僧侶萌えスレ 3

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96備中守 ◆yLVtuXhwyk
イカクエ2の続きを製作しておりますのでしばしお待ちを・・・
97備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:08 ID:pzfYDuME
ピサロの手先は仰向けに倒れている僧侶に、近づいてくると僧侶の体を無理矢理引き起こした。
「まだ若いのぅ・・・」
そう言うなり、左手で僧侶の首筋を掴み、宙に浮かせたかと思うと、右手で僧侶の腹に何度も、何度もパンチを撃ち込んだ。
「げぇっ!・・・ぐはぁ・・・」
一発一発が非常に重い。気を抜けばその時点で意識が飛んでしまうだろう。それでも僧侶は負けじとピサロの手先の目をキッと見つめ続けていた。
その態度を不快に思ったピサロの手先は、僧侶の背中に突き刺さったままの矢に腕を回すと、そのまま一気に腹の側まで突き通した。
ずぶずぶずぶずぶ!肉が引き裂かれるような音。それに伴う燃えるような痛み。
「いやああああああああーーーーーっっっ!」
僧侶の絶叫が塔全体に響く。その絶叫は離れたところに倒れていたホイミンにもはっきりと聞こえた。
「そ、僧侶さんが・・・」
「主人」のピンチを見て必死に立ち上がろうとする。だが、それをダックスビルは見逃さなかった。
「ケケケ、オマエハ マダオヒルネダヨ!」
ホイミンをむんずと掴んだと思うと、地面に押しつけ、触手を踏みつけたのだ。
ブチブチ、っという音がして、ホイミンの触手の何本かが胴と泣き別れになる。
「ヒィィィィッ!イタイヨー!」
転げ回るホイミン。ケタケタ笑うダックスビル。僧侶の目からぽろぽろと涙が出る。
98備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:09 ID:pzfYDuME
彼女の腹からは矢の先端が突き出ていた。腹部から溢れ出した血がサーレットを赤く染め、
ぽたり、ぽたりと床に血の水たまりを作っていく。
「ひどい・・・もう、や・・・めて・・・」
僧侶の哀願にピサロの手先はますます征服欲をかき立てられたようで、僧侶の脇腹にあらん限りの力を入れて拳を入れた。
ドゴォ!メリメリメリ・・・
「あ・・・・」
僧侶の意識が一瞬飛んだ。意識が戻ったと同時に、凄まじい痛みが僧侶を襲った。
「いゃあああああああっっ!」
あばら骨が折れ、内蔵の一部も潰されたらしい。びくびくと腹が痙攣している。
「ごえっ・・ごほっ!」
僧侶の口から吐瀉物が溢れ出し、床にボタボタと落ちていく。
「清楚なお嬢様も見かけだけかな?軟弱よのぉ」
ピサロの手先は僧侶を無理矢理うつぶせにさせると、グリグリと背中を踏みつけ始めた。
ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!
全体重をかけて踏みつけていく。そのたびに僧侶は涙と共に嗚咽を漏らした。
「えぐっ・・あう・・・あああ〜っ・・・・」
この一部始終を見ている子供達はそのあまりの凄惨さに声も出せなかった。
99備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:11 ID:pzfYDuME
「さて、そろそろだな」
踏みつけを終えた手先は、僧侶の左手に狙いを定めた。
「あっ、何、何するの!やめてぇぇ!」
僧侶がそう叫ぶのと同時に、ズシン!手先の右足が僧侶の左手に重なった。
バキビキベキ・・・・骨があっさりと砕け散る嫌な音がした。
「あぎゃあああぁぁっ!!」
僧侶のもの凄い悲鳴が塔全体に木霊する。
「こんなの、こんなのって……もう嫌ああぁぁっ!」
子供のように泣きじゃくる僧侶。手先はその狂態を見て満足そうな笑みを浮かべると、
今度は右手の方に狙いを定めていた。
「なんで・・・こんなこと・・・するの?」
「そのガキへの・・・いや、全人類への見せしめじゃよ!」
手先は僧侶の右腕を掴むと、思いっきり背中の側へと引っ張った。
「きゃあああぁぁっ!」
ゴキ、という鈍い音がして、僧侶の右肩は脱臼を起こした。もう両腕を動かせない。あまりの痛さに転げ回る体力も残っていなかった。
手先は僧侶の体をごろんと仰向きにさせる。そのせいで貫通していた矢がさらにずぶずぶと突き抜けていく。
「ひぎいいぃぃぃっ・・・」
「さて、そろそろご開帳と行くか」
そう言うなり、手先は倒れている僧侶の股間に手を掛けると、パンティーごとタイツをむしり取った。
マリンブルーの薄い茂みに覆われた花弁が露わになる。
「私・・・どうなるの・・・?」
手先はニヤニヤしながら手に持っている杖を股間にねじ込もうとした。まさにその先端が秘所に触れようとしていた。
100備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:11 ID:pzfYDuME
見張りをしていたリリパットはおもわずあくびをしていた。
「ちっ、いつも親分ばかり良い思いをしやがっ・・・ギャ!?」
リリパットの首が宙にすっ飛んでいた。
手先の方へと一直線に賭け向かうのは筋骨隆々の戦士:ライアンであった。

ミリミリ・・・肉が裂けるような音がして、確実に、確実に錫杖が少しづつ中に入っていく。
(こんな奴に処女を奪われた上に、なぶり殺しにされるの・・・?)
そう思う僧侶の目からは涙がとめどもなくあふれていった。
「僧侶殿ッ!」
塔全体に響くライアンの声。僧侶はもちろん、手先も、そして子供達も、ホイミンも一斉に声のした方向を振り返った。
だんまりとしていた子供達の顔にぱっと正気が戻る。
「ライアンさんだ!頑張れー!」
「悪い奴らなんかやっつけちゃえー!」
ライアンは手に持っていた剣・・・破邪の剣を掲げた。
「ゲエッ! アレハ ハジャノツルギ! イクラナンデモ アイツニハカテネーヨー!」
破邪の剣を見て恐れおののいたダックスビルに剣から発せられた炎が襲いかかる。
ダックスビルは叫び声すら挙げる間もなく、丸焼きになってしまった。
「ほぉ・・・それは破邪の剣・・・使いこなせるものがいるとはな」
「王宮戦士として、この命に賭けても貴様を討つ!」
101備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:14 ID:pzfYDuME
両者の壮絶な戦いが始まった。ガキン!ガキン!錫杖と剣が打ち合う金属音が激しく聞こえる。
ゴオオォォーッ!
時折ピサロの手先が吐いたと思われる炎の音も聞こえる。
(長期戦になるとライアンさんは不利・・・何とかその前に決着を付けて!)
床には血がたっぷりと広がっていた。僧侶はまさに血の水たまりの中にいると言っていいだろう。
(人間って・・・こんなに血が出ちゃっていいのかな・・・)
そんな事を考えていた僧侶の耳に、ガキン!という骨を斬るような音と、ブシャッ!という肉を断ち切る音が聞こえてきた。
そして・・・
「ワーイ!ライアンさんが勝ったんだー!」
「やっぱり僕らのライアンさんは強いんだ!」
子供達の歓声を聞いた僧侶は、急に気持ちが楽になったような気がした。
(そっか、勝ったんだ・・・ライアンさん・・・ありがとう・・・そして・・・ホイミン君・・・ごめんね・・・)
いつの間にか、僧侶の意識は闇へと溶け込んでいった。  
102備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:15 ID:pzfYDuME
「して、僧侶殿のご容体は?」
「命に別状はありませんが・・・まぁ、一週間は安静でしょうね」
「なるほど、あいわかった。では、これにて失礼つかまつる」
ライアンと話をしていた若い女神官は、ため息をつきながら僧侶が安置されている部屋に入った。
(全く、よくここまで持ち直したものです)
ベッドの上には僧侶が寝かされている。それも、生まれたままの姿で。
「治療」の過程で彼女はすっかり全裸にされていたのだ。
「もう一度くらいやれば大丈夫でしょうね・・・ベホイミッ!」
神官の手から青い柔らかな光が発せられ、僧侶の体を包み込んでいく。
パキ・・・ポキ・・・という妙な音がしている。折れていた骨がゆっくりと元の位置に戻っていく音なのだ。
「ん・・・んん・・・ハッ!ホイミン君は!?」
目を覚ました僧侶がガバりと飛び起きる。だが、
「い、いっ、痛たたたたた・・・・・・」
すぐにベッドに倒れ込んでしまった。それを見た神官が僧侶に布団をかける。
「あなたのお供なら無事ですよ。子供達ならライアン様がみな村まで連れて返りましたから」
僧侶はこれを聞いて、ホッとした気持ちになったのか、ベッドにゴロンと横になった。
だが、すぐにあることに気づいた。
「少ししたらスープを持ってきます。それと、替えの衣服はそこのテーブルに用意しておきましたよ。まさか裸で人前に出るわけにはいきませんからね」
神官はそう言うと部屋から出て行った。
(やだ・・・裸だったなんて)
素肌に直接触れる布団。ひんやりとした感覚がした。
神官に言われた通り、そこのテーブルを見ると薄い水色のローブが用意してあった。
ベッドの上から手を伸ばしてそれを手に取り、ゆっくりとベッドから起きあがると、ローブを身につけた。
103備中守 ◆yLVtuXhwyk :03/01/11 22:16 ID:pzfYDuME
その時、キィィィ・・・と鈍く扉が軋む音を立てて、中に入ってきたホイミスライムがいた。ホイミンだ。
「僧侶さん!無事だったんですね!」
僧侶はホイミンと再会を喜ぼうとした。だが、何故か出来なかった。
自分は子供達を守れなかった。そして、ホイミンも、自分自身も・・・
そんな自分が腹立たしくて仕方がなかった。こんなにも腹立たしい気持ちになったことは初めてだった。
「来ないで!来ないでよっ!」
いつもからは考えられない様子でホイミンを怒鳴りつける僧侶。
「え、えっ、ええ〜っ!?」
ホイミンはあまりのことにきょとんとしている。
「いいから早く出て行ってよっ!」
「はっ、はいっ!」
ホイミンはそそくさと部屋から退散した。バタン!と扉が閉じられる音を聞くと、
急に悲しいものがこみ上げてきた。
「私・・・私・・・なんでこんなことを・・・なんでなのよぉっ!」
僧侶は自分の顔に両手をあて、うつむきながらさめざめと泣いた。

ー続くのか?ー