たとえ胃の中水の中−被食系妄想26

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542dannna ◆pacuXy4LCI
 天井の遥か先にきらめく物、それは星や太陽ではなくシャンデリアであった。
さっきの天井と比べても遥かに広大な範囲に広がるシャンデリア、見覚えがあった。
ぼんやりと見上げるシャンデリア、後方に何かを感じて振り返った、そこには大きな影があった。
その影は徐々にこの空間を覆い丸い全体を現していた。
俺はその場にへたり込んで、声も無くそれを見つめ、同時に見つめられていた。
それは良く知っていた物であった、知っているだけに理解が出来ずにいた。