しばらくすると、ドアが動いた。セリスが帰ってきた。さあ、真実をつかもう!おう!
と3分もしないうちに、ノックが。
「セリス、いるかい?」
「はい、ちょっと待ってて」
容疑者1、エドガーだ。
「で、何の用なの?」
「何って、風呂上りの美しい君を見に来ただけさ」
ウワッ、キッザー。なのかな。
「で、用はそれだけ?」
「それだけって…大切なことだと…」
「今すぐ帰って」
「……」
「早く」
ちょっと凄みが入ってます。
>>132 そういう風にとられるのは、多分俺の文章力の無さでしょう(w
サイファーがこの後どうなるか、等はあんまり言うとまずいので、コメントは控えさせていただきます(w
77
「はっ・・・はっ・・・!」
スコールの頬を、一筋の汗が伝った。
「んっ・・・」
そして、もう何度目か分からないキスをしながら、動きを速くしてゆく。
『はあっ・・ぅぁあぁっ・・』
私の唇の端、わずかな隙間から、自分でも信じられない声が出てくる。
セルフィ、リノア、キスティス、風神。
スコールの眼から見えた映像が、頭の中に少しぼやけて映る。
(自分も、今あのような痴態をさらしているのか。人間に・・スコールに)
しかしそんな、否定したいはずの現実を、今の私は喜んで受け入れていた。
その上、寒さと冷たさだけを心地良い世界としていた私が。
今は全身を熱に包まれ、それを悦んで受け入れている。
熱く燃え盛り、それでいて透明なその炎は、遂に私の魂までも溶かそうとしていた。
『スコ・・スコールッ・・・!』
形振り構うことなど、もうできなかった。
身体も心も、私の中の全てがスコールを求めていた。
両手でスコールの肩を強く抱き、絶え間ないキスを求める。
火の灯ったような、熱くて濃厚なキスを。
荒らしは自分の爆撃跡が無いと、また荒らすので有る。
122 :名前が無い@ただの名無しのようだ :03/01/14 23:56 ID:voavr21w
ほしゅ
荒らしは氏んでねW
こいつが、絡んで来た為にこのスレは、荒れます(プ
コンコン。またノックだ。
「セリスー。いる?」
「はい、今開けるわ」
容疑者2、ロック登場。
「よう、セリス」
「何の用?」
「そうだ。せっかくいー所で」
「あれ、エドガーが何でいるの?」
「だから用件は何なの?」
「いや、特に何も…」
「帰って」
「…………」
これ以上この人を怒らせるとヤバイと思ったらしく、逃げるように出て行く2人。
うーん。あの2人でないとすると残るは…
コンコン
「はーい」
「よお、セリス」
容疑者3、セッツァーが現れた。
「帰れ」と怒り心頭のセリス。こりゃ見つかったら私もヤバイね。
「お、おい、人の用件も聞かずに…」
「今ここで氷になりたくないでしょ?」
「は、はい」門前払いですか。
じゃあ誰?セリスのキスマークの相手は?
142 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/28 18:34 ID:Jyxu96Fa
FFXは駄目ですか?しかも、アーロンとルールー。
初めて書き込むのですが。
勃起age
144 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/28 19:48 ID:hgGuub2i
ちちぼいん
コンコン
「はい」
「よお」
「いらっしゃい。待ってたわよ」
ん?怒ってない?
「じゃあ、始めようか」
「うん」
「じゃあ、脱がすぜ?」
「いいわよ…」
何とか覗こうと顔を扉に近づけて見るがマッシュの大きい体がジャマで何が起こっているか分からない。
その体勢がいけなかった。扉が私の体重を支えてられず開いた。
ぷぎゅっという情けない効果音と共にクローゼットから落ちた。最悪。どうしよう。
「……そこで何をやってるの?リルム」
「んーと、か、かくれんぼ…かな」
ととっさに浮かんだあまりにも苦しい言い訳をしてみる。
「ずーっと見てたのね」
「う…うん」
マッシュが横にずれる。そこには半裸の美女が…………いなかった。
いたのは背中のボタンをはずした美女。マッシュの左手には塗り薬の容器があった。
「か、蚊?」
「そうよ、蚊よ」
私が見たのはキスマークではなく昨夜、テントで寝たときに蚊に刺されたもので、
マッシュの持っている薬は、ダンカン師匠直伝の蚊のかゆみを止める薬で、
それをさっきの時間に塗る約束をしていたということだそうで…
「さ、リルム。とっとと出て行って。マッシュもよ」
「「はぁ〜い」」
と部屋の外にはコップに耳を当てたエドガー、ロック、セッツァーがいて…
「何やってんの?」と思いっきりドスの効いた声で言うと皆一目散に逃げていった。
とある蒸し暑い一日の話。
その後3日間エドガー、ロック、セッツァー、そして私は3日間セリスに口を聞いてもらえなかった。
=糸冬 了=
>>She is Detective 8/9
コメントもなかったので、荒しかとも実際思いましたが、一応話自体としては、
このスレに今までになかったタイプのものだということもあり、けっこう嫌いじゃないです。テンポ良いし。
>>142 俺としては、かなり書いて欲しいですし、スレのルールーからいっても何の問題もないので、どうぞお願いします
78
快感とはわずかに違う、興奮による快楽の渦。
その中で、私は高く高く舞いあがって行く。
スコールのソレも腰の動きも、力いっぱい私を攻め立て、初めて体験する世界へと私を走らせてゆく。
『スコールッ!スコールッッ!』
「くっ・・・!」
周りの風景が真っ赤に燃えた瞬間、臍の辺りに熱さを感じながら、一気に私は頂上へ上り詰めた。
風景が一気に真白くなり、私は意識を失っていった・・・。
同時刻、同ガーデン内。
つい数時間前に到着したばかりの、そして今は懲罰房に入れられている男・サイファーに、語りかけている男がいた。・・言うまでもない、シド学園長だ。
その話は、最初こそ無事を喜ぶような穏やかなものだったが、その内に、サイファーに対する不満と落胆を強く見せるものへと変わっていった。
サイファーの方も、最初の内はおとなしく聞いていたが、それは本当に最初の内だけだった。
(いい加減に終れ・・)
サイファーは既に、その心の中の呟きを何度も視線にのせ、シドに送ったが、シドは中々気付かない。
無視ではなく、本当に気付かなかったのだ。
だがさすがに、シドも自分の話が、途中から効果の薄いものになっていることに気付いていた。
(そろそろ切り上げようか?)
とは思うものの、そのタイミングを上手く計れない。
シドの耳に乾いた靴音が入ってきたのは、そんな時だった。
「シドさん・・。ちょっと、サイファーと話して良いですか?」
そう言って部屋に入ってきたのは、長い黒髪の少女・リノアだった。
補足
前スレの約束は守ります(w
142です。FFX、アーロンとルールー
1/4
宿から少し離れた地下のバーを見つけた。
この時間でも店が開いているのはありがたい。
俺はカウンターから離れた席に座り、酒を頼んだ。
薄暗い店内に、数人の客、
そして、カウンターには、一人で飲む女性、ルーだった。
バーテンの女性となにやら楽しそうに話しながら、
早いピッチでグラスを開けている。
おい、大丈夫か、あぁ、ほらお酒をこぼした。
他のガードと一緒のときと違い、なんだか、抜けているな。
いつも冷静、沈着を装っているが、こんなに間抜けなところもあるのか。
ああ、ほらまたグラスを倒した。
俺は一人、普段と違う彼女を見て笑いをかみこらえていた。
「お客さん、同じのでいい?」
バーテンに言われて、ふと我に返る。
気がつけばもう、俺のグラスは空いていた。
「いや、もう結構だ。」金を机に置くと、
彼女に気づかれぬよう、そっと店を出た。
2/4
星が綺麗だ。こんな夜は、星を見ながら、飲むのもいい。
少しだけ、待っていてやろう。
15分ほど、部屋の前で待っただろうか。
少し足取りの怪しい彼女が帰ってきた。ずいぶんとご機嫌だな。
「あ、アーロンさん。何しているんですか、こんなところで。」
お前を待っていた。
「え?」
あんまり、お酒、こぼすなよ。
「み、見てたんですかぁー?」
こら、こんな夜中に大きい声を出すな。奴らが起き出す。
俺は、酔って大声を出しそうな彼女の口を押さえ、
とりあえず、自分の部屋に押し込んだ。
3/4
彼女は、俺の部屋の椅子に座り込んで、にこにこ子供のように笑っている。
こいつは一人で出来上がってるな。俺の前でも、今度これくらい酔ってみろ。
俺の前だけでも、強がって無理はするな。
間抜けなお前もまた一興だぞ。
今日はもう、これ以上飲ませるわけにはいかないな。
「もう、休め。」
俺がそう告げると、ぺこりと頭を下げ、彼女は部屋から出て行こうとする。
「お前の休むところは、ここだろ。」
俺は、上着を脱いで寝台に横になり、彼女を招いた。
彼女は、黒衣をするすると床に脱ぎ落とし、
滑り込むように俺の隣に入ってくる。
4/4
おい、俺がこのままお前を寝かせると思うか?おい?おい?
駄目だ、もう彼女はむにゃむにゃ何か言いながら、夢の中だ。
たまには、こういう夜もいいか。
しかし、黒い下着姿のお前の隣で何もせず、眠れるのは俺くらいだぞ。
俺だって我慢しているのだからな。
ん、なんだ、寝言か?
「アーロンさ・・・ん」ん?何だ。どうした?
「挑発やって、挑発!こういうの」
・・・何、寝ぼけているんだ。俺の挑発のポーズまで真似て。
俺は、子供みたいな顔で眠りにつく彼女を、再び腕の中に抱きしめた。
完
>149
おお!違う流れに??なんか違う意味で面白くなりそうだね
場違いさんがんばってください
>>155 はい、頑張ります(W
>>142 書いてくれてアリガトウ。最初タイトル見なかったせいで、途中までワッカ視点かと思いました。
途中でタイトルに気付き、そしてその内容と話しの流れから、違う展開を予想したのですが・・見事に騙された(w
テンポ良く読めました。
出来たらまた書いてください
79
「・・何の用だ?もうフッちまった、昔の男に?」
サイファーはわざとそんな言い方をした。いや、そういう風にしか、とても今は言えなかった。
「何って・・そう。昔フッた男の、ふてくされた顔でも見に来たの」
リノアも、あえてサイファーのペースに付き合う。
「ちっ、ならもう見ただろ、帰れよ」「スコールにやられたんだって?」
サイファーの心を揺らす言葉を、リノアはよく分かっていた。そしてリノアの思惑通り、サイファーは叫ぶような声を上げて立ち上がる。
「やられてねえっ!」「でも」「負けてやっただけだ!・・仕方なく帰ってやったんだよ」
最後の方は語調を弱め、サイファーは腰を下ろした。リノアは口を隠しつつも声を上げて笑う。
それを見たサイファーは少し悔しそうな顔をした後、今度は随分と落ちついた低い声で、
「で、本当は何の用だよ」
と言った。リノアも今度は真面目な顔をする。
「・・元気そうで良かった。本当にそれだけ知りたかったの。その相変わらずの性格も、変わってないかどうかね」
サイファーは沈黙する。
(リノア、今更そんなこと言うな)
サイファーの頭の中に、数年前の鮮明な記憶が蘇る。
自信家だった自分を、リノアは慕っていた。
(馬鹿だ、俺は)
あの時どうして、自分の大事なものが分からなかったか。
どうして、あの時・・・
80
(何考えてんだ俺は!)
不意にサイファーは、自分の甘ったれた思い出浸りに腹が立った。
(もう過ぎた事だ!今更何考えてるんだ俺は!)
(リノアはもう・・人の、スコールの女だろう!)
自分の心の中の言葉にはっとする。
そして、あの魔女の騎士だった時のような黒い思いが、頭の中でグツグツと煮えていた。
「・・リノア」
「え、何?」
「スコールは・・・・・」
そこまで言って、俺の言葉は止まった。
『いい加減、はっきりさせる』
そう言い切ったスコールの声を思い出したからだ。
「サイファー?」
「・・スコールは、風神をしっかりサポートしたのか?」
「は?風神?」
「そう、風神。同じ部隊で仕事したんだろう?もちろん、スコールは風神に怪我させなかっただろうな」
あまり上手くないものの、一応話を繋げられたことにサイファーはほっとした。
「風神と昨日も今日も会ってないけど、まさか怪我なんてしてないと思うよ」
「・・なら良い」
二人はそれから数分間話したが、結局サイファーは例の事を言えなかった。
言えなかったが・・・
159 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/31 19:49 ID:sBUyn1iv
勃起age
このスレ気に入りますた
81
わずかな灯り一つ、私の目は冴えている。
今は一体何時だろうか。
雷神はもう、サイファーに会いに行ったと聞いた。しかし私は行けなかった。
seedになってから、以前程私は自由な時間を持てなくなった。
サイファーが戻ってきた時、出迎えすらできなかったのはそのため・・何ていうのはただの言い訳だ。サイファーに対しての。
自分の中では、はっきりと本当の理由が分かっている。
あの夜の事を想うと、私の顔は赤くなる。あの男の事を考えると、私は言葉も出なくなる。
・・だから考えなかった、考えられなかった。
しかし、サイファーが戻ってきてはそういう訳にはいかない。
次々と、漢字のみで表せる感情が現われ、混ざり、消え、残る。そして結論は出ない。
しかし気持ちの整理はつかなくても、私はどのみちサイファーに会わなくてはならない。嬉しさもあれば、不安も罪悪感もある相手に。
それが、スコール達と戦ってまでサイファーと共に生きてきた、私の勤めだろう。
(それに、答えも出るかもしれない)
そう、この錯乱した気持ちをどうにかしてくれるかもしれない。
私は勢いをつけて立ち上がると、暗く人気の無い廊下へ出た。
82
「あっ、風神」
ところが少し歩くと、思わぬ人物に会ってしまった。
いや、それどころではない。最も会ってはならない相手、極めてまともに話す事ができないであろう人物と言っても足りないぐらいだ。
「リノア!」
「どうしたの?こんな夜中に」
そんな台詞はこっちが言いたかった。言えなくても良いから、言われたくなかった。
「・・・散歩」
(こんな真夜中に散歩は多分おかしいが、しかしそんな事はどうでも良い。とにかく、早くどこかに行って欲しい)
「あ、そうなの?私はね、目が冴えちゃって」
(聞いていない)と私は思ったものの、今はそれを口に出すのが少しだけためらわれた。
「だって・・スコール帰って来たっていうのに、もう寝ちゃってるし・・」
少しいじけたような口調。
(いじけるのは良いが、今ではなく違う時間でやって欲しい。そして私の前では絶対やらないで欲しい)
と、心で願いつつ、私はこの話をさっさと終らせる方法を探していた。
「スコールはね、いつも夜になると私と色々話したりしてね」
(聞いてない、聞きたくない)
83
「で、その内・・」「リノア!実我急!」
耐え切れなくなった私の少し強めの声に、リノアは少し驚いた顔をする。
「え、急ぐの?だって散歩って?」
「我、会行サイファー。今日会事無、昼間」
結局、私は嘘をつくのを止めてしまった。しかしこの場を早く切り上げるためには仕方なかった。
「あっ、そうなの。私も昼間会ってきたよっ・・・・・あ、そうだ!風神、怪我無いみたいね」
唐突な、そしておかしな質問。
「怪我?何故?」
「サイファーがね、風神がseedの任務で怪我してないかって心配してたの」
胸がわずかに熱くなった。サイファーは心配してくれていたのか。
「『スコールの奴、風神に怪我させなかったろうな』とかもね。でもあのスコールだし!怪我なんてさせなかったでしょう?」
はっきりと自分の男だと意識しているその言い方も、少しだけ気になったが、しかし今はそれどころではなかった。
まただった。また、思い出してしまったのだ。あの夜の事を。
リノアの前で、私は自分の顔が赤くなっているのに気付きながら、すぐに収める事が出来なかった。
164 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/02 18:01 ID:5VigxODp
165 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/03 00:47 ID:1QvB+ows
166 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/03 00:50 ID:1EjBg8nP
何か小説書いたら教えてあげないよ
142です。
続編を書いてみた。
アーロン&ルールーです。
1/1
結局朝まで一睡もできなかった。
しかし、それは不快なものではなく、むしろ眠るのが惜しい、そんな夜だった。
ルールーがよく寝言をいうのもわかった。
そして、朝は何をやってもなかなか起きないことも。
2/4
静寂を破ったのは、リュックだった。
「おっちゃーん、起きてる?
ルールーが昨日から部屋に帰ってきていないのぉー!おっちゃん、ねぇ起きて」
そんなにドアを叩くな。さすがに目覚めたルールーに布団をかぶせ、
こう言い聞かせた。「動くな」
3/4
上着をはおり、背でベッドを隠すようにしながらドアを開け、
リュックを不機嫌そうに上から睨みつける。
「何だ、朝っぱらから。」
「ルールーが帰ってないのぉ。ユウナんが心配してる。
今、ワッカがその辺を探しに行ったんだけど。」
まさか、昨日からここにいるとは、言えまい。しかもあんな姿だ。
「フッ、お前らのような子供じゃないんだし、心配はないだろう。
どこかで一晩中、飲み明かしているんじゃないのか。」
そのとき、リュックが視線を下に動かしたような気がした。
「・・・そうだね、大丈夫だね。うん、ワッカたちにもそう伝えてとく」
リュックは早口でそう言い残し、走っていった。単純な奴でよかった。
ドアを閉め、ふと振り返ると、床の上には、モーグリと脱ぎ捨てられた黒衣。
確実に、見られた、な。
まあ、リュックのことだから、きっと黙っていてくれるだろう。