☆☆FFDQ板最萌トーナメント二回戦Round9☆☆

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オヴェリア
「…私の生きてきたこれまでの時間は
いったい何だったの?
王女の身代わりとして
育てられ生きてきた……。
ふふふ…、おかしなものね。
王女なのに王都から離れた修道院で
一生ひっそりと暮らさなければ
ならないなんて…、
どうして、私だけがそんな風に
生きなければならないんだろうって、
ずっと考えていた…。
でも、私一人が我慢することで
畏国の平和が続くなら
それでもいいって思ってたわ。
あの悲しみ、あの寂しさ…、
いったい何だったの?


ディリータ
「おまえはオレと同じだ…。
偽りの身分を与えられ生きてきた
哀れな人間だ…。
いつも誰かに利用され続ける。
努力すれば報われる?
そんなのウソだ。
努力しないでも、
それに近いヤツだけが
報われるのが世の中の構造だ。
多くの人間は与えられた役割を
演ずるしかない…。
もっとも、大半の人間は
演じていることすら
気付いてないけどな。
オレはそんなのまっぴらゴメンだ。
オレは利用されない。
利用する側にまわってやる!
オレを利用してきたヤツらに
それ相応の償いをさせてやる!
オヴェリア
「貴方は何をしようというの?

ディリータ
「オレを信用しろ、オヴェリア。
おまえに相応しい王国を
用意してやる!
オレがつくってやる!
おまえの人生が
光り輝くものになるよう
オレが導いてやろう!

ディリータ
「だから…、そんな風に
泣くのはよせ。

オヴェリア
「信じていいの……?

ディリータ
「オレはおまえを裏切ったりはしない。
死んだ妹…
ティータに誓おう…。
だから、もう、泣くな…。