DQで誰を仲間にしてパーティーを組むのがいいか

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91ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw
ようこそおいでくださいました。
こちらでは、ムーンブルクの王女を主役にしたゲームブック
「ムーンクエスト」を皆様にも参加していただいて、
リアルタイムで作っていこうという試みをしています。
ストーリーは、王女たちが船を手に入れ、アレフガルドに
上陸したところから始まります。

文章の最後に選択肢を設けておりますので、どれがいいか
選択してください。
新しい選択肢を作ってしまうのもアリですw
最初に書きこまれた選択によって、王女の次の行動が決まります。
ゲームブックといいつつ、HPやMPなどの数値による選択肢は
ありません。ポイントチェックなどもないので、お気軽に参加して
いただければ嬉しいです。
選択以外の皆様の声もなるべく反映させていこうと思っております。

選択肢によっては、ゲームオーバーもあると思います。その場合は、
ひとつ前の選択肢に戻って、SSを続けます。

リアルタイムで文章を書いていくので、少々お待たせしてしまう
こともあるかも知れませんが、どうぞご容赦ください。

それでは、最初の選択肢です。
アレフガルドのどの位置に上陸しますか?
1東 2南 3北
3 楽しみにしてまっつ
では2
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
91番さんは3を選ばれました。

 ルプガナから東に向かったわたしたちが、海の向こうにアレフガルドの陸地を発見したのは、
ほぼ1日波に揺られた後だった。
 すぐに上陸しようかと思ったけれど、ルプガナの町で聞いた情報が気になって、少し様子を
見ることにする。
 ルプガナで会った兵士は、アレフガルドがすっかり変わってしまったと言っていた。魔物が
強くなり、ラダトームの王様はそれを恐れて、行方不明になってしまったと……。
 わたしたちの祖先である、勇者とローラ姫の生まれた国がそんな情けないことになってしま
っているなんて、信じたくはないのだけど。
 大陸の北に回ったわたしたちは、船を隠しておけそうな入江を見つけ、そこから密かに上陸
することにした。
 別にコソコソすることはないと思うんだけど、用心に越したことはないわよね。
「……これが、アレフガルド」
 アレフガルドの北の大地は、兵士が言っていたとおり、ずいぶんと荒れていた。
「ねえ! ちょっとこれを見てよ」
 少し遅れて歩いていたサマルトリア王子が声を上げた。土の中に何かを見つけたらしい。

1サマルトリア王子の元に行く
2先を急ぐ
1かな。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
すみません、早速ミスしてます……前回選択は92番さんの3でした。
93番さんすみません、またよろしくお願いいたします。
95番さんは1を選ばれました。

 小走りにサマルトリア王子の元に近づくと、彼は地面を浅く掘る……というより、表面の
土を払っているような動作をしていた。
「ほら、ここ。地面の中に礎がある」
「本当ね」
 王子が示した先には、太い木が植えられていた。
 自然のものではない。四角く形を整えられたそれは、明らかに人の手になるものであった。
「これ、あっちの方にまで続いてるんだ。もしかしたらここは、昔、村だったんじゃないのか
なぁ」
「村? ……もしかして、ガライの町か!?」
 ローレシア王子がいきなり大声を上げる。
 ガライの町?
 わたしは慌てて周囲を見回した。
 そうだわ、ここはアレフガルドの北東……勇者とローラ姫の冒険譚によれば、この辺りに町
がひとつあったはず。
 吟遊詩人ガライの故郷だったという、美しい町が。
 わたしは呆然とその場に立ちつくした。
 ――この見渡す限りの荒れ地が、かつてガライの町だったというの?
「……魔物のせい、なの?」
 ムーンブルクを思い出して、声が震えてしまう。
 勇者とローラ姫の故郷、麗しアレフガルドと謳われた大地。わたしたちの憧れの大陸。
 いつまでも変わらないままにあるものだと思っていたのに。
「うーん、よくわからないけど、礎はしっかりしてるし、燃えたような跡もないから、単純に
人が住まなくなったんじゃないかな。万が一魔物に襲われたんだとしても、それは相当昔の話
だと思うよ」
 サマルトリア王子の言葉に、少し安心する。
 それでも、胸の中の寂しさは消えはしなかったけれど。

1ラダトームの城へ急ぐ
2アレフガルドをぐるりと見て回る
2 まっわりみち〜♪
いいのかな?
2でー( ´∀`)ノ
100清き一票@名無しさん:03/10/13 01:49 ID:O5jr5PYz
◆Sj469/wPAw さん、お疲れ様です。
楽しませて頂いています。

次の選択肢は2でお願いします。

やっぱり竜王の城に行かなくては(笑)
ありゃかぶってもーた
スマソー
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
98番さんは1を選ばれました。
99番さん、100番さん、ごめんなさい。またよろしくお願いいたします。

 冒険譚によれば、ラダトームの城はここから東の方向にあり、それほど遠くはないはず。
 けれども、わたしたちはまっすぐ城には向かわずに、まずアレフガルドを見て回ることにし
た。
 どこを目指そうかしら?

1マイラの村のあった東
2ドムドーラのあった南
2
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
103番さんは1を選ばれました。

 わたしたちはまずは南、ドムドーラのあった場所を目指すことにした。
 勇者の時代に、すでに魔物に襲われてなくなってしまった町だけれど、もしかしたら逆に復
興してるってことだってあるかもしれないもの。
 それにドムドーラの東には城塞都市メルキドがある。守りの堅いあの場所ならば、きっと今
も町は残っているかも知れない。
 うっそうと繁る森を抜け、朽ちかけた橋を渡ると、草原が広がっていた。……きっと昔は往
来の多い街道だったんだろうに、今となっては獣道よりもマシな程度ね。
 と、草原の先にある木立が揺れた。姿を現したのは――サーベルウルフだわ!

1ラリホーで眠らせる
2打撃で戦う
105清き一票@名無しさん:03/10/13 02:40 ID:O5jr5PYz
ラリホーこいつに効いたかな…?
1で。
キメラの翼を使うというアイデアも思い付いたけど(笑)
ドムドーラの名前をみると、ドムドムバーガーを思い出す……。
しかし、一度も入ったことのないバーガーショップなんだよな。

どうでもいいことですが。
ラリホーにもう一票。
あ、今日は早い者勝ちルールでしたか。まあいいや。
ナアンシクラゲたん、がんがれー
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
すみません、また前の選択肢書き間違えてました。内容はちゃんと
2番選択になってますー。
105番さんは1を選ばれました。正解です! ラリホー効きます。
キメラの翼でルプガナに逆戻りも楽しかったかも。
106番さん残念でした。またよろしくお願いいたします。

 鋭い牙を持った巨大な狼は、低く唸りながらわたしたちの隙をうかがっている。
 その体がわずかに沈んだ。でも、わたしの方が早い!
「ラリホー!」
 今まさに跳躍しようと浮き上がりかけた体が、たちまち力を失って崩れ落ちる。
「王女、ナイス!」
 ローレシア王子がわたしにウインクしつつ、サーベルウルフに斬りかかる。ルプガナで仕入
れた鋼鉄の剣が、見事にその心臓を貫いた。
「ひょー、やっぱり鋼鉄の剣は切れ味が違うや」
 王子は剣を振って血糊を落とし、ゆっくりと鞘に収めた。
「でも、やっぱりこっちの大陸の方が強いモンスターが出るね」
 今回は出番のなかったサマルトリア王子が、足先で狼の牙をちょんちょんとつついた。
「そうね。気を締めてかからないと」
 その後も何度かモンスターには出会ったけれど、なんとかすべて撃退することができた。
 しかし、やはりドムドーラは復興しておらず、町があったと思われる場所は礎すらもない砂
漠と化してしまっていた。
「骨折り損だったね」
「せっかくここまで来たのになあ」
 王子たちがため息をつく。わたしも疲れちゃったわ。
 これからどうしようかな。

1ラダトーム城へ
2メルキドへ
2!!
メルキド燃え〜
>>109殿と同じ
2番。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
109番さん、110番さんは2を選ばれました。DQ1でメルキドが
出てきたときは、私も燃えました。城塞都市カッケー!

 砂漠を東に進んで、岩山を乗り越える。やがて、メルキドへ続くと思われる橋が見えてきた
のだけど、そこもまた痛みが激しくて、静かに通らないと崩れ落ちてしまいそうだった。
「なあ、嫌な予感がするんだけど」
「奇遇ね。わたしもそんな気がしていたわ」
 わたしはローレシア王子に肩を竦めてみせた。たぷん、きっと、この先に町はない。いくら
モンスターを避けるために、他の町との交流をほとんど持たなかったメルキドでも、ここまで
の荒廃はあり得ないもの。
 サマルトリア王子がどうする?というようにわたしたちを見た。
 そろそろ魔法力も少なくなってきたし、薬草だってそれほどあるわけじゃない。先に進んで
町があって、そこで休めればいいけど、なかったら悲惨の一言よね。

1戻る
2本当に町がないかどうか確かめる
112清き一票@名無しさん:03/10/13 03:45 ID:O5jr5PYz
この街は死の匂いがする。
ここは戻ろう。1でお願いします。

長時間お疲れ様です、この時間が一番ギャラリーが少ないので、
この間に数時間寝られた方がいいかも。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
112番さんは1を選ばれました。またもや正解です。無理に進んでたら
死んじゃってました。実は私の実体験です……。
お気遣いありがとうございます。そうですね、もう少ししたら、休憩
入れようかと思います。

「戻ろうか」
 そう切り出したのはわたしだった。
 せっかくここまで来て、という思いもあるけど、変な意地を張っても仕方ないもの。
「そうだな」
 王子たちもあっさりと頷いた。
 わたしたちは、トヘロスを使って魔物を避けつつ、もときた道を戻った。
 砂漠を超えて、草原に入った辺りで進路を東に取る。
 やがて、ラダトームの城が見えてきた。
「……あら?」
 わたしは思わず声を上げた。
 お話ではラダトームの城の西、すこし離れた場所にラダトームの町があることになっていた
けど、実際は城下町なのね。

1町で情報収集
2王様に会いに行く
すみません、ここで少し中断いたします。
再開はお昼過ぎになると思います。

そこで、今回は先着順ではなく、多数決方式をとろうと思います。
私が戻ってくるまでに、いちばん多かった選択肢が次の選択肢
となります。
皆様のご参加をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
お疲れ様です。すごく楽しい企画ですね。
たいへんだと思いますが、がんばって下さい。

えーっと、1町で情報収集に一票します。
この時点のラダトームって、いろんな人がいろんな話をしてくれて面白かったような…

1 町で情報収集にいぴょ。
>>115-116に同じ
1番。まずは基本に従って情報集め。
二回戦のゲームブック支援でも、ちゃんと情報集めしなかったら
最後の最後でゲームオーバーになったしね。
こういうRPGの基礎をきちんと抑えてるところが好きだ〜

というわけで1!
遅くなってすみません。ただいま戻りました。
これから再開いたします。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
>115番さん ありがとうございます。頑張ります。
>116番さん アレフガルド唯一の町ですからねー。情報てんこ盛り?
>117番さん RPGの基本ですね。
>118番さん 情報収集は大切ですよね。面倒くさいですがw
1番4票、満場一致で町で情報収集に決定いたしました!

 ラダトームの町は、思っていたよりも賑やかで、わたしはホッと胸をなで下ろした。
 でも、王様が行方不明って本当なのかしら。

1兵士に話を聞く
2道具屋で買い物しつつ話を聞く
3武具と防具の店で買い物しつつ話を聞く
TRPGなら酒場直行なんだがなあ。
武器防具屋かな?3選択。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
120番さんは3番を選ばれました! 酒場は重要な情報入手ポイントです
もんね。ドラクエでも酒場があるとつい真っ先に行ってしまいます。

「うっわ、たっけー!」
「ち、ちょっと、そんな大声で」
 お店に並んだ商品を見た途端、頓狂な声を上げたローレシア王子の袖を、わたしは慌てて
引いた。
 そりゃ確かにここの品は高額なものばかりだけど、素直すぎるわ。
「はっはっは! その代わり、品はいいものばかりだよ。この大かなづちは、どんな硬い岩
でも一撃で粉砕するし、この鉄兜は薄い鉄板を何枚も重ね合わせて、普通より強度をうんと
高めてある」
 わたしたちの装備を見たのだろう、店のおじさんはすばやくオススメ商品を並べた。
「うーん、どうしようかなあ。でもやっぱり高いなあ」
 サマルトリア王子が商品を眺めつつ、いかにも迷っている風に首を傾げる。
「ギルド(商業組合)の取り決めで、これ以上値引きするわけにはいかないんだよ。あ、でも、
買ってくれたら薬草つけるからさ」
「そうだなあ……まあ、この辺は魔物も強くなってるから、強い武器も必要かな」
 ローレシア王子が大かなづちを手に取り、軽く振る。脈ありと思ったのか、おじさんは大き
く身を乗りだしてきた。
「そうそう! 最近物騒だからね。自衛するに越したことはないよ」
「おじさんも仕入れとか大変なんじゃない?」
 わたしの問いに、しみじみとおじさんは頷いた。
「そうなんだよ。まあ、ギルドの方で護衛を雇ってくれるから、何とかなってるんだけどさ。
本当なら魔物なんか、お城の兵士が追っ払ってくれるはずなんだけどね。王様が行方不明に
なってから、どうも頼りなくってねえ」
 おじさんの言葉に、わたしたちは顔を見合わせた。
「ラダトームの王様が行方不明になったのって、本当だったの!」
「そうだよ。ハーゴンを恐れるあまりどこかに隠れちまったって話だぜ。情けないったら」
「そう……。それじゃ、お城に行っても意味はないわね」
「王様に会いたかったのかい?」
 おじさんは、顎の無精髭を撫でながら、わたしたちを見下ろした。
「ええ、このアレフガルドのことをいろいろと聞きたかったのだけど」
「それなら、城のまじないじいさんのところへ行くといいや。物知りだから」
 まじないじいさん……? 何だかあやしげな名前なんだけど、本当に大丈夫かしら。
「ところで、買い物はどうするんだい?」
 あらいけない。話に夢中になって、買い物のことなんかすっかり忘れてたわ。
 今、並んでいる商品の中で、わたしたちがまだ持っていないのは、大かなづち(4000ゴールド)、
鉄兜(3150ゴールド)の2つ。両方とも、ローレシア王子しか使えないみたい。
 お金は今6000ゴールドある。
 どうしようかしら。

1大かなづちを買う
2鉄兜を買う
3何も買わない
 とりあえず、じいさんの話を聞いてからもう一度来よう!

 っていうのは、3?
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
123番さんは3番(じいさんの話を聞いてから、また戻ってくる)を選ばれました!

「ごめんなさい。そのおじいさんの話を聞いてから、また来るわ」
 わたしは店主にペコリと頭を下げた。
 おじさんは、残念そうな顔をしたけれど「またどうぞ」と、笑顔で送り出してくれた。
 いい人だなー。絶対に帰りにここ来て、何か買おう。
 城に向かいつつ、わたしは心の中でそう決心した。
 ローラ姫の生まれたラダトーム城は、話に聞いていたよりもこぢんまりとした印象のお城だっ
た。
 たぶん北のホールが、玉座の間に続いてるのだと思う。東には教会があって、南にも何か部屋
が見える。
 さて、まじないおじいさんはどこにいるのかしら。

1女の人に聞く
2兵士に聞く
3自力で探す
1 女の人がいいな♪
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
125番さんは1番を選ばれました! やっぱり女の人ですよねw

 わたしたちは、女の人に声をかけようと近づいていった。
 気配に気づいたのか、女性がわたしたちに目を留めた。その途端、息を呑む。
 な、なんでそんなに驚いた顔をしているの?
「遠い昔、遠くに旅立たれたローラ姫さま……。ああ、あなたがたには姫さまの面影が」
 わたしたちは思わず、互いの顔を見比べあった。……そんなに似てるのかな? ローラ姫の
肖像画は何度か見たことがあるけど(ムーンブルクの城にもあったし)、あまり似てるようには
思えなかったわ。
「いや、ムーンブルク王女は似てるよ。僕たちはともかく」
「そうお? ローレシア王子の方が瞳の色とか似てるし」
「俺はどっちかてえと勇者の方じゃない?」
「よく言うよ!」
「あの……」
 はっ、いけない。自分たちの世界に入ってしまっていたわ。
「もしや、あなた方はローラ姫さまの……?」
「はい。わたしたちは、勇者とローラ姫の末裔です」
 別に隠しておくようなことではないし、いいわよね。……と、思ったのだけど。
 後で少し悔やんだわ。
「まああああ! それではあなた方は、ローレシアとサマルトリアとムーンブルクの? まあ
まあまあ! 嬉しゅうございますわ。いつか必ず、帰ってきてくださると信じておりました」
 女性は、何だかもの凄い勢いで感動して、そこら中の人に触れ回ってしまったのだ。
 たちまち、わたしたちは人垣に囲まれて、身動きがとれなくなってしまった。
 あちらこちらから握手を求められ、話をせがまれ、あげくの果てには歓迎会だといって、パ
ーティまで始まってしまった。
 おまけに、その席上でとんでもないことを言われてしまったのだ。
「ご存じかも知れませんが、現在、我がラダトームには王がおりません。魔物たちを恐れて、
お隠れになってしまったのです。今この時、勇者ロトの血を継ぐ方々がお帰りになったのは
運命というもの。どうか、このままこの地に留まり、新しいラダトームの王となってはいた
だけないでしょうか」
 な、なんですってーーーーーーー!?

1王になる
2使命があると言って断る
2
1にすると、ゲームオーバーのような気がしてならず…。
選びたかったけどもー
続きが気になるので、2番。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
128番さんは2番を選ばれました! 1番だと、ドラクエ3みたいに、王様
見つけるまでラダトームから出られなくなる予定でしたw

 ローレシア王子は口に詰め込んだ食べ物を吹き出すし、サマルトリア王子はワインを気管に
入れてしまって咳きこむし、わたしはわたしでバカみたいにポカンと大口開けてしまったわ。
 まじまじと、女の人の顔を見つめてしまう。なんてこと言うのかしら、この人は。
 でも、周囲の人たちも女性を止めるでもなく、うんうんと頷いていたりする。
 ……それはまあ、王様が逃げ出してしまったんじゃ不安になるのもわかるけど。
 でも、通りすがりの旅人にいきなり王様になってくれって言うのもどうかと思うわ。いくら
勇者やローラ姫の子孫だっていっても、ここはわたしたちの故郷ではないのに。
「あの、申し訳ありませんが、それはできません」
 わたしは考え考え口を開いた。
「わたしたちには使命があります。大神官ハーゴンの野望を阻止し、世界を破滅から救わねば
なりません」
「では、ハーゴンを倒してからラダトームにお帰りいただくわけには」
 わたしは首を振った。
「いいえ。わたしたちが『帰る』場所は、ここではないんです。わたしたちにはすでに、守る
べき国が――わたしたちを待つ民がいるのですから」
 わたしの横で、サマルトリア王子とローレシア王子が大きく頷いている。 
「そう、ですか……」
 女の人がガックリと肩を落とす。周りの人たちもそれは同じだ。
「大丈夫! 俺たちがハーゴンを倒せば、王様も戻ってくるよ」
「そうですね……」
 ローレシア王子の慰めの言葉に、女の人はようやく少しだけ笑った。

 結局、そのままパーティはお開きになった。
 何となく後味の悪い終わり方になってしまったけど、仕方ないわよね。
 わたしたちは帰りかける兵士をつかまえて、まじないおじいさんがいるという南東の部屋まで
案内してもらった。
「失礼しま……」
「おお、古き言い伝えの勇者の子孫たちに光あれ!」
 わたしたちが扉を開けると同時に、閃光が部屋にはしった。な、何!?

1じいさんと戦う
2とりあえず話を聞く

リロードし忘れてました。
129番さんも同じ選択肢ですね! 続きも頑張って書きますので
また選択、よろしくお願いしますー。
あああ激しく1を選びてー
流石に選べねーから他の人にまかせるわ
素直に話を聞きましょう。と言うことで
2番。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
132番さんは保留なので、繰り上げで133番さんの2番になりました!
1番選ばなくて正解ですw ラダトームから叩き出されてました。

 敵の攻撃かと、一瞬、身構えたわたしたちだったけど、どうやら違っていたらしいとわかって、
ゆっくりと緊張を解く。
 ……なんだか、体が軽く感じられるのは気のせいかしら?
「まぶしーじゃないか、じいさん!」
 ローレシア王子が文句を言うと、おじいさんはホッホッと愉快そうに笑った。
「いや、すまんすまん。待ちかねておったのでな。じゃが、魔法力は戻っておるじゃろう?」
「!」
 言われてみれば、確かに。わたしとサマルトリア王子は、自分の体を満たす魔法の力を感じて
いた。
「おじいさんのまじないって、こういうことだったのね」
「魔法力をかなり消耗していたので、助かりました」
「ま、確かに元気になったような気はするけどさー」
 魔法の不得手な――というか、からきしダメな――ローレシア王子だけが、納得いかない顔つ
きをしているけど、とりあえず放っておくとして。
 おじいさんに何を聞こうかしら?

1王様のこと
2竜王の城のこと
3ハーゴンのこと
竜ちゃんが好きなので2
136>>133の名無し:03/10/13 20:32 ID:Nmp/Kn0w
1番の王様の居場所も気になります。

よって私は1番。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
135番さんは2番を選ばれました! いいですよねー、竜王の曾孫。この
ゲームブックも彼に会うまでいきたかったけど、無理かも(;´Д`)
136番さん、残念でした。またよろしくお願いいたします。

「あの……わたしたち、このラダトームにくるまで、アレフガルドを少し回ってみたの。でも、
ガライの町もドムドーラもメルキドもなくなってしまっているようだった。もしかして、今、
この大陸には町はラダトームしかないの?」
「そうじゃよ」
 予想はしてたけど、あっさりと肯定されるとショックね。
「勇者とローラ姫がこの大陸を去られてから、少しずつ、少しずつ、衰退していってしまって
の。じゃが、それは仕方のないことじゃ。永遠に栄える国などないのじゃからな」
 それはそうだけど。憧れのお伽噺の大陸がそんなことになってるなんて、一抹の寂しさは禁
じ得ないわ。
「じゃあ、竜王の城とかはどーなってるんだ?」
 ローレシア王子がおじいさんに訊ねる。
 わたしたちのご先祖様が倒した悪魔の化身が住んでいた城。そんなものこそ、とっくになく
なってるような気がしていたのだけど。
「まだ残っとるよ」
「ええっ!?」
「ハーゴンが力をつけてきてから、魔物の住処となってしまったようじゃがの――そうそう」
 おじいさんは、ポンと手を叩いた。
「あそこには、ロトの剣が眠っとるという言い伝えがあるぞ。誠かどうかはわからぬがの」

1王様のことを聞く
2ハーゴンのことを聞く
3もう外へ出る
2 ハゴたんハアハア

……いや、ゲーム中では憎んでも憎みきれませんでしたがw
139 ◆5xcwYYpqtk :03/10/13 20:47 ID:jqNRSiyU
えっと、2番をおねがいします。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
138番さん、139番さんは2番を選ばれました! 憎たらしいハーゴンですが、
ゲームのグラフィックは愉快で好きでした。

「おじいさんは、大神官ハーゴンについて、何か知っている?」
 ハーゴンの名を聞いて、おじいさんの顔が引き締まった。
「知っておる……と言いたいところだが、ほとんど何もわかっておらぬ。あやつは用心深く、
ほとんど表に出てこようとはしない。ヤツが住んでいるのは、人間には決してたどり着けない
不思議な場所だという噂もあるぐらいじゃ」
 おじいさんは、すっくと立ち上がると。真正面からわたしたちを見た。
「じゃが、恐れることはない。ロトの血を引きし勇者たちよ、世界を巡り、精霊の声を聞くが
よい。さすれば必ずや道は開かれるじゃろう」
 おじいさんは、最後にもう一度、わたしたちにまじないをしてくれた。
 うん、光が全身にしみ通って、パワーを与えてくれるような気がする。
「ありがとう、おじいさん!」
 わたしはおじいさんに感謝のキスを贈り、その場を後にした。
 そのまま町に出たわたしたちは、武器と防具のお店へと向かった。さて、何を買おうかしら。

1大かなづち
2鉄兜
141>>133の名無し:03/10/13 21:35 ID:K+UEj5Oi
守備力強化。
2番
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
141番さん2番を選ばれました! 守備力は大事ですよね。
というか、大かなづち(゚听)ツカエネ

「おじさん、鉄兜くださいな!」
「おお、こんなに早く来てくれるとは思わなかったよ」
 店主は店に入ってきたわたしたちを見て、顔をほころばせた。
 よほど喜んでくれたのだろう、薬草5つな加え、ふくびき券も3枚オマケしてくれた。
 嬉しいけど、いいのかしら。
「あんたたち、ロトの子孫なんだってな。さっき話を聞いたよ。オレにはこんなことぐらい
しかできないけど、頑張ってくれよ!」
「ありがとう、おじさん」
「絶対、ハーゴンを倒してみせるぜ!」
 店主の素朴なエールが素直に嬉しい。わたしはおじさんに深々とお辞儀をすると、店を出た。 

1まだ情報収集する
2竜王の城へ
王様を忘れ去るのも可哀想なので1を。
144 ◆pkHqiBUzVI :03/10/13 21:59 ID:ZUX/prdR
2でおながいします。吶喊〜っ!!



…てなプレイをしていて何度全滅したか…_| ̄|○
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
143番さん2番を選ばれました! 王様の情報はなかったり。すみません。
144番さん残念でした。私も全滅しょっちゅうでしたw
またよろしくお願いいたします。

 わたしたちが勇者の子孫だとわかったせいか、町の人はとっても協力的だった。
 自分が知っている限りのことを全部教えてくれようとするので、逆にこちらが混乱してしま
うこともあったぐらいだ。
 とりあえず、重要そうだと思われることを書き留めておくことにした。
 地面にしゃがみこみ、額を寄せ合って話し合う。
「えーと、赤い扉は金の鍵じゃないと開かないのね」
「沈んだ財宝は、北の浅瀬にある、と」
「あまつゆの糸はドラゴンの角の3階にあるってのもあったぞ」
「ドラゴンの角って、風のマントで渡った双子の塔よね? そんなものあったかかしら」
「うーん、あの時は先に進むのに必死で、周りをよく見てなかったからなあ」
 わたしたちは3人でしばし考えこんだ。でも、やっぱり思い出せない。
「ま、いっか」
 パタンとローレシア王子が手帳を閉じた。
「あまつゆの糸が必要になったら、またその時に考えればいいんだし。とりあえず、今は
竜王の城へ行こうぜ!」

1船を使って城へ行く
2陸路で行く
時間的にこれが最後の選択になると思います。
よろしくお願いいたします。
1 最後にりゅーちゃんに登場してほしいぞお!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
147番さんは1番を選ばれました! りゅーちゃん出ませんごめんなさい_| ̄|○
もしも王女が勝ったら、次回ゲームブックに(リアルタイムかはわかりませんが)、
負けたら、後でりゅーちゃんの登場するSS書かせていただきますー。

 わたしたちは、海路で竜王の城へ行くことにした。だって、どう考えてもその方が楽だし、
近いんだもの。
 竜王の城は、海を隔てるけど、ラダトームの城のすぐ南東にあるのだ。
 1時間もいかないうちに、船は竜王の城に着いた。
「ここが竜王の城かあ」
 かつて、悪魔の化身と呼ばれた存在がいた場所。光の玉を奪い、世界を闇の中に落とそうと
した巨大な竜が、君臨していた場所。
 そして、勇者がローラ姫をかばいつつ、死闘を演じた場所。
 今、その場所は乾いた風の渡る廃墟と化していた。
 といっても、城自体はちゃんと残っているんだけどね。主のいない城は、やはり荒涼とした
雰囲気が漂ってしまうものね。
 それでも、ここが勇者の冒険の終わりの地だと思うと、感慨深い。
 ローラ姫とともにこの地に立ったとき、ご先祖様はいったい何を思っていたのだろう。
「いくぞ」
 ローレシア王子が剣を抜いて、わたしたちをうながした。
 わたしも身構えながら、ゆっくりと歩いていく。
 いったい、この先には何が待ち受けているのかしら。
 不安と期待がないまぜになったこの気持ちには、覚えがある。アレフガルドへと向かった
海の上で。伝説の土地へ行けるのだとワクワクしていた。
 実際に来てみたら、アレフガルドはかつての勇者の時代と大きく変わってしまっていたけれど。
それでも、やはりあちこちで勇者の息吹が感じられるのは嬉しかった。
 この場所では、どうかしら。勇者の足跡は残っているかしら。
 ――この時、わたしが考えていたのは、もちろんロトの剣のことだった。まさか、まったく別
の形で、伝説の名残を見ることになろうとは、思いもしてなかったのだ。

                          (ひとまず終)
150清き一票@名無しさん:03/10/13 23:30 ID:O5jr5PYz
ななしくらげさん長い時間お疲れ様でした!
いっぱい楽しませてくれて有り難うございます。

ゲームブック、どれくらい読んでなかっただろう…DQ2のゲームブックを
勝手遊んだ時の事、思い出してしまいました。

ムーンタン見事勝ち抜けたようで、次戦の時もまた期待しておりますです。
もし陸路を行ってたらどういう展開だったんでしょう。
海底の洞窟を通ってローラ姫の監禁場所に迷い込むとか、あったんですかね?
152>>133の名無し:03/10/13 23:41 ID:K+UEj5Oi
とりあえず結果。
631 名前:(子) ◆U07733UhFQ [sage] 投稿日:03/10/13 23:16 ID:UcPS81yA
有効コードがある票の順位
1位 102票 ムーンブルクの王女
2位 71票 5主人公

ムーンブルクの王女が決勝トーナメント進出となります。

お疲れ様でした。 (冒険の書に記録しますか?Yes/No)
あわわわ、こちらでのご挨拶が遅れて申し訳ありません。
リアルタイムゲームブックに参加、および読んでくださった皆様、
本当にありがとうございました。
おかげさまでムーンブルクの王女は決勝トーナメントに進むこと
ができました。
次の試合には、竜王の城編をゲームブックできればいいなあと
思っております。リアルタムかどうかはまた決めてませんが、
その時には、また遊んでいただければ嬉しいです。
本当に本当にありがとうございましたー!

>150
ありがとうございます。支援まとめでもお世話になりました。
参加してくださって嬉しかったです。
ゲームブック、私も昔猿のように遊んでましたw
次戦も頑張りますので、よかったらまたよろしくお願いいたします。

>151
陸路を通っていたら、マイラの村の後を見つけたり、おっしゃる通り
監禁場所を見つけたりしながら、さんざん敵と出会って戦って、竜王
の城を目前にしながら、MP切れでラダトーム城まで戻ることになって
ましたw

>152
ありがとうございます。
勝ったんですねえ。実は勝てるとは全然思ってなかったので(目算で
5主人公の方が多いと思っていたので)、最初に見たときは心底驚き
ました。
よかったら、また次もよろしくお願いいたします!
(冒険の書に記録しますか?ピッ→Yes/No)
冒険の書に記録しなかったらど、どうなるんだろう……???

ビクビク。
155>>133の名無し:03/10/14 03:31 ID:DDTGIDzk
>>153
遅くなって申し訳ありません。

けが(ga)れ つぐ(gu)あ うあいぺ(pe)
うげ(ge)ひ なぞ(zo)ま おほこぽ(po)
めきえ もざ(za)ろ せきさた
じ(zi)ひぴ(pi) わふじ(zi) ぺ(pe)ご(go)るは
たちは ぱ(pa)ご(go)ゆ とはおず(zu) けび(bi)

しっかり冒険の書に記録しました。(入力して動かなかったらご勘弁のほどを・・・。)
(ローレシアの王子の名前を「りゅか」で入れてあります。)

>>154
最初からやり直しとなります。(セーブしてない為)
156>>133の名無し:03/10/14 03:39 ID:DDTGIDzk
書き忘れ
濁点か半濁点か解らないと大変なので括弧内にて解るようにしました。
平仮名の右側に書いてあるローマ字で出てくる平仮名がパスワードになります。
157ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/15 05:55 ID:0BEe4qcx
>154
何もなかったことにw

>155
うわーっ、わざわざ復活の呪文をとってくださったんですね。
ありがとうございます。ファミコン引っ張り出して入れてみます。
158>>133の名無し:03/10/18 23:25 ID:gn2fpMxS
決勝トーナメント 対戦相手抽選結果

枠1 惣流・アスカ・ラングレー
枠2 的場文男
枠3 ムーンブルクの王女
枠4 ティナ
枠5 加護亜依
枠6 DJ SIMON
枠7 木之本桜
枠8 柏木千鶴

これでほぼ決定と思います。

>>157
ちゃんと動けばいいのですが・・・・
159>>133の名無し:03/10/19 00:22 ID:P4y5PifU
決勝トーナメント表&決戦日時
                          ┌───惣流・アスカ・ラングレー
                    ┌──┤10/22
                    │    └───的場文男
              ┌──┤10/27
              │    │    ┌───ムーンブルクの王女
┌─┐        │    └──┤10/23
│優│        │          └───ティナ
│  ├────┤11/1
│勝│        │          ┌───加護亜依
└─┘        │    ┌──┤10/24
              │    │    └───DJ SIMON
              └──┤10/29
                    │    ┌───木之本桜
                    └──┤10/25
                          └───柏木千鶴
160>>133の名無し:03/10/19 03:17 ID:s7QZKIPm
船を考慮に入れてませんでした。申し訳ありません。(←脱出できない)
〜復活の呪文を修正しました〜

けが(ga)れ つぐ(gu)あ うあけい
かぶ(bu)や ほぺ(pe)り せらてけ
ろたす わぼ(bo)ず(zu) ぬたとの
ぱ(pa)やか ぜ(ze)ゆぱ(pa) くべ(be)ざ(za)も
のはも おべ(be)ぎ(gi) へもせぴ(pi) つあ

あとは、>156と同じです。
161ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/20 04:00 ID:0jr1BsDg
>158-160
ありがとうございます!
23日、ティナとなんですねー。
すごい偶然のイタズラて゜すね。それとも運命的というべき?
どちらにしろ全力支援であらくれまっす!
しかし時間がないのは辛い(´・ω・`)

復活の呪文の訂正バージョンまで! ありがとうございます。
なのにファミコンが見つからない……_| ̄|○
頭の中にLovesong探してが鳴り響いております。・゚・(ノД`)・゚・。
いらっしゃいませ!
こちらはムーンブルクの王女のゲームブックを
リアルタイムで作っております。
基本的なルールは>>91をご覧くださいませ(下3行除く)。

【前回までの粗筋】
わたし――ムーンブルク王女は、古の勇者ロトの血を引くローレシア王子、
サマルトリア王子と共に、邪悪な野望を抱く大神官ハーゴンを倒すための旅を
続けています。ルプガナで船を手に入れ、アレフガルドに着いたムーン王女た
ちでしたが、かつて勇者の旅立った伝説の土地は、大きく変わり果てていまし
た。いくつもあった村や町はほとんどなくなり、今はラダトームの城と町を残
すのみ。その上、ラダトームの王様は、ハーゴンを恐れて隠れてしまったとい
うウワサです。
憧れの地の変貌に失望しながらも、ムーン王女たちは今も残る竜王の城に向
かうことにしました。そこには竜王の鋼鉄のウロコも切り裂いたと伝説にうた
われる名剣・ロトの剣が眠っていると聞いたからです。
はたして、彼らは竜王の城で何を見るのでしょうか。


それでは最初の選択です。これから彼らは竜王の城深くへ
降りていくわけですが、戦闘は誰が歩きますか?

1ムーンブルク王女
2ローレシア王子
3サマルトリア王子
163296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 00:27 ID:YF6/2mnD
前門の王女。校門のローレシア王子。
1ですな。
戦闘を歩く→先頭を歩く
校門のローレ→後門のローレですな
初代と二代めとそろって誤字合戦ですか(ニヤニヤ

選択は1で。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
163番さんは1番を選ばれました! 大胆な選択ですねw
164番さんも1番ですね。誤字……ヽ(`Д´)ノ ウワァァン

 竜王の城の玉座は、地面の上ではなく、地下迷宮の最下層にある。……そう伝説に聞いてい
たとおり、城の中心には地下へと続く階段がぽっかりと口を開いていた。
 覗いてみたけど、先の方はまっ暗で何も見えない。
 どうなってるかは、降りてみてのお楽しみってことね。
「それじゃ、わたしが先に降りるわね」
「えっ!」
 ローレシア王子が驚いたような顔をする。サマルトリア王子も反対のようだ。
「危ないよ。ローレシア王子か、せめて僕が……」
「いーの、わとしが先頭を歩くの」
 だって階段が思ったより急なんだもの。ローブが……ねえ?
「危ないって」
「……えっち」
 なおも反対しようとする王子2人に上目遣いで呟く。2人は真っ赤になって黙った。
「じゃ、行くわね」
 2人にニッコリと笑うと、わたしは階段に足をかけた。

1ゆっくり降りる
2素早く降りる
普通なら罠がないかとか待ち伏せがないかとか慎重にゆっくり降りるの
でしょうが、敢えてムーンたんが先頭なのでこの破天荒な展開を維持す
べく2.素早く降りるを選択。

でも後ろから降りるんならローブの中は見えないと思うよ、ムーンたん。
167無名武将@お腹せっぷく:03/10/23 01:08 ID:p4q4TCn8
こんばんは、覗きにきましたー。
前回参加できなかったので、展開が楽しみ。

ここは先頭であることだし、慎重に、1で。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
166番さんは2番を選ばれました。ムーンたんは心配性、ということでひとつ。
167番さん同時刻! 本当に残念でした。はるばるありがとうございます。
またよろしくお願いいたします!

 階段が急で怖かったけど、思い切って早足で降りる。
 途中で魔物に襲われたりしたら嫌だものね。
「ムーンブルク王女、そんなに急いだら……!」
 サマルトリアの王子の台詞が途中で途絶えた。ううん、最後まで話したのかも知れない
けど、わたしの耳には届かなかった。
「きゃあああ!」
 闇の中から突然伸びてきたものに腕を掴まれ、バランスを崩す。いやっ、落ちる……っ。
 ところで、わたしの後ろにいたのは誰だったかしら?

1ローレシア王子
2サマルトリア王子
>>168
2の緑の人でお願いします。
>>163の意見を尊重w
170>>133の名無し:03/10/23 01:26 ID:zuGyPRdw
金・銀・牢屋の鍵追加。
あゆめ こらぶ(bu) ぼ(bo)ぶ(bu)あぱ(pa)
ぷ(pu)うぎ(gi) りけざ(za) ねご(go)へて
ぜ(ze)はつ むたけ わゆるぎ(gi)
ちぶ(bu)ひ こべ(be)ち へぺ(pe)ば(ba)り
ほまり こぺ(pe)じ(zi) めりてす めつ

話の途中に大変申し訳ありません。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
169番さんは、2番を選ばれました。もしや緑萌えの方ですか?
170番さん、いつもありがとうございます! 大変でしたでしょう。
ファミコンがいまだ_| ̄|○なんですが、見つかったらやってみますねー。

「ムーンブルク王女!」
 サマルトリア王子がわたしの逆の腕を掴む。だけど、相手の力はわたしたち2人よりも
ずっと強くて、わたしはサマルトリア王子もろとも、下へと落ちていく。
「あうっ!」
 床に叩きつけられ、わたしは呻く。だけど、すぐに体を持ち上げられる。いつの間にか、
わたしの体に何匹もの蛇が巻きついている。彼らの体の先には、大きなひとつ目。無数の蛇
を頭から生やすコーゴンヘッドだわ。
「く……っ」
 ギリギリと胴を締め上げられる。
「王女!」
 サマルトリア王子の声が下から聞こえる。王子は、ゴーゴンヘッドには捕まらずにすんだ
みたい。よかったわ。
「王女を放せ!」
 ローレシア王子の声。同時に、わたしの体が動かされる。いまにも魔物に斬りかからんと
していた王子が、悔しそうな顔で剣を止める。
 ……わたしを、盾に使ったわね。
 わたしは唇を噛みしめる。
 王子たちの足手まといになってしまうなんて。
 そんなの、嫌。

1魔法攻撃
2打撃攻撃
2で
この状態で魔法を使うと、仲間も巻き込みそうな予感なので
174296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 02:02 ID:YF6/2mnD
ふふ、物書きに誤字は付き物ですよ! と開き直ってみるテスト(w

1.魔法攻撃 バギ程度なら大丈夫だ!!
175清き一票@名無しさん:03/10/23 02:05 ID:u64a60Kl
ななしくらげさん、今夜もお疲れ様ですー。

ムーンたんは非力ですしなぁ…。
ただ縛られて動けない状態では魔法を唱えるのは苦しいかな?
魔法にしてもどんな魔法唱えるのか、ちょっと興味をそそられながら1を。

>>174
バギで服が破けちゃう姿を想像してしまって(*´Д`)ハァハァ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
173番さんは、2番を選ばれました! 正解です。読まれてましたねw

 わたしは蛇のくびきから逃れようと、必死にもがいた。
 だけど、ダメ。非力なわたしじゃ、到底魔物の力にはかなわない。
 ふと見ると、魔物がこちらを見て嘲っていた。
 目玉だけのモンスターなのに、そんなことがわかるのかって? こういうものは、雰囲気
でわかるのよ。
 見てらっしゃい!
 わたしはつり下げられた状態で、できるだけ大きく体を揺り動かした。幸い、足は拘束さ
れなかったから、思いっきり振り上げる!
 ヒット!
 狙い通り、わたしのつま先は、ゴーゴンヘッドの目玉の真ん中を急襲した。
 ギャアアア!
 古木が裂けるときのような濁った悲鳴を上げて、ゴーゴンヘッドはのたうち回った。発声
器官持ってたのね、こいつ。
 拘束が緩んだ隙に、絡みついた蛇たちから逃れる。
「ィヤア!」
「ベギラマ!!」
 わたしが脱出したのを見て、ローレシア王子がゴーゴンヘッドに躍りかかった。サマルト
リア王子も呪文で攻撃する。

 剣と魔法の攻撃にひとたまりもなく魔物は崩れ落ちた。
「王女、大丈夫だった?」
 魔物が息絶えたのを確認して、2人が駆け寄ってくる。
「大丈夫よ。ありがとう」
 わたしはズレかけたフードを被りなおして、彼らに微笑んだ
 それから先は、慎重に進んだ。
 地下迷宮にはこれまでも見たこともないような強いモンスターが次々と出てきたけど、3
人の連携で何とか倒すことができた。
 迷宮自体は、それほど複雑な作りではない。
 地下1階は一本道だったし、2階もそれと同じようなもの。
 この分だと、それほど迷わずに一番奥まで行けるかも知れないわね。
 そんな風に思っていた矢先、地下3階を探索していたわたしたちは、曲がり角に下へと降
りる階段を見つけた。洞窟自体は、その先までずっと続いている。

1階段を降りる
2先に進んでみる


あわわわわ、リロードするの忘れてました_| ̄|○
174番さん、魔法だと狙いが狂って王子たちに当たる予定でしたw
175番さんの想像で私も(;´Д`)ハァハァ
お二人とも残念でした。またよろしくお願いいたします。
178296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 02:51 ID:YF6/2mnD
2番で。これが深夜の最後の選択肢選び。あっちの更新も終わったで、おやすみなさい。
179>>133の名無し:03/10/23 02:52 ID:caDNqcFl
>>171
DQ2専用のパスワード作成ソフトがあったりします。
(全然 大変じゃないです。むしろ簡単に作れます。)

アイテムがあるかも・・・・
よって2番
180>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/23 03:05 ID:caDNqcFl
トリップを付けて見た。
地下3階か…。
何の分岐か判った、先日竜王の城で剣取りに行ったばかりだから。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
178番さんは、2番を選ばれました! スレ立て&更新お疲れさまです。
お休みなさい。
179番さんも2番ですね。そんなツールがあるんですねー。
アイテムは……このルートならいつかはありますw
181番さん、あはは。バレバレですね。でも、マップ通りじゃないルートも
ありますよー。

「とりあえず、先に進んで見ようよ。行き止まりだとしても、何があるか確かめておかな
きゃ」
 サマルトリア王子の言う通りね。わたしたちの目的は、終点に到着することじゃなく、
ロトの剣を探すことだもの。
 わたしたちは、ひとまず階段を素通りして、先へと進んだ。
「あれ、行き止まり……いや、階段があるぞ」
 目のいいローレシア王子が、いち早く、闇の先にあるものを見つけた。
 また階段なの?
 こういうパターンって、どっちかがニセモノってことが多いのよね。
 さて、どっちから降りようかしら。

1最初の階段を降りる
2目の前の階段を降りる
183清き一票@名無しさん:03/10/23 03:29 ID:u64a60Kl
>>182
マップ通りではない場合もあるのですかー。では運を天に任せて…

2でお願いしますヽ(´ー`)ノ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
183番さんは、2番を選ばれました! 単に私の記憶があやしいだけ……げふんげふん

 階段を降りると、北と東に道が伸びていた。
 どっちに行こうかしら。

1北
2東
2
186清き一票@名無しさん:03/10/23 04:02 ID:u64a60Kl
では東へ。2
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
185番さんは、2番を選ばれました! うふふふー、2番ですねw
186番さんも2番を選ばれました。はるばるありがとうございます!

 薄暗い洞窟を東へと向かう。すると、すぐに突き当たってしまった。
 あ、違う。北へ向かう通路があるわ。
 先へ進もうとしたわたしは、その時、微かな音を耳にした。プーンと何かか細かく震える
ような……これは羽音? しかも、何だかきな臭いような気もするわ。
 嫌な予感がする。
 こっそり曲がり角に近づいて、見つからないように先をのぞきこむ。
 うわ……やっぱり。
 そこにはドラゴンフライの群れがいた。
 こいつら、炎を吐いてくるからやっかいなのよね。

1ドラゴンフライを蹴散らして先へ
2元にもどって北から先へ 
188清き一票@名無しさん:03/10/23 04:32 ID:u64a60Kl
魔物の群れって、DQ2では2体以上いれば「まもののむれ」になるんだよねぇ(^^;
ベギラマ等魔法で一掃する方向で…そう上手くはいかないかな?
まだ敵は気付いてないようだし…
ええい、いっちゃえ

1で。
3ドラゴンフライが通り過ぎるのを待つ

と選択肢を作ったところで、ドラゴンフライはいつまでもいそうな気がする。
直感は2だと告げているが、1のほうが面白そうなので1。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
188番さんは、1番を選ばれました! ドラゴンフライは群れやすい性質を
持ってるそうで、たいてい画面いっぱいに出てくるんですよ。
189番さんも1番を選ばれました。直感正解です。ドラゴンフライはいつま
でもここにいるし、北だと戦闘せずにすみましたw

「戻っても魔物に出くわすかも知れないし、行っちゃう?」
「そうだな。今なら不意打ちできそうだ」
 ローレシア王子が音を立てないよう、スラリと剣を抜く。サマルトリア王子とわたしも、
呪文の詠唱に入る。
 杖の周囲に精霊たちが集まったのを見計らって、わたしは勢いよく角を回った。
「バギ!」
 間髪入れず、サマルトリア王子が呪文を放つ!
「ベギラマ!!」
 真空の刃がドラゴンフライの羽を切り裂き、煉獄の炎がドラゴンフライを焼き尽くす。
 ドラゴンフライはラリホーだけは効かないけど、他の呪文には弱い。
 ローレシア王子が手を出すまでもなく、わたしたちだけでモンスターを一掃できた。
「ギラでもよかったのに」
 ローレシア王子が剣を収めながら苦笑する。確かにそうだったかもね。ベギラマはギラの
倍、魔力を消費してしまうもの。
 サマルトリア王子はさっきもベギラマを使っていたし(わたしのせいなんだけど)。
「サマルトリア王子、魔力は大丈夫?」
「うーん、まあ、まだ少しは。リレミトの分取っておきたいから、後はなるべく節約してい
こうと思ってる」
 竜王の城の地下迷宮は、伝説通りなら確か7階まであるはず。まだ半分しか来てないのね。
ちょっと辛いかも。

1ルプガナゲームブックで祈りの指輪を手に入れた
2入手してない。もしくはやってない。

宣伝くさい選択肢ですみませんw
もうどなたもいらっしゃらないかな?
すみません、私も寝落ちいたします。

今回の選択は先着順ではなく、多数決方式になります。
私が戻ってくるまでに、いちばん多かった選択肢が次の
選択肢 となります。
皆様のご参加をお待ちしております。

再開はお昼過ぎになると思います。
よろしくお願いいたします。
おはようございます。
前回はやってないので2で・・・
今から読み返して、手に入れたことにする、ってのは無しですか?w
すみません、帰宅が遅れました。
これから再開いたします。

選択はここで締め切りですー。
これから書いてきます。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
193番さんは、2番を選ばれました! ウソついても全然かまわなかった
んですがw ちなみにルプガナゲームブックはこちらですー↓(宣伝w)
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1039340847/27

 体の傷なら薬草でも治せるけど、魔力はそうはいかない。回復させるには、地上に戻って、
宿に泊まらないと。世の中には魔力を回復させるアイテムもあるけど、とても貴重なもので、
わたしたちは持ってないもの。
 この先、もしも戦闘が続いたりしたら……。
「大丈夫だよ。ちゃんと様子見ながら使うから」
 心配するわたしの肩を、サマルトリア王子がポンと叩く。
 ……そうね、探れるところまで探って、危なそうだったらリレミトとキメラの翼で戻れば
いいわね。
 わたしたちは、ドラゴンフライの死体を避けて大回りしつつ、さらに先を目指した。
 さほど進まないうちに、少し開けた場所に出た。奥の方がどうなってるかは見えないけど、
右手に上り階段が見える。
「なーんだ、さっきの階で最初の階段を降りてたら、ここに着いたんだな」
 ローレシア王子の言葉に、わたしは首を傾げた。でも、あの階段とは位置がずれているよ
うな……。これって、今まで通れなかった迷宮の中心部に位置してるんじゃないかしら。

1昇る
2やめる
1番
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
196番さんは、1番を選ばれました! おめでとうございます。正ルートです!

「でも、さっきの階段とは位置がずれてると思うわ」
「そうか?」
「昇ってみようか。同じだったら、すぐに降りればいいんだし」
「そうだな」
 あっさりと言って、ローレシア王子は階段に向かった。こういうこだわりのなさが、彼の
長所だと思うわ。
 結果から言うと、やはりそこはさっきとは違う階段だった。
 昇ったところは、ちょっとした小部屋のようになっていて、片隅にまた上り階段があった。
「……どうする?」
「ここまで来たら、昇るしかないだろ」
 この上って、地下2階よね。何があるのかしら。

1階上の様子をうかがう
2とりあえず昇ってみる
ここは慎重に1を。
部屋に入ったとたん先制攻撃ではねえ。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
198番さんは、慎重に1番を選ばれました! でも、時には大胆に
いくことも大切かもw

 階段の下に立って、上の様子をうかがう。……うん、何かいるような気配はない。
 その時だった。
 わたしたちが昇ってきた階段の下から、騒がしい声が聞こえてきた。何を言ってるのかは
わからなかったけど、声は次第に階段に近づいてくる。
「ドラゴンフライの死体が見つかったか」
 ローレシア王子が舌打ちする。
 どうしよう? 
 
1とりあえず王女の魔法で先制攻撃
2王子2人が武器で先制攻撃
まずは階段の下へ向かって魔法で先制攻撃だっ!(臆病者
1番
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
200番さんは、1番を選ばれました! やはり、こういう時こそ
魔法を使わねばw

 魔物たちの声――少なくとも人声じゃなかった――が階段を昇ってくる。
 その頭が階上に姿を現す、そのタイミングを見計らって、わたしはバギを唱えた!
 風の精霊たちが狭い階段の中をものすごい勢いで通り抜けていく。そのせいか、普段より
威力の高い魔法になったみたい。
 魔物たちは悲鳴を上げて、階段を転がり落ちていった。
 入り口から下を覗くと、息も絶え絶えになったグレムリン2匹とサーベルウルフが倒れて
いる。王子たちが身軽に下に降りて、魔物たちにトドメを刺した。
 さて、また邪魔が入らないうちに、今度こそ上に昇ろう。
 階段を昇った先は、やはり小部屋になっていた。でも、もう上り階段はない。あるのは、
部屋の真ん中に置かれた宝箱だけ。
 これって、もしかして……。
 胸がドキドキする。王子たちもやはり興奮してるのがわかる。
 恐る恐る近づいて、そっと箱を開ける。
 中には、ひとふりの美しい剣。
 剣身は見たこともない材料でできていて――伝説通りならオリハルコンだ――、持ち手は
青、柄はロトの紋章の形をしている。
 間違いない。
「ロトの剣だ……」
 ローレシア王子のため息のような声。
 そうよ、きっとこれがロトの剣なんだわ。
 嬉しい! まさか本当にこの目で見られるなんて。大声で叫びだしたいぐらいだわ。魔物
が寄ってきたら嫌だからやらないけど。
 この剣を装備できるのは、王子2人だけ。同じロトの子孫なのに、わたしは装備できない
なんて、ちょっと悔しいけど、仕方ないわね。
 どちらが装備する?

1ローレシア王子(現在鋼の剣:攻撃力30装備)
2サマルトリア王子(現在鉄の槍:攻撃力20装備)

FC版ではサマルトリア王子は装備できませんが、SFC版ということで。
ちなみに、ロトの剣の攻撃力は40です。
203296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 17:28 ID:JyY3OGZA
1
鋼の剣じゃなくて、文中表記は鋼鉄の剣だった……_| ̄|○
モノは同じですのでお気になさらず。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
203番さんは、1番を選ばれました! 平均的に強くするのではなく、
パワーヒッターを1人作る戦法ですね。

 ローレシア王子はロトの剣を手にして、ゆっくりと持ち上げた。
「すげえ……」
 感動のあまり、声もないって感じね。
 さて、どうしようかしら。迷宮はあと半分ぐらい残っているけど、最大の目的であるロト
の剣は手に入れてしまったから、もう帰ってもいいのよね。

1帰る
2先へ進む
いや、まだこの先に宝物があるかもしれない
それにロトの剣の威力もためしたい!
ってことで2!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
205番さんは、2番を選ばれました! ありがとうございます、これで
前回からの宿題りゅーちゃん出せます(;´Д⊂

「さて……これからどうしようか」
 サマルトリア王子の言葉に、その場に沈黙が落ちた。
 そうよね。もう目的は達したのだし、ここからリレミトして帰る……それが正しい選択よ
ね。余計な探索をして、わざわざ危険な目に遭うことはないもの。
 でも。
 わたしは竜王の玉座を見てみたい。勇者の決戦の地がどうなっているのか、この目で確か
めたい。
 わたしにとって、勇者――ご先祖様は特別なんだもの。もしかしたら、ロトの勇者よりも。
 昔から、繰り返し繰り返し聞いてきたわ。勇者とローラ姫の冒険を。
 だけど……。
 こんなの、我が儘よね。
 わたしひとりの勝手で、王子たちを危険な目に遭わせるわけにはいかないわ。
 帰ろう。
 わたしがそう言いかけたとき。
「どうせ来たんだし、竜王の玉座も拝んで帰ろうぜ」
 そう言って、ローレシア王子がニヤリと笑った。
「賛成」
 サマルトリア王子もウインクしてる。
 もしかして……わたしたち、同じ気持ちだった?
 2人を見やると、王子たちは軽く頷いた。
 ああ、だからあなたたちが大好きよ!
 危なくなったら戻ればいい……よね? それに、魔物と戦えばそれだけ経験が積めるわけだし。
 わたしたちは装備を確認した後、意気揚々と下への階段を下っていった。
 4階まで降りると、北と西にさらに下へ降りる階段があった。
 どちらを降りようかしら?

1北の階段
2西の階段
りゅーちゃんщ(゚Д゚щ)カモーン ヽ(´∀`)ノ ワーイ

 しかし、地図を覚えていない……。ここは勘で1!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
208番さんは、勘で1番を選ばれました! 前回りゅーちゃん出せなくて
すみませんでした(;´Д`)

 北の階段を降りると、その先には細長い洞窟が続いていた。
 かなり長い。一本道だから迷う心配はないけど、魔物が出てきたら逃げ場所はない。前後
から挟みうちされたら最悪だわ。
 そんなことにならないよう、前だけでなく、後ろにも十分に気を配る。
 2回ほど角を曲がったところで、また下り階段が現れた。
 魔物の気配がないか確かめてから、上にあがる。そこはまた小部屋になっていて――宝箱
のあった部屋より広かったけど――端の方に下り階段が見えた。
 そこには、魔物が頭だけを出したまま、驚いた表情でこちらを見ていた。
 もちろん、こっちも驚いた。
 間の悪いことに、ちょうど向こうが階段を昇ってきたところにいあわせてしまったらしい。
 互いに素早く階段から部屋の中に飛び出て、戦闘態勢に入る。
 相手はミイラ男とバシリスク3体!

1ラリホーを唱える
2バギを唱える
210>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/23 19:43 ID:PhtQ9EZ9
バシリスクに「ラリホー」したい。
バシリスクは毒をもってたような・・・・。よって1番

〜ロトの剣を追加(ローレシアの王子が装備)〜

けが(ga)れ つぐ(gu)あ うあけい
えうぎ(gi) りけざ(za) び(bi)ちぴ(pi)じ(zi)
なべ(be)ざ(za) あぜ(ze)ぎ(gi) ちこせて
ぞ(zo)ほぽ(po) ぐ(gu)まぞ(zo) いやふす
うえす ぐ(gu)やね きすび(bi)ざ(za) きば(ba)

FFDQ板が負荷が高くなってしまったので、 リアルタイムゲームブック
↓に引っ越しましたー。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1039340847/65

210番さんの選択はイキです。
ここはバギ!!
ラリホーモすてがたいがミイラ男ききにくそうなので
二番!
URL、こっちの書き方の方がいいですね。
↓に引っ越しましたー。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1039340847/65-

212番さんすみません。またよろしくお願いいたします。
こちらにも、お礼を。

リアルタイムゲームブックに参加してくださった皆様、読んでくださった
皆様、 ありがとうございました!
途中、スレ移動というアクシデントがあったものの、きちんと続いて選
択していだきまして大変嬉しかったです。
おかげさまでムーンブルクの王女は、無事に決勝トーナメントの第一
回戦を勝ち進むことができました。
次の試合の支援は、正直、何も考えてない状態ですが(;´Д`)
もしできるようだったら、またゲームブックをやりたいと思っています。
その時には、またよろしくお願いいたします。
いらっしゃいませ!
こちらはムーンブルクの王女のゲームブックを
リアルタイムで作っております。
基本的なルールは>>91をご覧くださいませ(下3行除く)。

【前回までの粗筋】
わたし――ムーンブルク王女は、古の勇者ロトの血を引くローレシア王子、
サマルトリア王子と共に、邪悪な野望を抱く大神官ハーゴンを倒すための旅を
続けています。ルプガナで船を手に入れ、アレフガルドに着いたムーン王女た
ちでしたが、かつて勇者の旅立った伝説の土地は、大きく変わり果てていまし
た。憧れの地の変貌に失望しながらも、ムーン王女たちは今も残る竜王の城に
向かいました。目的は、そこに眠るというロトの剣。
竜王の城の地下迷宮に巣くっていた魔物たちを撃退しつつ、無事にロトの剣を
手に入れたムーン王女たちは、さらに迷宮の最奥で思いがけない人物(?)と出
会います。彼は竜王の曾孫――ムーンたちの国を作った勇者が倒した、あの竜
王の子孫だと名乗りました。緊張するムーン王女たち。けれども、彼には敵対
意識はなく、それどころかハーゴンを倒して欲しいと王女たちに頼むのでした。
まず5つの紋章を集め、精霊の守りを得よ――。
快く竜王の頼みを受けたムーン王女たちは、竜王からの情報を元に、アレフガ
ルドの南の小さな島へと向かいました。
これから、王女たちの紋章を探す旅が始まります。
216>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/26 23:23 ID:OPMAgHBq
このスレのパスワードを入力します・・・・。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1039340847/84
・・・・・入力成功。
・・・・・日付が変わりしだい冒険を再開します。
 竜王の城からラダトームの町に戻って、翌日。
 わたしたちはりゅーちゃん――竜王の曾孫のことよ、もちろん――の言っていたアレフガ
ルド南の小島に行くべく、船を出航させた。
 地図を見ると、確かにアレフガルドからかなり南に下った場所に、ポツンと小さな島があ
る。ムーンブルクの西、といった方が位置的には近いかも知れない。
 いったいこの島に何があるんだろう。

1島に向かう
2財宝探しに北の浅瀬へ
3他の場所へ(場所の指定もお願いいたします)

>216
リロードしでビクーリw ありがとうございます。
本日もよろしくお願いいたします!
名前間違えてるし……_| ̄|○
219清き一票@名無しさん:03/10/27 00:31 ID:7cOY1sbr
今回もどうか宜しくお願いします!
本当に楽しみにしておりました…。

>>217
では炎のほこらに行きましょう、1でー。
220>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 00:32 ID:ffTPOZX1
>>217
こちらこそ、よろしくお願いします。

ローレシアの王子が持ってた「鋼の剣」と「鉄の鎧」はどうしましたか?
(現金化した可能性大)
>>217
1 島!
 今日も頑張ってくださいー!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
219番さんは1番を選ばれたんですが……いいのかな? この選択だと
炎のほこらには行かないのですが。とりあえず、1でいっちゃいます!
すぐに島には行かないので、もし違うようなら、次で言ってくだされば
変更いたします。今日もよろしくお願いします。
221番さんも1を選ばれてますね。ありです。頑張ります。
220番さん……すみません、すっかり忘れ(ry ええと、現金化してる
ということで!

 ラダトームの城から、竜王の城を西に見ながら、アレフガルドの内海を南に下る。
 わたしは船の舳先に立って、はるか遠く続く青い海を見つめていた。
 今日は風もあまりなくて、海面は凪いでいる。
 と、そこに白くて丸い何かが次々と浮かび上がってきた。しびれくらげだわ! こいつの
触手は毒針を持っているから、厄介なのよね。その上、仲間を呼ぶし。
 王子たちは、甲板の後ろの方にいて、まだ気づいてないみたい。
 どうする?

1バギで倒す
2王子たちを呼ぶ 
1 バギバギ!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
223番さんは、1番を選ばれました! いけいけムーンたんw

 しびれくらげは全部で4体。
 王子たちを呼んでる間に、これ以上増えたらやっかいだし、バギで一掃よ!
 わたしは杖を高々と掲げて呪文の詠唱に入った。
 ところがその時、頭上から羽音が降ってきた。あわてて振り仰ぐと――ガーゴイル!

1しびれくらげにバギ
2ガーゴイルにバギ
225>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 01:15 ID:ffTPOZX1
しびれくらげに「バギ」
そのあと「きゃー」と騒ぐ。よって1番

〜現金化しました。〜
すじ(zi)ざ(za) ぐ(gu)せれ せせねぬ
はぷ(pu)え ひほぬ ぜ(ze)げ(ge)ほに
ぺ(pe)みぽ(po) わそめ ご(go)かてず(zu)
ぴ(pi)べ(be)べ(be) なかそ るるよる
せねぎ(gi) ぺ(pe)べ(be)て あるぷ(pu)ぷ(pu) あ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
225番さんは、ムーンたんの悲鳴つきでw1番を選ばれました! 復活の呪文、
いつもありです! 実際のゲームで再現できる感じがして嬉しいですー。

 ガーゴイルは1体。しびれくらげは4体。ガーゴイルはバギで一撃では倒せないけど、し
びれくらげならいける!
 頭の中で瞬時に判断すると、わたしはそのままバギをしびれくらげに向かって放った。風
の精霊の巻きおこす真空の刃が、しびれくらげたちを次々と屠っていく。
 だけど、それと同時にわたしも背中に灼けつくような痛みを感じた。ガーゴイルがわたし
に斬りつけてきたのだ。
「きゃあああああっ!」
 のけぞったわたしの口から、悲鳴がこぼれる。
 必死になって体を回転させて、ガーゴイルの次撃を避ける。
 痛い……っ。だけど、そんなことは言ってられない!
 船にもたれかかるようにして、ガーゴイルと向き合う。杖を掲げる。マホトーンをかけら
れる前に!
 刹那、わたしとガーゴイルの間に、青い影が滑り込んできた。彼は、魔物の剣をロトの剣
でしっかりと受け止める。ローレシア王子……。
「ムーンブルク王女! 大丈夫か?」
「ベホイミ!」
 サマルトリア王子が癒しの魔法をかけてくれる。たちまち、背中の痛みが薄れていく。
「ありがとう、助かったわ」
「王女は休んでいて」
 サマルトリア王子はそう言うと、鉄の槍でローレシア王子に加勢する。ちょっと声が尖っ
ていたような気がするのは、気のせいかしら。

1お言葉に甘えて休む
2自分も戦う
2
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
228番さんは、2番を選ばれました! どこまでもいけいけでw

 休めと言われても、王子たちが戦ってるのに、そんなわけにはいかないわ!
 ガーゴイルには呪文は効きにくいし、わたしは非力で打撃でのダメージなんかほとんど与
えられないけど、回復呪文なら唱えられるもの。
 わたしは杖を支えに立ち上がった。傷はほぼ治ってるけど、剣を受けた衝撃からまだ体は
回復してないみたい。ちょっと足がガクガクする。
「王女っ!」
 ローレシア王子の声と、わたしが羽音に気づいたのはほぼ同時。
「きゃっ!」
 あわててわたしが身を沈めると、頭上を何かが掠めていった。ガーゴイル! もう一匹い
たのね。
「だから休んでろって言っただろ!」
 ローレシア王子には言われてないわよっ。
 ロトの剣が新たなガーゴイルを切り伏せる。サマルトリア王子は、もう一匹の方にトドメ
を刺してる。
 ……結局、わたしが何もしないうちに、戦闘は終わってしまった。
「王女、とりあえずこれかけておきなよ」
 サマルトリア王子が、わたしにマントを渡してくれる。そっか、背中……服も切られてる
わよね。それほど大きくはないみたいだけど。
「ありがとう」
 お礼を言ったけど、サマルトリア王子はむすっとしてる。そういえば、さっきのセリフも
つっけんどんだったわよね。ローレシア王子も何だか機嫌悪そうだわ。
「どうしたの、2人とも。何か怒ってるの?」
「当たり前だ!」「当然だよ!」
 王子たちに怒鳴られてわたしは首を竦めた。
「ひとりで戦おうとするなんて、無茶しすぎだよ!」
「何で俺たちを呼ばなかった!!」

1言い返す
2謝る
231>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 02:53 ID:ffTPOZX1
素直に2番
(涙を流しながら)

ムーンクエスト@紋章探索編 ◆Sj469/wPAwさん
あまり無理はしないでください。・・・・おやすみなさい。(寝ます)
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
231番さんは、涙つきでw2番を選ばれました! ありがとうございます。
無理しない程度に頑張ります。>>133の名無し◆t/MSF80oI6さん、おやす
みなさい。

「ごっ、ごめんなさい……」
 わたしは首を縮めたまま囁いた。
 いやだ、目の奥が熱い。わたしは必死にまばたきする。こんなことで泣きたくない。泣き
たくないのに……だめだ!
 ボロッと瞳の端から熱いものがこぼれて、もうわたしは止められなくなってしまった。
「うわっ」
「お、王女」
 王子たちが顔を赤くしておろおろしてる。
 うん、ごめんね。2人が涙を苦手だってわかってる。泣くなんて卑怯だよね。
 なんで泣いちゃってるのかもわからないの。
「ご、んね……ごめ……」
 ああ、ちゃんと謝りたいのに、嗚咽でうまく言えない。
 わたしがバカだったの。ひとりでも何とかなると思った、それこそが油断。
 自分が恥ずかしい。
「もういいって。こっちこそ、怒鳴ったりして悪かった」
「僕たちはそんなに頼りないのかと思ったら、つい……」
 泣きながら、わたしは一生懸命首を横に振る。
 2人が来てくれて嬉しかったの。頼りにならないなんて思ってないわ。
「ごめ…なさ……、……ありが、とう……」
 わたしは何とか嗚咽をこらえて、王子たちに笑いかけた。
 王子たちも笑ってくれた。ふふっ、まだちょっと2人とも頬が赤いね。
「わたし、顔を洗ってくるね。ついでに着替えるわ」
 わたしは2人に手を振って、船室へと入った。
 ……うーん、着替えるといっても、今着てるのは、一番防御力の高いみかわしの服なのよ
ね。他は布の服しかないし、これを繕って着るべきかしら。 

1繕う
2布の服を着る

何だか貧乏くさい選択肢ですみませんw ゲームだと、ベホイミで
服の破れとかも修復されるのかなぁ。
234清き一票@名無しさん:03/10/27 03:33 ID:7cOY1sbr
>>233
繕う、の1でお願いします。
ちょっとドキドキ…
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
234番さんは1番を選ばれました! はい、どきどきルートです。
どちらかといえばドッキリかも知れませんがw

「えーと、お裁縫道具、お裁縫道具は、と……あった」
 わたしはみかわしの服を脱ぐと、荷物袋から裁縫道具を引っ張り出した。
 背中の破れは、それほど大きくはなかった。わたしの手のひらより、ちょっと長いぐらい。
これなら、そんなに時間かからずにすみそう。
 血がついちゃってるけど、これは仕方ない。今日の戦闘が終わったら洗おう。
 破れたところを軽くつまんで、針を通す。みかわしの服はゆとりがあるから、あて布はし
なくても大丈夫そうね。
 チクチクチクチクチクチクチクチクチクチク……。
「いたっ」
 やーん、手に針指しちゃったわ。わたし、お裁縫って苦手なのよねー。
「王女? どうし……」
 えっ?
 扉の開く音に顔を上げると、王子たちの間抜けた顔と目があった。
 ………………。
 しばらくは、わたしも王子たちも動けなかった。
 わたしは、さっきみかわしの服を脱いで。
 服をすぐに直して着るつもりで。
 だから新しい服を着てなくて。
 つまり、し、し、し、下着姿のままで……っ!
「いやーーーーーーーーーっ!」
「わっ、ごめん!」
「着替えるだけにしては長いから心配になって、そしたら悲鳴が聞こえたから」
 ローレシア王子が謝る。サマルトリア王子も言い訳してる。
「いいから早く扉を閉めてよーーーーっ!!」
 わたしはみかわしの服で胸を隠しつつ叫ぶ。
「ごめんっ!」
 王子たちは狼狽えて音高く扉を閉めた。
 うううう、こんなあられもない姿を見られるなんて。これで2度目だわ。1度目はラーの鏡で変身を解いてもらった時だったから、仕方ないと思ってたけど。
 わたしは猛烈な勢いでみかわしの服を繕って、身につけた。
 扉の外では、きっと王子たちが情けない顔をして待っているに違いない。

1怒る
2何もなかったことにする
237清き一票@名無しさん:03/10/27 04:28 ID:7cOY1sbr
>>236
ドキドキしました有り難う( ´Д`;)
1を選んで良かったっっヽ('-'*)ノ

怒りたい所だけれど、怒りたい所だけれど、怒りたい所だけれど…っ



怒ろうかな、やっぱりやめとこ。
2でお願いします。

今夜も長丁場ですねー、そろそろ体を休めた方が…。
>236 一1行改行忘れてますね。すみません。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
237番さんは2番を選ばれました! 私も書いていて楽しかったですw
お気遣いありがdです! 適当なところで休みまする。
237番さんも、無理なさらないでくださいね。

 大きく深呼吸して自分を落ち着かせると、わたしは扉を開けた。案の定、王子たちは真っ
赤になりながら扉の前で待っていた。
「あっ、王女……」
「さっきは……」
「何の話かしら?」
 口を開きかけた2人の機先を制し、わたしは無表情を装って訊く。 
「だからさっきのいてっ!」
 ローレシア王子の足をサマルトリア王子が踏んづけている。
「何だよ、サマルトリア王子っ」
「いいからっ。僕たちは何も見なかったんだよ!」
 後ろの方でこそこそ囁いてるのに気づかない振りで、わたしは甲板へと足を向ける。
 ローレシア王子が納得したのか、やがて2人も甲板へと出てきた。
「いい天気ねえ」
「そうだね」
「まったく」
 わざとらしい笑い声が凪いだ海に響いた。

 ――その後も何回か戦闘に遭遇しつつ、わたしたちはとうとうアレフガルド南の小島に着
いた。上陸前にざっと周囲を回ってみたけど、人の住んでる気配は感じられなかった。
 ただ、島の真ん中にとても大きな灯台が建っている。

1灯台に入る
2周囲を探索する
1 灯台で迷子になろうぜブラザー(よくわかんないですが)
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
240番さんは、1番を選ばれました! 大灯台はロンダルキアに続く
大迷路ですからねー。おいらもよく迷子になりました。

「高いわねー。いったい何階ぐらいあるのかしら」
 灯台の入り口の前に立って、わたしは上を仰いだ。船員たちの間では、ここは大灯台と呼
ばれているらしい。確かに大きいわ。首が痛くなってしまいそう。
 中も広そうね。覚悟を決めていかないと。
 わたしは軽く装備を確かめると、同じく大灯台を見ていた王子たちに声をかけた。
「それじゃあ、行きましょうか」
 灯台に入ると、南と西に道が延びていた。西の道は、途中にまた南への曲がり角がある。

1南へ
2西へ
3西に入って南の曲がり角へ
ルートを覚えていないけど3へ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
242番さんは、3番を選ばれました! 大丈夫です、わたしも覚えて
ませ(ry 今回は、ほとんどマップ無視してます。ちゃんとやってい
たら、ものすごく長くなりそうですし。

 大灯台にはところどころ窓が開いていて、壁にも明かりが灯っている。おかげで、南への
曲がり角に入ると、西と南に道が延びていたけど、どちらもすぐに行き止まりになっている
のがよく見えた。
 仕方なく戻って西の道に入ったけど、こちらもすぐに行き止まり。結局、南の道に進むし
かなかった。
「なんでこんな複雑な造りになってるんだ? 灯台だろ?」
 ローレシア王子がブツブツと文句を言っている。
 気持ちはよくわかるわ。人が利用する建物のはずなのに、利便性をまるで無視した造りに
なっているのよね。まるで、人を寄せつけないようにしてるみたい。
 もしかして、この建物は普通の灯台ではないのかしら……?
 そんなことを考えていたわたしの耳に、何かを引きずるような音が入ってきた。曲がり角
の向こうに、何かいる!

1覗いてみる
2通り過ぎるまでじっと待つ
1のタシーロでおながいしますっ
|∀・) ジー
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
244番さんは、1番を選ばれました! タシーロと聞いて、盗撮の方をつい
思い浮かべてしまい……モンスター(;´Д`)ハァハァの方かとw

 曲がり角からのぞきこむと、ミイラ男が何かを引きずっているところだった。
 何か――それは、人間の死体だった。目を背けようとしたわたしは、一瞬早く、気がつく。その遺体が、ムーンブルクの兵士の鎧を着ていることに!

1バギでミイラ男を攻撃
2冷静にミイラ男の後をつける
しまった。また改行忘れました。
ミスが多くてすみません(´・ω・`)
2
たまには冷静になろう! ってことで
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
247番さんは、2番を選ばれました! 冷静とイケイケの
兼ね合いが、冒険を成功させる秘訣ですねw

 どうして? 何故ムーンブルクの兵士が!?
 飛び出しそうになる体を、わたしは必死に押さえた。噛みしめた唇から血の味。
 落ち着いて。落ち着くのよ。
 目算もなくここで飛び出してどうしようというの。彼は――兵士は、すでに……亡くなっ
ている。
 ならば、焦ることはない。魔物の後をつけて、彼らの企みを探ってから……魔物の手から、
彼を取り戻すのは、それからでも遅くはない。
 怒りに震える体を押さえつけて、ゆっくりと息を吐き出す。
「後をつけましょう」
 わたしは、王子たちに囁いた。たぷん2人は、あの遺体がムーンブルクの兵士のものだと
は気づいてないと思うけど、何だかひどく真面目な顔で頷いた。
「わかった」
 ミイラ男は迷路のような大灯台の内部を、迷いもせずに歩いていく。
 ……つまり魔物はこの内部を知りつくしている、ということよね。きっと、すでにここは
モンスターたちが巣くう場所と化しているのだろう。
 ミイラ男は階段を昇り、やがて2階の小部屋の扉の中へと入っていった。

1中の会話を盗み聞く
2扉をいきなり開ける
すみません、ちょっと休憩いたしますー。
再開はたぶんオヤツ時か夕方ぐらいだと思います。

今回の選択は先着順ではなく、多数決方式になります。
私が戻ってくるまでに、いちばん多かった選択肢が次の
選択肢 となります。
皆様のご参加をお待ちしております。
250名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/27 09:54 ID:7BLy6GVk
ここは一応1で。

>>239で島を探索すると何があったんでしょう?
2
お待たせいたしました!
これから再開いたします。

今回の選択はここで締め切りです。
これから書いてきますね。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
1番1票、2番1票、先着順で2番に決定いたしました!
250番さん、おめでとうございます! 島探索ルートだと、魔物から
大灯台の様子が聞けることになってました。
251番さん、残念でした。またよろしくお願いいたします。

「開けるぜ」
 ローレシア王子が扉に手をかけて小声で言う。わたしたちは身構えながら、無言で頷いた。
 バンッ!
 勢いよく開けた扉の向こうには、ミイラ男と祈とう師が3人。
 祈とう師は兵士を囲むようにして立っていた。
「おや、あなた方は……」
「つけられましたね、ミイラ男」
 祈とう師のひとりがミイラ男を睨む。けれども、わかっているのかいないのか、ミイラ男
に何の反応もない。
「ふん、これだから知能のないアンデッドは困ります。命令されたことしかできない」
「仕方ありませんよ」
 祈とう師のひとりがこちらを向いた。
「我々の『家』へようこそ。ムーンブルク王女」
 何……? 祈とう師の言葉に含みを感じて、わたしは顔をしかめる。
「快適な住居を用意していただいて、ムーンブルク王には感謝しておりますよ。このように、
アンデッドを作るための、新鮮な材料も大量に手に入れられましたしね」

1どういうことか聞く
2攻撃する
理由もききたい………でもむかつくw

うーん……。

3 切り込んで行くサマルトリアの王子
後ろから押さえ付けて攻撃を封じるローレシアの王子
バギをとなえるわよと脅しながら、話を聞き出すムーンブルクの王女

ということでw
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
254番さんは、3 切り込んで行くサマルトリアの王子
後ろから押さえ付けて攻撃を封じるローレシアの王子
バギをとなえるわよと脅しながら、話を聞き出すムーンブルクの王女
を選ばれました! 三者三様ですねw もしかしたら、選択肢外の
選択は初かな? 燃えますねー。頑張ります!

 わたしたちは、無言で同時に飛び出した。
 サマルトリア王子がマホトーンを唱えて、祈とう師たちの呪文を封じる。
 わたしがバギで祈とう師たちにダメージを与える(でも、命を奪うほどじゃない)。
 ローレシア王子が、ミイラ男に斬りかかっていく。ロトの剣が一閃し、包帯に巻かれた首
が落ちる。
 ほとんど体の動きを止めずに、ローレシア王子は祈とう師のひとり――さっき、ペラペラ
と話していた奴――を後ろから羽交い締めにして、床に押し倒した。
 サマルトリア王子は、残りの祈とう師2人に斬りかかっていく。呪文を封じられ。バギの
ダメージに呻く彼らは、反撃する間もなく倒されていく。
 わたしはローレシア王子に押さえこまれた祈とう師の顔の横に、ダンッと杖をついた。
「どう? わたしのバギの味は」
「小娘……っ」
 祈とう師は全身を血に染めながら、悔しそうにこちらを見上げた。
 彼のつけていた仮面は、すでに取れている。
 わたしは、床に転がるそれを蹴飛ばし、彼の前にしゃがみこんだ。
「気に入ってくれたみたいね、嬉しいわ。なんだったら、また唱えて差し上げてもいいのよ。
――それが嫌なら、先ほどの話はどういうことなのか、もう一度説明してくださる?」
 屈辱に震える祈とう師に、ニッコリと笑ってみせる。

運試し! 1〜9までで、ひとつ、数字を思い浮かべてください。その数字は……。

15より上
24以下

マホトーンは言葉が喋れなくなるという説もありますが、ここでは
呪文を封じる方にしましたー。 
>>256





不吉な予感……


でも見事にあんな選択肢をクリアされてカコイイです。
258>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 19:14 ID:OoNhLk9K
閃いた数字は「7」でした。
さっきの選択肢、わかりづらかったですね。すみません……
1.5より上
2.4以下
にすべきだったなあ。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
257番さんは3を思い浮かべられたので、2番となりました!
大丈夫です、いい方のルートです!

 その時、開けっ放しだった扉の向こうから、足音が聞こえてきた。
「たす……もがっ」
 大声を上げようとした祈とう師の口をすかさずローレシア王子が押さえる。
 サマルトリア王子が戦闘体勢で扉に近づく。
 だが、足音は一度近づいたけれど、どこかの角を曲がったようで、また遠くなっていった。
 それを確認して、サマルトリア王子は扉をそっと閉めた。
「残念だったわね……今度、また大声を上げたら、即バギよ」
 祈とう師はそれでも往生際悪くわたしたちの隙をうかがっていたが、やがて力なく視線を
落として頷いた。
「何を聞きたいのです……」
 ローレシア王子の手が放れ、自由になった口からボソボソと声が漏れる。
「まずは、さっきの話からね。この大灯台を家だと言っていたけど……?」
「そうですよ。もとはムーンブルク王がハーゴン様の神殿のあるロンダルキアを見張るため
に作ったのですがね、我々が奪ってやりました。ムーンブルク王もバカな男よ。そのような
不遜な真似をしなければ、長生きできたものを」
 なんですって?
「じゃあ、ハーゴンの軍がムーンブルクを襲ったのは……」
 サマルトリア王子が呟く。
「そう、見せしめですよ。ハーゴン様に逆らう者は容赦しない。ちょうど生け贄も欲しかっ
たところでしたのでね」
「生け贄……ですって?」
「ええ。感謝なさい。彼らの血と魂は我が神に捧げられたのです。下賤のものの死に様とし
ては極上の部類でしょう? 憎きロトの血の供物に、神もさぞ喜ばれたことでしょう」
 悲鳴が、聞こえる。
 あの日の、悲劇が。
 魔物に貫かれ、倒れていく兵士。飛び散る血。逃げまどう女官。炎の中の苦しむ人影。
 交差する悲鳴。
 いくつもの。いくつもの。
 決して忘れられない。
 わたしの中に焼きついて消えないあの日の記憶。
 ――許さない!

1激情にまかせる
2落ち着こう

またリロード(ry_| ̄|○
258番さんは7で1番でしたか。残念でした。
またよろしくお願いいたします!

落ち着いて情報搾り取ってから一気に首をはねるなりなんなり……w
262>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 19:39 ID:OoNhLk9K
>>261さんに同じく「2番」
取れる情報は骨の髄までしゃぶり尽くしましょう。
>>261
生緩い。生きたまま腹を裂いて生肝をえぐり出した後、ギラで火を
つけて焼き殺すべし。というわけで2。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
261番さんは2番を選ばれました! そうですよね。まず情報を
搾り取らないとw

 くらくらする。怒りで思考が真っ赤に染め上げられる。
 もうたくさんだ。
 これ以上、こいつが一秒でも生きていることが許せない。
 このまま息の根を止めてしまいたい……!
「王女……」
 心配そうなローレシア王子の声。サマルトリア王子が、わたしの肩にそっと手を置く。
 それで、わたしは正気に返った。
 いけない。ここで激情に任せてどうするの。殺すのなんか、いつだってできるんだから。
「つまり、ハーゴンはロンダルキアにいるのね?」
 わたしの言葉に、祈とう師が動揺する。口を滑らしたことにようやく気づいたらしい。
「ち、違……っ」
「ありがとう、わざわざ教えてくれて。ついでにもう少し情報いただけるかしら」
 わたしは杖を弄ぶ。いつでもバギを唱えられるのだと見せつけるように。
 何を聞こうかしら?

1兵士の死体のこと
2ハーゴンのこと
3大灯台のこと
4その他(何を聞きたいかもお願いします)
またリロード忘れてました(;´Д⊂ 学習能力ないのか自分……

262番さんも2番を選ばれました! 情報は大切ですね。
263番さんも2番ですね。その後がまた過激でw 哀れ祈とう師
その他を思いつかないので1
267名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/27 20:13 ID:N9gux8el
アリーナたん、フォズたん、バーバラたんと一緒に組んで旅したいでつ。
能力的にもウマーでお得だ。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
266番さんは、1番を選ばれました! 情報搾り取れるコースですw
2番だと祈とう師死んでました。
267番さん、ごめんなさい……。今ちょっとスレをお借りして、ド
ラクエ2のゲームブックやってますー。

「ミイラ男が運んでいた、兵士の死体のことだけれど」
「ふんっ、しぶとく生き残っていた奴がようやく死にましたのでね。この大灯台の迷宮を利
用して、さんざんわたしたちを苦しめてくれましたが……まったく忌々しい。だが、これほ
どに力のある男なら、死体をうち捨てておくのはもったいない。アンデッドにしてもいい働
きをしてくれそうでいすからね。スカルナイトかグールにでも作りかえてあげようと思った
んですよ」
「……最後のひとりだったというの?」
「ええ。最後まで我が神の素晴らしさを理解しなかった、愚かな男ですよ。とうに滅びた国
に忠誠を尽くすなんて」
「お黙りなさい!」
 わたしは祈とう師の頬をひっぱたいた。
 許さないわ。我が国の勇敢な兵士を侮辱することは。
 ……ごめんなさい。
 心の中で兵士に謝る。
 この大灯台でひとり、あなたはずっと戦い続けてきたのね。ムーンブルクが滅んだ後も。
 せめて、わたしたちがもうちょっと早くここに着いていれば……!
 その後、わたしたちは祈とう師から大灯台の構造、内部に仕掛けられた罠、紋章のこと
など、祈とう師から搾り取れるだけの情報を搾り取った。
 もっとも、ハーゴンについては口を割らなかったから、あれ以上のことは聞けなかった
けど。
 祈とう師はぐったりとして床に伸びている。
 バギの傷からの出血で、体力を失っているらしい。

1.普通に殺す
2.263番さんのやり方で殺すw
3.放ってここから去る

お待たせしてすみませんでした。パソが落ちて書き直ししてました(;´Д`)
270名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/27 21:10 ID:4sgy+1w6
263ですが、ぴんぴんしてるところでないと、このやり方でやっても
面白くないんですが(w
>>270さんが指名されたので、ベホイミをかけて意識を戻してから
やって下さい(w


遅くなってすみません! パソの調子悪くて再起動してました。
今回ダーク注意報です!!

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
270番さんは2番を選ばれました! みんなそんなに祈とう師が嫌い
なんですね。私も嫌いですw
271番さん、さらにもの凄いことに……ひー。頑張ります!

「ベホイミ」
 わたしは祈とう師に癒しの呪文をかけた。
「ムーンブルク王女?」
 王子たちが驚いてわたしを見る。祈とう師も訝しげにわたしを見てる。
「情報をくれたお礼よ」
「王女!」
「ふ……ははははは! 見逃すというのですね。甘い! 甘いですよ!」
「甘いのはどちらかしら」
 わたしは隠し持っていた聖なるナイフを、祈とう師の腹に突き立てた。
「ぐっ!」
 祈とう師が呻く。わたしはそのままナイフを上へと移動させた。祈とう師が悲鳴を上げる。
「あなたはハーゴンのことは話してくれなかったわね。だから、これはその罰」
 祈とう師の悲鳴が途切れなく続く。でも、わたしに聞こえているのは、あの日の悲鳴だけ。
「あの時、あなたたちはこうやって、力のない女官を切り刻んでいたわね」
 血にまみれるブロンド。絶叫と涙。城の至るところで描かれた地獄絵図。
「人間の生肝は、滋養にいいんですって?」
 わたしは祈とう師の傷口に手を突っ込むと、内蔵を引きずり出した。……気持ち悪くて、
肝が探せなかったのが残念だけど。
「城のみんなの無念を思い知るといいわ!」
 わたしはナイフを引き抜くと、一気に祈とう師の喉を切り裂いた。
 血しぶきが高々と上がって、わたしの体にかかる。
 祈とう師が絶命したのを確認して、わたしはぺたんと座りこんだ。
「ふ……ふふ…………くっ…………」
 頬を熱いものが次々と滑り落ちる。
 胸の中がひどく空虚だ。
 こんなことして、城のみんなが帰ってくるわけではない。
 あの時に救えなかった命が、還ってくるわけではないもの。
「……王女」
 やがてローレシア王子が遠慮がちに声をかけてきた。
 たぶん、わたしが泣きやむのを待っていたのだろう。わたしはまだ少し涙の残る頬を拭っ
て、立ち上がった。
 サマルトリア王子が祈とう師の死体をギラで焼き尽くす。
「……兵士も、お願い。魔物に利用されたくはないから」
 王子は軽く頷いて、兵士の遺体にもギラを放った。浄化の炎で焼かれた死体は、魔物たち
に利用されることはない。
 本当ならば、ムーンブルクへ連れ帰ってあげたいのだけど、今のわたしにその余裕はない。
 ごめんなさい。
 いつか――ハーゴンを倒したら必ず、ムーンブルクへ還らせてあげるから。
 絶対に、忘れないから。
 心に誓って、わたしは王子たちとその部屋を後にした。

 祈とう師の情報によれば、紋章はこの大灯台の7階にあるという。
 さて、どうしようかしら?

17階へ
21階から順番に探索

……ええと。ごめんなさい。暴走しました。
ダーク嫌いな方、すみません。
時間的に最後の選択肢となります。よろしくお願いいたします。
大灯台終わりませんでした……(;´Д⊂
263です。我がままを聞いて頂き、ありがとうございました。
「水滸伝」なんかだと当たり前に出てきちゃうんですよね。
単なる残虐でなく、ムーンたんの悲しみを書いて下さったので、救われました。

275>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 22:55 ID:J7faqFJw
トラップを回避しながら7階へ
よって「1番」。

ここになんの紋章が有るのか思い出せない。
276>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 23:23 ID:J7faqFJw
公式の結果が出ましたのでお知らせします。
金星キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━!!

294 名前:(子) ◆U07733UhFQ [sage] 投稿日:03/10/27 23:18 ID:PIongJy8
1位 300票 ムーンブルクの王女
2位 275票 惣流・アスカ・ラングレー

ムーンブルクの王女が決勝戦進出となります。

ムーンブルグ兵士の魂「姫様、ご無事でしたか。
今回はこの私が冒険の書に記録いたします。記録いたしますか Yes/No」
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
275番さんは1番を選ばれました! 何の紋章があるかはお楽しみにw
274番さん、私自身は楽しく書いてしまいましたw ダーク好き
なんですよ。これでも抑え気味だったり……。戦記物、特に中国物
なんかだと、本当に復讐には容赦ないですよね。

 祈とう師の情報に従って、わたしたちは紋章があるという7階をまっすぐ目指すことにし
た。魔物たちがたむろする場所や、罠の場所なども聞いていたので、ほとんど邪魔に遭うこ
ともなく、さくさくと進んでいく。
 ローレシア王子を先頭に、サマルトリア王子、わたしの順に歩いていく。
 王子たちの後ろ姿を見ていたら、またちょっと涙が出てきてしまった。
「……ごめんね」
 小さな声で呟く。2人には聞こえないように。
 さっきのわたしは、復讐のことしか考えてなかった。2人のことをすっかり忘れていた。
 前に船の上で言われていたのにね。
 どうしても、わたしは自分の感情が先に立ってしまう。
 魔物を前にすると、冷静なつもりで我を忘れてしまう。
 これではいけないわ。このままでは、いつか大切な仲間を失ってしまうかも知れない。
 ……今は、どうすれはいいのかはわからないけど。
 わたしは変わらなくっちゃいけない。
 それだけはわかる。
「王女?」
 考え事をしていたら、王子たちより少し遅れてしまったらしい。
「あっ、ごめんなさい」
 わたしは慌てて足を速めて2人に追いついた。
 あの日のことを忘れるなんてできない。
 だけど、いつまでも囚われていたら、一歩も進めない。
 ――だから。
「待っててね」
 わたしはもう一度小さく呟くと、2人に微笑みかけた。

                     (ひとまず終)
ムーンたんキタァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!キララァ*・゜゚・*:.。..。.

リアルタイムゲームブックに参加、および読んでくださった皆様、
長い間おつきあい下さいましてありがとうございました。
おかげさまでムーンブルクの王女は、厳しい戦いを乗り越え、つ
いに決勝まで進むことができました。
次の試合は土曜日ということで、たぶんまたリアルタイムができるの
ではと思っております。ちょっと、まだ不透明な部分もありますが。
もしできるようだったら、告知しにあがりますので、その時には、また
よろしくお願いいたします。

>276
>>133の名無し ◆t/MSF80oI6さんもお疲れさまでした!
いつもありがとうございます。今回は兵士の魂なんですね。
亡くなっても姫の無事を気にかける兵士さん。・゚・(ノД`)・゚・。
ピッ→Yes/No
お疲れ様でした。決勝も楽しみにしています。
ところで1階から順に行っていたらどうなっていたのですか?
281>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/28 00:06 ID:1ptiBQix
ムーンブルグ兵士の魂「確かに記録いたしました。」

おろれ らかめ かかたち
とざ(za)び(bi) そつさ るやつこ
じ(zi)とず(zu) みうに ゆぞ(zo)いこ
ぐ(gu)が(ga)ち わほば(ba) ちちせち
ぜ(ze)ろご(go) ぜ(ze)しざ(za) もろぽ(po)ぽ(po) う

お疲れ様でした。
282清き一票@名無しさん:03/10/28 02:14 ID:tSRAmAY3
前編を通して、じっくり読んでました…王女の怒り爆発のシーン、
酷いとかよりも同情できて悲しかった…。
このゲームブック、本当に贅沢です。読み手をこんなにも引き付けてくれる。
◆Sj469/wPAw さん、有り難う。
そして、お疲れ様でした。
283ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/28 07:55 ID:7e7aX8dW
よーく考えると、今の王女って血まみれなんですよね。
ちょっと可哀想かも……。
それに、この後、みかわしの服は役に立つのだろうかw

>280
ありがとうございます。もし決勝もできるようでしたら頑張ります!
1階から順に行っていると、魔物と次々と戦って、消耗して階上に
行くことになりました。王女の反省もなしで、長期的に見るとバッド
エンドコースに入ってました(選択次第で回避できますが)

>281
いつもありがとです! すでにこのトーナメント中はファミコンを探す
のを諦めてしまいましたが(その時間を支援製作に回したいので)、
トナメが終わってから、パスワード入力するのを楽しみにしてます。

>282
そう言っていただけると嬉しいです。
清き一票@名無しさんこそお疲れさまです。あなたの支援へのレスが
とても楽しみです。私を含め、どれだけ支援者の励みになっているか
わかりません。
しかも、企画にまで参加してくださって、何とお礼を言っていいのか
わかりません。本当にありがとうございます。
>>280です。なるほど、そうなっていましたか。

「紋章探索編」だったから、宝探しへ行ってもよかったのかな。
それだとここまで大灯台が盛り上がらなかったかもしれませんけれど。

攻略本なしで紋章集めようと思ったら、やっぱりやまびこの笛は必須
なんですかねえ。私は2やったのが小学生の時で、プレイ時間制限あっ
たから、攻略本頼りでやまびこの笛はゴールド稼ぎにしかしなかったので。
285 ◆WaMOMO/RMo :03/10/30 19:26 ID:Ht1Ni3wb
ナナシクラゲたん、乙〜です。
とても萌え燃えなゲームブック支援を
いつもリアルで読めないのが、とても辛いです。
次回も、がんがって下さい! 楽しみにしています。
286ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/30 21:23 ID:gWEiKmtO
>284
宝探しでもデルコンダルやベラヌールに行ってもオッケーでした。
後者だと難易度上がりますが。
最初大灯台編にしようかと思ったんですが、いろいろ自由に回れる
のがドラクエの楽しさのひとつでもあると思いなおしまして。
攻略本なしだと、やまびこの笛は絶対でしょうねえ。
何の変哲もない地面に埋まってたりしますからね>紋章

>285
ありです! 今のところ決勝戦でもリアルタイムできそうな気配なので、
頑張りまっす。
MOMOたんも支援お疲れさまです。次戦も楽しみにしてます!
287ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/31 23:42 ID:9AkpCMFr
1日もリアルタイムやります〜。
ただ、FFDQ板が鯖重になる可能性が高いので、したらばスレに
移動しました。

ゲームブック・ムーンクエスト@避難所
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1067523066/
もしよろしければ、こちらでご参加くださいませ。
288通りすがり人+34 ◆NNgrs.ExHQ :03/11/02 18:21 ID:OhYb/Op/
(;・∀・)・・・本題に戻っていいスか?
(DQX)
青年期結婚前までは主人公・ピエール・自由(ゲレゲレかスラリンがいい)もしくはピエール・主人公・自由(装備品の差)
結婚後は主人公・ピエール・嫁さんもしくはピエール・主人公・嫁さん。嫁がフローラなら結婚前と同じでもいい。
デモンズタワー以降〜嫁さん復活前は主人公・息子・娘か主人公・ピエール・息子。ゲレゲレが弱くなってくる。
嫁さん復活後は主人公・息子・嫁さんが多い。ただし嫁がフローラだと主人公・息子・娘の方が多い(ラスボス戦はまた変わったりする)。
家族が嫌いだったり子供や奥さんを戦わせたくなければ結婚前と同じやピピンやサンチョを入れるかモンスターパーティとか。
結婚後は主人公・息子・娘が安定してる。娘の武器は毒針かグリンガムの鞭で。
289ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/11/03 08:13 ID:ngw85J7b
>288
はいどうぞ! 長々とお借りしていてすみませんでした。
トナメが終了するまで待っていてくださって、ありがとうございました。
ho
Vは仲間なんかイラネ
町用の商人のみ