デスピサロの曲を聴きながら会話するスレ

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展開的に1か2が好みなんだが…
ここはあえて3で。
ワタシ、エロなんで2がいいです!!
214 ◆Sj469/wPAw :03/03/18 23:57 ID:guMLOCmQ
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
そうか、攻めるだとエロくさい……いや、責めるでもエロくさい感じはしますね。
要するに選択肢自体がエロくさいと;y=ー(゚д゚ )・:*∵. ターン
……にじみ出てしまうものですね、人柄というものは。
ルールは>>75をご覧ください。
3番2票、2番2票、先着順でで3番に決定いたしました!

 クリフトがすっとキングレオ王子の前に跪いた。
「落ち着いてください。私たちは別にあなたを責めるつもりはありません」
 いや、僕はバリバリ責めるつもりだが。
「ただ情報を得たいだけなのです。あなたは進化の秘法によって化け物になっていた。……そのことは
覚えていますか?」
「し、しら……」
 王子の瞳があちこちとさまよう。その視線がマーニャとミネアに止まった。
「お前たちはあの時の……」
 言いかけて、はっと口をつぐむ。けっ、やっぱり思い出してるんじゃねーか。
 僕が口を開こうとするのを、ブライが止めた。神官様にまかせておけってことらしい。
215 ◆Sj469/wPAw :03/03/18 23:57 ID:guMLOCmQ
 ちぇっ、まどろっこしい――。
 ふと、僕は体を緊張させた。意識するより早く体が身構える。アリーナとライアンもすでに気づいてる
みたいだ。扉の外に複数の人の気配。
「ちんたらやってるから、新しいお客さんが来ちまったらしいぞ」
 仲間たちが臨戦態勢にはいる。
 重く乾いた音を立てて、隠し扉が開いていく。
 そこには、数十人の兵士を引き連れた大臣が立っていた。

1王子を人質にして身の安全を図る
2王子を助けてやったとアピールする
3問答無用で戦う
おお生きてたのか・・よかったよかった

2でおながいします
2かな〜〜。
勇者のハッタリが聞きたいと思う私は逆転裁判のなるほどくんに
浸食されているかもしれぬが。
どれもおいしい。迷うな。う〜ん。
ここは>>217のなるほどくんに賛同して2で。
3の展開もおもしろそうなんだが…2で。
221あぼーん:あぼーん
あぼーん
222 ◆Sj469/wPAw :03/03/20 02:26 ID:JTv/8eIn
本日、酔っぱらいモード……。やっぱりポン酒は純米吟醸だなと。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ  2番が圧倒的人気でビクーリ。

>216
長い間放置してしまって、本当にスミマセンでした(;´Д⊂
もしよかったら、またおつきあいいただければ幸いです。

>217
性格と口調はどんどん悪くなっていってますが、逆転裁判ほどハッタリの
効いた勇者になってくれるかどうかは不安です(w

>218
ゾーマの曲は、デスピサロの曲ほど陰惨な感じじゃなくて、聞いてるとワク
ワクしてきますな。血湧き肉踊る感じ。ボス的にはゾーマは大好きです。

>219
逆転裁判人気ですね(違 1が見つからないんですよね……(板違い

>220
もしやあなたは黒勇者好きですね? 私 も 大 好 き です。

>221
チキンな自分はURLを踏んでませんが、チェッカーによればさほど危険は
ないそうです。でも、あやしいのはあやしいので、踏まない方が賢明かも。
223 ◆Sj469/wPAw :03/03/20 02:27 ID:JTv/8eIn

ルールは>>75をご覧ください。
2番4票で2番に決定いたしました!

「曲者、覚悟――あ゛、王子……いや、国王陛下!?」
 人間の姿に戻った王子(ていうか本当はこいつが国王なんだろうが、心情的に認めたくないんで、王子と
呼ばせてもらう)を見て、大臣が間抜けな声を上げる。
 僕は素早く剣を収めると、縄を掴んで王子を引き立たせた。
「よろこべ。僕たちのおかげでキングレオは人間に戻れたぞ」
 呆然とした表情でキングレオを見ていた大臣が、はたと我に返って顔を真っ赤にした。
「な、な、何を申すか。陛下に縄をかけるなど、なんという無礼な!」
 あー、そういやそうか。縛ってちゃ助けてやったという言い訳も苦しいな。
 とはいえ、僕の言葉で大臣の後ろの兵士たちがあからさまにホッとした表情になったのを、僕は見逃さ
なかった。

1なおも助けたと主張
2大臣を威嚇
3兵士に演説
4王子と話す
3 兵士に演説

 行け! なるほどー君(ゲームが違いますw)
 ちなみに1は、バレンタインあたりに廉価版が出てるから、今探すとあるかも……。
板違いスマソ。
チキンな大臣は逝ってよし!っつ〜事で2っす。
4で。
なるたけ馴れ馴れしく。
227 ◆Sj469/wPAw :03/03/21 04:30 ID:xHjUHMRH
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>224情報サンクスです! 早速探しに逝ってみます。
>225チキンな大臣をいたぶるのも楽しいかも(をい
>226馴れ馴れしくして、親しげに見せると。そういう手もいいなぁ。
ルールは>>75をご覧ください。
3番1票、2番1票、4番1票、先着順で3番に決定いたしました!

「ふーん、喜んでくれないのか。せっかく苦労して化け物を倒したのに」
「化け物だとっ、陛下に対して何という……!」
 大臣が喚いたけど完全無視して、僕は後ろの兵士たちに視線を据えた。
「まあ、別に恩に着せるつもりはないけど。あんたたちにとっちゃ、確かに僕たちは侵入者だ。化け物を
倒したことが許せないってんなら……いいよ、相手になる」
 僕は兵士たちに見せつけるように、鞘ごと剣を持ち上げた。
「僕にとって魔物は敵だ。あんたたちが、あくまでも魔物に従うというのなら、あんたたちも魔物と同じ
――敵だ」
 ゆっくり、ゆっくりと僕は剣を抜いた。兵士たちの間に動揺が走る。
「いい加減目を覚ませよ。いつまで魔物に従い、領民を苦しめ続けるつもりだ? あんたたちは人間じゃ
なかったのか!?」
「そなたらは何のために兵士になった?」
 僕の後ろから不意に、低い、けれどもよく通る声が響いた。ライアンだ。
「国のため、この国の民を守るため、ここに在るのではないのか。そなたらの誠はどこにある? 今の己
の行動が国のためになると、本当に思っているのか!?」
228 ◆Sj469/wPAw :03/03/21 04:30 ID:xHjUHMRH
 ライアンの声は大きくはなかったが、兵士たちは雷に打たれたように身を竦めた。
 やがて、大臣のすぐ後ろにいた兵――たぶん隊長格の男だと思う――が、武器を外して、床に投げ捨てた。
数瞬の沈黙の後、おずおずと最後列の兵士がやはり武器を下に置く。その後は、あっという間だった。次々
と兵士たちは武器を手放していった。
「き、貴様たち何をしておるのだ!」
 背後の様子に大臣は狼狽えた。
「武器を取れ! この狼藉者たちを引っ捕らえろ!! 戦えというのに……ええい、この痴れ者めらがぁ!!」
 両手を振り回してカンカンになって怒っているが、自分でこっちに向かってくる度胸はないようだ。
 さて、どうするかな。

1大臣も縄で縛る
2大臣を説得
3無視して王子と話す
復活してたのねー。

アホ大臣は無視して3で。
逆転裁判手に入るといいですな(もうこのネタはやめますがw)
ライアンらしい説得ですね。カコイイ!!

おなじく3で!
3かな。
232 ◆Sj469/wPAw :03/03/22 07:33 ID:l6Q19t1o
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>229長い間留守してしてすみませんでした。よろしければまた参加してやってください。
>230この勇者だと説得しないで戦闘してしまいそうだったので、ライアンにお出まし
願いました(w (逆転裁判、あっさり今日見つかりましたヽ(´∀`)ノ)
>231今回は満場一致ですね。しばし大臣は放置プレイと。
ルールは>>75をご覧ください。
3番3票で3番に決定いたしました!

「さて、話が途中だったな」
 僕は王子を縛ってる縄を掴んで、ぐいと引き寄せた。王子がさっと青ざめる。
「な、何を」
「この期に及んで、まだシラを切ろうってのか? 往生際が悪いな」
「知らぬものは知らぬ!」
 頑なに王子は首を振る。
「んじゃ、さっきマーニャとミネアを見て何か言いかけたのはどうしてだ?」
「そ、それは……」 
 王子は口ごもり、俯いた。
 その時だった。アリーナがつかつかと前に出て、王子の横に立った。白い手が閃いて、ぱんっと小気味
よい音が鳴る。
「いい加減にしなさい。言い逃ればかりしていて恥ずかしくないの?」
「この無礼者! 陛下に手を上げるとはなんたること」
「あなたがこの国をメチャクチャにしたんでしょう。それでもこの城と国を守り続けた兵士たちに、そし
て魔物からこの国を解放しようと戦い続けたマーニャとミネアに、何か言うことはないの!?」
 頬を赤く腫らした王子の背後で大臣がギャーギャーと喚いたが、アリーナはきれいに黙殺した。ちなみ
に王子の方も大臣のことなどまったく意識に入ってない様子で、驚愕の表情でアリーナを見つめている。
233 ◆Sj469/wPAw :03/03/22 07:33 ID:l6Q19t1o
 うーむ、仕える相手にまで無視されるとは。気の毒で笑っちまう。
「そなた……サントハイムのアリーナ姫か?」
「ええ、そうよ。お久しぶりね、キングレオ王子」
 キングレオとアリーナのセリフに、今度は僕たちが驚いた。
 この2人、顔見知りか!? ……まあ、曲がりなりにも一国の王子と姫なんだから、知り合いでもおかし
くないんだけど(後でアリーナが話したところによると、親善外交で1回か2回、会った程度だったらしい)。
うーん、アリーナって、やっぱり姫だったんだなぁ。いつもの彼女見てると、とうてい信じられないが。
「くっ……はははは、ふははははははははは!」
 いきなり、王子が哄笑した。
 クリフトとブライがアリーナの側に寄る。2人とも、何気なくしているけれども、何かあってもすぐに
対応できるよう、体を緊張させている。
「それでは、噂は本当だったのだな。アリーナ姫が腕試しのために城を出たという……」
 平手打ちの衝撃で乱れた金髪の下から、王子はアリーナを睨みつけた。
「そなたに私のことが責められるのか!? 身勝手な理由で城を空け、その間にサントハイムは魔物によっ
て滅ぼされてしまったではないか」
「滅んでなんかいないわ!」
 王子の視線に怯まず、アリーナは凛然と頭を上げた。
「そうよ、わたしは武闘家としての腕をあげたくて、そのために城を出たわ。わたしがそうやって勝手
気ままに放浪をしている間に、お父さまや城のみんなは消えてしまった。わたしには、みんなに言わな
ければならない言葉があるわ。だから、わたしはみんなを探し出すの。例え世界中を巡ってでも絶対に」
 アリーナの強い瞳を受け止めきれずに、王子は視線を外した。
「ふ、ふん。城がどうなってるかも知らずに、いい気なものだ」
「どういうこと?」
 鋭くアリーナが聞き返す。だが、王子は鼻で笑って応えようとはしなかった。
 ……動揺は収まったみたいだな。ずいぶんとふてぶてしい態度になってきやがった。

1力ずくで聞き出す
2大臣に聞いてみよう
3兵士に聞いてみよう
う〜ん、流れ的に3推奨。
わーいナナシクラゲさんお帰りなさい!
て、もう遅いか……

「力ずく」を見てみたいので、1
236名前が無い@ただの名無しのようだ:03/03/22 20:30 ID:LP+dYz3f
ここのドラクエニュース笑える(^^ゞ
http://www.ccn.aitai.ne.jp/~pikkee7
>>1のMIDIをイラク情勢板に貼ってきたよ
238 ◆Sj469/wPAw :03/03/23 03:01 ID:5zTv2KEo
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>234すみません、今回流れを無視した展開かも(;´Д`)
>235ただいまですー。長い間の放置だったのに、皆様の温かいお言葉が嬉しいです。
ありがとうございます。
>236【情報】Location ヘッダがあります。自動的に別のページにジャンプするもの
です。必ずソースをご確認ください。――だそうです。
>237せめて、戦争したがってる人間が最前線に立ってるのなら、少しは彼らの語る
正義が納得できるのかもしれませんが。
ルールは>>75をご覧ください。
3番1票、1番1票で3番に決定いたしました! 

「……要するに、だ。あんたはあくまでも言い逃れを続けるってわけなんだな?」
 僕は王子を思いっきり蔑んだ目で見てやった。
「逃げずに背負っていこうとしてるアリーナとは大違いだ。キングレオ王国の未来は暗いよなあ、こんな
臆病者が王様だってんだから」
 ぴくり、と王子の頬が引きつった。
「もういいよ、別に。どうしてもあんたに情報聞かなきゃならないってわけじゃないし。そっちの兵士た
ちからでも聞くから」
 僕は兵士たちに同情の目を向ける。半分は演技だったけど、半分は本気だった。
「あんたたちも大変だな。こんな愚王に仕えなきゃならないなんて」
 兵士たちが何とも言えない顔になる。まあ、そりゃそうだな。君主を罵倒されつつ慰められても、素直
に嬉しいとは思えないだろな。うんうん、いい兵士だ。キングレオにはもったいないよ、本当に。
「どうせアレだろ? バルザックの甘言にうまうまと乗せられて、魔物を城に引き入れたとか、そんなん
だろ? あげくの果てには騙されて自分も進化の秘法の実験台にされて、化け物になっちゃったりして」
 兵士たちは相変わらず困り顔だったが、気にせずに僕はまくし立てた。本当に聞かせたい相手が、僕の
横でわなわなと震えているのを感じつつ。
「しまったとか思っても後の祭りで、気がつくと魔物に主導権を握られていてさ」
239 ◆Sj469/wPAw :03/03/23 03:01 ID:5zTv2KEo
 ここでため息ひとつ。
「なっさけないよなぁ」
「うるさいうるさいうるさい!」
 とうとう王子が爆発した。
「私はバルザックの甘言に乗せられたわけでも何でもない! 自分の意志で魔物と同盟を結び、自分の意
志で進化の秘法を試したのだ。愚かだと? 臆病だと? だが、何ができるというのだ、この脆弱な人間
の身で。ひとつの城の人間を、すべて消し去ることが出きるほどの圧倒的力を前に! 所詮、この世は強
いものが勝つのだ。魔物も人間も関係ない。ならば、この国にとって少しでも有利なように立ち回るのが
なぜいけない?」
 完全に王子は激昂していた。縛られてなかったら、僕につかみかかってきたんじゃないかと思うほどだ。
……作戦成功。

1さらに煽ってみる
2冷静に問題点を指摘
3王子の言葉を肯定してみる
240アヒャ(゚∀。メ) ◆AhyaL/D8/6 :03/03/23 07:33 ID:kdrJVIu8
聞きながら会話するとBlackな会話になるな
>>1
音が出ません
242名前が無い@ただの名無しのようだ:03/03/23 10:38 ID:ZPglGbad
3でいぢわるく(・∀・)
243名前が無い@ただの名無しのようだ:03/03/23 10:38 ID:6y19+cjk
sage
ん〜、3。
3! そりゃもう!
いぢわる〜くgogo!!!
246 ◆Sj469/wPAw :03/03/24 02:30 ID:STPbJmNa
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>240今回、流しながら続きを書いてみました(゚∀゚)アヒャ
>241私は出ますよー。PCの環境かな?
>242いぢわる(・A・)イクナイ!(私が言うな
>243age
>244悩みながらも捻った選択をなさいましたね。
>255黒勇者、好きですね?(w
ルールは>>75をご覧ください。
3番1票、1番1票で3番に決定いたしました!

 つまるところこの王子は、サントハイムの消失事件にビビって、魔物に迎合したってことらしい。
 僕は腕組みをして王子を見る。口元の冷笑を隠そうともせずに。
「そうだな、確かに人間は弱いもんなあ。魔物に守ってもらわなきゃ生きていけないよな」
「守ってもらおうと思ったわけではない!」
「そりゃ失敬」
 王子の言葉に、僕は逆らわなかった。
「ま、あんたは賢いのかもな。弱い国は、強い国に従わないと生きていけない。今回は、その相手が
たまたま魔物だっただけだよな。うんうん、あんたは偉いよ。進化の秘法で自分の身を犠牲にしてま
で、この国を守ってきたんだからなぁ」
247 ◆Sj469/wPAw :03/03/24 02:31 ID:STPbJmNa
 王子の顔が真っ赤になった。僕がバカにしてるのがわかったんだろう。まあ、どんなに鈍いヤツで
もわかるぐらい、あからさまにバカにしてやったんだが。
 しかし、口を開いた王子の言葉は弱々しかった。
「……何とでも言え。世の誹りなど覚悟の上だ」
「ご立派なことで」
 吐き捨てるように僕は言った。だんだん自分が投げやりな気分になっていくのがわかる。

1とっとと聞くことを聞こう。これ以上、こいつと話していたくない。
2もう話したくないから、仲間に後を引き継がせる(誰に頼むかもお願いします)
3そういや、トルネコはどうしたっけ?
>>247
3!!!!
3。最近3が多いなぁ。
うまのふん盗むデブオヤジだけど
たまには気づかってあげようよ・・・

というわけで3!!!
251 ◆Sj469/wPAw :03/03/25 05:02 ID:KgR1JBXy
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>248激しく3を選ばれましたね。
>249そうですねー。3はたいていイロモノ選択なんですが……
>250トルネコへの愛をひしひしと感じます。
ルールは>>75をご覧ください。
3番3票で3番に決定いたしました!

「――そんで、これからどうするだ、あんたは?」
 王子は虚を突かれたような顔になった。まったく考えていなかったらしい。
 僕はさっきよりも深い――今度は演技じゃない――ため息を吐いて、王子の縄を解いた。
「もういいや。あんたとこれ以上話していても仕方なさそうだし。……ただ、覚えておけよ。あんた
が今後も魔物の味方をするってんなら、また倒しに来るぞ」
「ふ、ふん。お前ごときに何ができる。伝説の勇者ですら殺されたというのに」
 縛られていた腕をさすりながら王子が毒づく。だが、僕の顔を見た途端、その表情が凍りついた。
「……ソロ」
 マーニャが後ろから僕の肩にそっと触れた。
 その手が、激情に灼かれそうだった理性を戻してくれた。
 剣の柄にかかっていた手を外して、大きく深呼吸する。二度、三度。
 一瞬、体を駆けめぐった灼熱の塊が鎮まっていくまで。
「……できるさ。僕は一人じゃないからな」
 怯えている王子に向かって、ニヤリと笑ってみせる。 
 そうだ、僕はもう一人じゃない。
 まだ自分が勇者だとは思えないけれど。
 まだ世界のためになんて思えないけれど。
252 ◆Sj469/wPAw :03/03/25 05:02 ID:KgR1JBXy
 そんな風に思えるようになったのは、彼らのおかげ――って、あれ?
 僕は背後を振り返った。
 マーニャ、ミネア、アリーナ、クリフト、ブライ、ライアン(ついでにスラぼう)……1人、足りない。
 そーいやトルネコって、まだ挟まったままなのか?
 と、その時。
「うおっ!」
「うわっ!」
 男2人の声とどすんと言う音が扉付近であがった。
 視線を向ければ、トルネコと大臣がもつれあって転がっていた。うーん、噂をすれば影。
 状況から察するに、こっそり逃げようとした大臣にトルネコがぶつかったってことらしい。詰め所の兵
士もいて、必死で2人を起こそうとしている。

1トルネコも揃ったし、このまま帰ろう。
2大臣をいぢめる
3もうちょっと王子をいぢめる
2で。
1で。
かーえろかえろってことで1


このまま大臣と遊ばずに帰るわけにもいかない!
257 ◆Sj469/wPAw :03/03/26 03:42 ID:tetwBH4S
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>253淡々と意地悪な選択を(w
>254うむ、順当ですね。
>255帰った場合、スラぼうが活躍する予定でした。
>256最近、ますます黒に磨きがかかってますね、この勇者。
ルールは>>75をご覧ください。
2番2票で、1番1票、先着順で2番に決定いたしました!

「どこへ行くつもりだったのかなー、主を置いて」
 他の仲間たちがトルネコと再会を喜び合う中、僕はしゃがみこんで、大臣を覗きこんだ。
「わ、わわっ、私は別に……っ」
 転んで床に座りこんだ状態で、大臣が後ずさる。
「サ、サントハイムのアリーナ殿下がおられるのなら、それ相応のおもてなしをせねばならぬゆえ、その、
晩餐を命じに……」
 大臣の言葉が耳に入ったのか、アリーナたち3人組が振り返った。
「あら、そんなお気遣いは無用だわ」
「何の先触れもなく訪れたのはこちらですしな。もてなしなどされては、かえって心苦しいというもの」
「キングレオの大臣閣下には、もっと先にやらなければならないことがあるんじゃないかしら?」
 何も言わないクリフトの顔にも、珍しく苦々しい笑みが浮かんでいる。
 後ずさりを続ける大臣のマントを、僕はがっと踏んづけた。
「情報さえもらえれば出て行ってやるから安心しな。――バルザックはどこ行った?」
 大臣は伺うように王子を見た。だが、意外なことに王子は何も言わなかった。
 それで決心がついたのか、大臣が何度も唇を舌で湿しながら口を開いた。
「……サントハイム、だ」
258 ◆Sj469/wPAw :03/03/26 03:43 ID:tetwBH4S
 アリーナたちが息を呑む。
「あれだけ陛下に目をかけていただきながら、バルザックのヤツめ、自分の国が欲しいなどと抜かしおっ
て。完成した進化の秘法を魔物の首領に献上して、サントハイムの城を拝領したのだ」
「拝領ですって……」
 アリーナがギリ、と唇を噛む。
「勝手なことを」
 僕は大臣のマントから足を離し、立ち上がった。聞きたいことは聞いたし、今度こそここをおさらばする
か。
 アリーナは全身を怒りに震わせて、今にも飛び出してしまいそうだ。

1城を出る
2まだ心残りがある(何がしたいかもお願いします)
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手っ取り早く1で。
牢の中にもう前王はいなかったんだっけ???
いるなら、様子を見に行くで2。いないなら1。
262 ◆Sj469/wPAw :03/03/27 03:20 ID:Vz7PkZIm
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
>259公式サイトってパルプン大陸って言うんですね。
>260そうですね、さっさと出ましょう。
>261いらっしゃいますが……お亡くなりになってます。亡骸はそのままです。
ルールは>>75をご覧ください。
1番1票、2番1票、先着順で1番に決定いたしました!

「サントハイムへ行かれるのですか?」
 部屋を出ようとすると、真っ先に武器を手放した隊長格の兵士が話しかけてきた。
「バルザックは、完成した進化の秘法を自らに施しております。先程までの……変化されていた陛下より
も、さらに強い力を得ているはず。どうぞお気をつけて」
 なるほど。キングレオが試した進化の秘法は、未完成のものだったんだ。
「完成品を試さなくてよかったな、王子。もし完成品だったら、あんた、きっと元の姿には戻れなかった
だろうよ」
 2階の男のように死んでいたに違いない。……と、なると、バルザックも……。
 王子は俯いたまま、こちらを見ようとはしない。
「あんたたちもこれから大変だろうけど、頑張ってね」
 マーニャが隊長格の男の胸をポンと叩く。
「いやー、ご面倒をおかけしましたなぁ。ありがとうございました」
 トルネコは詰め所の兵士とぺこぺこ頭を下げあっている。
「いえ、お礼を言うのはこちらの方です……。先王陛下のことも、私が責任を持ってお弔いいたします」
 兵士の言葉に、ミネアが安心したような表情を見せる。