ここもなんだか大変なことになったね・・・
とりあえず、移動は900すぎてからまた考えるとして。
エジリディについて語るスレなのに、
即死の心配ばっかりする昨今の状況が悲しすぎる・・・
「I miss you」つづき読みたいな〜
んだね〜。
こんな状態ではSS投下できんのかもしれないが・・・
お、荒らしが透明あぼ〜んされている。
SS、即死判定対策に残しておこうかな〜とおもっとるのですが、
(落ちた新スレに途中まで貼った「きっかけ」と、もう一つ書きかけ)
それとも今ここに貼るのがいいですかね・・・?
麒麟が超弩級のスランプなのですが、それを貼る方がいいのか・・・
(そもそもこれは、新スレに上げた分も貼らないと話がぶっ飛んでしまう・・・)
なんにしても、元の活気に戻したい・・・
スレ立てても落ちてばっかだなんて・・・
春休みになったらまた盛り上がってくれるかしら。
(春めいた人たちも一緒に増えそうだけど)
せっかくだし、落ちたスレに貼った分も貼りつつ、
続きを書いていこう・・・
5Rに上げた分は、新スレ立ったら貼りますね。
859 :
麒麟:03/02/21 03:31 ID:gRy0+eIW
「…姉上、父上、ずるうございます」
大地に突いた両腕にも感覚がなくなってきて、草むらの中にその身を投げ出すと、
吐息だけでそう呟いた。
姉は一つだけしか違わないのに、自分ばかり大人の顔をして、
戦場に消えてしまった。父も、戦場へ残った。
「私は、何もできないのですか…?」
そうして、ここで息絶えていくだけの存在なのですか…?
頬に、温かいものを感じる。いつの間にか、泣いていた。
まだ、泣けたのか…心の隅で感慨にふけりながらも、
胸にわき出してくる無力感を止めることができずにいた。
…私を必要とはしてくれないのですか…?
ざわり、と音を立てたような気がした。その呟きに、エッジはなぜか総毛立っていた。
恨めしさのようなものさえ感じられるその声音は、本当に聖獣の記憶なのかと思わずにいられなかった。
何か、声をかけなければ。喉の奥がひりついたように苦しい。それでも、何でもいいから言わなければ。
…しかし、まるで壁一枚隔てているかのように、伸ばす手は少年に触れることができない。
…そして、少年はまた、自嘲気味に唇を引きつらせる。
「…もっと、力があれば…」
860 :
麒麟:03/02/21 03:33 ID:gRy0+eIW
エッジの記憶のなかにある想いが、ふと同調した。
「私も、必要としてもらえたでしょうか…こんな日を…
迎えずに済んだでしょうか…何より…」
…あとからいくら悔やんでも…、何かを欲しても…詮無いことだと、
戦いを終えたエッジには思うことが出来る。しかし…。
「…私は…」
いまその命の灯火を失おうとしている少年にそんな言葉は届きはしない、
それも、やはりわかっていた。
「………」
そしてなお、何か喋ろうとする彼の側に、ふと今まで感じられなかった気配が立つのを感じた。
「…この…気配は」
いくらかの違いはあるが、覚えのあるものだ。…そう、海中で自分の前に立ち、
幻界でリディアと自分の前に現れた…。
(…麒麟)
うっすらと目を開けた少年もまた、その姿を捉えたらしい。
そして、うつろな目は驚きに見開かれた。
「……あ…ね…うえ……」
麒麟がその口にくわえていたのは、弟と同じく深手を負った姉であった