FF・DQ千一夜物語  第五百五十夜

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356名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/26 19:05:32 ID:mR7nmotm
そういや千一夜のサイト、他スレの過去ログが増えてないね。

などと重圧をかけてみる。
357名前が無い@ただの名無しのようだ:05/02/26 19:44:25 ID:DCAVuldU
>>355
意味はないよ。多分。
保守のときに一文字だけレスするようになったのがはじまり。
358名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/02 12:12:20 ID:bgiy5rG7
そろそろ保守
359名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/02 20:15:46 ID:G0twxkIz
360アルミラージ斉藤 ◆nVUuKCCk76 :05/03/03 07:32:53 ID:+NhchQpc
361名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/03 17:31:10 ID:r9c2Yvyl
362名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/08 12:30:17 ID:aPa2auAi
363名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/08 20:38:39 ID:JnG0Cr2G
か?

か…か…、かみのけ!
364名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/09 14:39:11 ID:ul4jz9sW
け……けれんみ!
365名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/09 20:52:15 ID:Ijw0s/mO
み…、み…、みかん!
366名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/09 23:46:00 ID:rpqsIeue
ん…んー…ンジャメナ
367名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/10 17:45:56 ID:xHeKUGlo
なまこage
368名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/11 01:45:30 ID:C2t1J1D9
げえーーっ!?
千一夜の更新止まりっぱなし!?
369名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/13 02:20:58 ID:5aQPu8aP
知らないかもしれないけど、昨日と今日(一昨日と昨日だったかも)で
topが違ってたよ。微妙に裏で作業中かな。がんがれー。

とゆーことで、千一夜TOPに追加された事項にピンと来た人&よくわからなかった人は
こちらに遊びにきてください……。嫌じゃなかったら、ご一緒しませう。
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1110287782/l50
370名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/15 22:41:45 ID:XvoJXDsB
371名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/17 09:56:27 ID:TRopr85H
372名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/17 22:19:05 ID:SmKQAj8g
373名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/18 23:16:49 ID:lU94jasO
374名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/19 08:38:14 ID:P42CAEYg
保母秋刀魚?
375名前が無い@ただの名無しのようだ:05/03/19 17:24:42 ID:ec8p/f6z
ワロタ
376ラトーム ◆518LaTOOcM :2005/03/21(月) 21:37:34 ID:teoxIrsp
ノシ

明日の夕飯は鮭に決定。
ほぼ秋刀魚だから、秋刀魚ではいけないのだろうと。

わけのわからぬ管理人のPCは、やっぱりわけがわからない状態になっており
買い換え検討に入っていますが、急いで買えるわけでもなくて
もうしばらくは本格的に更新できないです。
だましだまし使っている今のPC環境がいつまで保つか。

>昼寝士さん
 ファイル受け取っています。あちらに書けていなくてすみません。
 千一夜に関するファイルやり取り等でupろだ使っていただくのは一向に構いませんので
これからもよろしくお願いします。
377名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/22(火) 23:28:18 ID:JkgEtvzh
モツカレーです。PCガンガレ。
378 ◆2CDckY/JG6 :2005/03/26(土) 03:46:49 ID:a2rIVd2F
4日に1レス。これ応用。
379名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/28(月) 01:37:38 ID:+AkUEySd
ラトームさんもそろそろ買い替えモードですか。
自分も先日MACのG4を買いましたが
コーラぶっかけてしまい40万が飛びましたよ。
更新頑張ってください。
380名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/28(月) 15:22:53 ID:rniZHi6g
>>379
そりゃ酷え・・・つωT`)ヾ (゚Д゚ )…イキロ
381名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/03/31(木) 15:58:35 ID:ZpSqbw/Q
みんなのPCの健康を祈りつつほっしゅ
382名前が無い@ただの名無しのようだ:皇紀2665/04/01(金) 00:34:46 ID:Cq0ubTxp
しがつついたち記念かきこ
383名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/04(月) 01:24:29 ID:6n8RrTVR
384名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/06(水) 20:03:48 ID:+FAuQJXK
385孤島の姫君:2005/04/08(金) 14:40:00 ID:zHLXwjNF
戦う男の人は素敵。剣の刃より鋭い、その生命のきらめきが。
戦士たちが死んでゆく、その悲壮な姿が好き。
夕陽にじっと映し出されて、まるで闘技場の砂の上に残った影のよう。
切り裂かれた心臓から溢れる、
燃えるように赤い血は、どんなにか熱いのでしょうね。

古い歌。

孤島のデルコンダル国に、ローレシア国の王子が海を越えてやってきたとき、
王女の瞳に情熱の火が灯った。
国王が若い客人をもてなす間、王女は気づかれぬように姿を消した。
王城の地下、恐るべき獣の檻へと。

剣の牙の殺人虎は、鉄格子の間から差し出された手を舐めた。
その精悍なあごを撫で、たてがみを指で梳くと、
殺人虎は軽く喉を鳴らし、王女に身を任せた。
この猛獣は、ひとり王女にしか懐かない。そして、王女もまた。
「あの方を殺して。あの方の血を私に見せて」
386名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/08(金) 14:40:56 ID:zHLXwjNF
西日が闘技場に差し、戦いの時は満ちた。
猛獣の檻は開かれ、王女自身が鎖を解いた。
ローレシア国の王子は剣に拠って、その儀式を静かに見ていた。

合図の声がかかり、猛獣が王子に躍りかかる。
戦士と獣の黒い影が、赤光の中に交差して走った。
猛獣の牙が空を裂き、王子の剣が鋭く突き返す。
剣は心臓を貫き、殺人虎を殺した。

国王は驚嘆し、異国の戦士を称える盛大な宴を開いた。
詩人たちは、新しい勇者の頌歌を歌い、
酒語り、思い出は、古い戦友たちの物語を語った。
やがて年かさの詩人たちが、古代の英雄の伝説を歌い始めた。

宴の輪からひとり離れて、もの思う様子の王女に王は気づいた。
座を離れ、王は娘の傍に立った。黙ったまま、しばらくそうしていた。
「また新しい虎を買ってやろう。新しい戦士を招こう」
王女は目を伏せ、首を振った。いいえ、と小さく呟いた。

いつか日は過ぎて、ローレシア国の王子は去った。
王女は海辺で、去ってゆく船を見送った。
いつまでも、遠く見ていた。

遠い昔の物語。
387ラトーム ◆518LaTOOcM :2005/04/10(日) 22:33:56 ID:jLHWVU/l
>>385-386
なんだか新しい視点ですね。ゾクリとしました。
王女が国を治める時代になったら、どんな国になったのでしょうか。

しばし更新止まっていますが、またしばらくとまります。
更新できてもちょっとだけ更新をちょっとだけかと。
申し訳ありません。
388名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/12(火) 14:10:53 ID:7mBx+6wI
>>385
乙−

>>387
待ち遠しいです、がんばってくらさい
389名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/13(水) 23:56:43 ID:Kk8hZJI6
390名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/14(木) 00:19:27 ID:r+WHEEw8
391正体:2005/04/14(木) 15:03:29 ID:GIjxgSBu
ローレシア国の王子は怪しんだ。先ほどから後をついてくる、この子犬は何物であるか。
そろそろ日も傾こうというのに、どこまでも後を慕ってくる。奇怪な、これは何物か。

ムーンブルク国の王城が邪教徒の軍勢に囲まれたとき、国王はこれまでと観念なさり、
王家に仕える魔法使いを身近に呼んだ。いまだ幼い王女の身だけが心残りであった。

参上した魔法使いが、王女のもみじのような御手を開いて『犬』という字を三つ書き、
御口にあてて飲ませたところ、たちまち姿は変じて一匹の白い子犬になった。
この魔術によって王女は兵難を逃れさせ給い、無事に落ち延びることができたものである。
これこそ精霊のご加護であるよ、と世間に噂せぬ人もなかった。古書に伝うところ。

ラーの鏡は古代の秘宝で、真実の姿を映し出す。
ローレシア国の王子はトンヌラと相談し、この秘宝を試してみることにした。
目に映るのは子犬、しかして鏡に映るのは少女の姿。王子はわが目を疑い、ぱちくりと瞬く。
瞬間、虚実は逆転し、子犬は少女の姿になった。鏡には子犬が映っている。
奇跡に王子とトンヌラは仰天し、王女は人間に戻ったことを喜んだ。

もとの姿に戻ることができるなんて、夢のよう。人間の感覚のなんと懐かしいことか。
ああ、二本の足で歩くとは、このようなものだったのだなあ。
毛皮のなくなった肌は、今となっては寒々しくも思える。へくちっ。
392トンヌラリ:2005/04/14(木) 15:06:57 ID:GIjxgSBu
サマルトリア国の王子・トンヌラの名は、これは愛称なのだが、
いまでは誰も本名を覚えていない。
どことなく、とんぬりしているところが、その由来なのだとは思うが。

いつの間に、そんなことになったのだろう。
最近では父王でさえ、
「あれはトンヌラだからなあ」
などと言う。妹などは、
「兄はトンヌラですから、仕方ないのです」
といった調子だ。どうにもやり切れない。

王家の公式文書にまで、『王子トンヌラ』と記されているのを知ったときは
さすがに少々驚いた。
史官が記録を遡り、本名の記述を誤りとして、ことごとく訂正したらしい。
自分の名を確かめる方法はどこにもない。

じわじわと焦燥が込み上げてくる。
おれはおれを叫びたい。だが、いったい何と叫べばいい?
「おれは○○だ」と叫んだところで、いまさら誰が気づくだろう?

愚痴っぽくなるのは、おれじゃない。トンヌラ。結構じゃないか。
「おれはトンヌラさ」
「王子は国民に愛されていますよ。本当ですとも」
393名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 13:33:48 ID:1qUOgOps
一両日暇でしたので、こう1レスに圧縮したものを20ばかり書いたのですが、
荒らさない程度にスレを見て、小出しにしてみようかと思います。
394宝石屋:2005/04/15(金) 13:34:44 ID:1qUOgOps
ホビットのピエタといえば妖精の間では名の知れた宝石屋だ。
なにしろ『夢見るルビー』の夢を覗いたのはピエタの仕事だったし、
それに『星降る腕輪』の星を増やしたとも言われている。凄腕というわけだ。
そのピエタが最近また、今度は北エジプトの砂漠地帯で、
インディも真っ青な冒険をした。その話をしよう。

ラムセスの大ピラミッドの地下に広がる逆ピラミッド、そこに安置された古代の秘宝が、
ピエタが今度狙う『黄金の爪』。
広く行われている説は武器というものだが、ピエタの解釈は違う。
あれは純然たる美術品、黄金のネイルアートなんだ。つまり、宝石屋の領分だ。

愛用の七つ道具を揃えて、ピエタは墓所に忍び入った。
墓所の地下にはミイラがウロウロしていたし、蛇の穴にはコブラがウヨウヨしていた。
ところがピエタは気にもしない。なぜってピエタは天井を歩いたんだから。
他の誰にもできっこない。ピエタだからできる芸当さ。
祭壇に捧げられたお宝に手をかけたとき、巨大な神像の目が動いてピエタを睨んだ。

砂の上を亡霊が追ってくる。夜が明けるにはまだ遠い。
絶体絶命と思われたとき、とっさにピエタは鶏の鳴き真似をした。
「クワック・クワック・ドゥーユゥドゥ」
亡霊は慌てて逃げていった。いまは星だけが、静かに光を送っていた。
そして見事、ピエタは『黄金の爪』を盗み出した。また名を上げたというわけだ。

ところで、ピエタってのはおいらのことさ。
395ルナティック:2005/04/15(金) 13:39:26 ID:1qUOgOps
夜半、扉を叩く音。返事を待たず、彼女は勝手に入ってきた。
窓から差す月の明かりに、浮かび上がる白い肩。非常識だ。
「なに」
「へんよ」
様子が、あなたの。指差して彼女は言った。僕を。

変なのは僕じゃない。みんなおかしい。僕は言ってやった。
「左遷されたよ」
「知ってる」
「明日から兵隊並みに徒歩行だ。山奥の村を爆破する」
「知ってるわ」
何しに来たんだ。僕は疲れている。ほっといてほしいものだ。

彼女はベッドの端に腰を下ろした。柔らかくマットが沈む。
彼女の体重をベッドが感じる。僕じゃない。

やがて小さなため息をつき、少女はそっと立ち上がった。
彼の顔は見えない。鎧くらい脱いで寝ればいいのに…。
396名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/15(金) 21:54:14 ID:4qeVCkWL
わくわく!
397名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/16(土) 05:34:36 ID:wdGrXKCL
うまいなあ……
398名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/19(火) 13:40:20 ID:ZD4gMwlo
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/20(水) 22:57:51 ID:dTuzancz
エロパロのエアリススレで新しいSSうpされてる
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065714673/
400屈折率:2005/04/22(金) 18:59:35 ID:QjOkY/CT
ゆるい上下の揺れだけが、自走アーマーの動きを伝えてくる。
どこまで進んでも景色は変わらない。対照物のない雪原、無地のキャンパス。

後続の二機、うしろの二人は、先ほどまで「わたし」について喋っていた。
わたしには聞こえない、分からないと思っているらしい。
必要がないので黙っていたが、わたしはその話を理解していた。
いわく、わたしは人間型戦闘マシーンであり、少女の姿は見せかけであると。
わたしは否定しなかった。その必要がない。

だが、わたしにも知覚力があり、状況を把握し、判断し、命令を遂行する能力がある。
オープン・コクピットに雪まじりの風が吹きつける。寒い。

ナルシェ山系の峰々に雪煙がかかる。こっちのひとつは、ひとつだけひどく明るい。
そこだけレンズをあてたようだ…。なのに、
わたしはこの灰色の空の下、凍った固いでこぼこ道を、向こうの灰色の空の下へ
歩いていかなければならないのか、任務だし。

(感情のない、あの目を見ろよ)
(黙ってろ。ここは戦場だ)
401酸性雨:2005/04/22(金) 19:00:07 ID:QjOkY/CT
酸性雨が降る。
「ゾゾッ!」
「早いな、ブタ野郎」
「暇なんでな」
「ドブネズミも、もう来てるぜ」

「今何時だ」
「早いな、ドブネズミ」
「いま何時だよ」
「雨が強くなってきたな」
「じゃ帰るか…」
「ゾゾッ!」

谷間にかかる灰色の雲は、年中晴れることもなく、
スラムに降る酸性の雨は、毎日やむこともない。
踏んで昇るたびに、錆びた階段から濁った雫が落ちる。
今日も鉄の階段を昇る。ゾゾッ!
この街には色がない。ないこともない。最上階の曇った窓。

「おげえ。きたねえ」
「あの寝顔見てると、胸くそ悪くなってくるぜ」
「とっとと、どっか行っちまわねえかな」

酸性雨が降る。
「ゾゾッ!」
402名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/22(金) 20:11:49 ID:MC8Z9ojf
微修整

パじゃなくて「バ」でした。細かいこと、すまんせん。
カンバスなら語呂で書いてしまうんだけどなあ。
403名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/23(土) 00:15:09 ID:nIiE8SN3
>>400
OPのうつろな感じが(・∀・)イイ! 乙です。
404名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/04/25(月) 00:22:22 ID:Qh36DiIY
これって、元はなに?
405名前が無い@ただの名無しのようだ
FF6だね。