復活保守
復活オメ
banzai
荒らしウザイ
保守しまSYO!
ほしゅ。
保守
ほっしゅ
保守
うん
亡骸が帯びる寂寥感は、その存在の物質的な巨大さにも比例するらしい。
数万年を生きたクレイラの大樹の炭化した残骸は、その地に何の思い入れも持っていない
エリンすらをも打ちのめすだけの、のしかかられるかのような重い負の気配を漂わせていた。
ましてや、かつて袂を分かったとは言え、己の属する民族の先祖が住まっていた地、
故国を追われた自分たちを受け入れてくれた友邦、そして自分たちの眼前で蹂躙された
今は存在しない都市の記憶をこの大樹に持つ、ブルメシアの民の胸中は如何ばかりか。
その思いを想像するだけで、エリンは身がすくむような気持ちだった。
かつて霧の大陸には、絶える事無く戦乱と小競り合いが続いていた時代があった。
霧機関、そしてその最大の応用である飛空艇を開発した先代リンドブルム大公シド八世が、
その新技術の力によって争いに介入し、半ば強引とも言える形で戦乱の歴史に終止符を
打って平和をもたらした、いわゆる飛空艇革命からまだ三十数年の時間しか過ぎていない。
だから、長きに渡る戦いの歴史を積み重ねて来たブルメシアの民は、近年においてもまだ、
国に流れる気風として、戦争の空気には慣れていた。
だが、ブラネ率いるアレクサンドリアがブルメシアに侵攻した前大戦以来、ブルメシアの民は
かつて慣れ親しんだ事などない敗北に、そして国を追われるという事にまで慣らされてしまった。
だが慣れたとは言っても、それは敗北し国を追われるという状況を、絶望や狂乱といった激情に
押し流される事無く、一つの戦略的状態として冷静に受け入れる事ができるようになったという、
ただそれだけの事に過ぎない。
ブルメシアの民の帰郷への渇望そのものは風化するどころか、故郷から意に反して引き離された
時間の一瞬一瞬を積み重ねる毎に、その激しさを一層増して行くのだった。
今、クレイラの焼け跡に集まったブルメシア叛乱軍を、この地より現実に遠望できる
ブルメシアの街へ駆け出さないよう辛うじて押し止めているのは、パック王子の持つブルメシア
王位継承者という地位への忠誠心だけで、それも最早、限界を迎えようとしていた。
ミコトが黒魔道兵への対策を準備するのと並行して、クレイラに潜伏したパック王子は、
ブルメシアの民による叛乱軍を組織していた。
ブラネやガーネットによる支配時代とは異なり、ジタンの支配は彼に従う限りはブルメシア国内で
暮らす事を否定するものでは無かったが、他国による度重なる主権の侵害に強い反発を感じていた
ブルメシアの兵たちは、その程度の飴には目もくれず、密かに、そして次々とブルメシアの街を離れ、
パック王子の下へと馳せ参じていた。
加えて、パック王子を初め、ガーネットのアレクサンドリア帝国にブルメシアが占領された時、
故国を奪還した民兵組織に参加していた者も多く、その経験が活かされた事もあって、
ブルメシア叛乱軍は予想より早くその勢力を確固たるものとしていった。
むしろ、早過ぎたと言うべきなのかも知れない。
「ミコトからの連絡は?」
問いかけるパック王子に、エリンは悲しげに頭を振るしか無かった。
「そうか…」
「殿下……」
溜息をつくパック王子に声をかけようとしたフライヤだったが、何を言うべきなのか自分でも
分からなくなり、途中で言葉を詰まらせた。
「もう、俺の力では兵たちを抑える事はできないだろう。明朝、攻撃を開始する」
「しかし、それでは…!」
「分かっているよ、エリン。確かに今行動を起こせば、ミコトの戦略にも影響が出るだろう。
だが、最早、故郷を思う気持ちを押し止める事はできないんだ」
パック王子はそう言って遠くブルメシアの街に視線を向けた。
「俺たちは負けないだろう」
そう断言したパックの言葉が、ブルメシアに向かって吹く風の中に千切れ飛んで行く。
「今の叛乱軍の戦力でも、ブルメシアに駐屯する統一政府軍に敗れる事はあるまい。
いや、十中八九は勝利する事ができるだろう。長らく戦いに身を置いて来た我が民にも、
それは分かっている。分かっているからこそ、戦いに逸るのだろうが…」
「ですが、それでは…」
「ああ、その通りだ。黒魔道兵を無力化できない以上、かなりの損害を覚悟しなくてはなるまい。
そして俺たちがここで戦力を減らす事が、ブルメシア奪還後も続く統一政府軍との戦いにおいて
手痛い損失になるのは間違い無い」
「何とか…何とかならないのですか?」
哀願するような眼差しを向けるエリンに、意地の悪い目つきで答えながらパックは肩をすくめた。
「これ以上、兵を無理に押し止めれば士気の激減は避けられない。最悪、叛乱軍という組織が
崩壊する可能性すらある。もう、戦うしか無いんだよ。お前には分かるのか、エリン?
死ぬと分かっている戦場へ部下を送り込まねばならない指揮官の気持ちが」
「…! も、申し訳ありません…」
「…いや、謝るのは俺の方だ。こんな事を言うつもりじゃなかったんだ」
肩を落とすパックに、フライヤは気遣わしげな視線を向けた。
「殿下におかれましては、連日の激務にお疲れになっていらっしゃるのでしょう。今日は、
もうお休み下さい」
「…そうさせてもらおう、フライヤ。明日は俺が指揮を執らなくてはならんだろうしな」
悄然とした様子で仮設営の自室へ向かうパックを見送って、エリンは溜息をついた。
「私は無神経な事を言っているのかも知れない…。それは分かっています。分かっていますが…
それでも、本当に何とかならないんですか、フライヤさん?」
「殿下の仰る通り、ブルメシア軍を止めておく事は最早不可能じゃ…」
そう言ってフライヤも、エリンに負けない大きさの溜息をついた。
「となれば、事態を多少なりともマシな方に向けるには奇策を用いるしかあるまい」
「それがあると?」
エリンの問いに、フライヤは黙って頷いた。
「じゃが、これは危険な賭けじゃ。言えば殿下は反対されるに決まっておる。密かに行えば、
軍律違反で打ち首になるのも覚悟せねばならん。それでも手を貸してくれるか、エリンよ?」
今度はエリンが無言で頷く番だった。
キテタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
乙!!
ワーイ
73 :
名も無き冒険者 ◆9N4nUN7jEY :02/12/27 23:16 ID:6pQRzw0E
74 :
名も無き冒険者 ◆Nrn4taaiaw :02/12/28 00:09 ID:CGmR1udu
75 :
名も無き冒険者 ◆6vUyMnD4bI :02/12/28 01:17 ID:q3WYE5Dx
保守
復帰!
test
保守
ほしゅほしゅ
test
test
test
おい・・・・
2ちゃんねるは、たしかに極めて自由度の高い掲示板軍だが、
なんでもしてもいいというわけではない、
それを分かっているのだろうか?
「氏ね」「逝ってよし」などの発言は、2ちゃんねるなら許される・・。
たしかにそうだよ・・
でもなぁ、意味不明な文字を無駄に打ったり、
全くおんなじ文章を何度も投票したり
板に関係の無い話題を投票したりすることが、2ちゃんねるでもOKだとおもってんのか?
お前らは知らないかもしれないがな・・・・あの時の寂しさを・・
本当に2ちゃんねるが、閉鎖に追い込まれたときの寂しさを・・
お前らは、2チャンネラーなんだろ?
だったら、荒らしはやめろよ・・
お前らがそういうことをするとまたあの時の寂しさが戻ってくるぞ
本当に2ちゃんねるが無くなったときのな・・・
てst
86 :
◆yGAhoNiShI :03/01/12 23:41 ID:SismxHTw
q
87 :
◆yGAhoNiShI :03/01/12 23:50 ID:mTcw41v4
q
保守〜
保守しまSYO!
もういっちょ保守しまSYO!
保守ほしゅ
保守しすぎ
保守
保守
保守
ほしゅ
ブラウザ閲覧復活!
して保守しまSYO!
99 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/20 11:27 ID:398TvzcF
↓100オメデトウ
ぐは
保守
なんじゃこのスレ?
保守
ミ・∀・ミ
まだ続くはず。。