総合雑談LV166 〜永遠の親友〜

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517Sエクスデス ◆PSEXdesA
振り返ると女性が立っていた。
声を聞いた時点で頭を支配したイメージ。
目の前の女性は決してそれにたがわない、妙麗なたたずまいをしていた。
背中のちょうど真ん中あたりまで伸びた長い髪は、光を照り返し輝くような黒だった。
人形のように整った顔立ち、それでいてその表情には生気が満ちている。
ボディラインがはっきりわかるスーツ、膝の少し上までのスカートは、
たいそうセクシーではあったが、ケバケバしいということはなかった。
いつもの雑談スレでなら、「( ´Д`)ハァハァ」と言うか、卑猥な言葉を投げかけるTだが、
この時は、相手が目の前にいるからという理由ではなく、
ただただ見とれて、そこに立ち尽くした。
「あ……そうですそうです。僕は高山 正治(仮)。Tとかたかがーとか名乗っていた者です。よろしく。」
イェイ!がTの右側に来た。Tと同じような心境なのか、どぎまぎしているのがわかる。
「ガガガ…ガムいります?」
イェイ!はポケットから、バブリシャス(グレープ)を取り出し、女性に差し出した。
しかし、ポケットから取り出した拍子に、そこに入っていたものが一緒に飛び出してしまった。
ボトボトボトボト……
グリーンガムにクールミント、ブルーベリー・コーヒーガム、歯磨きガムにフラボノイド、
キシリッシュ、フラオボノ、フィリップスガム……エトセトラエトセトラ……。
Tの知る限り、日本で販売されている全ての種類のガムがそこにあった。