■前回の粗筋■
(※2chじゃない所で、ガイシュツしちゃったネタです(ノД`)シクシク)
玲瓏たる月光が、武家屋敷に落ちる。
鮮やかな金髪。( ゚∋゚)面の男が、ナニかを唱えた。
「一つ。人より卑怯者。
二つ。不埒な不遜者。
三つ。皆より未熟者。ヒヨコ侍、此処に見参!」
銀髪の剣豪が、剣を構える。
「ヒヨコ侍だ!ひッ捕らえよ!そして私は──寝起きだッ!」
前話は
>>383-386になりますです。
星の血流、ライフストリーム。
鋼鉄都市ミッドガルの地下に、絶え間なく溢れる命の鼓動。
豊かな魔晄が今、英雄の滋養となり、細胞1つ1つを呼び覚ます。
「────はぁッ…」
餓(かつ)えた神。その全身に活力が漲り、満足気な吐息が零れる。
ピロリーン☆
セフィロスはレベルが上がった!
運が5上昇した!
ラッキー度が3つ上がった!
まぐれ度もついでに4上がった!
おまけでクリティカル度が2上がった!
「む?運だけなのか?」
「ヽ(`Д´)ノドラ○エかよ!」
魔晄キャノンの現場責任者、リーブの元に
魔晄炉が正常化した、との知らせが届く。
黒風に、ガンスモークが巻き上がる。
弾の切れた銃を捨て、ヴィンセントは腰からニ丁の銃を取り出した。
砲煙弾雨が、狂霖に乱れ
逆光が、宝条博士を闇に浮かび上がらせる。
「…ふ。この程度の攻撃が効くものか。…グフッ」
「グフッって!Σ(゚Д゚;)」
極限生命体の面が開いた。
その内に在る物は、若返った博士の、端正な容顔。
冷酷な眼に宿る、底知れぬ力と信念。
ヴィンセントの薄い唇が動く。
「何故、子供を実験に?」
瘴雨が人々を凍てつかせ、静かにマガジンが入れ替わる。
「何故?決まっている。戦隊の中心、ブラックとする為だとも。
勿論レッドはヴィンセント、君だ」
「なにィ━━━━━(゚ д ゚;)━━━━━?!Σハッ!!き、興味ないね…」
遠雷が、音も無く光った。
「家族を実験に使う。歴史上、頻繁に起っている事ではないか。
自分の女を利用して、何が可笑しい?」
鴉色の翼が、極限生命体の胴を打つ。
転倒する博士の喉元に、拳銃が押し付けられた。
「────彼女を貶めるな!ルクレツィアは、実験体では無い…!」
「では女神か?愚かしい妄執だ」
罅の入った肋骨に、極限生命体の拳がめり込む。
「うぐッ!」
ヴィンセントは離れず、照準を博士の眉間に移す。
「……撃て。私は満足している。
美しい妻へ永遠の命を。死産の筈の息子に、神の力を。
贈ったのはこの私だ」
永劫と思えた黒雨が、柔らかくなってゆく。
紅瞳が見開かれ、博士の眼前で銃口が、震える。
「ヴィンセント。もう、勝負はついてんぜ」
勝った筈のヴィンセントが、哀し気に息を吐き、囁く。
「…人体実験は止めろ、宝条」
「綺麗事を」
「データを得るだけなら、組織片を使うべきだろう。
人を監禁してまで、実験する理由は無い」
芯迄濡れた黒髪が、博士の頬に触れる。
「…いつか、我々を元の体に戻すんだ。
その日まで、決して、自害してはならない……」
雲間から、光の梯子が魔晄キャノンを照らしていた。
【飛空艇が見ている…】に興味なく続きますです。。。
■次号予告■
教会の光の中、天使にいざなわれ
天に昇るクラウドと/l゚卜ラッ…レッド。
「待て!」バーン!
片翼の天使が云いました。
「絵を描きたいなら、俺がパトロンに!!!!」
「(;´Д`)………………その前に人命救助だろ?」
原作通りの発言なのに、何故かザックスに突っ込まれますた。
次回「をしん」「牛乳は腰に手を当てて」の2本です。