ファリたん!!荒らしがとまったみたいだよ。
『飛べない翼に意味はあるんでしょうか』
遠野の言葉を、不意に思い出す。
(…意味はあるさ)
(それが、空を飛んでいた日々の大切な思い出だからな)
(………)
(そうだろ…みちる…)
連投規制が激しく厳しくなったが小説書きさんいなくならないでくれーーーーーーーーー!!!!!!
俺の生甲斐なんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおooooooooo
何−−ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
小説書きさんいなくなるのー−−ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
あああああもう小説は読めなくなるのかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
くそう素で泣いてやるぅぅぅぅぅぅ。
>>100 ワロタ(W
いいぞー!ファリたんがんがれー!!
おぉ。いつの間にか「あぼーん」されてる。
よかったね、ファリたん☆
何気に100まで透明じゃなくてあぼーんにしてくれてる削除人最高だ(w
ファリスたん
が・ん・ば・れ
名無しも職人さんも負けるな。
俺のファリスへの10年間の萌えがこんなことで消されてたまるか!!
世の中にはエロファリ嫌いな人間もいるわけで、
そういう人間からみたら俺は糞なんだろうなと、
先に言っておく、ごめんなさいと
でも、続けさせてもらいます
俺はエロファリマンセーですが何か?
ここで気になるなら犯したいスレもあるぞ!キボンヌ!!
114 :
鬱:02/12/12 02:16 ID:w6Qrjrtg
俺も今度描いてくる
やっぱり、俺はしがないAA描きなわけで、
エロエロ好きなわけで、
しばらくは、やっぱAAだけにしておこう
本気で小説書きさん逝かないでくれ……
ここでしかファリスのエロ読める所ないんだよ…
どうかお願いします
俺は暇が出来たら犯すスレのほうで鬼畜エロを書きたいと思っている。
規制大変だろうけど小説書きさんたちがんがってくれ!
ところで今年も年越しオナニー祭りやるの?
やるならそれにあわせて書こうと思ってるけど
119 :
元172:02/12/14 02:57 ID:lGUa4LfI
「お前ばっかり楽しんでないでそろそろ俺にもわけてくれよ…」
先ほどからファリスの犯される様を見ていた男の一人が、もう限界と言った様子で近づいてきた。
既に下半身の衣類を下ろし、異常なまでに赤黒く膨れ上がった物体を露出させ、ファリスの顔へ押し付ける。
「うぁっ」
新たなべっとりとした感触が涙と精液に塗れた頬に触れた。
またも異臭が鼻をつき、思わずファリスは顔をしかめる。
「終わるまで待ちきれないってわけか。ま、好きにすればいい」
「言われなくてもそうさせてもらうぜ」
言うが否や、ファリスの口に肉棒を強引にねじ込む。
「んぐ!」
「ほら、全部咥えてみろ!」
喉の奥まで入れられ、息が苦しくなる。
「かはっ」
「なんだ小せえ口だな。歯なんか立てたらお姫様だろうが承知しねえからな」
一度それが引き抜かれるとファリスはゲホゲホと咳き込んでしまう。
しかし男はファリスの髪を掴み上げると再び自分のモノをファリスの口に押し込めた。
「ぅ…ぐ…」
その間にも秘所を貫く男の動きは速度を増して行く。
2人の男の違う動きに声を上げることもできない。先ほどまでの抵抗する力も気力も既に失われようとしていた。
120 :
元172:02/12/14 02:58 ID:lGUa4LfI
「出すぞ!中で受けとめろ!!」
秘所を貫いている男が突然大声をあげた。
肉棒がドクンと震えたかと思うと、ファリスの膣中に熱い物が大量に注ぎ込まれる。
「!!!!」
全身をなにか熱い物が流れていく感覚がファリスを襲った。
頭の中が真っ白になる。
男はぐったりと力の抜けたファリスの中に残らずぶちまけるとゆっくりとそれを引きぬいた。
膣に収まりきらなかった液体がごぽりと音を立て溢れ出しドレスを汚す。
続いて口を犯していた男も引きぬき、ファリスの顔にむけて精液を放った。
「なんだ、もうイっちまったのか?でも気持ちいいのはこれからだぞ」
最早、放心状態に近いファリスの後ろの穴に何か当てられるのを感じた。
その感触にはっと気付き振り向くと残されたもう一人の男のものがそこに押しつけられていた。
「あ…も…やめ…」
消え入りそうな声で呟くが男は容赦なく後ろから突き上げた。
「ああああんんんっ!!」
121 :
元172:02/12/14 03:08 ID:lGUa4LfI
地下牢での陵辱は長い時間続いた。
大臣はいやらしく笑いながら3人の男達にされるがままになるサリサ姫をずっと眺めていた。
やがて男達が充分に満足し、各自の服を整えはじめる。
犯し尽くされ、意識を失ったファリスは地面に放置されたままだった。
枷を嵌められ、血と愛液と白濁した液体に汚れたドレスを纏い、乱れた格好で床に倒れ尽くす王女。
数時間前、大勢の人物の前に披露したその美しい姿は見る影もなく乱されていた。
「ありがとうよ、大臣さん。凄くよかったぜ」
「ああ。期待以上だった」
「こういう仕事ならいつでも大歓迎だよ」
ファリスの姿を横目で確認しながら男達は大臣に口々に礼を言う。
「お気に召されましたか?サリサ王女はもう城に留まる必要などないのですから…それに、欲しければ差し上げますよ」
大臣は冷淡な笑みを浮かべて言った。
「それならありがたく頂いていくとすっか。世話になったぜ。」
男の一人がファリスの服を見られる程度に整え抱き上げる。
3人はファリスを連れ、暗い地下牢から消えていった。
「さて、私も政務にもどりますか…これでタイクーンも安泰ですね…」
大臣は誰もいなくなった地下牢を振り返ることなくその場を後にした。
122 :
元172:02/12/14 03:26 ID:lGUa4LfI
規制厳しいな…
前スレの続き。かなり強引に終わらせてスンマソ。
そして相変わらず鬼畜でスマソ。
次はバーサーカーかカルナックでもいこうと思ってます。
>>59-62 物凄い勢いで(;´Д`)ハァハァ
次回作も激しく期待してます
>>118 向うのスレも見てきた。
久々の民明氏の小説読めると思っただけで嬉しい。
しかも鬼畜エロ(;´Д`)ハァハァ…こっちも激しく期待してます
年越しは個人的にはやりたいです(w
次のはそれに間に合うように書きたい…
>122
ハァハァハァお疲れ様ですた!グッジョブ!!
次回も楽しみにしてますよー。個人的には「カルナックにて(?)」に期待ハァハァ
削除依頼出してくれた人、乙。
規制厳しいが年越しオナニー大会はやりたい。
>124
出したは出したんだが、実はファリスシリーズをまとめて出したためか、犯したいスレの
削除が蹴られてしまった…。あとでもう一回いってみます。
>>125 犯したいスレも復帰してたぞ。
乙カレー
>126
あ、ホントだ!よかったー
128 :
孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/12/16 05:37 ID:jWe7y47I
ドラゴンボールZ フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
| ]下ミ─-。、_|_, 。-―テ「 [ l
ゝ_,. lミミi=´<_,.`=i=ヲ 、__ノ
ヽlミ| 「‐、=ラ7 |ヲ'´
と〜けたこおりのな〜かに〜♪恐竜がい〜たら〜たまのりし〜こ〜みたいね〜
こんな人いないんじゃ年越しどころじゃないぞ(;´Д`)
誰かいるなら返事してくれ。
まずは点呼1
5。
一応、3でいいんだよな…
4。
>>122 乙ですた。ハァハァ…
連れてかれたファリスタンのその後も気になる。
5ー。
とかいいつつアグスレと掛け持ちだったりするわけだが。
6〜。
人が少ないのはしょうがないのか…?なんか寂しい。
7。最萌トーナメントで盛り上がったあの頃が懐かしい。
スクリプト荒らしのせいでこの板を離れた人が多いのか?
8。
スクリプト荒しと連続投稿規制や強制IDでどんどん人が減ってるんだろう…
連投規制はSS書きにとって最大の打撃。
去年の今ごろみたいにまた盛りあがんねーかな…
景気付けする意味でも年越しオナニー大会はやりたいな。
強制IDのせいでネタも振りにくいと思うが…
9
一応俺もかな
10
と言っておこうか……(控えめ(笑)。
11
いつの間にか千一夜も消えてしまった?
優秀なSS書きさんカミバァーク・・・
12
SS書きさん(特にナナミさん)カミバァーク…
や。。。久しぶりにきてみたら。。。こんなに荒れ果ててヽ( ` Д´)ノ
ROにはまってたおいらを許してくれ。。。ファリスたん。。。。
>139
p://www3.to/ffdqss
ここにあるよ
>142
おおっ!!多謝!
13
読み専初カキコ
かなり前の、初夜レッスンネタに泣いた人間です…
145 :
点呼1:02/12/20 00:16 ID:2G2Tf1Tr
結構いるんだな。安心した。
俺は小間氏の新作と物怪姫の続きが読みたい。
で、書き込み見てて気になったんだがこのスレ俺以外にも男いるよな?
大晦日に一人で寂しくモニター前でしこるのは俺だけじゃないよな…?
146 :
3番:02/12/20 00:43 ID:DmTce/4X
男だよ…
147 :
09番:02/12/20 01:23 ID:wiKZh8aW
>145
てゆーか、ほとんど男だろ?
148 :
7:02/12/20 02:24 ID:SAhUDQQ/
僕も男。
どうもファリス萌え者は女性が多いという印象を持ってる人が
多いようですね。男女問わず萌えられるキャラだからでしょうか。
149 :
8:02/12/20 23:29 ID:zKK5zDnJ
俺も男だけどやっぱ女性が多い印象持ってるよ…
ファンサイト回ってみても男扱いされてるのがほとんどだし女性から見たら理想の男性像に重ねてるのかもしれないね。
実際に男のファリスファンが自分以外で本当にいるのかここに来るまで信用できなかったから嬉しかったよ。
>ファンサイト回ってみても男扱いされてるのがほとんどだし
ファリスたんのファンサイトだとそうでもないよ。
ファリスたんのお気に入りジョブといってたいていのファリスファンは魔法剣士とか踊り子とか答えてるし。
男扱いしてたらそういう回答はえられないと思う。
2ちゃん以外のとこでも、男性のファリスファンってけっこうみかけますよ。
ただ、たしかに「普通のFF5のサイト」とかファリス以外のカプサイトなんかはたしかに男扱いされてるなあ…
丸きり男なファリスたんとか、いきなり男にされてるファリスたんとか見て悲しくなったYO!ヽ(`Д´) ノウワァァァァァン!!!!!
あんなに可愛いおなごなのに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以前、ファリスの画像を探しまわってた時
「ファリスが男だったら良かったのに〜」というコメント付きの
イラストを見つけた事があった。
ファリスは「実は女」ってところが(・∀・)イイ!と思っていたせいか
なんちゅーか純粋に驚いたなあ。
そこはいわゆる腐女子系サイトだったようだが(;・∀・)
もし、元から男という設定だったら
ここまで萌えていたかどうかわからんなー…
バッツのように
「どっちでもいいさ ファリスはファリスだ!」と言えない小物な自分
どっちでもよくねーよ。ファリスが男だったら俺はこのスレにいない。
男装で実は美少女、しかも俺娘ってのがまた萌えるんじゃねえか。
容姿も好みで完璧。長身・細身・ロングヘア最強。
俺×ファリスハァハァ
踊り子ファリスたんのひらひら萌え
大人リディアたんのひらひら萌え
2人のあれに巻き込まれたい(;´Д`)
ファリスのジョブは実は赤魔がけっこう好きだ。
>>151 自分もそう書いてあるところ数ヶ所見たことあるよ。
確かに腐女子としてはそうだろうな。
自分はきっとどっちでも好きだし、萌えていたと思う。
ファリスの赤魔もいいね〜(;´Д`)ハァハァ
ところで、ど〜〜〜しても疑問に思ってしゃーないから言っちゃうけど、
どうして腐女子ってーのは、ああも男×男が良いのかね?
あたしは女だけど、男×男なんて全然萌えない。想像できん。つかしたくねぇ。
ギャグならまだいいとは思えるんだけど、素で行っちゃってるのはどうにも
理解できない。誰か腐女子の心理を理解できる方は居られますかね?
理解できないから認めないとまでは行かないけど、
ちょっと…と思うことがしばしばあるからさ。ファリスたんの話もそうだけど。
>>145 自分は女ですがオナニー祭りに参加しちゃダメですか??(W
>>155 まあ、萌えポイントは本当に人それぞれだから…。
逆に腐女子達の中には「ノーマルなんて信じられない!」と
いう人もいて、そういう人からすればノーマル好きな人の心理は理解できんだろう。
こういうことは答がないものだからね。
腐女子ってなんだよ。同人女とどう違うんだよ?
どっちにしろキモイのには変わりないんだろうけどな。
そんなことよりファリスたんのエロ小説キボンヌ。
31日までおあずけなのか・・・?
>158
同人女の中でも801が好きか香具師が腐女子。
同人女という言葉が腐女子と同意義で使われるケース多いけど
同人やってる女(読み専含む)が皆801好きってわけじゃないからねえ
自分は同人やっているが801は別に興味ないし。
おもいっきり誤字かました…鬱
>>159 同人女の中で程度のひどいのを腐女子と呼ぶんで、男×男好きには
限らないんだと思ってた。アンジェリークとか、カプなしでも腐ったファンが
ついてることがあるが、ああいうのは腐女子とは呼ばないわけ?
ハッカーとクラッカーみたいなもんで、内部では厳然と使い分けがあるんだろうか……
閃光と共にエクスデスが消え去った後、
一度は砕け散った4つのクリスタルは元に戻り、
その力で世界は再生していった――――
バッツ達4人は苦闘の末ついにエクスデスを打ち破り、
クルルの飛竜に乗って無の中から元の世界に戻って来た。
僅かな休養の後、4人を待っていたのは盛大な祝宴だった。
喜ぶ人々の姿を見る度、自分達への感謝の言葉を聞く度、
世界を救ったという実感が湧いてくる。
旅の間の苦しみや悲しみ、重圧からも開放され、
自然と4人の顔にも笑みがこぼれた。
武勇伝を聞く兵士の群れが去り、話し疲れに一息ついたバッツの目に
ワイングラスを手に自分の方に来るファリスの姿が目に入った。
「すっかり英雄扱いだな。まあ少し喉を休めろよ」
「お、サンキュ」
鮮やかな色をした洋酒の入ったグラスをバッツの手に渡す。
それを一気に飲み干した後、ファリスがドレス姿ということに気付き
バッツの目が釘付けになる。
「少しはさまになってるな。似合ってるじゃん」
「なっ……からかうなよ…」
「別にからかっちゃいないよ。まあ初めて見た時は
あんまりにもイメージに合わなくて笑いそうだったけど…」
「何だと、この…」
「おっと、今後はずっとドレス姿なんだから、そんな言葉遣いも
いけないんじゃないのか?」
「うー………」
旅の間と同じような雰囲気でしばらくは話が進んだ。
しかしふと話が途切れた後、いつもと違うしんみりした口調でバッツが口を開く。
「よかったな……。世界が元に戻って」
「そうだな…。タイクーン城も、バッツの故郷のリックスも元に戻ったし」
「みんな無事に帰れて…よかったな…」
「うん………」
会場を見回し、幸せな表情で喜びを分かち合う人々を見て、自然とバッツの口からそんな言葉が出た。
戦いが終わり、もう何も不安がないことを実感するファリスも、
それに対して静かに受け応える。
その後も宴の終わりまで、ずっと2人きりで互いに静かに旅の思い出等を語り合っていた。
戦いの不安が消えた後の頭の中の空白がずっと抱き続けていた互いへの想いで満たされ、
バッツもファリスも相手の側から離れようとしなかった。
お開きになった後も自然と、2人の足はファリスの部屋に向いた。
ベッドに腰掛け、宴の料理をつまみながら話は続いた。
そのうち話が途切れ途切れになるも、相手を見つめたまま2人は座ったままだった。
お互いが「何か」を期待し、また相手がそういう心境だということを
何となく感じ取っていたが、口に出せない状態が続き、時間が過ぎていった。
「やっ…ちょっ……」
たまらずにバッツがファリスの身をベッド上に倒して抱きつく。
突然のことで、心の準備ができていなかったせいか、
ファリスの口から抵抗の言葉が漏れた。
「やっぱり…望んでないよな、城に戻ったのに……。悪かった…」
それを聞くと、バッツはなんとか自分の本能を抑えて
ファリスの体から離れ、一旦は近づけた唇を離す。
しかし既に昂ぶっていた心をファリスは抑え切れなかった。
「んっ…」
ファリスの方から身を起こし、バッツに口付けする。
同時に背中に腕を回し、バッツの体を自分の方に倒す感じで抱き寄せる。
「抱いて……」
と言いたかったが、バッツへの想いの昂ぶりと照れから、ファリスの口からその言葉は出なかった。
しかしその意思を伝えようと、バッツの背中を強く抱き締める。
「好きだ……」
その気持ちを伝えたかったが、バッツの中に気のきいた言葉は思い浮かばなかった。
しかしその意思を表わすようにファリスの頬を優しく撫で、ゆっくりと唇を擦り合わせる。
細く美しい全身を柔らかく包み込み、バッツは少しずつ愛撫の手を進めていく。
「あ……ふうっ……」
手を頬から肩口、膨らみを増した乳房に寄せ、
敏感な先端を指先で擽りながら静かに揉みしだく。
ファリスは心地よい感触に感じ入る喘ぎを漏らしながら、
バッツの手が触れている部分から徐々に全身へと熱が伝わり、
自然と自分の中心部が熱くなっていくのを感じていた。
バッツのもう一方の手もドレスの裾からくびれた腰を撫で上げながら
下履へと近づき、その中を優しい指づかいでまさぐっていく。
十分に濡れたのを確認し、愛液を絡み付かせて中に差し込む。
「はんっ………んん…」
それに対し、ファリスの口は止めど無く悦びの声をあげながら、
さらに求めるようにバッツの唇に吸い付いてくる。
しばらくしてバッツは指を抜き、今度は自分の顔を近づける。
唇にするように下の口にキスした後、静かに舌を差し入れて
内側を執拗に舐め上げる。
「ひゃうっ………やんっ!…………」
柔らかくぬめった感触が自分の中で動く快感を堪え切れず、自然とファリスの腰が揺れる。
ファリスの膝を押さえ込みながら、バッツの舌は秘部の奥深くまで入り込み、
長いこと秘唇との甘い接吻は続いた。
バッツはファリスが絶頂を迎えそうになると手を緩め、じらすように軽くキスしたり抱きしめたりして
うねりを落ち着かせながら長時間愛撫を続けた。それが段々とファリスの気分と性感を高め、
身体の芯から伝わるような快感と共に、バッツとの一体感を高めていく。
―――少しでも長く、最後かもしれないその夜を過ごしたい。
というバッツの願いもあってのことだったが、
ファリスは悦んでそれを受け入れ、喘ぎの声を漏らし続けた。
2人の交わりが進むうち、身を包むドレスは少しずつ剥されていき、
ついにファリスは一糸纏わぬ姿となり、汗の浮かんだ肌を露にしていた。
愛撫の手を休めた時、汗に濡れて妖艶さを増した透き通るようなその肌が、バッツの目に入る。
「んっ、んっ……」
「うん………あうっ……」
その美しさに思わず、太股や腕にも口付けした。指先から足先まで、ファリスの全身を求める想いが
バッツの中で強まり、柔らかな口付けは全身に及んだ。
そしてバッツが全身を愛撫し尽くし、そのままいつも通り静かに果てさせようと、
秘部に入れられた指を奥へと進めようとした時…。
「………」
「!」
愛撫に感じ入る表情とは違う、今まで見せたことのない表情で自分を見るファリスが目に入った。
荒い息遣いの中、いつになく強く求める視線がバッツの目をじっと見据えていた。
バッツはそんな視線にたまらず、自分のものを取出すべくベルトに手をかけた。
ファリスの膝を掴んで静かに足を開き、既にそそり立つそれをファリスの中心へと近づける。
それまでの愛撫により性感で包まれ、今にも意識が飛びそうな中ファリスはその様子をじっと見つめる。
入り口の間近まで近づけた所でバッツは腰を止め、
もう一度顔を近づけてファリスの目を見つめ、問いかけた。
「…いいか?」
「………。」
息も絶え絶えになりながらもまっすぐにバッツの目を見据え、ファリスは静かに頷いた。
バッツはいきり立つそれを愛液を溢れさせる秘部に近づけ、
ファリスの膝を抱えながらゆっくりと腰を動かす。
ファリスの心情を表わすように、素直にそれは入り込んだ。
「はぁっ………!」
初めての経験にかつてない程の喘ぎ声がファリスの口から漏れる。
その衝撃を緩めようと、バッツはファリスの唇を優しく包み、
両手を胸に移して軽く乳房を擽るように撫でた。
媚肉に挟まれながらも半分位バッツの一部が入った所で、進入を遮る何かに気づいた。
ファリスの身を強く抱きしめ、覚悟を決めてそれを突き破る。
「ぁ……ぁっ……!!」
ファリスが形容し難いほどの叫び声をあげる中、
秘部から湧出る愛液は量を増し、僅かに赤みを帯びた色となった。
さらに締めつけが強くなる中、ゆっくり前後に動くバッツの一部が、
感じたことのないうねりをファリスの全身にもたらした。
快感を堪え切れない中、それでもなんとか感じ続けようと、バッツの背中にしがみつく。
そしてバッツも、ファリスの膣壁が自分を締めつける度に
全身を包み込むような性感を中心から感じていた。
絶頂に達するのをなんとか堪え、腰を動かして秘部の奥を刺激し続ける。
静かな動きから想像できないほどの強い刺激が、ベッドの上で静かに身を揺らす2人を包み込んでいた。
この瞬間が永遠に続くことを望みながら身を寄せ合っていたが、
絶頂の時はそこまで迫っていた。
「もう…だ…めっ…」
「おれもだ………出すぞ」
その瞬間、2人の愛液がファリスの中で放たれた。
旅の間、お互いが自分の中で抑えていた途方もない想いを表わすかのように、
止めど無い量が接合部から湧き出し続ける。
「ファリス……」
絶頂の余韻が落ち着いた後、バッツはファリスに目をやり、顔を近づける。
彼女の息遣いも荒かったが、その表情は自分と同じように
先程までの快楽の余韻を浮かべ、穏やかだった。
「ん……」
可愛い寝顔に、何気なくファリスにキスする。
唇を少し離して寝顔を見届け、自分の一部をファリスから抜こうとした所で、
ファリスがゆっくりと目を開ける。バッツと目が合った所で、見つめる目が近づいてきた。
「んんっ………」
バッツがしたより長く唇が合わさり、その腕が再びファリスのもとにバッツの身をひき寄せる。
何度か唇を合わせる度に2人の接合部が疼き、温かく柔らかい性感が2人をまた包み始めていた。
年末の盛り上がりを待てずに半分あげちゃいました。
連続投稿規制だと時間かかるね…長くてスマン。
続きはでき次第、なんとか年内にあげます。
他の作家さんも戻って来るのを待ってます…。
・∀・
>>169 乙です。
ついにファリスたんの初体験ですね。後半も期待してます。
ハァハァハァ……ウッ
>>161 もともと「同人女」という単語自体蔑称的意味あいで使われるので
別に腐ったファンでなくとも、同人云々を嫌っている人からみれば同人女。
(よくアニメ板なんかで801ノーマルに限らず同人的な書込みがあると
「同人女は(・∀・)カエレ!」といわれたりする)
んで、腐女子はやっぱり801好きのオナゴのことをさします。
こっちは蔑称というよりは801好きオナゴが自嘲的に使ったりする。
ノーマルや、カプなしで腐ってる場合は「同人女」のほうが適切かな。
>>169 続きを激しく期待。連続投稿規制にまけないで下さい。 ハァハァ
>>169 初体験激しく萌え。
続きも楽しみだ(;´Д`)ハァハァ
>>162-168 キタ━━━wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~―━━━!!!!
この調子で盛りあがって欲しい。
出戻りさん、グッジョブ(・∀・)
続き楽しみにしてまつ
,,,,,,,,,,,,,
/ ::.:::::::::::ヽ
/,,:::lノノリ""))〉 クリスマスイブだぞ
ミ,,,ミi|从l゚ ヮ゚ノリ
|iiミ''""""'ミ .___/''-、
从ミ'.:::::::::..ヽ / ⌒ー、:
. ミ''""""""''ミ /..::. ...::::::|
"''U"U''" (,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;ノ
クリスマスネタで何かキボンヌ
,,,,,,,,,,,,,
/ ::.:::::::::::ヽ
/,,:::lノノリ""))〉
ミ,,,ミi|从l゚ ヮ゚ノリ
,,,,,,,|iiミ''""""'ミ
ミ "U"""U ミ
ミ Merry ミ
ミ X'mas ミ
ミ ミ
ミ ゙゙゙゙゙゙゙ミ
ミ ミ
ミ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ミ
☆
∧
`:ヽ、, ill!l ', ;..' "
, .`;':iil:l,",,, 、.
'.' / ::.,;゙i;::::ヽ `
/,,:::lノノリ""))〉 アウウウ…
ミ,,,i|从:";0`ノリ
⊂liミ゚'*"*ilつ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
j:*∽∽::*ヽ (・∀・ ) < どう?気持ちいい?
ミ'"*し:;:*"*ミ ( ) \________
`"'''i;lil";''" | | |
,:[[][][]]:、,: (__(__)
このスレにAAイラネ
,,,,,,,,,,,, ☆,
/ ::.:::::::::::ヽ ヘ
∧_∧ ’・ /,,:::lノノリ""))〉 / /
( ;゚Д゚) ・‘∴; ミ,,,ミi|从l゚ ヮ゚ノリ/ /
(
>>179======≡≡三ミ,,ミ⊃〒ミ 斬 鉄 剣
| | |・:∵ 从ミ'.:::::::::..ヽ
(__(__) ’, 'ミ''""""""''
〈_ノ'`ー""
これ以降、誰もこの流れについて反応するな。
荒れる
183 :
181:02/12/25 01:49 ID:njM9x/M/
>>182 リロードしてなくて180見る前に貼っちまった。
すまん。
__
../⌒ ヽ
( ヽ アーヒャヒャ
ヽ ノ ヽ
ゞ、 丶 アーヒャヒャ
ヽ ノ \ _ _, ─' ─ ─ ,、 _
|\_ ノ\ , '´ ( ) ( ) `‐、
/⌒\ 丶 / / ヽ-、___ ,-r' ヽ.
│ \ 人 |/⌒ヽ | ! ヽ | ..|
/ \ / | | ! ! . ! |
( \ ヽ / / | ! ! . ! ..|
( | / ) | ! ! ...|
ヽ \ ヾ 丿(( ̄)/ 'i `'ー--‐‐'´ ノ
\ ヾ丿 ヽソ `''ヽ ヽ. ─''
ヽ ノ _ __/ ヽ __ノ:: 人__
|:::: 丶ー ̄ :: ::::::::::::::::: ̄ノ ̄ー-- ,,.__
\:::::::: ::::::::: ヾ ソ 丶 ヽ
ヽ:::: ヽ/ :|
\_| ::::::::: : |
| :: ミ: :: ::...........:::::|
. .|:::::: . ミ:::: ::::::::i :::::::::::::::|
.|:::::: ヾ:::: ::::::::::::| :::::::::::|
| ::::::: ミ: :::::::::::| :::::::::::|
|:::::: ノ ヾ :::::::::| :::::::::::|
185 :
ママ先生:02/12/26 19:28 ID:pI7iW2YM
>>169 いつも乙っす。
ついに破っちゃったか…処女膜。続きも期待。
そろそろ年末休みだから人が増えるのを期待。
カキコは少ないが実は見てる人は
多数いるんじゃないかと言ってみるテスト(w
やっぱりID出るとネタふりづらいか…。
俺もいつも見てるんだが確かにやりにくいな
それ以前にネタが出ないわけだが。
189 :
名も無き冒険者 ◆prk/IOeW5M :02/12/28 00:17 ID:Sxk2Y8NL
「あふうっ………」
キスを続けているうちに、秘部の疼きを堪え切れずに
ファリスが小さい喘ぎ声を漏らした。
小さい絶頂を迎えたことに気付いてバッツが自分を引き抜くと、
滲むように愛液が湧き出し、バッツの一部とピンク色の秘部を
なまめかしく、妖艶に光らせていた。
その後バッツはファリスに覆い被さっていた身を起こし、
隣に添い寝して彼女の身を寄せる。
それに応えてファリスも自分の顔を目前のバッツの胸に寄せ、
軽くキスした後、目を閉じた。
その後しばらく、2人は何も言わず寄り添い、横になっていた。
コトの終わった後の達成感とも寂寥感ともつかない感覚に包まれつつも、
目を閉じて出会ってからの記憶に想いを馳せていた。
女とばれた時のこと。互いを協力、信頼し、辛くも生還できた戦いの数々。
そして、何度か抱いてくれた夜…。
純潔を守ることを考えて自分を抑えつつ、
ファリスを悦ばせ、果てさせるだけにとどめた夜…。
その想いが互いへの思い入れをさらに強めていく。
思いを一通り巡らした頃、ほぼ同時に2人の口が開いた。
「もう少し、このままで…」
「もっと抱いて…」
台詞を最後まで言い終わる前に互いの意を汲み取り、
言いかけのままにまた唇を合わせた。
未だ止まぬ性感の余韻を呼び起こすように、
バッツは汗の滲んだファリスの肌を静かな手つきで擽り始めた。
「やん………あん……」
頬から首筋、肩口から乳房にバッツの指先がたどり着くと、
ファリスはたまらずに感じる声を上げる。
身を捩ってバッツの指から逃れようとするのを追いかけ、
柔らかな表面や尖った先端に指をめり込ませると、
一段と高い喘ぎ声が聞こえた。
少し続けた所でまたファリスの身を寄せる。
肩に手をかけて少し力を入れるだけで、
ファリスの気持ちを表わすように素直にその裸体がバッツの方に向いた。
「はんっ………はぁっ……」
無防備に目前に晒された乳房にバッツは顔を埋め、
表面を擽りつつ桃色の先を口に含み、舌先で執拗に弄ぶ。
刺激を堪え切れずに一際高い喘ぎ声がファリスの口から漏れるも、
その腕はバッツの背中を掴んだまま、離そうとはしなかった。
その気持ちに応えるべく、バッツの愛撫の手は敏感な部分へと進んでいく。
悦びの声が止むことはなく、静かな交わりは翌朝まで続いた。
夜明けが近づき、高まっていた2人の気分が落ち着いた頃、
バッツの首筋に頭を預けていたファリスが、耳元で囁いた。
「追放………。かな…」
ぽつりとそう言うファリスは、全てを悟ったような表情だった。
王族である自分の立場を考えれば、純潔というものがいかに重要かは
言うまでもなかったし、ファリスも理解してないわけではなかった。
でも、この夜だけは―――。
それを失うことを覚悟の上で、ファリスはバッツを求め、受け入れた。
自分で決めたこと、後悔はない……はずだった。
「責任とれよ…なんて、言わないけど………」
次第にファリスの言葉が小さくなり、それまでバッツの目を見上げていた顔を俯かせる。
「………っ、……うっ…」
そのままバッツの胸に顔をうずめて、自分の感情を素直に表わすようにファリスは涙を流した。
「ファリス……」
無言のまま、バッツはすがりつく頭を優しく撫でるだけだった。
旅の間も滅多に見せることのなかった泣く様子に、
バッツは改めてファリスの想いの強さを感じさせられた。
そして、その想いにバッツも心を決めた。
「責任は取る」
いつになく真剣な口調だった。
昨夜、自分の求める視線に応えてくれた時に発したのと同じ、
バッツの固い意志が感じ取れる口調に、ファリスは顔を上げる。
まっすぐに見据える視線がファリスの目を捉え、離さなかった。
「いつか、絶対に迎えに来る。だから、待っててくれ……」
そう言った後、どうしていいかわからず、バッツはそのまま口付けする。
「んん……」
唇を合わせたまま、同意を示すようにファリスは頷いた。
その日のうちに、バッツはタイクーン城を出た。そしてそれ以後、バッツからの一切の連絡は途絶えたままだった。
その間、何度か縁談の話を聞かされるものの、バッツの言葉を信じてファリスは待ち続けた。
あの夜、それを言った時の彼の瞳を思い出すだけで、
自然と心が安らかになり、温かくなるのをファリスは感じていた。
そして2年の月日が流れたある日―――。
「へっ? バッツが??」
少しはドレス姿も板につき、その日もいつも通り隣国からの
書簡に目を通していたファリスは、驚きの余り声が裏返った。
「ウォルス国に新王即位」という知らせだったが、同封されていた王の写真は、紛れもなくバッツだった。
「な…、一体何が……」
2年間何の連絡もなく、何をしてたのか…。
そしてどれだけ自分が思い続けていたことか…。
バッツに話したいことが山ほど浮かぶ中、その新王が
訪問に来るという話を聞き、ファリスの心はますます落ち着かない。
「わざわざご訪問頂き、誠にありがとうございます…」
大臣が恭しくウォルスの新王のご一行を迎える。
「この度、即位しました………」
訪問に来た新王はファリスの目前で、凛々しい顔つきと口調で挨拶をした。
振る舞いこそまさに王族のそれだったが、中身は2年前と何ら変わらない
―――少なくともファリスの目からは―――バッツだった。
その後、大臣や宰相らが社交辞令の話をしばらく続けていたが、
その間ファリスは王として黙って座っていなければならなかった。
ほんの十数分だったが、ファリスにとって、その時間はバッツを待ち続けた時間ほどに長く感じられた。
もし許されるならば、彼の名を呼び、席を立って抱きついていただろう。
目前にいるのに話のできないことが、何より辛く、もどかしかった。
「では、王同士でもご歓談を……サリサ様?」
「えっ……、あ、ああ……わかった」
バッツに思いを馳せるあまり、大臣の言葉に気付くのが一瞬遅れた。
大臣や家来が席を立ち、ほどなく応接間にてバッツとファリスは2人きりになった。
向かい合うソファーに腰を下ろしたまま、ファリスは動けなかった。
話すことがあり過ぎて頭の中で整理がつかず、
バッツの方を見たまま、言葉がなかなか出なかった。
バッツはしばらく落ち着いた様子で、ファリスと視線を合わせたまま座っていたが、
戸惑う彼女の様子に気付いたのか、やれやれという感じで席を立ち、
ファリスの方に近づき、手を伸ばした。
「迎えに来たよ…」
しおらしくそう言った後、バッツは王族のような静かな手つきでファリスの手を取った。
「バッツ……………。ふふっ…」
ファリスは手を取られた後、そのまましばらくバッツの目を
見つめていたが、彼の服装やその手つきを見ているうち、少しだけ含み笑いを漏らした。
「何だよ、笑うなよ」
それを聞き、バッツが少し怒ったような口調で応えるが、
目は微笑んでいた。先程までと全く違う、旅をしている時の
普段通りの声を聞き、ファリスもほっとした様子で口を開く。
「だって信じられないからさ、バッツが王だなんて…」
「まあおれも、本当になれるなんて思ってなかったけどな。
それでも、そんなぎこちない座り方してるファリスよりは
さまになってると思うぜ」
「なっ…何言って……」
答に詰まるファリスをよそにバッツは隣に座り、2年間の出来事を語った。
ファリスと別れた後、とりあえず王にならなければファリスの所まで行けないと思い、
後継ぎがいないことに目をつけてウォルス城の親衛隊長として働き始めたこと。
護衛の仕事の中戦略について学び、助言をするうちに王に力を認められて軍師になったこと。
その後も勉強を続け、王の執務の補佐を務める程になり、
そして王に後継を託された後も指導者としての修養に励み、やっとここまで来たこと……。
途方もない程の長い道のりだったが、その話の一つ一つを、バッツを食い入るように見つめながらファリスは聞いていた。
その話の長さが、彼の努力の大きさを物語り、そしてまたバッツの想いの強さを実感させてくれた。
「ずっとウォルス城で働いて、勉強し続けてたのか?」
「そうだな……。まあいろいろあって、何とかここまで来れたよ」
「大変だったろ…。まだ世界を旅したかったんじゃないのか?」
「そりゃしたかったさ。でも……ファリスの所に行ってからでも
旅はできると思ってさ。ずっとおまえのことだけ考えてたんだ」
「そんな…そこまで………」
それ以上ファリスの言葉は続かず、涙を隠すようにバッツの許にすがりつく。
あの夜のように顔をバッツの胸に預け、俯いたまま泣き声を漏らした。
「ありがとう………オレのために……」
心の底からの感謝を込めた声で、ファリスが言う。
「ファリスも待っててくれて…ありがとうな」
長く綺麗なその髪に指を絡ませながら頭を撫でつつ、バッツも答えた。
2年前のあの夜から途切れていたままの2人の時間が、
ようやく再開されようとしていた―――。
以上です。
こういう終わり方はあまり好きじゃない人もいるだろうなと思いつつ…。
(ファリスはあくまで王女として結ばれてほしかった…これは個人的好みだけど)
トルナ運河からスタートして、
なんとか年内にエンディングまで書けて良かったと一人ほっとしてます。
PART3の頃からコメントくれた方、削除依頼出してくれた方、
本当にありがとう…(;∀;)
ここまで来れたの、みんなのおかげです。
ちなみにエンディング後の展開って
1.王女として生きる
2.城を出る(バッツと旅とか)
3.海賊に戻る
4.その他
あたりがあると思いますが、どれが人気なんだろう…。
2に一票。
旅をしてないバッツなんてバッツじゃないと思うから、
バッツと結ばれる=二人で旅をする、ではないかと。
バツファリにこだわらないなら3。
>>196 乙です。
激しく(;´Д`)ハァハァ…
PART3の頃からずっと見てたんで感慨深いものがあるな。
終わってしまって残念だが、このシリーズとは別の次回作もまた読んで見たい。
これからも頑張ってください。
エンディング後の展開は俺は1かな。
たまには城を抜け出して海賊やったりするのかもしれないが。
>>190-195 キ タ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
_ __ _ __ ┃
'´ ヽ '´ ヽ '´ ヽ '´ ヽ ┃
l ノノリ=))〉 ノl==/ ) l ノノリ=))〉 ノl==/ ) ┃
┏━i|从l.゚ ヮ゚ノリ━ |i| 从━i|从l.゚ ヮ゚ノリ━ |i| 从 ━━┛
┃ |ii⊂|元つ i| i i ノつ |ii⊂|元つ i| i i ノつ
┃ 从⊂く/i_〉 从ノ/ノリ从 从⊂く/_〉 从ノ/ノリ从
┃ l.ノ l.ノ l.ノ l.ノ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!!!
死ねボケ
出戻り氏乙!俺も次回作激しく期待してますよハァハァ
エンディング後は1と3で。海賊をやりながら王女もやる。
書き込みが全然ないが祭りは今日だよな?
11時ぐらいまでには集まっててくれよ…
>>196 長い間乙でした。
さっきPART3の頃の話を読んだら
あまりに作風が違うので焦ったけど(w そっちも萌えた。
来年も続けてほしい。
というか、そろそろ祭りの時間じゃないのか…?
と不安になってみるテスト。
>>203 リロードし忘れてた…。
てか同じ考えの人がいただけで嬉しいが(w
あと1時間切ったんだがこの静けさは…
いつものごとく一応点呼でも取っておくか。
誰かいたら返事してくれ。
点呼1
2。
あと20分もないのに…
208 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:02/12/31 23:57 ID:UiJz6X/e
2人かよ!(w
仕方ない。2人で頑張ろう
>>207よ
無駄かもしれんがageとくか。
去年のも貼っとくぞ。
●携帯の電源をOFFにする
●オカズを用意する
●ティムポを綺麗に洗う
●右手にありったけのパワーを込める
●家族が0時丁度に『あけおめー』とか入ってこないように鍵をかける
ファリスたんの夢を見て夢精するのを目標に禁欲中なんだ。
だから参加できない。ゴメソ
俺は犯したいスレでイッた。今年は本当に人いねーなあ…
>>209 頑張れよ
>>208 PCあるのが居間だからできんかった…。
しゃあないので初夢に見る。
んじゃね。
あけましておめでイッター!
昨日の夜は来れなくてごめんよファリスたん
初オナニーはファリスたんでしたからね(;´Д`)ハァハァ
抜きネタにSS使った人いる?
前スレの小間氏の緊縛ファリスでイッたんだが。
いつも使ってる。小間氏いいよな。また書いてくんないかな。
実はモーグリSSも使ったことがある。
最近人いないな…
初夢でファリスたんの夢見られなかった。
未年に因んで魔獣使いファリスで萌えるか…
>>213 俺は犯したいスレの民明のSS使ったよ
「なかきよ」をやったにもかかわらず、ファリ夢見られなかった…
魔獣使いはいいよな。ドットよりカードの絵に萌えた。
だがファリスは踊り子が一番萌える。
>>218の絵師さんまた描いてくんないかなバーサーカー最高(;´Д`)ハァハァ
ファリスたんに紺色の袴着て欲しい。
長身ですらっとしてて髪が長いのがいい。
髪を一つに結い上げて刀か弓か薙刀を持ってたら尚良い。
ファリスたんは意外と和服が似合うと思うんだが。
>>220 同意。
時節柄、慣れない晴れ着をレナに着付けてもらってるファリスとかもいい。
バッツに誉められて照れるの。
一つ結びもいいが三つ編をして欲しい。ジョブでないのが残念だ。
三つ編といえば神の学園ファリスみたいな三つ編(´Д`;)ハァハァ
俺は看護婦の格好して欲しい。
天使の白衣で嫌がりながらも看病してくれたら(´Д`;)ハァハァ
左じゃなくて右だった
227 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/07 22:02 ID:qmNSvGJQ
>226ヽ(`Д´)ノボッキアゲ
>>228 乙。
試してみたがDLできなかった。スマソ
小間氏の復活マジでキヴォン(;´Д`)
SS読みたい
誰かいるか?
見てはいますがネタは振れません
俺も見てるんだがネタなあ…
好きなジョブは既出だしアビリティも出たし、魔法の話も出たような気がするわな。
あとなんかあるかな。装備か?でもFFって装備アイテムの魅力薄いよな。
DQの攻略本だとかなりハァハァするんだが。FFの攻略本にもキャラが実際つけてる絵があればいいのにな。
お約束だがファリスに付けて欲しい装備は天使の白衣だな…
というか3人に天使の白衣装備させてナースハーレム(;゚∀゚)=3ハァハァッ
武器なら刀系を推す。
ファリスファンタジー…通称FF。
次元の狭間でファリスタンだけ取り残されて脱出するゲーム誰か作ってくれまいか
今再プレイ中で、第一世界が終わりかけてるところ。ファリスとバッツを前衛に
してるんだが、強い武器が少ない関係上一人は「両手持ち」実装の騎士系、
一人は「二刀流」実装の忍者系にしようと思っている。どっちをどっちにするのが
美しいだろうか?
ファーストプレイでは騎士バッツ、忍者ファリスだったので、今回は逆でいこうと
思ってるのだが。
>>236 ラグナロク+チキンナイフ+レインボードレス+赤い靴+リボン
最強
>>237 ゲームオーバーになったらエクスデスに犯されるイベントキボン
>>238 騎士系なら魔法剣士に両手持ちはどうだ。
魔法も剣も使えて見た目も良い。
>>238 自分もつい最近再プレイしたんだが、
ファリス前衛(魔法剣士)でバッツは後衛(時魔)。
「戦うのはファリスの方が強いだろうな。でも、ベッドの上じゃ…」
「あぁっ………や…め……」
「かなわないだろ?」
と言って夜、宿屋でファリスを責めるバッツの姿を想像してたが何か?(w
>>239 見た目良いに禿げ同。
ビキニにシースルーにスリット…(;´Д`)ハァハァ…
>>238 魔 法 剣 士
>>240 (;´Д`)ハァハァ…
魔法剣士のあの格好はどう見てもベッドの上でのお共が仕事だよな。
カード見るまであんな格好してるとは思わなかったよ。
>>242 誰の作品ですか?激しく読みたいでつ(・∀・)
>>240 時魔なら時空魔法を使って色々できるじゃないか
うひひ
245 :
◆yGAhoNiShI :03/01/12 23:41 ID:mTcw41v4
q
246 :
◆yGAhoNiShI :03/01/12 23:50 ID:J5l+rz7W
q
247 :
◆yGAhoNiShI :03/01/13 00:00 ID:TQOZfkUb
q
>>248 乙。PART3が特にSS多かったんで感謝。
>>241 そうそう。ドット絵じゃあの露出度には気付かんよね。
>>244 絶頂迎えそうになった所で「ストップ」。
果てることもできず身を捩るファリスタンを放置プレイとか。
魔法剣士はドット絵とカード絵でデザインが微妙に違うんでは。
少なくともドット絵の方はポニーテールには見えない。
251 :
元172:03/01/13 02:08 ID:uqWDLfSj
「ふ…ふふ、バッツめ…覚悟しろよ…!」
予定通りバーサーカーにジョブチェンジしたファリスは不適に微笑んでいた。
バッツはまだ眠っている。それも、大きな鼾をかきながら爆睡しているようだった。
普通にかかっても適わないことを悟ったファリスは寝込みを襲うことにしたのだ。
「間抜けな顔して寝やがって…」
ファリスは眠るバッツの顔を見て、今までの屈辱を思い返した。
不覚にも存分に力の出せない白魔導師で処女を奪われてしまったこと。
復讐を試みる失敗して逆に犯されてしまったこと。
思い出して悔しさに唇を噛み締める。
じっとバッツを眺めていると、ファリスは自分の身体に異変がおこるを感じた。
「あ、あれ…?」
身体が熱い。
奥から火照るように熱が上がってくるのがわかる。
それが、バーサーカーが牡を見て発情しているのだとはファリス本人はまだ気付いていなかった。
ペロリ…
ファリスは無意識にバッツの頬に舌を這わせていた。
次第に頬だけではなく、額、閉じられた瞼、そして唇へと移動していく。
半開きになった唇をそっとこじ開け、その中へ舌を潜り込ませた。
252 :
元172:03/01/13 02:09 ID:uqWDLfSj
「ん、ふうんん…」
ファリスは意識に会わせ、徐々に表情も恍惚したものに変わっていった。
ピチャピチャと猫がミルクを飲むように音を立てながらバッツの唇に吸い付き唾液を吸っていく。
「んむぅ…」
ガシッ
突然、眠っていたはずのバッツの手が動きファリスの身体を捕らえた。
「っ!?」
「捕まえたぞ」
ハッと我に返り驚いたファリスの顔の下でバッツがにやにやと笑っていた。
「俺の寝込みを襲おうなんて悪い子だ」
バッツはファリスの背中に回した両手を動かし尻尾の付け根あたりを撫でまわした。
ゾクッとした感触にファリスの背筋に悪寒が走った。
「覚悟しろよ…?」
バッツの目もファリスと同じく発情した獣のそれを宿していた。
253 :
元172:03/01/13 02:25 ID:uqWDLfSj
大晦日に間に合いませんでした(;´Д`)
part3からずっとひっぱってきたバーサーカー物の続きです。これで完結させる予定です…
>>出戻り氏
(;´Д`)ハァハァ
乙です。自分も最初から見てたのでラストまでいって感慨深いです。
また新作も期待してます。
>>248 乙です。
タイクーン城の3人(?)は自分の書いた物ではなく出戻り ◆Yan5Ipw6rw 氏の作品です。
トルナ運河、ウォルスの宿屋、イストリー宿屋の2人も同様です。
魔法剣士は微妙にデザイン違いますね。カードの絵のが萌え。
でもドットでも拡大するとビキニとかサンダルがわかってかなり萌えました。
ポニーテール(;´Д`)ハァハァ
254 :
孫悟空 ◆yGAhoNiShI :03/01/13 02:36 ID:5+FHzYSF
ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
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フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
>>253さん 失礼しました〜!
ご指摘ありがとうございました。直しましたです。
出戻りさんにも失礼な事をしてしまいましてすみませんでしたm(._.)m
>>255 千一夜、楽しみにしてるのでこれからも頑張ってください。
257 :
孫悟空 ◆yGAhoNiShI :03/01/13 03:05 ID:CeVKhCeZ
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フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
258 :
孫悟空 ◆yGAhoNiShI :03/01/13 03:24 ID:5+FHzYSF
ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブオォッ!ブオッ!ブオオォォォォオッッッッ!!!!
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ドド、ドドド!!! ドドドドゴォォォオオオゥゥゥン!!
「いまのは痛かった・・・・・・痛かったぞ――――――――ッ!!!!!」
んはああーーーーっっっ!!!げ、元気玉、超元気だまァァァッッ!!!
み、みんな!! お、オラに元気をわけてくれぇぇぇェェェッッッッ!!
ジリッッッ!ジリジリジリッッッ!ま、まだ完成してねェ!!フリーザ見ないでェェ!!
フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
>>240 >>241 凛々しく戦う昼間の姿と感じてる夜の姿の対比がなんとも言えませんな…。
それに近いかもしれませんが、バッツを白魔にして、
傷を負ったファリスを手当てするフリして
全身を愛撫ってのを以前考えたことがあります(w
>>228 >>248 昼寝士さん、ラトームさん、保管お疲れ様です。
とりあえず私の話については
>>253さんの指摘で間違いないです。
修正ありがとうございます。
SS書き始めたきっかけが千一夜のサイトだったので
今後も続けていってほしいです。応援しとります。
>>253 (´Д`;)ハァハァ…久々の、そして今年の初SSお疲れでした。
それと指摘にも感謝です。
そういえばPART3の頃はまだコテハン名乗ってなかったな、自分…。
260 :
癒す2人:03/01/13 14:03 ID:FakHHjIG
「今治すからな……よっと」
「悪いな、バッツ。おれのせいで……」
バッツ達一行はこの日、前衛で戦っていたファリスがひどい傷を負ったため、やむを得ず途中で引き返して宿屋に戻っていた。
白魔道士のバッツが魔法剣士のファリスを抱えて一室に運び、痛々しいその身をベッドに横たえる。
「何言ってんだ。そんなひどい傷ほっといて、先に進めるわけないだろ。今は治すことだけ考えてろよ」
「あ……うん…」
心配してくれるバッツの気持ちが伝わるような温かい眼差しに、ファリスは素直に横になり、口元のヴェールや手首の装飾を外すと無防備に目を閉じた。
それを見て、バッツはベッドの横からファリスを見下ろす感じで立ち、治療を始めるべく傷を負った場所に手を近づけ、精神を集中させる。
「はぁ…………」
出血が止まりかけた右の肩口から二の腕へと静かに光を帯びたその手を動かすと、見る見るうちに赤い傷口の色が薄くなり、跡形もなく消えていく。
それと共に、ファリスの感じている鋭い痛みも段々と和らいでいく。自然と口からは安堵のため息が漏れ、その表情も落ち着いたものとなっていた。
その後バッツの手は、左の腕の傷や膝に負った痣跡などを次々と治し、ファリスの苦しみを和らげていく。
傷が一つ消える度にファリスの口からは穏やかな息遣いが聞こえ、バッツを安心させていた。
「ここもひどいな…」
大体傷を治し終わったバッツの手が、ファリスの胸を覆う薄布に近づく。
敵の刃が掠ったせいで、薄布の開いた部分からいつもより大きく胸元が顔を見せ、小さい切り傷から僅かに血が滲んでいた。
「……ん? なっ、いいよ! 自分で治すから………」
バッツの手が触れたことに気付き、顔を赤くしてファリスが身を起こそうとする。
261 :
癒す2人:03/01/13 14:04 ID:FakHHjIG
しかしバッツの腕が上半身を静かに押さえつけ、ベッドに体を戻される。
「いいから、黙って寝てろよ。中途半端な治し方じゃ、傷痕が残っちまうだろ。……綺麗な体なんだから、な……」
最後の方を言う辺りで、バッツは少し照れながら目を伏せていた。
邪気のないバッツの様子を感じ取り、ファリスは反抗を止めて大人しく横になる。
そして目を閉じるものの、バッツの手が近づくのが気になり、自然と自分の心が熱くなるのをファリスは感じていた。
傷の痛みが消えたことで全身を包んでいた言いようのない温かさが、段々と淫らさを含んだものになろうとしていた。
「やぁうっ…………」
その時、突然胸元に走った感触に驚き、高い声がファリスの口から漏れた。
独特の温かさを持つ治癒の光を帯びた手の感触ではなく、
それは生温かい、ぬめりを帯びたもの――――バッツの舌であることに気付くのに時間はかからなかった。
「ちょっ、何す………はぁっ…あん……」
思わずバッツの身を突き飛ばそうとするが、乳房から伝わる今までとは比べ物にならない程の心地よく、快い感覚
――――性感に力が入らず、腕も動かせずにただ身を捩り、感じ入る悦びの喘ぎを漏らし続けた。
傷口を舐められる痛みにより、乳房を舌先で撫でられる快感が何倍にも感じられ、その声が止むことはなかった。
肌の表面に滲んだ血を舐めとった所でバッツは顔を上げ、再び先程と同様に治癒の手を傷の場所にかざす。そこには血のかわりにうっすらと汗が滲んでいた。
262 :
癒す2人:03/01/13 14:05 ID:FakHHjIG
「もう少しで終わるから……我慢してろよ」
「あふうっっ………あっ……」
舌の感触が消え、また先程の温かい感覚が胸元からファリスの全身に伝わってくる。
今まで感じていた性感により、同じ感覚がより熱く、くすぐったく感じられ、息遣いが荒くなる。
そして乳房を包み込むように置かれたバッツの手が、さらに温かく、優しく感じられた。
傷に沿ってその手が動き、指先が少し薄布の中に入り込む。中途半端に入った所で、じらすようにその指が敏感な先端の間近で止まる。
ファリスの気分が高まり、その手をもう少し動かしてほしいと思い始めた所で、バッツの手は離れた。
「ふう………結構深い傷だったな。でも綺麗に治ったぞ」
一旦顔を上げてため息をついた後、精神を集中させていたため額や首筋を汗びっしょりにした顔でバッツがファリスを見下ろす。ファリスもそれと同じくらい汗を滲ませ、息も絶え絶えにバッツの方を見る。
「大丈夫………じゃ、ないみたいだな…」
様子を見て、申し訳なさそうな声でバッツが言う。
とぼけたようなその物言いと、半端な所で愛撫を止められたことへの怒りとも悔しさともつかない感情にファリスはプイと横を向く。バッツが顔を近づけながら、その目を追う。
『見りゃ………わかるだろ…』
愛撫の嬉し涙で半泣き状態になり、恥ずかしそうにそっぽを向くファリスの目前に、バッツの顔がまた見えた。何か文句の一つでも言おうとする前に、その瞳が閉じられ、自分の方に近づく。
「んん………んっ、んっ……」
バッツに唇を重ねられ、肩を優しく抱かれると、その言おうとしていた文句は感じ入る声に変わった。
中途半端に残る愛撫の余韻を紛らわそうと、温かい唇を吸い、舌を絡め合う。
唇を離した後も自然と互いの腕が相手を包み込み、しばらくの間穏やかに身を寄せ合っていた。
というわけで昔、書きかけで挫折した話を持ってきました。
すみませんが、2人目が来るまでちょっと待ってて下さい…。
久々にSS
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!!
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!!
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!!
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
いっきに2つも(;´Д`)ハァハァ…
規制が大変だろうが職人さん頑張ってくれ!!
ラト―ム氏も乙。
1スレに20本も小説があったこともあったんだな。
読みなおして(;´Д`)ハァハァした。またあの勢い取り戻して欲しい。
ところで上のレス読んでカードの魔法剣士の絵みたらやっぱりズボンが透けてた。
今まで気付かなかったよ。教えてくれてありがとう
(;´Д`)ハァハァ…
(^^)
千一夜のレッスンて続きさんの作品だよね
ほかにも続きさんのものはいくつかなかったかな
SS(・∀・)イイ!!!!
>>265 レッスンの他に
父の魂(仮題)
その棲まう島にて
夜の月
も続き氏だったと思う。父の魂は霊姦というタイトルにしてくれと以前の千一夜に書いてあった気もする。
千一夜の更新乙です。
269 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/17 17:37 ID:rRQG4ofQ
海賊は毎晩ファリスをオカズにしてたんだろうな
270 :
慶:03/01/17 17:47 ID:Osi1kTX+
ファイナルファンタジー、人気投票!!
>269
絶対してたと思われ。
それより実際食われちゃったことはないんだろうか。
先代おかしらの存命時‥
おかしらが怖くて手が出せない。
おかしら就任後‥
海龍が荒れ狂う嵐の海に飛び込み無事生還したばかりか、
その海龍をも手なづけてしまった相手を襲う香具師はいない。
よって無事だったと想像、というか希望。
少なくともシルドラを連れて来てからは畏怖に近い目で
見られてただろうから、先代に手を付けられてない限り
無事でしょう。
拾われた時によく売り飛ばされなかったよな。
海賊のくせにいい人ばかりなんだろうか。
先代お頭に憧れる12歳くらいのファリスとかだったら激しく萌え(;´Д`)ハァハァ
幼女よりもいい年齢に育ってから売ろうと考えていたらシルドラを手懐けてしまって無理になったと想像
>>273 少し違うが過去スレにそういうのあったな
それはそれでイイ
誰か!熱い妄想のネタをくれ!!!
・・・いや、下さい。
SS書くから。
SS職人さんキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !?
激しく期待
海賊時代の話とか読みたいんだが妄想のネタを出すとどうしてもキチクになってしまう罠
天然っぽいファリスたんが見たいっっ
けども全然熱くないので、メリュジーヌに性教育を受けるファリスたんをっっっ(;´Д`)ハァハァ
いや、むしろレナに性教育を受けるファリスたんが(;´Д`)ハァハァッ
海賊時代ならお頭に性教育を受けるファリスたんが(;´Д`)ハァハァハァハァッ
ある夜、バッシから襲われそうになって、逃げ出し
屈辱な姿をレナやクルルに見られて、その痛手を癒してもらう
大体誰かが書いてしまった気もするが
そうでもないだろ。たとえ同じシチュでも他の職人さんの書いたのも読んで見たい。
アジトに潜入してた敵の海賊に無理矢理襲われ仲間に見つかりそうになって必死に声をこらえるファリスキボンヌ
エクファリ純愛が最強
レナの身代わりになって弄ばれるファリスキボンヌ
284 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/19 22:48 ID:JQ1eufiI
ファリスがいた。
問答無用で押し倒す
入れる
犯す
出す
事が済み服装を整えて振り返るとファリスのマンコからピンクの液体が流れ出ていた
前々スレの1行リレー思い出した(藁
政略結婚させられた先で辱められるファリスキボンヌ
書く方からすると、他の職人さんが書いたのと同じようなシチュでって
なんか失礼な気がして書けないんだよね・・・
既に書いていて、出すのが同時期になってしまったとかいうならともかく。
>>286 俺は書く側じゃないからあまり言えないが読む側からすれば同じシチュでも書く人によって全く違うこともあるから、それぞれの話になって面白いと思うよ。
過去ログ調べて見たら278,279,281,282,285のシチュは未出だった。
なんでもいいのでキボンヌ(;´Д`)
真実に気づいてしまった今、幸せだったあのころにはもう戻れない。
木漏れ日が揺れる地面に、ひとつの影が近づく。
どっ、と鈍い音をたててその影は大地に衝突した。
それは一人の女。
ありえない方向へと曲がった足から投げ飛ばされた茶色の靴が弧を描いて草の上へと落ちる。
死装束か、彼女は白のローブをまとっていた。
じわりじわりと、ローブと薄紅色の髪が紅く染まっていく。
その光景をただ青空は見ていただけだった。
レナとファリス。それから俺。
ことあるごとに一緒にいた。
恋をするときでさえも。
「バッツお兄ちゃん、タイクーン城行かなくていいの?」
「クルルから聞いたのか?」
「そうだよ。レナお姉ちゃんのお見舞いになんで行かないの?」
ミドが本を読みながら、横目でちらりと男を見やる。
当の男は広げた本を顔の上に乗せ、寝転んでいる。
「無視してても負い目があるみたいでやじゃない?」
男は顔から本をずらして部屋の天井を見据える。
「お兄ちゃん、悪くないんでしょ? 堂々としてればいいのに」
美しい顔が積まれた書類から目を上げ、傍らで事務処理をしている男に視線を送る。
「今日の職務は全部終わりました」
「そうですか。ではお部屋でお休みくださいませ、サリサ様」
男は手を休め、にっこりと微笑んだ。
ふぅ、とため息をついて立ち上がる。
まだ王族の仕事というものにファリスは慣れていなかった。
ドアを閉めると廊下に一人の見慣れた男が立っているのに気づいた。
「よぉ、今日からよろしくな」
挑戦的な笑みを浮かべてファリスを見つめる。
ファリスは一瞥してその男バッツの前を通りすぎようとする。
無視されたことなど気にもせず、バッツはファリスの頤に後ろから触れる。
そのまま引き寄せ、紫の髪の上から耳朶をくすぐった。
「よろしく」
「くっ!」
ばっと振り返り手を振りかざす。
その手をぱしっと受け止めバッツは笑う。
「おっと! 怖ぇ」
「レナの様子は見にいったのか」
バッツは眉を持ち上げて、睨み上げる目をみつめる。
(久しぶりに口をきいたかと思えば…)
「ふうん」
正面で向き合ったファリスの頭を引き寄せる。
片手をシンプルなドレスの胸元にさし入れる。
「ちょっ…!? よせっ!」
ファリスはバッツの手を押さえ、抗おうとする。
それを力でねじ伏せむりやり唇を奪う。
ふいうちをくらったファリスは熱い感触にめまいを覚えた。
「…やめろバッツ! オレはレナの代わりじゃないんだよ!」
胸板を必死に押し返して叫ぶと、バッツは力を抜いた。
「こういうのはよせ」
ファリスは胸元を正し、バッツの肩をぽんとたたく。
「百歩譲って城の滞在は許す。ただ…」
バッツの顔をぎろりと睨む。
「オレに干渉するな。以上」
くるりと背を向け、何事もなかったように歩み去る。
その背に向かってぼそっとバッツは呟いた。
「かわいくねー」
自室に戻ったファリスはベランダに出て地面をのぞく。
“ごめんね、姉さん。私もうダメ”
“もうめちゃくちゃなのよ、もう…”
脳裏にフラッシュバックする光景。
手すりに片足をかけた妹。
ファリスは目を見開いて悪夢を振り切るように空を見上げた。
“ごめんね”
廊下に立つバッツに大臣が気づく。
「バッツさん、ようこそ。やっと来ていただけましたか」
「…どうも」
にこやかに笑う大臣に形ばかりの会釈をする。
「口さがない者も居るかもしれませんが、ご容赦ください。
レナ様が目覚めて一番会いたい方はバッツさんだと思いますから。
だから私たちもバッツさんを待っていたのです」
「はい、俺もレナには早く目覚めてほしいと思っています」
大臣は少し眉根を寄せてさらに続ける。
「お二人の間に何があったかは存じません。
ただ、仲むつまじかったお二人を見るのがこの城の者の楽しみだったのです」
バッツは表情を変えずに視線を窓の外へとずらす。
「俺もずっとあのままでいたいと思っていましたよ」
「ではなぜ…」
大臣は言いかけて、口をつぐんだ。
バッツはちらりと大臣を見やり、そのまま背を向けた。
「レナに会いたい。自室ですか?」
嘆息し、歩み去るバッツに無機質な視線を浴びせて大臣は頷く。
「…はい」
「あっ、ねぇ、あれがひょっとしてバッツ様?」
廊下を歩くバッツに女中と下男の会話が耳に入る。
「そうだよ、よく来られたな、涼しい顔して」
「レナ様が飛び降りたのってやっぱりあの人にフラれたからなの?」
「だろ? 別れた直後だったらしいし。
結構遊んでるふうに見えるしさ」
「ファリス様がすごい怒りようだったからね」
「あんなに仲がよろしかったのに…」
きろりと睨むと二人はばたばたと走り去った。
「フラれたか…」
一人になるとバッツは天上を見て呟いた。
何度目かの体を重ねた後で、レナがバッツに向かって言った。
“もうやめよう、バッツ”
「…フラれたのは俺だったんだけどなぁ」
“だってバッツ、私よりも…”
あのときに笑ったレナの笑顔が忘れられない。
“私よりも姉さんが好きでしょ?”
レナの自室、以前来たときとなんら変わらない場所。
ただ、ベッドに横たわるこの部屋の主だけが違和感を発していた。
笑顔が似合う、良い王女だった。
今は動くこともなく、笑うこともない。
ベランダから飛び降りた彼女の傷を魔法は完治させた。
だが、意識だけが戻らず自分のベッドでただ寝ているだけのように生きている。
「なにやってんだよ、お前」
その手をそっととって話しかける。
「俺はお前をフッたろくでなし男なんだってよ」
自嘲気味に笑ってとった手にくちづける。
「起きろよ」
ノックもなくレナの部屋の扉が開いた。
振り返ったバッツの目に飛び込んだのは、見覚えのある少女。
「クルルか? 今日から俺もここに世話に…」
「あー! バッツ!!」
どかっと、小さな体で突進されてバッツは危うくよろめきそうになる。
「お前は相変わらず落ち着きがねえな」
ぽん、とクルルの頭をたたき、苦笑する。
「ずっと待ってたんだよ。
今日はファリスと三人でご飯食べようよ」
「…ファリスは嫌がるだろ」
「うん、とね。…大丈夫だと思うんだけど、夜になったら」
「夜になったら?」
「見ればわかるよ…」
眉根を寄せたクルルの表情をいぶかしく思いながらも、バッツは考えた。
クルルのバッツに対する態度に以前と変化はない
仲間の自殺の原因かもしれない男なのに。
気にしていないのか。
気にしないようにしているのか。
それとも真相でも知ってんのか…。
食堂に2人で向かっているとクルルがぼそっと問いかけた。
「もうファリスに会った?」
「ああ、夕方ごろに」
「様子おかしくなかった?」
「いや別に? ほとんど口きいてないけどな」
クルルはまた眉根を寄せ、うーんとうなる。
「じゃあやっぱり夜だけなのかぁ」
「さっきから何がだ?」
言いながら食堂に着くとすでにファリスがいた。
「あら、クルル、バッツ、早くっ。
食事冷めちゃうわよ!」
聞きなれた声が聞きなれない言葉をつむぐ。
「早く食べましょうよ、二人とも」
そこにはにっこりと笑顔で二人を出迎えるファリスがいた。
バッツはしばし呆然とし、固くなった表情をクルルに向ける。
「ね? おかしいでしょ」
「たくさんあるからどんどんおかわりしてね」
食事のあいだファリスはずっとこの調子でバッツは味わう余裕すらなかった。
クルルは黙って、黙々と食べている。
「バッツったら何でそんな顔してるの?
楽しく食べましょうよ」
ファリスの顔なのに眉毛を下げてにっこりと笑う。
以前のファリスならこんな表情はしなかった。
笑ったときにも明るさと奥に秘めた強さが見え隠れした。
凛々しく、美麗で、しかし気取るところがなかった。
言葉遣いもサリサのときの無理をした丁寧語ですらない。
ファリスの嫌う女の子らしい言葉…。
バッツは苦虫を噛み潰したような顔でファリスを見上げる。
「あのー、ファリスさん?」
おそるおそる尋ねる。
「やあね。何言ってるのよ、バッツ」
きょとんとした顔でファリスが問う。
「私はレナよ、レナ」
「さーてと、ごちそう様」
何もなかったことにして立ち去ろうとするクルルをバッツが捕まえる。
「待てこら。現実逃避すんな」
ファリスに聞こえないように小さな声で話しかける。
「なんなんだこりゃ? 歓迎セレモニーか? 俺をはめてんのか?
どっちにしてもすべってるから早くやめさせろ!」
どこに向けたらいいかわからない怒りをクルルにぶつけようとする。
「ここ最近夜になるとこうなのよ、レナって言いはるんだから。
大臣さんたちの前では違うのに」
「あらあら、二人とも仲いいわね」
そんな様子を気にもしないファリスに、バッツは鳥肌がたった。
あてがわれた部屋に行きバッツは考えた。
レナがこんな状態のときに、ファリスはああいった悪ふざけはしないだろう。
(どうもこれは…マジかよ)
逡巡し、ファリスの部屋へと向かう。
ノックをし、返事もないのに扉を開ける。
「おいレナ」
ファリスは動きやすい部屋着に着替え中であった。
普段のファリスなら着替えを覗かれようものなら、烈火のごとく怒りだすのだが。
「なあに? バッツ」
にこ、と微笑むファリスの顔がレナと重なる。
(こういう顔すると意外と…そっくりだな)
ぐいっと胸倉をつかみ、そのままベッドに押し倒す。
抵抗はなかった。
「なんで飛び降りた。死のうとしたんだ?」
顔を近づけ、息がかかるくらいの距離で問いかける。
「ほんとにレナなら教えろよ」
すっ、と目をすがめ、ファリスはファリスの表情になる。
(あ…)
その瞳に見つめられるとバッツはどくんと自らの鼓動を感じた。
「そんなの『なんで生きてるの』って聞かれたらバッツは答えられる?」
バッツは言葉に詰まりそうになる。
レナの表情に戻ったファリスはその様子をちらりと見上げた。
バッツは苛立ちを覚える。
「それとこれとはっ」
「同じことよ。
どっちも理由をつけて安心したいだけなのよ。違う?」
バシッ、と音をたてて平手で顔を殴る。
「きゃ…!」
小さく悲鳴を上げてファリスは倒れこむ。
「いつまでもふざけてんじゃねえぞ! ファリス…」
ごほ、とむせてファリスは懇願するようなまなざしを向ける。
(おいおいマジかよ?)
「バッツ」
冷たい手がバッツの頬をなでる。
そのあだめいた表情としぐさが劣情をかきたてる。
(マジでこいつは…)
思ったときには止まらなかった。
上衣に手をかけ脱がしながら唇をふさぐ。
びくりとファリスの体が反応し、抵抗のないままその熱さを受け入れた。
“私よりも姉さんが好きでしょ?”
脳裏にレナの言葉が蘇る。
弾力と熱を帯びたバッツの唇はファリスのそれをなめとるように、何度も角度を変えて重なる。
“好きでしょ?”
(…うるせえな)
レナよりは小ぶりの胸を覆い、ゆっくりと掌全体で揉む。
「あ…っ」
ゆるやかにファリスの唇の裏側を舌でなぞり、さらに中に入り込む。
「ん…バッ…あっ」
“好きでしょ?”
(うるせえんだよ)
小さな突起をかりっと甘がみし、声を振り払う。
(わからねえ)
甘やかで優しく、熱を含んだキスを体中に浴びせる。
徐々に下がっていき、下衣に手をかけ脱がしはじめる。
敏感な部分にくちづけると、びくっとファリスの体が反応する。
“私より姉さんが好きでしょ?”
(どっちだ?)
「ファリスかお前か…選ばなきゃやっぱまずいのか?」
ファリスの顔が一瞬無表情になる。
(レナと居れば優しい気持ちになれたしファリスと居れば…怖くなる)
「足開けよ」
うっすらと汗をかいた全裸のファリスに命令する。
ぎり、と強さを含んだまなざしで睨み上げ、ゆっくりと顔を近づける。
睨み返し、目で早くしろと促す。
(どこまで自分が凶暴になれるのか、底が見えねえ)
ファリスはゆっくりと足を開き、秘められた場所をバッツの前にさらけ出す。
顔は微動だにせずバッツを睨んでいるが、足の指がきゅ、とシーツをつまむ。
「いいのか?
お前もファリスも俺なんかにこんな風に全部さらけ出しちまって」
くちづけながら、さらに足を開かせ、問う。
「本当にいいのか?」
さらに顔を近づけ、ファリスがバッツにキスをする。
「…いい」
その言葉を聞いてぐいと脚を持ち上げ、さらに秘部が見えるようにする。
その場所に触れた瞬間、びりりと走った痺れにファリスは思わずびくりとする。
ぎしりとベッドが揺れる。
ぐちゅと果実をもてあそび、花芯がびくびくと震えるのに合わせ、バッツの手が淫らに動く。
「やっ…あんっ」
間近で視線を合わせ、もう一度バッツは鼻先を擦り合わせるように近寄せて、しっとりとファリスの唇を覆う。
「息吐けよ」
ファリスのひざの力を抜かせる。
「う…」
はぁと息をもらすファリスの腰を、バッツは腕にぐいと力を入れて引き寄せる。
「そのままでいろよ」
ファリスの体はバッツの体熱を感じるたびにびくんと跳ね上がる。
「あ…っ…あっ」
全身すべてが、バッツの手に触れられて踊る楽器のようにファリスは悩ましげな声をもらす。
SSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こんな気になるところで…(;´Д`)
続き激しくキボソ
激しく(;´д`)ハァハァ
硬度を増したバッツ自身がいよいよ進入するというときに、ファリスの背中にぞくりと波が走る。
「やっ…だ」
かまわず、くちづけたまま一気に熱情を押し込む。
「あっ…」
がくん、と体の力が抜けたままのファリスは内から来る波を抑えようと叫ぶ。
「…バッ…ツ…オレっ!」
バッツはそのふいの言葉に動作を止める。
「あっ…しまっ…」
ぎく、とファリスは口を押さえてバッツから離れる。
「ファリス…か?」
力の緩んだ腕をふりほどき、ファリスは部屋着を持って走り出す。
「あっ、おいこら!
ファリスッ、逃げんなっ!」
器用に走りながら部屋着をまとい、ファリスは部屋から走り出た。
「…おいおい」
バッツは一人ごちて頭を抱える。
(どうなってんだ?)
ファリスは城の屋上で刀を持ち、何かを断ち切るように払っていた。
バッツがしばし遅れて入り口に立つ。
「ファリス!」
刀を振るう手を止め、ファリスがそちらに顔を向ける。
「今ちゃんとファリスか?」
ファリスはバッツを睨んだまま、こく、と頷く。
「じゃあ、どっからファリスだった?」
「…『オレ』って叫んだとき…」
「嘘つけ」
睨み返すバッツに唇を噛みファリスは答える。
「お前がキスして上着を脱がしたところからだよっ」
「それじゃ最初っからじゃねえか」
にじり、と近寄りファリスの目を見据えて捉える。
「いつ頃からレナが出てくるようになった?」
目をそらそうとするファリスのあごを持ち上げ、視線を合わす。
「つい最近だ」
「ふうん?
まあ、二重人格でも心霊現象でも、おれはどっちでもかまわねえんだけどよ」
見つめるファリスに、にやりと笑ってみせる。
「つまりお前、俺とセックスしたいんだろ」
無意識の欲情で潤んだ瞳に力を込めて、ファリスははっとバッツを見やる。
その様子を見て、バッツは細めた目の奥に、獲物を捕らえた獣のような満足げな光をともす。
「よかったんだろ?」
ずいっ、とにじり寄るバッツにファリスは我にかえる。
「何がっ!? ってうわあっ!」
反論しようとしたが、隙をつかれて腰を抱かれる。
「よがってたじゃねえか。自分から足開いちゃってよ」
「…それはっ!」
手に持っていた刀に気づき、刀を返して峰でバッツの体をなぎ払おうとする。
「それはお前がオレをまだレナだと思い込んでたからだろっ!」
バッツは余裕顔で後ろにとん、と避ける。
「ふうん、気使ってくれたわけだ?」
甘く不安定な不思議な感情をもてあまし、ファリスは無我夢中で切りつける。
「へえ、足開いて? 腰使って? 舌出して? そりゃ感心だ」
「うるさいっ! うるさいうるさいっ! しょうがないだろっ!」
ひょうひょうとしたバッツの物言いに、ファリスは歯噛みし、ぎっ、と睨んで攻撃を続ける。
「お前はレナが好きで、レナはお前が好きで、オレはレナの姉で、お前は仲間でっ!」
ちっ、と舌打ちし、攻撃を見切って刀を受け止める。
「ずっと三人でよかったのにお前がレナをフッたりするからだっ!」
バッツは、ひゅっと身をかがめファリスの懐に入り込む。
“私より姉さんが好きでしょ?”
刀をもぎ取り、床にそのままファリスを押し倒す。
ファリスは両腕で顔を隠し、湧き出る涙を抑えようとする。
「…お前なんか嫌いだ」
「そんなことどうでもいいんだよ」
そのまま体重を乗せてファリスに覆いかぶさり、頭をかき抱いてキスをする。
「中途半端で逃げやがって。やらせろ、今!」
体の最も正直な反応を示す場所を触られてファリスは必死に抵抗する。
「いやだって言ってるだろ、お前みたいないい加減な奴…放せっ!」
バッツの顔を下から突き上げ、逃れようとする。
「この期に及んでまだ言うのか」
バッツはファリスの髪の毛をわし掴むと自らの痛いくらいに張りつめた股間へと、顔を持ってこさせる。
「本気で嫌ならなぁ!」
「…うわっ! ちょ…」
「食いちぎれよ、ファリス」
ファリスの目が見開かれる。
屈辱でシーツを手の色が変わるほどに握り締めながら数瞬、ファリスは徐々に顔をそれに近づける。
「…っ」
唇から押し出す声は掠れて上ずった。
す、と震える舌を出し、熱を帯びたバッツのものに触れる。
びくり、と反応する自分自身を感じて、バッツは押さえつけていたファリスの頭から力を抜く。
ファリスは見上げ、シーツを握っていた手をバッツの口元に添える。
「馬鹿でしょ、姉さんて」
くすりと笑うその表情には見覚えがあった。
「レナ…かよ」
「私にならないとバッツのこと好きになっちゃだめって思ってるのよね」
「そりゃ馬鹿だ」
頬をかき、バッツは答える。
「バッツ…私ね、知ってたのよ。二人が惹かれあってたこと」
バッツはファリスの顔を見つめる。
「それが寂しくて、バッツのことを姉さんみたいに好きじゃなかったけど、横から入っちゃったの。
クルルにはばれてたかもね。
そんな自分が嫌だったからバッツと離れようと思ったのよ」
「レナ…」
「ついでにもう一つ告白するとね、バッツを隠れ蓑にしてね」
ファリスの顔が穏やかな笑顔に変わる。
「私は姉さんが好きだったの」
バッツは口を開きかけ、閉じた。
「実の姉なのに大好きだったの」
ファリスはバッツの頭を抱き寄せ、涙をこぼした。
「だからね、私も姉さんと同じ、逃げちゃったのよ。飛び降りて」
顔を寄せ、くちづけて続ける。
「二人とも大好きよ。私は明日には起きるから、それまでに姉さんを…」
「…バッツ」
意識を戻し、頭を抑えるファリスをバッツが優しく押し倒す。
「…ファリスか、今レナが『姉さん、バッツにオチなさい』ってさ」
ファリスの着ているものを剥ぎ取りながら、露になる肌に手を這わせ、唇をつける。
「…レナ? 誰?」
バッツは目を見開く。
「誰って…お前の妹…」
「何言ってるんだ? オレに妹はいないだろ?」
バッツは動きを止め、ファリスの顔をほうけたような表情で見やる。
「…バッツ、どうした?」
涙が出そうになって、ファリスの胸に顔をうずめる。
「…おせっかい」
“二人とも大好きよ”
「まあいいか、明日には思い出すだろ」
ちゅ、とそのまま肌にキスを重ねる。
「何を?」
バッツの背中に手を這わせ、ファリスが唇を求める。
「いい女の話だよ」
「…ふうん?」
唇が重なりあったころ、空が白みはじめた。
「もう逃げんなよ、ファリス」
了
310 :
ナナミ:03/01/22 00:25 ID:xUG8Z0Ti
「現実サディスティック」作者でした。
140さん、忘れないでいてくれてありがとうございます。
ひょっとしたら、ほかの人は誰も覚えてないかもしれない…
連続投稿規制が厳しくて、一日であげきれませんでした。
172さん、出戻りさん。続きを激しく期待しております。