たとえ胃の中水の中−被食系妄想26

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220danna ◆Xs5riRtBYc
 シェフの振るフライパンにフランベの炎が上がる。
「今日のお昼は父方の4200人余りを頂いたのよ」
妻が何かを言っている、俺はその言葉を理解する気にはなれない。
「今、調理されてるのは母方の5400人余り、あ、そうそう彼女に合わせないとね」
妻のその言葉と共に、全裸の女性が放り込まれた。
金属の斜面をもんどりうって転がり落ちてくる。

 「ううっうぅぅっ、父さん、母さん…」
うずくまったまま泣いている様であった、ゆっくりと立ち上がる女を見た俺は息を飲み込んだ。
それは俺の秘書課の中野 幸枝であった、俺は立ち上がった幸枝の尻を見上げていた。
俺の身長の2倍以上ある幸枝は、俺の前に立ちキッチンの様子をぼんやりと見つめていた。
くるりと振り返り、腕で顔に流れる涙を拭い、俺を睨みつける。
「お前が… お前が私に手を出しさえしなければ…」