DQで誰を仲間にしてパーティーを組むのがいいか

このエントリーをはてなブックマークに追加
いらっしゃいませ!
こちらはムーンブルクの王女のゲームブックを
リアルタイムで作っております。
基本的なルールは>>91をご覧くださいませ(下3行除く)。

【前回までの粗筋】
わたし――ムーンブルク王女は、古の勇者ロトの血を引くローレシア王子、
サマルトリア王子と共に、邪悪な野望を抱く大神官ハーゴンを倒すための旅を
続けています。ルプガナで船を手に入れ、アレフガルドに着いたムーン王女た
ちでしたが、かつて勇者の旅立った伝説の土地は、大きく変わり果てていまし
た。憧れの地の変貌に失望しながらも、ムーン王女たちは今も残る竜王の城に
向かいました。目的は、そこに眠るというロトの剣。
竜王の城の地下迷宮に巣くっていた魔物たちを撃退しつつ、無事にロトの剣を
手に入れたムーン王女たちは、さらに迷宮の最奥で思いがけない人物(?)と出
会います。彼は竜王の曾孫――ムーンたちの国を作った勇者が倒した、あの竜
王の子孫だと名乗りました。緊張するムーン王女たち。けれども、彼には敵対
意識はなく、それどころかハーゴンを倒して欲しいと王女たちに頼むのでした。
まず5つの紋章を集め、精霊の守りを得よ――。
快く竜王の頼みを受けたムーン王女たちは、竜王からの情報を元に、アレフガ
ルドの南の小さな島へと向かいました。
これから、王女たちの紋章を探す旅が始まります。
216>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/26 23:23 ID:OPMAgHBq
このスレのパスワードを入力します・・・・。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1039340847/84
・・・・・入力成功。
・・・・・日付が変わりしだい冒険を再開します。
 竜王の城からラダトームの町に戻って、翌日。
 わたしたちはりゅーちゃん――竜王の曾孫のことよ、もちろん――の言っていたアレフガ
ルド南の小島に行くべく、船を出航させた。
 地図を見ると、確かにアレフガルドからかなり南に下った場所に、ポツンと小さな島があ
る。ムーンブルクの西、といった方が位置的には近いかも知れない。
 いったいこの島に何があるんだろう。

1島に向かう
2財宝探しに北の浅瀬へ
3他の場所へ(場所の指定もお願いいたします)

>216
リロードしでビクーリw ありがとうございます。
本日もよろしくお願いいたします!
名前間違えてるし……_| ̄|○
219清き一票@名無しさん:03/10/27 00:31 ID:7cOY1sbr
今回もどうか宜しくお願いします!
本当に楽しみにしておりました…。

>>217
では炎のほこらに行きましょう、1でー。
220>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 00:32 ID:ffTPOZX1
>>217
こちらこそ、よろしくお願いします。

ローレシアの王子が持ってた「鋼の剣」と「鉄の鎧」はどうしましたか?
(現金化した可能性大)
>>217
1 島!
 今日も頑張ってくださいー!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
219番さんは1番を選ばれたんですが……いいのかな? この選択だと
炎のほこらには行かないのですが。とりあえず、1でいっちゃいます!
すぐに島には行かないので、もし違うようなら、次で言ってくだされば
変更いたします。今日もよろしくお願いします。
221番さんも1を選ばれてますね。ありです。頑張ります。
220番さん……すみません、すっかり忘れ(ry ええと、現金化してる
ということで!

 ラダトームの城から、竜王の城を西に見ながら、アレフガルドの内海を南に下る。
 わたしは船の舳先に立って、はるか遠く続く青い海を見つめていた。
 今日は風もあまりなくて、海面は凪いでいる。
 と、そこに白くて丸い何かが次々と浮かび上がってきた。しびれくらげだわ! こいつの
触手は毒針を持っているから、厄介なのよね。その上、仲間を呼ぶし。
 王子たちは、甲板の後ろの方にいて、まだ気づいてないみたい。
 どうする?

1バギで倒す
2王子たちを呼ぶ 
1 バギバギ!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
223番さんは、1番を選ばれました! いけいけムーンたんw

 しびれくらげは全部で4体。
 王子たちを呼んでる間に、これ以上増えたらやっかいだし、バギで一掃よ!
 わたしは杖を高々と掲げて呪文の詠唱に入った。
 ところがその時、頭上から羽音が降ってきた。あわてて振り仰ぐと――ガーゴイル!

1しびれくらげにバギ
2ガーゴイルにバギ
225>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 01:15 ID:ffTPOZX1
しびれくらげに「バギ」
そのあと「きゃー」と騒ぐ。よって1番

〜現金化しました。〜
すじ(zi)ざ(za) ぐ(gu)せれ せせねぬ
はぷ(pu)え ひほぬ ぜ(ze)げ(ge)ほに
ぺ(pe)みぽ(po) わそめ ご(go)かてず(zu)
ぴ(pi)べ(be)べ(be) なかそ るるよる
せねぎ(gi) ぺ(pe)べ(be)て あるぷ(pu)ぷ(pu) あ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
225番さんは、ムーンたんの悲鳴つきでw1番を選ばれました! 復活の呪文、
いつもありです! 実際のゲームで再現できる感じがして嬉しいですー。

 ガーゴイルは1体。しびれくらげは4体。ガーゴイルはバギで一撃では倒せないけど、し
びれくらげならいける!
 頭の中で瞬時に判断すると、わたしはそのままバギをしびれくらげに向かって放った。風
の精霊の巻きおこす真空の刃が、しびれくらげたちを次々と屠っていく。
 だけど、それと同時にわたしも背中に灼けつくような痛みを感じた。ガーゴイルがわたし
に斬りつけてきたのだ。
「きゃあああああっ!」
 のけぞったわたしの口から、悲鳴がこぼれる。
 必死になって体を回転させて、ガーゴイルの次撃を避ける。
 痛い……っ。だけど、そんなことは言ってられない!
 船にもたれかかるようにして、ガーゴイルと向き合う。杖を掲げる。マホトーンをかけら
れる前に!
 刹那、わたしとガーゴイルの間に、青い影が滑り込んできた。彼は、魔物の剣をロトの剣
でしっかりと受け止める。ローレシア王子……。
「ムーンブルク王女! 大丈夫か?」
「ベホイミ!」
 サマルトリア王子が癒しの魔法をかけてくれる。たちまち、背中の痛みが薄れていく。
「ありがとう、助かったわ」
「王女は休んでいて」
 サマルトリア王子はそう言うと、鉄の槍でローレシア王子に加勢する。ちょっと声が尖っ
ていたような気がするのは、気のせいかしら。

1お言葉に甘えて休む
2自分も戦う
2
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
228番さんは、2番を選ばれました! どこまでもいけいけでw

 休めと言われても、王子たちが戦ってるのに、そんなわけにはいかないわ!
 ガーゴイルには呪文は効きにくいし、わたしは非力で打撃でのダメージなんかほとんど与
えられないけど、回復呪文なら唱えられるもの。
 わたしは杖を支えに立ち上がった。傷はほぼ治ってるけど、剣を受けた衝撃からまだ体は
回復してないみたい。ちょっと足がガクガクする。
「王女っ!」
 ローレシア王子の声と、わたしが羽音に気づいたのはほぼ同時。
「きゃっ!」
 あわててわたしが身を沈めると、頭上を何かが掠めていった。ガーゴイル! もう一匹い
たのね。
「だから休んでろって言っただろ!」
 ローレシア王子には言われてないわよっ。
 ロトの剣が新たなガーゴイルを切り伏せる。サマルトリア王子は、もう一匹の方にトドメ
を刺してる。
 ……結局、わたしが何もしないうちに、戦闘は終わってしまった。
「王女、とりあえずこれかけておきなよ」
 サマルトリア王子が、わたしにマントを渡してくれる。そっか、背中……服も切られてる
わよね。それほど大きくはないみたいだけど。
「ありがとう」
 お礼を言ったけど、サマルトリア王子はむすっとしてる。そういえば、さっきのセリフも
つっけんどんだったわよね。ローレシア王子も何だか機嫌悪そうだわ。
「どうしたの、2人とも。何か怒ってるの?」
「当たり前だ!」「当然だよ!」
 王子たちに怒鳴られてわたしは首を竦めた。
「ひとりで戦おうとするなんて、無茶しすぎだよ!」
「何で俺たちを呼ばなかった!!」

1言い返す
2謝る
231>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 02:53 ID:ffTPOZX1
素直に2番
(涙を流しながら)

ムーンクエスト@紋章探索編 ◆Sj469/wPAwさん
あまり無理はしないでください。・・・・おやすみなさい。(寝ます)
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
231番さんは、涙つきでw2番を選ばれました! ありがとうございます。
無理しない程度に頑張ります。>>133の名無し◆t/MSF80oI6さん、おやす
みなさい。

「ごっ、ごめんなさい……」
 わたしは首を縮めたまま囁いた。
 いやだ、目の奥が熱い。わたしは必死にまばたきする。こんなことで泣きたくない。泣き
たくないのに……だめだ!
 ボロッと瞳の端から熱いものがこぼれて、もうわたしは止められなくなってしまった。
「うわっ」
「お、王女」
 王子たちが顔を赤くしておろおろしてる。
 うん、ごめんね。2人が涙を苦手だってわかってる。泣くなんて卑怯だよね。
 なんで泣いちゃってるのかもわからないの。
「ご、んね……ごめ……」
 ああ、ちゃんと謝りたいのに、嗚咽でうまく言えない。
 わたしがバカだったの。ひとりでも何とかなると思った、それこそが油断。
 自分が恥ずかしい。
「もういいって。こっちこそ、怒鳴ったりして悪かった」
「僕たちはそんなに頼りないのかと思ったら、つい……」
 泣きながら、わたしは一生懸命首を横に振る。
 2人が来てくれて嬉しかったの。頼りにならないなんて思ってないわ。
「ごめ…なさ……、……ありが、とう……」
 わたしは何とか嗚咽をこらえて、王子たちに笑いかけた。
 王子たちも笑ってくれた。ふふっ、まだちょっと2人とも頬が赤いね。
「わたし、顔を洗ってくるね。ついでに着替えるわ」
 わたしは2人に手を振って、船室へと入った。
 ……うーん、着替えるといっても、今着てるのは、一番防御力の高いみかわしの服なのよ
ね。他は布の服しかないし、これを繕って着るべきかしら。 

1繕う
2布の服を着る

何だか貧乏くさい選択肢ですみませんw ゲームだと、ベホイミで
服の破れとかも修復されるのかなぁ。
234清き一票@名無しさん:03/10/27 03:33 ID:7cOY1sbr
>>233
繕う、の1でお願いします。
ちょっとドキドキ…
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
234番さんは1番を選ばれました! はい、どきどきルートです。
どちらかといえばドッキリかも知れませんがw

「えーと、お裁縫道具、お裁縫道具は、と……あった」
 わたしはみかわしの服を脱ぐと、荷物袋から裁縫道具を引っ張り出した。
 背中の破れは、それほど大きくはなかった。わたしの手のひらより、ちょっと長いぐらい。
これなら、そんなに時間かからずにすみそう。
 血がついちゃってるけど、これは仕方ない。今日の戦闘が終わったら洗おう。
 破れたところを軽くつまんで、針を通す。みかわしの服はゆとりがあるから、あて布はし
なくても大丈夫そうね。
 チクチクチクチクチクチクチクチクチクチク……。
「いたっ」
 やーん、手に針指しちゃったわ。わたし、お裁縫って苦手なのよねー。
「王女? どうし……」
 えっ?
 扉の開く音に顔を上げると、王子たちの間抜けた顔と目があった。
 ………………。
 しばらくは、わたしも王子たちも動けなかった。
 わたしは、さっきみかわしの服を脱いで。
 服をすぐに直して着るつもりで。
 だから新しい服を着てなくて。
 つまり、し、し、し、下着姿のままで……っ!
「いやーーーーーーーーーっ!」
「わっ、ごめん!」
「着替えるだけにしては長いから心配になって、そしたら悲鳴が聞こえたから」
 ローレシア王子が謝る。サマルトリア王子も言い訳してる。
「いいから早く扉を閉めてよーーーーっ!!」
 わたしはみかわしの服で胸を隠しつつ叫ぶ。
「ごめんっ!」
 王子たちは狼狽えて音高く扉を閉めた。
 うううう、こんなあられもない姿を見られるなんて。これで2度目だわ。1度目はラーの鏡で変身を解いてもらった時だったから、仕方ないと思ってたけど。
 わたしは猛烈な勢いでみかわしの服を繕って、身につけた。
 扉の外では、きっと王子たちが情けない顔をして待っているに違いない。

1怒る
2何もなかったことにする
237清き一票@名無しさん:03/10/27 04:28 ID:7cOY1sbr
>>236
ドキドキしました有り難う( ´Д`;)
1を選んで良かったっっヽ('-'*)ノ

怒りたい所だけれど、怒りたい所だけれど、怒りたい所だけれど…っ



怒ろうかな、やっぱりやめとこ。
2でお願いします。

今夜も長丁場ですねー、そろそろ体を休めた方が…。
>236 一1行改行忘れてますね。すみません。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
237番さんは2番を選ばれました! 私も書いていて楽しかったですw
お気遣いありがdです! 適当なところで休みまする。
237番さんも、無理なさらないでくださいね。

 大きく深呼吸して自分を落ち着かせると、わたしは扉を開けた。案の定、王子たちは真っ
赤になりながら扉の前で待っていた。
「あっ、王女……」
「さっきは……」
「何の話かしら?」
 口を開きかけた2人の機先を制し、わたしは無表情を装って訊く。 
「だからさっきのいてっ!」
 ローレシア王子の足をサマルトリア王子が踏んづけている。
「何だよ、サマルトリア王子っ」
「いいからっ。僕たちは何も見なかったんだよ!」
 後ろの方でこそこそ囁いてるのに気づかない振りで、わたしは甲板へと足を向ける。
 ローレシア王子が納得したのか、やがて2人も甲板へと出てきた。
「いい天気ねえ」
「そうだね」
「まったく」
 わざとらしい笑い声が凪いだ海に響いた。

 ――その後も何回か戦闘に遭遇しつつ、わたしたちはとうとうアレフガルド南の小島に着
いた。上陸前にざっと周囲を回ってみたけど、人の住んでる気配は感じられなかった。
 ただ、島の真ん中にとても大きな灯台が建っている。

1灯台に入る
2周囲を探索する
1 灯台で迷子になろうぜブラザー(よくわかんないですが)
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
240番さんは、1番を選ばれました! 大灯台はロンダルキアに続く
大迷路ですからねー。おいらもよく迷子になりました。

「高いわねー。いったい何階ぐらいあるのかしら」
 灯台の入り口の前に立って、わたしは上を仰いだ。船員たちの間では、ここは大灯台と呼
ばれているらしい。確かに大きいわ。首が痛くなってしまいそう。
 中も広そうね。覚悟を決めていかないと。
 わたしは軽く装備を確かめると、同じく大灯台を見ていた王子たちに声をかけた。
「それじゃあ、行きましょうか」
 灯台に入ると、南と西に道が延びていた。西の道は、途中にまた南への曲がり角がある。

1南へ
2西へ
3西に入って南の曲がり角へ
ルートを覚えていないけど3へ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
242番さんは、3番を選ばれました! 大丈夫です、わたしも覚えて
ませ(ry 今回は、ほとんどマップ無視してます。ちゃんとやってい
たら、ものすごく長くなりそうですし。

 大灯台にはところどころ窓が開いていて、壁にも明かりが灯っている。おかげで、南への
曲がり角に入ると、西と南に道が延びていたけど、どちらもすぐに行き止まりになっている
のがよく見えた。
 仕方なく戻って西の道に入ったけど、こちらもすぐに行き止まり。結局、南の道に進むし
かなかった。
「なんでこんな複雑な造りになってるんだ? 灯台だろ?」
 ローレシア王子がブツブツと文句を言っている。
 気持ちはよくわかるわ。人が利用する建物のはずなのに、利便性をまるで無視した造りに
なっているのよね。まるで、人を寄せつけないようにしてるみたい。
 もしかして、この建物は普通の灯台ではないのかしら……?
 そんなことを考えていたわたしの耳に、何かを引きずるような音が入ってきた。曲がり角
の向こうに、何かいる!

1覗いてみる
2通り過ぎるまでじっと待つ
1のタシーロでおながいしますっ
|∀・) ジー
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
244番さんは、1番を選ばれました! タシーロと聞いて、盗撮の方をつい
思い浮かべてしまい……モンスター(;´Д`)ハァハァの方かとw

 曲がり角からのぞきこむと、ミイラ男が何かを引きずっているところだった。
 何か――それは、人間の死体だった。目を背けようとしたわたしは、一瞬早く、気がつく。その遺体が、ムーンブルクの兵士の鎧を着ていることに!

1バギでミイラ男を攻撃
2冷静にミイラ男の後をつける
しまった。また改行忘れました。
ミスが多くてすみません(´・ω・`)
2
たまには冷静になろう! ってことで
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
247番さんは、2番を選ばれました! 冷静とイケイケの
兼ね合いが、冒険を成功させる秘訣ですねw

 どうして? 何故ムーンブルクの兵士が!?
 飛び出しそうになる体を、わたしは必死に押さえた。噛みしめた唇から血の味。
 落ち着いて。落ち着くのよ。
 目算もなくここで飛び出してどうしようというの。彼は――兵士は、すでに……亡くなっ
ている。
 ならば、焦ることはない。魔物の後をつけて、彼らの企みを探ってから……魔物の手から、
彼を取り戻すのは、それからでも遅くはない。
 怒りに震える体を押さえつけて、ゆっくりと息を吐き出す。
「後をつけましょう」
 わたしは、王子たちに囁いた。たぷん2人は、あの遺体がムーンブルクの兵士のものだと
は気づいてないと思うけど、何だかひどく真面目な顔で頷いた。
「わかった」
 ミイラ男は迷路のような大灯台の内部を、迷いもせずに歩いていく。
 ……つまり魔物はこの内部を知りつくしている、ということよね。きっと、すでにここは
モンスターたちが巣くう場所と化しているのだろう。
 ミイラ男は階段を昇り、やがて2階の小部屋の扉の中へと入っていった。

1中の会話を盗み聞く
2扉をいきなり開ける
すみません、ちょっと休憩いたしますー。
再開はたぶんオヤツ時か夕方ぐらいだと思います。

今回の選択は先着順ではなく、多数決方式になります。
私が戻ってくるまでに、いちばん多かった選択肢が次の
選択肢 となります。
皆様のご参加をお待ちしております。
250名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/27 09:54 ID:7BLy6GVk
ここは一応1で。

>>239で島を探索すると何があったんでしょう?
2
お待たせいたしました!
これから再開いたします。

今回の選択はここで締め切りです。
これから書いてきますね。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
1番1票、2番1票、先着順で2番に決定いたしました!
250番さん、おめでとうございます! 島探索ルートだと、魔物から
大灯台の様子が聞けることになってました。
251番さん、残念でした。またよろしくお願いいたします。

「開けるぜ」
 ローレシア王子が扉に手をかけて小声で言う。わたしたちは身構えながら、無言で頷いた。
 バンッ!
 勢いよく開けた扉の向こうには、ミイラ男と祈とう師が3人。
 祈とう師は兵士を囲むようにして立っていた。
「おや、あなた方は……」
「つけられましたね、ミイラ男」
 祈とう師のひとりがミイラ男を睨む。けれども、わかっているのかいないのか、ミイラ男
に何の反応もない。
「ふん、これだから知能のないアンデッドは困ります。命令されたことしかできない」
「仕方ありませんよ」
 祈とう師のひとりがこちらを向いた。
「我々の『家』へようこそ。ムーンブルク王女」
 何……? 祈とう師の言葉に含みを感じて、わたしは顔をしかめる。
「快適な住居を用意していただいて、ムーンブルク王には感謝しておりますよ。このように、
アンデッドを作るための、新鮮な材料も大量に手に入れられましたしね」

1どういうことか聞く
2攻撃する
理由もききたい………でもむかつくw

うーん……。

3 切り込んで行くサマルトリアの王子
後ろから押さえ付けて攻撃を封じるローレシアの王子
バギをとなえるわよと脅しながら、話を聞き出すムーンブルクの王女

ということでw
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
254番さんは、3 切り込んで行くサマルトリアの王子
後ろから押さえ付けて攻撃を封じるローレシアの王子
バギをとなえるわよと脅しながら、話を聞き出すムーンブルクの王女
を選ばれました! 三者三様ですねw もしかしたら、選択肢外の
選択は初かな? 燃えますねー。頑張ります!

 わたしたちは、無言で同時に飛び出した。
 サマルトリア王子がマホトーンを唱えて、祈とう師たちの呪文を封じる。
 わたしがバギで祈とう師たちにダメージを与える(でも、命を奪うほどじゃない)。
 ローレシア王子が、ミイラ男に斬りかかっていく。ロトの剣が一閃し、包帯に巻かれた首
が落ちる。
 ほとんど体の動きを止めずに、ローレシア王子は祈とう師のひとり――さっき、ペラペラ
と話していた奴――を後ろから羽交い締めにして、床に押し倒した。
 サマルトリア王子は、残りの祈とう師2人に斬りかかっていく。呪文を封じられ。バギの
ダメージに呻く彼らは、反撃する間もなく倒されていく。
 わたしはローレシア王子に押さえこまれた祈とう師の顔の横に、ダンッと杖をついた。
「どう? わたしのバギの味は」
「小娘……っ」
 祈とう師は全身を血に染めながら、悔しそうにこちらを見上げた。
 彼のつけていた仮面は、すでに取れている。
 わたしは、床に転がるそれを蹴飛ばし、彼の前にしゃがみこんだ。
「気に入ってくれたみたいね、嬉しいわ。なんだったら、また唱えて差し上げてもいいのよ。
――それが嫌なら、先ほどの話はどういうことなのか、もう一度説明してくださる?」
 屈辱に震える祈とう師に、ニッコリと笑ってみせる。

運試し! 1〜9までで、ひとつ、数字を思い浮かべてください。その数字は……。

15より上
24以下

マホトーンは言葉が喋れなくなるという説もありますが、ここでは
呪文を封じる方にしましたー。 
>>256





不吉な予感……


でも見事にあんな選択肢をクリアされてカコイイです。
258>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 19:14 ID:OoNhLk9K
閃いた数字は「7」でした。
さっきの選択肢、わかりづらかったですね。すみません……
1.5より上
2.4以下
にすべきだったなあ。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
257番さんは3を思い浮かべられたので、2番となりました!
大丈夫です、いい方のルートです!

 その時、開けっ放しだった扉の向こうから、足音が聞こえてきた。
「たす……もがっ」
 大声を上げようとした祈とう師の口をすかさずローレシア王子が押さえる。
 サマルトリア王子が戦闘体勢で扉に近づく。
 だが、足音は一度近づいたけれど、どこかの角を曲がったようで、また遠くなっていった。
 それを確認して、サマルトリア王子は扉をそっと閉めた。
「残念だったわね……今度、また大声を上げたら、即バギよ」
 祈とう師はそれでも往生際悪くわたしたちの隙をうかがっていたが、やがて力なく視線を
落として頷いた。
「何を聞きたいのです……」
 ローレシア王子の手が放れ、自由になった口からボソボソと声が漏れる。
「まずは、さっきの話からね。この大灯台を家だと言っていたけど……?」
「そうですよ。もとはムーンブルク王がハーゴン様の神殿のあるロンダルキアを見張るため
に作ったのですがね、我々が奪ってやりました。ムーンブルク王もバカな男よ。そのような
不遜な真似をしなければ、長生きできたものを」
 なんですって?
「じゃあ、ハーゴンの軍がムーンブルクを襲ったのは……」
 サマルトリア王子が呟く。
「そう、見せしめですよ。ハーゴン様に逆らう者は容赦しない。ちょうど生け贄も欲しかっ
たところでしたのでね」
「生け贄……ですって?」
「ええ。感謝なさい。彼らの血と魂は我が神に捧げられたのです。下賤のものの死に様とし
ては極上の部類でしょう? 憎きロトの血の供物に、神もさぞ喜ばれたことでしょう」
 悲鳴が、聞こえる。
 あの日の、悲劇が。
 魔物に貫かれ、倒れていく兵士。飛び散る血。逃げまどう女官。炎の中の苦しむ人影。
 交差する悲鳴。
 いくつもの。いくつもの。
 決して忘れられない。
 わたしの中に焼きついて消えないあの日の記憶。
 ――許さない!

1激情にまかせる
2落ち着こう

またリロード(ry_| ̄|○
258番さんは7で1番でしたか。残念でした。
またよろしくお願いいたします!

落ち着いて情報搾り取ってから一気に首をはねるなりなんなり……w
262>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 19:39 ID:OoNhLk9K
>>261さんに同じく「2番」
取れる情報は骨の髄までしゃぶり尽くしましょう。
>>261
生緩い。生きたまま腹を裂いて生肝をえぐり出した後、ギラで火を
つけて焼き殺すべし。というわけで2。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
261番さんは2番を選ばれました! そうですよね。まず情報を
搾り取らないとw

 くらくらする。怒りで思考が真っ赤に染め上げられる。
 もうたくさんだ。
 これ以上、こいつが一秒でも生きていることが許せない。
 このまま息の根を止めてしまいたい……!
「王女……」
 心配そうなローレシア王子の声。サマルトリア王子が、わたしの肩にそっと手を置く。
 それで、わたしは正気に返った。
 いけない。ここで激情に任せてどうするの。殺すのなんか、いつだってできるんだから。
「つまり、ハーゴンはロンダルキアにいるのね?」
 わたしの言葉に、祈とう師が動揺する。口を滑らしたことにようやく気づいたらしい。
「ち、違……っ」
「ありがとう、わざわざ教えてくれて。ついでにもう少し情報いただけるかしら」
 わたしは杖を弄ぶ。いつでもバギを唱えられるのだと見せつけるように。
 何を聞こうかしら?

1兵士の死体のこと
2ハーゴンのこと
3大灯台のこと
4その他(何を聞きたいかもお願いします)
またリロード忘れてました(;´Д⊂ 学習能力ないのか自分……

262番さんも2番を選ばれました! 情報は大切ですね。
263番さんも2番ですね。その後がまた過激でw 哀れ祈とう師
その他を思いつかないので1
267名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/27 20:13 ID:N9gux8el
アリーナたん、フォズたん、バーバラたんと一緒に組んで旅したいでつ。
能力的にもウマーでお得だ。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
266番さんは、1番を選ばれました! 情報搾り取れるコースですw
2番だと祈とう師死んでました。
267番さん、ごめんなさい……。今ちょっとスレをお借りして、ド
ラクエ2のゲームブックやってますー。

「ミイラ男が運んでいた、兵士の死体のことだけれど」
「ふんっ、しぶとく生き残っていた奴がようやく死にましたのでね。この大灯台の迷宮を利
用して、さんざんわたしたちを苦しめてくれましたが……まったく忌々しい。だが、これほ
どに力のある男なら、死体をうち捨てておくのはもったいない。アンデッドにしてもいい働
きをしてくれそうでいすからね。スカルナイトかグールにでも作りかえてあげようと思った
んですよ」
「……最後のひとりだったというの?」
「ええ。最後まで我が神の素晴らしさを理解しなかった、愚かな男ですよ。とうに滅びた国
に忠誠を尽くすなんて」
「お黙りなさい!」
 わたしは祈とう師の頬をひっぱたいた。
 許さないわ。我が国の勇敢な兵士を侮辱することは。
 ……ごめんなさい。
 心の中で兵士に謝る。
 この大灯台でひとり、あなたはずっと戦い続けてきたのね。ムーンブルクが滅んだ後も。
 せめて、わたしたちがもうちょっと早くここに着いていれば……!
 その後、わたしたちは祈とう師から大灯台の構造、内部に仕掛けられた罠、紋章のこと
など、祈とう師から搾り取れるだけの情報を搾り取った。
 もっとも、ハーゴンについては口を割らなかったから、あれ以上のことは聞けなかった
けど。
 祈とう師はぐったりとして床に伸びている。
 バギの傷からの出血で、体力を失っているらしい。

1.普通に殺す
2.263番さんのやり方で殺すw
3.放ってここから去る

お待たせしてすみませんでした。パソが落ちて書き直ししてました(;´Д`)
270名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/27 21:10 ID:4sgy+1w6
263ですが、ぴんぴんしてるところでないと、このやり方でやっても
面白くないんですが(w
>>270さんが指名されたので、ベホイミをかけて意識を戻してから
やって下さい(w


遅くなってすみません! パソの調子悪くて再起動してました。
今回ダーク注意報です!!

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
270番さんは2番を選ばれました! みんなそんなに祈とう師が嫌い
なんですね。私も嫌いですw
271番さん、さらにもの凄いことに……ひー。頑張ります!

「ベホイミ」
 わたしは祈とう師に癒しの呪文をかけた。
「ムーンブルク王女?」
 王子たちが驚いてわたしを見る。祈とう師も訝しげにわたしを見てる。
「情報をくれたお礼よ」
「王女!」
「ふ……ははははは! 見逃すというのですね。甘い! 甘いですよ!」
「甘いのはどちらかしら」
 わたしは隠し持っていた聖なるナイフを、祈とう師の腹に突き立てた。
「ぐっ!」
 祈とう師が呻く。わたしはそのままナイフを上へと移動させた。祈とう師が悲鳴を上げる。
「あなたはハーゴンのことは話してくれなかったわね。だから、これはその罰」
 祈とう師の悲鳴が途切れなく続く。でも、わたしに聞こえているのは、あの日の悲鳴だけ。
「あの時、あなたたちはこうやって、力のない女官を切り刻んでいたわね」
 血にまみれるブロンド。絶叫と涙。城の至るところで描かれた地獄絵図。
「人間の生肝は、滋養にいいんですって?」
 わたしは祈とう師の傷口に手を突っ込むと、内蔵を引きずり出した。……気持ち悪くて、
肝が探せなかったのが残念だけど。
「城のみんなの無念を思い知るといいわ!」
 わたしはナイフを引き抜くと、一気に祈とう師の喉を切り裂いた。
 血しぶきが高々と上がって、わたしの体にかかる。
 祈とう師が絶命したのを確認して、わたしはぺたんと座りこんだ。
「ふ……ふふ…………くっ…………」
 頬を熱いものが次々と滑り落ちる。
 胸の中がひどく空虚だ。
 こんなことして、城のみんなが帰ってくるわけではない。
 あの時に救えなかった命が、還ってくるわけではないもの。
「……王女」
 やがてローレシア王子が遠慮がちに声をかけてきた。
 たぶん、わたしが泣きやむのを待っていたのだろう。わたしはまだ少し涙の残る頬を拭っ
て、立ち上がった。
 サマルトリア王子が祈とう師の死体をギラで焼き尽くす。
「……兵士も、お願い。魔物に利用されたくはないから」
 王子は軽く頷いて、兵士の遺体にもギラを放った。浄化の炎で焼かれた死体は、魔物たち
に利用されることはない。
 本当ならば、ムーンブルクへ連れ帰ってあげたいのだけど、今のわたしにその余裕はない。
 ごめんなさい。
 いつか――ハーゴンを倒したら必ず、ムーンブルクへ還らせてあげるから。
 絶対に、忘れないから。
 心に誓って、わたしは王子たちとその部屋を後にした。

 祈とう師の情報によれば、紋章はこの大灯台の7階にあるという。
 さて、どうしようかしら?

17階へ
21階から順番に探索

……ええと。ごめんなさい。暴走しました。
ダーク嫌いな方、すみません。
時間的に最後の選択肢となります。よろしくお願いいたします。
大灯台終わりませんでした……(;´Д⊂
263です。我がままを聞いて頂き、ありがとうございました。
「水滸伝」なんかだと当たり前に出てきちゃうんですよね。
単なる残虐でなく、ムーンたんの悲しみを書いて下さったので、救われました。

275>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 22:55 ID:J7faqFJw
トラップを回避しながら7階へ
よって「1番」。

ここになんの紋章が有るのか思い出せない。
276>>133の名無し ◆t/MSF80oI6 :03/10/27 23:23 ID:J7faqFJw
公式の結果が出ましたのでお知らせします。
金星キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━!!

294 名前:(子) ◆U07733UhFQ [sage] 投稿日:03/10/27 23:18 ID:PIongJy8
1位 300票 ムーンブルクの王女
2位 275票 惣流・アスカ・ラングレー

ムーンブルクの王女が決勝戦進出となります。

ムーンブルグ兵士の魂「姫様、ご無事でしたか。
今回はこの私が冒険の書に記録いたします。記録いたしますか Yes/No」
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>91をご覧ください(下3行除く)。
275番さんは1番を選ばれました! 何の紋章があるかはお楽しみにw
274番さん、私自身は楽しく書いてしまいましたw ダーク好き
なんですよ。これでも抑え気味だったり……。戦記物、特に中国物
なんかだと、本当に復讐には容赦ないですよね。

 祈とう師の情報に従って、わたしたちは紋章があるという7階をまっすぐ目指すことにし
た。魔物たちがたむろする場所や、罠の場所なども聞いていたので、ほとんど邪魔に遭うこ
ともなく、さくさくと進んでいく。
 ローレシア王子を先頭に、サマルトリア王子、わたしの順に歩いていく。
 王子たちの後ろ姿を見ていたら、またちょっと涙が出てきてしまった。
「……ごめんね」
 小さな声で呟く。2人には聞こえないように。
 さっきのわたしは、復讐のことしか考えてなかった。2人のことをすっかり忘れていた。
 前に船の上で言われていたのにね。
 どうしても、わたしは自分の感情が先に立ってしまう。
 魔物を前にすると、冷静なつもりで我を忘れてしまう。
 これではいけないわ。このままでは、いつか大切な仲間を失ってしまうかも知れない。
 ……今は、どうすれはいいのかはわからないけど。
 わたしは変わらなくっちゃいけない。
 それだけはわかる。
「王女?」
 考え事をしていたら、王子たちより少し遅れてしまったらしい。
「あっ、ごめんなさい」
 わたしは慌てて足を速めて2人に追いついた。
 あの日のことを忘れるなんてできない。
 だけど、いつまでも囚われていたら、一歩も進めない。
 ――だから。
「待っててね」
 わたしはもう一度小さく呟くと、2人に微笑みかけた。

                     (ひとまず終)