FFDQバトルロワイアル PART3

このエントリーをはてなブックマークに追加
368 
爆音と共に地響きが起こった。 ここからそう遠くはない、位置は北西あたり。
「何の爆発でしょうか。 大規模な呪文の使用とも考えられますが」
ピエールはビビの死から立ち直っていた。 珊瑚の剣を握り直してはっきりとした意思を見せている。
「魔法は詳しくないので何とも言えぬ。人為的な力が働いてのことだとはわかるがの」
フライヤは応じながらも、周囲に神経を尖らしているようだ。
確かに音に紛れて襲い掛かってくる者がいるかもしれない。
フライヤの気配りに感心して、自分も周りを覗う様子を見せる。
「でしょうね」
ピエールはそれだけ言った。

しばらく状況を見守っていたが、爆音はしだいに収まり再び静かになった。
「行こうか。誰が待ち受けているかはわからぬが、ここにいても始まらない」
フライヤは決断が早かった。 ピエールも異論はない。
二人は歩き出し、先に広がる森に入っていった。この森を越える先には険しい山が連なっていた。

もしジタンがいたら何と言おうか。
ピエールは何があってもいいように心構えした。

【フライヤ 現在位置ロンダルキア南の平原辺り(小島のある湖の西側) 所持武器;エストック
第一行動方針;神殿へ向かう
第二行動方針:ジタンを探す

ピエール 所持武器;珊瑚の剣 
現在位置、行動方針はフライヤと同じ】