ドラクエのサイドストーリー本を語るスレッド

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66(ё)
細かい内容は、こんな感じ

「わがまま姫様の捕物騒動」

冒険の旅に出たくて辛抱たまらんサマルトリアのティア姫
おねだり攻撃が功を奏し、王様から許しを得ることに成功
ただし「昼食後に出かけた後必ず夕刻には帰ってくること」が条件(どこが冒険だ)
当然、ティア姫は夕刻までに帰る気など全くナシ
小間使いのおっとり少女ローザ、腕の立つ少年剣士カールを引き連れていざ出発

城下町で装備を整える一行
ティア姫は鎖かたびら+鎖鎌の重装備
ローザはヒラヒラのいっぱいついた身かわしの服(武器はナシ)
カールは鋼鉄の装備一式を装着+姫の荷物まで持たされているので
立っているのがやっとのフラフラ状態
道中ドラキーを追っ払ったりしつつ一行はローレシアに到着
日が暮れたんで宿をとろうとするも、あまりにも妙な格好なので
怪しまれて泊めてもらえない
しょうがないので教会に泊めてもらうことにする

教会の若い神父は快く受け入れてくれた…が、実はこの神父、
ローレシアに潜伏していたハーゴンの密偵の地獄の使い
地獄の使いはカールを眠らせた後、ティア姫とローザを食事に誘う
大きなテーブルに並べられたご馳走に目を輝かせる二人
ああ、このまま地獄の使いの毒牙にかかってしまうのか!?
67(ё):03/05/03 00:43 ID:7qzHr0MQ
しかし、ここで事態は意外な方向に
神父に勧められた果実酒をゴクゴク飲んだティア姫、ぐでんぐでんに酔っ払って
神父にからむ!
「ホラ神父、お前もちゃんと飲めー」
しまいにゃ樽ごと神父の口に押し付けて飲ませまくるティア姫
神父もすっかり酔っ払ってしまい、ついに地獄の使いの姿に戻ってしまった
「あぁーっ!きゃはははははは♥神父サンてヘーン!おめめがひとつしかなーい」
「グァッハハハハ!そーか、ヘンか?じゃコレは?」
「やっだー♥角が生えてるー!かわいいっ♥」
…こんな調子で騒ぎまくった挙句、しまいにゃみんな酔いつぶれて寝てしまったのであった

翌日、ローザの悲鳴で目を覚ましたカールが食堂で見たものは、
仲良く並んで幸せそうに眠る地獄の使いとティア姫…

と、いうわけで地獄の使いはローレシアの地下牢に投獄、ティア姫一行は
ローレシアを守ってくれたとして国王に讃えられるのだった
しかし、酔った勢いとはいえ恐ろしい魔物と酒を飲んでしまったティア姫は
かなり不機嫌な様子
「もう二度と冒険なんかするもんか」と心に誓いサマルトリアへと帰っていった…

と、いうお話。面白いね