FFDQバトルロワイアル PART3

このエントリーをはてなブックマークに追加
青眼に構えたセフィロスからの一撃がアーサーへと迫る、アーサーはひのきの棒でそれを受けるが、
それは一瞬で手元から切断され、さらに返す刀が、
そのままアーサーの左脇腹から右脇までをも一気に斬り裂いていた。
アーサーも決して剣が不得手なわけではないが、だがいかんせんひのきの棒ではどうしようもなかった。
しかし、そうなるのは覚悟の上だった、アーサーは歯を食いしばり正宗を脇に挟み最期の力を振り絞り
呪文を・・・・・自分の生命を代償に、究極呪文の一つメガンテを唱え始める。

が、その時アーサーの視界に人影が入る、セフィロスの背後だ。
逃げてと言いたいが呪文の詠唱に入っているため声を出せない、究極呪文だけあって、
かなり長い詠唱が必要なのだ。
(だめだ・・・・これじゃ使えない)
今メガンテを唱えれば、確実にセフィロスは倒せる、しかしそれは背後の人を巻きこんでしまうことになる
(出来ないよ・・・・出来ない・・・よ・・・で・・も)
アーサーは呪文の詠唱を止める、と同時に正宗が閃き、アーサーの身体はバラバラになっていく、
薄れ行く意識の中で飛び散る自分の肉片を眺めながら、ぼんやりとアーサーは呟いていた。
「これで・・良かった・・んだ・・・・・そうだよ・・・ね」
ごとりという自分の首が地面に落ちる音を合図に、アーサーの視界は闇に閉ざされた、永遠に。

セフィロスはアーサーに止めを刺してから、ゆっくりと背後の気配を確認する。
「逃げたか・・・・」
つまらなさそうにセフィロスは呟いたが、彼はその人物に感謝すべきだろう、
そいつがあと1秒立ち去るのが早ければ今ごろセフィロスはアーサーもろとも、
粉微塵になっていたのだから・・・・

【アーサー:死亡】

【セフィロス:所持武器:正宗 現在位置:ロンダルキアへの洞窟(出口手前・ロンダルキア側)
 行動方針:全員殺す・勝ち残る】

(逃げたキャラは不明・お任せします)