勝手なFF小説の部屋 2

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FFTで申し訳ないが、まもなく上げます。
13ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/14 18:52 ID:Uemz2C/g
FF・DQ千一夜物語 第九六夜
http://game.2ch.net/ff/kako/1009/10096/1009658434.html
の >296-330 の続き

(前回までのあらすじ)
ウィーグラフ率いる骸旅団は大方の予想を覆して強力なラーグ軍の軍隊を撃破し、
イグーロスの大半を手中に収めた。
イヴァリースの統一を目論むウィーグラフは主力を率いてルザリアへと出発し、
一方彼の妹にして骸旅団幹部であるミルウーダは一軍を率い、
ジークデン砦に立てこもるラーグの残党を掃討に向かったのだが・・・・・
嵐の中、素晴らしくカコイイ薫りのする
13さんがいらしていたとは!期待に(;´Д`)ハァハァ
15ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/14 21:35 ID:Uemz2C/g
ミルウーダの部隊はついに北天騎士団を包囲した。
ザルバックが事態の深刻さに気づいた時には、もはや状況は挽回が不可能なまでに悪化していた。
北天騎士団は恐慌に陥り、逃亡者が相次いだため陣形は完全に崩れ去っていた。
逃げようとする者は一人残らず骸騎士団の弓矢部隊によって射殺され、
その惨状を目の当たりにした他の兵達も更に恐怖の色を濃くしていた。
自軍がもはや軍隊の体をなさない状況に陥っていることは
本陣で指揮をとるザルバックにもはっきりと見て取れた。
多くの瀕死の伝令が次々に彼のもとに参じ、絶望的な戦況を伝えては事切れた。
一般兵と全く同じ恐怖の表情を浮かべた参謀達はザルバックに降伏するようすすめた。
しかしザルバックは動こうとしない。
彼の、イグーロスを守る北天騎士団の司令官としての責任感、
そしてそれ以上に名門貴族の一人としてのプライドが、目の前でバタバタと倒れていく
部下達を見ながらも、彼に平民の集まりである骸騎士団に降伏するということを拒否させたのだ。
彼は断固として徹底抗戦を主張した。
だが、参謀達は既にザルバックを見限り始めていた。
ある者は、ひっそりと陣を去って何とか包囲からの脱出を試み(殆どが失敗し捉えられた)
そして他の騎士団幹部は、ザルバックの命令を無視して骸騎士団とに降伏の申し出を行った。
ミルウーダは降伏の申し出のうち、半分は受け入れ、
残りの半分には気づかない不利をして降伏してきた騎士団員を皆殺しにした。
こうして、10日に満たない期間で骸騎士団と北天騎士団の苛烈を極めた戦闘は終わった。
そしてミルウーダは焼き払われた敵司令部が置かれていた跡にやってきたとき、
そこで自害したザルバックの遺体を見つけた。
それは、この戦いにおける完全な骸騎士団の勝利を物語っていた。
骸騎士団の包囲を破ることが全く不可能であったため、
敵は司令官の遺体すら運び出すことができなかったのである。
16場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/14 21:53 ID:J6mD2l1L
まさか誰かがパート2を立てるなんて!感謝感激です。
>>1さん、本当にありがとう。あと、一応過去スレはこれ
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1032185710/l50
といっても、今はhtml作業中で、普通には見られないみたいだけど

でも今はとりあえず新スレが立ったのと、その喜びの声とに驚き、勝手に嬉しがってます
あと、レスがまだ10ちょっとしかないのに、既に職人サンが現われてることにびっくりし、狂喜してるところ
17場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/14 21:57 ID:J6mD2l1L
ではつづきです

59


「はあーっっ!はぁーっ・・!!」
私の声が、さらに一段階高くなる。
ドクドクと心臓の音が、私を急かすように耳に響き、鳴り止まない。
今はもう、他の感覚が入り込む余地などほとんど無くなっていた。快感だけが、私の全身を覆っている。
「スコールッ・・!はあっ!あ・・私・・気持ち良くて・・・!」
私の口から出たのは、もはや言葉というより、ただ今の切迫した意思を伝えるだけの鳴き声だった。
「エルオーネ・・!俺ももう・・・!」
18場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/14 21:59 ID:J6mD2l1L
ハアハアと、荒い息。赤い頬。私を見つめながらも、憂いを帯びて時折快楽に歪む瞳。
今、この瞬間。確かに私はスコールと繋がり、快楽を分ち合っているのを実感する。
そして共にこのまま、頂上へと上り詰めてゆける事も。
「あっ!んっ!はふぁっ!ああっ!」
「ハァ、ハア・・・エルオーネ」
声が止まらない。
快楽の世界が私の目の前に現われ、とてつもない速さで私をその奥へと誘(いざな)ってゆく。
そして遂に、真白い頂上が現われる。
19ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/14 21:59 ID:Uemz2C/g
【ダイスダーグの駆け引き】
北天騎士団が壊滅したということは、
同時にラーグ公の命運が尽きたということを物語っていた。
いかにダイスダーグ・ベオルブが名軍師であろうとも、
僅かな守備隊では、怒濤のような骸騎士団の進撃にあらがう術はなかった。
ダイスダーグはラーグに降伏を促した。
ラーグはやむを得ずそれを受け入れたものの、
月が出ない晩を見計らって僅かな守りの者とともに砦を抜け出し、
フォボハムに落ち延びようとした。
しかし、彼は逃げる途上で骸騎士団の斥候に捕らえられてしまった。
それから一週間のうちに、主を失ったダイスダーグから骸旅団に降伏の申し出があり、
ミルウーダはそれを受け入れてここにイグーロスの総ての貴族勢力は殲滅された。
しかし、ダイスダーグは今なお、ミルウーダとの取引に最後の望みをかけていた。
彼は、降伏を申し出る際に、ミルウーダに、
ラーグ公とベオルブ家の身分を保証させる代わりに
骸騎士団所領とそれに関わる莫大な権益を譲渡するという条件を出していた。
つまり戦争の成果として、フォルズをラーグ家に次ぐ新たな大貴族とするという提案である。
平民が大貴族をさせるというのだから、これは相当の譲歩には違いなかったが、
ダイスダーグは現状を鑑みれば決して過大な代償ではないと考えていた。
なぜなら何も譲歩をしないのであれば、
最左翼のミルウーダは必ずや貴族をこの世から消し去ってしまうと考えるはずだからである。
だが、ミルウーダはダイスダーグの提案を歯牙にもかけなかった。
すでにイグーロスを完全に制圧している彼女の立場から考えれば、
ここでわずかでも譲歩するなどということは愚の骨頂であったのだ。
彼女は、オリナス王子、ラーグ公、ダイスダーグ、その他のあらゆる貴族を逮捕した。
イグーロス城に臨時骸騎士団司令部を設置し、
彼女自身はそこを本拠として、いよいよイグーロスの戦後処理に手をつけ始めた。
直接戦後処理を担当する管轄は司令部付の軍事委員会であり、
ミルウーダ自らがその委員長に就任した。
イヴァリース史上でも最も過酷なものの一つであったといわれる、人民委員会の前身である。
20場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/14 22:01 ID:J6mD2l1L
被った・・!(W すみませぬ。
17、18の続き



その瞬間―――――――――――――――
「あああっ!あっ、はああああああああああああっっ!!!」
「・・・・・・・・あああっっ!!」
私の全身はがくがくと激しく震え・・・

そして視界は暗闇となり、消えた。
21ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/14 22:39 ID:Uemz2C/g
【イグーロス軍事委員会】
前述の通り、軍事委員会の目的とはイグーロスの戦後処理、
混乱した世情を収拾することであったが、
第一の職務は元貴族の戦犯の処置を決定することであった。
委員会はミルウーダを中心とする他数名の骸騎士団幹部で構成されていたが、
大物戦犯の処置はすべからくミルウーダの意向に沿って行われた。
委員会は七日間にわたって戦犯処理の方針を定め、それぞれについて処置を決定した。
決定は軍事法廷の前に引き出された貴族250余名に一人一人、委員の口から口頭で告げられた。
貴族達には一切の弁明の機会は与えられることはなくただ決定を聞かされるのみだった。
主立った者の処置は次の通り。

畏国第三王子 オリナス・アトカーシャ 保留
ガリオンヌ領主 ベストラルダ・ラーグ 死罪
ガリオンヌ重臣 ダイスダーグ・ベオルブ 死罪
北天騎士団団長 ザルバック・ベオルブ 死罪(本人自害の為不処置)
ベオルブ家第三子 ラムザ・ベオルブ 流刑(当法廷再三の召還にも応じず
不届き千万であるため、捜索・逮捕後、改めて判決)

王族の処置は行わないようにという、
ウィーグラフからの指令があったため、オリナスは保留とされ、幽閉された。
しかしラーグをはじめとするそれ以外の重要人物にはあっさりと死罪が下されたため、
当然のように貴族達の間からは不満の声があがり、
また余りにも過激な決定に骸騎士団を支持するはずの世論もざわつきはじめた。
軍事委員会は彼らに与える厳罰の妥当な理由として、
『民衆からの不当な収奪』や
『政を私物化し、無意味な戦争を起こして多くの血を流させたこと』をあげ、
その証拠としてラーグやダイスダーグが保持していた多くの機密文書を発表した。
ミルウーダとその軍事法廷は反対意見に対しては厳しい態度で臨み、
同時にかつての支配者の権益を「持たざる者」へ分配することを約束したので
不安がちだった世論も次第に沈静化し、刑は静かに、速やかに執行された。
ここに名門ラーグ家、ベオルブ家、そして数多くの貴族の歴史は終わりを告げたのだった。
22ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/14 22:42 ID:Uemz2C/g
FFTで誠に申し訳ない。しかも頭痛のしそうな内容だし。
あの時ウィーグラフの骸旅団が勝利していたら歴史はどう変わっていたかという
異常にマニアックな小説みたいなものです。
FFT知らない人が見たら嵐と変わりませんね・・・
またぼちぼち進めていきます。
23場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/14 23:07 ID:jir7cTQK
>>22
一応、前スレでもこのスレでも、最初に7、8、10となっていますが、絶対ダメってことはないので。
FFTやったことないので、イマイチ分かりませんが、途中辺りで、「これはifストーリーかな」ってことぐらいは分かりました。
まあでも、元の設定はよく分かりませんでしたが、話自体は面白いです。つーか、すごいよく出来てますね。
一緒に並んでしまった俺の文章が恥ずかしいほど・・(w
24場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/14 23:12 ID:jir7cTQK
あとついでに、現状確認。

・前スレでは存在したランキング制が(といっても、実際に機能することは無かった)この新スレでは無い。
・ジャンルは、官能系が主流でしたが、このスレではどうなるだろう(W。
まあ基本的にはなんでもありということで
前々から気になってたんだが、場違い小説は何でこんなに小出し?
出来あがったらすぐに載せてくれるからじゃ?
27場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/15 17:14 ID:bVtFRMZl
>>25
26さんの言う意味での小出しなら、そういう時もあるし、単純に遅い時とがあります。
それとも、書き込み回数が多く、一回の書き込み量がとても少ないと言う意味なら・・理由は下記に。

・以前、長過ぎてエラーが出た嫌な経験より
・長い書き込みだと読みにくい気がした
・「。」はあっても、なかなか行区切をしない文が多めのため、それを一々区切り、行数が増えたため
等。

では続き。でもせっかくだから、たまには一回の書き込みでやってみよう
28場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/15 17:15 ID:bVtFRMZl
60


また、夢を見ていた。
暖かい、お姉ちゃんに抱きしめられてる夢。
幼い俺は抱かれながら、その小さな腕で(届かないくせに)エルお姉ちゃんを抱き返してるつもりだった。
守られてるだけの、カヨワイ存在。それがその時の俺だった。
けれど、心ではずっと思っていた。この人を守りたいと・・・


チチッという、目を覚ますには少し弱い、時計の音。しかしその時の俺には充分だった。
目を開く、しかし既に俺は状況を思い出していた。
(エルオーネがガーデンに現われ、サイファーを連れ戻すのを手伝うことになった。そして今頃はまだ、デリングシティにいるというサイファーに追いつくため、俺は早朝に起床し、すぐにここを発たなくてはならなかった)

そこまで思い出した瞬間、ふと身体に温もりを感じて、その元を見る。
その瞬間、言葉にする作業が全く追いつかないほど、とてつもない速さで深夜の事が頭に戻ってくる。
・・・その時の、抑えられないほどの、愛しい気持ちも一緒に・・・とても鮮明に。

俺はその小さく開いた唇にキスし、その華奢な身体を抱きしめた。
29ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/15 23:59 ID:wYVCcU96
【王都守備軍司令アグリアス・オークス】
ガリオンヌが骸騎士団に完全制圧される数週間前。
王都ルザリアの王国議会では迫り来る骸騎士団の本隊を前に慌てふためいていた。
オルランドゥ率いる南天騎士団が王都の救出に向かっているという報告は受けていたが
骸騎士団の進軍スピードは予想以上に速く、南天騎士団より早くに到着しそうだった。
しかもやってくるのは恨みのこもった無法者の集団である。
王室や議会に対して敬意ある処置を施すとは思えない。
それどころか彼らの評判をそのままに受け止めるならば
骸騎士団はルザリアの街をほしいままに蹂躙し、略奪の限りを尽くすだろう。
なんとしても南天騎士団の到着まで骸騎士団をくい止めなければならない。
しかし、ルザリアの王都防衛軍は非常に弱体だった。
北天騎士団の3分の1の兵力にも満たない上、
実戦経験のない弱兵によって編成され、将官も身分とプライドばかりが高い無能ぞろいだった。
しかし、そんな中でも王家直属の聖近衛騎士団は一際輝きを放っていた。
近衛騎士団は実力を伴った精鋭と知られ、不安定な王家を支える大きな柱であった。
そして最近その指揮官に就任したアグリアス・オークスは、
ルザリアに残った将官の中では最も有能な軍人として知られていた。
もし彼女が女性でなく男であったならば、
北と南の両騎士団を統率する総司令官に任命されていたに違いないと噂されていたほどだった。
元老院はこの国難にあって彼女に目を付けた。
アグリアスをルザリア防衛軍総司令に任命し、骸騎士団の攻撃から王都を守るよう命令を下したのだ。
これは通常から考えれば驚くべき抜擢人事であった。
確かにアグリアスは騎士として遜色のない名声を受けていたが、
それでも今までは一介の騎士団員に過ぎなかった。
聖近衛騎士団の指揮官に任ぜられたのもつい最近に過ぎない。
それが今や王国の防衛軍の指揮をゆだねられることになるとは。
アグリアス自身、驚かずにはいられなかったが、
ルザリアの人材不足を考えれば決して無茶な人事というわけでもないことも理解していた。
30ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 00:15 ID:4TTOeDyg
だが、現実に目を向ければこの防衛戦がいかに困難に満ちているかもはっきりしている。
ウィーグラフの骸騎士団はすでにガリオンヌでラーグ軍の主力を撃破し、
いくらかをジークデン砦の攻略に分割しているとはいえ、その勢いは圧倒的である。
一方、聖近衛騎士団を核として再編成された王都防衛軍は数の上でも士気の上でも
骸騎士団に完全に劣っている。
南天騎士団が到着するまでの数日間とはいえ、果たして骸騎士団相手に持ちこたえられるだろうか。
アグリアスにはこのような不安が絶えずつきまとっていたが、
敵のルザリア侵入を許せば、
王家や貴族だけでなくルザリアの一般民衆にも災禍が及ぶことは明らかだったので
正義感の強いアグリアスはこの戦いに全力を注ぐことを決意した。
多少ウィーグラフの思想には共鳴するところがなかったでもない彼女であったが
いまにいたっては選択はただ一つ、王都の守護であった。
さて、骸騎士団の方はアグリアスが王都防衛司令に就任した報を受けても全く動じなかった。
それどころか副団長のギュスタヴなどは女の率いる軍を相手にできるとあって大いに喜んだ。
騎士団の中にアグリアスや近衛騎士団の女騎士を辱める猥歌が流行り、
連戦連勝の勝利に酔っていた騎士団員たちは
今度の戦いも決して負けることはないという確信を抱いていた。
しかし、ウィーグラフだけはアグリアスに警戒を抱いていた。
彼はアグリアスの幾多の戦功から彼女が並の将官でないことを知っていた。
ウィーグラフはアグリアスの巧みな戦いにより予想より戦いが長引くことを恐れ、
防衛軍を平地に誘き出して決戦を行いたいと考えていた。
31ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 00:32 ID:4TTOeDyg
すでにゴルランドに軍を進めていた骸騎士団はついに決戦の準備を整え、
万全の備えをもってルザリアに進撃した。
ゴルランドで数多くのチョコボを調達した同騎士団は恐るべきスピードを加えていた。
それに加えてウィーグラフの熱意と団員の士気の高さのおかげで
通常考えられる倍のスピードでルザリアに肉薄した。
圧倒的な戦力を従えてウィーグラフは騎士団をルザリア近郊の平地に展開し終え、
防衛軍が打って出てくるのを待った。
しかし、アグリアスが軍を出動させる気配は見えない。
完全にルザリアを包囲している騎士団の挑発に対して全く相手にする様子が見えなかった。
騎士団はアグリアスや王室を徹底的に嘲笑する歌を歌ったり、
降伏しなければ皆殺しにすると脅したり、
あげくの果ては捕らえた貴族を殺して見せたりまでしたが、アグリアスは無視し続けた。
彼女はとにかく南天騎士団が到着するまでは何もしてはいけないことを理解していた。
何ヶ月もかかるならまだしも、わずか数日のうちに南天騎士団がルザリア解囲に駆けつける。
しかもその司令官は無敵のオルランドゥである。
ルザリアはそれほど堅固な防壁を有している街ではないが、
それでも城門を固く閉ざしてさえいれば一週間は耐え凌ぐだろう。
彼女は冷静沈着だった。
逆にウィーグラフは、
どうしても決戦に打ってでようとしない敵に対して焦燥をつのらせつつあった。
もしこのまま守備軍が籠城を決めたまま南天騎士団が到着すればどうするのか。
南天騎士団に全軍を振り向ければ恐らくアグリアスは防衛軍を出動させて
骸騎士団の側面を突いてくるだろう。
逆にこのまま包囲を続ければ南天騎士団になすすべなく撃破されるだろうし、
軍を二つに分けるなどはもってのほかである。
ウィーグラフが導き出した答えは、このまま力押しにルザリアの籠城を破ることのみであった。
32ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 00:58 ID:4TTOeDyg
【ルザリア攻城戦】
平地での決戦を諦めたウィーグラフは全軍を鼓舞するため拳を振り上げて演説を行った。
このルザリアの戦いと、
それに引き続く南天騎士団との決戦が恐らくは最後の厳しい戦いになるであろうこと。
それ以後は総ての人間に輝かしい未来が約束されていること、
今まで貴族によって虐げられ無惨に打ち殺された仲間の死を思い出すように叫び、
彼はルザリアの攻城を宣言した。
この演説によって最高潮のボルテージに達した騎士団は、怒濤のようにルザリアの城壁に迫った。
用意された攻城兵器が並べられ、ルザリアの城壁に雨あられと攻撃を加えた。
防衛軍の絶え間ない攻撃によって城壁に張り付いた兵達はバタバタと倒れたが、
そのあとから一向に衰えない士気を見せる兵が次々と入れ替わって城門、城壁に攻撃を加え、
また城壁をよじ登って守備隊を襲った。
アグリアスもウィーグラフなら間違いなく最後に攻城戦を仕掛けてくるだろうということは
予測していたから淡々と防衛の指揮をとった。
その冷静沈着で的確な指揮のおかげで骸騎士団の勇猛さに恐れをなしている
防衛側兵にもいくらかの安心と勇気を与えることができた。
一日、二日、そして三日が経っても城壁は崩れず、
骸騎士団側の人間はだれ一人として、中に入ることができなかった。
とはいえ、守備軍も相当の疲労である。
少しでも気を抜けば恐るべき殺戮者達が街に殺到してくるのだ。
防衛軍の兵士は恐怖に支配されつつあった。
だが、まだ南天騎士団はやってこない。
噂によればグローグ手前で教会の手の者に足止めを食っているという話もある。
アグリアスは何度も斥候を派遣して南天騎士団の状況を調査させたが、
詳細は一向につかめなかった。
実際はウィーグラフの権謀が効を奏していたのだった。
骸騎士団によって買収されていたミュロンド教会の人間が
南天騎士団の足止めに力を尽くしていた。
腐敗した枢機卿のグループがウィーグラフの差し出した財宝に目をくらませ、
ベルベニアにおいて南天騎士団の臨検を数日にわたって行っていた。
この臨検は巧妙にもゼルテニアのゴルターナ公の許可の署名を受けていたため、
オルランドゥも反対できなかった。
33ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 01:25 ID:4TTOeDyg
このような事情を知る由もなく、アグリアスは必死に防衛の指揮をとっていたが、
ついに城壁の一角が崩れたという報告を受けて彼女の白い顔がますます蒼白となった。
アグリアスはチョコボを走らせて報告を受けた箇所へすぐへ向かったが、
そこでは予想以上に大きな被害があった。
崩れた城壁からすでに何百という敵兵がなだれ込んでいる。
住民はすでに避難させていたので被害はなかったが、
若すぎる、或いは年をとりすぎた守備兵達は無慈悲に打ち殺されていた。
余りに凄惨な惨状を目の当たりにし、
アグリアスののどの奥には降伏の「こ」の字が一瞬にしてこみ上げたが
それが王国にもたらす結果を考えれば甘い考えは捨てざるを得なかった。
彼女は気を取り直すと、腰の引けた守備兵の陣形を立て直し、
果敢に侵入者の撃退を試みた。
アグリアスの精力的な働きのおかげで一度は侵入した敵を城壁の向こうへと追いやり、
もう一度防衛を固めるというところまでいったのだが、
それも今度は城門が打ち破られたという報告を聞くまでのことであった。
今度はもはや侵入した敵を城の外へ追い出すというようなことができるはずもない状況だった。
骸騎士団の主力が、一斉に王都へ雪崩れ込んでいた。
それはもはやくい止めることのできない自然現象のようなものであった。
防衛軍の抵抗など巨象に立ち向かう蚊のようなものだった。
34ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 01:25 ID:4TTOeDyg
その様子をただ黙って見ているしかないアグリアスは、
逃げ遅れた兄妹を追い立てる骸騎士団の兵の姿を見つけた。
抑えることのできない正義の情に駆られたアグリアスは側近が止めるのも聞かず、
敵兵のまっただ中に突っ込み、一刀のもとに略奪者を斬り捨て、なおも数人の敵を薙ぎ倒した。
しかし所詮は多勢に無勢、アグリアスは敵兵の放った矢に倒れ、
命は取り留めたものの、敵兵の手中に落ちた。
一方、王国の元老院はアグリアスが捕らえられるよりずっと早くに
骸騎士団との交渉を試みていた。
保身に関しては誰よりも賢しい彼らは、
敵に降伏してなおかつ生き残るという道を探すことに汲々としていた。
もちろん、できれば現在の地位と財には一切手をつけずに。
しかし、そんな彼らの性質をウィーグラフは見抜いていた。
彼は元老院の降伏の申し出は確かに受けるが、その条件を守る気はさらさらなかった。
そしてついに元老院はウィーグラフの差し出した和平文書にオヴェリアに署名をさせたのだった。
こうして双方ともに多大な犠牲者を出したルザリア攻城戦は幕を閉じた。
またしても骸騎士団の完全勝利だった。
35ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 01:39 ID:4TTOeDyg
【南天騎士団の撤退】
王都攻略にも関わらずウィーグラフは気が抜けなかった。
なぜなら、すぐに南天騎士団との決戦が待ち受けているからである。
オルランドゥ率いる同騎士団との戦いは、ウィーグラフにとっても最大の難関であった。
しかもルザリア攻城で大きな損害を受けている骸騎士団は現実的に考えて
南天騎士団を相手にできる状況にはなかった。
ウィーグラフは今度は自らが王都に籠城するか、
場合によってはルザリアを放棄して西へ退却することもやむをえないと考えた。
それほど彼はオルランドゥの軍勢を重く見ていた。
だが、幸運の女神はまたしてもウィーグラフに微笑みかけた。
グローグの丘を抜け、ほとんどルザリアに迫っていた南天騎士団が退却を始めたのである。
これはルザリアの陥落、そして同時期に成し遂げられたミルウーダの部隊による
ガリオンヌの制圧に恐れをなしたゴルターナが形勢悪しと見て取り、
勢力温存のために軍勢を無傷で残しておきたかったという思惑による。
もちろんオルランドゥ以下の南天騎士団の将軍は骸騎士団を撃破できるチャンスは
今をおいてないと主張したがゴルターナがそれを容れるはずもなかった。
こうしてゴルターナ軍は敵軍を壊滅させるチャンスをみすみす逃し、
ウィーグラフはじっくりとルザリアに腰を据えて戦後処理を行うことができた。
36ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 01:57 ID:4TTOeDyg
【オヴェリアの思惑】
降伏後もオヴェリアは骸騎士団から丁重な扱いを受けた。
元老院議員や、また王妃ルーヴェリアがかなりぞんざいな扱いを受けたことを考えれば
オヴェリアの境遇に対する同情や、或いは
「オヴェリアは実は庶民の出自ではないかという神話」によって
騎士団からも好意を得ていたようである。
彼女自身、その事実を把握していてそれを利用して思惑を達成しようとしていた。
それは他の元老議員や貴族達が考える単なる保身とは違っていた。
それは王制の維持、
複雑に絡み合った貴族の権益を放棄させることによって貴族政治の打破を図り、
民衆の政治への参加を容認することによって王権の強化を図るという考えである。
このような進歩的かつ現実的な考えは
20才にもいかないただの女性が考えるにしてはあまりにも突飛すぎる。
今ではこの裏に教会の流れを組んだ彼女に仕えた数人の神父の姿が指摘されている。
しかし、いかに裏で彼女にそれを示唆する者がいたとしても、オヴェリアが大胆にも
ウィーグラフと駆け引きを行って王権の強化を図ったことは事実である。
ウィーグラフとて、ルザリアの陥落は革命を実現するにはまたとない機会となったわけだが、
王制の問題に手をつけないわけにはいかず、
かといってすぐさま王政廃止を唱えれば間違いなく沸き起こるであろう反動が
革命の障害となるのは目に見えており、オヴェリアの考えもそれなりに魅力的ではあった。
しかし依然ミルウーダをはじめとする騎士団内の過激なグループは
王制の完全廃止をとなえ続けており、
それはウィーグラフの基本理念にも合致することから無視するわけにもいかなかった。
37ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 02:11 ID:4TTOeDyg
だから必然的に王制の問題は後回しとし、
イヴァリース王国は存続したまま、ウィーグラフを首班とする新政府が発足することになった。
新政府はウィーグラフ、ギュスタヴ、ミルウーダの三人の総裁から構成され、
それぞれはさまざまな役職を兼務することとなった。
たとえばウィーグラフは畏国の総司令官であると同時に人民委員会の議長であり、
ギュスタヴは憲法制定議会の議長であり、同時に財務官、
ミルウーダはガリオンヌ総督であると同時に食糧委員会の議長を務めた。

当然ゼルテニアやランベリー、そして教皇はこの新政府を認めはしなかったが、
ウィーグラフはすでに新しい社会の構築をはじめていた。
半分が元骸騎士団の騎士で構成された憲法制定議会は、
早くも多くの法令を打ち出していたが、
議会が成立して三日後にはすでに逃亡貴族の身分剥奪と財産没収が議決されていた。
それは、骸騎士団によるルザリア占領に恐れをなして逃げ出していた貴族の死刑宣告と
財産の没収を定めるものであった。
議会が打ち出す法令は徐々に過激さを増し、
ルザリアに留まっていた貴族に対しても途方もない重税を課し、
これを拒否した者は容赦なく財産を没収した。
ウィーグラフの人民委員会は法令に基づいて過酷に貴族に対する措置を実行したが、
反面、白昼堂々と市内で行われている骸騎士団兵士による略奪には目をつぶりがちだった。
38ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 02:23 ID:4TTOeDyg
憲法制定議会はすぐに全国民の平等を宣言をすることはなかった。
それどころか、騎士団の内部でもいまだに新しい国家像についての見解が分かれていた。
ギュスタヴはもはや完全にブルジョア化しており、王制を支持していた。
完全なる勝利を確信していたので、もはや他の貴族との妥協は考えていなかったが、
自分が新たな権益の受益者になるチャンスを放棄してまで
貴族制度の廃止を訴える気はなかった。
一方、ミルウーダはガリオンヌに留まりながらも全く当初の思想を覆す意志はなかった。
彼女は僅か数才のオリナス王子をも冷たく遇していたため、
その生命を案じたウィーグラフがオリナスをルザリアへ移送させたほどである。
彼女は騎士団の最も過激なグループを味方につけて王族の追放と王制の廃止を唱えていた。
そして一刻も早くに人民の平等を根本とした憲法を制定すべきだと主張していた。
そしてウィーグラフ自身は心情的にはミルウーダに近いものの、
未だ騎士団の多くはどちらかといえばギュスタヴの考えに近く、
やっと得ることにできた恩恵を享受すべきだという雰囲気が支配的であるため、
憲法の起草には逡巡していた。
よって彼は摂政につくべきだというギュスタヴの意見も
王制を直ちに廃止せよというミルウーダの意見にも耳を貸さず、
オヴェリアは王女という身分のまま残しておき、新政府の安定にひたすら気を配った。
39ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 02:43 ID:4TTOeDyg
【粛清】
ルザリアが陥落して以来、3ヶ月の間、畏国に平和が訪れたが、
勿論その間に王都では着々と粛清がすすめられた。
元老院は永久に解散させられ、議員達の多くは国を追われ、
またラーグやゴルターナのいずれかに荷担していると疑われた者には死刑が宣告された。
かつての支配者たちが町中に引き出されて公開で処刑される日も多くなった。
そしてそれら貴族の財産は或いは骸騎士団の団員に分け与えられ、
或いは売りに出されて新たな権益の獲得者のものになるのだった。
元防衛軍司令官のアグリアス・オークスに対しても、人民委員会は死刑の裁定を下した。
清廉潔白な彼女に対しても、委員会は貴族に対するおきまりの告発事項である
「民衆からの収奪」や「民衆から搾取した税を横領した罪」に加えて、
「非戦闘員への殺戮」「捕虜に対する虐待」などをあげつらった。
そのほとんど総てがでっち上げであったが、それが真実であるかどうかは問題でなかった。
ルザリア攻城戦では骸騎士団は多くの犠牲者を出し、
その恨み辛みが彼女一人に集中していたといっても過言ではなかった。
そして引き出されてもなお堂々とした彼女の態度が彼女を裁く委員達の癇に障った。
相当に質の悪い人間の集まりであるこの法廷の裁判官と検事たちは徹底的に彼女をこき下ろした。
そしてついには、
「聖近衛隊の女性隊員に対する不道徳極まりない関係を強いた疑い」
「逃亡中であるベオルブ家末弟との異常なる関係を続けた疑い」
などという議長であるウィーグラフですらそのばからしさに顔をしかめる告発が
なされた時も彼女は毅然として罪を認めなかった。
結局、人民委員会は彼女に死刑の裁定を下したが、
オヴェリアの取りなしで減刑され、終身刑を言い渡されて幽閉された。
他の将軍や貴族も多数粛清されたが、その最後の大物は王妃ルーヴェリアだった。
彼女に対してはラーグ公に与して畏国の騒乱を図った張本人として死刑が求刑された。
これにはほとんど反対意見も出ず、オヴェリアの取りなしも今回は効果なく、
ルーヴェリアは断頭台の露と消えた。
最初の王族の処刑であったが、その処刑が社会に与える影響はほとんどなかった。
畏国は激動のまっただ中にあって、それどころではなかったのである。
40ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 02:58 ID:4TTOeDyg
【教会の動向】
骸騎士団は確かにガリオンヌとルザリアを陥落させ、世間をあっと言わせた。
その一方は畏国の軍力の象徴、もう一方は政治制度そのものの象徴であったからである。
しかし実際のところ、広大なイヴァリースの版図のうち、3分の1程度を掌握したに過ぎない。
ゴルターナの強力な軍は未だ無傷で残っていたし、
リオファネスやランベリーも完全に敵対していた。
ルザリアとガリオンヌでは革新的な政策が打ち出されてはいるが、
それも限定的な区域でのこと。
イヴァリースの大部分はいまだ旧来の体制のまま残されていた。
ウィーグラフは畏国全土を掌握するためには教会の意志がカギであると考えていた。
確かにミュロンドは貴族以上に封建的な集団で簡単には思い通りになってくれないだろうが
機を見るに敏な存在でもあり、
その立場さえ保持することを保証すれば体制を認可するであろうと推測していた。
だが、ここにいたってウィーグラフの計画をご破算にする出来事が起こった。
憲法制定議会がルザリアの教会に対しても重税を課する法令を制定したのだった。
もちろん教会はこれに猛反発し、議会は反対した司祭を追放、逮捕した。
この措置に対してミュロンドは激怒し、
事実上騎士団に対する宣戦布告ともいえる宣言を行った。
しかし、ウィーグラフの人民委員会はミュロンドとの決別を犠牲にして
国内の教会を掌握することができた。
すべての反抗的な僧侶を解任して追放し、
それに代わって今までミュロンドのやり方に懐疑的だった司祭達を役職につけたのだった。
41ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 02:59 ID:4TTOeDyg
おいおい三時間経過かよ。
さすが俺。妄想爆発だな(藁
しかしさすがに疲れた。寝よう。
ウィーグラフって需要あるのか?
需要無し。
文が人様に読んでもらうレベルじゃない。
別に良いけど、FFTは千一夜物語スレでは?
俺はこれ昨日から楽しみにしてんだよ
余計なこと言うんじゃねえよ
大体書き手に失礼だろうが
>>45
無理にヨイショする必要も無いと思われ。
要らんと思う香具師は要らんと言えばいいし、読みたいなら読みたいと言えばいい。
批判されてへこむようなら小説を公開するべきじゃない。
感想メールを募集すると、泣きたくなるような内容のメールが来たりするだよ。。。
FFT読みたいです。堅い文体大好きだし。
エルオーネ編にも勿論萌えて(;´Д`)ハァハァ。
幕の内弁当的に楽しんでいましたが何か?
>>46
もしかして叩かれた経験から、誰かを叩きたくてしょうがないですか?
漏れはウィーグラフ読んでないけど、読んでる人も居るみたいですし、
何よりここが廃れてしまうのが一番避けたいことだと思うんで、
投稿してほしい。
49ウィーグラフ帝国の繁栄:02/12/16 22:58 ID:4TTOeDyg
むぐぐ…
結構きつい裁定が下されていやがるなあ!
この板でのこれほどに低い評価は『万引きキャッチャーの日常』以来だぞ。
あれは確かに最悪の出来だったが。
しかし、自ら

嵐 と 変 わ ら な い

と認めた手前あまり反論はできぬ。
読んでくれている人には悪いが、このまま続けても荒れそうなのでとりあえず止めます。
しかし一言!
>>46
俺はアレ許から書き続けている古参の一人!!
アレ許以後も拷問小説やコテハンBR、タークスのAA物語などでこの板に貢献してきたッ!
お前のような嘴の黄色いこわっぱに教えを受けるいわれはないわッ!

じゃあね。
うわーん(>0<)愉しみにしてたのに。
人様の作品を云々云う人は、その前に
「他人を作品で楽しませようとした事」は
あるのだろうか…。
たった1人の相手でも、喜ばせるのは凄い事なのです。
その経験はあるの?>46さん。
>>49 お疲れさん、そしてサヨウナラ。
こんなスレあったんだね〜。なんかウレスィ!!

>>49
自分FFT好きで、中でもウィーグラフ大好きだったんですが、
一気に読むには量的に厳しいものがありますね。と言うのが書直な感想。
(そりゃ、FFT知らない人にしてみれば仰るとおり嵐みたいに映るかもw)
長期的に投稿を継続すれば問題ないとも思うんですが…ダメでつか?


・・・作品制限しているのはそのためなのか・・・。>>1
書くも書かないも、読む読まないもそれぞれでいいと思いまふ。
批判するような内容はちょっとなーと・・・
ただ、なるべくなら>1の要件を満たして( ゚д゚)ホスィかなーと
ロムラなので引っ込みますが、、、
みなが楽しめるスレになれば(・∀・)イイ!!と思いマスです。
前スレとかみたいに、またーりと
アルガスを許さないスレでも立てるのはどうか
略してアル許
551:02/12/17 10:29 ID:MOeYlgtw
何故もめてるんだろうか?
作品や作者叩くのは間違ってやいませんか。

まあ>>13 を見ると、元々は千一夜物語スレで続いてた作品なわけですか。
文をけなしてるわけじゃなくて、そっちで続けてくれって言いたいんでしょ?

『いちおう7,8,10でお願いします。できれば8メインで。』
これは前スレの1を受け継いだものだからねぇ・・・。

2をたてたのは、単に場違い氏の続きが読みたかったから。
エルオーネのクライマックスで嵐に消されたままじゃ納得いかないし。
でもそこには他の作者の作品を排除する意図は毛頭ありません。

自分としてはFF作品であり801ものでなければ、
(そして多少の官能を伴えば・・・)OKという気持ちであります。
誰か他の作家さんも読んでいるかも(事実、前スレはそうだった)しれんから
他の8小説を読みたい人は、それとなくリクエストすればいいんじゃない?

雰囲気が落ち着いたら答えてくれるかもしれないよ〜
ほんじゃ「名前が無い@ただの名無しのようだ」に戻ります。
色々言いたいことが無いことも無いが、まあ、1に従うのが賢明か。
>55
ウザい
お前はスレを立てさえすればお役ご免なんだよ。
何勘違いしてゴタク並べてんの?
大体お前が1にいちおうとかできればとかあやふやなこと書いてるのが原因だろアホ
ウィーグラフも消えたし早く新作書いてくれー
お前、46?
>59
勝手に決めつけてるバカ発見
漏れも1に同意。59、60は煽りだから相手にすんな。
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ _________
     ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i. ________  | \
 61→ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;nVVNN|   強制IDを   .|  |  | 、
     ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|J | .|  |    また    .|  |  |  |
     !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|.  |..|  | 忘れていた   |  |  |  |
     !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|_/..|  |  わけだが….  |  |  |  |
    !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|     |  |__________________|. |  |  |
   !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|`ー:、. .|__________|__|‐´
   .!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| //::`:、   L______]     ̄ ̄
   !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| //::::::/:\     n_
  !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|//::::::::i:::::::\_ ┌´ `>へ___/ ̄ ̄/
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        , ' ´ ̄ ̄ ̄ ̄ \      ノ
    _, ‐'´  , /`'´ヽl\    \    ヽ い  気  I
     ̄/ 、イ/l/::::::::::::ヽ,.ゝ!、   \   |  っ  を  D
    //イ| l'`ーゞ:::゙ー' ´  |::ヽ r‐、 \ ノ  と  つ  に
      ' }ヽ.__ノ:::::::ヽ._ノ::::::ヽ!fヽ}   ヽ. ろ   け  は
.      ノ              ) ノ   │ |  ろ 
      ゝ   r====vヽ   ノー'     .| が   と 
      /. \| , -r─‐ | /         │ ぁ
    ,/.     |/____,|イ_,        ,ノ ! 
  (´       ,.イ:i:i:i:i:i:i:i゙i/ \__   ヽ
   ヽ     / {':...::::....:::/\ r‐- 、 \   `v' ⌒ヽ
  イ    // /|::..::::...:::l  (´ゝ-.、 \ \  /
   \ /  /  |::...:::...:::|  〈ヽ、 ::: ヽ__\(__
     y'、/    |:::...::::..:::!   .(ヽ、 :::::::: }ミ}|`ヽ:'´
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          |   !'レ'‐l'    `リーi| i::|   ,'       もうあかん
     ,r‐rヘ,   l ──  ──-|:|   〉、_     このスレ見とうない
   , ‐'" ,ヘヽ >'゙|         |:ヽ、/ ,/ ヽ
 /   ゙  Yi゙:::::l         l::::::〈,_/i ヽ  \  
'"       , ‐'!::::::i:':.、  i二コ  ,/!:::::::::l      \
     /''ヾ''|::::::l""''`i‐--‐''゙/`''|::::::::;、i`ヽ,     ヽ
   イ    `!i;::::i.   |‐ -/  i:::::;i:|/´`"ヽ     ゙,
   '"     ||!ヽ:l、_,. |~゙`/   i::::/'リ    ゙;ヽ     !
``''ー-、.,_ ー-、!  ` <_ i, /  ,.i''|/ /        _,.ノ
      ```'''|    `''*‐''"   /  ,.-─''''""
場違い氏の意見や1さんの意見、
ちらっと出た名無しさんの意見・・・
そう違いは無いのではないかな?
要はFF小説でできれば7.8.9とゆーこと。
「勝手なFF小説の部屋」を拡大解釈すればFFTでもイイと思うし。
兎に角、作者さんこう臨機盆。

漏れは官スレで、一度話題に上ったスコール×シヴァ
なんて読んでみたいなーと思いマス。
67R@no-name:02/12/18 02:27 ID:08onXzQ6
(;´Д`)……エート エート

官スレ6も保全中なのでよろでつ
68MAUVE ◆SqxRi2LQoM :02/12/18 10:26 ID:zM9MOT2n
どうしよう。官スレ6でスコリノ書いてたんだけど、
ここに続きうpしていいんかな。
そこまではげすぃエチー無いし…。
>>67
言われて一度ログ削除してから再取得したら復旧していた事に気付きますた。情報ありがd


このスレに作品を寄せて下さる作者の方々、楽しみに待ってまつ!!
煽りは元々このスレの住人じゃないだろ。
前スレの1の内容も知らないみたいだし
前スレでは作者へのあんな煽りは無かったんだから。

>>68
いいと思うよ。一応8なんだべ?
71場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/18 23:34 ID:cbY+T67r
>>68
書いて書いて。頼むから書いて下さい(W
激しいsex?俺としては、前スレでもそんなに激しいのなかったと思うのだけど
だから激しくてもそうでなくても、ここに書いてくれるのは俺は嬉しい

しかし・・二日ぐらいこなかったた間に色々あったみたいね
FF7,8,10とかって指定したのは、俺がよく知ってるからであって、
絶対じゃないので・・ってもうすでに何回も書いた気がするけど。


じゃあ、続き
72場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/18 23:35 ID:cbY+T67r
61


「・・・・・スコール・・?」
エルオーネは、俺の腕の中で目を覚ました。まだ頭がすっきりしていないようで、きょとんとしている。
「・・おはよう」
「あ・・おはよ・・・・・・・・・・・ああっ、そういえば!」
その反応に、思わず俺は笑った。思った通りの反応だった。
「思い出した?」
「うん・・私あのまま寝ちゃったんだね」
エルオーネも、照れくさそうに笑った。
そういう風に二人で笑う、その瞬間の雰囲気と感覚。
それは確かに、あの頃の眩しいような光景と気持ちを思い出させた。

ホテルを出ると、俺達は予定通りデリングシティへ向かった。
デリングシティはやはり人が多く、ここで一人を探すことなど、とても手間のかかる事に思えた。
「スコール、じゃあ私はこっち側、スコールはあっちからね。それじゃ」
「あ、おい!」
エルオーネは俺の声に振りかえりもせず、さっさと行ってしまった。
(二手に分かれたは良いが・・見つけたらどうやって知らせるんだ?)
場違いさんキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
続きキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
とっても嬉しいです。
続きだわっしょい!
75場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/19 20:05 ID:WLlBmW9/
ここまで書いたなら、ちゃんとまとめないとね、とか思いながら書いてると、
いつのまにか自分の書いたものとは思えないような、不思議なものが出来てきた・・
特にこの後のせる話は・・(w

>>73、74
そんなに喜んでくれる人がいると、やっぱりなんだかんだ言って嬉しい。
76場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/19 20:06 ID:WLlBmW9/
62


思いの外、サイファーは簡単に見つかった。
入口から一つ目の角を曲がったところで、あの金髪と派手なコートの後姿が目に入ったのだ。
慌てて、しかし音を立てずに近付き、その肩に手をかける。
「あ?」
振り返るサイファーの顔が、ほんの一瞬で、激しく変わってゆく。
「てめ・・!スコール!」
「サイファー、アンタを連れ戻しに来た」
無駄に喋らせる前に、俺はさっさと用件を言った。
「あ・・!?俺を連れ戻しに?」
「そうだ、今から一緒にバラムへ戻ってもらう」
そこまで言うとサイファーの表情は、驚きと不機嫌から、口元を歪ませた皮肉った笑いの表情へと変わって行った。
「はは、スコール、俺がそんな事素直に聞くと思ってるのか?」
サイファーが、自分のガンブレードに手をかける。
「・・いや、思ってない」
予想通りの展開に半ば呆れながらも、俺も自分の得物に手を添える。
「おい、スコール、お前こんな街中で抜く気か?」
その言葉は確かに、俺の頭の中に小さな驚きを与えた。
(そうだ・・ここではまずい・・)
しかしそんな心の内を見せないように、俺は返す。
「サイファー、あんただってまずいだろう」
「はっ!今更!俺はどうせ脱走犯も同然だからな」
「もしアンタが抜いたら・・俺はアンタを殺してでも止めなくてはならない」
「・・やってみろよ」
77場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/19 20:08 ID:WLlBmW9/
63


互いに目を離さないまま、互いを見つめる。
ガンブレードにかけた手に、少し湿り気を感じる。
背筋に冷たい風が吹き、全身が緊張しているのが分かる。
(負ける気はしないが・・)
今のサイファーとぶつかり合えば、すんでの所で止めることなど俺には不可能だ。
(・・出来ることならなら抜きたくない・・)
ふとその時、ほんの一瞬だが、風神の顔が浮かんだ。
(ここでサイファーを死傷させてしまったなら・)
その一瞬を、サイファーは見逃さなかった。一気にそのガンブレードを振り上げる。
(まずい!!)
俺は顔を大きく反らせながら、自分のガンブレードを素早くそれにぶつける。
金属がぶつかる激しい音が、周囲に響き渡り、そして俺は頬から僅かな血を流していた。それだけで済んだ、というべきか。
「キャ―――ッ!」「わっ!な、なんだっ!?」
周りにいた人達が悲鳴を上げ、俺とサイファーから慌てて離れてゆく。
「ちっ!」
サイファーは舌打ちすると同時に、掌を俺に向けた。
「サイファー!!」
78場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/19 20:11 ID:ufB6SJA0
俺は叫び声を上げながら、サイファーに向かって突進した。
ドウッ、という音が聞こえ、炎の熱さが俺の胸を襲う。その苦痛をこらえながら、俺はサイファーの首元を掴み、地面に抑えつけた。
「グウッ!」
「サイファー!終りだ!」
俺はガンブレードを振り上げる。サイファーも一瞬、観念したような顔を見せる。

「スコール!」

エルオーネの声だと、すぐに分かった。
俺の右腕に込められていた力も、サイファーの抗う力も、フッと抜けるのが分かった。
「スコール!ダメだよ!」
エルオーネが早歩きで近付いて来る。サイファーは諦めたような表情を見せ、言う。
「分かった、スコール、俺の負けだ」
しかしその言葉を聞いた途端、俺の腕は再び動いた。
「なっ!て、てめっ!」
サイファーは今までに見たこと無いような、驚きの表情を見せ、目を瞑った。
きっと、その瞬間を覚悟したのだろうが、そんな瞬間は来る訳ない。
その代りに、サイファーにやってきたのは、眠りの時間だった。
チョト待て、さすがにスコ×サイは…。
80場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/19 23:35 ID:cVpcFZss
>>79
え、まさか。
俺801は専門外なので(W
この後サイファーがどう絡んでゆくのか期待!
なんか面白い展開になってきた。
スコサイも(・∀・)イイ!!けど(嘘
というか、失礼だけど場違いさんアクションシーンもいけますね。
83場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/21 23:14 ID:yyJkMlFS
>>81
あまりキャラを多く出して、話に絡ませると大変な事になるので、なるべく避けてるのだけれど、ね
>>82
アクションシーン、久々に書いたから楽しかったです(w

じゃ、続き。
しかしまた今回も、官能系、無しになってしまった
84場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/21 23:15 ID:yyJkMlFS
64


「ん・・・?」
「目が覚めたか?」
「スコール?おい、こりゃどういうことだ?」
寝起きだというのにサイファーの声は、普段と変わらないほどはっきりとしている。
「船の上だ」
「船ぇ?何で俺が船なんかに」
「バラムへ帰るのに必要だから乗ってるだけだ」
「あぁ・・?」
そう呟いたきり、サイファーは黙り込んだ。状況を少しずつ思い出していってるように見える。そしてその沈黙の後、出た言葉はやっぱり相変わらずだった。
「・・ちっ!余計な事しやがって」
「俺もそう思ってるけどな」
「おい、そういや何でお前が来たんだ?頼まれても断るだろ、お前なら」
(断ってたさ・・相手がエルオーネでなければ、そして風神の心配ぶりも知ってなければな)
「アンタを止めるのに、怪我人が大勢出そうだったからな・・」
しかし俺の口から出た言葉も、やはりそんな言葉だった。
「アンタこそ、何でガーデンを出たんだ?」
先程の、サイファーを背負った時の意外な程の軽さを思い出す。『楽しい、悠々自適な旅というわけではなさそうだが』という言葉が、喉元までこみ上げた。
「お前にゃ関係無い・・というよりお前のことだからそんなことに興味なんて湧かないだろう」
「そうだな・・『以前の俺ならな』」と、また俺は後半の言葉を飲み込む。

(・・しかし本当に、飲み込んで良いのか?)
85場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/21 23:19 ID:vsZTPacg
65


「だが、どうしても聞きたいなら聞かせてやっても良いぜ」
恩着せがましい物言いだったが、しかしその言葉は、その時の俺にとっては間違い無く有難かった。
「ああ、聞かせてくれ」
その俺の反応に、サイファーは目を丸くした。
「おい、やけに素直だな?」
「良いから、聞かせてくれ」
サイファーは、余裕を取り戻したような顔でニヤリと笑みを浮かべると、不意に、予想もしていなかった言葉を言い放った。
「お前ら、まだ付きあってんのか?」
「・・・何?」
「リノアだよ、まだ別れてないのか?」
一瞬その言葉の意図が分からず、俺は沈黙してしまう。
「どうなんだ?」
「付き合ってるが、それがアンタの話に関係あるのか?」
「ある。スコール、リノアはな、俺に惚れてたんだよ」
その自信ありげな台詞とは裏腹に、サイファーの表情は暗かった。
「昔の、話だけどな」
その顔に、見たこともないような寂しさが浮かぶ。俺は内心、そんな顔のサイファーを見てかなり驚いていた。
「だから・・一応俺と付き合った女が、だ。つまらない男と付き合うのは、俺の評判まで下げちまうだろう?」
(何を・・言ってるんだこいつは?)
「サイファー、俺がつまらない男だと?それともただ喧嘩を売ってるのか?」
「いーや、お前は確かに、顔含め全ての面で俺には劣るが、ま、ガンブレードぐらいは互角だが、そんなに悪かない、だが・・・」

一瞬の間があった後、サイファーの口が重そうに開く。

「・・まだキスティスと切れてないなら別だ」
おお、こういう話しもいいっすねー。
スコールに女性陣全部もってかれるのも新鮮だったけど
続き待ち遠しいですよ。
87場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/23 00:00 ID:NLEQKmdm
>>86
最初は女性陣全部とか考えてたけど、細かいところまで考えたら話が酷く壊れてしまうっていうのと、
あと無闇に全員やれば良いってもんじゃないみたいなご忠告を受けたので、まあ方向をちょっと変えたのです。
で、悪いのですが今回もサイファーとの対話ばっかりです(w
短いけど。
88場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/23 00:02 ID:NLEQKmdm
66


「サイファー・・知っていたのか?」
俺は驚きつつも、しかし意外と心の中は落ちついていた。
「俺はそれほど鈍くない。リノアと会う前からだろう?」
「・・ああ」
一瞬、言い訳することも考えたが、しかしサイファー相手に通用するとも思えず、結局俺は素直に頷いていた。
「で、今も切れてない、そうだろ?」
(確かにな)と、また心の中で呟く。
「・・アンタの言いたいことは分かった」
「あ?」
「いい加減、はっきりさせるさ」
そう言うと、俺は立ち上がり部屋を出ようとした。サイファーが、口を開きかけ、しかし口篭もる様子を、背中に感じた。
扉に手をかけると、振り返らずに俺は言った。
「でもサイファー、アンタはやっぱり本気だったんだな」


・・スコールが出ていった後、残された俺は独り言の割にはでかい声で呟いた。

「だっただと?ハッ、過去形じゃねーよ・・」
>>87
図書委員は別にいいが、俺のシュウ先輩は登場すら無しになるのか・・・
>89
私見だけどシュウ先輩はスコールには手が出せない相手に見える
寧ろサイファー・・・と逝ってみるテストw

とりあえずシュウ先輩も活躍(濡れ?)する場をくれ!
アルティマニアにもシュウ先輩メインのページがあるんだし
1ページだけだが。


スコール以外で登場したメインの男キャラはサイファーが初だな。
ニーダという微妙なラインは出てきてたが(W
他の連中も出るのか?
キスティスもセルフィも風神もエルオーネも絡んできて・・・どう収集つくんだろうか?

94場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/23 21:57 ID:DyFPJFBZ
>>89 そう言われると、また話の方向が・・w。でも・・正直、自分でもまだ分からないです
>>90 確かに出しにくそうだけど、一夜限りとかなら有り得るかも
>>91 まあ最悪、登場だけでも(w
>>92 あまり話に絡みにくいキャラはやっぱり出ないかも。それにみんな出したらこの話、とんでもない長さに(w。
あと一応、前スレではゼルほんの一言だけ喋ってるよ(w
>>93 自分の事ながら本当に、って感じだ
95場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/23 21:58 ID:DyFPJFBZ
67


サイファーを無事バラムまで連れ戻した俺は、疲れを取ろうと自室にいた。
ベッドに座りながら、どうしても色々頭に浮かんでくる。
(サイファー、まさかあいつが本当にあれだけリノアに執着してるなんて・・)
(はっきりする・・そう、俺はいい加減、はっきりさせなくてはならない。キスティスとの事だけじゃない。セルフィや風神・・エルオーネとも)
(エルオーネ・・・)
そんな事を考えてる内にいつのまにか、俺は夢の中に落ちてしまっていた。

『・・・スコール』
遠くから、声が響く。聞いたことのある声。この声は・・・?
『スコール・レオンハート』
今度はフルネームを呼ばれ、俺は声を上げ、そして目を覚ます。
「誰だ!?」
自分の声の大きさに驚く。それと同時に、自分が一瞬眠っていたことに気付く。
しかし目の前には、いまだ夢の中にいるのかと思わせるような光景があった。
目の前には、青白く、少し透けているような人間がいた。
それが自分のGFだと分かるまで、俺は少しの時間を要した。
目の前にいたのは氷の女王だった。
「シヴァ・・?」
96場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/23 22:12 ID:PRHUkL3B
68


その身体は青く光り、その目は俺を虚ろに捕えていた。
(何故だ・・?何故シヴァが・・?)
「どうして・・出ているんだ?」
『私だって、黙っていたかったがな・・』
俺の問いに、シヴァがため息をついて、暗い表情をする。・・・わけが分からない。
『あまり使い手に悩まれると、居心地が悪いのだ・・。何せ、我等GF―今はお前の中にいるのは私だけだが―は、その者の心や記憶に関わっているからな』
俺は呆然としてしまった。まさかGFにまでそんなことを言われるとは思っていなかったからだ。
「あんたにまで・・そんな事を言われるなんてな、シヴァ。ああ、分かった。あんたにも迷惑かけないよう、はっきりさせる」
『・・・・・』
俺は決断するようにして言ったが、シヴァから返って来たのは沈黙であった。
「シヴァ?」
『スコール、私は氷の女王だ』
突然の、滑稽な自己紹介。
「?何を言ってるんだ、今更?そんなこととっくに・・・」
『そして私はお前のGFだ』
俺はますます混乱する。
「??何故今更そんなことを?」
『許されぬ事だろうな・・』
そう言うと、シヴァは暗く辛そうな顔をして、その手を俺の頬に寄せる。
『私は・・持ってはならぬ感情を持ってしまっているのだ・・お前に』
シヴァとやるのか?
スコール棒が凍りそう。
アーヴァイン「なんでそうなるの〜?」
サボテンダーとはやらないのか?
100場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/26 22:55 ID:zPnzHnAR
>>97 一応、まだノーコメントにしとく(W
>>98,99 同一人物ですか?
101場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/26 22:56 ID:zPnzHnAR
69


思考が突然止まる。
「持っては・・ならぬ感情?」
不思議そうな俺に対し、シヴァは口元にわずかな笑みを浮かべながら、言った。
『殺意・・かな』
その言葉で、止まっていた思考が急速に戻り、そして回転する。
「な・・に?」
『お前はもう・・私を必要としないだろう?』
言葉の繋がりが全く見えない。
『お前は既にそれほど強くなってしまっている。これ以上、お前の中に私がいる事はあるまい。そうすれば・・多少なりともお前の迷いは軽くなるかも知れん』
「何を、言ってる?実際に戦いに召喚することは減っても、必要が無くなった訳じゃないだろう。窮地に陥った時や疲労してる時も・・」
『いや、私はもう、お前から離れるのだ』
シヴァの表情は、やや俯き加減に曇っている。
(何を・・言ってるんだ?)
その時の俺は、残念とか落胆とかそんなのではなく、ただただ理解できずに驚いているだけだった。
「シヴァ、そんなに・・嫌なのか?」
ピクリとシヴァの肩が動いた気がした。
『言っただろう。私は殺意をお前に持っていると。自分の必要性が失われ、そして大きな実力差がついてしまった。これは・・氷の女王としては、受け入れ難いことなのだ』
「・・・・・・・・・・」
言葉が出ない。納得という点では、全くしていないのだが。
しかし代りに言う言葉も不思議と見つからず、俺は結局瞬きも忘れてシヴァの顔を見つめていた。
『今日のお前のサイファーとの戦い、以前より遥かに良かった。私の出番などまるで無い。それどころか、私はただ一人の観客のように眺めてしまっていたのだ。そんな自分の情けなさが許せないのだ』
その言葉の終りには、シヴァの声のトーンは随分と低くなっていた。
シヴァは拗ねてるんでつねW
GFにも好かれるスコール(・∀・)イイ!!
やっぱFF8で一番綺麗な顔してるもんねー男女とわず。
アンチリノア派の女子は、ツーショットで見た時の不釣り合いさも嫌なんだろうとか思ってみた。リノアってファニーフェイスだし
103場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/28 20:10 ID:7DCIlVEv
>>102 まあ確かにリノアとスコールは、ぱっと見バランスというか絵的に合わない感じはしたけどね(w

突然話は変わるけど、前スレで、エルオーネの良いサイトがあったら紹介してって
書き込みがあったのを思い出したのだけど、ほとんど一通り見ただけで保存して残してなかった・・
代りといっては何だけど、ちょっと面白いサイトを。と言ってもこの板じゃ有名かも
ttp://www.ryucom.ne.jp/users/fumi/FF8/
104場違い小説 ◆de2SptS62s :02/12/28 20:11 ID:7DCIlVEv
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その表情と暗く曇った声。それだけ知れば、さすがにその辛さの少しは感じ取れてしまう。
「シヴァ・・」
『そんな顔をするな。お前が悪いわけではない。しかしこれ以上私がお前の中に留まれば、私はきっとお前の能力に嫉妬し、遂には私の中の殺意が行動を起こすかもしれない。そうなるわけにはいかない。GFとして・・どうしても譲れないプライドがあるのだ。すまない』
シヴァの言葉は簡潔だった。しかしその中に、強い感情を感じずにはいられなかった。
「俺から離れて・・どうする気だ?」
そう言う俺の声は、シヴァには冷静に聞こえただろうか?
『GFを必要としている人間は、この学園にはいくらでもいる』
「ああ・・・そうだな」
お互いに淡々とした声。しかし恐らく、その声の中身は分かってしまっているだろう。
沈黙が、部屋の中に広がる。シヴァは俯き、俺はその顔をまともに見られなかった。そんな冷たい時間の後、
『・・ただ』
とシヴァは小さく呟いた。俺はその声で、シヴァの顔を真っ直ぐ見つめる機会を得る。しかし視線が合う事は無いまま、再びシヴァは口を開く。
『ただ、お前ほどの才能には・・もう会えないだろうな』
よーやるわ全く。
場違い小説・・・いい加減8やめてくれ。萌えないんだよ。
ユウナ妹小説を書いてたころのお前は輝いていたぞ!
>106
そう?漏れは場違いさんの8しか読んだこと無いけど
面白いと思うなぁー萌えるし。
8を書いてからの彼のファンも多いと思うんだけどね
つーかこーゆースレで自分の好みで「やめろ」って言うのは無視すれ。
煽りは無視。これ鉄則ね
おれはユウナ妹小説もこっちも両方好きだけどな
110場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/02 20:18 ID:j1PrtdoU
すごい間開けてしまったけど・・年末年始なので許して。

>>105 ねー  >>106 煽りくさいけど・・一応答えると、どうせ10で書いても8で書いても叩きはでるでしょ
>>107 ありがと。やっぱり何遍聞いても面白いって言われるの嬉しい(w
>>108 うん。まあ無視するけど。以前はこんなもんではなかったし(w。おかげで少し乱れたけど
>>109 両方?けっこう、前のと今のとじゃかなり違う路線(のつもり)だったから、それは少し驚き。嬉しいけど(w。ありがと
111場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/02 20:20 ID:j1PrtdoU
71


スッ、と真っ直ぐに手を伸ばし、シヴァの、蒼く冷たい手に触れる。
するとシヴァは驚いた顔で俺を見上げた。
「あんたとはけっこう長い付き合いだったから・・残念だ」
『ああ・・それは私も同じだ。才能の面だけでなく・・・』
一呼吸置くと、シヴァはいつもの鋭い目で俺を見つめた後、不意に小さな笑顔を作り、言った。
『お前は・・・美しい』
俺はどう返して良いのか迷い、苦笑する。
「あんたには負ける」
そして俺は、暗めの青色をした唇に口付けをした。
別れのキスのつもりだった。
シヴァは拒否しようと右腕を少し上げたが、しかし結局その腕に力を込めることなく、下ろした。
代りに、限界まで見開いた目を、ゆっくりと閉じていった。
112R@no-name:03/01/07 02:21 ID:skIHd7JK
     (~ヽ            γ~)
     |ヽJ       .あ     し' |
     |  (~ヽ     .け  γ~)  |
   (~ヽー|ヽJ     ま   し' |ーγ~)
   |ヽJ  |  |   お .し   .|  |  し' |
   |  |  |―|   め .て   |―|  |  |
  ミリ(,,゚Д゚)彡  で    ミ(゚Д゚,,)ノ彡
  ミUミソ彡ミつ   と    (/ミソ彡ミU彡
   》======《   う      》======《
   |_|_|_|_|_|_|_|         |_|_|_|_|_|_|_|
     U~U            U~U

新春保全
新年明けまして萌え萌えの予感でつね。場違いさん。
続き期待してます。両方ともクールビューティで
絵的に麗しいカプリングで、もう楽しみ〜♪

>112
おめでとうございます。ことしもよろすく。
ていうか、カワ(・∀・)イイ!!でつねー
114場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/08 19:02 ID:p4XgMywW
>>112
そうですね。俺も先にそれ言うべきだった。あけましておめでとうございますって、もう遅いね(w
>>113
クールビューティー・・ですか。うんまあ確かに、この二人そんな感じかも。人間離れした美しさと言うか(W
115場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/08 19:04 ID:p4XgMywW
72


すぐに離すつもりだった唇は、いつのまにか長い口付けとなっていた。
やがて俺は、少し押され気味になり、ついにはそのままベッドに押し倒されていた。
バスッという音と共に、俺の視界は天井、そしてシヴァの顔を映す。
今までに全くと言って良いほど、シヴァの表情から感情を読めたことは無い。というのも、表情を変えることが少ないからだ。
しかし今日は違った。先程から何度も、シヴァの表情と感情が激しく動くところを見ている。・・そして今も。
その顔は熱っぽく、しかしどこか悲しみを帯びていた。
「シヴァ」
「止めるなスコール」
まだ少し混乱した頭で、ようやく出た俺の言葉はきわめて短く、そして意思を感じさせなかった。それに対し、シヴァも短く答える。
その受け答えだけで、これから起きる事体が完全に決定した。
(GF・・記憶の住人・・)
脳裏に、自分の無抵抗の理由が見えた気がした。
そこで止めるな!場違い氏。w
続きまってますね。楽しみだわ。
GFとの獣姦は需要少ないでつか?
漏れは何でもOKなんで期待してます。



…801以外は。
118場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/12 22:35 ID:pMQDKGLB
>>116
そう言ってもらえると嬉しい気持ちと同時に、最近の自分の遅筆ぶりに呆れる気持ちが湧いてくる(w
年始だから、なんて理由ももうほとんど無いし。
>>117
獣姦・・・何て言うと、俺の中でのイメージと随分変わっちゃうね。
需要はそんなにないだろうなと思ってたので、番外編にでも、とつい最近まで思っていたのだけど。
まあ色々あって本編にいれてみた。
しかしけっこうの静けさに、本当に需要無かったのだなと実感。それとも俺の遅筆のせいか(W
119場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/12 22:36 ID:pMQDKGLB
73


「んっ・・」
シヴァからの冷たいキス。
そのキスには何故か現実味がなかった。
俺の頬をなぞるようにして動く指。その冷たさに驚きながら、しかしどこまでいっても、不思議と何も感じなかった。
何も感じない・・・それをもっと厳密に言うなら、指に触れられてる感覚が希薄だ、とでも言うのだろうか。見えるのに触れないという感覚に近い。
GFというものは、そういうもの。それは分かっていた。
しかし実際にこうして触れ合い、それを実感すると、軽い悲しさがあった。
『お前の考えてる事は分かっている』
目の前にシヴァはいるのに、その声は遥か遠くからのものに思えた。
『その感覚は、私も同じだ。・・それでも今は、お前を感じたい』
真っ直ぐな目。俺は目を反らさずに服を脱いでゆく。そしてそれが答えだった。
裸になると、シヴァの身体と直に触れてゆく。
(冷たい・・)
想像通り、シヴァの体は冷かった。しかしそれでも俺は、シヴァの背中に回した腕の力を緩める事は出来なかった。
120名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/13 00:32 ID:qicfJMcY
ヤマアラシのジレンマ(物理的な意味で)だな。
かなり萌えるでは無いか。
感覚を書き切れたら最早  神  。
8は女の子キャラは可愛くていいと思いまふ。
セルフィのジエンドは結局お目にかかれなかったな。
ほしゅ
荒らしは氏んでねW
123場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/16 22:28 ID:AJHVXAKk
>>120
書き切れたら、ね。あまりの難しさに、自分で決めといてかなり悪戦苦闘中。
>>121
俺も・・
>>122
また荒しキタみたいね。
124場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/16 22:31 ID:AJHVXAKk
74


部屋のベッドの上で、俺は下になってシヴァの陰部を愛撫していた。
「っ・・」
極めて小さな声を、シヴァはあげた。しかしその表情はほとんど変わっていない。
内部に舌先を入れても、熱さや匂いは感じられず、ただ冷たさだけがあった。
『スコール、私は・・』
「何も、感じないのか?」
シヴァの言葉を遮るようにして、俺は言った。舌の動きは止めずに。
『私はお前の前で乱れた女達とは違う。お前の愛撫によって乱れる事は難しいが、しかし何も感じていないわけではない。お前こそ、冷たくないのか?』
舌の愛撫を一瞬止め、俺は答えた。
「確かに冷たいが、その感覚もあんたと同じだ。自分の舌の感覚が、どこか嘘みたいなんだ・・」
シヴァの表情が、わずかに変わった気がした。・・多分、悲しそうな顔に。
そして再びの沈黙。
『っっ・・!』
それでも、時折シヴァは声を上げた。本当に小さな声を。
冷たいの、熱くなって溶けたらアタマに羽が生えたりしてW
なーんてね。続き期待してます!
想像すると萌え萌えなのは私だけでつか?
面白いですよねー
127場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/21 23:06 ID:OlXCzqPY
>>125
がんばります・・つーか、書くのまた遅くなってきて申し訳ない。
>>126
やっぱり、シヴァの話は一番ウケが悪そうな気はしていた。
でもそう言ってくれる人もいて嬉しい。
128場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/21 23:07 ID:OlXCzqPY
75


『んっ・・・!』
長い愛撫の後、シヴァが一際大きな声を上げた。
それはようやく、弱い喘ぎ声と言えるようなものだった。
『スコール・・』
シヴァの顔が、わずかに明るくなったように見えた。それとほぼ同時に、シヴァは自分の身体の位置をずらし始めた。
声を上げる間もなく、互いのソレが触れ合い、小さく震える。
「シヴァッ・・」
いつのまにか、自分の息も荒くなっていることに気付く。
『っ・・く!』
先端がわずかに入り込んだ。
中の抵抗はあまり感じなかったが、おかしな事にあの氷のような冷たさも感じなかった。
いや、錯覚かもしれない。自分の興奮が、勝手に勘違いしているのかもしれない。
(それでも良い)
冷たいはずのシヴァの身体を、全身で強く抱く。
既に、俺は温度感覚を感じなかった。
『あっ・・スコール・・』
触れ合うだけだった性器は、今はもう、深く交わっていた。
頭の奥が、激しく燃えさかっているのが分かった。
場違いさん、スレ違いで申し訳ないけど
ユウナ妹小説ってどこで読めるんですが?
以前から気になっていたんですが見つけられなくて
気になって気になって…。
130場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/26 16:53 ID:OtXBGL7z
>>129
確かスレ違いだけど、俺にとってはそうでもない(w
ここの前スレの、http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1032185710/で、誰かがそのスレの場所貼り付けてたけど。
まだhtml作業中だけど。
・・ユウナ妹小説って、そのことだよね?


さあて、速く書かねばといいつつ、こんなに間をあけてしまい、すみませぬ。
どんな理由で遅れたにせよ、いちいち書くのも見苦しいのでいい加減止めます。
ただ、宣言しとかないと、やたら遅くなってしまう自分に気がついたんで、先に言っときます。
明日も必ず続き書き込みます(w
131場違い小説 ◆de2SptS62s :03/01/26 16:55 ID:OtXBGL7z
76


シヴァの表情が、その心の中を曝け出すように、一瞬の間も置かずに乱れ、変わってゆく。
ベッドのきしむ音が耳障りなほどに響き、それと同じリズムで荒い呼吸が耳に入ってくる。
その感覚は、確かに行為そのものだったが、しかし何かが決定的に違った。
自分が抱いているものが、人という固体ではなく、水のような掴めないものに思えていたからだ。
抱きしめているはずなのに、その実体はなく。まるで雲を抱いている様に。
あるいは、海の中で自分が、必死に何かを掴もうとしているようだった。
しかし触れられないその感覚は、快感の代りに興奮を与えた。
全身の血が煮えたぎり、それがシヴァの冷たい身体を溶かし、二人を共に一つに溶かして行くようだった。
身体だけでなく、心までも。
??シヴァが溶ける?一体化すんの?

こういうのもいいけど、サイファー出て来たアタリの
話の続きもまた見たいな。と言ってみるテストw。
133She is Detective 1/9:03/01/27 20:04 ID:YX38j+0S
私たち一向は旅の途中宿に泊まった。
それが個室有りのいー所で部屋につくなりお風呂に行こうとセリスとティナを誘おうとしたんだけど
ティナは「後で行くね〜」でセリスは返答なし。
なので今、わたしはこの広い大浴場を独り占め状態なのだ。
で体洗いに行くと誰かいることに気づいた。誰かと思ったら長い金髪、汚れを知らない肌。
私の中で「モデルにしたい女の人トップ3にいるセリスじゃん。
「あれ、セリスじゃん」
「あら、リルム。早いのね」
「セリスのほうが早いじゃん。ねぇ、セリス。背中流しっこしよ」
「いいわよ」
「じゃっリルムからね」
セリスって本当にきれい。私の理想の人。とうっとりしながら背中をゴシゴシしてたら、
背筋に何か発見。赤いぞ…ってこの形は…ま…まさか…
『キ、キスマーク??』
134She is Detective 2/9:03/01/27 20:04 ID:YX38j+0S
「ん?どうしたのリルム?」
「い、いや…何でもないよ…ほい、終わったよ」
「ありがとう。じゃあ交代ね」
セリスに背中を流してもらう間私はあのキスマークが気になってしょーがなかった。
(うーん、相手は誰?ロック?エドガーかなぁ、あ、セッツァーもあやしいなぁ)
「あら、2人でいい事してるわね」と。
いつもはポニーテールにしてるきれいな緑髪を下ろし、セリスに負けない肌の持ち主。
いつも私の「モデルにしたい女の人」トップ3にランクインしてるティナ登場。
あ…こっちの体もあこがれるなぁ。
「ティナ、背中流してあげるわよ」
「じゃあ、お願いしようかな」
135She is Detective 3/9:03/01/27 20:04 ID:YX38j+0S
2人の美女の背中流しを見ながら私はさっきのキスマークについて考え直していた。
(うーん、本人に聞くと殺されるかもしれないしなぁ。よし、こうなったら…)
「あら、リルム。もう上がっちゃうの?」
「う、うん。ちょっとのぼせちゃったみたい」
「大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
と私はさっさと風呂から上がり、着替えて、セリスの部屋に一直線。
(こうなったら、本人の部屋で確かめるしかないね、うん。
 それに私の演技力もたいしたものよ。どっかのじじいと一緒にしないで欲しいね)
と私はセリスの部屋に忍び込み、手ごろなクローゼットに身を隠した。