私たち一向は旅の途中宿に泊まった。
それが個室有りのいー所で部屋につくなりお風呂に行こうとセリスとティナを誘おうとしたんだけど
ティナは「後で行くね〜」でセリスは返答なし。
なので今、わたしはこの広い大浴場を独り占め状態なのだ。
で体洗いに行くと誰かいることに気づいた。誰かと思ったら長い金髪、汚れを知らない肌。
私の中で「モデルにしたい女の人トップ3にいるセリスじゃん。
「あれ、セリスじゃん」
「あら、リルム。早いのね」
「セリスのほうが早いじゃん。ねぇ、セリス。背中流しっこしよ」
「いいわよ」
「じゃっリルムからね」
セリスって本当にきれい。私の理想の人。とうっとりしながら背中をゴシゴシしてたら、
背筋に何か発見。赤いぞ…ってこの形は…ま…まさか…
『キ、キスマーク??』
「ん?どうしたのリルム?」
「い、いや…何でもないよ…ほい、終わったよ」
「ありがとう。じゃあ交代ね」
セリスに背中を流してもらう間私はあのキスマークが気になってしょーがなかった。
(うーん、相手は誰?ロック?エドガーかなぁ、あ、セッツァーもあやしいなぁ)
「あら、2人でいい事してるわね」と。
いつもはポニーテールにしてるきれいな緑髪を下ろし、セリスに負けない肌の持ち主。
いつも私の「モデルにしたい女の人」トップ3にランクインしてるティナ登場。
あ…こっちの体もあこがれるなぁ。
「ティナ、背中流してあげるわよ」
「じゃあ、お願いしようかな」
2人の美女の背中流しを見ながら私はさっきのキスマークについて考え直していた。
(うーん、本人に聞くと殺されるかもしれないしなぁ。よし、こうなったら…)
「あら、リルム。もう上がっちゃうの?」
「う、うん。ちょっとのぼせちゃったみたい」
「大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
と私はさっさと風呂から上がり、着替えて、セリスの部屋に一直線。
(こうなったら、本人の部屋で確かめるしかないね、うん。
それに私の演技力もたいしたものよ。どっかのじじいと一緒にしないで欲しいね)
と私はセリスの部屋に忍び込み、手ごろなクローゼットに身を隠した。
しばらくすると、ドアが動いた。セリスが帰ってきた。さあ、真実をつかもう!おう!
と3分もしないうちに、ノックが。
「セリス、いるかい?」
「はい、ちょっと待ってて」
容疑者1、エドガーだ。
「で、何の用なの?」
「何って、風呂上りの美しい君を見に来ただけさ」
ウワッ、キッザー。なのかな。
「で、用はそれだけ?」
「それだけって…大切なことだと…」
「今すぐ帰って」
「……」
「早く」
ちょっと凄みが入ってます。
>>132 そういう風にとられるのは、多分俺の文章力の無さでしょう(w
サイファーがこの後どうなるか、等はあんまり言うとまずいので、コメントは控えさせていただきます(w
77
「はっ・・・はっ・・・!」
スコールの頬を、一筋の汗が伝った。
「んっ・・・」
そして、もう何度目か分からないキスをしながら、動きを速くしてゆく。
『はあっ・・ぅぁあぁっ・・』
私の唇の端、わずかな隙間から、自分でも信じられない声が出てくる。
セルフィ、リノア、キスティス、風神。
スコールの眼から見えた映像が、頭の中に少しぼやけて映る。
(自分も、今あのような痴態をさらしているのか。人間に・・スコールに)
しかしそんな、否定したいはずの現実を、今の私は喜んで受け入れていた。
その上、寒さと冷たさだけを心地良い世界としていた私が。
今は全身を熱に包まれ、それを悦んで受け入れている。
熱く燃え盛り、それでいて透明なその炎は、遂に私の魂までも溶かそうとしていた。
『スコ・・スコールッ・・・!』
形振り構うことなど、もうできなかった。
身体も心も、私の中の全てがスコールを求めていた。
両手でスコールの肩を強く抱き、絶え間ないキスを求める。
火の灯ったような、熱くて濃厚なキスを。
荒らしは自分の爆撃跡が無いと、また荒らすので有る。
122 :名前が無い@ただの名無しのようだ :03/01/14 23:56 ID:voavr21w
ほしゅ
荒らしは氏んでねW
こいつが、絡んで来た為にこのスレは、荒れます(プ
コンコン。またノックだ。
「セリスー。いる?」
「はい、今開けるわ」
容疑者2、ロック登場。
「よう、セリス」
「何の用?」
「そうだ。せっかくいー所で」
「あれ、エドガーが何でいるの?」
「だから用件は何なの?」
「いや、特に何も…」
「帰って」
「…………」
これ以上この人を怒らせるとヤバイと思ったらしく、逃げるように出て行く2人。
うーん。あの2人でないとすると残るは…
コンコン
「はーい」
「よお、セリス」
容疑者3、セッツァーが現れた。
「帰れ」と怒り心頭のセリス。こりゃ見つかったら私もヤバイね。
「お、おい、人の用件も聞かずに…」
「今ここで氷になりたくないでしょ?」
「は、はい」門前払いですか。
じゃあ誰?セリスのキスマークの相手は?
142 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/28 18:34 ID:Jyxu96Fa
FFXは駄目ですか?しかも、アーロンとルールー。
初めて書き込むのですが。
勃起age
144 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/28 19:48 ID:hgGuub2i
ちちぼいん
コンコン
「はい」
「よお」
「いらっしゃい。待ってたわよ」
ん?怒ってない?
「じゃあ、始めようか」
「うん」
「じゃあ、脱がすぜ?」
「いいわよ…」
何とか覗こうと顔を扉に近づけて見るがマッシュの大きい体がジャマで何が起こっているか分からない。
その体勢がいけなかった。扉が私の体重を支えてられず開いた。
ぷぎゅっという情けない効果音と共にクローゼットから落ちた。最悪。どうしよう。
「……そこで何をやってるの?リルム」
「んーと、か、かくれんぼ…かな」
ととっさに浮かんだあまりにも苦しい言い訳をしてみる。
「ずーっと見てたのね」
「う…うん」
マッシュが横にずれる。そこには半裸の美女が…………いなかった。
いたのは背中のボタンをはずした美女。マッシュの左手には塗り薬の容器があった。
「か、蚊?」
「そうよ、蚊よ」
私が見たのはキスマークではなく昨夜、テントで寝たときに蚊に刺されたもので、
マッシュの持っている薬は、ダンカン師匠直伝の蚊のかゆみを止める薬で、
それをさっきの時間に塗る約束をしていたということだそうで…
「さ、リルム。とっとと出て行って。マッシュもよ」
「「はぁ〜い」」
と部屋の外にはコップに耳を当てたエドガー、ロック、セッツァーがいて…
「何やってんの?」と思いっきりドスの効いた声で言うと皆一目散に逃げていった。
とある蒸し暑い一日の話。
その後3日間エドガー、ロック、セッツァー、そして私は3日間セリスに口を聞いてもらえなかった。
=糸冬 了=
>>She is Detective 8/9
コメントもなかったので、荒しかとも実際思いましたが、一応話自体としては、
このスレに今までになかったタイプのものだということもあり、けっこう嫌いじゃないです。テンポ良いし。
>>142 俺としては、かなり書いて欲しいですし、スレのルールーからいっても何の問題もないので、どうぞお願いします
78
快感とはわずかに違う、興奮による快楽の渦。
その中で、私は高く高く舞いあがって行く。
スコールのソレも腰の動きも、力いっぱい私を攻め立て、初めて体験する世界へと私を走らせてゆく。
『スコールッ!スコールッッ!』
「くっ・・・!」
周りの風景が真っ赤に燃えた瞬間、臍の辺りに熱さを感じながら、一気に私は頂上へ上り詰めた。
風景が一気に真白くなり、私は意識を失っていった・・・。
同時刻、同ガーデン内。
つい数時間前に到着したばかりの、そして今は懲罰房に入れられている男・サイファーに、語りかけている男がいた。・・言うまでもない、シド学園長だ。
その話は、最初こそ無事を喜ぶような穏やかなものだったが、その内に、サイファーに対する不満と落胆を強く見せるものへと変わっていった。
サイファーの方も、最初の内はおとなしく聞いていたが、それは本当に最初の内だけだった。
(いい加減に終れ・・)
サイファーは既に、その心の中の呟きを何度も視線にのせ、シドに送ったが、シドは中々気付かない。
無視ではなく、本当に気付かなかったのだ。
だがさすがに、シドも自分の話が、途中から効果の薄いものになっていることに気付いていた。
(そろそろ切り上げようか?)
とは思うものの、そのタイミングを上手く計れない。
シドの耳に乾いた靴音が入ってきたのは、そんな時だった。
「シドさん・・。ちょっと、サイファーと話して良いですか?」
そう言って部屋に入ってきたのは、長い黒髪の少女・リノアだった。
補足
前スレの約束は守ります(w
142です。FFX、アーロンとルールー
1/4
宿から少し離れた地下のバーを見つけた。
この時間でも店が開いているのはありがたい。
俺はカウンターから離れた席に座り、酒を頼んだ。
薄暗い店内に、数人の客、
そして、カウンターには、一人で飲む女性、ルーだった。
バーテンの女性となにやら楽しそうに話しながら、
早いピッチでグラスを開けている。
おい、大丈夫か、あぁ、ほらお酒をこぼした。
他のガードと一緒のときと違い、なんだか、抜けているな。
いつも冷静、沈着を装っているが、こんなに間抜けなところもあるのか。
ああ、ほらまたグラスを倒した。
俺は一人、普段と違う彼女を見て笑いをかみこらえていた。
「お客さん、同じのでいい?」
バーテンに言われて、ふと我に返る。
気がつけばもう、俺のグラスは空いていた。
「いや、もう結構だ。」金を机に置くと、
彼女に気づかれぬよう、そっと店を出た。
2/4
星が綺麗だ。こんな夜は、星を見ながら、飲むのもいい。
少しだけ、待っていてやろう。
15分ほど、部屋の前で待っただろうか。
少し足取りの怪しい彼女が帰ってきた。ずいぶんとご機嫌だな。
「あ、アーロンさん。何しているんですか、こんなところで。」
お前を待っていた。
「え?」
あんまり、お酒、こぼすなよ。
「み、見てたんですかぁー?」
こら、こんな夜中に大きい声を出すな。奴らが起き出す。
俺は、酔って大声を出しそうな彼女の口を押さえ、
とりあえず、自分の部屋に押し込んだ。
3/4
彼女は、俺の部屋の椅子に座り込んで、にこにこ子供のように笑っている。
こいつは一人で出来上がってるな。俺の前でも、今度これくらい酔ってみろ。
俺の前だけでも、強がって無理はするな。
間抜けなお前もまた一興だぞ。
今日はもう、これ以上飲ませるわけにはいかないな。
「もう、休め。」
俺がそう告げると、ぺこりと頭を下げ、彼女は部屋から出て行こうとする。
「お前の休むところは、ここだろ。」
俺は、上着を脱いで寝台に横になり、彼女を招いた。
彼女は、黒衣をするすると床に脱ぎ落とし、
滑り込むように俺の隣に入ってくる。
4/4
おい、俺がこのままお前を寝かせると思うか?おい?おい?
駄目だ、もう彼女はむにゃむにゃ何か言いながら、夢の中だ。
たまには、こういう夜もいいか。
しかし、黒い下着姿のお前の隣で何もせず、眠れるのは俺くらいだぞ。
俺だって我慢しているのだからな。
ん、なんだ、寝言か?
「アーロンさ・・・ん」ん?何だ。どうした?
「挑発やって、挑発!こういうの」
・・・何、寝ぼけているんだ。俺の挑発のポーズまで真似て。
俺は、子供みたいな顔で眠りにつく彼女を、再び腕の中に抱きしめた。
完
>149
おお!違う流れに??なんか違う意味で面白くなりそうだね
場違いさんがんばってください
>>155 はい、頑張ります(W
>>142 書いてくれてアリガトウ。最初タイトル見なかったせいで、途中までワッカ視点かと思いました。
途中でタイトルに気付き、そしてその内容と話しの流れから、違う展開を予想したのですが・・見事に騙された(w
テンポ良く読めました。
出来たらまた書いてください
79
「・・何の用だ?もうフッちまった、昔の男に?」
サイファーはわざとそんな言い方をした。いや、そういう風にしか、とても今は言えなかった。
「何って・・そう。昔フッた男の、ふてくされた顔でも見に来たの」
リノアも、あえてサイファーのペースに付き合う。
「ちっ、ならもう見ただろ、帰れよ」「スコールにやられたんだって?」
サイファーの心を揺らす言葉を、リノアはよく分かっていた。そしてリノアの思惑通り、サイファーは叫ぶような声を上げて立ち上がる。
「やられてねえっ!」「でも」「負けてやっただけだ!・・仕方なく帰ってやったんだよ」
最後の方は語調を弱め、サイファーは腰を下ろした。リノアは口を隠しつつも声を上げて笑う。
それを見たサイファーは少し悔しそうな顔をした後、今度は随分と落ちついた低い声で、
「で、本当は何の用だよ」
と言った。リノアも今度は真面目な顔をする。
「・・元気そうで良かった。本当にそれだけ知りたかったの。その相変わらずの性格も、変わってないかどうかね」
サイファーは沈黙する。
(リノア、今更そんなこと言うな)
サイファーの頭の中に、数年前の鮮明な記憶が蘇る。
自信家だった自分を、リノアは慕っていた。
(馬鹿だ、俺は)
あの時どうして、自分の大事なものが分からなかったか。
どうして、あの時・・・
80
(何考えてんだ俺は!)
不意にサイファーは、自分の甘ったれた思い出浸りに腹が立った。
(もう過ぎた事だ!今更何考えてるんだ俺は!)
(リノアはもう・・人の、スコールの女だろう!)
自分の心の中の言葉にはっとする。
そして、あの魔女の騎士だった時のような黒い思いが、頭の中でグツグツと煮えていた。
「・・リノア」
「え、何?」
「スコールは・・・・・」
そこまで言って、俺の言葉は止まった。
『いい加減、はっきりさせる』
そう言い切ったスコールの声を思い出したからだ。
「サイファー?」
「・・スコールは、風神をしっかりサポートしたのか?」
「は?風神?」
「そう、風神。同じ部隊で仕事したんだろう?もちろん、スコールは風神に怪我させなかっただろうな」
あまり上手くないものの、一応話を繋げられたことにサイファーはほっとした。
「風神と昨日も今日も会ってないけど、まさか怪我なんてしてないと思うよ」
「・・なら良い」
二人はそれから数分間話したが、結局サイファーは例の事を言えなかった。
言えなかったが・・・