テーブル上で仰向けに縛られたキューティー浅尾は、恥ずかし固めを極められた格
好にされていた。まんぐり返しで大開脚。女にとって一番屈辱的な体位だ。
しかも下半身に身に着けているのは、まことに頼りないふんどしパンティたったの
一枚のみなのである。
「うぐっ! ぐっ!」
キューティーはうめくだけだった。さっきまでの様に絶叫を上げる事はできなかっ
た。というのも、口に布を押し込まれていた。それは、なんと磔にされる時に脱がさ
れた自分のリングパンツだった。声での抵抗を封じるために、おのれのビキニパンツ
を、咥えさせられていたのである。
「グフフ、しばらく黙っとけよ、キューティー」
コング松本は、ニヤリと笑った。
(ああ……恥ずかしい、惨め過ぎる……)
もう、キューティーは大声を上げて抗うこともできなくなったのだ。依然として顔
には鼻フックが掛けられたままである。
そして、その前でコング松本がマイクを持って話をはじめた。
場内には、大分時間が過ぎたこともあり、空席が目立ってきていた。こんな凌辱劇
は好まない客や、まだキューティーに好感を持ち、いたたまれなくなった客は既に席
を立っていた。
会場には1500人ほどがまだ残っていたが、みなキューティー浅尾を辱めるシーンを
期待する客ばかりだ。
「さて、お客さん、まだ残ってくれてありがとう」
コングはもったいぶって切り出した。
「フフフ、もう帰った連中は一生後悔するだろうな」
その言葉に、場内は静まり返った。
「今から、お客さんたちに出血大サービスだ!」
いったい何が始まるのか、観客の期待が膨らんだ。
「大声で答えてくれ! みんな、キューティー浅尾の……」
一呼吸置いた。
「身体を触りたいか!!」
観客は一瞬声を失ったが、すぐに一斉に大声が帰ってきた。
「触りた――い!!!」
コング松本が高らかに告げる。
「今から、キューティー浅尾のお触りショー開始だ!」