8は女の子キャラは可愛くていいと思いまふ。
セルフィのジエンドは結局お目にかかれなかったな。
ほしゅ
荒らしは氏んでねW
74
部屋のベッドの上で、俺は下になってシヴァの陰部を愛撫していた。
「っ・・」
極めて小さな声を、シヴァはあげた。しかしその表情はほとんど変わっていない。
内部に舌先を入れても、熱さや匂いは感じられず、ただ冷たさだけがあった。
『スコール、私は・・』
「何も、感じないのか?」
シヴァの言葉を遮るようにして、俺は言った。舌の動きは止めずに。
『私はお前の前で乱れた女達とは違う。お前の愛撫によって乱れる事は難しいが、しかし何も感じていないわけではない。お前こそ、冷たくないのか?』
舌の愛撫を一瞬止め、俺は答えた。
「確かに冷たいが、その感覚もあんたと同じだ。自分の舌の感覚が、どこか嘘みたいなんだ・・」
シヴァの表情が、わずかに変わった気がした。・・多分、悲しそうな顔に。
そして再びの沈黙。
『っっ・・!』
それでも、時折シヴァは声を上げた。本当に小さな声を。
冷たいの、熱くなって溶けたらアタマに羽が生えたりしてW
なーんてね。続き期待してます!
想像すると萌え萌えなのは私だけでつか?
面白いですよねー
>>125 がんばります・・つーか、書くのまた遅くなってきて申し訳ない。
>>126 やっぱり、シヴァの話は一番ウケが悪そうな気はしていた。
でもそう言ってくれる人もいて嬉しい。
75
『んっ・・・!』
長い愛撫の後、シヴァが一際大きな声を上げた。
それはようやく、弱い喘ぎ声と言えるようなものだった。
『スコール・・』
シヴァの顔が、わずかに明るくなったように見えた。それとほぼ同時に、シヴァは自分の身体の位置をずらし始めた。
声を上げる間もなく、互いのソレが触れ合い、小さく震える。
「シヴァッ・・」
いつのまにか、自分の息も荒くなっていることに気付く。
『っ・・く!』
先端がわずかに入り込んだ。
中の抵抗はあまり感じなかったが、おかしな事にあの氷のような冷たさも感じなかった。
いや、錯覚かもしれない。自分の興奮が、勝手に勘違いしているのかもしれない。
(それでも良い)
冷たいはずのシヴァの身体を、全身で強く抱く。
既に、俺は温度感覚を感じなかった。
『あっ・・スコール・・』
触れ合うだけだった性器は、今はもう、深く交わっていた。
頭の奥が、激しく燃えさかっているのが分かった。
場違いさん、スレ違いで申し訳ないけど
ユウナ妹小説ってどこで読めるんですが?
以前から気になっていたんですが見つけられなくて
気になって気になって…。
>>129 確かスレ違いだけど、俺にとってはそうでもない(w
ここの前スレの、
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1032185710/で、誰かがそのスレの場所貼り付けてたけど。
まだhtml作業中だけど。
・・ユウナ妹小説って、そのことだよね?
さあて、速く書かねばといいつつ、こんなに間をあけてしまい、すみませぬ。
どんな理由で遅れたにせよ、いちいち書くのも見苦しいのでいい加減止めます。
ただ、宣言しとかないと、やたら遅くなってしまう自分に気がついたんで、先に言っときます。
明日も必ず続き書き込みます(w
76
シヴァの表情が、その心の中を曝け出すように、一瞬の間も置かずに乱れ、変わってゆく。
ベッドのきしむ音が耳障りなほどに響き、それと同じリズムで荒い呼吸が耳に入ってくる。
その感覚は、確かに行為そのものだったが、しかし何かが決定的に違った。
自分が抱いているものが、人という固体ではなく、水のような掴めないものに思えていたからだ。
抱きしめているはずなのに、その実体はなく。まるで雲を抱いている様に。
あるいは、海の中で自分が、必死に何かを掴もうとしているようだった。
しかし触れられないその感覚は、快感の代りに興奮を与えた。
全身の血が煮えたぎり、それがシヴァの冷たい身体を溶かし、二人を共に一つに溶かして行くようだった。
身体だけでなく、心までも。
??シヴァが溶ける?一体化すんの?
こういうのもいいけど、サイファー出て来たアタリの
話の続きもまた見たいな。と言ってみるテストw。
私たち一向は旅の途中宿に泊まった。
それが個室有りのいー所で部屋につくなりお風呂に行こうとセリスとティナを誘おうとしたんだけど
ティナは「後で行くね〜」でセリスは返答なし。
なので今、わたしはこの広い大浴場を独り占め状態なのだ。
で体洗いに行くと誰かいることに気づいた。誰かと思ったら長い金髪、汚れを知らない肌。
私の中で「モデルにしたい女の人トップ3にいるセリスじゃん。
「あれ、セリスじゃん」
「あら、リルム。早いのね」
「セリスのほうが早いじゃん。ねぇ、セリス。背中流しっこしよ」
「いいわよ」
「じゃっリルムからね」
セリスって本当にきれい。私の理想の人。とうっとりしながら背中をゴシゴシしてたら、
背筋に何か発見。赤いぞ…ってこの形は…ま…まさか…
『キ、キスマーク??』
「ん?どうしたのリルム?」
「い、いや…何でもないよ…ほい、終わったよ」
「ありがとう。じゃあ交代ね」
セリスに背中を流してもらう間私はあのキスマークが気になってしょーがなかった。
(うーん、相手は誰?ロック?エドガーかなぁ、あ、セッツァーもあやしいなぁ)
「あら、2人でいい事してるわね」と。
いつもはポニーテールにしてるきれいな緑髪を下ろし、セリスに負けない肌の持ち主。
いつも私の「モデルにしたい女の人」トップ3にランクインしてるティナ登場。
あ…こっちの体もあこがれるなぁ。
「ティナ、背中流してあげるわよ」
「じゃあ、お願いしようかな」
2人の美女の背中流しを見ながら私はさっきのキスマークについて考え直していた。
(うーん、本人に聞くと殺されるかもしれないしなぁ。よし、こうなったら…)
「あら、リルム。もう上がっちゃうの?」
「う、うん。ちょっとのぼせちゃったみたい」
「大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
と私はさっさと風呂から上がり、着替えて、セリスの部屋に一直線。
(こうなったら、本人の部屋で確かめるしかないね、うん。
それに私の演技力もたいしたものよ。どっかのじじいと一緒にしないで欲しいね)
と私はセリスの部屋に忍び込み、手ごろなクローゼットに身を隠した。
しばらくすると、ドアが動いた。セリスが帰ってきた。さあ、真実をつかもう!おう!
と3分もしないうちに、ノックが。
「セリス、いるかい?」
「はい、ちょっと待ってて」
容疑者1、エドガーだ。
「で、何の用なの?」
「何って、風呂上りの美しい君を見に来ただけさ」
ウワッ、キッザー。なのかな。
「で、用はそれだけ?」
「それだけって…大切なことだと…」
「今すぐ帰って」
「……」
「早く」
ちょっと凄みが入ってます。
>>132 そういう風にとられるのは、多分俺の文章力の無さでしょう(w
サイファーがこの後どうなるか、等はあんまり言うとまずいので、コメントは控えさせていただきます(w
77
「はっ・・・はっ・・・!」
スコールの頬を、一筋の汗が伝った。
「んっ・・・」
そして、もう何度目か分からないキスをしながら、動きを速くしてゆく。
『はあっ・・ぅぁあぁっ・・』
私の唇の端、わずかな隙間から、自分でも信じられない声が出てくる。
セルフィ、リノア、キスティス、風神。
スコールの眼から見えた映像が、頭の中に少しぼやけて映る。
(自分も、今あのような痴態をさらしているのか。人間に・・スコールに)
しかしそんな、否定したいはずの現実を、今の私は喜んで受け入れていた。
その上、寒さと冷たさだけを心地良い世界としていた私が。
今は全身を熱に包まれ、それを悦んで受け入れている。
熱く燃え盛り、それでいて透明なその炎は、遂に私の魂までも溶かそうとしていた。
『スコ・・スコールッ・・・!』
形振り構うことなど、もうできなかった。
身体も心も、私の中の全てがスコールを求めていた。
両手でスコールの肩を強く抱き、絶え間ないキスを求める。
火の灯ったような、熱くて濃厚なキスを。
荒らしは自分の爆撃跡が無いと、また荒らすので有る。
122 :名前が無い@ただの名無しのようだ :03/01/14 23:56 ID:voavr21w
ほしゅ
荒らしは氏んでねW
こいつが、絡んで来た為にこのスレは、荒れます(プ
コンコン。またノックだ。
「セリスー。いる?」
「はい、今開けるわ」
容疑者2、ロック登場。
「よう、セリス」
「何の用?」
「そうだ。せっかくいー所で」
「あれ、エドガーが何でいるの?」
「だから用件は何なの?」
「いや、特に何も…」
「帰って」
「…………」
これ以上この人を怒らせるとヤバイと思ったらしく、逃げるように出て行く2人。
うーん。あの2人でないとすると残るは…
コンコン
「はーい」
「よお、セリス」
容疑者3、セッツァーが現れた。
「帰れ」と怒り心頭のセリス。こりゃ見つかったら私もヤバイね。
「お、おい、人の用件も聞かずに…」
「今ここで氷になりたくないでしょ?」
「は、はい」門前払いですか。
じゃあ誰?セリスのキスマークの相手は?
142 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/28 18:34 ID:Jyxu96Fa
FFXは駄目ですか?しかも、アーロンとルールー。
初めて書き込むのですが。
勃起age
144 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/28 19:48 ID:hgGuub2i
ちちぼいん
コンコン
「はい」
「よお」
「いらっしゃい。待ってたわよ」
ん?怒ってない?
「じゃあ、始めようか」
「うん」
「じゃあ、脱がすぜ?」
「いいわよ…」
何とか覗こうと顔を扉に近づけて見るがマッシュの大きい体がジャマで何が起こっているか分からない。
その体勢がいけなかった。扉が私の体重を支えてられず開いた。
ぷぎゅっという情けない効果音と共にクローゼットから落ちた。最悪。どうしよう。
「……そこで何をやってるの?リルム」
「んーと、か、かくれんぼ…かな」
ととっさに浮かんだあまりにも苦しい言い訳をしてみる。
「ずーっと見てたのね」
「う…うん」
マッシュが横にずれる。そこには半裸の美女が…………いなかった。
いたのは背中のボタンをはずした美女。マッシュの左手には塗り薬の容器があった。
「か、蚊?」
「そうよ、蚊よ」
私が見たのはキスマークではなく昨夜、テントで寝たときに蚊に刺されたもので、
マッシュの持っている薬は、ダンカン師匠直伝の蚊のかゆみを止める薬で、
それをさっきの時間に塗る約束をしていたということだそうで…
「さ、リルム。とっとと出て行って。マッシュもよ」
「「はぁ〜い」」
と部屋の外にはコップに耳を当てたエドガー、ロック、セッツァーがいて…
「何やってんの?」と思いっきりドスの効いた声で言うと皆一目散に逃げていった。
とある蒸し暑い一日の話。
その後3日間エドガー、ロック、セッツァー、そして私は3日間セリスに口を聞いてもらえなかった。
=糸冬 了=
>>She is Detective 8/9
コメントもなかったので、荒しかとも実際思いましたが、一応話自体としては、
このスレに今までになかったタイプのものだということもあり、けっこう嫌いじゃないです。テンポ良いし。
>>142 俺としては、かなり書いて欲しいですし、スレのルールーからいっても何の問題もないので、どうぞお願いします
78
快感とはわずかに違う、興奮による快楽の渦。
その中で、私は高く高く舞いあがって行く。
スコールのソレも腰の動きも、力いっぱい私を攻め立て、初めて体験する世界へと私を走らせてゆく。
『スコールッ!スコールッッ!』
「くっ・・・!」
周りの風景が真っ赤に燃えた瞬間、臍の辺りに熱さを感じながら、一気に私は頂上へ上り詰めた。
風景が一気に真白くなり、私は意識を失っていった・・・。
同時刻、同ガーデン内。
つい数時間前に到着したばかりの、そして今は懲罰房に入れられている男・サイファーに、語りかけている男がいた。・・言うまでもない、シド学園長だ。
その話は、最初こそ無事を喜ぶような穏やかなものだったが、その内に、サイファーに対する不満と落胆を強く見せるものへと変わっていった。
サイファーの方も、最初の内はおとなしく聞いていたが、それは本当に最初の内だけだった。
(いい加減に終れ・・)
サイファーは既に、その心の中の呟きを何度も視線にのせ、シドに送ったが、シドは中々気付かない。
無視ではなく、本当に気付かなかったのだ。
だがさすがに、シドも自分の話が、途中から効果の薄いものになっていることに気付いていた。
(そろそろ切り上げようか?)
とは思うものの、そのタイミングを上手く計れない。
シドの耳に乾いた靴音が入ってきたのは、そんな時だった。
「シドさん・・。ちょっと、サイファーと話して良いですか?」
そう言って部屋に入ってきたのは、長い黒髪の少女・リノアだった。
補足
前スレの約束は守ります(w
142です。FFX、アーロンとルールー
1/4
宿から少し離れた地下のバーを見つけた。
この時間でも店が開いているのはありがたい。
俺はカウンターから離れた席に座り、酒を頼んだ。
薄暗い店内に、数人の客、
そして、カウンターには、一人で飲む女性、ルーだった。
バーテンの女性となにやら楽しそうに話しながら、
早いピッチでグラスを開けている。
おい、大丈夫か、あぁ、ほらお酒をこぼした。
他のガードと一緒のときと違い、なんだか、抜けているな。
いつも冷静、沈着を装っているが、こんなに間抜けなところもあるのか。
ああ、ほらまたグラスを倒した。
俺は一人、普段と違う彼女を見て笑いをかみこらえていた。
「お客さん、同じのでいい?」
バーテンに言われて、ふと我に返る。
気がつけばもう、俺のグラスは空いていた。
「いや、もう結構だ。」金を机に置くと、
彼女に気づかれぬよう、そっと店を出た。
2/4
星が綺麗だ。こんな夜は、星を見ながら、飲むのもいい。
少しだけ、待っていてやろう。
15分ほど、部屋の前で待っただろうか。
少し足取りの怪しい彼女が帰ってきた。ずいぶんとご機嫌だな。
「あ、アーロンさん。何しているんですか、こんなところで。」
お前を待っていた。
「え?」
あんまり、お酒、こぼすなよ。
「み、見てたんですかぁー?」
こら、こんな夜中に大きい声を出すな。奴らが起き出す。
俺は、酔って大声を出しそうな彼女の口を押さえ、
とりあえず、自分の部屋に押し込んだ。
3/4
彼女は、俺の部屋の椅子に座り込んで、にこにこ子供のように笑っている。
こいつは一人で出来上がってるな。俺の前でも、今度これくらい酔ってみろ。
俺の前だけでも、強がって無理はするな。
間抜けなお前もまた一興だぞ。
今日はもう、これ以上飲ませるわけにはいかないな。
「もう、休め。」
俺がそう告げると、ぺこりと頭を下げ、彼女は部屋から出て行こうとする。
「お前の休むところは、ここだろ。」
俺は、上着を脱いで寝台に横になり、彼女を招いた。
彼女は、黒衣をするすると床に脱ぎ落とし、
滑り込むように俺の隣に入ってくる。
4/4
おい、俺がこのままお前を寝かせると思うか?おい?おい?
駄目だ、もう彼女はむにゃむにゃ何か言いながら、夢の中だ。
たまには、こういう夜もいいか。
しかし、黒い下着姿のお前の隣で何もせず、眠れるのは俺くらいだぞ。
俺だって我慢しているのだからな。
ん、なんだ、寝言か?
「アーロンさ・・・ん」ん?何だ。どうした?
「挑発やって、挑発!こういうの」
・・・何、寝ぼけているんだ。俺の挑発のポーズまで真似て。
俺は、子供みたいな顔で眠りにつく彼女を、再び腕の中に抱きしめた。
完
>149
おお!違う流れに??なんか違う意味で面白くなりそうだね
場違いさんがんばってください
>>155 はい、頑張ります(W
>>142 書いてくれてアリガトウ。最初タイトル見なかったせいで、途中までワッカ視点かと思いました。
途中でタイトルに気付き、そしてその内容と話しの流れから、違う展開を予想したのですが・・見事に騙された(w
テンポ良く読めました。
出来たらまた書いてください
79
「・・何の用だ?もうフッちまった、昔の男に?」
サイファーはわざとそんな言い方をした。いや、そういう風にしか、とても今は言えなかった。
「何って・・そう。昔フッた男の、ふてくされた顔でも見に来たの」
リノアも、あえてサイファーのペースに付き合う。
「ちっ、ならもう見ただろ、帰れよ」「スコールにやられたんだって?」
サイファーの心を揺らす言葉を、リノアはよく分かっていた。そしてリノアの思惑通り、サイファーは叫ぶような声を上げて立ち上がる。
「やられてねえっ!」「でも」「負けてやっただけだ!・・仕方なく帰ってやったんだよ」
最後の方は語調を弱め、サイファーは腰を下ろした。リノアは口を隠しつつも声を上げて笑う。
それを見たサイファーは少し悔しそうな顔をした後、今度は随分と落ちついた低い声で、
「で、本当は何の用だよ」
と言った。リノアも今度は真面目な顔をする。
「・・元気そうで良かった。本当にそれだけ知りたかったの。その相変わらずの性格も、変わってないかどうかね」
サイファーは沈黙する。
(リノア、今更そんなこと言うな)
サイファーの頭の中に、数年前の鮮明な記憶が蘇る。
自信家だった自分を、リノアは慕っていた。
(馬鹿だ、俺は)
あの時どうして、自分の大事なものが分からなかったか。
どうして、あの時・・・
80
(何考えてんだ俺は!)
不意にサイファーは、自分の甘ったれた思い出浸りに腹が立った。
(もう過ぎた事だ!今更何考えてるんだ俺は!)
(リノアはもう・・人の、スコールの女だろう!)
自分の心の中の言葉にはっとする。
そして、あの魔女の騎士だった時のような黒い思いが、頭の中でグツグツと煮えていた。
「・・リノア」
「え、何?」
「スコールは・・・・・」
そこまで言って、俺の言葉は止まった。
『いい加減、はっきりさせる』
そう言い切ったスコールの声を思い出したからだ。
「サイファー?」
「・・スコールは、風神をしっかりサポートしたのか?」
「は?風神?」
「そう、風神。同じ部隊で仕事したんだろう?もちろん、スコールは風神に怪我させなかっただろうな」
あまり上手くないものの、一応話を繋げられたことにサイファーはほっとした。
「風神と昨日も今日も会ってないけど、まさか怪我なんてしてないと思うよ」
「・・なら良い」
二人はそれから数分間話したが、結局サイファーは例の事を言えなかった。
言えなかったが・・・
159 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/31 19:49 ID:sBUyn1iv
勃起age
このスレ気に入りますた
81
わずかな灯り一つ、私の目は冴えている。
今は一体何時だろうか。
雷神はもう、サイファーに会いに行ったと聞いた。しかし私は行けなかった。
seedになってから、以前程私は自由な時間を持てなくなった。
サイファーが戻ってきた時、出迎えすらできなかったのはそのため・・何ていうのはただの言い訳だ。サイファーに対しての。
自分の中では、はっきりと本当の理由が分かっている。
あの夜の事を想うと、私の顔は赤くなる。あの男の事を考えると、私は言葉も出なくなる。
・・だから考えなかった、考えられなかった。
しかし、サイファーが戻ってきてはそういう訳にはいかない。
次々と、漢字のみで表せる感情が現われ、混ざり、消え、残る。そして結論は出ない。
しかし気持ちの整理はつかなくても、私はどのみちサイファーに会わなくてはならない。嬉しさもあれば、不安も罪悪感もある相手に。
それが、スコール達と戦ってまでサイファーと共に生きてきた、私の勤めだろう。
(それに、答えも出るかもしれない)
そう、この錯乱した気持ちをどうにかしてくれるかもしれない。
私は勢いをつけて立ち上がると、暗く人気の無い廊下へ出た。
82
「あっ、風神」
ところが少し歩くと、思わぬ人物に会ってしまった。
いや、それどころではない。最も会ってはならない相手、極めてまともに話す事ができないであろう人物と言っても足りないぐらいだ。
「リノア!」
「どうしたの?こんな夜中に」
そんな台詞はこっちが言いたかった。言えなくても良いから、言われたくなかった。
「・・・散歩」
(こんな真夜中に散歩は多分おかしいが、しかしそんな事はどうでも良い。とにかく、早くどこかに行って欲しい)
「あ、そうなの?私はね、目が冴えちゃって」
(聞いていない)と私は思ったものの、今はそれを口に出すのが少しだけためらわれた。
「だって・・スコール帰って来たっていうのに、もう寝ちゃってるし・・」
少しいじけたような口調。
(いじけるのは良いが、今ではなく違う時間でやって欲しい。そして私の前では絶対やらないで欲しい)
と、心で願いつつ、私はこの話をさっさと終らせる方法を探していた。
「スコールはね、いつも夜になると私と色々話したりしてね」
(聞いてない、聞きたくない)
83
「で、その内・・」「リノア!実我急!」
耐え切れなくなった私の少し強めの声に、リノアは少し驚いた顔をする。
「え、急ぐの?だって散歩って?」
「我、会行サイファー。今日会事無、昼間」
結局、私は嘘をつくのを止めてしまった。しかしこの場を早く切り上げるためには仕方なかった。
「あっ、そうなの。私も昼間会ってきたよっ・・・・・あ、そうだ!風神、怪我無いみたいね」
唐突な、そしておかしな質問。
「怪我?何故?」
「サイファーがね、風神がseedの任務で怪我してないかって心配してたの」
胸がわずかに熱くなった。サイファーは心配してくれていたのか。
「『スコールの奴、風神に怪我させなかったろうな』とかもね。でもあのスコールだし!怪我なんてさせなかったでしょう?」
はっきりと自分の男だと意識しているその言い方も、少しだけ気になったが、しかし今はそれどころではなかった。
まただった。また、思い出してしまったのだ。あの夜の事を。
リノアの前で、私は自分の顔が赤くなっているのに気付きながら、すぐに収める事が出来なかった。
164 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/02 18:01 ID:5VigxODp
165 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/03 00:47 ID:1QvB+ows
166 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/03 00:50 ID:1EjBg8nP
何か小説書いたら教えてあげないよ
142です。
続編を書いてみた。
アーロン&ルールーです。
1/1
結局朝まで一睡もできなかった。
しかし、それは不快なものではなく、むしろ眠るのが惜しい、そんな夜だった。
ルールーがよく寝言をいうのもわかった。
そして、朝は何をやってもなかなか起きないことも。
2/4
静寂を破ったのは、リュックだった。
「おっちゃーん、起きてる?
ルールーが昨日から部屋に帰ってきていないのぉー!おっちゃん、ねぇ起きて」
そんなにドアを叩くな。さすがに目覚めたルールーに布団をかぶせ、
こう言い聞かせた。「動くな」
3/4
上着をはおり、背でベッドを隠すようにしながらドアを開け、
リュックを不機嫌そうに上から睨みつける。
「何だ、朝っぱらから。」
「ルールーが帰ってないのぉ。ユウナんが心配してる。
今、ワッカがその辺を探しに行ったんだけど。」
まさか、昨日からここにいるとは、言えまい。しかもあんな姿だ。
「フッ、お前らのような子供じゃないんだし、心配はないだろう。
どこかで一晩中、飲み明かしているんじゃないのか。」
そのとき、リュックが視線を下に動かしたような気がした。
「・・・そうだね、大丈夫だね。うん、ワッカたちにもそう伝えてとく」
リュックは早口でそう言い残し、走っていった。単純な奴でよかった。
ドアを閉め、ふと振り返ると、床の上には、モーグリと脱ぎ捨てられた黒衣。
確実に、見られた、な。
まあ、リュックのことだから、きっと黙っていてくれるだろう。
4/4
ベッドに戻ると、ルールーは、さっきと同じ姿勢で動かない。
おい、本当に固まる奴があるか。
「だって、動くなって、魔物に言うときみたいな声で言うから、
なんか技がかかっちゃったみたいになっちゃって。」
じゃあ、挑発はどうだ?昨日、俺に挑発をやれと言ったのはお前だぞ。
「私、昨日、そんなこと言ったの?」
ああ、寝ぼけて言ってたぞ。この技、覚えるか?やり方は、人によるがな。
「こんな感じは、どう?」
彼女は少し練習したあと、俺に向けて挑発技をかけてきた。
ウインクした後の投げキス。何かちょっと教えたものと違うような気がするが、
彼女の技は、クリティカルに効いた。
完
アーロンが、朝ルールーにどんないたずらをしたか、
ルールーに挑発技をかけられた後、何をしたかは、秘密です。
>>167〜170
まずはアリガトウ。別の言い方をすれば、この書き手の少ないスレに、再び書いてくれてありがとう。
あいかわらず読みやすいです。最後のとこ、かけられた後何したかって、俺にとっては選択肢はたった一つ(W
84
薄暗く狭い部屋で、俺はなかなか寝付けずにいた。スコールの秘密をばらさなかった事が、いつまでも心に引っかかっていたからだ。
あのままばらしてやれば、あの二人は破局したかもしれない。そうすれば・・・
(なんてみっともない、俺らしくも無い企てだ)
ふと目だけで、部屋の中を見まわす。出られそうな場所はない。
カツン、カツン、という音が、不意にすぐ近くから聞こえてきた。足音なのは分かる。そして恐らく、その足音は知ってる人間の足音だ。俺は少しだけ急いで、相手の顔の見えるところまで移動した。
「風神」
現われたのは予想通りの人物。
「どうしたこんな時間に。よく入れたな」
「我無理言」
「・・そうか」
「サイファー、我・・必言事有」
いつもより弱い声、暗い顔。俺は軽く心を構えた。
「何だ?」
風神はすぐには喋らず、視線を漂わせた。ついつられて俺も部屋を見まわす。
ふと、鍵のかかっている扉が気になった。その鍵は、外からなら開ける事が出来る。
「・・我・・〜」
「え?悪い、もう一度言ってくれ」
話しかけられた事に気付き、俺は慌てて視線を戻す。
「・・・・・もういい」
突然、風神は喋り方を変え、立ちあがった。よほど大事な事でも言ったのか。
「おい待て、・・そうだな。風神、そんな大事な話なら中に入って話せよ」
風神が驚いた顔で振り返る。
「サイファー!そんな事は・・」
「大丈夫だろ。外に一人居たとしても、あと30分は入ってこない。それとも俺が脱走するとでも思ってるのか?」
「・・・・・・・・」
風神が黙って俺を見つめる。
「・・俺はお前には嘘つかない。知ってるだろ?」
風紀委員サイドもキャラクター描写、上手いですね。
萌え系じゃなくてもずっと読みたいです。
85
私を見つめるその目。
その目は過去何度となく、私の全身から力を奪った。そして、抗う事を出来なくした。
「・・解」
心の内は恐る恐る、しかし態度は冷静に、私はその鍵の付いた扉を開けた。心の中が妙な背徳感に満たされる。
「風神。それで、話は何だ?」
サイファーは先ほどの場所から一歩も動かない。どうやら、本当に脱走する気などなさそうだ。
しかし、そうまっすぐ見られると、先程は言えたことが言えなくなる。
「どうした?」
「サイファー、私、実は・・」
「何だ?」
幼い子供のように、私の言葉はたどたどしかった。それでも声は止めない。
「私、スコールと・・・」
不意に声が詰まった。
(これ以上、言ってはならない!)
そんな私を脅すような声が、頭の中に叫ぶように響く。
私の指は口は、震え、固まった。そしてその先を言わさなかった。
しかしサイファーは小さく頷く。
「スコールと、寝たのか?」
その声は私の頭の中に響いていた声を一気にかき消した。
86
「あ・・・」
否定は出来なかった。
否定したかったのに、声は出なかった。
サイファーは妙な暗さを含ませた笑顔を作り、乾いた笑い声を出す。
「はははっ。風神、そうなのかよ?やっぱな。お前、スコールに惚れてたからな」
私は逃げ出したい衝動に駆られた。しかし足は動かない。全身に、冷や汗が流れる。
ハッと気付くと、サイファーは目の前にいた。
(いつの間に!私はサイファーの姿をずっと見ていたはず)
しかしサイファーが目の前に居るのは事実だった。目の前で確かに、サイファーは歪んだ笑みを浮かべていた。
「風神、お前も結局、スコールの方に付くのか?リノアと同じように!」
変だ、と私は気付いた。このサイファーの心の乱れは、リノアと会ったからか?
サイファーの心を乱せるのは、リノアかスコールしかいない事を私はよく知っていた。
「サイファー、やっぱりまだ、リノアの事が好きなの?」
サイファーの表情が無くなった。
「・・・いや。違う」
「嘘」
「違う!」
「違わない」
「違うっつってんだろ!」
バンッ、と強く私は壁際に押し付けられる。
「・・本当に?」
「・・・・・」
再度の私の問いに、サイファーの答えはなかった。
>>173 自分では、あんまり上手く書けてる実感はそれほどないけど、そう言ってくれるなら嬉しい。
ナゼ感想レスがほとんどつかなくなったかということを考えて欲しい。
サイ風推奨なので次の展開楽しみにしてまつ。
>>177 ・・うん、まあ分かってるのですが
>>178 その言葉で気付いたのは、俺は案外風神好きだったのだということ(w
まあ頑張ります。一応予告すると、100話までには終るので。
87
「っっ!」
突如、唇が奪われた。
キスと言うには、少し上品さと理性が足りないような、荒々しい口付け。
私は顔を背けるが、サイファーのキスは止まない。
「サイファ・・!」
私は声を上げてサイファーを引き離そうとする。しかしサイファーは止まらない。
「っぷ!っっぅっ!」
背けた唇が無理矢理に塞がれ、息が出来ない。
唇を離したかと思うと、今度は首筋をサイファーの舌が執拗に這いまわる。
(嫌、嫌・・嫌だっっ!!)
「止っ・・!」
全身の力を振り絞ってサイファーを離そうとする。しかしサイファーは微動だにしない。
抑えつけられている両腕が痛かった。
「サイファー!いい加減に・・!」
そう言った瞬間、フッと私の身体にかかっていた力が抜けた。
「・・・悪い」
熱が冷めたように、サイファーは私から手を離す。そして顔を背け、部屋の端にあるベッドの上へと腰掛ける。
私は驚きと共に、とりあえずホッとした。
安心したが、しかし全身の震えが止まる気配はない。
「サイファー」「悪い、何も言わないでくれ。本当に悪かった」
そう言うサイファーの眼には、力が無かった。
その瞳には、見覚えがある。
昔サイファーが、本当に一瞬だけ見せた目。普段なら絶対に見せない目。
あれはサイファーが本当に、力を失った時の眼だ。
そして、初めて私に助けを求めた時の眼だ。
そう思うと、身体の震えは少しずつ止まっていった。
88
俺はイライラしていた、どこまでも自分に。そんな俺に、風神は哀れみに近い顔を見せる。(止めろ、哀れむぐらいなら罵倒してくれた方がよっぽどマシだ!)
「サイファー、私はあんたの味方だ」
その言葉に俺は驚き、風神の顔を見つめる。
「どこまでも、あんたの味方だよ」
その細い手が俺の両肩に置かれる。
「・・風神」「ずっと一緒にやってきた仲間に、助けを求めるのは恥じゃないよ」
頭の中の霧が、スーッと開けてゆくようだった。肩に置かれていた手が、俺の背中に回り、ギュッと抱きしめられる。
(仲間・・そうだ、どんな事があったとしても。雷神と風神だけは、最後まで俺の仲間だ)
その久し振りに感じる人間の温もりに、俺は目を瞑って浸った。
俺はしばらくそのままでいた。
もう少しだけ、そのままでいたかった。
89
ガーデン入口。任務が終り帰ってきた私は、そこで意外な人物を見つけた。
「あ、スコール・・指揮官。オハヨ、早いね」
成績優秀、容姿端麗、そしてそれほど暗めの性格でもなくなった、後輩のスコールだ。
「どうしたのこんな早くから。任務・・?ってあんた、その服どうしたの?」
そのスコール愛用の服は、まるでアルテマウエポンとでも戦った後のように傷つき、その傷は、戦場でも傷つく事のない彼の顔にまで及んでいる。
「リノアと・・ね」
「リノア?ケンカでもしたの?それにしてもすごいね・・・」
スコールの顔を見て、高めだった私の声のトーンは一気に下がる。ただの小さな仲違いではないようだった。
「先輩、それじゃ俺行きますんで・・」
絶句してしまった私の横を、スコ―ルは通り抜けて行った。小さく、弱く微笑んで。
空は青く、海は静かだった。
揺れる足場を少し気にしながらも、私はリラックスしていた。思わず伸びをしながら深呼吸をする。やはりここは私にとって落ち着ける場所だ。
元々私は、『少年』を助けるための通過点としてこの島に来た。
しかし本当に私が助けたかったのは別の『少年』だった。
だったが、実際に助かったのは私だった。
麗しく物悲しい過去は、優しく私の手を取り、微笑んだ。
(もう私は大丈夫だ)
船が出港の合図の音を轟かす。そしてゆっくりと景色が動いてゆく。
「エルオーネ」
突然の背後からの声。誰の声かは聞き取れなかった。それでも私はある予感と共に、ゆっくりと振り返る。
「え・・?あれ、どうして?」
後ろに立っていたのは、幼い頃からよく知っている、今、最も会いたかったかもしれない『青年』だった。
LAST
その青年の浮かべる笑顔は、数日前に見せた躊躇いのある笑顔とは違い、清々しかった。迷いが断ち切れたようにも見える。
「・・言ったろ?俺はあんたから離れられないって」
私の呼吸が一瞬だけ止まる。そしてすぐに、頭の中が混乱状態になる。
「何を・・言ってるの?」
不意に、私は抱きしめられていた。私は抗う事すら考えられなくなる。
「リノアとは別れた」
驚きの声を上げる間もなく、スコールは続ける。
「キスティスとも。・・キスティスの方とは、それほど酷い別れ方にはならなかったけど」
「何を・・・・・言ってるの?」
「スコール・・あなたは昔の私にすがってるだけでしょう?」
すらすらと喋る私の口。それは言わなくてはならない台詞だった。しかしその言葉とは反して、私の感情は沸騰してゆく。まずい。
「ただの思いで浸りじゃない。俺はあんたが欲しいんだ」
聞いたこともないような、重い声。甘い心地良さが全身に広がってゆく。
だめだ、きっと。
だめだろう、恐らく。
しかしそう思っても、身体の力は抜けて行く。
(私は・・こんなに意思が弱かったのだろうか?)
この後に予想される、ネガティヴで、しかしどこか真実味をもった未来と、良心と思わしき存在とが、私に警告の声を発している。
しかしそれも、やがて聞こえなくなっていった。
とゆうわけで、一応の終りです。
サイ×風の展開を期待してた人。すみません。
サイ×風のこの後の話自体は頭の中ではけっこう細かく出来ていたのだけど、
ちょっとしばらくここに顔出せなくなりそうだったのもあるのだけど、前回の書き込みを見なおして、
セックスシーンなんて入れたら蛇足に思えてきてしまったのとがあり、すっとばしてしまいました。
が、このラストと、リノアなどとの決着のつけ方自体は、前からこうしようとは考えていたので、そこは誤解しないで(w
ではまたその内、短編とか今回の話の番外編みたいなのをひっさげて現われますので。
良かったです!
終わり方も良かった、スコールがちゃんとかた付けてくれたのも
(・∀・)イイ!!
長いことありがとねー漏れの要望にも答えてくれたような?
次もよろしくね♪
189 :
推力:03/02/22 19:42 ID:KK/umoPg
ここは官小スレ6の正統続スレなんですか?(゚ω゚)
(正統ってのもヘンな話ですが)
>189
ここはここ
あそこはあそこ
でも官スレ消えちゃったからここに書き込むがよろし
んですね。引き続き
創作きぼんぬです。
ほしゅほしゅ。どなたか降臨きぼん
エロを出したら、削除依頼出します
↑エロがイヤならくんな。
でもタイトルに「官能」とか付けた方が良いカモね>エロ書くなら
まぁ、一応小さいお子さまも見ている様だし、その辺の配慮は必要かもね。
漏れは成人だからどっちでもいいが。
ところで、エロじゃない小説ってのは需要ないですか?(w
>195
スレタイトルに『勝手な』とあるし、ふつーの小説でも大丈夫かと。
といいますか、激しく読みたいです。よろしくー!
伝統あるマターリスレだったのに…
長い事容認されていたのになぜ今更あぼーんなんだと小一時間…
チョト提案なんですけど、こっちで普通に書いてもらって、エチシーンになったら
そこだけpink板に移って書いてもらうというのはどうだろう?
…話が分散しちゃうけど、リンク付ければ続き読みたかったら行くと思うし。
もしかして「官能」をメインに押し出す事がこの板での削除基準なのか? と
思いますた。でも、官能要素を含む話だってあると思うんだよ漏れは…
ネタはあるが、技量が伴わず書けないけれど(w。そこは強く主張したいのよ、うん。
>>196 スマソ、7.8.10以外のネタなんで…。
(´-`).。oO(この次スレ立てる時は、「FFシリーズ総合」って事で立ててホスィ…
>>1)
…でも萌えスレも無い事だし、需要は極端に無いものなのだろうと思います。(´・ω・`)
199 :
作者:03/03/04 22:49 ID:qUFYj9rz
要するに小学校でエロ本が見つかってPTAに取り沙汰された状況と
おんなじですな。
…と言ってみるテスト
官能があれなら、萌え小説ってことでもいいような・・・
萌えスレなら削除する理由は無いし、いっぱう容認されてるしね
あの〜。保管サイトの小説が見れないんですけど、
移転とかしてませんよね?スレ違いだと思いますが、
答えて下さい。
風紀厨は在日。人豚以下。
>>202 いまさらですが、ありがとうございます。無事たどりつけました。
三闘神とケフカが消滅した世界から魔法は失われ、それと引き替えに人々は平
和と緑を取り戻した。
あれからちょうど、一年の月日が流れていた。
旧ベクタ上空――瓦礫の塔跡地――へ、仲間達を乗せた船がさしかかった頃。
「おい、そろそろ着くぞ」
飛空艇ファルコンの操縦桿を握っていたこの船の長でもあるセッツァー・
ギャッビアーニの声が船内に響いた。
「……着いたか」
彼の声に従い、甲板へ次々と姿を現す懐かしい顔ぶれに、思わず表情がゆるむ。
「それじゃあ、始めましょうか」
「ええ」
セリスの一言で、皆がそれぞれに持った花を甲板から地上に向けて投げ落とし、
祈りを捧げた。ケフカの暴走によって命を落とした多くの人々――そして、
瓦礫の塔から唯一戻らなかったシャドウ――を、弔うために。
「インターセプター、元気だよ」
地上に向けてリルムが囁く。
「今はワシの家で一緒に暮らしておるゾイ」
ストラゴスがその後に続く。
「……正直、俺まだ信じられないんだ。お前、あんなに強かったのに……」
魔列車やドマでの出来事を思い起こしながら、マッシュも呟く。
「お主が最期に……最後に見つけた物が。お主にとってそれが得た物だったとし
ても、拙者には納得いかないでござるよ」
――“友と家族と……”――そんなシャドウの言葉が、カイエンの脳裏によぎ
ると、思わず声を詰まらせた。
「何だかんだ言いながら、炎の中から救い出してくれたり」
目を閉じ、サマサでの記憶を巡らせながら語るセリス。
「俺達と違う方法でも、同じ目標を追いかけてたんだよな」
それに続くのはロック。
「……あなたの持っていた思いを、素顔を……見てみたかったわ」
そう言うとティナは俯いた。
それぞれ黙祷を捧げながら、旅路の記憶を語った。訪れたしばしの沈黙の後、
徐々に緑豊かになりつつある世界を眼下に見ながら、飛空艇ファルコンはその地
を後にしたのだった。
2
久しぶりに集った仲間達は、互いの無事と再会の喜びを分かち合った。いつ
終わるともなく続く談笑の輪を抜け、一人操縦桿を握り続けていたセッツァーの
もとを、リルムが訪れる。
「セッツァー、どっか町に降りたら? そしたらみんなとお話できるじゃん!」
その声の主を見下ろすようにセッツァーが振り向く。
「……そんなに時間はないだろ」
今日集まれたのだって全員ではない。時間の都合が合わず、この場にいない者
もいた。ものまね士ゴゴに至っては行方知れずである。
しかしこうなるのは必然的だし仕方がない。それぞれが自らの道を見出し、新たに
歩み始めている証拠。そう考えると逆に喜ぶべき事なのだろう。そんな事を考えながら
彼は操縦桿を握っていた。
「だけどさぁ、折角こうして集まったんだからセッツァーも……」
「気にするな。大体俺は誰かさんと違って口達者じゃないからな」
素っ気ない素振りは相変わらずだなと内心でリルムは思いながら。
「誰かって?」
「さぁな」
そう言うと、横でふくれっ面になるリルムを無視して再び進行方向へ顔を向け
操縦を続けるのだった。次にこの飛空艇が降りる町で、ロックとも別れる事にな
っているのだ、手を休める訳にはいかない。
「……ねぇ、色男は来なかったの?」
しばらくして聞こえて来た声に、まだいたのかと言わんばかりにセッツァーは
視線だけを動かしてリルムを見やる。
「ああ。マッシュの話じゃ、あいつ自身はここへ来る事を相当楽しみにしていた
みたいだがな。国王様は忙しいらしい」
僅かに皮肉を込めた声で言った。
「女の人口説く方じゃなくて?」
こちらは明かな皮肉だった。
「その口振り、相変わらずだな」
「生意気って言いたいの?」
「さぁな」
先ほどとまるで同じ返答に、リルムはまたもふくれっ面になる。その様子を
目の当たりにしたセッツァーは、こみ上げてくる笑いを隠す事はせずに、ストレートな
感想を口に出した。
「まだまだガキだな」
「ふん! オッサンに言われたくないね」
「お前みたいなガキが大人の魅力を知るには、まだ早過ぎだ」
12歳になったリルムだが、同じように自分も2歳老けていた事を思いだし、思
わず苦笑するセッツァーだった。
「セッツァー、今度また物資運搬手伝ってくれるか?」
最後に訪れた地サウスフィガロでマッシュを降ろすとき、さり気なくそんな事
を言われた。
「言っとくが俺だって暇じゃないからな」
「分かってるさ。それじゃそん時にまた!」
フィガロ国王の弟マッシュは城には入らず町で奮闘しているらしい。建築や土
木工事から地域に密着して国と兄を支えてる、実に彼らしいやり方だと皆感心し
ていたものだ。
それはセッツァーも同じだった。口振りとは裏腹に快く彼の申し出を引き受け、
サウスフィガロを後にする。後は自分の住処――と言っても、彼の場合は飛空艇
そのものが家同然だったが――へ戻るだけなので気が楽だ。
帰途につくべく進路をジドール方面へ向け、飛空艇は離陸した。この先はまた、
しばらく気楽な一人旅が始まる。
……予定だった。
「ねえ!」
気がゆるんでいたことも手伝って、突然耳に響いた少女の声に酷く驚いた。普段は
それ程感情を表に出さない怜悧な顔が、驚きと不審でわずかに歪んだ。
「……リルム。何でまだいるんだ?」
「隠れてた」
聞きたいのはそう言う答えじゃない。とセッツァーが口を開こうとした瞬間。
「フィガロ城に行きたいの。連れてってよ」
思いがけない言葉を耳にして、セッツァーは困惑した表情を浮かべたのだった。
「……は?」
「良いじゃない。ついでなんだし」
帰途にフィガロ城はない。と反論する間もなく、リルムは操縦桿を握る。
「何なら私の運転でも良いわ」
「待て!」
それだけは危険だと直感と勘が告げていた。セッツァーは丁重に、だが確実に
ファルコンの操縦権を取り戻すと、あからさまに安堵の溜息を漏らした。
「あのねぇ……」
その様子に異議を唱えるリルムだったが、先手を打ったのはセッツァーだった。
「分かった。お前と口論する気にはなれん。連れてってやるが……フィガロ城に
何をしに行くつもりだ? 行ったところでエド……」
しかし、言葉が終わらないうちにリルムはそれを否定した。
「ちょと! あんな色男に用があるワケじゃないわよ!!」
いつになく強い口調で否定する姿に、納得したようにセッツァーは微笑しつつ
頷いた。
「分かった分かった。行ってやるから少し黙ってろ」
「あ〜もう違うって! ちょっと聞い……って!?」
途端に飛空艇が大きく傾く。何の前触れもなく襲った揺れに、危うく転げそう
になる身体を寸での所で踏み止まった。
「旋回するぞ、コケたくなかったらその辺に捕まってろ」
「する前に言えーーーーっ!」
リルムの激しい抗議の声を響かせ、飛空艇は急きょフィガロ城へと進路を向け
て進むのだった。
3
「……夢を見たの。とっても不吉な夢だったわ」
フィガロ城が崩れ落ちる夢だった。まるで砂で出来た城のように脆く、やがて
跡形もなく砂漠に没するその光景が、目に焼き付いて離れないのだとリルムは言
った。
「たかがそれだけの理由か?」
呆れたように笑うセッツァーを睨み付けながら、相変わらず反抗的な口調で抗
議する。
「うっさいな。……女の勘は当たるのよ」
「ほー、『女』とはいっちょ前に」
「なにをー!?」
右手に拳を作ってさらにきつく睨み付けるリルムを横目に、だがセッツァーは
愉快だと言った表情で笑った。
「その頑固さと行動力は、たいしたもんだ」
予想もしなかったセッツァーの言葉に、思わず拍子抜けした声で問い返す。
「え?」
「ギャンブラーになる素質十分だ」
「……そういうコトかよ……」
誉め言葉かとちょっとでも期待を抱いてしまった自分がバカだった――セッツ
ァーの言い分とすれば貶している訳でもないのだが――と、肩を落とすリルムを
見ながら、セッツァーはまた笑うのだった。
それから程なくして、フィガロ城上空にさしかかる。
「一番近いルートで砂漠を越えられる所に降ろしてやる。それで良いな?」
「ありがと」
短く礼を言って手すりの方へ駆け寄ると、眼下にそびえるフィガロ城を眺めやる。
リルムが異変に気付いたのは、その直後だった。
「あれ……?」
「どうした?」
取り立てて重要なこととは思わなかったが、一応何かとセッツァーは尋ねた。
その問いに返された答えは、まったく予想外の事態を告げるものだった。
「城の周りに兵士が……たくさんいる」
「兵士?」
「うん。まるで城を取り囲むみたいに」
「…………?」
気になったので操縦桿を固定してから、セッツァーも手すりの方へと歩み寄る。
リルムと同じ方向に顔を向けると、言われた通りの光景が目に飛び込んで来た。
「あんな数の兵士が、城の周りで一体何を……?」
明らかにおかしな光景だった。城門は閉ざされ、その周囲を多くの兵士が取り
巻いていた。だがこの高度からだと、それ以上詳しい様子を伺い知る事は出来ない。
「……あれ? 何だろ」
リルムはそんな人集りの中から、一人駆けだした兵士の姿を見つけた。
「……何かやってる?」
その兵士は少し離れた場所でくるくると回っている。まるで何かの踊りを踊っ
ている様に見えて、その姿がリルムの笑いを誘う。
「おい、ちょっと待て」
しかし、暫くしてセッツァーが深刻な声を漏らした。振り向いたリルムは彼の
表情から、ただならぬ事態なのだと察知する。
「これは――救難信号?!」
正確には少し違うのだが、少なくとも何かが起きている事を地上からこちらに
知らせたい事は確かだった。
「リルム、すぐ降りるぞ!」
「わかった!」
声と共にセッツァーは固定していた操縦桿を再び握ると、飛空艇を急降下させた。
幸いなことに、その兵士とはすぐに出会う事ができた。お互い息をきらせては
いたが、それでも兵士の言葉を聞いた直後、彼らの疲労感は一気に消え失せた。
「……じ、実は城が占拠されてしまったんです」
「!?」
「それも、王を人質に取られています」
「エドガーが人質!?」
そんなことはあり得ない。と、二人はほぼ同時に叫んだ。そんな彼らに気圧さ
れながらも兵士が続ける。
「ど、どうやらクーデターだと思われますが、今のところは何とも……」
二人はこの類の話が得意な訳ではなかったが、この状況が非常にマズイと直感
的に感じた。犯人の要求は、国王の命そのものなのだろうと。
「サウスフィガロにマッシュがいるよね!」
「事態は一刻を争います。できれば我々が……」
「手出しできねぇから俺達に知らせたんだろ!」
「しかし……」
「迷ってる場合じゃないでしょ!?」
「あっ、は、はい」
狼狽しきった兵士とは対照的に、二人は勢いづいていた。
「セッツァー、サウスフィガロまでどのぐらいかかる?」
「……20分……いや、15分で行ける」
「15分……いいわ、行きましょう!」
「よし、戻るぞ」
飛空艇へ向かおうと踵を返すセッツァーの背に、リルムの声が飛んだ。
「セッツァー! マッシュを連れて15分で必ず戻って!」
「なっ!?」
この時、なぜリルムがここに残ろうとしていたのかは分からなかった。だが、
強い意志の宿ったその瞳を見れば、自ずと言葉が出てくる。
「……任せておけ! 必ず戻る」
こうして、フィガロ城奪還作戦は幕を開けたのだった。
ここまで書いておいてなんですが、……あり得ない設定です(w。
FF6ネタで、しかも官能ではないですが、このスレに書き手さんが戻ってくるまでの
“繋ぎ”にでもなれば幸いです…。(繋ぎになる程大した代物じゃありませんが)
一応、この話はエドリル+セッツァーのお話。繰り返しになりますが、
設定的にあり得ないです。(w
……エドリルの需要無かったらごめんなさい。
>214
ありがとうです。
消えた官スレ読めないかな
千一夜の>869を見れ。