ミコト萌えの人→

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【ミコト 主要登場シーン】

<テラにて ミコト初登場>※謎の少女=ミコト

ジタン
「!?」
「お、おい……」

(以降しばらくの間、無言で歩き去るミコトを追い続ける事に)

ジタン
「!?」
「おい、待てったら!」
「……?」
「……何なんだよ」
「……どこ行ったんだ?」

(ミコトに追いつく)
ジタン
「キミは一体……」

謎の少女
「……あなた、何も知らないのね」

ジタン
「!?」

謎の少女
「ついて来れば分かるわ……」
「あなたが何者かも、ね……」

ジタン
「あ、おい……
 ま、待ってくれ!」
<ブラン・バル入口付近>※謎の少女=ミコト

謎の少女
「この先に行けば分かるわ……」

ジタン
「いったい……
 ここは、なんなんだ?」

ダガー
「今までの所に比べて、
 人工物のように感じられるけど……」

ジタン
「でも……人の気配が感じられない」

謎の少女
「おかえりなさい……」

ジタン
「!?」

謎の少女
「ここが、あなたのあるべきところ……」
「その身をささげる時を待つところ……」
「そう……ここが……」
<ブラン・バル入口にて>※謎の少女=ミコト

(突然倒れたダガーを心配するジタン)

謎の少女
「あなたは、何も知らない」
「そう、まるで産まれたばかりの赤子のように……」
「自分が何のために生を受け、
 自分が何のために存在するのか……」
「それすらわからず、
 ただ生を、存在を主張するように
 声をあげるだけ……」
「あなたは、何も知らない」

(ミコト去る)


<スタイナーと共に、倒れたダガーを
 休ませる場所を探すジタンはジェノムを目撃し…>

ジタン
「!?」
「ど、どういうことだ……?」
「オレと同じシッポ……
 同じ髪の色の奴が何人も……?」
<ダガーのために薬を求めてブラン・バルを歩くエーコ。
 しかし、ジェノムたちは無言でいるばかりで何も答えない。
 そんな中、エーコはミコトに出会う>※少女=ミコト

エーコ
「あ!!」
「見つけたわよ!さっきの子ね!
 あなたが変な所に連れてくるからダガーが……」
「ううん、今はそんなことどうでもいい
 ねえ!何かお薬とかないの!?」

少女
「……もうすぐ目を覚ますわ」

エーコ
「なんであなたに
 そんなことがわかるのよっ!?」
少女
「……彼は?」

エーコ
「彼!?かれ!?
 カレですって!?」
「ジタンのことを言ってるの!?」
「エーコだってまだそんなふうに
 呼んだことないのに!」
「でもザーンネンでした!
 ジタンとダガーは
 アッツアツなんだから!」
「あなたの入るスキなんて……」

少女
「彼に伝えて……
 地下研究所で待ってる……」

エーコ
「ず、ずうずうしいにもほどがあるわっ!
 なんでエーコがそんなこと……」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!」
「なんなのあの子……」
「……って、
 こうしてはいられないわ!」
<地下研究所。
 培養されているジェノムたちを見て> ※少女=ミコト

ジタン
「そうかいそうかい……
 まったく……ごていねいなことで……」
「で……結局これもオレに見せたかったものだってことか?」

少女
「そう……もう理解したようね」

ジタン
「ふん……理解したくもないけどな……
 あいにくそこまでマヌケじゃない……」
「こうも自分と同じようなシッポをもった奴が
 うようよいるんじゃな……」

少女
「彼らは、同じ仲間たち……この地の生きるジェノム……」

ジタン
「ジェノム? それがこいつらの?」

少女
「いいえ、彼らだけではないわ……あなたも、わたしも……」
「わたしたちすべてに与えられた
 種の名前……それが、ジェノム……」
ジタン
「皮肉な話だ……あれほど探した故郷が
 まさかこんな所にあるとはな……」
「そりゃ見つかるわけないよな……
 ガイアの上のどこにも存在しないんだから」

少女 
「うれしくないの?
 自分の産まれた地に帰ったのよ」

ジタン
「うれしい……?
 おまえらにそんな感情がわかんのか?」
「どいつもこいつも魂の抜けたような顔しやがって!」

少女
「仕方がないわ……そのように
 作られているのだもの……」
「そして、魂をもたないジェノムであることを
 ここでお互い確認し、管理するよう仕向けられている……」
ジタン
「いったい何のためだ!
 もう腹の探り合いはたくさんだ!」
「テラで産まれたオレがなぜ
 ガイアで育ち、暮らしてきたんだ!?」
「オレは生きてる!魂もある!
 なのになぜ、こいつらはこんなふうに……」

少女
「あなたが……特別なのよ」

ジタン
「なに!?」

少女
「わたしたちは……ただの『器』、
 あなたは『器』以上の役割を与えられただけ……」
「……すべてはガーランドの意のままに……」

ジタン
「ガーランド!?」
 おい、いったいそいつは……」

(地上に歩き去るミコト。追うジタン)
300闇影者 ◆R/NF5j7. :02/03/17 18:43 ID:???
しゅごい(゚д゚)
少女
「ガーランドは、星の管理者……
 彼の使命は……テラの民の復活」

ジタン
「テラの民の復活!?
 ここにいる奴等がテラの人間じゃないのか?」

少女
「彼らは『器』に過ぎない……
 いいえ、あなたも、わたしも……」
「本当のテラの民は眠っているわ……
 長い長い時を待って……」
「いずれ時が満ちて、テラがガイアに
 とって代わる時……そう、この星の光が
 青から赤に代わる時……」

ジタン
「ちょっと待て!
 テラの目的は、ガイアの乗っ取りなのか!?」

少女
「他に何があるっていうの?
 老いたテラは、新しい星を奪うことによって
 つねに生き続けて来たわ……」
「そしてその時が訪れると、
 テラの民の魂がジェノムに宿る……
 それがテラの民の復活……」
ジタン
「なんでそんな、
 まどろっこしいことをしやがる!?」
「お得意の魔法でもって
 滅ぼしちまえばいいじゃねえか!
 アレクサンドリアをそうしたように!」

少女
「はるか昔……一度はガーランドも
 強引な手段を試みた……けれど失敗した」

ジタン
「だったらシッポまいて
 どっか行きやがれってんだ!」

少女
「その失敗のため、ガーランドは
 長い時を待つはめになった……」
「若いガイアが強大な力、
 召喚獣を使いこなすまでの
 文明を持たぬよう監視しながら……」

ジタン
「だから……召喚士の村を襲い……
 アレクサンドリアを破壊した……」
少女
「星には……魂の循環があるわ
 魂は星に産まれ、星に還る……」
「その循環までも制御しようと
 ガーランドは考えた……」
「そのために……あなたにも
 働いてもらうはずだった」

ジタン
「何だと!?」

少女
「ガーランドが待ってるわ……
 ついて来て……」

ジタン
「何をたくらんでる!
 オレにはテラだのガイアだの関係ねえ!
 オレは……オレは……」
<ジタンのジェノム観の微妙な変化>

ビビ
「ここの村の人たちに話を聞こうと……
 この子ならあんまり歳も変わんなそうだし……」

ジタン
「無理だろ?
 そいつらに何聞いてもロクな答えは……」

ビビ
「う〜ん…… 
 でもなんだか、話せば伝わる気がするんだ」

ジタン
「へえ……
 おまえがそんなことを言うなんてな」
ビビ
「何て言ったらいいのか……
 その……似てる気がするんだ」

ジタン
「似てる?どういうことだ?
 オレに似てるのは見りゃわかるぜ?」

ビビ
「ちがうちがう……そうじゃなくて……
 カーゴシップやクレイラで見た……ボクの仲間たちに」
「ぜんぜん見た目は似てないんだけどね、
 ひとつだけわかるよ……
 この子たちの心もカラッポなんかじゃない」
「もしかしたら、心がどこかに
 おでかけしてるだけなのかもしれない」

ジタン
「そうか…… カラッポじゃない、か……」
<パンデモニウムの入口にて> ※少女=ミコト

ジタン
「おい……いったい、
 どこまで連れていくつもりだ?」

少女
「言ったでしょう?
 ガーランドの所まで……」

ジタン
「そんなこと言ったって、
 この先は行き止まりじゃねえか」

少女
「道はあるわ……」
「ほら……
 あそこから彼の元へと行ける……」
「彼が魂たちの眠る地で待ってる……
 その時を……復活を待つ魂たちが
 時を刻む浮遊城……パンデモニウム」
少女 
「仲間にお別れはしなくていいの?」

ジタン
「ジェノムだか何だか知らねえが
 オレはここで産まれたんだろう?」
「だったら……オレはガイアの
 人間にとって敵だってことだ……」

少女
「ものわかりがいいのね?」

ジタン
「かんちがいするな……
 オレはおまえらに味方なんかしない」
「ただ……おまえらが……
 テラが、オレの身内だってんなら……」
「身内の不始末は自分の手で
 ケリをつける……それだけのことだ」
<ジタンを探しに来たエーコ>※少女=ミコト

エーコ
「ちょっとあなた!
 ジタンをどこに連れてったのよ」

少女
「彼は自ら望んで、
 ガーランドの元に行ったわ」

エーコ
「ガーランド!?
 なんだか悪そうな名前だけど……」
「ジタンがエーコたちを
 置いてけぼりにするわけないじゃない!」
少女
「彼は行ったわ……そう、
 自分の存在理由を知るために……」

エーコ
「ウソよ!
 そんなのウソに決まってるわ!」

少女
「自分はガイアの敵だ……
 そう言って彼はパンデモニウムの門をくぐった……」

エーコ
「!!」
「……た、たいへんだわっ!」

少女
「願わくば……
 さまよえる魂に平安の地を……」
<クジャによって崩壊するテラ。みんなでジェノムを救出に。
 ジタンはミコトを迎えに来たが…>※少女=ミコト

ジタン
「こんなところにいたのか!?
 早く逃げないとここまで崩壊が……」

少女
「逃げる? どこに逃げるというの?ただの器が……」

ジタン
「まだそんなことを言ってるのか!?
 本当に自分のことを器だと!?」

少女
「違う! 私はガーランドに力と魂を与えられた……
 そう、クジャやあなたの代わりになるように……」
「でも、ガーランドもテラももう滅ぶ……
 それなら私の存在はどこにあるの?
 なんのために私は生きているの?」

ジタン
「……オレも思ったさ、オレは何のために……って」
少女
「……わかったの?」

ジタン
「わからねえな……
 わからないけど、もしかしたらそれを見つける
 ためにも生き続けるしかないのかもしれない……」
「それはとてもつらいことかもしれない……
 でもあいつらといると思うんだ、
 それも悪くないな……ってな……」

少女「……」
ジタン
「そうだ! おまえ、名前はなんて言うんだ?」

少女
「え?」

ジタン
「名前だよ、名前!クジャやオレの代わりに
 つくられたんなら名前があるんじゃないのか?」

少女
「私の名前は……ミコト」

ジタン
「ミコトか……いい名前だな……
 多くの人がこれからおまえをそう呼ぶよ」
「時にはその意味を追い過ぎて
 悩むこともあるけど結局はそのミコトが
 何者かはおまえが決めるしかないんだ……」
「行こう、ミコト!そして新たな地で見つければいい、
 おまえが何のために生を受け、そして生きるのか……」
<ジェノムの移住先、黒魔道士の村にて>

ミコト
「勝てるわけがないわ……」

「クジャのあの強大な力を見たでしょう?
 ひとつの世界を自分の力だけで破壊した……」

「あなたたちには万にひとつの
 勝ち目もないわ……みんな滅びるだけ……」

ダガー「……」
黒魔道士24号
「へえ!この子はお話するの上手なんだねえ……」

ジタン
「だろ?ちょっとへそまがりな
 ところもあるが、仲良くしてやってくれや」
「ミコトって言うんだけど、なんつーか
 まあオレの妹みたいなもんだからさ!」

ミコト
「な!?」

ジタン
「ミコト!お兄ちゃんの言うこと守って
 おとなしくみんなと仲良くするんだぞ!」

ミコト「バ、バカなことを!!」
<黒魔道士の村の墓場にて>

ミコト
「これが死者をまつる、墓……?」

「こんなことをして何になるというの?
 死者は喜びもしない……何も残らない……」

黒魔道士288号
「……多分それは違うよ……
 死んでいった人のために
 お墓を立てるんじゃないんだ」
「君に言わせるとそれも
 無駄なのかもしれないけど……」
「そうだな……悪く言えば気休めだよ、
 例えばこんなふうに思うために……」
黒魔道士288号
「僕たちは死んでいった君のことを決して忘れません、
 この墓の前に立つたびに君のことを思い出します……」
「……そして僕たちはやがて訪れる
 死の恐怖にも負けず生きてゆきます……」
「……僕のこともこんなふうにみんなが、
 いつまでも忘れずにいてくれるのだから……」

ミコト
「……」

黒魔道士56号
「ぼくは忘れないよ?
 死んでいった36号くんのことを……」
<ラスボス戦後・レッドローズにて>

ベアトリクス
「あの爆発では、生きては……」

ハーゲン(プルート隊No.8)
「そっ、そんなぁ〜」

プルート隊員
「たっ、隊長ぉ〜!!」

ミコト
「……待って
 みんな生きてるわ……」

ベアトリクス
「……!!
 どの方向か分かりますか?」
ミコト
「……あっちよ」

ベアトリクス
「ヒルダガルデが一番近いですね……」

ベアトリクス
「そこの背の高いかた!」

ハーゲン(プルート隊No.8)
「はっ!!ハーゲンであります!」

ベアトリクス
「大至急ヒルダガルデに回線を開いてください!」

ハーゲン(プルート隊No.8)
「了解であります!」
<ヒルダガルデにて>

シド「あれでは助かるまい……」

船乗りのエリン
「シド大公さま!レッドローズから
 交信の要求が来ておりまっす!」

シド
「受信して主回線につなぐのじゃ!」

ミコト
「こちらレッドローズ
 みんな生きてるわ……」

シド
「誰がしゃべっておるのじゃ?」
ミコト
「私はミコト……」
「みんなはあなたの船の
 真下あたりにいるわ」

シド
「なぜそこまで……?」

ミコト
「教えてくれるの、
 あの人が……」

シド
「……あの人?」
「とにかく、ただちに降下するのじゃ!」
<最終登場シーン
 エンディングで、ひとりイーファの樹を歩くミコト>

ミコト
「クジャ……あなたのしたことは
 正しいこととは言えなかったわ……」
「けれど…… あなたは私たちにたったひとつだけ
 希望を与えてくれたの……」
「たとえ、つくられた目的が過ちだったとしても
 それを克服した生命が生まれたってこと……」
「私たちはその記憶を絶やしたくないと思った
 そう思うのは不自然なこと?
 私たちは信じたいの……」
「私たちがこの世に生を受けたことは
 決して間違いじゃなかった……」