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205(その1)
「ビアンカ・・・」
寝室に入ったとたん、リュカが後ろから抱きしめてきた。
身体にとってはつい昨日のことの筈なのに、やはり10年という月日はとても長くて、久しぶりに自分を抱きしめる逞しい腕は懐かしいながらも新鮮で、ビアンカの鼓動は早くなった。
「な、なあに?どうしたの、いきなり・・・」
「やっと捕まえた・・・前の10年も長かったけど、この10年も長かった・・・」
「うん・・・そうね・・・・・・長かった・・・」
詰まりそうな声で耳元に囁くリュカの言葉にビアンカは小さく頷き、自分を包む腕にそっと触れた。
「ねぇ、ビアンカ…いっぱい、抱きたい」
リュカは自分の腕に触れたビアンカの手に自分の手を重ね、彼女の耳に唇で触れながら、そう囁いた。
ビアンカは心地よいくすぐったさを耳に感じながら、小さく、うん、と頷くと、リュカの唇を求めて首を反らした。

幾度も唇を触れあわせ、重なる手の指を絡めあう。
それを繰り返すうち、リュカがビアンカの胸を包み込むように手のひらを胸に触れさせた。
始めは柔らかく、徐々に強められていく力にビアンカの呼吸が乱れてきた。
すると、リュカが深まってきていた唇を突然離した。
「ふぁっ?」
ビアンカの口から名残おしげな声が甘い吐息に混ざっておちた。
閉じていた目を開いて、リュカを見上げると彼はビアンカの肩に顎をのせ、不思議そうな顔でビアンカの胸元を見つめている。
「…リュカ?どうしたの?」
確かめるように親指の付け根で彼女の乳房を緩く揉まれ、そのくすぐったさに軽く身をよじらせながらビアンカは尋ねた。
「ん〜…」
リュカが指にちょっと力を入れるだけで、ビアンカの体はぴくんと跳ねる。
「も、もう……何よ……」
ビアンカがリュカの手から逃れるように体を捻ると、リュカはビアンカの乳房をしっかりと捕らえ、体を抑え込んだ。
「んぁっ!」
ほんの少しのかかっただけの圧迫感にも、声を上げてしまうと、リュカはビアンカの胸を緩く揉みしだきながら口を開いた。
「ねぇ、ビアンカ、前よりおっきくなってない?」
ビアンカの顔はは耳まで一気に赤くなった。
206(その2):02/05/25 19:46 ID:???
「そ、そんなこと…」
「ない?でも、なんか前と触り心地っていうか……なんか違うんだけど…」
恥ずかしさとその間も休みなく動かされるリュカの手に、ビアンカは息を乱し、答えを返すことが出来なくなってしまった。
「ねぇ…ビアンカ、俺の勘違い?俺の手、十年の間にビアンカの感触、忘れちゃったのかな……」
ビアンカには原因が解っていたから、その言葉に慌てて首を振った。
「そう?ならいいんだけど…あ、服の上からだからかな」
リュカはそう言うと、素早くビアンカの服の裾を捲くりあげ、手を滑りこませてきた。
「あっ!だ、ダメっ。」
慌てて彼の手を服の上から抑える。
「…ダメ?どうして?」
「だって…」
素直に手を止めたまま、けれどビアンカのお腹のあたりをくすぐるように撫でながら、リュカは次の言葉を待った。
「だ、だって…」
「…うん」
促すように小さく頷かれ、ビアンカはつっかえながらも小さな声で先を続けた。
「あ、あのね…あの子たちのこと、産んで…すぐ、石になっちゃったでしょう?」
リュカが頷きながら指先で乳房をくすぐる。
「っ…だから、その………胸が張っちゃってるんだと…」
リュカが指の腹で乳房を押した。
「んっ!」
思わず、上擦った声があがる。
「…確かに、そうかも。…でも、なんで?」
「ばかっ!そんなの聞かないでよ」
「あ〜…ごめん…。でも、俺、ホントに理由がわかんないし…」
「もう〜〜…だからね、赤ちゃんにちゃんと……おちちを………あげられなかったから…」
「ああ…だから、もしかして、残っちゃってるの?」
「多分…」
ビアンカが赤い顔で小さくそう答えると、リュカは彼女の服を捲くりあげた。
あらわになったビアンカの乳房がふるんと揺れる。
207(その3):02/05/25 19:46 ID:???
「あっ!や、やだっ、リュカ、ちょっ…」
ビアンカはそれを腕で隠そうとしたけれど、リュカはすかさずその手を捕らえた。
「ホントだ。…ねぇ、もしかして、出るのかな。」
「えっ!?」
リュカはビアンカの胸を手のひらで捕らえると、力を入れた。
ぴゅっ!
「やあっ!」
自分の胸の先端から勢いよくほとばしり出た母乳を見て、ビアンカは顔を覆った。
「あ、ホントに出た…すごい…」
「もうっ!リュカのバカッ!信じられないっ!」
「ごめんごめん、だって、まさかあんなに出るとは思わなかったから…」
「そっ、そういう問題じゃないでしょう?」
ビアンカは半分泣きそうになりながら、彼の腕の中で身を強くよじってリュカから逃れようとした。
「ホントにごめん。……でもさぁ、まだ、残ってるんだろ?」
リュカはそんなビアンカを逃さないように、しっかりと後ろから抱きしめたまま、耳もとで囁きかけた。
謝っているのは本心らしいが、どこか意地悪な口調にビアンカの意識は一瞬捕われそうになった。
けれど彼女は頭を横に振っていつも以上に強気な態度に出てみた。
「そんなの、知らないっ。もう離してよ。」
けれどリュカはそんなことはお構いなしとばかりに、ひょいとビアンカを抱きあげ、ベッドに足を向けた。
「じゃあ、確かめようか。」
「な、何言ってるの?もうっ。降ろしてよ。」
「だーめ。」
リュカはビアンカを膝に乗せて、ベッドに腰かけた。
「だって、ビアンカの胸、まだなんか苦しそうだよ?」
「そ、そんなこと…」
乳房がまだ張っているのは本当だったし、その胸を隠していた腕を優しく避けながら、豊満な乳房に柔らかく口づけられ、ビアンカはどう答えていいか解らなくなってしまった。
208(その4):02/05/25 19:47 ID:???
「ね、せっかくだから、俺に飲ませてよ。」
「ええっ!?」
真顔でリュカにそう言われ、ビアンカは更に困惑してしまった。
そんな彼女をよそにリュカは続けた。
「だって、今さら、あの子たちに飲ませる訳にもいかないだろ?
かと言って放っておく訳にもいかないじゃないか」
「それは、そうだけど…」
「ね?ほら、それにやっぱり、まだこんなに…」
「あっ!だめっ!」
意地悪な笑みを口もとに浮かべ、リュカが乳房を押した。
ぴゅぅっ!
また、勢いよく飛び出した母乳は今度はリュカの顔で受け止められた。
頬から口へと流れた白い滴を舐めて、にんまりと笑う仕種がビアンカの羞恥心を煽る。
「ん…あまい……ね、飲ませて。」
リュカにそう言われ、ビアンカはもう、どうしていいか分からず、ただ小さく頷いた。
「ありがと。…じゃあ、いただきます。」
リュカはそう言って、唇で彼女の乳首をくわえ込んだ。
209(その5):02/05/25 19:48 ID:???
リュカが唇を本当の赤ん坊のように小さく動かし、咽をこくこくと鳴らす。
「もう…リュカ、本当の赤ちゃんみたい…」
リュカの肩にしがみつきながら、ビアンカが小さく笑ってそう言うと、リュカが口を離して顔をあげて、複雑な表情を見せた。
「そう?」
「うん。」
「……まあ、いいかな。おいしいし…」
「そ、そうなの?」
「うん、甘くておいしい……」
乳首の先から滲んでいる白い雫を舐め取ってリュカがそう言った。
「は…ぁっ……」
その刺激にビアンカが肩を震わせると、リュカが思いついたように口を開いた。
「そうだ、ビアンカも飲んでみなよ。」
「え…っ!?わ、私はいいわよ…」
「そんなこと言わずに…」
そう言うとリュカは再び、ビアンカの乳首を捕えてちゅうぅ、っと音をたてて強く吸った。
「んはぁっ…!」
その刺激に思わず声を洩らしてしまう。
「ん。」
リュカが顔をあげ、こちらに顔を寄せてきた。
「え…?なに…?」
「んー。」
軽く喘いで、半開きになっていたビアンカの唇にリュカの唇が触れた。
「……っ!」
「ん…ぁ……ちゅ…ぷ……」
「〜〜〜っ…」
その唇に舌が侵入してきて、ビアンカは思わずぎゅっと目をつぶった。
そして、その舌に乗って甘い液体がビアンカの口の中に流れこんでくる。
「ふぁ…ぁ…うぅ……っんく…」
咽に流れこんできた液体をビアンカが飲み下してしまうと、リュカはそのままビアンカの舌を絡め取り、二人はベッドに倒れこんだ。
210(その6):02/05/25 19:48 ID:???
舌を絡め合うキスがしばらく続いた後、リュカがゆっくりと顔を引いた。
「ね…?おいしかったでしょ?」
「……〜〜〜〜っ…もうっ!知らないっ!」
上気した満足そうな笑顔でそう言われ、ビアンカは恥ずかしさのあまり、ベッドに横たわったまま、ぷいっとリュカに背を向けた。
「あはは。」
「何がおかしいのよっ」
「ん〜、照れてるビアンカがかわいいから…」
そう言いながら、リュカはビアンカに乗りかかるように背中から抱きしめた。
ビアンカが膨れたまま、無言でそっぽを向いていると、リュカはするりと下肢に手を伸ばしてきた。
「もう…やだ。今日、しないっ。」
ビアンカは身体を捩ったけれど、リュカは彼女の脚の間に手を入れた。
「ホントにしなくていいの?」
湿りけを帯びた下着の上から、スリットを辿られ、ビアンカは震えた。
悔しいけれど、いいと言えない。
「俺はめちゃくちゃ、したい…」
耳に触れるリュカの熱い吐息に耐えきれなくなってビアンカは、結局、うん、と頷いた。
「ありがと、ビアンカ。」
リュカは赤くなったビアンカのうなじに口づけると、愛撫する手を強めた。

リュカがビアンカの胸を強く掴んだせいで、零れた母乳がシーツに染み込み、部屋は甘い香りに満たされていた。
「ねぇ、もう出ないの?」
まだ荒く上下するビアンカの胸に口づけながらリュカが尋ねた。
「わかんないけど…また…出る、かも……」
胎内の熱と羞恥の熱に浮かされて、少し呂律の定まらない口でビアンカが小さくそう答えると、
リュカはちょっと笑って、軽くビアンカの唇を奪った。
「じゃぁ、また、飲ませてね。」
「もうっ…」
ビアンカはちょっとだけ膨れて見せたけれど、リュカの少し子どもっぽい笑顔を見て吹き出してしまった。
つられたようにリュカも笑う。

10年ぶりの夜は甘い香りと、懐かしい笑顔に包まれたものになった。