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351ブラウン(ブラウニー)
おら、ブラウン。ブラウニーのブラウンっつーもんじゃ。
元々、木槌でなくて鍬を持って畑を耕してたもんだが…。
世の中不景気で、戦に駆り出されちまっただ。
田舎の母ちゃんや、下の弟達に金さ送ってやんねえと、腹さ空かせちまうでな。
……そうやって、サンタローズの村の近くで働いてた所を、ご主人に拾われただよ。
あれは、たまたま休憩で、村の中に寄ちまった時だった…。

「君君、腕っぷしに自信はあるかい?」
「おいおい、また勧誘かよ。よくやるなお前も」
……ひょっとしておらに声をかけてるべか、このニンゲンは。
「ヘンリーはちょっと黙ってて」
「ニンゲンがおらに何の用だよ?」
「あ、話を聞いてくれるのかな?ええっとね、僕の仲間になって欲しいんだ」
どうやら本気らしいべさ。魔物のおらに声を掛けてくるなんてめんずらしい。
試しに吹っかけてみるべか?
352ブラウン(ブラウニー):02/07/22 03:37 ID:???
「ギャラ次第で、話を聞いてもいいかもしんねえ」
「う〜ん、お金かあ…。どうしてお金が欲しいのかな?」
このニンゲンは馬鹿なのか?真面目におらの話さ、聞いとる…。
「病気の母ちゃんに薬を買ってやらにゃあかんだよ。
 そんために今出稼ぎさ、してるべ」
話をでっちあげると(まあ、出稼ぎは本当だけんどな)
突然おらに話しかけてきたニンゲンが、手を掴んだ。
「お母さんは大切にしなきゃ駄目だよ。一体いくら必要なんだい?」
「おいおい、落ち付けよ。明らかに今のは嘘だろーが」
「だから、ヘンリーは黙っててってば。僕は今この子と話してるんだから!」
「ったく。お前はこうなったら人のいう事聞かないからな」

そんなやりとりをしつつ、気付いたらおらの手には、
家の母ちゃんや、弟達がしばらく暮らせる額のゴールドを渡されていただ。
「じゃあ、そのお金をお母さんに渡せたら、僕の所に来てくれるかい?
 しばらくはこのサンタローズ村に留まってるからさ。……約束だよ?」
じぃっと見詰められながら、そんな事を言われ、
そのニンゲンはおらの目の前から去っていったんだよ。
その後、どうしたかっていうのは言わなく分かるべな。
こんなお人よしのニンゲンを放って置けるわけねえわさ。
結局、木槌が鍬に戻る事はなくなったけんど、これはこれで満足してるべさ。

んじゃあ、おらのご主人、DQ5主人公に一票入れてけろ。