SS(・∀・)イイ!!!!
>>265 レッスンの他に
父の魂(仮題)
その棲まう島にて
夜の月
も続き氏だったと思う。父の魂は霊姦というタイトルにしてくれと以前の千一夜に書いてあった気もする。
千一夜の更新乙です。
269 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/17 17:37 ID:rRQG4ofQ
海賊は毎晩ファリスをオカズにしてたんだろうな
270 :
慶:03/01/17 17:47 ID:Osi1kTX+
ファイナルファンタジー、人気投票!!
>269
絶対してたと思われ。
それより実際食われちゃったことはないんだろうか。
先代おかしらの存命時‥
おかしらが怖くて手が出せない。
おかしら就任後‥
海龍が荒れ狂う嵐の海に飛び込み無事生還したばかりか、
その海龍をも手なづけてしまった相手を襲う香具師はいない。
よって無事だったと想像、というか希望。
少なくともシルドラを連れて来てからは畏怖に近い目で
見られてただろうから、先代に手を付けられてない限り
無事でしょう。
拾われた時によく売り飛ばされなかったよな。
海賊のくせにいい人ばかりなんだろうか。
先代お頭に憧れる12歳くらいのファリスとかだったら激しく萌え(;´Д`)ハァハァ
幼女よりもいい年齢に育ってから売ろうと考えていたらシルドラを手懐けてしまって無理になったと想像
>>273 少し違うが過去スレにそういうのあったな
それはそれでイイ
誰か!熱い妄想のネタをくれ!!!
・・・いや、下さい。
SS書くから。
SS職人さんキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !?
激しく期待
海賊時代の話とか読みたいんだが妄想のネタを出すとどうしてもキチクになってしまう罠
天然っぽいファリスたんが見たいっっ
けども全然熱くないので、メリュジーヌに性教育を受けるファリスたんをっっっ(;´Д`)ハァハァ
いや、むしろレナに性教育を受けるファリスたんが(;´Д`)ハァハァッ
海賊時代ならお頭に性教育を受けるファリスたんが(;´Д`)ハァハァハァハァッ
ある夜、バッシから襲われそうになって、逃げ出し
屈辱な姿をレナやクルルに見られて、その痛手を癒してもらう
大体誰かが書いてしまった気もするが
そうでもないだろ。たとえ同じシチュでも他の職人さんの書いたのも読んで見たい。
アジトに潜入してた敵の海賊に無理矢理襲われ仲間に見つかりそうになって必死に声をこらえるファリスキボンヌ
エクファリ純愛が最強
レナの身代わりになって弄ばれるファリスキボンヌ
284 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/19 22:48 ID:JQ1eufiI
ファリスがいた。
問答無用で押し倒す
入れる
犯す
出す
事が済み服装を整えて振り返るとファリスのマンコからピンクの液体が流れ出ていた
前々スレの1行リレー思い出した(藁
政略結婚させられた先で辱められるファリスキボンヌ
書く方からすると、他の職人さんが書いたのと同じようなシチュでって
なんか失礼な気がして書けないんだよね・・・
既に書いていて、出すのが同時期になってしまったとかいうならともかく。
>>286 俺は書く側じゃないからあまり言えないが読む側からすれば同じシチュでも書く人によって全く違うこともあるから、それぞれの話になって面白いと思うよ。
過去ログ調べて見たら278,279,281,282,285のシチュは未出だった。
なんでもいいのでキボンヌ(;´Д`)
真実に気づいてしまった今、幸せだったあのころにはもう戻れない。
木漏れ日が揺れる地面に、ひとつの影が近づく。
どっ、と鈍い音をたててその影は大地に衝突した。
それは一人の女。
ありえない方向へと曲がった足から投げ飛ばされた茶色の靴が弧を描いて草の上へと落ちる。
死装束か、彼女は白のローブをまとっていた。
じわりじわりと、ローブと薄紅色の髪が紅く染まっていく。
その光景をただ青空は見ていただけだった。
レナとファリス。それから俺。
ことあるごとに一緒にいた。
恋をするときでさえも。
「バッツお兄ちゃん、タイクーン城行かなくていいの?」
「クルルから聞いたのか?」
「そうだよ。レナお姉ちゃんのお見舞いになんで行かないの?」
ミドが本を読みながら、横目でちらりと男を見やる。
当の男は広げた本を顔の上に乗せ、寝転んでいる。
「無視してても負い目があるみたいでやじゃない?」
男は顔から本をずらして部屋の天井を見据える。
「お兄ちゃん、悪くないんでしょ? 堂々としてればいいのに」
美しい顔が積まれた書類から目を上げ、傍らで事務処理をしている男に視線を送る。
「今日の職務は全部終わりました」
「そうですか。ではお部屋でお休みくださいませ、サリサ様」
男は手を休め、にっこりと微笑んだ。
ふぅ、とため息をついて立ち上がる。
まだ王族の仕事というものにファリスは慣れていなかった。
ドアを閉めると廊下に一人の見慣れた男が立っているのに気づいた。
「よぉ、今日からよろしくな」
挑戦的な笑みを浮かべてファリスを見つめる。
ファリスは一瞥してその男バッツの前を通りすぎようとする。
無視されたことなど気にもせず、バッツはファリスの頤に後ろから触れる。
そのまま引き寄せ、紫の髪の上から耳朶をくすぐった。
「よろしく」
「くっ!」
ばっと振り返り手を振りかざす。
その手をぱしっと受け止めバッツは笑う。
「おっと! 怖ぇ」
「レナの様子は見にいったのか」
バッツは眉を持ち上げて、睨み上げる目をみつめる。
(久しぶりに口をきいたかと思えば…)
「ふうん」
正面で向き合ったファリスの頭を引き寄せる。
片手をシンプルなドレスの胸元にさし入れる。
「ちょっ…!? よせっ!」
ファリスはバッツの手を押さえ、抗おうとする。
それを力でねじ伏せむりやり唇を奪う。
ふいうちをくらったファリスは熱い感触にめまいを覚えた。
「…やめろバッツ! オレはレナの代わりじゃないんだよ!」
胸板を必死に押し返して叫ぶと、バッツは力を抜いた。
「こういうのはよせ」
ファリスは胸元を正し、バッツの肩をぽんとたたく。
「百歩譲って城の滞在は許す。ただ…」
バッツの顔をぎろりと睨む。
「オレに干渉するな。以上」
くるりと背を向け、何事もなかったように歩み去る。
その背に向かってぼそっとバッツは呟いた。
「かわいくねー」
自室に戻ったファリスはベランダに出て地面をのぞく。
“ごめんね、姉さん。私もうダメ”
“もうめちゃくちゃなのよ、もう…”
脳裏にフラッシュバックする光景。
手すりに片足をかけた妹。
ファリスは目を見開いて悪夢を振り切るように空を見上げた。
“ごめんね”
廊下に立つバッツに大臣が気づく。
「バッツさん、ようこそ。やっと来ていただけましたか」
「…どうも」
にこやかに笑う大臣に形ばかりの会釈をする。
「口さがない者も居るかもしれませんが、ご容赦ください。
レナ様が目覚めて一番会いたい方はバッツさんだと思いますから。
だから私たちもバッツさんを待っていたのです」
「はい、俺もレナには早く目覚めてほしいと思っています」
大臣は少し眉根を寄せてさらに続ける。
「お二人の間に何があったかは存じません。
ただ、仲むつまじかったお二人を見るのがこの城の者の楽しみだったのです」
バッツは表情を変えずに視線を窓の外へとずらす。
「俺もずっとあのままでいたいと思っていましたよ」
「ではなぜ…」
大臣は言いかけて、口をつぐんだ。
バッツはちらりと大臣を見やり、そのまま背を向けた。
「レナに会いたい。自室ですか?」
嘆息し、歩み去るバッツに無機質な視線を浴びせて大臣は頷く。
「…はい」
「あっ、ねぇ、あれがひょっとしてバッツ様?」
廊下を歩くバッツに女中と下男の会話が耳に入る。
「そうだよ、よく来られたな、涼しい顔して」
「レナ様が飛び降りたのってやっぱりあの人にフラれたからなの?」
「だろ? 別れた直後だったらしいし。
結構遊んでるふうに見えるしさ」
「ファリス様がすごい怒りようだったからね」
「あんなに仲がよろしかったのに…」
きろりと睨むと二人はばたばたと走り去った。
「フラれたか…」
一人になるとバッツは天上を見て呟いた。
何度目かの体を重ねた後で、レナがバッツに向かって言った。
“もうやめよう、バッツ”
「…フラれたのは俺だったんだけどなぁ」
“だってバッツ、私よりも…”
あのときに笑ったレナの笑顔が忘れられない。
“私よりも姉さんが好きでしょ?”
レナの自室、以前来たときとなんら変わらない場所。
ただ、ベッドに横たわるこの部屋の主だけが違和感を発していた。
笑顔が似合う、良い王女だった。
今は動くこともなく、笑うこともない。
ベランダから飛び降りた彼女の傷を魔法は完治させた。
だが、意識だけが戻らず自分のベッドでただ寝ているだけのように生きている。
「なにやってんだよ、お前」
その手をそっととって話しかける。
「俺はお前をフッたろくでなし男なんだってよ」
自嘲気味に笑ってとった手にくちづける。
「起きろよ」
ノックもなくレナの部屋の扉が開いた。
振り返ったバッツの目に飛び込んだのは、見覚えのある少女。
「クルルか? 今日から俺もここに世話に…」
「あー! バッツ!!」
どかっと、小さな体で突進されてバッツは危うくよろめきそうになる。
「お前は相変わらず落ち着きがねえな」
ぽん、とクルルの頭をたたき、苦笑する。
「ずっと待ってたんだよ。
今日はファリスと三人でご飯食べようよ」
「…ファリスは嫌がるだろ」
「うん、とね。…大丈夫だと思うんだけど、夜になったら」
「夜になったら?」
「見ればわかるよ…」
眉根を寄せたクルルの表情をいぶかしく思いながらも、バッツは考えた。
クルルのバッツに対する態度に以前と変化はない
仲間の自殺の原因かもしれない男なのに。
気にしていないのか。
気にしないようにしているのか。
それとも真相でも知ってんのか…。
食堂に2人で向かっているとクルルがぼそっと問いかけた。
「もうファリスに会った?」
「ああ、夕方ごろに」
「様子おかしくなかった?」
「いや別に? ほとんど口きいてないけどな」
クルルはまた眉根を寄せ、うーんとうなる。
「じゃあやっぱり夜だけなのかぁ」
「さっきから何がだ?」
言いながら食堂に着くとすでにファリスがいた。
「あら、クルル、バッツ、早くっ。
食事冷めちゃうわよ!」
聞きなれた声が聞きなれない言葉をつむぐ。
「早く食べましょうよ、二人とも」
そこにはにっこりと笑顔で二人を出迎えるファリスがいた。
バッツはしばし呆然とし、固くなった表情をクルルに向ける。
「ね? おかしいでしょ」
「たくさんあるからどんどんおかわりしてね」
食事のあいだファリスはずっとこの調子でバッツは味わう余裕すらなかった。
クルルは黙って、黙々と食べている。
「バッツったら何でそんな顔してるの?
楽しく食べましょうよ」
ファリスの顔なのに眉毛を下げてにっこりと笑う。
以前のファリスならこんな表情はしなかった。
笑ったときにも明るさと奥に秘めた強さが見え隠れした。
凛々しく、美麗で、しかし気取るところがなかった。
言葉遣いもサリサのときの無理をした丁寧語ですらない。
ファリスの嫌う女の子らしい言葉…。
バッツは苦虫を噛み潰したような顔でファリスを見上げる。
「あのー、ファリスさん?」
おそるおそる尋ねる。
「やあね。何言ってるのよ、バッツ」
きょとんとした顔でファリスが問う。
「私はレナよ、レナ」
「さーてと、ごちそう様」
何もなかったことにして立ち去ろうとするクルルをバッツが捕まえる。
「待てこら。現実逃避すんな」
ファリスに聞こえないように小さな声で話しかける。
「なんなんだこりゃ? 歓迎セレモニーか? 俺をはめてんのか?
どっちにしてもすべってるから早くやめさせろ!」
どこに向けたらいいかわからない怒りをクルルにぶつけようとする。
「ここ最近夜になるとこうなのよ、レナって言いはるんだから。
大臣さんたちの前では違うのに」
「あらあら、二人とも仲いいわね」
そんな様子を気にもしないファリスに、バッツは鳥肌がたった。
あてがわれた部屋に行きバッツは考えた。
レナがこんな状態のときに、ファリスはああいった悪ふざけはしないだろう。
(どうもこれは…マジかよ)
逡巡し、ファリスの部屋へと向かう。
ノックをし、返事もないのに扉を開ける。
「おいレナ」
ファリスは動きやすい部屋着に着替え中であった。
普段のファリスなら着替えを覗かれようものなら、烈火のごとく怒りだすのだが。
「なあに? バッツ」
にこ、と微笑むファリスの顔がレナと重なる。
(こういう顔すると意外と…そっくりだな)
ぐいっと胸倉をつかみ、そのままベッドに押し倒す。
抵抗はなかった。
「なんで飛び降りた。死のうとしたんだ?」
顔を近づけ、息がかかるくらいの距離で問いかける。
「ほんとにレナなら教えろよ」
すっ、と目をすがめ、ファリスはファリスの表情になる。
(あ…)
その瞳に見つめられるとバッツはどくんと自らの鼓動を感じた。
「そんなの『なんで生きてるの』って聞かれたらバッツは答えられる?」
バッツは言葉に詰まりそうになる。
レナの表情に戻ったファリスはその様子をちらりと見上げた。
バッツは苛立ちを覚える。
「それとこれとはっ」
「同じことよ。
どっちも理由をつけて安心したいだけなのよ。違う?」
バシッ、と音をたてて平手で顔を殴る。
「きゃ…!」
小さく悲鳴を上げてファリスは倒れこむ。
「いつまでもふざけてんじゃねえぞ! ファリス…」
ごほ、とむせてファリスは懇願するようなまなざしを向ける。
(おいおいマジかよ?)
「バッツ」
冷たい手がバッツの頬をなでる。
そのあだめいた表情としぐさが劣情をかきたてる。
(マジでこいつは…)
思ったときには止まらなかった。
上衣に手をかけ脱がしながら唇をふさぐ。
びくりとファリスの体が反応し、抵抗のないままその熱さを受け入れた。
“私よりも姉さんが好きでしょ?”
脳裏にレナの言葉が蘇る。
弾力と熱を帯びたバッツの唇はファリスのそれをなめとるように、何度も角度を変えて重なる。
“好きでしょ?”
(…うるせえな)
レナよりは小ぶりの胸を覆い、ゆっくりと掌全体で揉む。
「あ…っ」
ゆるやかにファリスの唇の裏側を舌でなぞり、さらに中に入り込む。
「ん…バッ…あっ」
“好きでしょ?”
(うるせえんだよ)
小さな突起をかりっと甘がみし、声を振り払う。
(わからねえ)
甘やかで優しく、熱を含んだキスを体中に浴びせる。
徐々に下がっていき、下衣に手をかけ脱がしはじめる。
敏感な部分にくちづけると、びくっとファリスの体が反応する。
“私より姉さんが好きでしょ?”
(どっちだ?)
「ファリスかお前か…選ばなきゃやっぱまずいのか?」
ファリスの顔が一瞬無表情になる。
(レナと居れば優しい気持ちになれたしファリスと居れば…怖くなる)
「足開けよ」
うっすらと汗をかいた全裸のファリスに命令する。
ぎり、と強さを含んだまなざしで睨み上げ、ゆっくりと顔を近づける。
睨み返し、目で早くしろと促す。
(どこまで自分が凶暴になれるのか、底が見えねえ)
ファリスはゆっくりと足を開き、秘められた場所をバッツの前にさらけ出す。
顔は微動だにせずバッツを睨んでいるが、足の指がきゅ、とシーツをつまむ。
「いいのか?
お前もファリスも俺なんかにこんな風に全部さらけ出しちまって」
くちづけながら、さらに足を開かせ、問う。
「本当にいいのか?」
さらに顔を近づけ、ファリスがバッツにキスをする。
「…いい」
その言葉を聞いてぐいと脚を持ち上げ、さらに秘部が見えるようにする。
その場所に触れた瞬間、びりりと走った痺れにファリスは思わずびくりとする。
ぎしりとベッドが揺れる。
ぐちゅと果実をもてあそび、花芯がびくびくと震えるのに合わせ、バッツの手が淫らに動く。
「やっ…あんっ」
間近で視線を合わせ、もう一度バッツは鼻先を擦り合わせるように近寄せて、しっとりとファリスの唇を覆う。
「息吐けよ」
ファリスのひざの力を抜かせる。
「う…」
はぁと息をもらすファリスの腰を、バッツは腕にぐいと力を入れて引き寄せる。
「そのままでいろよ」
ファリスの体はバッツの体熱を感じるたびにびくんと跳ね上がる。
「あ…っ…あっ」
全身すべてが、バッツの手に触れられて踊る楽器のようにファリスは悩ましげな声をもらす。
SSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こんな気になるところで…(;´Д`)
続き激しくキボソ
激しく(;´д`)ハァハァ
硬度を増したバッツ自身がいよいよ進入するというときに、ファリスの背中にぞくりと波が走る。
「やっ…だ」
かまわず、くちづけたまま一気に熱情を押し込む。
「あっ…」
がくん、と体の力が抜けたままのファリスは内から来る波を抑えようと叫ぶ。
「…バッ…ツ…オレっ!」
バッツはそのふいの言葉に動作を止める。
「あっ…しまっ…」
ぎく、とファリスは口を押さえてバッツから離れる。
「ファリス…か?」
力の緩んだ腕をふりほどき、ファリスは部屋着を持って走り出す。
「あっ、おいこら!
ファリスッ、逃げんなっ!」
器用に走りながら部屋着をまとい、ファリスは部屋から走り出た。
「…おいおい」
バッツは一人ごちて頭を抱える。
(どうなってんだ?)
ファリスは城の屋上で刀を持ち、何かを断ち切るように払っていた。
バッツがしばし遅れて入り口に立つ。
「ファリス!」
刀を振るう手を止め、ファリスがそちらに顔を向ける。
「今ちゃんとファリスか?」
ファリスはバッツを睨んだまま、こく、と頷く。
「じゃあ、どっからファリスだった?」
「…『オレ』って叫んだとき…」
「嘘つけ」
睨み返すバッツに唇を噛みファリスは答える。
「お前がキスして上着を脱がしたところからだよっ」
「それじゃ最初っからじゃねえか」
にじり、と近寄りファリスの目を見据えて捉える。
「いつ頃からレナが出てくるようになった?」
目をそらそうとするファリスのあごを持ち上げ、視線を合わす。
「つい最近だ」
「ふうん?
まあ、二重人格でも心霊現象でも、おれはどっちでもかまわねえんだけどよ」
見つめるファリスに、にやりと笑ってみせる。
「つまりお前、俺とセックスしたいんだろ」
無意識の欲情で潤んだ瞳に力を込めて、ファリスははっとバッツを見やる。
その様子を見て、バッツは細めた目の奥に、獲物を捕らえた獣のような満足げな光をともす。
「よかったんだろ?」
ずいっ、とにじり寄るバッツにファリスは我にかえる。
「何がっ!? ってうわあっ!」
反論しようとしたが、隙をつかれて腰を抱かれる。
「よがってたじゃねえか。自分から足開いちゃってよ」
「…それはっ!」
手に持っていた刀に気づき、刀を返して峰でバッツの体をなぎ払おうとする。
「それはお前がオレをまだレナだと思い込んでたからだろっ!」
バッツは余裕顔で後ろにとん、と避ける。
「ふうん、気使ってくれたわけだ?」
甘く不安定な不思議な感情をもてあまし、ファリスは無我夢中で切りつける。
「へえ、足開いて? 腰使って? 舌出して? そりゃ感心だ」
「うるさいっ! うるさいうるさいっ! しょうがないだろっ!」
ひょうひょうとしたバッツの物言いに、ファリスは歯噛みし、ぎっ、と睨んで攻撃を続ける。
「お前はレナが好きで、レナはお前が好きで、オレはレナの姉で、お前は仲間でっ!」
ちっ、と舌打ちし、攻撃を見切って刀を受け止める。
「ずっと三人でよかったのにお前がレナをフッたりするからだっ!」
バッツは、ひゅっと身をかがめファリスの懐に入り込む。
“私より姉さんが好きでしょ?”
刀をもぎ取り、床にそのままファリスを押し倒す。
ファリスは両腕で顔を隠し、湧き出る涙を抑えようとする。
「…お前なんか嫌いだ」
「そんなことどうでもいいんだよ」
そのまま体重を乗せてファリスに覆いかぶさり、頭をかき抱いてキスをする。
「中途半端で逃げやがって。やらせろ、今!」
体の最も正直な反応を示す場所を触られてファリスは必死に抵抗する。
「いやだって言ってるだろ、お前みたいないい加減な奴…放せっ!」
バッツの顔を下から突き上げ、逃れようとする。
「この期に及んでまだ言うのか」
バッツはファリスの髪の毛をわし掴むと自らの痛いくらいに張りつめた股間へと、顔を持ってこさせる。
「本気で嫌ならなぁ!」
「…うわっ! ちょ…」
「食いちぎれよ、ファリス」
ファリスの目が見開かれる。
屈辱でシーツを手の色が変わるほどに握り締めながら数瞬、ファリスは徐々に顔をそれに近づける。
「…っ」
唇から押し出す声は掠れて上ずった。
す、と震える舌を出し、熱を帯びたバッツのものに触れる。
びくり、と反応する自分自身を感じて、バッツは押さえつけていたファリスの頭から力を抜く。
ファリスは見上げ、シーツを握っていた手をバッツの口元に添える。
「馬鹿でしょ、姉さんて」
くすりと笑うその表情には見覚えがあった。
「レナ…かよ」
「私にならないとバッツのこと好きになっちゃだめって思ってるのよね」
「そりゃ馬鹿だ」
頬をかき、バッツは答える。
「バッツ…私ね、知ってたのよ。二人が惹かれあってたこと」
バッツはファリスの顔を見つめる。
「それが寂しくて、バッツのことを姉さんみたいに好きじゃなかったけど、横から入っちゃったの。
クルルにはばれてたかもね。
そんな自分が嫌だったからバッツと離れようと思ったのよ」
「レナ…」
「ついでにもう一つ告白するとね、バッツを隠れ蓑にしてね」
ファリスの顔が穏やかな笑顔に変わる。
「私は姉さんが好きだったの」
バッツは口を開きかけ、閉じた。
「実の姉なのに大好きだったの」
ファリスはバッツの頭を抱き寄せ、涙をこぼした。
「だからね、私も姉さんと同じ、逃げちゃったのよ。飛び降りて」
顔を寄せ、くちづけて続ける。
「二人とも大好きよ。私は明日には起きるから、それまでに姉さんを…」
「…バッツ」
意識を戻し、頭を抑えるファリスをバッツが優しく押し倒す。
「…ファリスか、今レナが『姉さん、バッツにオチなさい』ってさ」
ファリスの着ているものを剥ぎ取りながら、露になる肌に手を這わせ、唇をつける。
「…レナ? 誰?」
バッツは目を見開く。
「誰って…お前の妹…」
「何言ってるんだ? オレに妹はいないだろ?」
バッツは動きを止め、ファリスの顔をほうけたような表情で見やる。
「…バッツ、どうした?」
涙が出そうになって、ファリスの胸に顔をうずめる。
「…おせっかい」
“二人とも大好きよ”
「まあいいか、明日には思い出すだろ」
ちゅ、とそのまま肌にキスを重ねる。
「何を?」
バッツの背中に手を這わせ、ファリスが唇を求める。
「いい女の話だよ」
「…ふうん?」
唇が重なりあったころ、空が白みはじめた。
「もう逃げんなよ、ファリス」
了
310 :
ナナミ:03/01/22 00:25 ID:xUG8Z0Ti
「現実サディスティック」作者でした。
140さん、忘れないでいてくれてありがとうございます。
ひょっとしたら、ほかの人は誰も覚えてないかもしれない…
連続投稿規制が厳しくて、一日であげきれませんでした。
172さん、出戻りさん。続きを激しく期待しております。
キタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ナナミ氏復活マンセー!!!!!
ナナミさんでしたか。忘れるわけないじゃないですか(;´Д`)ハァハァ
これからもまた頑張ってください。
・・・なんてムチャクチャな設定だろうと思ったら
さすが同人女。
いつも抜くどころか勃てもしないと思ったらナナミだよ。
はあ〜やってらんね。
抜く以前に物語に感動した俺はどうなる
俺も感動した。最後の“二人とも大好きよ”で不覚にも泣けた…
ナナミ氏の話は実用というよりも萌えで読んでるんだが…
俺は最初の最初で引いたけどな。
ナナミさんおかえりなさい(;´Д`)ハァハァ
激しく良かったです(;´Д`)ハァハァ
次回作も激しくキボンヌ(;´Д`)ハァハァ
また新作読めるとは思ってもなかったんで
ハゲシク嬉スイ(;´д`)ハァハァ…。
バッツの愛ある強引さが(;´д`)ハァハァ…。
勝手に次回も期待。
叩きが褒めを釣っているという罠・・・(ゲラ
キタ━━(´∀ゝ`)━━( ´∀)━━( ´)━━( )━━( `)━━(ゝ` )━━(∀ゝ` )━━(´∀ゝ`)━━━!!!!!!!
前に俺の小説書いてくれた神だよな!!!!!!!!!!!
忘れるわけないぞおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!
また書いてくれよなああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>313=316=319
いちいちうるせえんだよヴォケが!!!!!!!!!!!!!!氏ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はバッツが気に食わんが抜いたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
文句あるか!!!!!!!!!!!!!!
抜けるものしかだとか陵辱はイヤだとかで
何人のSS作家さんが失われたことだろう
別に職人さんたちはお前らを抜く手助けに
書いてるわけじゃなかろうよ
ナナミさんすばらすぃぃいいいい!!萌え!!
保管庫で過去の小説も読んだのですが、ナナミさんの
小説が一番グッと来ます!いろんな意味で… (´Д`;)ハァハァ (´Д`;)ハァハァ
>323
ナナミが一番てことは、他の職人のSSはいらないってことか。
>324
>323のどこに他のSS職人いらないなんて書いてある?
ナナミさんの小説が自分の肌に一番合ってるってだけの話で、
小説や絵は多い方がいっぱい (´Д`;)ハァハァできるから
職人はいればいるほどいいに決まってる。
アンタもくだらないトコでつっこんでるヒマあるくらいなら大人しく
ファリスたんに (´Д`;)ハァハァしとけや。
踊り子ファリスたん(;´Д`)ハァハァ…
>325
必死だな
見事に釣られてるね
お前ら落着け。
まずは深呼吸をしろ。
それから下のアドレスをアドレスバーにコピペしてEnterキーを押せ。
suzuka.cool.ne.jp/ffmoe/fap08.jpg
アドレスはこれだ。いいな。間違えるなよ。
成功すれば画像が出てくるはずだ。出なかった奴は諦めろ。
そうしたらその画像を見ながら手をチンポに持って行け。
そこまでやったら「ファリスたんハァハァファリスたんハァハァ」と10回程唱えながら手でチンポを上下に激しく擦れ。
限界になったらモニター内のファリスに向かって遠慮無く発射しろ。
自分の汁塗れになりながら悩ましげな表情をするファリスを見ながら以上の行為を繰り返せ。
これをやってると間違い無く心が落ち着く。本当だぞ。嘘だと思うならやってみろ。
140でつ
久しぶりにナナミさんのSSが読めて嬉スィ(´д`;)ハァハァ
他の職人さんのSSも楽しみにしてまつ
>>329 ヘタ〜レさんのファリスがまた見たいでつ(´Д⊂
バツファリじゃなくてもいいな
もしサリサたんがあのまま城で育ってたらどんな娘になってたんだろう
レナたんとそっくりだったんだろうか
>332
どうしてそうやって話を蒸し返すんですか?
ナナミさんが可哀相だからやめてください!
>>333 しつけの結果、礼儀正しいおしとやかな王女になってたと思う。
妹想いなのは変わりなしとして…
ハァハァ(w
アリーナたんみたいなお転婆姫かもしれんぞ
(;´Д`)ハァハァ
それはそれで…(;´Д`)ハァハァ
昼寝士さんのお力をお借りして、千一夜サイト、更新しました。
やっとpart4まで来ましたです。ファリススレはSSの宝庫ですね。すごい……。
http://www3.to/ffdqss(ブックマークはこのページにお願いします)
このスレのハアハア作品だけでなく、沢山の作品が読めますので、まだご覧になった事のない方も
是非おいでください。 あ、でも21禁の板からも集めている都合上、21禁サイトなんですけどw
>>338 いつも乙です。
小間氏のSSまた読みたい・・(;´Д`)ハァハァ
ハゲドウ
小間氏戻って来て欲スィ・・・