今更!! ギガスラッシュを偲ぶスレ

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60スコール支援
重力発生装置を切り、ラグナロク内は無重力になった。

スコール「あっちの席に座れ。じっとしてろ。
(リノア、スコールの座るシートの上に落っこちてきて抱きつく)
リノア「帰れるかな。
スコール「……たぶんな。
     シートに座ってろ、ベルトをしめろ。
(スコール、隣のシートをリノアに示す)
 リノア「もう少しこうしていたい。
(スコールに身を寄せるリノア)
スコール「なあ、どうしてこんなにくっつきたがるんだ?
 リノア「スコールは、こういうのイヤ?
スコール「慣れてないんだ。
 リノア「子供の頃は?
     両親に触れたり・触れられたり、
     だっこされたり……安心しなかった?
61スコール支援:02/06/24 13:09 ID:???
スコール「両親……知らないんだ。どんなに記憶を辿っても出てこない。
     ああ、でもエルオーネがいてくれた。
     エルオーネが一緒にいてくれて手をつないでてくれた。
 リノア「安心できたでしょ?」
スコール「そうだな。
     でもいなくなった。引き離された。
     それからかもしれない。
     安らぎ……ぬくもり……そういうのが怖いんだ。
 リノア「失うのが怖いから、それなら最初からいらない?
     だから仲間なんていらないっていってたんだね。
スコール「……いやな子供だな。
 リノア「スコールはそうやって……
     そうやって、楽しいことやうれしいこと
     たくさん逃してきたんだね。
     それってきっとすっごく損したと思うな。
スコール「……かもな。
 リノア「絶対だよ。
(リノア、スコールにしがみつく)
62スコール支援:02/06/24 13:23 ID:???
 リノア「わたしは……こうしてるの、好きなの。
     お母さんに抱かれたり、くっついているのが好きだった。
     優しい頃のお父さんにもいつもくっついてた。
スコール「俺はあんたの親じゃない
(リノア、くつくつと笑う)
 リノア「もちろん。
     スコールは、いま、わたしに一番安心をくれるひと。
     安心させてくれたり、喜ばせてくれたり……いろいろくれる人。
     ま、がっかりも、腹立ったりも、
     ジリジリさせられるのも多いんだけどねぇ
(リノア、再び笑う)
スコール&リノア「悪かったな」
63スコール支援:02/06/24 13:24 ID:???
スコール「そろそろ自分のシートに戻れ。
 リノア「もう少しだけ。
     わたしたち無事に帰るんだよね。
スコール「そう信じるしかないだろ?
 リノア「帰ったら……一緒にいられなくなるね。
スコール「……かもな。
     未来のことはわからない。
     保証なんて誰にもできない。 
     そう言ってたのはリノアだろ?
 リノア「そういう意味じゃない
スコール「帰ってからのことは……帰ってから考えるさ。


  この後、魔女の力を受け継いでしまった所為で
  リノアはエスタに連れてゆかれ、二人はまた離ればなれになります。
  スコールはリノアを取り戻すことができるのか。
  それとも、この機に乗じて電波娘を封印しちゃうのか。
  続きはゲーム本編でお楽しみください……。