続きです。
なんかこの前、”エロかったら「18禁」とか書く”とか決まったみたいなので、あえてこう書かさせて頂きます。
1 5 歳 未 満 禁 止 推 奨
理由は性的表現は無いけどなんとなくエロいから。です。
今回、合体寸止めですので、エロハァハァを期待している方。ごめんなさい。
目指せ!明日の朝までに完結。
その後、暖炉に火を付け、火の側で濡れた服を乾かした。
全ての作業が終ると、エッジは頭を拭きながら暖炉の前に座った。
程なくしてリディアがシャワールームから出てきた。
「わーっっ!!待て待て!!まだ出てくるな!!」
バスタオル一枚巻いた姿で現れようとしたリディアを慌てて止めたエッジは、自分のバスローブを投げてリディアに渡した。
(あっぶねぇ・・・。)
明らかにサイズの大きいバスローブを着たリディアを手招きして。
「ここに座って暖まってろ。俺もシャワー浴びてくるから。」
「・・・うん。」
そう言ってエッジもシャワールームに消えていった。
「あの・・・馬鹿・・・。」
シャワーを浴びながらエッジが呟く。
(自分のスタイルとか自覚しろってんだ・・・、危なかったじゃないか・・・。)
エッジは初めてリディアを抱いた時の事を思い出していた。
あの時もいきなり泣き付いてきて、シャワーを浴びた後にバスタオル一枚を体に巻いた姿でいたリディアに性欲を掻き立てられ、本人了承の元でリディアの処女を貰っていた。
(落ち着け・・・落ち着け・・・落ち着け、自分・・・・・。)
さっき、シャワーから出てきたリディアを見て慌てたのは、さっきのずぶ濡れになって夜着が張り付いて体のラインがしっかりと出ていた姿の彼女と、バスタオル一枚巻いた姿の彼女を見て、あのまま押し倒してしまいそうになったので、自分のバスローブを着せたのである。
エッジはシャワーを浴びつつ、必死に落ち着こうと努力をした。
(落ち着け、落ち着け、何があったか知らんが、あの状態でアイツを押し倒したりしたら、アイツを傷付けるだけだ、落ち着け、落ち着け、落ち着け、自分。)
呪文の様に頭の中で必死に唱えて、自分の高ぶった感情を押さえようと勤めた。
どのぐらいの時間が経ったか、ようやく落ち着く事の出来たエッジは、シャワールームから出て体を拭くとバスローブを纏って部屋に戻った。
部屋に戻ると暖炉の前で体を丸める様にして座ってるリディアが目に入ってきた。
「どうした?」
心配そうにエッジが後ろから声をかける。
「・・・寒いの・・・。」
「ばかやろう、しっかりシャワーで暖めてこなかったな。」
「・・・だって、早くエッジのトコロに行きたかったんだもん。」
んで、んで!?
早く続きぼんぬる〜
震える足を抱える様にして両手でしっかり掴んで丸くなって座るリディアを見て、エッジは深くため息を付いた。
エッジは暖炉の前にソファーとベットから布団と毛布を運んで来ると、バスローブを脱ぎ捨てた。そして、リディアの着ていたバスローブも脱がせた。
「!?エッジ?」
いきなり全裸にさせられて、困惑した表情をしたリディアの顔をエッジは自分の胸に埋めさせると、彼女を包み込む様に抱いて持ってきた布団と毛布に包まってソファーに座った。
「暖かいだろ。冷えた体を暖めるのにゃ、人肌が一番なんだヨ。」
そう言って笑うエッジの顔を見て、リディアがまた泣き出した。
「ふぇぇぇぇ、エッジぃ・・・。」
「一体どうしたんだよ、今日は泣いてばっかりで。」
まるで子供をあやす様にエッジが問い掛ける。
「こんなに冷えるまであの嵐の中外にいて、泣いてばかりじゃ解んないぞ。」
冷え切ったリディアの細い指先を握り締めて、開いた手で彼女の肩をしっかりと抱く。
声こそ上げてないが小刻みに肩が震えてる所を見ると、まだ泣いている様である。
(情緒不安定ってやつかな?)
仕方が無いので、エッジはリディアの気が済むまで泣かせてやる事にした。
随分長い時間が経った気がする。
リディアも大分落ち着いたみたいでいた。
長い沈黙を最初に破ったのはリディアであった。
「・・・私、本当にここにいてもいいのかな?」
「んぁ?もしかして、昼間あのクソバカに言われた事を気にしてるのか?」
「だって、やっぱり私じゃエッジに釣り合わないよぉ・・・。」
リディアはエッジの胸に顔を埋めると絞り出したような声で言った。
「釣り合うって、何だよ?」
「・・・私、生まれはエブラーナじゃなくってバロンの辺境の田舎生まれだし、幻獣界で育ったから本当の年齢はまだ7・8歳だよ・・・、子供っぽいし・・・。これじゃエッジと全然釣り合わないよ・・・。」
今にも泣き出しそうな声でリディアが言う。
「・・・城にいるのが辛いか?」
リディアがゆっくりと頷く。
「・・・私、ここから出て行く・・・。」
「・・・そんなくだらない理由で出て行くなよ。」
リディアの肩を抱くエッジの手に力が篭もる。
「もう・・・、俺にはお前しかいないんだから、お前しか目に入らないんだから・・・。」
エッジが囁くように呟く。
「絶対、俺を置いて出て行くなよ。お前が出て行くなら俺も付いて行くからな。」
エッジが小声で、でも力強い声でリディアに言った。
「・・・だめだよ、エッジこの国の王様じゃん。」
リディアが顔を上げると、一瞬だけ目が合ってからすぐにエッジは視線を暖炉の火の方に向けた。
「・・・俺は、俺は二つ後悔した事がある。」
「・・・?」
「一つは、月から帰ってきてからすぐにお前にエブラーナに一緒に来てほしいと言えなかった事だ。」
「・・・二つ目は?」
「セシルの戴冠式の後、またお前に一緒に来てくれって言いそびれた事だ。」
「・・・・。」
「実はな、セシルの戴冠式があった頃に俺にも縁組の話が持ち上がっていたんだ。」
「えぇっ!?」
「相手はあのクソバカチャールズの妹だ。」
「だからあの人、私に・・・。」
「俺は、あの家族が大っ嫌いだったし、なによりも頭の中はお前の事しかなかった。お前以外の女と一生一緒にいるのも嫌だったし、抱くのも嫌になっていた。ずっとカミさんにするのはお前だって決めてたからな。」
「・・・エッジ。」
「戴冠式の直後、お前はさっさと姿が消えちまうし、エブラーナに帰ってきたら縁組の話が本格化しそうだったから、たまらなくなって城を抜け出して地底に行くつもりだった。」
「・・・私を迎えに?」
「そうだ。でもラッキーだったぜ、お前にバブイルの塔近くの森で会わなかったら行き違いになっていたからな。」
リディアはエッジの体にその身を委ねるように寄りかかる。
これが最後のチャンスだと思ってあの宿屋でやっとの思いでプロポーズしたんだからな。」
「そうだったんだ・・・。」
「もう、絶対にお前を手放さないからな。出て行っても追いかけて行くからな。」
「・・・うん。ごめんね、エッジ。」
「俺も忙しくって随分とお前一人にさせちまったからな、すまねぇ。」
「・・・うん。」
「何か不安な事や悩み事があったら夜遅くてもいいから、寝てたら叩き起こしていいから俺の所へ来いよ。」
「・・・うん。そうする。」
(・・・暖かい)
リディアはエッジの胸に顔を埋めて、エッジの暖かさに触れる。
「どうだ?もう寒くないか?」
「うん、でも・・・。」
「もうちょっとこのままでいたい。」
「そうか。お前の気の済むまでこの状態でいてやるよ。」
数分後、エッジがリディアの顔を覗き込むと寝息を立てて彼女は寝ていた。
次の日の朝、リディアは自分の部屋のベットで目が醒めた。
(昨日の事・・・、夢だったのかな?)
と、思いながら起き上がると、自分がサイズの大きいバスローブ姿である事に気付いた。
(夢・・・じゃない!?)
昨夜の出来事を一瞬の内に思い出したリディアは、耳まで真っ赤になった。
エッジは、あのまま寝てしまったリディアに脱がせたバスローブを着せて彼女の部屋まで運んでくれたのである。
(きゃ――――っっ!!)
恥かしさと嬉しさが入り混じって、リディアはまたベットに潜り込んだ。
(エッジのニオイがする・・・)
自分の着ているバスローブの匂いを嗅いでリディアはそう思った。
(私を選んでくれてありがとう、エッジ・・・)
終・・・らない。
もうちょっとだけお付き合いくだせぇ・・・。m(_ _)m
そして、すみません。
睡眠薬には勝てません。(実は肺炎寸前の風邪ヒキーなもんで・・・)
もう寝ます。続きはまた明日夕方までには・・・。
814 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/22 04:46 ID:Crl4Fa7f
若臭のバスローブ・・・ハァハァ
今回も素敵でした!
Sakiさんどうかお体に気を付けて!
でも続き激しくキタイ・・・(^^;)
ハアハアはいいけどageるなってw
数日後の夜、エッジと一緒に彼の部屋にいるリディアの姿があった。
エッジはいつもの様にソファーに座って酒を煽っていた、そんなエッジの膝を枕代わりにリディアが素足でソファーに寝そべっていた。
あの嵐の夜の後リディアは、夜は必ずエッジの部屋で過ごしていた。
「エッジはどうして私を好きになったの?」
リディアの直球の質問が飛んでくる。
「じゃぁ、お前はどうして俺がよかったんだよ?」
「えっ?それは・・・。」
ごにょごにょして答えをはぐらかそうとしてるリディアにエッジが言った。
「お前が先に答えてくれたら、答えるよ。」
「・・・いじわる。」
リディアは顔を真っ赤にして寝返りを打ってエッジの視線から逃れた。
そんなリディアにエッジは、ははっと笑って頭を撫でる。
「そーゆー事は、聞くモンじゃないぜ、あまり答えにくい事なんだよ。」
「私が先に言ったら答えてくれる?」
「・・・うっ、お・・・おう、そーゆー約束だからな、答えてやるさ。」
リディアはエッジのズボンをぎゅっと掴むと、耳まで真っ赤にしながら小声でボソボソと答え始めた。
「・・・その、あの旅の時、危ない時とか落ち込んだ時とかいつも側にいてくれたから・・・。エッジが側にいると安心するから・・・エッジ、優しいから・・・。」
エッジは黙って聞いている。
「だから・・・その・・・気が付いたら好きになってて・・・。あの・・・ありがとう・・・。」
エッジはリディアの頭をぽんぽんと軽く叩く。
リディアは起き上がって、エッジと視線を合わせた。
「エッジの番だよ・・・。」
リディアの顔はまだ赤い。
今度はエッジが視線を外すと、「まいったな・・・」と言いたげに頭を掻くと、
「その・・・、殆ど一目惚れだったな、俺の場合は・・・。」
「えっ・・・!?」
リディアはさらに顔を真っ赤にして座り直して、エッジの話に耳を傾ける。
「初めて会った時、ビルガンテにボロ雑巾みたいにボロカスにやられた時に、お前泣いて俺の事止めただろ。あの時に・・・な・・・。」
気が付くとエッジも顔がほんのり赤くなっている。
それが酒のせいか、それとも照れているのかリディアには解らなかった。
「あの時な・・・、不謹慎にも泣いてるお前見て、綺麗だなって・・・。そんで一目惚れ。」
エッジが微笑みながらリディアを見ると、彼女は茹で蛸同然に耳まで真っ赤にしてエッジを見ていた。
「どうしたよ、そんな茹で蛸みたいになって。」
と、手を伸ばすエッジに対して、リディアは思わず身を引いてしまう。
「・・・?どうした??」
「えっ?えっ?」
リディアは無意識で身を引いていた。
心臓がばくばく音を立てている。
リディアは、恥かしさのあまりさっきまで枕代わりにしていたエッジの脚に顔を埋める様にして倒れ込んだ。
そんな彼女の頭にエッジは手を置いて。
「だから、そんな事聞くモンじゃないって言っただろ。」
それ見た事かとエッジが言う。
「・・・うん。」
暫く沈黙が続いたが、その沈黙を最初に破ったのはエッジだった。
「恥かしついでに言うけどな、この前の嵐の夜な・・・。」
エッジが話かけてきたのでリディアは寝返りを打って、下から見上げるようにエッジの顔を見る。
「ずぶ濡れになったお前えと、シャワーから出てきたお前を見てな、初めてお前さんを抱いた時の事思い出してな・・・。まぁ、あの時よくお前を押し倒さなかったもんだと思ってな・・・。」
酒を飲みながらエッジは呟く様に話かける。
「なっ・・・!」
リディアはまた顔を真っ赤にして、絶句した。
起き上がろうとしたが、エッジが酒の入ったグラスを持ってない方の腕でリディアの肩を掴んで押し付けられてるので起き上がれなかった。
エッジが、自分の膝の上で寝ているリディアを見下ろして、
「だってそうだろ、あんな色っぽい姿見せられたら男だったら興奮するっての。お前もうちょっと自分のスタイルの良さとか自覚しろっての。今だって・・・。」
エッジは視線を、リディアのミニスカートから出ているスラリと伸びた白い脚に移した。
「やっ・・・!馬鹿っ!!」
押さえ付けてるエッジの腕をするりと抜け出して、慌てて座り直す。
「だから、自覚しろって言ってんだよ。」
エッジは意図的に脚を前で組んで、前かがみになってふて腐れている。
「だめ・・・だからね、ご家老様にも言われてるでしょ。」
「解ってるよ・・・。」
「私・・・もう寝る・・・。」
「あぁ・・・そうしてくれ。」
(持ちそうにねぇしな・・・。)
リディアが履物を履いて部屋から出て行こうとした時、エッジはまだふて腐れて酒を飲んでいた。
そんなエッジにリディアはいきなり唇を重ねると、
「これぐらいならかまわないでしょ、それじゃお休み!」
リディアは小走りでエッジの部屋を去った。
(やれやれ・・・)
リディアが去って一人になった部屋でエッジは深くため息を付くと、グラスに残った酒を一気に飲んで、自分もベットに入った。
ベットに入っても暫くエッジは眠れなかった。
寝返りを打って数ヶ月後自分の横に来るだろう最愛の人の姿を思い浮かべて手を伸ばす。
(早く・・・ここに来い)
そう思いながらエッジは次の日のために深い眠りについた。
819 :
Saki:03/01/22 15:30 ID:Yb2QDj00
終った―――!!ナガカッタヨママン
次スレに移行する前に終った―――!!
よかった。容量オーバースレスレだYO。セーフセーフ
この4.5のスレは長編物が多いから900前に本当に容量オーバーで書き込めなくなりそうだな。
P・S
もし次レスを立てる方がいたら当HPのアドレスが変わっているのでご注意おば。
関連サイト
若様と召喚士
ttp://sakimayu.hp.infoseek.co.jp/
Sakiタン、えがった〜!
リディアを抱けなくてもんもんとしてる若の代わりに
私が一人(´д`;)ハァハァしてあげまつ。
そろそろ新スレのことも考えなきゃですね。
しっかしこの4.5はいろいろありましたな・・・(´д`)
822 :
ハマチ:03/01/23 23:21 ID:lnJiQqvI
Sakiタソにはレスとスレのの違いが分かっているのかと
かなり昔から問いつめたかったのでつが。
いや、ハァハァはさせてもらったけどさw
824 :
Saki:03/01/24 16:57 ID:IYi9xJ6/
>>823 ご指摘ありがとうございます。
打ち間違えしてますた、(鬱)大丈夫です。ちゃんと違いは解ります。
最近無意識でキーボード打ってる事が多いんだよな、恥かしい間違えだわ。
豆腐の角で逝ってきます。
825 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/25 00:47 ID:Cudl0Vf+
そういや他の神達はどこにいったの?
神はシェンと読むこと
板のトップ見たら、800で引っ越しだそうで。>all
いつも専用ブラウザで見てるから気がつかんかった。
827 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/01/27 15:45 ID:Mv45hy/d
あげろ!あげろ!
皆で皆をもりあげろ!
828 :
uni:03/01/27 22:53 ID:fD/ld9u0
最近このスレには香ばしい香具師が多い気がする…
新スレ立ったのか・・・
でもSS投下する雰囲気じゃないな・・・明日にしよう。
以上、旅から戻ったゴキでした。(・・・旅先はあんまり寒くなくて良かったよ)
・・・新スレ、誰も書き込まないね・・・
私、マズイことしたんだろうか・・・
新スレ落ちた模様です
part5は関連リンクとかも完全じゃなかったから、
今度はちゃんとテンプレをこっちに貼って、確認してからスレ立てに入った方がいいと思う。
835 :
Saki:03/02/02 23:09 ID:h6JLt4yi
大丈夫だと思われ。
ちょっくら自分レス立ていってきまーす。
836 :
Saki:03/02/02 23:20 ID:h6JLt4yi
レス立て→×
スレ立て→○
また間違えてるよ・・・・(鬱)
スレ立て失敗しました。
もう一度挑戦してきます。
837 :
Saki:03/02/02 23:26 ID:h6JLt4yi
失敗しました・・・。
もうチョット時間が経ってからまた挑戦してみます。
落ちたか・・・・゜・(ノД`)・゜・
仕方ない。また新しく張り直しますね・・・
839 :
Saki:03/02/03 00:21 ID:mccoPCNp
10回やって10回ともスレが立ちませんでした・・・・゜・(ノД`)・゜・
スマソ。誰か自分の代わりにスレ立ててくだい。
どうやらウチのホストからじゃ無理っぽ・・・
うちもホスト固定なので無理・・・
で、提案なのですが、
エロありのSSを書くに当たっての諸注意なんかを
スレの1か2に貼っておくというのはどうでしょう?
よく考えたら注意書きはいつも見えるように
1に貼っておくべきかも。
843 :
Saki:03/02/03 18:40 ID:4DdYL1Pn
ダメだ・・・。
近所の漫喫からもスレ立てに行ったが、ここもホスト規制に引っかかって立てられねえ・・・。
次のSS職人さんのためにも誰か立ててーーっっ!!
ええと、ではテンプレのまとめを。
>1に
前スレのリンクと注意書き
>2に
過去ログと関連サイト
でよろしいですか?
(いや、私もたてられないので・・・)
自分今から挑戦してみます!>スレ立て
847 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/02/17 00:13 ID:zK3uBcG7
新スレまた落ちてしまったようです。
ここが残って向こうが落ちた原因はよく分からんです。
また即死判定ですか?
う〜ん、どういう基準なんだろう………。
今は復活してるモヨウ?
で、結局新スレはどないするんですか?
立てたいけど立てられない・・・
なんでいつも消されるんだ…
どうもです。普段このスレはROMの人間ですが…参考までに。
自治スレッド@FFDQ3
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1043241053/ 今回の即死は判定がきつくなったという見方が有力です。
12月に立った、レス100以上、最終書き込み1日前というスレも落ちてしまいました。
判定の基準は秘密だそうです。
また、板トップのローカルルールを見ていただくと分かると思いますが、
次スレ立ての目安を900に変えました。
800というのは、スレ立て規制のゆるい頃の名残なので
今無理に次スレを立てなくても、
あまり気にしないで通常どおり950で引越しでもいいかと思います。
ここもなんだか大変なことになったね・・・
とりあえず、移動は900すぎてからまた考えるとして。
エジリディについて語るスレなのに、
即死の心配ばっかりする昨今の状況が悲しすぎる・・・
「I miss you」つづき読みたいな〜
んだね〜。
こんな状態ではSS投下できんのかもしれないが・・・
お、荒らしが透明あぼ〜んされている。
SS、即死判定対策に残しておこうかな〜とおもっとるのですが、
(落ちた新スレに途中まで貼った「きっかけ」と、もう一つ書きかけ)
それとも今ここに貼るのがいいですかね・・・?
麒麟が超弩級のスランプなのですが、それを貼る方がいいのか・・・
(そもそもこれは、新スレに上げた分も貼らないと話がぶっ飛んでしまう・・・)
なんにしても、元の活気に戻したい・・・
スレ立てても落ちてばっかだなんて・・・
春休みになったらまた盛り上がってくれるかしら。
(春めいた人たちも一緒に増えそうだけど)
せっかくだし、落ちたスレに貼った分も貼りつつ、
続きを書いていこう・・・
5Rに上げた分は、新スレ立ったら貼りますね。
859 :
麒麟:03/02/21 03:31 ID:gRy0+eIW
「…姉上、父上、ずるうございます」
大地に突いた両腕にも感覚がなくなってきて、草むらの中にその身を投げ出すと、
吐息だけでそう呟いた。
姉は一つだけしか違わないのに、自分ばかり大人の顔をして、
戦場に消えてしまった。父も、戦場へ残った。
「私は、何もできないのですか…?」
そうして、ここで息絶えていくだけの存在なのですか…?
頬に、温かいものを感じる。いつの間にか、泣いていた。
まだ、泣けたのか…心の隅で感慨にふけりながらも、
胸にわき出してくる無力感を止めることができずにいた。
…私を必要とはしてくれないのですか…?
ざわり、と音を立てたような気がした。その呟きに、エッジはなぜか総毛立っていた。
恨めしさのようなものさえ感じられるその声音は、本当に聖獣の記憶なのかと思わずにいられなかった。
何か、声をかけなければ。喉の奥がひりついたように苦しい。それでも、何でもいいから言わなければ。
…しかし、まるで壁一枚隔てているかのように、伸ばす手は少年に触れることができない。
…そして、少年はまた、自嘲気味に唇を引きつらせる。
「…もっと、力があれば…」
860 :
麒麟:03/02/21 03:33 ID:gRy0+eIW
エッジの記憶のなかにある想いが、ふと同調した。
「私も、必要としてもらえたでしょうか…こんな日を…
迎えずに済んだでしょうか…何より…」
…あとからいくら悔やんでも…、何かを欲しても…詮無いことだと、
戦いを終えたエッジには思うことが出来る。しかし…。
「…私は…」
いまその命の灯火を失おうとしている少年にそんな言葉は届きはしない、
それも、やはりわかっていた。
「………」
そしてなお、何か喋ろうとする彼の側に、ふと今まで感じられなかった気配が立つのを感じた。
「…この…気配は」
いくらかの違いはあるが、覚えのあるものだ。…そう、海中で自分の前に立ち、
幻界でリディアと自分の前に現れた…。
(…麒麟)
うっすらと目を開けた少年もまた、その姿を捉えたらしい。
そして、うつろな目は驚きに見開かれた。
「……あ…ね…うえ……」
麒麟がその口にくわえていたのは、弟と同じく深手を負った姉であった
861 :
麒麟:03/02/21 03:35 ID:gRy0+eIW
そこから、急に視界が閉ざされる。気がつくと、自分がその足で立っていた。
足下は、無限の闇。そして、天井もまた。
「…何だ…?」
ふと、視線を戻すと、ぼんやりと青白い光に包まれた人影があった。
(こいつだな…)
雰囲気でわかる。今までずっと体の中にいた幻獣だったから…。
白く長い髪を後ろで束ねた青年の姿をとっているのは、
主人格が麒麟の弟の方だからだろう。
「…まだ、続きがあるんだろう」
青年は、寂しそうに微笑んだまま泣いていた。足下に落ちた涙が、
闇の深淵に吸い込まれて消えていく。
言葉を発することはなかった。が、思いは形をなさずにエッジに直接届く。
「…迷っている時間、ねぇんだろ。何となくわかるよ。
…あんたがあの時なにを思っていようと、誰も責められやしねーんだ…」
止めどなく流れる涙を拭うこともせず、青年はそっと右手を挙げ、エッジにかざした。
…そしてゆっくりと、その手を戻した。
「…そうか…」
その一瞬、脳裏をよぎった光景にエッジはすべてを理解した。
「…あんたは…優しい弟だよ…。でもな……もう少し……」
その言葉を遮るように、特徴のある言葉が耳に届く。
「…これは…」
繰り返されるその長い言葉を聞くうちに、それが呪文の詠唱であることに気づく。
862 :
麒麟:03/02/21 03:44 ID:gRy0+eIW
『……………』
これは…まさか…。そう考えて目の前の青年に向き直る。
依然として寂しそうな微笑みを浮かべてはいるが、視線はしっかりこちらを向いている。
そのまっすぐに、もの言いたげに自分を見つめる目に、
エッジはそれが何であるかを確信したのだった。
「…ありがとよ…そうか…この言葉と、真実……」
そして、エッジは聞こえる言葉を復唱し始める。どうか、リディアに届くようにと祈りながら…。
「え…何?」
意識のないままのエッジの唇が、かすかに動いた。
それは、リディアが見守る中やむことはなく、次第に声を発するようになっていった。
「エッジ…お願い、聞こえるのならもう一度聞かせて…何を伝えようとしているのか…」
リディアの言葉に応えるように、エッジの唇が再び動く。
聞き漏らすまいと聴覚を研ぎ澄まして、無意識にエッジが紡ぐ言葉を必死に記憶していく。
伝え終わると、安堵したかのようにエッジの唇が閉じられる。
(……これは…まさか……)
反芻するうちに、その言葉が何物かは理解できた…しかし、伝えられた理由までは
判じかね、口元に笑みすら浮かべて眠るエッジの顔を覗き込んでため息をつく。
863 :
麒麟:03/02/21 04:02 ID:gRy0+eIW
「まだ…目覚めない…」
手を握ると、なにかざわめきの中にいるような錯覚に陥る。
二人にしかわからない、やりとりなのだろうか。
「エッジ…」
その手をそっと下ろすと、開きっぱなしの扉を振り返る。
…そこにいたものをみて、リディアは我が目を疑った。
「…麒…麟…?」
磨かれた玉のような鱗を持つ幻獣が、そこにいた。
自らの力を抑えていたために、リディアに気づかれなかったのだろう。
急いで外に出てあたりを見回すと、先ほどまで様子を見に来ていた幻獣たちは
何処へか姿を消し、アスラのみが、どこか寂しげな表情で、
ことの成り行きを見守っていたのだった。
「…何を、…ね、何をするの!?」
結界をでると同時に一気に覆いかかってくる威圧感に言い得ぬ危機感を
感じ取り、リディアは本来の姿を現した麒麟の首にすがって問い質した。
『リディア…止めないでくださいね』
「何を…?何をなの…?」
『もう…あまり時間がないようなのです。弟が私を拒んだ以上、
お互いに命を削りあい…死を待つ道しかもう…』
「…そんな…」
『大丈夫、あなたの大事な人は傷つけはしない。…私…いえ、私たちは、
幻獣としての誇りを持って自らを葬りたいのです…』
語り終えた麒麟の体内にかつてない力が宿るのを感じる。