>>602 続き
ユーリィ 「ん……っっっ!」
軽く触れるだけのキスだったが、初めての感覚にユーリィは声を失った。
アルス 「俺がこうやってユーリィちゃんを愛しているっていう気持ちは、
ユーリィちゃんにとっての自信には繋がらないかな?」
ユーリィ「そ、そんな私なんか可愛いくないですし、筋肉も毎日の訓練でついちゃってますし、
こんな女将軍は王様に相応しくありませんっ!」
アルス 「俺は王様という立場だから、将軍のユーリィちゃんの事が好きなんじゃない。
アルスという一個人として、ユーリィちゃんの事を愛していきたいと思っている。
俺もユーリィちゃんもただの男と女、ただそれだけの事だと思うんだけどな。
もっとも、俺の気持ちなんかよりも、ユーリィちゃんの気持ちがどうなのかが重要なんだが」
ユーリィ「わ、私も王様の事がその……ですけど、王様にはフローラ様や他にもたくさんの女性が」
アルス 「俺様は偉大な英雄だから、生涯一人だけを愛する事は出来ないが、
こうやって女の子と向き合っている時は、その子だけを愛しているぜ。
もちろん今この時間も、ユーリィちゃんを誰よりも愛している」
ユーリィ 「本当に、本当に私が王様に愛される資格なんてあるんですか?」
アルス 「だから自信を持てと言ったじゃないか。ユーリィちゃんは俺にとって大切な女の子だよ」
ユーリィ「王様……、私も王様の事大好きですっ!」
今度は思い切りユーリィを抱きしめて、さっきよりも長く、そして深いキスを重ねた。
アルスはユーリィを抱き上げてベッドの上に運ぶと、ユーリィは不安そうな顔でアルスを見る。
ユーリィ「あの…私、訓練の途中でここに来たから、シャワーを浴びた方が……」
アルス 「ユーリィちゃんの汗は嫌な匂いじゃないし、
何よりも俺様の為に一生懸命特訓して流した汗だろ?
だったら恥ずかしい事なんか何も無いし、むしろ俺にとっては誇らしい事だ」
ユーリィ「やっぱり王様って優しいんですね……」
アルス 「ユーリィちゃんだから優しいのさ」
アルスはユーリィの服を脱がると、まだ未発達な胸が現れる。