鬼畜王アルス第六章

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602一時間GM ◆32GMDQAUTk
7.ハーレムフェイズ結果

ロマリア城 アルスの部屋

とんとん
アルス 「おう、ユーリィちゃんか。入っていいぞ」
ユーリィ「は、はいっ。し、失礼します……」
控えめなユーリィのノックにアルスが応えると、ユーリィはおどおどしながら部屋に入ってきた。

アルス 「おう、もっと俺の近くに来てくれ」
ユーリィ「は、はい…」
ベッドの上に横になっていたアルスは身を起こして、ユーリィに椅子を勧める。

ユーリィ「あの、王様……。私に何か御用でしょうか?」
アルス 「最近ユーリィちゃんとじっくり話をする時間も無かったから、
      ちょっと二人で話がしたいと思っただけだ。
      用が無いのに、ユーリィちゃんの事をこうやって呼び出しちゃ迷惑だったかな?」
ユーリィ「そ、そんな事ありません!そ、その…、私も……王様とお話がしたかったです。ずっと……」
アルス 「そう言ってくれると俺も嬉しいな。それじゃあ、まずはユーリィちゃんの話を聞かせてもらおうか」
ユーリィ「はっ、はいっ!」

少しの間、アルスはユーリィの話を、うんうんとたまに頷きながら聞いていた。

ユーリィ「あっ、王様ごめんなさい……私、自分の事ばかり夢中になって……」
アルス 「気にしないでいいぞ。ユーリィちゃんのお話は楽しいからな」
ユーリィ「えっ?本当ですか?私、学校でも明るい方じゃなかったから、人と話をするのが苦手で……」
アルス 「そうやって悪い方に思いつめちゃうのがユーリィちゃんの良くない所だな。
      もっと自分に自信をつけた方がいい」
ユーリィ「でもどうやって自信をつけたらいいか…」
アルス 「それじゃあ、こういうのはどうかな?」
アルスはユーリィの下顎をつまんで軽く持ち上げると、そっと唇を重ねた。