ティンたん元気かな、ハァハァ(;´Д`)。たまにはメッセたちあげぃ。
あ、多分このスレ見てくれてると思って書き込んでます。他の人ごめんね。
こないだ、千一夜サイト用にPart3のSSをまとめたんですけども。
顔無しさんの保管除外SSって、Part3にもありましたっけ?
>>446 個人的にそのflash、テンポや間が悪すぎて(演出とか、間奏部分とか)あんまり好きになれんかった。
元歌が大好きだっただけに、自分の間が出来上がってて余計にそう思ったのかも。
新年早々、オヴェリア様から「お年玉」と称する一抱えもある包みが届いたアグ。
不審に思いつつ開けてみると、出てきたのは巨大なラムザぬいぐるみ(アホ毛付き・ふかふか)。
アグ「バっ、バカにしている! この私にぬいぐるみなど……
ら、ラムザのぬいぐるみなど…………
………」
ぎゅー
そして、とりあえずアホ毛を
撫でたりひっぱったり扱いたり
してみるアグたんであった。
やはりそのぬいぐるみはアグたん専用の抱きまくらになるのであろうか。ぎゅー
>>445 > こないだ、千一夜サイト用にPart3のSSをまとめたんですけども。
昼寝士さん、まとめありがとうございました。次回更新の時に使わせていただきます。
今度FFTのテンプレも作っておきますね。すみませんでしたm(._.)m
> 顔無しさんの保管除外SSって、Part3にもありましたっけ?
いえ、ありません。Part2の2本だけでした。
あ、新年最初の書き込みなので、遅ればせながら。
あぐましておめでとうございます!
今年も皆さんとハアハアするようなアグに出逢いたいと思っています。
職人の皆様に期待……。
あぎゅりえす
ムスアグSS書きたいんですが、ここにうpしていいでしょうか?
>453
うpしてよし!(・∀・)b!
超 期 待
456 :
453:03/01/08 17:34 ID:Ng+MlQxB
結構長いので、少しずつうpします。
拙文お許しください…。
最初はただただ無礼な男だと思ってた。
無礼で、軽薄で、お調子者。
でも、戦闘においてはなくてはならない重要な戦力で、
パーティにおいてもなくてはならないムードメーカーで、
いまでは私にとって―――
ある日の酒場でのこと。
「やっぱりー、男の人はぁ、抱擁力があってー、知的でー、強くてー、横顔がかっこ良くってー」
「おいおい、その辺にしとけよラヴィアン。一生嫁に行けねーぞ?」
「うるっさいわね、ムスタディオ!言っとくけど、あんたなんか論外よ論外」
「何言ってんだよ、お前の理想に適いそうな男なんてこのイヴァリース中探したって、俺ぐらいのもんだぜ。
いいの?この俺にそんなこと言っちゃって」
「…あんたってほんっっとイヴァリースで一番の幸せ者だわ…。
ねぇ、何とか言ってやってくださいよ、アグリアスさん」
ラヴィアンに話を振られたアグリアスは、
「あぁ、聞いていなかった。何だ?」
と言いながら上着を羽織った。
席を立とうとするアグリアスに、ラムザは声を掛けた。
「アグリアスさん、もう宿に戻るんですか?」
「飲み過ぎたようだ。早めに休むよ」
そう言って店を出るアグリアスの後ろ姿を、ムスタディオは見つめていた。
「アグリアスさん、そんなに飲んでたっけ?」
アリシアが首を傾げる。
「珍しいですね、あのアグリアスさんが飲み過ぎるだなんて…。なぁ、ムスタディオ」
「そうかぁ?ま、取りあえず飲め!お前もミルクばっか飲んでんじゃねぇよ!」
ラムザの問いに対し特に何も思ってないかの様な素振を取ったムスタディオだったが、
本当は彼には思うところがあった。
アグリアスは実際大して飲んでいた訳ではなかったのだが、この日は悪酔いしてしまっていた。
酒で気持ち悪くなることなどあまりないアグリアスなのだが、
ムスタディオが他の女性メンバーと楽しそうに話していることにさえ嫉妬する自分に自己嫌悪を感じたことが原因していた。
恋愛経験の乏しいアグリアスだが、ムスタディオに対する自分の気持ちが何なのかは気付き始めていた。
しかし、なるべくならこのままこの思いがフェードアウトすれば良いのに、と思っていた。
とにかく絶対に「好き」だなんて告白できない。
こんな堅くてつまらない、女らしさのない女に振り向いてくれる男などいるはずがない。
実際、ムスタディオとはあまり仲が良くないし、他の女性メンバーとの方がずっと親しそうだ。
思いが叶う日は来ない…そう思っていた。
だから最近、アグリアスは戦闘以外でムスタディオと共に時間を過ごすのを避けていたのであった。
しばらく接触しないようにすれば、忘れられるかも知れない。
今日だって、具合が悪くならなくても、途中で帰るつもりだった。
部屋のドアをノックする音がした。
「誰だ?」
「えっと…俺です。ムスタディオです」
え…えぇ?!
アグリアスの胸は一気に高鳴り始めた。
平静を装わなければ…。
深呼吸をして、アグリアスはドアを開けた。
「何か用か?」
「休んでるところ、邪魔だったかも知れないけど、ちょっと様子が気になったんで。
気分はどうだい?酔いは抜けてきた?」
アグリアスは目を合わせないようにして答えた。
「あぁ。横になっていたら大分良くなった」
「そうか、そりゃ良かった。でもこれ、一応薬持ってきたから飲みなよ。あと水も」
アグリアスは薬の包みと水筒を受け取った。
優しくされると、嬉しいけど、何だか切なくて、いてもたってもいられなかった。
「ありがとう。水筒は明日返す。ではまた明日…」
「待った!!」
アグリアスが閉じようとしたドアにムスタディオが手を掛けた。
「最近、なんか俺のこと避けてない?」
「そ、そんなことはない…」
「こっち見て話してくれよ」
アグリアスはその言葉に一瞬ビクッとしたが、やはり視線は逸らしたままで続けた。
「本当に何でもない、避けてなど…」
「こっち見ろってば」
ムスタディオの手がアグリアスの頬に触れた。
ようやくアグリアスは視線を合わせたが、わずか数秒で彼女はバッと後ろを向いてしまった。
顔が凄い勢いで紅潮していったのがわかったからである。
酒のせいで、頬は既に赤かったから、アグリアス本人にしか気付かない変化であったが。
「…わかったよ。それじゃまた明日」
ムスタディオは諦めたように部屋を出て行った。
アグリアスは、部屋の床にへなへなと座り込んでしまった。
「そうだ、薬…」
アグリアスは貰った薬を飲み、水筒の水をガブ飲みした。
「はぁ…」
あまり一緒にいないようにしてからも、アグリアスの気持ちにはさほど変化は訪れておらず、
むしろ顔を見ていない分余計気になっていたくらいだった。
「どうしたら…上手に忘れられるのだろう…」
ベッドに入り、布団を被ったが、頭の中がもやもやして、なかなか寝付けなかった。
466 :
453:03/01/08 17:53 ID:Ng+MlQxB
とりあえずここまで。
読んでくださった方ありがとうございます。
ヽ( ゚д゚)ノ ウマァァァン
(*´Д`)真面目アグモエー
真面目で照れ屋なアグ萌えー
しかしラムアグ一筋な俺としてはこのSSが萌えなのが非常に悔しい(w
とりあえず続き希望。
俺もラムアグ萌えだけど、文章うまいからイイ!
けど、最近顔だけアグたんがいなくなったな・・・。
あのコメントには笑わしてもらってたんだが。
再登場希望!!
あったなあ。俺は「まことですか母上ッ!?」のびっくりアグたんが
好きだった。
一人の人がやってたのかな?
472 :
453:03/01/08 23:22 ID:Ng+MlQxB
感想ありがとうございます。
私も基本的にはラムアグ萌えです。
では続きです。
翌日の夜。
夕食を食べ終え、部屋に戻ろうとしたアグリアスは、ムスタディオに水筒を返さなければいけないのを思い出した。
アグリアスは、やはりムスタディオの方を見ないようにして話しかけた。
「ムスタディオ、昨日はありがとう…。水筒、返したいのだが、部屋まで持って行っていいか?」
「あ、俺いまからちょっと出掛けるんで、帰ってきたらアグリアスさんの部屋まで取りに行くよ」
「あ、あぁ、では、後でな」
アグリアスは部屋に戻り、ドキドキしながらムスタディオを待っていた。
なかなか来ない。こんな緊張した状態からは早く抜け出したいのに…。
待ちくたびれた頃、ようやくドアをノックする音がした。
「アグリアスさ〜ん」
ドアを開けると、顔を真っ赤にして足下はフラフラのムスタディオがいた。
「ど、どうしたんだ…ちょっと、すごく酒臭いし…」
「やー、今日は俺が飲み過ぎちゃったみたいで〜〜」
「と、とりあえず、入れ!座れ!」
アグリアスはムスタディオを部屋に入れると、
「ちょっと待ってろ」
と言い、水筒を持って流し場へと駆けて行った。
アグリアスが部屋に戻ると、ムスタディオはソファにひっくり返っていた。
「大丈夫か?ほら、飲め」
ムスタディオは差し出された水を飲み干した。
「あ、ありがと〜〜アグリアスさん」
「どう見ても飲み過ぎだぞ!どうしたんだ」
「いや…ちょっとね…気付のつもりだったんだけど」
「気付?何の気付だ」
「いやぁ…おー、頭がいてぇ」
「全く…立てるか?」
アグリアスは手を差し延べた。
その時のアグリアスの顔は、ムスタディオに負けないくらい赤かった。
「ありがとーございます」
と言ってムスタディオはアグリアスの手を掴んだ。
ところがムスタディオは立ち上がろうとしたのではなくて、アグリアスの手を自分の方にグイと引っ張ったのだ。
「?!う、うわぁ!!」
アグリアスはバランスを崩して、ムスタディオの上に倒れ込んだ。
目を丸くして言葉を失うアグリアスの背中を、ムスタディオの腕は抱き締めた。
「ちょっちょちょちょっ…ちょっと!な、なに…?!」
戸惑うアグリアスを無視するかのように、ムスタディオの手に力が入る。
「ごめん…俺、ずっとこうしたくて…」
ムスタディオとアグリアスの目線が合った。ムスタディオの目は真剣だった。
10秒くらい、そのままの状態が続いた。
ムスタディオは一瞬目を伏せると、パッと手を放し、
「い、いやー、ごめんごめん!ごめん、俺、酔ってるわぁ。いまの、忘れて!」
と言い、呆気に取られているアグリアスに背中を向けて、フラフラと部屋を出て行った。
「あ…な…な、なんだったんだ…」
アグリアスは、頭の中を整理できなかった。整理どころか、沸騰寸前だった。
その日、アグリアスは全く眠れなかった。
翌日の朝。
「ふあぁ…」
「アグリアスさん、眠いんですか?」
ラムザが声を掛けてきた。
「あぁ、ちょっと、寝付けなくてな」
「大丈夫ですか?アグリアスさんが欠伸なんて、珍しい…あっ、ムスタディオおはよう」
アグリアスが振り返ると、ムスタディオがいた。
「ラムザ、アグリアスさん。おはよう」
ムスタディオはいつもと変わらない調子だった。
「あ…」
アグリアスが言葉を考えているうちに、ムスタディオはさっさと馬車に乗り込んでしまった。
「……」
昨日のは、一体どういうつもりだったのか。ただ酔っていただけだったのか。それとも…。
「アグリアスさん、どうかしたんですか?」
ラムザが不思議そうな顔でそう尋ねた。
「あ…あぁ、何でもない。そろそろ出発だな」
朝の日差しは寝不足の頭には眩しすぎて、アグリアスは少しクラクラした。
「よーし!今日のラファの下着の色を当ててみせよう!むむむ…」
「むむむじゃねーぞコラ!俺の妹に変な妄想してんじゃねぇ!」
今日も朝から騒がしい。
昨日のアレは、もしかしたら夢だったのかも知れない…。
ムスタディオとマラークのやりとりを見ながら、アグリアスはそう思った。
480 :
453:03/01/08 23:38 ID:Ng+MlQxB
今日はここまでです。
まだここまでしか書いていません。
読んでくださった方ありがとうございます。
このスレを見て、俺的総括したメンバーの性格
ラムザ
ゲームでは弱いがなぜかこのスレでは強い。むちゃくちゃもてる。
純真無垢。恋には鈍感。料理、音楽などもうまい。下戸である。
同姓からも尊敬される。
アグリアス
強いがなぜかラムザよりは弱い。しかしなんといっても美人。
身長はラムザよりほんの少し低い程度。ラムザに惚れてる。
料理は意外とうまいのでは?しかし、見栄えや繊細な味つけがうまいのではなく
戦場での野営経験から培った戦料理しか作れない。作り方も豪快そのもの。
恋愛に関しては小学生なみ。赤面症。駆け引きは大の苦手。
趣味は剣の素振り
482 :
481:03/01/09 00:28 ID:912IcoMZ
続き
ムスタディオ
部隊の盛り上げ役、しかし引き立て役になる事も多い。
本能に忠実。ラムアグの関係を面白がっている反面フォローもできる。
酒は強い方。
メリアドール
このスレを見て一番印象が変わった人物
性格はいたって普通。女性らしさもちゃんと持ち合わせている。
ラムアグの微妙な関係に何かとフォローするが、
自分も密かにラムザに好意を抱いている。
しかしそれはラムザを死んだ弟に重ね合わしているからだと思い込んでいる。
だまされやすい性格で痛い目に会う事もしばしば。
一度恋をすると豹変したように一途になる。
...-‐――--.. 、
/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ラヴィアン、アリシア、聞いてくれ。
l:::::::/\:::::::::::::::::::::::::::l そこで私はオヴェリアさまに言ってやったわけだ。
l/l/ \l\l\:::::::ノ)) 「オヴェリアさまが悪いのではありません。
|::l ○ ○ |:::|6))) オヴェリアさまを利用しようとする奴らが悪いのです」
|::l`ー- -‐ |:::| )) もうね、ずびしっと決まったね。ずびしっと。
|::! l:::l
l/. ;/
|
|
...-‐――--..!、
/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ・・・オチ、ラムザに取られたよ。
l:::::::/\:::::::::::::::::::::::::::l
l/l/ \l\l\:::::::ノ)) ・・・・・・草笛・・・・・か・・・・・・
|::l |:::|6))) ・・・・・・・・・・・・練習しよっかなぁ
|::l`ー-, -‐ |:::|ヽ、))
|::! / _ l:::l l
l/./  ̄`Y´ ヾ;/ |
______,| | |´ ハ
| | |-‐'i′l
|__ | _| 7'′
( (  ̄ノ `ー-'′\
 ̄  ̄ \
485 :
HC:03/01/09 11:42 ID:D065azy9
遅れながら…あぐましておめっとさんです>住人の皆さん
…イヴァリースとはかけ離れてるにも関わらず、FFTメンバーズの初詣を想像開始…
例によって、アグタソは慣れてないから転びそうになってラムザが支える!(基本)
・・・こっそり願い(恋愛成就)を書いた絵馬をムスタに見つかり、慌てるアグタソを思いついてしまった…
もしくは、おみくじをどきどきしながら見る面子というのも…
以上、妄想屋の変Cがお送りしました。
それから約2週間後の夜。
ラムザ達一行は、野営の準備をしていた。
「き、きゃあッ!ちょっと何コレ!!」
ラファの悲鳴にみんなが駆け寄った。
「どうしたんだ、ラファ!」
「これ、エッチな本!荷物整理してたら出てきたのー!誰のよ!」
「あっそっそれは…」
ムスタディオの顔が青くなった。
「あっ、[ムスタディオ専用]って書いてあるわ!ちょっと!ムスタディオ!」
「ち、違うんだ!断じて違う!俺んじゃない!
マ、マラーク!お前んだろ!お前、見つかった時のカモフラージュとして俺の名前書いたな!」
「変態野郎!濡れ衣着せようとするな!
俺は見たぞ、先月お前がその本を抱えて嬉しそうに本屋から出てくるところを!」
ラヴィアンは呆れてムスタディオに言った。
「よしなさいよー。みんなあんたが犯人ってわかってるわよ、往生際悪くて見苦しいわよ」
アリシアがそれに続く。
「そうよ、持ち物にすぐ記名するのはムスタディオの癖なんだから。バレバレよ」
「ムスタディオ、大事な物はちゃんと自己管理しなきゃ駄目だぞ…。
さて、ちょうどみんな集まってるし、野営の見張りの順番を報告します」
ラムザはムスタディオを不憫に思い、さっと話を切り換えた。
「最初がアグリアスさんとムスタディオで、次が僕とラッド、その次は……」
ムスタディオと、か……。
アグリアスの心中は複雑だった。
結局あの夜のことがムスタディオの口から出ることはなかった。
状況はあまり変わらず、アグリアスは、その後もムスタディオを避け続けていた。
ただ、あの日から、ムスタディオの方もアグリアスを避けているような感じがしていた。
アグリアスはそれがとても気になっていた。
そして、ラムザも気になることがあった。
「さっきのムスタディオの本…あの、表紙の女の人の絵。
あれ、誰かに似てる気がするんだよなぁ。
金髪で、涼し気な瞳。うーん。誰だろう?気のせいかなぁ」
夜が更け、
「それじゃ、おやすみ」
「またあとで」
みんながぞろぞろとテントの中に入っていった。
そして、アグリアスとムスタディオだけが残った。
アグリアスはムスタディオに背中を向けて座っていた。
長い沈黙が続く中、アグリアスは自分が何故ムスタディオに避けられているのか、考えていた。
そう言えば水筒、まだ返してない。あの夜、ムスタディオは水筒を持っていかなかった。
待てよ、あの夜はもしかしたら本当に私の妄想だったりして…。
だって、おかしい!そうだ、ムスタディオがいきなりあんな…冷静に考えてみれば、有り得ないシチュエーションだ。
でも、確かにムスタディオはあの時私の部屋に取りに行くと言ったはず…。
あ〜、よくわからない。混乱してきた。
もしかしてムスタディオは、私がまだ水筒を返していないから借りたものを返さないだらしのない奴だと怒っているのか?
あぁ、わからない。こっちだって避けているのに、避けられている理由を聞くのも変だし。とにかく水筒は返すべきだな。
『あのっ…!!』
二人の言葉が重なり、長い沈黙を破った。
「な、なんだムスタディオ。先に言えッ」
「いやいや、アグリアスさんからどうぞッ」
「う、うむ。あの…あのな」
言いたいことは山ほどある。何故最近私を避けているのか。あの夜のことは何だったのか。私のことをどう思っているのか。
しかし、そんなことはさすがに聞けない。
「えっと、あの、水筒!こないだお前が持ってきてくれたが、まだ返してなかったな、すまん」
「えっ、あぁ、いや、そんなの全然いいよ!大体俺が取りに行ったのに貰うの忘れてたんだし!」
ということは、あの夜、確かにムスタディオは私の部屋に来たのだ!
アグリアスは、少しだけホッとしたような表情を見せた。
「水筒のことなんて全然忘れてたよ。気にしないで。
それより、こっちこそごめん!俺…あの時…」
ムスタディオの表情が堅くなる。アグリアスの鼓動が早くなる。
あの時…なんだったんだ?早く!言ってくれ!
短い沈黙のあと、ムスタディオが口を開いた。
493 :
453:03/01/09 14:21 ID:70S1dB0G
とりあえずここまでです。
長くてすみません。
読んでくださった方ありがとうございます。
イケズ〜(;´Д`)
専用エッチな本にワラタ
無スタディ男イイネ!
496 :
HC:03/01/09 17:44 ID:D065azy9
本と言うより春画の束かもー(w
・・・あ、それを本というのか(自爆
>>485 変Cさん、お尋ねしたいことがあります〜。
アグスレ3で書かれたこの作品なのですが、結末を追加されるおつもりはないでしょうか?
これを書かれた時には「結末が思い付かない」と書いておられるのですが。
このままですと千一夜サイトへの保管対象外なのですが、昼寝士さんがhtmlにまとめて下さいましたし、
面白い作品なのでできれば保管したいなと思ったのですが、いかがでしょうか?
http://yotsuba.saiin.net/~1001ya/Ag3-1.htm 尚、変Cさんからお返事いただけ次第、このファイルは削除いたしますのでご了承ください。
(このページ単体ではリンク等おかしくなっていますがその為です)
千一夜って最近サービスいいね
管理人さんが代替わりしたばかりだからパワーがあるんだろ。いいことだ。
変Cさんの文章はシンプルに萌えられるので好き。俺も続ききぼん。
顔アグが復活した!いやーいいね。
これだけが言いたかった。
ふー、寝ます。
しまった、さっきの500だったのか・・・
501げっと・・・
502 :
HC:03/01/10 12:14 ID:eXa8+GEr
申し訳ないです(平謝)
現在は会社からのみのアクセスなんで、上司の目を盗んで再び続きを投稿(オチをつけたり)します。
暫くお待ちくだされ・・・
503 :
HC:03/01/10 13:17 ID:eXa8+GEr
ラムザの用事は、こちらの屋敷へ切れ者の兄からの書簡を渡すこと。
本来なら他の者がやってもよかったのだが、気分転換にと本人が申し出た。
扉脇に先ほどの執事がおり、用意されていたであろう書簡を持って待っている。
用事が終わった今、ここにいる理由は無い。
「これで僕は失礼します・・・では」
妙な視線に気付くも、それは敵を見るような視線を送るアグリアスからのものだと思う事にした。
(何か機嫌損ねる事したかなぁ?)
アグリアスは敵を見るような目でラムザを見ている。
内心悩みながら部屋を出ようとするラムザ。
扉を開けた瞬間、脇を何かがすり抜ける気配がした。
見れば・・・執事の手にあった書簡が無い!
「忍者!?」
真っ先に反応したのはラムザ。どうやら、先ほどの妙な視線はこの忍者のものだったらしい。
完全に出遅れたアグリアス。スカート下に吊るしてあった小剣を取り出そうと自らスカートをたくし上げようとして固まる。
その隙を突いてアグリアスに体当たりし、逃走先である窓へ向かおうとする忍者。途中でアリシアに牽制を加えるのも忘れない。
ラヴィアンはサイドから攻撃しようとしたが、ものの見事に弾かれる!
504 :
HC:03/01/10 13:18 ID:eXa8+GEr
「てやっ!」
どこから取り出したか、こぶし大の石を忍者に投げつけるラムザ。
窓際から今飛び出そうとしていた忍者は、位置がずれて壁に激突。
「今です!」
「お、おう!」
翻るのも構わず、スカートの下の小剣を取り出す。
太ももと脹脛の白さがラムザの目に焼き付く!
アグリアスは忍者に物理的一撃!
アグリアスはラムザに精神的一撃!
ラムザと忍者は戦闘不能になった・・・。
「・・・不覚でした」
警護兵に忍者を引き渡した後、アグリアスは深々とオヴェリアに頭を垂れる。
警護で居た筈のアリシア、ラヴィアンも、所在なさげに縮こまっている。
「いいわ。今回は私を狙った訳でも無いですし、書簡も無事・・・所でアルマ、お兄さんの具合は?」
「大丈夫なんだけど・・・」
ラムザは何やら上の空。先ほどの戦いにおいて見せた表情とはかけ離れている。
(いざとなった時の行動力・・・これがベオルブと言う事か。しかし、これは先ほどよりもさらに気の抜けた表情だな)
アグリアスが視線を向けると、ラムザは気恥ずかしげに視線を逸らす。
「??」
その後暫くの間、ラムザは収穫でとある野菜を見る度、上の空になる事があったそうな。
オチ弱い・・・尻すぼみでタイトルとなんか関係ないし。
修行してきます(汗
久しぶりにFFTをやろうと思ったらPS1も2も動かなくなってた。
なぜ?なぜなんだ?確かに1年以上もほったらかしにしてたけど
両方動かなくなるなんて。
電源入れてもロゴが出てきてから、ゲームが始まらない。
ま、スレ違いだからいいんだけどね・・・。いいんだよ俺なんか。どうでも。
しゃーないから夢でアグを操作するか・・・。
>しゃーないから夢でアグを操作するか・・・。
漏れのアグたんはよくテレポ失敗!します。
ラムザの隣にテレポしたいのにテレポ失敗!でアセアセするアグたんはとても可愛らしいのです。
>>504 たしか、もし平和な世界だったらという設定だったよな。すると、
これを縁に(オヴェリアとアルマの策謀で)ラムザとアグの清い
交際が始まったりするんだろうか。
>>507 アグにテレポ付けたことはなかったが、これ読んで実に萌えた。
今度やってみよう。
その頃、テントでは。
「おい、ラムザ」
「ん?マラーク?まだ起きてるの?」
「ムスタディオの荷物を漁ってたらさ、ほれ」
ラムザは目をこすって、テントの外の焚き火のから差し込む
わずかな明かりを頼りにマラークに渡された物を見た。
「こ、これはッ!!」
驚くラムザをマラークがなだめる。
「シーッ!ラムザ、声大きいぞ」
「ごめん。ていうかコレ、ムスタディオの…」
「その通り。ちょっと見てみろよ、結構際どいのが多いぜ。
ほら、コレなんて…へへ、い〜なぁ〜」
マラーク…お前、ムスタディオを変態野郎とまで言ってた割に…
と、ラムザは思ったが、口には出さず、自分も本に見入った。
「ねぇ、マラーク。この表紙の絵、僕の知ってる誰かに似てる気がするんだよ」
「お前、こんな美人の知り合いがいるのかよ。今度紹介しろよ」
「いや、それがさ。誰かわかんないんだよ」
「そういや、この絵…」
「俺さ、アグリアスさんにあんまり好かれてないのはわかってたんだ」
…はぁ?
「特に最近のアグリアスさんの態度、わかりやすいしね。
でも、そういうはっきりしたところも」
「ちょ、ちょっと!何を言ってるのだ」
話を遮ろうとしたアグリアスにも構わず、ムスタディオは続ける。
「いいんだよ。俺もうわかってるから。だから、あの日は俺の気持ちに踏ん切りをつけるつもりだった。
一度でいいから、この手でアグリアスさんを抱き締めてみたいって、ずっと思ってたから、
無理やりでも…実現させて、それできっぱり諦めようと思ったんだ」
アグリアスはようやく理解した。
目の前のこの男はどうやら自分に気があるらしい、ということを。
ムスタディオは続けた。
「でも、やっぱり全然駄目で…。諦めるどころか、気になる一方なんだ」
「あ、諦めなければよいではないかッ!」
その言葉に目を丸くしたムスタディオは、アグリアスの肩を掴んで言った。
「え…そ、それってどういう…」
アグリアスの頭に血の気が上る。
「そ、それはつまり、そういうことだ!そのまんまだッ!」
ムスタディオはアグリアスの瞳を見つめたまま、
呆然とした表情で黙り込んでしまった。
…な、なんなんだ、この雰囲気は。
違うのか?ムスタディオは私のことが好きなのではないのか?
アグリアスは急に自信を失い始めた。
開きっ放しだった口を、ムスタディオはようやく動かした。
「えっと…アグリアスさん、いまの言葉、本気で?」
別にムスタディオは「好き」とは一言も言っていないぞ。
もしかして私の勘違いなのか?
ど、どうしよう!どういうことなんだ!!
アグリアスの額に冷や汗がにじむ。
「待ってくれ!私は重要な思い違いをしているかも知れん」
「え……?」