ツヅキヲ ウpスルナラ イマノウチ...
//////////
「貴方の身体は、女性としての準備が十分に整った状態にあります。後は貴方の
心持ちが全てです」
頬に、シーモアの指と手のひら。
「ユウナ、そう恐れることはありません。あまり心配し過ぎると、拍子抜けしてしまい
ますよ?」
「本当……ですか?」
「緊張を捨て、感じるままに身体を任せればよいのです」
初めて海に入る子供を、波打ち際の先へ誘っているようだと、ユウナは思った。
「これがそんなに怖いのですか?」
シーモアはそう言い、腰の辺りを密着させた。
「きゃ!」
押し当てられた熱源の雄雄しさに、短い悲鳴を上げた。
「触れてごらんなさい。噛みついたりするようなものではありませんから」
ユウナは、脈打つ肉の一部が、自分の臍の側にあることを、頭の中で再確認した。
硬さは足の親指くらいだが、長さはその数倍はある。
二人の身体の間に、手を差し入れていった。
集中した皮膚感覚が、熱い粘液の感触を捉え、指先が分身に達したことを知らせた。
「あぁ……」
ユウナの指は、丸みを帯びた表面をゆっくりと滑っていった。
張り出た頭部、境目のくびれ、逞しい幹へと、指が動いていく。
//////////
ジャマタネ