今更!! ギガスラッシュを偲ぶスレ

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182眠 ◆7J..NEMU
しかし自分一人でできる事は限りなく少ない。
どんなに己に自信はあろうとも思い上がることほど愚かなことは無いのだ。
とにかく今は自分ができる最良の事を。
そう思った時から、マッシュはずっと仲間達のことを探していたのだった。
この世界に一つでも多くの笑顔を取り戻すために。

「ツェンまであとちょっと、か」
かつて帝国の支配下であったその街が次の目的地である。
もっとも、崩壊した世界にはもう帝国も反帝国もない。
ツェンがだめならその後は…
………
……

「あー!やめやめっ!」
考えるのは苦手だ。
今はとにかくツェンを目指す。
「きっと何かの手がかりがある!よしっ」
叫んで、マッシュは早足で歩き出した。
モンスターは出るが彼にとっては苦戦するような相手ではない。
しかし鮮やかな緑を失った大地が、荒野をより広く感じさせた。