ライアンについて熱く語るスレ

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36名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/02 19:18 ID:Cr16k2Cz
>>34
FC版って体力が最高値になってもHP伸び続けるのか
>>36
伸びる。
伸びなくなるのは3だけ。
>>36
>>37
そしたら3のスタミナの種って一体。。。。
HPの限界を自分で速めてるってこと?
3ではスタミナの種とかしこさの種は罠です。
ただし一つだけ使い途がある。
>>39
攻略本に書いてあるのも罠だったのか。。
体力が増えるとHPの増加も大きくなるというのは罠か。。。
使い道とは?
パラメータが一周するってやつ?
んで、レベルうp時に一気にHPとかMPが上昇する、とかじゃなかった?
3のHPは体力の2倍に近づこうとする
だから体力が打ち止めになるまでは命の木の実は使わないほうがいい
体力の影響で上がるHPは512までだからそれまではスタミナの種、
越えたら命の木の実というのがベスト
>>42
522まで上がる。
無性に好きなキャラだな。
もうだれも熱く語らないの?
46名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/18 17:47 ID:D/4wKcsr
age
47ハートマン軍曹:03/10/18 18:04 ID:Ee+o2deG
お約束のアレが無いぞ!


アパム!弾!弾持って来い!アパーム!!
48名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/18 19:41 ID:wOtuKVYD
>17
ワラタ。
49モリモリウンコ ◆C.8vrY3MxA :03/10/18 21:19 ID:QD/p9kFB
ライアン・ギグス
50名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/18 21:27 ID:mTHWmzIR
メジロライアンについて?
51犬神明(アダルトウルフガイ):03/10/21 11:59 ID:Dp51rGYy
怪傑ライアン丸
ライアン×ホイミンきぼんぬ
53名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/24 16:58 ID:y7wNOEOD
ホイミンの触手で陵辱されるライアソタンハァハァ…。
いや、ライアン攻めか。
難しいな。
ゴードンの弟・・・
テスト
test
テストスレに成り下がったか…
てすと
TEST
テスト
プライベートライアン
62鮮血の修羅・ライアン:03/11/19 04:15 ID:Lh/VbDda
「殺すぞぉあの女の頭を狙え!」
騎馬の大群を駆る蛮族が淫魔道師に命じる。
恐怖の中逃亡する遊牧民達は、逃げ遅れた者から徐々に騎馬に踏み潰されていく。
その中でラバに乗った夫婦を魔道師のメラミが打ち抜く。
「フレアーーーーっ!!」
ラバを駆る夫の背後で妻フレアの頭は吹き飛んだ。

魔族の王ピサロが即位した暗黒の時代、国々の秩序は無きに等しくなった。
ここバトラントのイムル平原でも蛮族が発生し、作物が壊滅的打撃を受けている。
ライアン少年が18の歳の事だ、一族の土地が全て失われたのは。
一家は破産し、ライアンはイムルの大学に入ることも不可能となった。

「デラーズ、腐ったパン拾いに行かないか?」
イムルの町外れ牢獄周辺では、浮浪者たちが生活している。
ライアンはバトランドまで出稼ぎに行った父と別に、日払い労働をして暮らしていた。
ガールフレンドもでき希望もあった。デラーズが2度レイプされた時も支え合った。
「毒消し草を食べれば、病気にもならない」
それを信じて、今日も残飯を食べた。
63鮮血の修羅・ライアン:03/11/19 04:37 ID:9NaRPsX8
そんな生活の中、蛮族狩りの条令が発光される。
志願したものはバトランド兵に登用される機会があるという、
こういう展開を望んでいたライアンは狂喜し参加した。
学術を棄て、剣の道に目覚めたライアンは正に生まれ変わったと言っていい。
イムルの蛮族討伐隊では部下を2人与えられた。
そしてデラーズを妻とした26歳の頃には、荒くれ13の一員に数えられる程の腕になった。

「ライアン、親父は見つからないのか?」
同僚が心配してくれた。「マサーシィ、見つからないらしい。バトランドで数年消息不明だとな」
ライアンが俯く。討伐隊兵舎には荒くれ13が集合し、出陣の準備をしていた。
「我々は泉の塔に生息する蛮族を、南下しつつ撹乱するのが使命だ。マサーシィ、よそ見をするんじゃねぇ!」
「すいませんでした!」
「指導!!」
ボゴォ!マサーシィが殴り飛ばされる。「ゴメンネ」ライアンは心の中で謝った。
(それにしても厳しすぎないか?ライアンは不愉快な気分になった)
「今回から我々の部隊に査察官が来る。この任務次第で兵士に採用されるとの事。」
隊長の横に立っていた男が喋りだした。汚い声で。
「俺がバトランド連邦査察官タシロ・ギャンだ。諸君らの戦果は後々報告させてもらう。」
号令をかけ出撃準備を整えると、荒野を背に蛮族の塔を睨み据えた。
「デラーズ、兵士の給料でバトランドに移れるぞ」
ライアンの野心を胸に師団は出撃した。
64鮮血の修羅・ライアン:03/11/19 05:06 ID:9NaRPsX8
塔の後部では蛮族が強襲に対抗しきれず、門を破壊されていた。
今まで悪鬼の如く力を秘めていた蛮族が、ここまで弱体化しているとは思わなかった。
これが奴らの実力だとは知っていたが、指揮系統にいつものキレというものは無かったからだ。
「マサーシィ!倒した奴からは剣を奪っておけ!この塔の中じゃ補充は当てにならんぞ!」
ライアンが雑兵を叩き切りながら塔を駆け抜けていく。
内部は前後で複雑になっており、正面から攻めるバトランド本隊とは遠く隔たれているからだ。
指揮官は合流するまで補充は十分にあるといったが、迷宮のような塔では兵站系統を維持するなど不可能だった。
ライアン隊は18人程で孤立状態になっている。
「タイソン!」
マサーシィが叫ぶから、仲間のタイソンが矢に撃たれたのが分かった。
「こなくそ」敵から奪った銅の剣をブーメランのように投げつけ、弓兵の目を突き刺した。
「マサーシィ、合流しろ!タイソンがいなきゃ無理だ」
マサーシィはラッキョウにタイソンをつれ後退するように指示した。
「ライアン、行こうぜ!2人で行動したほうが前後をカバーできる」
マサーシィも兵士に登用されるのを希望しているのだ。退く気は無かった。
その目の前でラッキョウの首から血し吹きがマサーシィを汚す。
「ラッ!?」
敵の淫魔道師だった。ラッキョウの首をバギで跳ねたのは。
「にげろぉ!!!!」ライアンの叫びは正しい。
魔道師クラスに対抗できる戦力は無いのだ。
しかも魔道師は大勢の人間に殺傷力を発揮する。
「エイジ!!」
逃げ遅れた者が一人殺されたが、ダンカンも含め退避した。
塔の内部が戦慄する。
塔は構造上、どうしても巨大になると柱が必要になる。
柱がカモフラージュになりバギも避けられるのだ。
残された2人はコンビネーションを深め、魔道師(とても不気味な人間だ)を狙う。
65鮮血の修羅・ライアン:03/11/19 05:45 ID:XVWBV1A7
マサーシィ、いいぞ、俺がおとりになればお前が懐に入るんだ。
体勢を崩せば後は俺が投げナイフで脳天を仕留める。
ライアンが走り抜けるが、魔道師が突然話しかけた。
「お前はライアンと言うのか」
普通の男の声だが、ギョッとしてしまい転んでしまった。
自分の名前を、知られている・・・・・。

「誰だぁーーーーーーーーーーっ!!」
震えが、ライアンは愕然とした震えが、
「アヒャヒャヒャヒャ!!!お前の奥さんはデラーズか?」
もうライアンは自分の詳細を全て知ってるかのような魔道師の宣言に怯えだした。
マサーシィはライアンが転んだ状態から動かないので戦慄した。
「ライアン、止まるな!」
ライアンが危ない。しかし、あそこまで走ったら柱が無くて逃げ切れない。
どうするか、マサーシィが思案した。
カラッ
66鮮血の修羅・ライアン:03/11/19 05:46 ID:B22lv9FO
「!」
ライアンの前に水晶が落ちた。目の前に足が見える。
ライアンの目の前に魔道師が立った。
水晶に映像が浮かんだ。
妻の姿だ。
「助けてぇーーーーー!!!!!」
「いやぁアーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
目の前で妻の顔が悪魔によって皮を剥かれていった。目玉を取り出され食された時は、
ライアンは嘔吐しながら悲鳴を上げていた。
「ライアン!」
「お前らは新たな魔王の眷族に加えてやるわ。鉄球魔人への進化に強靭な肉体が必要なのでなぁ。
人間の心はここで棄ててもらおうか」
邪悪な魔道師の肉体が醜悪な魔物に変わり、ライアンの体を包み込んだ。
「やめろぉお!!」
マサーシィが悲鳴をあげるも、恐ろしい昆虫のバケモノに首をはねられ。
彼も昆虫の体内に吸収されていった。

導かれし者、ライアンは力尽き。その体を魔族へと変えられてしまった。・・・
67鮮血の修羅・ライアン:03/11/19 06:00 ID:B22lv9FO
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
導かれし者ライアン、あなたはまだここで力尽きてはなりません。
大きな光がライアンを包む時!

「おお、蘇生なされたか。貴方は神によって新たに肉体を与えられ復活したのですよ」
なにがどうやら分からない。ここはどこだ?!と目を開けた。
「ま、眩しい・・・」
「ようこそライアン君。わたしが魔族の王ピサロだ。」
「!!」
飛び上がったライアンの目の前に、銀髪の悪魔が立っていた。
しかしライアンは自分の体の重さに耐えられない。何故か?
彼の体が悪魔に変わっていたからだ。
「ギャアアアアアアア!!!!!!」
「君こそ究極の生命の試験体、その第一弾エビルオーガだ。」
悪魔の王が宣告する。「これからお前は魔界を放浪してもらう。」
壮麗な獣のマントを背負った魔王がライアンの頭をひねり上げる。
「そこで生き抜いてみろ。貴様を138匹の魔物が狙う、
それを倒しきれば丁重に改造を続行してくれよう。」
地の香りのする中、醜く膨れ上がったライアンをピサロが吹き飛ばす。
「バシ・ルーラ」
異次元の衝撃でライアンは消え去った。
イムルではライアンの妻、デラーズが討伐隊に悲報を受けていた。
「主人が消息不明・・・」
泉の塔攻略戦がバトランド軍の勝利に終わった時、荒くれ13部隊は消耗していたが。
ライアンを含め、数人が完全に見つからない状態だと討伐隊員が説明する。
塔内は清掃を開始されていて、死体が見つからないことがおかしい。

「ライアン・・生きてるわよね」
暗くなった隊員寮の自室で泣き崩れるしかできない状態だ。
外で木枯らしが吹く音しか聴こえなかった。
暖炉をつけずに室内の温度が下がるに任せて、凍死したい気がした。
主人はどこへ消えてしまったんだろう。

討伐隊本部の宿舎では、ランプの灯る木机でタシロ査察官が記録をつけていた。
「ラッキョウ、チュン・リ、マサーシィ戦死。・・・ライアン・・・戦死か」
黒い空と赤い海。
太陽のない冷気と溶岩の熱が交差する気流。
この神外の世界が魔界だ。木は腐り、熟した果実が怨風にのって生命を酔わした。

ここに一人の男が降り立った。
ライアン。
醜く歪んだ化身がただ哀れだった。彼は口ずさむ。
「俺はどこへ来てしまったんだろう。・・・」
腐った実を食べつつ命を繋いでるが、心は人間から遠ざかっている気がする。
襲い掛かる悪魔どもを皆殺しにするだけの力は持っている。
自分は最強の化け物に生まれ変わったから。
デラーズにはもう会えなくなっていると諦めていた。
鳴き声がする、またもやドラキー族の襲来か。
ライアンが念じると真空波が空の敵を粉砕する、おかしな能力が生まれているのだ。
死骸が振る中、樹海へと入った。
そこで一人の魔物の少女に出会った。
ライアンが魔界での、初めて穏やかな生物との出会いだった。
「君は・・・
「あたしホイミンよ・・」
ライアンが打ち解けようと語る。「君は服を着ないんだね」
その少女は青い肌の奇怪な触手を全身に持つ魔物である。
「服なんて王様しか着ないわ」
「そうか、君はこの世界で生きていけるのか?」
ライアンが変な質問をしているが、少女は素直に答える。
「ホイミスライムなど魔族の慰み者です・・。大勢に抱かれる事で、大勢から襲われずに済むのだから」
ライアンが胸を押さえた。妻のデラーズを思い出したからだ。
「僕の妻もそうだったよ。・・でも君と同じくらい綺麗だったよ。君だって綺麗だ。」
何を言い出すんだろう。口が軽くなっていたが、その言葉は軽い気持ちではない。
「君の仲間を教えてくれ。話が通じそうなやつを」
ライアンは貴重な情報源を今日手に入れた。

「お前が人間だったのか、」
ホイミスライムの集落に住む、ピエールという若者がライアンに理解を示してくれた。
彼の部屋の隅でホイミンは座っている。
「ここは人間の住む世界ではないからな。帰る道なら教えてやろう」
「しかし、俺は人間には戻れない。」
「そんな事はないぞ」
突然背後から新たに魔物が増える、ウインドマージのメルビーという老人だった。
「魔物が人間になる事は可能なのだ。」
吉報がライアンに希望を与えた。それは本当かと問いただす。
急にホイミンも耳を傾け、身を乗り出す。
「その方法とは何か教えてくれないか」
「決して簡単な事ではないだろう。だがライアンという魔物にならできるやもしれん」
「メルビー、その方法って?」
ホイミンが急に口を開き、ライアンは意外だった。
「ホイミンも興味があるのか」
「ピエール黙って、メルビー?」

「モシャスの炎を纏うことだ。その身を焦がす事で生まれ変わる。
そして人間の心を手に入れた時、完全な人間へと変われるのだ。」

その夜、魔族の城ではピサロが水晶に見入っていた。
「魔道師、あやつは人間に戻るつもりのようだな。」
「ご命令なら始末しましょう。」
ピサロが憤慨した。
「あの人間が悪に進化せねば意味がない。
そのために人の心を奪うことが最重要なのがわからんか」
宮殿の王座から離れていく。
「奴を悪に変えるのがお前の使命だ。行け」
しかしピサロがためらった。
「いや、お前はいい。」
冷酷な妖気を纏う魔王が、宮殿の影を異空間で繋ぎ配下を召喚する。
「暗黒神官クリフト。貴様の進化した妖術、ライアンを暗黒に染めてみぃ」
ピサロが召喚した神官(クリフト)を戦闘に出で向かえさせる。
この宮殿の影には幾千の怪物が眠っている事だろう、どのような悪夢を望んでいるのか。

ピサロの魔城から、ライアンの方位に向かう道では。強弱とわず生物が死滅したという。

「ピサロ陛下、クリフトシステムは妖術過剰入力が処理のプールを越える傾向があります。」
エビルプリーストが警告をした。
宮殿の闇を漂うピサロは反応を返す。
「その破滅を招く戦闘プログラムがライアンをどこまで追い詰めるかだな。」
ピサロは窓から魔界を睨める。
「ライアンは必ずエスタークの寄り木にさせてもらう。」
ライアンはモシャスの炎を求め、希望のほこらを目指した。
そこに自分の姿を取り戻す術と、人間の世界への道があるのだ。
山林が深くなる、魔族となったライアンは殺気を感じ取った。
「死ね!ライアン」
「!!ダァア」ライアンの回し蹴りが妖魔を打ち払った。
これ位は倒せる腕である。溝を殴り、12m程弾き飛ばした。
だが怪物は余裕で体勢を立て直す。
「貴様、俺の邪魔をするな」でなければ殺すぞ?
ライアンが睨みつけた。
「俺の名はクリフト!!貴様を地獄に落としに来た、最も哀れで醜い妖魔だ」
「哀れだと?」何を言ってるんだ。やつは。
「俺は導かれし者の一人だった!だがこの魔界で人間に戻れない、人体改造の果ての失敗作だ!!」
「出来損ないか、俺と人間に戻る方法を探さないか?」
クリフトは怒り狂う。
「俺はもう戻れない!!貴様を殺して道連れにしてやる!!俺には人間に戻れる細胞が残されてないんだ!!」
「そうか、なら死ね。貴様など殺しても惜しくないわ」
ライアンが気合を入れ念じると真空剣がクリフトを粉砕した。
「人間の記憶も魔物の記憶も残らないように刻んでやる。お前は死ぬ事で救われろ」
ライアンの目前では、竜巻の中でクリフトがシュレッダーのゴミように刻まれていった。
「お前は死ぬんだ。俺がお前の分も生きてやる」
「ギャアアアア」刻まれるクリフトは徐々に、人間の記憶と妖魔の意識が分離されていく感覚を受けた。
はるか遠くのデスパレスに佇むピサロは水晶を見ながら唖然とした。
「ライアンの進化はここまで驚異的な進歩を・・・・」
見つめる水晶の映像では、粉砕されるクリフトの細胞が映った。
「・・・・ライアンめ」
惨事が終わると、散らばった肉片をライアンは拾った。
「お前の妖力は無駄にせん。」
山林の中、魔物はその肉を食べ始めた。
「クリフト、お前の力は俺の血となり肉となる。」
口の中でプチプチ音を鳴らした。
死んだクリフトの血液が、霧雨のようにライアンの全身と鎧を赤く染めた。
・・・・・・

一方、魔族の村ではホイミンがライアンを想っていた。
彼女も人間に憧れているからだった。
茶色い枯れ木で建造された村の中で暗い空を睨んだ。
「よぉホイミンちゃん、今日も寝させてもらうぜ」
村の広場で通行人が行きかう面前で、今日も彼女はブラウニーに陵辱されるのだった。
「・・・ライアン、あたしを人間の世界へつれていって・・・」
「うるせぇぞ糞スライム!」
顔面を打ちのめされた。

山林では食事を終え、ライアンは前へ進んだ。
一方、人間の世界ではライアンの妻デラーズが占い師の下を訪ねていた。
「主人は魔界に閉じ込められていると?」
占い師の女性は念じながら、彼女に交霊による伝心を伝えた。
「ええ、その世界で人間に戻るための試練に立ち向かっています・」
水晶に怪物の姿映る。その恐ろしい姿は確かにライアンの面影を保っているのだ。
「こんな恐ろしい姿に・・・・」
占い師は睨んだ。「どんな姿であろうと、あなたが救いの手を離したら。彼は永久に帰ってこれなくなります」
「残存する思念から、ライアンの心を辿って見ましょう」
薄暗いテントの中で、占い師は水晶の輝きを大きくした。

そこに悪魔の使いが!!
占い師は悲鳴を上げた。「あ、貴方たちは!!」
「ピサロ様の邪魔をする者には死を!!

テントの中の2人の女性が惨殺されているのを発見されたのは数時間後だった。
デスパレス宮廷ではピサロ会談が開かれた。
講壇に立つ魔界技術者の怪物による講義が始まった。
「エスターク復活には、強力な精気を持つ生贄の注入が最も有効性が高いでしょう。
それには精気の吸収に対する耐久性を両立させた生命が必要な事から、
ライアンに有望株が集まっているようですな。」
技術者は大きな円卓の出席者に書類を回すよう、使い魔に支持した。
濁った茶の卓上に、使い魔が羊皮紙の書類を配って回った。
出席者の代表司会をしているピサロが発言した。
「魔族の支持を得るには、エスターク出現による煽り買いが必須だ。
地方領主を束ねる為に目に見える損益予測の提示が有効なのは言うまでもない。」
魔王は銀髪をかきむしる。
「ライアンに施した改造技術が発現するのに、育成期間が必要なのは解っている。
だがその修練に、魔界で所有する不動産の生息魔族では過不足が問題提起されている議題になった。」
参列者、キングレオという八手を持つ獅子が挙手した。
「ミステリードールの地上投入計画の予算が削られる理由がそれだというのか」
生意気な口調の地上の1大陸を支配する領主、キングレオの態度は参列する者に反感を起こした。
「消耗品とはいえ、対ライアン用の魔族に多くの魔術師協力社が必要なのは了承済みだろう」
灯台タイガーが抑制しながら反論した。
会場の空気を悪くされ、ピサロは怒気を増した。
「キングレオ!貴様の地方の軍備など知った事か。お前の出す純益が増えてから発現するのだな」
「進化の秘宝の技術者の情報をリークすれば、エスターク市場の開発など必要なくなるわい」
会場の参列者たちが怒鳴った。
「貴様、口を慎め!!」
怒号が収まる前に閃光がキングレオを吹き飛ばした。
「キングレオ!!」
爆風が書類とテーブルを破壊した。それは怒れるピサロの手から発されたイオラだった。
会談は終了し、エビルプリーストが倒れたまま救護を受ける、キングレオを一瞥した。
「威勢だけの子獅子、頭を冷やしなさい。」
魔界でのライアンは、ここしばらく魔界の瘴気が薄れた地域を放浪し。健やかさを取り戻していた。
歩いてきた野原から砂場を通り抜け、そこには川原があった。
「この水はとても澄んでいる」
地上から流れる水脈に、清らかな流れが、魔界を循環している事に驚いた。
空の色も明るいのだ。
「自分は人間の体を取り戻せるかもしれない」
ライアンはそう思えた。
それには理由がある。ライアンの汚れた体を水が洗い流した事で、そう錯覚できたのだ。
でなければ彼の病んだ精神に、希望が戻る事など少ない。
川原に体ごと浸かったライアンは昔の事を思い出した。
それは魔界村でのホイミンという少女だ。
彼は魔界村から旅立つ前に、性欲の赴くままホイミンを寝取ったのだ。
魔族との性交はシンプルだ。
ライアンの邪心は1度きりだったが、モラル低下は当然のことある。
「罪悪感を感じるくらいなら犯さねばよかった」
ライアンは水の中で横になったまま、過去を回想し続けた。
上流からは常に美しい水が流れ続けた。
彼の心の中の焦燥感と穏やかな暖流が、緊張感を伴う旋律を弾き続ける。
お前を不安にさせてやる。そんな脅迫を空虚から受けていた。
それは暗い闇と外部の白熱光の鬩ぎあいになっている。
現在のライアンは、悪の周りに善がちらつく状態に逆転していたからだ。
心細さが神経を細くしたんだろうか、大きな不安がライアンの世界を包んでいた。

一方、人間界ではピサロが魔界へ帰還を開始していた。
軍靴のかかとが音を鳴らした。
魔族が行進し、デスパレスから魔界の魔王城を目指している。
川原であろうと、大木の茂る樹海も気にせず。幽体になった魔族が、通り抜けていった。
「ピサロさま、人間そのものの魔族化を進めれば、ライアンの培養費用も低下しましょう。
しばらく、別行動で狩りの許可を頂きたいと存じます。」
エビルプリーストが進言した。
隊列を崩さぬまま、御車のピサロは部下に許可を与えた。
行進を続ける、森の中の軍隊から、魔術師の一団が飛び立っていく。
魔界と違う、紺碧の空を駆け抜けていった。
太陽は光りでそれを照らし、ピサロは眺めながら瞑想へと変化していった。
サントハイム宮殿にて、老魔道師ブライなる家臣が姫と空中庭園を散策していた。
「草木の芽生えが春の到来を待っているようかのぅ、・・姫様も冬が終わるまでに
ぜひとも美しい花を咲かせていただきたい」
「クリフト見つからないの?」
「奴は戒律を破り、宮廷を逃げ出した男。行方など知った事ではないですぞ。」
ここサントハイムに勤める、クリフトという若者が行方不明なまま半年近く過ぎ去っているのだ。
「サランでも見かけないし、あっいやん」
姫が青空のした失言した。
「また勝手に城を。姫様は、あっ!!」
虚空から放たれた矢が、目の前の姫の心臓を貫いたのだ。
「姫さま!!!!」
ブライが駆け寄る、気が動転しそうだった。城内の目の前で姫が殺されてしまった。
ああ死ぬんだ。姫の心は徐々に死を直面し始めた。
あたしの人生ってなんだったの?ブライ、胸が痛い。
心臓を貫いた矢が、姫の神経を激痛で破壊した。
「ブライ、痛いよぉ・・・・」
「姫様!!、姫様が死んでしまう!!姫の苦痛が・・・」
ブライは霊感で姫の死期を理解してしまった。
目の前で幼い日から育て、慈しんだ姫が命を終えてしまった。
「ああ・・・」
2のローレシア、3の戦士、4のライアンみたいな
ドラクエの武器だけでねじ伏せるパワーキャラって大好き。
特にライアンはカッコよくていいよな。
>>62-79
ひそかに続き待ってます。
>>81
ごめん、SS処女だったから自分でも展開がわからなくなってもう書けない。
ベルセル区の劣化パクリなんで忘れてください。
それにしても酷い文だ。
ライアンを守れ!
84まあくん@どうやら管­理人:04/01/08 20:50 ID:8AENEqm0
ttp://jbbs.shitaraba.com/study/2270/
↑の掲示板から逮捕者が
85まあくん@どうやら管­理人
ttp://jbbs.shitaraba.com/study/2270/
↑の掲示板から逮捕者が