太陽が西の空に傾いた頃、一人グランバニアに帰るタバサ。
「どうしよう・・・あんなこと言って・・・絶対お兄ちゃんに嫌われちゃった・・・。」
そう呟くとタバサは、エルヘブンで枯れるほど泣いたはずなのに涙が両目からまた溢れ出る。
城門で涙を拭き、恐る恐る城の中に入っていくと、そこにはアルスが心配そうな顔をして待ちわびていた。
「お帰り、タバサ。遅かったね・・・心配したよ・・・。」
優しい言葉をかけ、タバサの頭をポンッと叩くと、タバサは魔法のじゅうたんをアルスに手渡しこう問いかける。
「ご、ごめんなさい・・・。あの・・・お兄ちゃんは・・・?」
「レックス?一緒じゃなかったのかな?」
「え・・・?」
タバサは急いでレックスの部屋に駆け込むが、レックスはまだ帰っていなかった。
「お兄ちゃん・・・ごめんなさいしようとしたのに・・・どこに行っちゃったの・・・?」
タバサの頬に涙がつたる。タバサは後悔していた。
その頃城内では、レックスがまだ帰ってこないことを心配した兵士達の数人が探索を命じられ駆け足で外に飛び出していく。
タバサはレックスの部屋で、ただただ兄の帰りを待っていた。
太陽が沈み、辺りを闇がつつむとタバサは部屋の明かりに火を灯す。
すると、しばらくして誰かが勢いよく扉を開ける。タバサは振り返り
「お兄ちゃん?・・・お父さん・・・。」
「ハァハァ、タバサか・・・。外から部屋の明かりが見えたからてっきりレックスが帰ってきたと思ったけど・・・。」
肩で息をしながら、アルスが部屋に入りタバサに近づく。
「もしかして・・・レックスと・・・喧嘩したのかな?」
アルスがそう問いかけると、タバサは小さな身体をビクッとさせ、
「あ、あの・・・お兄ちゃんに・・・ひどいこと言っちゃって・・・。お兄ちゃんは悪くないのに・・・。
悪いのは・・・わたしなのに・・・う、うう・・・エッグ・・・ヒック・・・。」
涙をポロポロこぼしてアルスに答えると、アルスはタバサを優しく抱きしめ
「そうか・・・タバサはレックスにひどいこと言っちゃったのか・・・。」
タバサはコクっとうなづく。
「じゃあ、レックスが帰ってきたら・・・ごめんなさいってするんだね。」
タバサはコクコクっとうなづく。
アルスがタバサの頭をよしよしと撫でると、我慢していた感情が爆発したかのように
タバサはアルスの腕の中で声をあげて泣き始めた。
──────────
もう日付が変わった頃だろうか。タバサは泣き疲れてすでに眠り込んでいた。
すると、コツン、コツンと窓を叩く音が聞こえる。
目を覚ましたタバサは恐る恐る窓に近づき、カーテンの隙間からこっそり外を見てみると、
そこには、レックスの姿があった。
「お兄ちゃん!?」
思わず叫び、窓を勢いよく開けるタバサ。
レックスは人差し指を口元にあてシーッとジェスチャーをする。
タバサは両手で口元を押さえ、小声でレックスに話掛ける。
「い、いつ帰ってきたの?それにここ・・・ベランダもないのに・・・どうやって?」
「ぼくの足元、見ててごらん。」
そうレックスが小声で話すと、タバサは窓からレックスの足元を覗き込む。
「・・・これ・・・魔法の・・・じゅうたん・・・?」
「ピンポーン♪」
「で、でもお父さんに渡したよ?わたし・・・。」
「ちょっと借りてきちゃった♪さ、行こうか・・・。」
優しく手を差し伸べるレックス。
「どこに・・・?」
その手を握りながら、タバサはレックスに聞くと
「お空のお散歩さ!」
「キャッ!」
手を引っ張り、タバサをうまく抱きとめるレックス。少し驚いたタバサも、レックスに支えられながらも、自分の足で立ち上がる。
「掴まって。」
「う、うん。」
レックスに身体をあずけるタバサ。すると、じゅうたんは緩やかなスピードで前に進み始める。
──────────
「わ〜、風が気持ちいい〜。」
「うん、気持ちいいね!」
夜空を舞う魔法のじゅうたん、月明かりが二人を照らし海辺に影が映し出される。
静寂の中、タバサが口を開く。
「あ、あの・・・お兄ちゃん・・・。」
「ん?」
「その・・・さっき・・・ひどいこと言っちゃって・・・ごめんなさい・・・。」
タバサが下をうつむきレックスに謝ると、レックスはタバサの髪を優しく撫でる。
「ぼくの方こそ・・・ごめんね・・・大きな声出しちゃって・・・。」
「お兄ちゃん・・・。仲直り・・・してもらえる?」
そう言って顔をあげるタバサ。レックスはただ笑顔でうなづき
「うん!」
と言ってタバサの頬にキスをする。タバサも少し恥ずかしながらレックスの頬にキスを返す。
──────────
それから、しばらく空の散歩を楽しんだ二人。お城の近くまで戻ってくると、あるものを発見する。
「あ、お兄ちゃん!見て見て!」
「ん?」
レックスがタバサの指をさした方を見てみると、そこには湖いっぱいに映し出される夜空の月。
「わー、すっごいキレイだね?タバサ。」
「うん、キレイ!・・・・・・あ、あのね・・・お兄ちゃん・・・。聞いてもらえるかな・・・?」
「ど、どうしたの?改まっちゃって・・・?」
「わたし・・・お兄ちゃんとドリスが・・・キ、キスしたって聞いて・・・すごく・・・その・・・やきもち妬いちゃったみたいなの・・・。」
「え?なんでやきもち妬くの・・・?」
「そ、それは・・・その・・・。えっと・・・。」
タバサが膝元でモジモジしながら顔を真っ赤にさせ目をつむると、レックスの頭がタバサの肩に寄りかかる。
レックスの体温が感じたタバサは息も出来なくなるくらいの鼓動を感じ、自分の気持ちをレックスに告げる。
「わたし・・・お兄ちゃんが・・・その・・・好き・・・だから・・・。」
とうとう言ってしまった。それはタバサが幼き頃から秘めていた気持ち。
決して告げることはないだろうと決め、何度も何度も部屋で声を押し殺して泣いたあの気持ち。
タバサは、ただじっとレックスの体温を感じながらそっと目を開け横を向くと・・・
「クークー・・・。」
静かに寝息をたてるレックス。タバサは思わず、ズルリと力が抜けて後ろに両手をつく。
すると、肩に乗っていたレックスの頭がタバサの膝の上に・・・ちょうど膝枕のような体勢になる。
「・・・寝ちゃってる・・・・・・・・・。」
タバサは少しガッカリしながら、自分の膝の上で眠るレックスの頭を優しく撫でながらグランバニアへと帰っていく。
──────────
翌日、朝からレックスはアルスに大目玉を喰らっていた。
@午前様で帰宅したこと。
A勝手に魔法のじゅうたんを使ったこと。
こってりしぼられたレックスが部屋に戻ろうとすると、そこには心配そうに帰りを待っていたタバサが立っていた。
「あ、お兄ちゃん・・・やっぱりアレされた・・・?」
コクリとうなづき、額に当てた手をとると、そこには見事に真っ赤になった痕がくっきりと。
「わ〜・・・痛そう〜・・・!お父さんのデコピン・・・すっごい痛いもんね・・・。」
「2発だったからね・・・しかも、当分おやつも抜きだってさ・・・。ショボ〜ンだよ・・・。」
「ふふ、おやつだったらわたしの分を半分わけてあげるから・・・ね?」
「ありがと・・・。」
DQ外伝『涙』 おわり
おまけ
Q.あなたのお名前は?
A.タバサです。
Q.あなたの好きな男性のタイプは?
A.お兄ちゃんです。
Q.あなたのライバルは?
A.・・・ドリスです。
Q.それはなぜですか?
A.ドリスも絶対お兄ちゃんのこと好きだもん!
でも負けないもん!わたしの方がお兄ちゃんのことすっごくすっごく好きだもん!
ドリスライバル認定キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
実はドリスもDQ5の王女?になるのか
>925-930様 レックスがキメラのつばさの効果でうっかりエルヘブンに
逆戻りしたのかと思ってしまいました。スイマセン。大変すいません。
>909様 親切な>909様がいるスレはここですね?やっぱり長かったか…
これまでのタイトルから予測するとそうなんですが…
それはそうとネタらしきもの?を投稿します。元ネタは
ttp://www.sun-inet.or.jp/~miura/Inchiki5.html ちなみに?マークが大量についてますが気にしないでください。
王様と王妃様が読書をしていると・・・何処からか声が聞こえてきた・・・
王女?「Cに解決したい…」
その声に、王妃様が反応した。
ビアンカ???「…なんですって??…あの子、いつの間にそんな死語(?)を…」
王子??「まだダメだよ。」
ビアンカかも知れないし「まだ…?ということはもしかして…」
王女???「ダメ…よ…これ以上こんな状態が続くのは…終わらせなきゃ…」
王子??「でも、サンチョが…」
80%主人公です「おっ、二人とも思春期真っ盛りだね。」
ビアンカかフローラ「あなた…止めないと…」
だが王妃様は転んで気絶してしまった…そして王様は王妃様の回復を早めるため、回復呪文を唱えた…
王子??「仕方ナイ・ナァ…後で怒られるのは僕なのに…」
王女????「王族たるもの流行の最先端を行きなさいってサンチョは言ってたけど、もう飽きたもん。」
王子「それにしても、ピアノ連弾即興演奏って誰が考えたんだろ。よほど気が合わないとまともにできないよね。」
王女???「もう腕が疲れたわ…でも、にっくきコリンズ君を倒せるなら…」
続かない……?
私の書いたネタ、かなり苦しい展開です…修行の旅に出ませんので、探さないでください。
次期スレタイ案 最後の戦い〜DQ5の王子と王女SSスレ4〜
レックスで名前は確定?Dq5双子Ss4
>>930 ペコさん乙です。
次はドリスとの絡みを見てみたいですなあ、
あっあつかましいお願いごめんなさい。
息子だけお留守番だとやたら娘が連れ出そうとするのはドリス絡みと妄想
スレタイ案「ふたりの大冒険」
スレタイ案
禁断の愛〜DQ5の王子と王女SSスレ4〜
神スレ案
エデンの果実〜DQ5の王子と王女SSスレ4〜
「お母さん。お母さんて、お城にいるときとお出かけするとき、ちがう匂いするよね」
「ええ。香水を変えてるのよ。
そうだタバサ。あなたも香水つけてみる? いつもと気分変わるわよ」
「え……いいの? わあ、つけてみたい!
これ、ここ持って、シュッって押せばいいんだよね。えっと、どこにつけるといいの?」
「そうね。お母さんがいつもつけてるのは、耳の後ろと手首。あと、ふとももの裏側と、かかとにもつけるわね。
あらあら。そんなに何回も吹きつけない。ほどほどにしとかないと逆効果なのよ」
「これでいいかなあ? あれ……うぇえっ、お薬みたいな匂いがするぅ。お母さんみたいないい匂いじゃないよぉ」
「最初はそうよ。そのうちにすてきな香りになってくるのよ。
お母さんはさっきつけておいたの。だから今ちょうどいい匂い……あ。はーいっ、あなた。今すぐ行くわ!
うふふっ、あの人ったらせっかちなんだから。
それじゃ、お母さんとお父さんは出かけるけど……ごめんね。いつもタバサたちにお留守番任せちゃって」
「お母さん気にしないで。私たちね、お留守番大好きなんだよ。だから、ゆっくりしてきてっ!」
「まあ。ふふっ、ありがとう、タバサ」
「おかえりー、お母さん」
「ただいまレックス。いい子にしてた? タバサは? まあ、お昼寝してる?
もうすぐ夕食だそうよ。起こしてきてあげて……あらっ? レックス。ちょっとこっちに来なさい」
「えっ。な、なに、お母さん?」
「…………レックス! いけない子ね。お母さんの香水、勝手に使ったでしょう」
「え? まさか。ぼくそんなの使ってないよ」
「嘘いいなさい。ほらっ、お母さんの香水の匂い、プンプンしてくるじゃない。
それに香水はね。耳の後ろとか脚につけるものなのよ。肩とか顔じゅうに塗ったって意味ないの。
お風呂入って落としてきなさい。ちょうどお父さんも入ってるから――」
>>938 おまいのこのR指定一発ネタ、結構好きだぞ。
この親にしてこの子ありか
風呂場で語りあう父子を想像してしまった
王子:女の子の事や性の事は興味も知識もないけどしっかりやることはやってるタイプ
王女:耳年増で性の知識や恋愛事に興味深深だけど実際は奥手なタイプ
「いけない、もうお昼だわ……あら、タバサ。おはよう」
「おはようお母さん。お母さんも今起きたとこ?」
「ええ。これじゃ私、タバサたちに早起きしなさいっていえないわね。うふふ」
「あっ。ねえお母さん。『昨日の夜』って10回いって」
「『昨日の夜』? それ、何かのおまじない?
10回いうのね。昨日の夜、昨日の夜、昨日の夜…………。
はい、これで10回」
「お母さん。昨日の夜って、何回いった?」
「えっ? 10回いったわよ、ちゃんと」
「なあんだ。たった10回なの?
だったら、お父さんより、おにいちゃんのが上手なのかなあ――」
>946
スマン。誰かメール欄で解説キボンヌ
>946
ワラタ、そうきたか・・・
>946
無理矢理杉
>950
「ねぇ、レックスぅ。」
「な、なに?ドリス・・・そんな甘えるような声だして・・・?」
「タバサもお部屋でお勉強中だしぃ、イイ事しよっか?」
「え?イ、イイ事って・・・?」
「ウフフ。ベッドの上でイ・イ・事♪」
「それって楽しい事?」
「とっても楽しいし、気持ちイイ事よ。」
「ふ〜ん。じゃあいいよ〜。」
「そうこなくっちゃ♪じゃあ、そこのベッドに横になって・・・。」
「う、うん・・・。(な、なんかドキドキするなぁ・・・。)」
「(ガチャ)ちょっと待ったーー!!ドリス!お兄ちゃんに何するつもりよぅ?」
「あら、タバサ来ちゃったの・・・『まだ』何もしてないわよ〜?」
「ま、『まだ』って・・・お、お兄ちゃんもお兄ちゃんよ!何ベッドの上で服脱がされてるの!?」
「え?あ、いや・・・ゴ、ゴメンナサイ・・・。」
「・・・ドリスには気をつけてってあれほど言ったでしょ!?」
「ハ、ハイ・・・ごもっともです・・・。」
「ドリス!こうなったらどっちがお兄ちゃんのお嫁さんにふさわしいか勝負よ!」
「あら、望むところよ♪でも、わたしが勝ったらレックスにあんなことやこ〜んなことしても、邪魔しないでね?」
「そ、それはこっちのセリフだもん!!」
>>952 レックスが羨ましいようで哀れな状況だ
取り合いはラブ米の王道ですな
「ドリス、じゃんけんでしょーぶよ」
「のぞむところよ、じゃーんけーん」
「ポン」←グー「ポン」←チョキ「ポン」←チョキ
「オレ様の勝ちだ!!」
「コ、コリンズ君Σ(;´Д`)」
>954
('A`)お、俺が悪かったよ…
「わっ!びっくりした。
レックス、タバサ、なんで泥棒みたいにこっそり歩いてるの!」
「ご、ごめんなさい、お母さん」
「隠れんぼするなら外でやりなさい。
それと、タバサ。お城の中にいるときは帽子脱ぎなさいって言ってるでしょう。ほらっ」
「あっ、お母さん、これはダメなのっ……あ」
「まあ? タバサ、何なのその髪。変なふうに固まっちゃってるわよ」
「えと……さっきタバサね、ぼくの整髪料、ふざけてつけちゃったんだ。
そしたらぜんぜん落ちなくなっちゃって。だからお風呂行って落とそうと思って」
「なあんだ、そうだったの。
そういえば……タバサくらいの歳かしら。私が今の髪型にしたのって。
タバサもそろそろ、おとなっぽく見えるように髪型かえてみたらどう?」
「う、うん。でも今日はこのままでいい。じゃあねお母さん」
「あら。ふたりで手なんてつないじゃって。あの子たちもまだまだ子供ね、うふふ」
「ふうー。どうにかごまかせたぞ。誰かに見られないうちに早く洗い落とそう」
「ありがとうおにいちゃん。
次は私、ちゃんとぜんぶ飲めるようにするからね――」
おおっいつもご苦労さまです。たんまりと萌えさせていただきます。
次スレ立ててもいいすか?
どなたかよろしくお願いしますです。
ちなみにスレタイは「不思議なふたり〜DQ5の王子と王女SSスレ4〜」をきぼんぬ。
あと、IDが変わっているとこについては気にしないでください。回線の調子が悪いもので…。
おなじく次スレ無理ですた…
王子王女がメインだけどこのスレのSSは脇キャラがいい味でてる。
同じく無理でした・・・_| ̄|○
というレスだけで1000に到達しないことを祈りつつsage
>>956 タバサは飲もうとしたのになぜ髪にかかるの?
若いから勢い良く飛ぶんだろう。
「だーれーだ?」
「えへへ……ええっと、どちらさまですか?」
「ちぇっ。もうわかってるくせに」
「わかるよ。おにいちゃんの足音なら、私、すぐ…………??
おにいちゃん。ちょっと手、貸して」
「手? ぼくの手どうかした?タバサ」
「くんくん……あーっ!! おにいちゃん、浮気したぁっ!」
「う、浮気いっ? なんのことだよ」
「とぼけないで! おにいちゃんの匂いがするよっ!
おにいちゃん、ひとりでしたでしょっ! ひどい、私がありながら!!
私はね、おにいちゃんのこと考えてドキドキしちゃっても、夜までちゃんとガマンしてるんだよっ!」
「だ、だからって、浮気になんかならないだろ。
それならタバサだって浮気になるんだぞ。こっちの手の指、タバサにも使うんだから」
「ヘリクツっ! 私がひとりでしたら、おにいちゃん怒るくせにっ!」
「こらっ! おまえたち、喧嘩はやめるんだ。
なんだかよく判らないけれど……とりあえずレックス、夕飯の前にはきちんと手を洗ってきなさい」
「……あなたもよ」
すまん>970の下3行は除いて読んでくだされ。唐突すぎ。
>>967 乙〜
>548>598>608>637>644>674>778>924>938>946>956
スレの最後に自己アピール。
読み返すとDQ5の双子である必然性がほとんどない話ばかり。
とはいえこういう場でないと投稿できないのがこういうネタ。
エロネタが気に障るようなら遠慮なくどうぞ。双子スレにでも逝きますんで。
「それでは、王子争奪戦をはじめたいと思います。参加者は、レックスの実の妹タバサ選手とレックス達のいとこにあたるドリス選手です!」
「あ、あのさぁ・・・ピピン・・・。」
「む?どうされました?レックスさま?」
「た、たしかにこれは『DQ外伝』とまったく関係ない話だからってなんでピピンが仕切ってるの?てかウザイんだけど・・・。」
「ウ、ウザイって・・・。そんな・・・わたくしはただ場を盛り上げようとしているわけでして・・・。」
「まあいいから、とりあえず進めよ。あと、ピピン洗ってない犬の匂いするからあんまし近寄らないでね・・・。」
「ハ、ハイ・・・。え〜それでは、気を取り直して第一回戦はお料理対決です!各自、『卵』をテーマに1品ずつ料理していただきます!
審査員はこちらにおられますレックスさまと料理長もやっておられますサンチョさまとわたくしピピンが審査いたします!
それでは、両選手意気込みの方を聞いてみましょう。」
「ドリスには負けません!」「わたしだって、タバサには負けないわよ?」
────料理中────
「それでは審査して参りましょう!まずはタバサ選手の料理からです。・・・・・・・・・えっと・・・これは・・・・・・?」
「た、たまごを目玉焼きにしようとしたんですけど・・・割れちゃって・・・ご、ごめんなさい・・・グスン。」
「と、とりあえず食べてみましょう・・・(モグモグ)・・・ガハッ!な、なんで卵をだた焼くだけでここまですごい味がでるのかは・・・。」
「ピピン、だまって食べなよ・・・(モグモグ)・・・ウッ・・・オ、オイシイヨ、タバサ。」
「ほんと?お兄ちゃん?」
「ウ、ウン。ほら、ピピンは日ごろから質素な食事しかしてないから、タバサの料理にはおいしすぎて舌が合わないんじゃないかな?」
「そ、そうよね!よかった〜・・・。」
「・・・レックスさま、シスターコンプレックスって知ってますか?」
「ピピン・・・しゃべらないで・・・お口くさいから・・・。」
「ウッ・・・えっと。サンチョさまの方はって・・・!なんか泡吹いて倒れてるんですけど!?サンチョさま?サンチョさまーーー!!!???」
────タバサ審査終了────
>>971 密かに毎回楽しみにしています、両親と子供達の対比が良い
>>973 ピピン(´Д⊂・・・あ、サンチョもか