たとえ胃の中水の中〜被食系妄想・9(食)い放題

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726名無しさん@ピンキー
拙い文章ですか…

ジュン、理由もなく沙耶に食べられること

「あの…。奈美ちゃん。やっぱり飲まなくちゃだめ?」
「だめよ、沙耶。あなたはわたしの大切なものを食べちゃったんだから!」
「だって、そんな大切なものだったなんて知らなかったんです…」
「と・に・か・く、早く!」
二人の少女がなにやら話している。
攻撃されているのが、沙耶。ロングヘアでおろおろしている表情が実にかわいらしい。
攻撃しているのが奈美。はっきりしている性格がショートヘアとマッチしている。
なんで俺がこんな実況をしているのかというと、こういう状態にあると二人の顔が良く見えるからだ。
俺は…、10センチにまで縮小して奈美の手に捕まっていた。

727名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:28:59 ID:sA+jhF0K0
―昼休み―
沙耶と奈美は二人で食事を取っていた。
お互いに弁当を持参し、仲良くぺちゃくちゃと話している。
「ちょっとトイレにいってくるね。」
そういうと奈美は席を立ってしまった。
取り残された沙耶は仕方なく黙々と弁当を食べていた。口を小さくあけてちょびちょびと少しずつ食べ続けていた。しかし奈美はかえってこない。とうとう沙耶は弁当を食べ終えてしまった。
「奈美ちゃん、どうしたんだろう…。」
おとなしくさびしがりやな彼女は少し困っていた。もともとそんな性格の故あまり友達が多くない沙耶である。一人で机に座っているというのはなんとも耐え難いことである。
沙耶が目のやり場に困っていたとき、奈美の机においしそうな飴玉があるのを見つけた。
青色に透き通り、おいしそうに見えたそれはさびしい雰囲気をつくろうのにちょうど良かった。
「少しぐらいなら、大丈夫だよね…。」
沙耶は誘惑に負け、飴玉を口に含もうとしたそのとき、
「さ〜や!またせてごめ〜ん!」
いつの間にか背後にいた奈美が沙耶の肩をたたいてきた。突然のことに沙耶はびっくりし、飴玉を味わいもせず飲み込んでしまった。
ゴクリ!
「あ…。奈美ちゃん。」
「あれっ、沙耶。今何を飲み込んだの?」
「えっと、それは…。」
沙耶が返答に困っている間に、奈美は自分の机を見て何を飲み込んだかがわかったらしい。
「沙耶!わたしのビー玉を飲み込んじゃったの!」
「え?」
「わたしのビー玉よ。机の上においてあったでしょ!」
「えっ。ビー玉?わたし飴玉かと思った…。」
「まさか沙耶、本当に?」
奈美ににらみつけられ、それほどつよくない沙耶は根負けしてしまい、目をそらしてしまった。
「どうするの沙耶!あれはわたしの宝物だったのに!」
「え、えっと…。」
沙耶はどうしたら良いかわからず、ただ場の雰囲気に苦しんでいる。気まずい空気が流れる中、奈美は突然何かを思いついたかの表情をし、
「仕方ないわね、沙耶、きて頂戴!」
突然席を立ち、沙耶を無理やり引っ張り、教室から出て行った。
728名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:30:15 ID:sA+jhF0K0
女子トイレに連れてこられた沙耶はひとりで悶々としていた。
(どうしよう、奈美ちゃんのビー玉食べちゃって…。どうやって責任をとればいいのかな…)
沙耶はふと女子トイレの窓を見つめる。
(奈美ちゃんがわたしのこと嫌いになっちゃたらどうしよう…)
そうしていると、奈美トイレに入ってきて、なにやら手に持ってきた。
「奈美ちゃん、わたしどうしよう…」
沙耶は少し涙ぐんでしゃべっている。
「大丈夫よ、これが何とかしてくれるから。」
奈美は手に持っている物を沙耶にみせた。
「これは、…ジュン君?」
―そこには小さくされた俺がいた。
729名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:43:02 ID:sA+jhF0K0
俺は食事中突然奈美に引っ張り出され、わけもわからず、物理室に連れてこられ、物体縮小気で縮められ、ここまで連れてこられたのだ。
「おい、奈美。俺にこんなことをしてどうする気だ?」
「えっとね、ジュン。沙耶がわたしのビー玉を食べちゃったからとってきて欲しいの。」
「は?」
「言った意味がわからなかった?」
「いや、わかるけど…。そんな危険なこと…。」
「ジュン、あなたはわたしのペットでしょ!言うこと聞かないならあのことをばらすわよ!」
「い、いや…。それは困る…。」
「わかったなら、さっさと沙耶に食べられなさい!」
俺はあっさりと言いくるめられてしまった。
ふと俺を食う相手を見ると、沙耶は赤面し、涙ぐんでいた。
「あれ、沙耶。どうしたの。ほら口をあけて、あーん。」
そういうと沙耶は目をそらし、うつむいてしまった。
「どうしたの、ほら、あーん。」
沙耶は黙ったまま何も答えない。奈美は沙耶の表情を見て、
「もしかして食べたくない?」
「うん…」
沙耶はボソッと答えた。しかしこの返答は奈美の怒りを買ったようで、
「いやじゃないわよ、ほらさっさと口をあけて!」
「いや…。」
730名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:50:16 ID:sA+jhF0K0
まあ、そういうわけで数分が立ってしまった。このままでは埒が明かないので、沙耶に問いかけてみる。
「沙耶、なあなんで、その…、俺を食べたくないんだ?」
へんな質問をしてしまった。これじゃあ俺に被食願望があるように見えるじゃないか。
沙耶は俺のある意味ストレートなセリフに更に顔を赤くしてしまった。
「そうね、沙耶。そんなに嫌がるなら、理由ぐらい聞きたいわ。」
沙耶の表情は与えられたひとつひかない選択を受け入れていたように見える。
「…ジュン君みたいな男の子が女の子の体の中に入るなんて、そんな恥ずかしいこと、わたし…。」
いたって普通の返答であった。しかし奈美は驚愕した様子で、
「なんで?だって沙耶はかわいいから大丈夫よ?別に男一人ぐらい大丈夫に決まっているわ。そんな不純な要求は従って却下!」
不純なのはどっちだ。
「で、でもわたしは…。」
「でも?」
「だってご飯食べたばかりだし、虫歯多いし、それになんというか、わたし体内環境悪いし…。」
清純少女沙耶が次々とぼろを出す。
「それもひとつのステータスよ。さっさと食べなさい!」
ステータスって…、羞恥心をおかす発言ばっかりだ。これじゃ沙耶が更に嫌がるばっかりじゃないか。
「それに沙耶、あなた虫歯があるといったけれど本当?」
「え?」
「嘘じゃないわよね?」
「う、嘘じゃないです!ほ、ほら!」
そういうと、沙耶は口を大きくあけた。
「スキあり!」
「えっ!」
すぐさま奈美は俺を沙耶の口の中に押し込んだ。俺の体はピンクの唇をくぐり、沙耶の口内に収まった。
「あなたの作戦負けね。沙耶。さっさと食べなさい!」
731名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:59:23 ID:sA+jhF0K0
奈美は力ずくで俺を押し込んでくる。
「ううう〜ひおいへす〜」
沙耶のこもった声が聞こえる。沙耶の口腔内、真っ赤な視界が広がる。目の前には沙耶の舌の奥、そしてのどちんこ。唾液によってなまめかしく輝いている。
確かに沙耶の口内環境は悪い。虫歯もたくさんあるし、舌の奥は舌苔がべっとりしている。
これも…、ステータスなのか?
奈美が俺を押し込んでいる。沙耶はそれに抵抗しようと舌をグネグネさせている。
ぬるぬるの唾液をまとったぶつぶつの舌がいやらしく俺の体を刺激してくる。
軟体生物かのように意思を持った沙耶の舌は異物を排除しようと懸命で、それに刺激されてか、口内には唾液が更にたまってくる。
俺の体はだんだん奥深くに進んでいく。
のどちんこを触れようとしていたころ、沙耶の本能としての嚥下作用が働き、舌がのけぞり始めた。そしてあっという間に飲み込まれた。
沙耶の食道を通過し噴門に弾き飛ばされ、胃に到着した。
目の前には沙耶の食べた昼ごはんがあった。肉片や、野菜や、魚の骨…、etc…。
沙耶の分泌物によっておぞましく変化している。おとなしい沙耶だが消化力は人並みというわけか。女の子ってかわいい見た目とは裏腹に結構グロテスクだな。
ビー玉を探してみる。しかしなかなかみつからない。食物を掻き分けてみるがそれでもみつからない。そのとき、携帯がなった。相手は奈美だった。
「どう?わたしのビー玉は見つかった?」
「いや、胃の中には見つからないな。」
「そう、じゃあどんどん奥にいって。」
「奥?」
「小腸とかよ。胃にはなかったんでしょ?」
「ああ…。でもさ、行って良いのかよ?」
「え?」
「だって沙耶の精神的な理由とか…」
「わたしの宝物のためなの!ほらさっさといった!」
そういうと電話を切ってしまった。
732名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 14:09:12 ID:sA+jhF0K0
仕方なく行くことにした。さっさと用事を済まそう。奈美の興奮を抑えるためにも。
小腸についた。ふわふわの柔毛が足元に広がる。桃色のチューブを奥に進んでいく。
大腸にまでついてしまった。水分が少なくからからしている。
次第に桃色のチューブが黄ばんできた。
そして目の前には沙耶の大便が広がる。茶色で粘土質のそれはとてつもなく臭い。
ついに女の子の精神を破壊してしまう見てはいけないものまで見てしまった。
ふと考え直してみた。ここまでくるまでにビー玉は愚か食物さえ見なかった。
…それはそうだよな、沙耶の食べた昼ごはんは胃で消化されている最中だったのだから。するとこれは単なる骨折り損か?
沙耶に申し訳ないことをしてしまったな。まあ、沙耶が知る由はないから、知らぬが仏というわけで。
仕方なく引き返すことにした。沙耶のチューブを逆流して俺は再び胃に戻った。
とうとうビー玉はみられなかった。とけちゃったんだな。
そんななか俺は一つの疑問が残った。どうやってここから脱出する?
…良く考えたら俺はこんな体内探険をよく承諾したよな。胃の中に入るなんて。
まるで鬼娘に喰われた一寸法師じゃないか。
…一寸法師?そうか!
俺は沙耶の内容物の中から鋭利物―つまりここにあるものでは魚の骨―を装備し、それのごとく沙耶の胃壁を攻撃し始めた。
沙耶の胃袋が次第に小刻みに震え始め、胃が縮小したかと思うと、俺は胃液と一緒に吐き出された。
733名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 14:20:25 ID:sA+jhF0K0
吐き出された先はトイレの洗面台の上だった。俺は沙耶につかまれた。
沙耶の口がゆっくりと開いていく。
「もう、ジュン君たらひどいです。わたしの胃袋をなでまわしてくるんだもん。げろを吐いちゃったじゃないですか。…そういうことする人嫌いです。」
沙耶は真っ赤になって語りかけてくる。俺は精一杯の弁解をする。
「いや、それは、ほら…、大腸とかいってみてはいけないものを見たらいけないと思って…仕方ないっていうか、不可抗力っていうか…」
沙耶は大きな瞳で俺をじっと見つめている。そんな中突然のことだった。
沙耶はかわいらしい舌を突き出して、俺をやさしくなめてきた。
俺の体についた胃液が舐め取られていく。
「でも、ありがとう…。ジュン君のおかげでわたしと奈美ちゃんとの友達の輪が壊れなくてすんだもの。本当に…、ありがとう。」
沙耶は俺に軽くキスをしてくれた。
俺は…、感謝されているのか。こんな非道なことをしてしまったのに。なぜか俺は心臓がバクバクした。
そのとき、ドアをばたんと開け、奈美が入ってきた。
「ジュンさっさとついてきて頂戴!」
734名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 14:28:17 ID:sA+jhF0K0
俺と奈美は物理室に来た。俺は例の機械で元の大きさに戻った。
「あのさ、奈美。ビー玉なんだけれど…」
俺はゆっくりと奈美に語りかける。実に気まずい。
「ああ、あのあめ玉のこと?」
「え?」
「いや、わたし勘違いしちゃったのよね。沙耶が食べちゃったのは飴玉だったのよ。本当のビー玉はほら、わたしのポッケにあるし。」
「お、お前、まさか勘違いしたのか!」
「ごめ〜ん!早とちりしちゃったみたい!」
なんということだろう、一連のことは何もかも無駄足だったのか…
「はあ〜」
俺は大きく溜息をつく。あまりの脱力感に俺はどうしたら良いのか…
「でも、オモシロイものをジュンは手に入れたんじゃないのかな?」
「え?」
奈美は笑顔で俺を見つめている。
「それと、まさかとは思うけれど、ジュン、沙耶のワンダーワールドでやってはいけないことまでやっちゃいないわよね?いってはいけないとこまでいったり、刺激させたり…。まさかね?」
「そ、そんなことするわけないだろ。」
「ふうん。まあそれならいいけど。傷つけちゃだめだからね。あの娘はセンチメンタルなんだから。」

俺は奈美に別れを告げ一人帰途に着いた。まったく今日は大変な一日だったな。