無敵無敗女王のピンチ・まさかの惨敗

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629☆☆大ピンチ! キューティー浅尾☆☆
(お触りショーですって!? そんな目に合うのはいやよっ!)
 キューティー浅尾は激しい焦燥に襲われたが、どうしようもなかった。何も抵抗
する手段はない。うぐっうぐっと呻くのが精一杯だ。
 そんなキューティーの眼の前に再び鏡が差し出された。彼女に更なる精神的な
ダメージを与えるためである。
(いやああっ! 違うわ! こんなのわたしの顔じゃないっ!)
 そこに映っていたのは、マットの妖精と謳われた超美人女子レスラーの美貌で
はなかった。
(ひ、ひどい……)
 ツルツルテカテカのスキンヘッド、額には女性器の落書きをされ、眉毛までなく
なっている。口には自分のビキニパンツを押し込まれ、更に鼻フックを掛けられ無
残な豚鼻に変わっていた。
 あまりに醜く変わり果てたおのれの顔に、キューティーは叩きのめされてしまっ
たのだ。この現実を受け入れることができない。
(違う……わたしじゃない……)
 泣きベソをかきながら、哀れにも、心の中で事実を否定し続けるキューティー浅
尾だった。

630☆☆大ピンチ! キューティー浅尾☆☆ :2008/01/20(日) 13:51:40 ID:rKjDzGxg0
 そんなキューティーをよそに、まだ残っていた客たちはリングサイドに押し寄せ
ていた。彼女の肉体に直接触れるためである。
「キューティーのおっぱい揉めるなんて夢だろ」
「アソコ触ってもいいのかな、ハアハア」
「乳首だ。乳首舐めたい」
 みな、もはや理性を失い身勝手なことを口走っていた。
「押すな、押すな!」
「並んで、並んで!」
 極悪軍団が総出で場内整理に当たっていた。
「みんな慌てるな! グループになって、リングに上がってもらう。1グループは
20人だ。持ち時間は1グループ2分、その間触り放題だ!」
 コングの説明に観客は沸いた。いつの間にか客たちはまるでコングの手下にな
ったかのように、彼女の言うことを忠実に聞くようになっていた。数百人が一度に
リングに上がろうとしたら、リングは壊れてしまう。すぐに客たちは各グループに
分けられていった。
 その間にも、コング松本はキューティーへのダメ押しの一撃を準備していた。
631☆☆大ピンチ! キューティー浅尾☆☆ :2008/01/20(日) 14:00:29 ID:rKjDzGxg0
「さてお客さん、」
 例によって、もったいつけてマイクで話し始める。場内は鎮まった。
「今からお触りショーの開演だが、こいつはまだ邪魔な布きれ二枚をつけてやがる。
今からそいつを取っ払うから見てな!」
 まんぐり返しの格好で縛られているキューティーを、更に全裸開脚にしようとい
う、残忍な目論見であった。キューティーの抵抗はうめきながら、身体をわずかに
くねらせるだけだ。
「いよいよ、キューティーが素っ裸にされるんだな!」
 次々ともたらされるエロシーンにドッと沸く観衆。
「まず、ブラからだ」
 ハサミを持って浅尾の胸に近づいたコングは、手早くブラジャーを切り落とした。
キューティーの美しい巨乳が乳首もろとも露わになる。
「ううっ、ううっ……」
 絶体絶命のキューティーは泣きながらうめくだけである。残りは最後の一枚のみ
だった。場内は息を殺して期待に胸を膨らませた。
632☆☆大ピンチ! キューティー浅尾☆☆ :2008/01/20(日) 14:01:47 ID:rKjDzGxg0
(いやっ! いやっ! 見ないで! 見ないで!)
 叫べないのがもどかしかった。今までも、リングでイカされたり、丸坊主にされ
たり、充分辱められてはきたが、こんな格好でパンティを取られたら、自分の秘
部が丸見えになってしまう。
「さて、キューティー浅尾の一番恥ずかしい部分、ご開帳!」
 コング松本は、大股開きのキューティーのパンティに、いよいよハサミを入れた。
そして、一気に取り去る。妖精の恥ずかしい二穴が人前に晒された。
 だが、人々の目を引いたのはそれではなかった。
「すげえ、ボーボーじゃん!」
 キューティー浅尾のアンダーヘアーは、ファンの想像を絶するほど濃密なジャ
ングルだった。肛門周囲までビッシリと生えている。
 客の反応を見てとった、サディズムに関しては大変な能力を持つコングはまた
も悪魔的なアイデアを思いついた。新ルールが発表される。
「よし、千円払ってもらえば、キューティーのどこの毛でも抜いていいということ
にしよう! ただし、一人三本までだ、いいな!」
 このコングの宣言に、ウォーという大歓声が巻き起こった。