特殊な衣服で全身拘束 2スレ目

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279奴隷姫
 昔々の、とある王国の話。
 王国の規模が小さいということもあって、世襲の王家は国民に信頼され、安寧ながら平穏に統治していた。
 小国ながら香辛料・薬草・鉱石に富んでいたためその交易でも外貨を得ていた。
 隣国の王は当初まじめに交易していたが、小国の言いなりに資源を輸入するのが悔しくなり、
決して高くはない代金にも難癖をつけはじめた。
 軍事力では相手にならぬとわかっているので攻め滅ぼすことも考えたが、それでは鉱物その他の知識も失われて
しまうので、なんとか穏便に事を運びたいと考えていた。

 王家には美しい姫がいた。
 美しいだけではなく、非常に聡明で、初潮を迎えた歳から何年もいかないというのに、外交・治世についても
天性の勘があった。
 読書を好み、古い文献なども読み漁り、知識だけなら城の年寄り連中にもひけを取らぬほどであった。
 また剣術は好まなかったがこれもまた天性の才があり、近衛師団長の教えるままに並以上の剣の腕となっていた。
 艶のある濃い栗色の直毛が腰まで伸び、鳶色の瞳をもつやや切れ長の目は、形の良いおとがいと相まってもの静かで
知性的な顔立ちを作っていた。
 胸はまだ発達途上だというのにすでに相当な大きさに膨らみ、色白で華奢な体のため大変大きく見えた。