総合雑談LV150〜2-1000は不遇〜

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810Sエクスデス ◆PSEXdesA
「はじめまして。高山 正治(仮)です。」
Tはこの名前もすでに雑談で明かしているので、少年はすぐにわかったようだ。
「Tさんですね。はじめまして、大原 勝(仮)です。」
……お互いこんな口調でしゃべるキャラではない。少なくとも今日の面子にそんなやつはいない。
やはり目の前に当人がいて、あんな発言はしにくいか。
(俺的にはいつもの雰囲気が好きなんだが)
まあ、酒でも入れば、いつもの雑談スレのような状況になるだろう。
ともあれ、これでは目の前の彼が誰なのかわからない。
「で、君は……?」
Tが尋ねると、少年はいたずらっぽい笑みを浮かべて
「さて誰でしょう? 当ててみて!」と言った。
(うーんと、確かこのぐらいの年齢といえば……)
「ちたん?」
「違いますよ、――――キティガイ厨房です。」
「……イェイ?チェキ?」
そこまで来て、少年はポケットから、おそらくさっきのものと同じと思われるメモ帳と、ボールペンを取り出した。
(携帯のメモ機能使えよ)とTは思ったが、高校生ならこんなものだろう。
そして、少年は何か書き込んだ後、メモ用紙を一枚Tに手渡した。
紙にはこう書かれていた。「イェイ!=チェキ!」
Tが顔を上げると、少年は満面の笑みを浮かべた。
「(・∀・)ジサクジエンデシタ!」