FFDQバトルロワイアル PART3

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南西の森──

ティファは2人にクラウドとエアリスを見なかったか聞いてみたがファイ(導師)とデッシュは見ていなかったし、
また、ティファはエドガーは見ていないかった。

ティファ「……そっかあ。」
デッシュ「まあ、しかたねえな。それはそれとして、あいつのボディ面白そうだな。」
ティファ「へ?」
デッシュ「い、いや、あんたじゃない。後ろにあるさっきの変な機械だ。」

デッシュはキラーマシーンの残骸が気になるようだ。彼は残骸の方に行き、なにやらいじくりはじめた。

デッシュ「ふんふん。なるほどなー。こいつはどうやら元素の力を必要とする呪文が効きにくいようだな。
     道具があればもっとよくわかるんだが。ちょっと調べてみるか……。」
ファイ「さっすが、デッシュ!!」
デッシュ「おだてても何もでんぞ。少年。」
ファイ「少年はやめてくださいよぉ。ファイっていう名前があるんですから。」
デッシュ「ああ、わかったわかった。少年。」
ファイ「……。」

ティファはクスクスと笑っていた。そして笑ったのはこのゲーム始まって初めてなことにも気が付いた。
ティファ『回復もしてもらったし、この人たち、悪い人ではないわね。』

ファイ「ところで、ティファさんに相談があるんです。」

というと、ファイは首輪についての説明をティファに始めた。

デッシュ「お、おい待てよ!」
デッシュは慌てると、ファイの耳元で囁く。「彼女を巻き込むわけにはいかないって。」
1932/3:02/12/01 16:20 ID:???
ファイは2人に向かっていう。
ファイ「とりあえず、僕の話を聞いてください。」
そしてまた、ファイは一通り首輪のことや、研究の成果をティファに話した。

ファイ「僕とデッシュでこれからも首輪の研究をしますが、たさっきのように魔法が効かない相手とか出てくるかもしれないし、
    僕とデッシュではこの先、研究が調査できるかどうか不安があります。
    ですから、僕達に女性としての知恵を貸してください。そして時には……その、守ってください。お願いします。
    そしてもちろん首輪の解除ができたら一緒に逃げましょう。」

デッシュが口を挟む。

デッシュ「ちょっとまて、その時はお前が戦士系にジョブチェンジしとけばいいじゃないか。」
ファイ「それはそうなんだけれど…。実はジョブチェンジできないんだよ。」
デッシュ「な、なぜ?」
ファイ「理由はわからないんですけど。」
デッシュ「ちっ、ゾーマのやつめ!!」

デッシュは舌打ちをして、ゾーマへの不快感をあらわにした。

ファイ「あと、魔法なんだけど、首輪の研究をするにあたり、僕の魔法の力が必要になるかもしれません。
    ですから、これからは魔法をセーブしなければいけないと思います。」
デッシュ「そういうことなら……。主催者側からも狙われるかも知れませんが、俺からもお願いします。」
ファイ「お願いします。」

2人はお辞儀をし、ティファの反応を窺う。

ティファ「……事情はわかりました。そういうことなら是非協力します。」
『そしたら、クラウドやエアリスと脱出できるし、ね。』
デッシュ&ファイ「ありがとうございます!」

2人は声を合わせて喜んだ。
1943/3:02/12/01 16:21 ID:???
【導師/デッシュ/ティファ 所持武器:天罰の杖/なし/星降る腕輪
 現在位置:南西の森(湖と山に挟まれて森が1マスしかないあたり) 行動方針:エドガーに会う・首輪の入手・マシーンの残骸の調査】

デッシュは内心気になることがあった。
デッシュ『ひょっとすると、このマシーンのボディに使われている材料と首輪の材料は似ているかもしれない。』