総合雑談LV166 〜永遠の親友〜

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494Sエクスデス ◆PSEXdesA
すっかり打ち解けたTとイェイ!。
気がつけば、そろそろ7時半。
「そろそろ行こうか……」
そう言いかけて、Tはハッとした。
(まさかこいつ、時計に抱きついて、「今だ!7時半ゲット!」とか言い出すんじゃ…)
その心配はなかったようだ。
イェイ!はすでに50メートルほど先にいた。えらく足取りが速い。
おそらく学校でも活発な生徒なのだろう。Tは少しうらやましかった。
しばらくして集合場所である約束の店に着いた。
カフェともバーともいえるこじゃれた居酒屋。
看板にはアルファベットで何か書かれていたが、英語ではないらしく読めなかった。
フランス語かイタリア語だろうか。
イェイ!が早足(といっても普通に歩いてるつもりだったのかもしれないが)で進んできたため、
思ったよりも早く着いた。15分ほどある。
(まあ、いいか。話し相手もいるし、待ってる間もヒマにはならないだろう。)
しかし、普段あまり人と話す機会がないせいか、どう話しかけていいものかTは躊躇した。
(なんか話題ふってくれー)
看板の読みを必死に考えているイェイ!の背中をTは恨めしそうに睨んでいた。
「あの……今日のオフ会に来た人ですか……?」
透き通るような綺麗な声で話しかけられ、Tは振り向いた。