一気に氷華が追撃隊の体内に咲き広がり、内から切り裂いた。
「運転を代わるぞ、ザックス。──暴れて来い!」
大剣と共に、ザックスが追撃隊の元へと滑り込み、車輪を両断する。
「よしっ!次、来い!」
何時もの様に、ザックスがそう叫んだ刹那。
銃弾が、心臓を貫く。雷鳴が轟き、天を光で染めあげる。
精悍な黒髪のソルジャーが、跪いた。
「…なんじゃぁこりゃあぁぁぁぁ!」(BY松田勇作)
(;`皿´)こ、これがギャグ魂か…!いや、んな事は興味ないんだが…!!
と、クラウドが心の中で叫んだ事は置いといて、追撃隊が迫ってますた。
セフィロスが同行していたので、ほぼどうでも良い事でしたが。
追撃隊→ギャアァァァァァァァァァァァァ… 合掌。
鹹水湖に、静かな細波がゆらめく。反射光が英雄の皮膚を滑った。
ttp://www.rutahsa.com/O-WORLD.jpg 「で、遺言は有るか?」
「ちっくしょう…楽しそうだな哥さん。…エアリス…。
ジョディ、マリアン、ヴァイオレッタ、小夜、へも吉、コヨコヨ…。」
「へも吉…って誰?!Σ(゚Д゚|||)」
でも──セフィロス、ザックスの心音が弱ってる…笑い事じゃないよ…。
クラウドがそう呟くと同時に、脈動が停止する。
「──ザッ…!」
クラウドを抱え、今や人ならぬ英雄がバイクを駆る。
地を這う冷風だけが、骸の元を訪れる。
「気が付いたか?」「め、サマセ−(゚∀゚)」
暖かい手が、ザックスの生気を呼び覚ます。
「…余計な事かも知れないが、心配でな…。ヤン迄付いてきたよ。」
「へ?ヴィンセント?!」
不意に、英雄が笑った。
「恋する娘に逢うなら、自力で頑張る事だ。」
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