:qk2goqPh
ドルマゲスを追っているわたしたちは聖堂騎士団に追われていた。


ククールの小さな小さな世界の極僅かな登場人物で、
実の両親が死んでからは彼女の父親のような存在だったオディロ院長がドルマゲスに殺されてしまった。
わたしたちはオディロ院長の葬儀の後、ククールの兄マルチェロに呼び出され仇を討ってほしいと頼まれた。
それをマルチェロの横で聞いていたククールは、敵討ちに自らも志願した。
だけど、妹しか見えていないイヤミ男は頑に反対して敵討ちがどんなに危険なものかを説き
家に戻る様に説得している。
この場にいるか弱い女の子は、ククールだけじゃ無いのに、
その言い草にムカついて双竜でもかましてやろうかとも思った。
エイトがイヤミ男を説得しようとしてるけど、逆に説得されそうになってあたふたしている。
もう埒が明かないと思ったわたしは、
その場にあった地図と、イヤミ男に手を引っ張られているククールをふんだくって部屋を出た。
一瞬ポカンとして動きの止まったイヤミ男を尻目に、わたしは急いで修道院から出ようとした。
エイトたちが追いついて一緒に外を目指す。
イヤミ男が何か叫んでいるけど、それを無視して。
なんとか顎長なやつらを振り切って外に出れた。そとにでればこっちのもんだと一安心。
エイトのルーラでわたしたちはドニへ降り立った。
9132:2005/04/17(日) 15:59:57 ID:qk2goqPh
きっとマルチェロはククールが幼い頃言った、お兄ちゃんのお嫁さんになる、
とかそんな類の言葉を今でも真に受けているんだと思う。
単なる、シスコンとか兄妹愛とかそんな言葉では収まりきらない。

ククールはドニの町をキョロキョロしながら歩いている。
自分が住んでいたとこからすぐの場所なのに、一度も連れて行ってもらったことが無いとも言っている。
彼女の世界は屋敷と修道院しか無いらしく、エイトが店で物を買うのを物珍しそうに見ている。
いくら悪い虫が付かないようにって言っても、
これはやり過ぎだろと思うと同時に、イヤミ男に対しゾクリと鳥肌が立った。

買い物も終わり、宿を取ろうと宿屋に向かっていると、町の入り口が騒がしくなってきた。
何事かと目を凝らしてみると、見覚えのあるM字禿と青い服のやつらが数人。
もうククールを追ってここまでやってきた。
その勢いでドルマゲスも捕まえてくれれば良いのに!
高々妹一人のために聖堂騎士団まで使い血眼になって探してるなんて馬鹿みたい!
エイトは取り合えず町から出ようって、戸惑っているククールの手をとり反対側の入り口へ走っていった。
914最後:2005/04/17(日) 16:01:01 ID:qk2goqPh
結局今日は街道を少し外れたところで野宿する羽目になった。
エイトはかいがいしくククールの面倒を見ている。
わたしとヤンガスは今日の夕飯を作りながら、その様子をみてエイトはきっと・・・なんて話をしていた。

でも本当にそうだとしたら、エイトはマルチェロという大きな障害を乗り越えなくてはならない。
もしかしたら、ドルマゲスを倒すことより大変かもしれない。
なにせ、相手は聖堂騎士団まで使って追ってくる。
さっきドニから逃げるとき、エイトがククールの手を握っているのを見られていたら
きっとあいつはエイトを八つ裂きにしていたと思う。

そんな恋敵を持ったエイトにわたしは心底同情した。
915名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 16:30:41 ID:kKUbCzPb
GJ!
これでエロスにいってくれたら、さらにG(r
916名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 17:28:43 ID:4lfbtRar
投下してくれんのはありがたいが、何故いちいちageるんだ?
917名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 18:04:27 ID:EJO+rZDv
もっと仲間を増やすためさ
918名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 18:49:52 ID:l72uAJc9
ただのsage忘れだろ?

面白かったよ!ククルコと一緒に地図までちゃっかりふんだくるゼシカがナイス
919名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 20:38:59 ID:j0rh2ydl
いつも2番目だけsage忘れスマソ・・・・orz
920名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 22:52:48 ID:2XA0tlJ7
>>919
気にスンナ!
ところでこのククルコたんは男ククールとは違って
箱入りで世間知らずなんだよな?
パルミドあたりで仲間とはぐれちゃったら相当ヤバくないか…ハァハァハァハァ
921名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/17(日) 23:21:52 ID:EJO+rZDv
>>920
むしろ大歓迎
ククルコは可哀想なのが似合うはぁはぁ
922912-914の対 1:2005/04/18(月) 01:11:47 ID:ju8u5Kyd
私は正直焦っていた。
船着き場周辺には壷とタンスを狙った野党共、
更に修道院にも不振人物が出没しているという。
緊急に修道院に呼び出され、不振人物の対策を練っている。
隣にいるオディロ院長はいつも通り恐ろしく寒い駄洒落を発している。
もう少し危機管理をしっかりしてほしいものだ。

なかなか話し合いは進まない。
しかもさっき変な三人組がこちらに進入してきそうになってきた。
余りにも騒がしいので、一括してやったら口を間抜けにあけて去って行った。
本当に最近は変なやつが多くて困る。
私が溜息を付いていると、横にいるオディロ院長は自分で言った駄洒落に自分で受けていた。
この気の抜けた雰囲気に怒りが爆発しそうになる私は、自分を落ち着かせるために深く思い出した。

ククール「おにいちゃん だいすき!

ククール「おおきくなったら おにいちゃんと けっこんする!



ククール「兄さんの 馬鹿! わからずや!!
 ・・・これは忘れることにする
9232:2005/04/18(月) 01:13:06 ID:ju8u5Kyd

長い時間家を空けていて、ククールが心配になってきた。
ここ最近様子がおかしかったが、これが反抗期というやつなのだろうか?
いや、まさか、そんなはずは無い!
まさに私の理そ・・・いや、素直で私に反発する事なんて今までに無かった。
危ない事もさせたことが無ければ、無論怪しい人にも会わせたことは無い。
だからこそ心配なのだ!純真無垢な、私のククールが街に出ようものなら
知らないやつに騙されて売られてしまったり・・・!
もちろんそんなことはあってはならない!

そんなことを悶々と考えていると、オディロ院長の部屋の方から叫び声が聞こえてきた。
924最後:2005/04/18(月) 01:16:01 ID:ju8u5Kyd
私とククールを自分の子供のようにかわいがって下さったオディロ院長は
杖を持った道化師によって殺されてしまった。
そして何故か家にいるはずのククールが、変な三人組をつれてその場にいた。
非常事態なので、取り合えずククールに何故言い付けが守れないか問うのは後にする。

変な三人組は、件の道化師、ドルマゲスを追って旅をしているのだと言う。
私もやつを追って、オディロ院長の仇を討ちたいが、領主としてこの場を離れるわけにはいかない。
悔しいが、三人組に敵討ちを託すことにした。
オディロ院長の葬儀の後その事を彼らに伝えると、後ろにいたククールが事も有ろうに志願した。
ククールは、この旅がいかに危険だかわかっていない。
スライム一匹も見たことのないククールに倒せるはずもない。
私は必死に家に戻るように説得した。
すると橙色のバンダナの少年が、私に話しかけてくる。
危なくなったら、僕が守るだなんだ言ってククールを連れて行こうとする。
そんな小さな体でククールが守れるものか!と皮肉をたっぷり付けて返してやった。
私と少年がそんなやり取りをしていると、
少年の後ろに立っていた少女がいきなり、地図とククールを奪い取って逃げていった。
私は一瞬何が何だか分からなく立ち竦んでしまった。
その後は自分でも何を叫んだか分からない。

ククールと三人組はルーラで消えてしまった。
リーザスから来たのであれば、そう遠くへはいっていだろう。
取り合えずドニに探しに行くことにする。
私はククールを取り戻し、
やつらをスーパーハイテンションなグランドクロスで地に沈める事を心に誓った。
925名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 01:18:17 ID:ju8u5Kyd
なんだか書いてて、6でターニアのセリフを覚えまくってる自分を思い出しました。
926名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 02:09:29 ID:lIIE273P
兄馬鹿マルにハゲワラ
やっぱ、ククルコたんとマルのCPが好きだ
927237:2005/04/18(月) 06:24:28 ID:uudg04M1
妹の為に権力使い放題の●(・∀・)イイ!
パルミドで馬姫の代わりに盗まれるククルコとか見てみたいw

一連のククルコ争奪物語、カプの分類に迷ったので新しいカテゴリ作ってしまいました。
「いや違うだろその分類」などご意見ありましたらお願いします。


950超えたら、次スレの事も考えた方が良さそうですね。
928名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 18:56:21 ID:BIgvtLEu
この兄貴はゴルド決戦の前、きっとククルコだけ牢に送らないで
自分の部屋に監禁しそうだな

いゃ、するな絶対
929名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 19:58:29 ID:m4PgUaIL
>>921
そちもワルよのう・・・(;´Д`)ハァハァ

>>922
冷静そうに見えてある一点で完璧にヤバイ兄貴ワロスw

>>927
いつも乙です。カテゴリ、的確な分類だと思います。

>>928
するね、絶対。
「ククルコ、お前はあいつらに騙されているんだ」くらい言いそうw
930名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 20:28:33 ID:BePpY/AQ
>928
そして否定するククルコを無理矢理ハァハァ
931名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 20:53:37 ID:BePpY/AQ
まちがえた>929ね
932名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 21:16:05 ID:TVuf1Oj3
ちょと早いが次スレどうするの?立てるの?
933名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 21:23:26 ID:rUCuWLjK
以前、女体化&単品萌えおkなキャラサロン板に移動という話も出ていたが、
自分はエロなし作品も読みたい。
エロ作品はpink板、健全〜微エロはここ、みたいにスレ分けるの?
ここの住人さん達はどう思ってます?
934名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 21:27:42 ID:WQ5ZR+BW
下手に分離しても過疎化するだけだと思う
エロ桶なぴんくに移動でエロ無しも可、っていうのは駄目か
935名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 23:58:09 ID:Bww5rbaN
ここの過疎スレ再利用とかどうだ?エッチな下着スレとか。
936名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/18(月) 23:59:49 ID:9awJb0cv
そういやこのスレは元々そういうスレでしたなw
9371:2005/04/19(火) 02:17:04 ID:+6oPwa9U
ぼくらはおとぎ話を信じて願いの丘を目指している。

夜までには時間があるので、ぼくらは教会の横の川で水遊びをしながら休憩していた。
川に入って水を掛け合っている三人はとても微笑ましい。

ククールがぼくらの旅に加わって以来、驚きの連続だった。
何せ買い物もした事がないし、魔物に平気で近付きそうになるし。
筋金入りの箱入りで、箱もただの箱じゃなく桐箱だ。
ミーティア姫でさえここまで世間知らずではない。
本当に外見も中身もおとぎの国から出てきたみたいな人だった。
そんなククールが一人で家出なんて、
あの重度のシスコンな兄、マルチェロじゃなくとも心配してしまう。
まぁ、もっともククールがこんなになったのはやつのせいだろうけど。
9382:2005/04/19(火) 02:18:25 ID:+6oPwa9U

ククールの周りは太陽の光が水飛沫で乱反射し、きらきら光っていた。
水が滴っているククールは本当にきれいで、ついつい見とれてしまう。
ぼーっと見とれていたぼくの顔に、いきなりゼシカが水をかけてきた。
ゼシカはニヤニヤしながら、
あんまりいやらしい目つきで見てると嫌われるわよ、なんて言ってきた。

ドニを出てから、みんなぼくへの態度が変わった。
ヤンガスやゼシカは、自分の分の牛乳をぼくにくれるし、
王に至っては、ゼシカが仲間になったときはは何も言わなかったのに、女性の扱いがなっとらん!って。
トーポも何故か、食べかけのチーズをくれるし。
ぼくはねずみにまで気を使われて、何だか情けなくなってきた。
9393:2005/04/19(火) 02:20:03 ID:+6oPwa9U
ぼくは川を上がって休もうと岸に向かって歩いてたとき、
何かぬるぬるしたものを踏んで盛大にこけた。
どうやらわかめ王子を踏んだらしく、自分の大切なわかめを踏まれてかなり怒っていた。
いつのまに!と槍を持っていないぼくは、川に沈んだままギラを唱えようとした。
だけど、ぼくよりもゼシカよりも早く、ククールはバギを唱えた。
こんな川のなかで!と思ったのと同時に竜巻が巻き上がる。
竜巻は周囲の水を空に巻き上げ、大雨を降らす。
全員がぐっしょり濡れながら、なんとかわかめ王子を倒した。


びしょ濡れなぼくらは願いの丘に行く気も失せ、教会へ戻り洗濯をすることになった。
綿のローブをきて、裾を持ち上げながら
たらいの中の洗濯物を踏んでいるゼシカとククール見ていたら、
今度はヤンガスがニヤニヤしながら
あんまりいやらしい目つきで見ていると嫌われるでゲス、
なんて言ってきた。
940名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 02:31:13 ID:+6oPwa9U
エロはいらなくてスマソ。
洗濯してるのを見ている、8主とヤンガスはステテコパンツ一丁ってことでヨロシコ。


エロ考えて思いついたのでおいて置きますね。
こんなマルチェロはいやだ 出張版

初めてはククルコと決めていて、いまだに童貞な○(推定30歳)
941名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 03:04:20 ID:toBeP00f
>>937-939
かなり萌え!かなりツボ!
食べかけのチーズをトーポに渡されるエイトハゲワラ!
童貞な○ギガワラ!
942名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 04:29:33 ID:cN/cqwcU
裾を持ち上げ足踏み洗濯の女子2人が可愛らしい
見えそうで見えないスカートの中の生足にハァハァ
943名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 19:01:00 ID:ajGYX0C7
>>940
という事は魔法が使えるんだなw>○
…まあ、元から使えるが
944名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 20:10:12 ID:xk4i4q3g
>>930
そのときククルコは…

            ⇒   処女
                非処女
945名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 21:19:16 ID:QQN+sat8
どっちもおいしすぎ
946名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 22:28:53 ID:xeYOvkR5
>>944
エイトにいただかれ済み
947名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 22:47:49 ID:XpytpvYe
兄貴が発狂するぞw
9481:2005/04/20(水) 00:47:34 ID:vUm5nwAL
濡れた体を拭いて、教会で借りた盥で洗濯をしている。
大量の洗濯物を目の前にして途方に暮れてたら、ククールが手伝ってくれた。

わたしとおそろいの白いローブは、ククールの体には小さくて袖の長さが足りていない。
いつもは赤くて分厚い布と黒い皮の手袋で覆われている白い手。
一度も手が荒れたことないんじゃないの?って思うくらいきれいだった。

ククールは機嫌が良いのか、鼻歌を歌いながら洗濯をしている。
ふとエイトのほうを見ると、ステテコパンツのみの格好でヤンガスに小突かれていた。
年頃の女の子が二人もいるのに、パンツ一丁だなんて!
好きな人が目の前にいて、良くそんな格好できるわね!
案の定、エイトの方を見たククールは、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
9492:2005/04/20(水) 00:49:16 ID:vUm5nwAL
エイトがククールの事を好きなことは、わたしもヤンガスもトロデ王も気が付いている。
多分、トーポも。
気が付いてないと思ってるのはエイトだけ。

わたしとククールはパペットこぞうの持っている人形の事を話していた。
沢山種類があって、良く出来ていてかわいいって。
その話を聞いたヤンガスが、アスカンタから教会に向かっているときに会った
パペットこぞうから、かわいいのだけを盗んでくれたの。
それを貰ったわたしとククールは飛び跳ねて喜んだ。



わたしはどんよりとした空気を感じて、その方向をむいた。
暗いオーラを出しながら落ち込んでいるエイトが、うらめしそうにヤンガスを見ていた。
950最後:2005/04/20(水) 00:50:55 ID:vUm5nwAL
木に紐を張り、洗濯物を干していく。
干しながらそれとなくククールに好きな人がいるか聞いてみる。
ククールは少し眉根をよせ考えてから、内緒って答えた。
もしかしたら、マルチェロかもと思って、駄目よあんな変態!って言ったら
顔を真っ赤にしながら、顔をブンブン横に振っている。
これはエイトも脈ありかも、って思って、じゃあエイト?って聞いても顔を振っている。
一応、ヤンガスも聞いたけど、前の二人とおんなじ反応。
もう!誰なのよ!って強く聞いたら顔を真っ赤にしながら逃げてしまった。


その逃げ姿を見ながら、まだ聞いてない一人を思い出した。
ククールが好きなのはもしかしたら、トロデ王なのかも。
まさかね、と思いながら本当にそうだったとき、エイトは本当に報われないなと思った。
951名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 01:28:35 ID:DZ4HOlws
GJ!
ククはもちろんゼシカたんもお姉ちゃんみたいで可愛い!
しかしホントに王様だったらどうしようw
952名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 01:30:19 ID:vUm5nwAL
ちと聞きたいんですが、ククルコ的には
杖、カリスマ全振の超補助特化と
杖、バイキルトまで剣全振で隼改+隼をスライムにまで本気でやっちゃうのと
ネタに走って、ミラクルムーンなのではどれが一番萌えますか?

953名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 01:49:38 ID:XPfx0WrK
>>952
ククルコが魔女っ子にしか見えない漏れとしては
弓88杖100が萌えです。
リリカルなエロスの弓で敵を混乱させまくるククルコたん(:゚∀゚)=3ハァッハァッ
954名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 01:52:35 ID:uauypLbl
自分は弓派。弓使い萌え!(?)ビバエロス!
杖+弓ってダメですかねー?
955名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 01:55:41 ID:uauypLbl
リロってなかったら>>953氏と被ってた…

>>952
書き忘れましたがいつもGJです!
956名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 08:31:35 ID:EOhKGxd3
>>948-950
いつもいつも可愛いけど、今回の
>それを貰ったわたしとククールは飛び跳ねて喜んだ。
がほほえましくて特にツボ。カワエエ(´Д`; )
957名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 23:24:18 ID:cK/XHh4L
>>952
あえてミラクルムーンでパンチラオプション付とか言ってみる。
958名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 23:32:29 ID:gUtTgAWj
そ れ だ !
959名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 23:53:40 ID:DnmO7B1A
>>928
じゃあゴルドのアレはククルコと兄の結婚式だな
960名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 01:27:00 ID:CBFqtPsA
>>959
マルチェロ「妹とは何だ!それは萌えだ!」
エイト「ククールを返してもらうよ!」
ククルコ「エイト…」(キュン)
マルチェロ「手始めにまず邪魔をするお前を殺してやる!」
961名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 01:28:38 ID:zGzeYQIn
>>959
そこでウェディングドレスのククルコを主人公が奪還しにやってくるわけですね
962名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 01:31:23 ID:zGzeYQIn
リロしなかったから被った。スマン
963名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 02:24:22 ID:d576sR/r
エロに持っていこうと頑張っているわけだが、どうも自分の萎えスキルが発動してまう・・・

エロシーン描写が釣り馬鹿日誌だったり
○に襲われそうになったら、急所にせいけん突きかますククルコとか・・・orz

>960
EDは8主とククルコの結婚式を壊しにくる○で決まりだな
「大切な妹は貴様なんぞにやらん!私がククーふじこ!!」
「お義兄さん落ち着いてください!」
「貴様に義兄とよばれる筋合いはない!」
みたいな


○になってククルコを理想の妹に育てるゲームがしたい
964名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 10:26:28 ID:VkuKGty2
>>963
ハゲワラ

クク「兄貴ごめん、オレ、オレ・・・」
○「許さーん!こんな何処の馬の骨ともわからんヤツに私の可愛いお前がやれるかぁー!」
965名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 11:03:47 ID:WLTmIWD6
結婚式に乱入、でFF10の乱入イベント思い出してしまった。
無理矢理ククルコにちゅうする兄貴…
それを見てマジギレのエイト
レティスを呼んで飛んでいくククルコ
966名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 20:33:51 ID:duIaRCr3
>963
何だそのゲーム超欲しい
967名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/21(木) 23:51:52 ID:DsBI9hBp
>>963
その頃の○は

E 触手プレイの杖

だから無理だとオモ>急所にせいけん突き
9681:2005/04/22(金) 00:53:44 ID:8ScFFybQ
昨日は川遊びと洗濯で一日が終わっちまいましたが、
今日こそは、と意気込んで太陽の高いうちから弁当と菓子を持って遠足気分で丘にむかいやした。

丘のてっぺんまでは意外と複雑で、岩で道が塞がれてたりして遠回りを余儀なくされたり、
意外と方向音痴な兄貴は、何度も袋小路に行き当たったりしたでゲス。

暗い洞窟にようやく光が差したと、その場に行ったんでゲスが、
そこにはロープが一本垂れ下がっていただけでやした。
兄貴は事も有ろうに、危ないからという理由で、
ゼシカ姉ちゃんやククール嬢ちゃんを先に行かせようとしたでガス。
ああ・・・本当に兄貴は乙女心がわかっちゃいないでガス。
そんなことを思ってると、パァンなんて小気味好い音が聞こえてきたでゲス。
兄貴のほうを見ると、顔を真っ赤にした姉ちゃんが兄貴を説教していやした。

スカートの女性たちを、あっしらより先に行かせようとする
兄貴の神経はちとおかしいでゲス。
こればかりは兄貴を弁護できないでガス・・・。
9692:2005/04/22(金) 00:55:16 ID:8ScFFybQ
ようやく外に出れたのでゲスが、これまた兄貴の方向音痴スキルが発動して、
行けども、行けども行き止まりで、ついには箱入りの嬢ちゃんの顔が疲労に染まってきたでガス。
休憩するにも道が細くて、いつ魔物が出るか分からない場所じゃ休むに休めない状態でゲス。

嬢ちゃんの様子が気になったのか、兄貴は嬢ちゃんの方へ向かっていきやした。
昨日も川でこけていた兄貴は、今日も懲りずに派手に転んでいたでゲス。
しかも嬢ちゃんに向かって。
華奢な嬢ちゃんは兄貴の重みに耐え切れず、派手に尻餅をついてやした。
自分も痛いはずなのに、しきりに兄貴を心配してたでゲスが、
顔を上げた兄貴をみて、一瞬動きが止まったでガス。
止まったと思ったら、急に赤くなってまた、パァンと聞こえてきたでゲス。


いくら好きな人の胸に、顔から突っ込んじまったからって、
顔に出しては駄目でガスよ・・・兄貴・・・。
しかし、嬢ちゃん意外と力があるんでガスな・・・。
970最後:2005/04/22(金) 00:58:37 ID:8ScFFybQ
ようやく丘のてっぺんについたのは、日も傾いてきた頃でお昼の時間はとっくに過ぎていやした。
それでも、月が上がるのにはまだまだ、時間があったんであっしらは持ってきた弁当をひろげたでガス。
てっぺんは、見晴らしも良く風がそよそよと気持ちがよかったでガス。
兄貴はちょっと落ち込んでいたんでゲスが、姉ちゃんと嬢ちゃんは端の方で景色を眺めていやした。

そこへいきなり強い風が吹いてきたでゲス。
姉ちゃんと、特に膝上丈をはいていた嬢ちゃんのスカートはめくりかえり・・・・

あっしは今日三度目のパァンと言う音を聞いて、われに返ったゲス。
今度はあっしにも姉ちゃんのきつーい一発がきやしたが、これは不可抗力でガス!
姉ちゃんに反論しやしたが、問答無用とまで言われてしまったでゲス・・・・。

そんなやり取りをしていると、ようやく月が昇り始めてきたでガス。
しかし昇っても何も起きないでガス。やっぱ、ただのおとぎ話だったんでガス。

諦めて帰ろうと兄貴に言おうとした瞬間、姉ちゃんが気が付いたでゲス。
今日、月が満月で無いことをでゲス。
目をよくよく凝らしてみると、ほんの少しだけ欠けていたでガス。
結局、あっしらは無駄足だったんでゲス。

兄貴の落ち込みようは酷く、しばらくは立ち直れそうも無いみたいでゲス。
まぁ、三度も姉ちゃんや嬢ちゃんにはたかれちゃあ、落ち込むのも無理も無いでガスが・・・。
取り合えず兄貴は、女性の扱い方をトロデのおっさんから習った方が良いと、今日つくづく思ったでガス。
971名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/22(金) 01:02:18 ID:pnoVtR9l
ヤンガスの一人称にワロス
972名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/22(金) 01:05:05 ID:8ScFFybQ
ぶっちゃけむずいっす。
アニマルヤンたん
973名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/22(金) 22:47:07 ID:hy7jJjZZ
980行ったら次スレ立てた方が良さそうだね
テンプレ作ってみたんで修正ヨロ



ククール女体にマタリと萌えるスレです。
SS、イラスト投下、何でもアリ。
・sage進行
・荒らし、煽りは放置

前スレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1102532575/
保管庫
ttp://kukule.h.fc2.com/
絵板
ttp://cat.oekakist.com/kukule/
974名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/22(金) 23:34:10 ID:sk9ZLKcF
スレタイこのままなのかw
975名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/22(金) 23:42:43 ID:RrCJvpo8
ククール女体にマタリと萌えるスレです。

おにゃのこククールにマターリ萌えるスレです。

にしちゃ駄目か?


新しく立ててもいいが過疎スレ再利用案もちょっといいな。
こことか
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1105527971/



976名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/23(土) 20:50:15 ID:CcjdiJZj
>975
そ それはちょっと
977名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/24(日) 17:15:39 ID:Il1MalvX
過疎スレ再利用いいんじゃない?
そのスレだと系統が似てる気がする…ような…気もするしw
978名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/24(日) 17:53:21 ID:mPMx2MOh
過疎スレ再利用賛成ー。
979名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/26(火) 04:30:29 ID:+QKP54m5
過疎スレ再利用でFA?
980超えるとすぐ落とされるから、決めるなら早めにやった方がいいとオモ
980名前が無い@ただの名無しのようだ
いんじゃね?
でもここ使い切ってからの方が良くないか

どうでもいいがシスターククを想像したら禿萌えたので誰か描いてor書いてくれないか
オレのテレパシーを受けとれ