61 :
48:
>zz2.foQ.MQさん
荒らしが来て一時どうなるかと思ったど登場してくれてうれしいです!
ゲームブックのアリーナは語尾にハートがついたり勇者とモロにはりあったりと我的には微妙。
カッコイイ栗はゲームブックもそうだがあんまりしゃべらないFC版の影響と思われ・・・
それにしても人によってこれほど差がでるキャラクターも珍しいですな。
では続き期待しております。
スレ復活おめ〜!
ああ綺麗になってる・・・削除人さんありがとう・・・
>>◆f4NqSBdkpA さん
ありーなジャイアンでつか・・・(w
私は、書きながら、「アラレちゃんみたいやなあ」と思ってました。
>>60、私も「亜麻色はちがうよなあ」とオモテました。あまいろ、って響きは
ロマンチックなんだけどね。
クリフトの目と髪の描写も迷うところです。公式絵だと、目の色は黒・・・です
よね?でもネットSSだとほとんどが青。ルーツは??
>>61、回答さんくすです。
語尾にハートって、アリーナが?
きゃぴきゃぴキャラなの?うおお、ゲームブック読みたいでつ・・・
>人によってこれほど差がでるキャラクターも珍しい
情報が少ないので、みんな勝手に脳内補完するんでしょうな・・・
そうFC版ってしゃべらないんですってね。私はPS版から
入ったので、クリフトの最初のイメージは「五代君(めぞん一刻)」
でした。妄想が口に出るタイプ。
ではSSつづき、いきます。
(・・・・特異な才能であられる。いやほんと)
この時アリーナ、実に六歳。
(格闘技なんて、習われたことすらなかったのに・・・姫さまは最初からお強かった・・・)
クリフトはその後、一通り剣と、体術を覚え、そこそこ使えるまでにはなった。しかしアリーナにはとてもかなわない。技もスピードも、彼女には及ぶべくもないのだ。
(こんな華奢な腕で・・・どういう仕組みのだろう・・・・)
手をとる。手にもいくつか傷がある。自分の手を重ねて、呪文を唱えた。指も手のひらも、自分より一回り小さい。細くて・・・柔らかい。
(姫さま・・・)
「痛っ」
「す、すみません」
しまった。肩にケガをされてたんじゃないか。
「すみません・・・」
もう一度言って、口の中でホイミを唱え、肩に手のひらをかざす。治療に、治療に専念しなければ。
自分に出来ることは・・・そのくらいだ・・・。
しばらくすると。
痛みで強張っていたアリーナの体が、ふわり、という感じで緊張が解けて、柔らかになった。
「効くわよねー、これ」
肩に、頭をもたせてアリーナがつぶやく。
「クリフト、ありがとう。もう大丈夫」
「いいえまだです。まだ、完全に回復はしてない」
「・・・・・」
アリーナは目を上げた。
クリフトは今夜、一睡もしてないはずだ。呪文の詠唱は、傍目に見るよりずっと気力を使う。彼は夕刻の戦闘時から、休みなしだといっていい。案の定というか、その横顔には、疲労の色が濃い。
「ほんとにもう大丈夫だってば」
「いいえ」
背中から抱いたまま、離してくれないので、アリーナは諦めてもう一度目を瞑った。いつのまにか月は見えなくなっていた。闇の中、聖呪の淡い光が二人を包んでいる。
(気持いいなー・・・痛みが・・・やわらいで・・・熱いところは冷やされて・・・凍えたところは暖められて・・・癒されてく・・・)
乾いた地を潤す慈雨のような。
「あの小鳥も、こんな気持だったのかしら・・・」
「え・・・?」
「なんでもない・・・」