聖剣伝説1総合スレッド

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次、ガラスの砂漠に落ちてからのSSです。御迷惑をおかけします。
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イルージアから流れる滝を真っ逆様に落ちた俺は、気がつくとガラスの砂漠に倒れていた。
もう、度重なる戦いと落ちた衝撃で体が動かない。

「クエッ」

懐かしい声が聞こえて、誰かが俺を運ぶ感覚があった。


「うっ・・・」
「おお、グラン!気が付いたか!!」
右の方から懐かしい声が聞こえる。
「・・・ボガード・・・?」
俺は驚いて起きあがった。
「ボガード!!生きていたのか!!」
「ふむ、あの後わしも飛空挺から落とされて、な。」

グランスの飛空挺にフロルを助けに行ったのがつい昨日のように思い出される。
フロルがあんなに近くにいたのに、助け出せなかった不甲斐なさも。
―――そして、今回もまた。
ジュリアスにフロルを攫われ、2人がマナの樹に向かうのを止められなかった。
それどころか、ジュリアスの魔法でイルージア山から落とされて・・・

「ボガード、俺は自信を無くしたよ・・・アマンダまで死なせてしまった。
 それに、たった一人の女の子を守れなくて何がジェマだ。」
「な、なんじゃと?!」
「この俺に、ジェマの資格なんてないよ。」
「何、弱音を吐いているんだ。そんなことではジェマの・・・」
「うるさいな!!」
俺は内心自分でも驚く程の声を出してしまった。
「ジェマ、ジェマって、初めからそんな素質はなかったんだよ!」