デスピサロの曲を聴きながら会話するスレ

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301あらすじ ◆Y2NezmymcE
 山奥の村で勇者となるべく育てられたリーザ。
 だが、その存在ゆえに村は魔物たちに襲われ、全てを失って旅に出る。
「自分がもっとちゃんとした勇者だったら、あんな事にはならなかった」という自責の念から、
仲間に自分の心を開く事もなく、マーニャ・ミネア姉妹は密かに心配していた。
 一方、彼女らの尽力で「人を信じる気持ち」を取り戻したホフマンは、そんなリーザの力に
なりたいと強く願う。とはいえ、強力な技も魔法もない自分に、リーザに信頼され、心を開いて
もらえる価値などあるのだろうかと自問してもいた。
 トルネコが聖水を提供したおかげでのんびりムードの船の上で、ホフマンはリーザの過去を
聞き出す事に成功する。リーザは今までに話した事の無かった過去を涙ながらながらに話し、
ホフマンは過去の凄惨さに驚愕、そんなにも辛い事を自分は無理矢理喋らせたのではないかと
思わず涙し、甲板から自室へ走り去った。
 そんなホフマンを見かけたマーニャは、顛末をリーザから全て聞き出す。そして
「あんたはもうちょっと私たちによっかかってもいい」といいながら抱きしめ、
リーザはその胸圧(?)で失神してしまうのだった。
 失神したまま寝入り、目ざめたリーザを見守っていたのは、マーニャ、ホフマンの2人から
話を聞いたミネアだった。ミネアはリーザを諭す。
「勇者らしく生きようと思うより、自分らしく生きようと思って欲しい」と。
 ミネアと話す中で「勇者」にふさわしくなければならないのだと気を張っていた自分の虚勢に
気付き、ゆっくりと涙するリーザ。頼れるところは仲間を頼り、自分が頑張れる部分は頑張れば
よいのだと、生き方の方針を変えるのだった。
 船旅の終わりを翌日に控えた日、ホフマンとリーザは再び甲板に立っていた。リーザはホフマ
ンのおかげで自分が自由になれたとお礼を述べ、ホフマンから「これからの夢は何か」と問われる。
「勇者らしく生きるより、自分らしく生きること」という答えを出すリーザ。
 対して、自分はリーザが旅に疲れた時にも戻ろうと思えるような、第二の故郷のような町を作り
たい、そこでいつでもリーザを待っていると告げるホフマンだったが、彼の密かな恋心には全く
気付かないリーザなのだった……。